JPH09272813A - 顆粒状疎水性染料組成物、その製造方法及びそれを用いる染色方法 - Google Patents

顆粒状疎水性染料組成物、その製造方法及びそれを用いる染色方法

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JPH09272813A
JPH09272813A JP8133296A JP8133296A JPH09272813A JP H09272813 A JPH09272813 A JP H09272813A JP 8133296 A JP8133296 A JP 8133296A JP 8133296 A JP8133296 A JP 8133296A JP H09272813 A JPH09272813 A JP H09272813A
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Shinichi Yabushita
伸一 藪下
Katsumasa Otake
克誠 大武
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉塵の発生が防止され、しかも優れた染色
性、捺染性を示す疎水性染料組成物を提供する。 【解決手段】 フェニルプロパン構成単位に対するスル
ホン化度が、0.3 〜1.6であるリグニンのスルホン化物
を含有することを特徴とする顆粒状疎水性染料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の分散剤を含
有することを特徴とする顆粒状疎水性染料組成物、その
製造方法及びそれを用いる染色及び捺染方法に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】疎水性染
料組成物は、合成工程で得られた疎水性染料ケーキをナ
フタレンスルホン酸ソーダ−ホルマリン縮合物、シエフ
アー酸−クレゾール−重亜硫酸ソーダ−ホルマリン縮合
物等の分散剤を含む水媒体中で分散微粒化せしめた後、
これをスプレードライヤー等の乾燥機で乾燥することに
より、粉末状疎水性染料組成物として製造されることは
良く知られている(例えば、解説染料化学 第337 頁(1
989 年、 (株) 染色社))。しかしながら、近年作業環境
の問題が指摘され、粉塵の立ち易い粉末状のものから、
粉塵の立ちにくいものへの変更が望まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
状況下に、粉塵の立ちにくい疎水性染料組成物を見出す
べく鋭意検討を重ねた結果、フェニルプロパン構成単位
に対するスルホン化度が0.3 〜1.6 という特定のリグニ
ンのスルホン化物を含有した顆粒状疎水性染料組成物
が、粉塵の発生を防止し得るのみならずこれを染色、捺
染に供した場合に染料としての要求品質を低下させない
ことを見出すとともに、さらに種々の検討を加えて本発
明を完成した。
【0004】すなわち本発明は、フェニルプロパン構成
単位に対するスルホン化度が0.3 〜1.6 であるリグニン
のスルホン化物を含有することを特徴とする顆粒状疎水
性染料組成物、その製造方法及びそれを用いる染色及び
捺染方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明について、詳細に説明
する。本発明に使用されるリグニンのスルホン化物は、
フェニルプロパン構成単位に対するスルホン化度が0.3
〜1.6 であれば、特に限定はなく、例えば針葉樹、広葉
樹、草本類いづれから得られたものであっても良く、ま
た例えば重亜硫酸を用いたサルファイトリグニン系であ
っても、硫化ソーダ等を用いたクラフトリグニン系であ
っても良い。また分子量が3000〜50000 程度のものが通
常使用される。ここで、スルホン化度が、0.3 未満であ
る場合は、顆粒品の強度が低下して輸送中あるいは使用
中に顆粒品が破壊され易くなり、粉塵が発生する。また
1.6 を超えた場合は、染浴における染料の凝集( ターリ
ング) による不均染や、連続染色、捺染において小さな
斑点状の染め班( スペック) が生じる。
【0006】かかるリグニンのスルホン化物の含量は、
疎水性染料に対して、通常0.25〜9重量倍程度、好まし
くは0.6 〜4重量倍程度である。疎水性染料、リグニン
のスルホン化物のスルホン化度等にもよるが、0.25重量
倍未満では、疎水性染料を分散化させる効果が低下する
ためか、フペックが発生したり、染色性が低下する傾向
があり、また9 重量倍を超えると粉塵の発生防止効果が
低減する傾向がある。リグニンのスルホン化物として
は、通常、リグニンスルホン酸のナトリウム塩、カリウ
ム塩等のアルカリ金属塩が使用される。またリグニンの
スルホン化物以外の分散剤、例えばナフタレンスルホン
酸ソーダ−ホルマリン縮合物、シエフアー酸−クレゾー
ル−重亜硫酸ソーダ−ホルマリン縮合物、本発明に規定
する以外のリグニンのスルホン化物も、本発明に規定す
るリグニンのスルホン化物に対して15重量%以下であれ
ば併用し得る。
【0007】また本発明における疎水性染料としては、
例えば硫化染料、スレン染料、分散染料、蛍光染料等が
挙げられる。 具体的には、例えばC.I.Sulphur Yellow
16〜20、C.I.Sulphur Red 1 〜14、C.I.Sulphur Blue
2〜15、C.I.Sulphur Green1 〜27、C.I.Sulphur Brown
1 〜91、C.I.Sulphur Black 1 〜11、C.I.Vat Yellow 2
〜48、C.I.Vat Orange 1〜29、C.I.Vat Red 1 〜41、C.
