JPH09273683A - 継手金具 - Google Patents

継手金具

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JPH09273683A
JPH09273683A JP8082648A JP8264896A JPH09273683A JP H09273683 A JPH09273683 A JP H09273683A JP 8082648 A JP8082648 A JP 8082648A JP 8264896 A JP8264896 A JP 8264896A JP H09273683 A JPH09273683 A JP H09273683A
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JP
Japan
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tube
seal surface
tip
brake
screwed
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Masashi Suzuki
正志 鈴木
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OKAWA SEIRA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手金具及びチューブの加工方法を変更する
ことなくシール性を向上させる継手金具を得る。 【解決手段】 継手金具10の連通孔26に挿入固定さ
れた内筒12は、すり鉢状のシール面34側に突出して
おり、突出部12Aが形成されている。雌ねじ部32
に、チューブナット14の雄ねじ部30をねじ込むと、
ブレーキチューブ16の先端に形成された先細り状のチ
ューブシール面16Bがシール面34に圧着される。さ
らに雄ねじ部30をねじ込み、チューブシール面16B
がシール面34に沿って滑ると、ブレーキチューブ16
の先端が突出部12Aの外周面に当接して滑りが止めら
れると共に、ブレーキチューブ16の先端と突出部12
Aとの間に新たなシール部が構成され、シール性が向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブとホース
とを接続する継手金具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキチューブとブレーキホ
ースとを接続する継手金具として、図3に示すものがあ
る。この継手金具110は外筒111と内筒112とか
ら構成されている。外筒111は外周にフランジ118
が形成されると共に、フランジ118の一方側にブレー
キホースとしてのゴムホース113が挿入される挿入部
115が形成され、他方側に、チューブナット114の
雄ねじ部130がねじ込まれる雌ねじ部132が形成さ
れている。
【0003】挿入部115には、ゴムホース113の端
部が挿入された後、かしめられ接続される。
【0004】外筒111には、雌ねじ部132から挿入
部115に向かって内径が縮径された、すり鉢状のシー
ル面134が形成されている。さらに、シール面134
の縮径端と挿入部115とは、連通孔126によって貫
通されている。
【0005】連通孔126には、円筒状の内筒112が
挿入され、ロウ付けされて固定されている。内筒112
の一端は挿入部115内へ大きく延出しており、他端は
連通孔126内に位置している。
【0006】一方、チューブナット114には、ブレー
キチューブ116が挿通されている。ブレーキチューブ
116は、先端付近に拡径部116Aが形成されると共
に、拡径部116Aから先端に向かって先細り状に成形
されており、この先細り状とされた部分の外周面がチュ
ーブシール面116Bとされている。雌ねじ部132に
チューブナット114の雄ねじ部130をねじ込むと、
チューブシール面116Bがシール面134に圧着され
る。これによって、ゴムホース113とブレーキチュー
ブ116とが継手金具110を介して連通され、ブレー
キ液が満たされるようになっている。
【0007】ところが、一般に、ブレーキチューブ11
6はプレス成形されているので、ブレーキチューブ11
6の軸芯とチューブシール面116Bの軸芯とには多少
の偏芯がある。このため、雌ねじ部132に雄ねじ部1
30をねじ込んでいくと、チューブシール面116Bが
部分的にシール面134に当接して、ブレーキチューブ
116の先端部分が変形する。この変形には、チューブ
シール面116Bがシール面134に沿って矢印ロに示
す方向に滑る場合と、この滑りが生じず、チューブシー
ル面116Bがシール面134に押されて若干撓む場合
とがあり、これら2種類の変形を交互に繰り返しなが
ら、雄ねじ部130が雌ねじ部132にねじ込まれる。
【0008】チューブシール面116Bが撓んだ状態で
