JPH09273862A - 溶液固化装置 - Google Patents
溶液固化装置Info
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- JPH09273862A JPH09273862A JP10621096A JP10621096A JPH09273862A JP H09273862 A JPH09273862 A JP H09273862A JP 10621096 A JP10621096 A JP 10621096A JP 10621096 A JP10621096 A JP 10621096A JP H09273862 A JPH09273862 A JP H09273862A
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Abstract
カッティングしながら効率的に塊状または粉状に破砕可
能にする。 【解決手段】 略水平に回転自在に軸支され、かつ外周
面に付着させた原料溶液4を乾燥固化または冷却固化さ
せるドラム2と、この乾燥固化または冷却固化した固形
物をドラム2外周から掻き落すスクレーパー20とを備
えた溶液固化装置において、スクレーパー20に、ドラ
ム2外周面上で固化したシート状固形物を所定幅の帯状
の固形物に截断するカッター刃22を複数並設する。
Description
ムの外周に付着させて乾燥または冷却させ、その乾燥固
化または冷却固化した固形物を掻き取って塊状または粉
末状に処理して回収するのに用いる溶液固化装置に関す
る。
では、原料溶液をドラムドライヤーやドラムフレーカー
などと呼ばれるドラムの外周に付着させて、このドラム
外周上で固化した原料を塊状や粉末状に処理して回収す
る溶液固化装置が、従来から多数提案されている。
した原料溶液の中に、水平軸を中心に回転する上記ドラ
ムの一部を浸漬し、このドラム外周に原料溶液を付着さ
せるとともに、そのドラム内にスチームなどの熱媒また
は冷却水を供給することにより、その原料溶液をドラム
外周で加熱乾燥または冷却して固化させ、これをスクレ
ーパーにより掻き落すなどして、塊状や粉末に処理し、
回収するというものであった。
(あるいは残渣)などでは、生産品の品温,水分,製品
自体の品質によっては上記スクレーパーによってフレー
ク状,塊状にはならずシート状になることがある。
レーカー等の運転は連続運転であるため、次工程との生
産能力の違いを調達するために、貯蔵設備としてのホッ
パーが用意される。
物が大きいシート状体であると、上記ホッパーへの供給
あるいはそのホッパーからの切り出しが十分に行えず、
従来は、ドラムフレーカーやドラムドライヤーからのシ
ート状体を特殊なクラッシャーにかけて破砕するなどし
てフレーク状にした後、上記ホッパーに供給するように
している。
以上のように構成されているので、固形物の粉砕のため
に上記シート状体をクラッシュする設備が大掛りかつ高
価になるほか、メンテナンス費用,設備場所の確保の点
でも大きな経済的負担を避けられず、上記クラッシャー
の破砕用刃物への樹脂材料の付着によって、ドラムの運
転を一時停止する必要が生じる場合があるなど、処理能
率の低下を余儀なくされるという課題があった。
しようとするものであり、ドラム上のシート状の固形物
を所定幅の帯状にカッティングしながら効率的に塊状に
破砕可能にするとともに、これを大掛りで高価な破砕設
備を別途用意することなく、ローコストかつ効率的に実
現できる溶液固化装置を提供することを目的とする。
溶液固化装置は、略水平に回転自在に軸支され、かつ外
周面に付着させた原料溶液を乾燥固化または冷却固化さ
せるドラムと、該乾燥固化または冷却固化した固形物を
上記ドラム外周から掻き落すスクレーパーとを備えた溶
液固化装置において、上記スクレーパーに、上記ドラム
外周面上で固化したシート状固形物を所定幅の帯状の固
形物に截断するカッター刃を複数並設したものである。
置は、上記カッター刃を、上記ドラム上のシート状固形
物に対し一定の切れ込み角度を維持するように、上記ス
クレーパーに固定したものである。
図についいて説明する。図2はこの発明の溶液固化装置
を示す概念図であり、同図において、1は受け鍋であ
り、この受け鍋1の上方にはドラム2が回転軸3を中心
に回転自在に支持されている。
れの長手方向に亘って等しい深さまで、受け鍋1内の原
料溶液4に浸漬されている。5は上記受け鍋1を支持す
る支持台であり、必要に応じこの支持台5は一方または
両方を伸縮自在の油圧シリンダとすることもできる。
料溶液4を供給する供給パイプ、6aはこの供給パイプ
6の途中に設けられた開閉栓、7は上記回転軸3の中心
部を貫通し、かつ先端部に加熱蒸気または冷却水を噴射
するノズル8を有する蒸気管または冷却管である。
からなるドーム形のドラムカバーであり、これの下部付
近には、図1に示すように、支持筒10が水平方向に配
設され、この支持筒10にはこれの内外を貫通するよう
に、スクレーパー調節杆11が設けられている。
受14によって回転自在に水平支持された支持筒15の
内周面に一部で螺合されて、その軸受14と支持筒15
のドラム側端部(左端部)との間に圧縮ばね11aが介
装されている。
て、上記螺合位置をロックするロック軸、11cはロッ
ク軸操作用のハンドル、11dは支持筒15の回転操作
用のハンドルである。
動自在に枢支された回動アームであり、この回動アーム
17の先端部には支持板19を介して板状のスクレーパ
ー20が取り付けられている。なお、上記支持軸18は
上記支持台5上に設置されている。
3に示すような取付板21が、各長孔21aに挿通され
たボルト・ナットなどによって上下方向に位置調整可能
に取り付けられている。この取付板21は上端部に複数
枚(ここでは6枚)のカッター刃22が取り付けられて
いる。
シート状に形成された固化物を一定幅の帯状に截断する
機能を有し、特に、上記ドラム2に対するシート状固形
物の密着面に対し一定の切れ込み角(例えば15°)と
なるように、上記取付板21の上端に固定されている。
対側の面にはブラケット23が取り付けられており、こ
のブラケットには、上記スクレーパー調節杆11の先端
がピン24によって回動自在に枢支されている。
けられた開口部であり、これがガラス窓27を持った開
閉扉26によって開閉自在とされており、このガラス窓
27を通して上記スクレーパー20の摩耗状況などを外
から監視できるようにしている。
に、上記ドラムカバー9の下端に連続するように設けら
れたシュートである。
は、まず、受け鍋1内に供給パイプ6を通じて原料溶液
4を供給して、予め設定された量分貯溜させる。次に、
ドラム2内の蒸気管(冷却管)7に高温の蒸気(冷却