I.Vat Violet 1〜13、C.I.Vat Blue 1〜72、C.I.Vat Gr
een 1 〜31、C.I.Vat Brown 1 〜84、C.I.Vat Black 5
〜65、C.I.Disperse Yellow 3 〜232 、C.I.Disperse O
range 1 〜149 、C.I.Disperse Red 1〜364 、C.I.Disp
erse Violet 1 〜77、C.I.Disperse Blue 3 〜356 、C.
I.Disperse Green 9、C.I.Disperse Brown 1〜19、C.I.
Fluorescent Brightener 135,199,330,351等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。 また同属の
染料であれば、2 種以上の混合物であっても良い。
【0008】本発明の顆粒状疎水性染料組成物は、上記
のような疎水性染料と前記のような特定のリグニンのス
ルホン化物を含有することを特徴とするものであるが、
平均粒径は、通常100mμ以上、好ましくは100 〜1000 m
μ程度、より好ましくは100〜500mμ程度である。かか
る顆粒状疎水性染料組成物は、公知の方法に準拠するこ
とにより製造し得、例えばリグニンのスルホン化物を含
む水媒体中で、疎水性染料を分散微粒化せしめた後、乾
燥することにより製造される。 ここで、分散微粒化方
法は、均一に分散微粒化し得る方法であれば、特に限定
はなく、例えばサンドミル等による方法が採用され、消
泡剤、金属封鎖剤、増粘剤、オイル等も使用することが
できる。また乾燥方法も顆粒物が得られる方法であれ
ば、特に限定はなく、例えばスプレードライヤーを用い
る場合は、入口温度140 〜230 ℃程度、出口温度60〜10
0℃程度で噴霧することにより、顆粒状疎水性染料組成
物を製造し得る。
【0009】本発明の顆粒状疎水性染料組成物を用い
て、染色、捺染する方法としては、疎水性染料が硫化染
料の場合は、例えば染料と硫化ソーダのようなアルカリ
性還元剤を含む70〜95℃の染浴に繊維素材を投入して染
色する方法等が、疎水性染料がスレン染料の場合は、例
えば染料とマイグレーション防止剤を含む分散液に繊維
布帛を浸漬しマングルで絞り、100 〜120 ℃で乾燥後、
別に用意したアルカリと還元剤を含む水溶液に浸漬しマ
ングルで絞り、101 〜105 ℃でスチーミングして染色す
る方法等が、疎水性染料が分散染料の場合は、例えば染
料とpH調節剤を含む染浴に、繊維素材を投入して100 〜
150 ℃で染色する方法あるいは例えば、染料と糊剤との
混合物をスクリーン等で印捺し乾燥した後、高圧下に11
0 〜140 ℃もしくは常圧下に150 〜190 ℃でスチーミン
グして固着させ捺染する方法等が、疎水性染料が蛍光染
料の場合は、例えば水に染料を分散させた染浴に繊維素
材を投入して100 〜150 ℃で染色する方法等が挙げられ
る。染色、捺染する方法は、これらの方法に限定さるも
のではなく、公知の他の方法も採用し得るし、例えは浸
透剤、消泡剤、柔軟剤、還元防止剤、無機塩等の染色助
剤も、必要に応じて必要量使用し得る。
【0010】
【発明の効果】本発明の顆粒状疎水性染料組成物は、フ
ェニルプロパン構成単位に対するスルホン化度が0.3 〜
1.6 という特定のリグニンのスルホン化物を含有するが
故に、粉塵の発生を防止し得るのみならず優れた染色
性、捺染性を示す。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