は、チューブシール面116B全体がシール面134に
接近して密着するが、チューブシール面116Bが滑っ
たときには、ブレーキチューブ116の軸芯とチューブ
シール面116Bの軸芯との偏芯により、図3に示すよ
うに、チューブシール面116Bとシール面134との
間に部分的に隙間が生じる。従って、チューブナット1
14のねじ込み作業が、チューブシール面116Bが滑
ったときに終了すれば、この隙間が生じたままになって
しまい、油漏れが発生するおそれがある。この油漏れを
防止するため、別途、油漏れ防止加工が必要となり、面
倒である。
【0009】また、チューブナット114をねじ込みす
ぎた場合には、図4に示すように、チューブシール面1
16Bが過度に滑り、ブレーキチューブ116の先端が
連通孔126の内側にまで進入するため、ブレーキ液の
通路を狭くしてしまったり、塞いでしまったりすること
があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、継手金具及びチューブの加工方法を変更するこ
となくシール性を向上させる継手金具を得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、チューブの先端が圧着されるすり鉢状のシール面
と、接続されたホースと前記シール面に圧着されたチュ
ーブとを連通させる連通孔と、を有する継手金具におい
て、前記連通孔から前記シール面側へ突出する環状の突
出部を設けたことを特徴とする。
【0012】チューブの先端をすり鉢状のシール面に圧
着していくと、チューブの先端はシール面に沿って滑
り、チューブ先端の外周面とシール面とがシールされ
る。
【0013】連通孔のシール面側には環状の突出部が突
出しており、シール面に沿って滑ったチューブの先端
は、突出部の外周面に当接し、圧着される。従って、チ
ューブ先端と突出部の外周面とで新たなシール部が構成
され、シール性が向上する。
【0014】また、チューブ先端の滑りは、突出部の外
周面に当たって阻止される。チューブ先端が連通孔の内
側にまで進入して、連通孔を狭くしてしまったり塞いで
しまったりすることがない。
【0015】請求項2に記載の発明では、前記突出部の
先端の外周に丸コーナを設けたことを特徴とする。
【0016】突出部の先端の外周に丸コーナが形成され
ているため、チューブの先端がこの丸コーナに圧着し、
圧着面積が広くなる。このため、シール性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の一実
施の形態に係る継手金具10は、外筒11と内筒12と
から構成されている。外筒11は、外周にフランジ18
が形成された略円筒体で、フランジ18の一方側にゴム
ホース13が挿入される挿入部15が形成され、他方側
に、チューブナット14の雄ねじ部30がねじ込まれる
雌ねじ部32が形成されている。
【0018】図2に示すように、ブラケット20の取付
孔22に継手金具10が挿入され、フランジ18がブラ
ケット20に当たって継手金具10が位置決めされる。
その後、雌ねじ部32の外周に形成された溝24にクリ
ップ(図示省略)がはめ込まれて、継手金具10がブラ
ケット20に固定されるようになっている。
【0019】挿入部15は薄肉円筒形で、ブレーキホー
スとしてのゴムホース13の端部が挿入された後かしめ
られ、ゴムホース13が継手金具10に接続される。
【0020】外筒11には、雌ねじ部32から挿入部1
5に向かって内径が縮径された、すり鉢状のシール面3
4が形成されている。さらに、シール面34の縮径端と
挿入部15とは、連通孔26によって連通されている。
【0021】連通孔26には、円筒状の内筒12が挿入
され、ロウ付けされて固定されている。内筒12の一端
は挿入部15内へ大きく延出している。また、内筒12
の他端はシール面34側へ若干突出しており、この突出
部分が突出部12Aとされている。
【0022】この突出部12Aの外周は、断面視にて外
周が丸められており、丸コーナ28が形成されている。
【0023】一方、雌ねじ部32にねじ込まれるチュー
ブナット14は、雄ねじ部30と一体成形されたナット
部36を有しており、ナット部36を廻して、雄ねじ部
30を雌ねじ部32にねじ込むことができるようになっ
ている。
【0024】チューブナット14には、ブレーキチュー
ブ16が挿通されている。ブレーキチューブ16は、プ
レス加工によって成形されており、先端部付近を拡径し
て形成された拡径部16Aによって、チューブナット1
4から抜けないようになっている。さらに、ブレーキチ
ューブ16は、拡径部16Aから先端に向けて先細り状
に成形されており、この先細り状とされた部分の外周面
がチューブシール面16Bとされている。チューブナッ
ト14の雄ねじ部30を雌ねじ部32にねじ込んでいく
と、チューブシール面16Bがシール面34に圧着され