水)を送って、ノズル8からドラム2の内周面に向って
高圧の蒸気または冷却水を噴射しながら、そのドラム2
を加熱または冷却し、これに並行して図示しないモータ
によりそのドラム2を低速回転させる。
溶液4に浸漬している部分から、そのドラム2の外周面
に原料溶液4が付着し、上記蒸気(冷却水)による加熱
(冷却)操作によってドラム2に付着した原料溶液4は
加熱乾燥または冷却されてシート状固形物となる。
ーパー20に臨む位置に至って、このスクレーパーによ
り掻き落されるが、この掻き落しが行われる前に上記複
数枚のカッター刃22がシート状固形物(シート状体)
を複数枚の帯状固形物に截断していく。
程へ移送するために、上記シュート28へ落下させるよ
うになっている。
物を幅が60mm前後の細い帯状固形物に截断すること
ができ、これによって(この場合にはカッター刃22が
33枚必要となる)、次工程の掻き落しとともにシュー
トからホッパーへの移送(落下)中に折れ曲り易くな
り、自重による衝撃なども加わってこの帯状固形物の破
砕が容易となる。
およびカッター刃22のドラム2外周に対する対向距離
および角度は、上記スクレーパー調節杆11の進退操作
によって可能となる。
すると、この回動量に応じて支持筒15が回動し、この
支持筒15にねじ込まれたスクレーパー調節杆11はそ
の支持筒15の軸方向に移動する。
に枢支されたブラケット23が、回動アーム17ととも
にスクレーパー20およびカッター刃22をドラム2の
外周に沿う最適位置へ接近させて、最適のスクレーパー
角および截断角と位置をセットできる。
に、特殊で高価な破砕機を用意する必要がなくなる。な
お、液体としての樹脂の種類によっては固着しやすいも
のがあるが、この場合には、ホッパーなどにアーム式の
簡単な疎砕機を設けることで、ブリッジの発生を防止す
ることができる。
周に特殊な溝を加工したり、ドラム2にローラカッター
を接触させたりすることができるが、この発明では、こ
のような大掛りな機構を採用せず、スクレーパー20に
カッター刃22を取り付けるとともに、これらを上記ブ
ラケット23に着け替えるのみで、固形物の種類,材
質,サイズに合わせた截断と破砕を効果的に実現でき
る。
略水平に回転自在に軸支され、かつ外周面に付着させた
原料溶液を乾燥固化または冷却固化させるドラムと、該
乾燥固化または冷却固化した固形物を上記ドラム外周か
ら掻き落すスクレーパーとを備えた溶液固化装置におい
て、上記スクレーパーに、上記ドラム外周面上で固化し
たシート状固形物を所定幅の帯状の固形物に截断するカ
ッター刃を複数並設するように構成したので、上記ドラ
ム上のシート状の固形物を所定幅の帯状にカッティング
しながら、これを効率的に塊状または粉状に破砕可能に
するとともに、これを大掛りな破砕設備を別途用いるこ
となく、ローコストかつ効率的に実現できるものが得ら
れる効果がある。
ー刃を、上記ドラム上のシート状固形物に対し一定の切
れ込み角度を維持するように、上記スクレーパーに固定
するように構成したので、そのシート状固形物の帯状の
截断を最適かつカッター刃の偏摩耗を生じることなく効
率的に実施できるという効果が得られる。
示す要部の断面図である。
である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 略水平に回転自在に軸支され、かつ外周
面に付着させた原料溶液を乾燥固化または冷却固化させ
るドラムと、該乾燥固化または冷却固化した固形物を上
記ドラム外周から掻き落すスクレーパーとを備えた溶液
固化装置において、上記スクレーパーに、上記ドラム外
周面上で固化したシート状固形物を所定幅の帯状の固形
物に截断するカッター刃を複数並設したことを特徴とす
る溶液固化装置。 - 【請求項2】 上記カッター刃が、上記ドラム上のシー
ト状固形物に対し一定の切れ込み角度を維持するよう
に、上記スクレーパーに固定されていることを特徴とす
る請求項1に記載の溶液固化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10621096A JP3783068B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 溶液固化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10621096A JP3783068B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 溶液固化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09273862A true JPH09273862A (ja) | 1997-10-21 |
JP3783068B2 JP3783068B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=14427800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10621096A Expired - Lifetime JP3783068B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 溶液固化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3783068B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027743A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 日本ゼオン株式会社 | 樹脂薄膜の剥離片の製造方法、樹脂薄膜顔料の製造方法、塗料、偽造防止物品、セキュリティ物品及び加飾性物品 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP10621096A patent/JP3783068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015027743A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 日本ゼオン株式会社 | 樹脂薄膜の剥離片の製造方法、樹脂薄膜顔料の製造方法、塗料、偽造防止物品、セキュリティ物品及び加飾性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3783068B2 (ja) | 2006-06-07 |
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