尚、例中の部、%はそれぞれ重量部、重量%を意味す
る。
【0012】実施例1 Sumikaron Blue S-3RF (住友化学工業 (株) 製 C.I.Dis
perse Blue 257) のケーキ30部とフェニルプロパン構成
単位に対するスルホン化度が0.5 であるリグニンスルホ
ン酸ソーダ70部とを水媒体中でサンドミルにより分散微
粒化させた。、次いでこのスラリーの固形分を35%に調
整した後、スプレードライヤー( 入口温度200 ℃、出口
温度80℃) で噴霧圧30kg/cm2で噴霧し乾燥せしめること
により顆粒状疎水性染料組成物を得た。このものの顆粒
性能、染色性能を下記の基準で評価し、表1に示した。
【0013】(a) 外観 試料を透明な容器に入れて軽く振り目視した。 ◎:均一な粒状で、粉塵が殆ど認められない。 ○:均一な粒状で、粉塵が少し認められる。 △:粉状のものと粒状のものが混在し、かなりの粉塵が
認められる。 ×:殆どが粉状で、著しく粉塵が認められる。 (b) 顆粒強度 試料10g を100ml のガラス容器に入れ、ペイントコンデ
ショナー(Red Devil社製) で10分間振動させた後、(a)
と同様に評価した。
【0014】(c) ターリング 試料0.5gをイオン交換水100ml に加えて充分攪拌した
後、pHを5に調整して染色試験用高温高圧染色機を用い
て 130℃で30分間処理した後、No.5A の濾紙で濾過する
ことにより、濾過残渣を目視した。 ◎:残渣が少し認められる。 △:残渣が多く認められる。 ×:残渣が著しく多く認められる。
【0015】(d) スペック 試料2gをイオン交換水100ml に加えて充分攪拌した後、
No.5A の濾紙上に置いたテトロン/綿(65/35) ポプリン
の濾布で濾過した。次いでこの濾布上に200mlのイオン
交換水を注いで濾過した後、この濾布を取り出して乾燥
した。乾燥した濾布を200 ℃の熱風で1時間処理した
後、濾布上のスペック粒子の量を目視した。 ◎:スペック粒子が殆ど認められない。 ○:スペック粒子が少し認められる。 △:スペック粒子がやや多く認められる。 ×:スペック粒子が著しく多く認められる。
【0016】比較例1〜4 実施例1おいて、リグニンスルホン酸ソーダの代わり
に、表1に記載した分散剤を用いる以外は、実施例1に
準拠した。得られた顆粒状疎水性染料組成物を評価し、
結果を表1に示した。
【0017】比較例5 実施例1おいて、スラリーの固形分が25%のものを使用
する以外は実施例1に準拠して実施した。得られた粉末
状疎水性染料組成物を評価し、結果を表1に示した。
【0018】
【表1】 顆粒性能 染色性能 分 散 剤 外観 強度 ターリング スペック 実施例1 リグニンスルホン酸ソーダ(スルホン 化度0.5) ◎ ◎ ◎ ◎ 比較例1 リグニンスルホン酸ソーダ(スルホン 化度0.255) △ × ◎ ◎ 比較例2 リグニンスルホン酸ソーダ(スルホン 化度2.4) ○ ○ △ △ 比較例3 ナフタレンスルホン酸ソーダ-ホルマリン縮合物 ○ △ × ○ 比較例4 シエファー酸 -クレゾ-ル -重亜硫酸ソーダ-マリン縮合物 × × ◎ × 比較例5 リグニンスルホン酸ソーダ(スルホン 化度0.5) × × ◎ ◎
【0019】実施例2 Nihonthrene Brown BR (住友化学工業 (株) 製 C.I.Vat
Brown1) のケーキ40部とスルホン化度が1.0 であるリ
グニンスルホン酸ソーダ60部とを水媒体中でサンドミル
により分散微粒化させた。、次いでこのスラリーの固形
分を36%に調整した後、スプレードライヤー( 入口温度