ると共に、ブレーキチューブ16とゴムホース13とが
内筒12を介して連結される。このようにして連結され
たブレーキチューブ16とゴムホース13には、ブレー
キ液が満たされて、ブレーキ圧を伝達する。
【0025】また、ブレーキチューブ16の先端の内径
φAは、内筒12の外径φBよりも大径又は同径とされ
ており、ブレーキチューブ16の内側に内筒12が入る
ようになっている。
【0026】次に、本実施の形態に係る継手金具10の
作用を説明する。継手金具10の雌ねじ部32に、ブレ
ーキチューブ16が挿通されたチューブナット14の雄
ねじ部30をねじ込む。所定位置までねじ込むと、チュ
ーブシール面16Bがシール面34に当接し、圧着され
る。
【0027】ここで、ブレーキチューブ16はプレス成
形されているので、ブレーキチューブ16の軸芯とチュ
ーブシール面16Bの軸芯とは若干偏芯している。従っ
て、チューブシール面16Bはシール面34に部分的に
圧着する。このように、チューブシール面16Bの一部
分がシール面34に圧着された状態で、さらにチューブ
ナット14をねじ込むと、シール面34に圧着された部
分が若干撓んで、チューブシール面16B全体がシール
面34に圧着され、シール面34とチューブシール面1
6Bとの間はシールされる。ところが、さらにチューブ
ナット14をねじ込むと、チューブシール面16Bがシ
ール面34に沿って矢印イ方向に滑る。ブレーキチュー
ブ16の軸芯とチューブシール面16Bの軸芯とは偏芯
しているので、シール面34とチューブシール面16B
との間に、部分的に隙間が生じる。このように、チュー
ブシール面16Bが撓みと滑りとを繰り返しながら、チ
ューブナット14が雌ねじ部32にねじ込まれていくた
め、滑ったときにねじ込みを止めれば、シール面34と
チューブシール面16Bとの間に、部分的に隙間が生じ
た状態でねじ込みが完了することになる。
【0028】しかし、チューブナット14のねじ込みに
よってチューブシール面16Bが滑り、ブレーキチュー
ブ16の先端が連通孔26の軸芯に近づくと、ブレーキ
チューブ16の先端が突出部12Aをくわえるようにし
て、突出部12Aの丸コーナ28に当接し圧着される。
このため、ブレーキチューブ16の先端と突出部12A
との間に新たなシール部が構成され、シール性が高ま
る。しかも、チューブシール面16Bがが撓んだときで
も、ブレーキチューブ16の先端が広がって丸コーナ2
8から離れることがないため、シール性が低くなったり
部分的に隙間が生じたりすることはない。さらに、内筒
12の先端に丸コーナ28が形成されていることによっ
て、ブレーキチューブ16の先端の接触面積が広くな
り、シール性が高まる。
【0029】また、ブレーキチューブ16の先端が丸コ
ーナ28に当接してチューブシール面16Bの滑りが止
められるので、過度にブレーキチューブ16の先端が縮
径して、ブレーキ液の通路を狭くしてしまったり、塞い
でしまったりすることもない。
【0030】なお、本実施の形態においては、内筒12
の他端の外周に丸コーナ28を形成したが、この丸コー
ナ28は形成されていなくてもよい。
【0031】また、内筒12が外筒11にロウ付けされ
て固定されている場合を示したが、内筒12を固定する
方法としては、ロウ付けに限定されない。さらに、内筒
12を外筒11と一体に成形してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、継手金具
及びチューブの加工方法を変更することなくシール性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る継手金具と、この
継手金具に接続されるゴムホース、チューブナット及び
ブレーキチューブの断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る継手金具にチュー
ブナットをねじ込んだ状態の断面図である。
【図3】従来の継手金具にチューブナットをねじ込んだ
状態の断面図である。
【図4】従来の継手金具にチューブナットをねじ込んだ
状態の断面図である。
【符号の説明】
10 継手金具 12A 突出部 26 連通孔 28 丸コーナ 34 シール面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブの先端が圧着されるすり鉢状の
    シール面と、 接続されたホースと前記シール面に圧着されたチューブ
    とを連通させる連通孔と、 を有する継手金具において、 前記連通孔から前記シール面側へ突出する環状の突出部
    を設けたことを特徴とする継手金具。
  2. 【請求項2】 前記突出部の先端の外周に丸コーナを設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の継手金具。
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