180 ℃、出口温度100 ℃) で噴霧圧25kg/cm2で噴霧し乾
燥せしめることにより顆粒状疎水性染料組成物を得た。
このものの顆粒性能、染色性能を表2に示した。
【0020】比較例6〜7 実施例2おいて、リグニンスルホン酸ソーダの代わり
に、表2に記載した分散剤を用いる以外は、実施例2に
準拠して顆粒状疎水性染料組成物を製造し、評価した。
結果を表2に示した。
【0021】
【表2】 顆粒性能 染色性能 分 散 剤 外観 強度 スペック 実施例2 リグニンスルホン酸ソーダ(スルホン 化度1.0) ◎ ◎ ◎ 比較例6 ナフタレンスルホン酸ソーダ-ホルマリン縮合物 ○ △ ○ 比較例7 シエファー酸 -クレゾ-ル -重亜硫酸ソーダ-ホルマリン縮合物 × × ×
【0022】実施例3 Sumikaron Brilliant Red SE-BL(住友化学工業 (株) 製
C.I.Diperse Red 146) のケーキ40部とスルホン化度が
0.6 であるリグニンスルホン酸ソーダ60部とを水媒体中
でサンドミルにより分散微粒化させた。、次いでこのス
ラリーの固形分を38%に調整した後、スプレードライヤ
ー( 入口温度170 ℃、出口温度 80 ℃) で噴霧圧15kg/c
m2で噴霧し乾燥せしめることにより顆粒状疎水性染料組
成物を得た。この顆粒状疎水性染料組成物は、粉塵が立
ち難く、強く浸透しても破壊されない均一な顆粒状物で
あった。
【0023】この顆粒状疎水性染料組成物5部を水1000
部に分散させた後、酢酸と酢酸ソーダを用いてpHを5に
調整することにより、染浴を作成した。この染浴にポリ
エステル繊維材料( 東レ (株) 製、テトロントロピカル )100 部
を浸漬して、1℃/ 分で60℃から130 ℃まで昇温し、13
0 ℃で60分間染色した。得られた繊維材料を、苛性ソー
ダ3 部、ハイドロサルファイト3 部、ベタイン型両性界
面活性剤3 部、水3000部からる処理液で85℃下、10分間
還元処理した後、水洗、乾燥することにより染色物を得
た。均一で染班のない赤色の染色物が、再現性良く得ら
れた。
【0024】実施例4 Nihonthrene Violet BN ( 住友化学工業 (株) 製 C.I.V
iolet 13) のケーキ35部とスルホン化度が0.5 であるリ
グニンスルホン酸ソーダ65部とを水媒体中でサンドミル
により分散微粒化させた。次いでこのスラリーの固形分
を42%に調整した後、スプレードライヤー( 入口温度17
0 ℃、出口温度110 ℃) で噴霧圧20kg/cm2で噴霧し乾燥
せしめることにより顆粒状疎水性染料組成物を得た。こ
の顆粒状疎水性染料組成物は、粉塵が立ち難く、強く浸
透しても破壊されない均一な顆粒状物であった。
【0025】この顆粒状疎水性染料組成物10部を水1000
部に分散させた後、マイグレーション防止剤としてアル
ギン酸ソーダ1部を加えパディング液とした。この液に
シルエット加工綿ポプリンを浸漬し、マングルで絞り率
70%に絞り、直ちに120 ℃の熱風で乾燥した。次いで、
この乾燥物を、苛性ソーダ20部、ハイドロサルファイト
40部、食塩50部、水1000部からなるケミカル液に浸漬
後、マングルで絞り率90%まで縛絞り、直ちに120 ℃の
スチーマーにより40秒間スチーム処理した。次いで、酢
酸5 部、過酸化水素5 部、水1000部からなる酸化浴で、
60℃下に5分間処理した後、ソーピング、水洗、乾燥す
ることにより染色物を得た。スペック等の染班のない紫
色の染色物が、再現性良く得られた。
【0026】実施例5 Sumikaron Bordeaux SE-BL( 住友化学工業 (株) 製 C.
I.Diperse Violet 26)のケーキ50部とスルホン化度が0.
5 であるリグニンスルホン酸ソーダ45部とシェファー酸
−クレゾール−重亜硫酸ソーダ−ホルマリン縮合物5部
とを水媒体中でサンドミルにより分散微粒化させた。、
次いでこのスラリーの固形分を39%に調整した後、スプ
レードライヤー( 入口温度190 ℃、出口温度 70 ℃) で
噴霧圧20kg/cm2で噴霧し乾燥せしめることにより顆粒状
疎水性染料組成物を得た。この顆粒状疎水性染料組成物
は、粉塵が立ち難く、強く浸透しても破壊されない均一
な顆粒状物であった。
【0027】実施例6 Sumikaron Brilliant Blue S-BL(住友化学工業 (株) 製
C.I.Diperse Blue 87:1) のケーキ50部とスルホン化度
が1.5 であるリグニンスルホン酸ソーダ50部とを水媒体
中でサンドミルにより分散微粒化させた。、次いでこの
スラリーの固形分を36%に調整した後、スプレードライ
ヤー( 入口温度180 ℃、出口温度100 ℃) で噴霧圧15kg
/cm2で噴霧し乾燥せしめることにより顆粒状疎水性染料
組成物を得た。この顆粒状疎水性染料組成物は、粉塵が
立ち難く、強く浸透しても破壊されない均一な顆粒状物
であった。
【0028】実施例7 Whitex ERN (C.I.Fluorescent Brightener 135) のケー
キ50部とスルホン化度が0.46であるリグニンスルホン酸
ソーダ50部とを水媒体中でサンドミルにより分散微粒化
させた。、次いでこのスラリーの固形分を42%に調整し
た後、スプレードライヤー( 入口温度170 ℃、出口温度
80 ℃) で噴霧圧25kg/cm2で噴霧し乾燥せしめることに
より顆粒状疎水性染料組成物を得た。この顆粒状疎水性
染料組成物は、粉塵が立ち難く、強く浸透しても破壊さ
れない均一な顆粒状物であった。この顆粒状物0.3 部を
水1000部に分散させ染浴を作成した。この染浴にポリエ
ステル繊維材料( 東レ (株) 製、テトロントロピカル )100 部を
浸漬して、1℃/ 分で60℃から120 ℃まで昇温し、120
℃で60分間染色した後、水洗、乾燥した。均一な増白物
が、再現性良く得られた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェニルプロパン構成単位に対するスルホ
    ン化度が0.3 〜1.6 であるリグニンのスルホン化物を含
    有することを特徴とする顆粒状疎水性染料組成物。
  2. 【請求項2】疎水性染料る対するリグニンのスルホン化
    物の重量比が0.25〜9 であることを特徴とする請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】顆粒状疎水性染料組成物の平均粒径が100
    〜1000 mμであることを特徴とする請求項1〜2に記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】分散剤として、フェニルプロパン構成単位
    に対するスルホン化度が0.3 〜1.6であるリグニンのス
    ルホン化物を使用することを特徴とする顆粒状疎水性染
    料組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】疎水性染料に対してリグニンのスルホン化
    物を重量比で1/9 〜8/2 使用することを特徴とする請求
    項4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】顆粒状疎水性染料組成物の平均粒径が100
    〜1000 mμであることを特徴とする請求項4〜5に記載
    の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜3に記載の顆粒状疎水性染料組
    成物を使用することを特徴とする染色又は捺染方法。
JP8133296A 1996-04-03 1996-04-03 顆粒状疎水性染料組成物、その製造方法及びそれを用いる染色方法 Pending JPH09272813A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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