JPH09272644A - 用紙無し検出機構 - Google Patents

用紙無し検出機構

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JPH09272644A
JPH09272644A JP8082251A JP8225196A JPH09272644A JP H09272644 A JPH09272644 A JP H09272644A JP 8082251 A JP8082251 A JP 8082251A JP 8225196 A JP8225196 A JP 8225196A JP H09272644 A JPH09272644 A JP H09272644A
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paper
detection arm
cassette
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absence
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JP8082251A
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Atsushi Harada
敦 原田
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙無し検出アームによる用紙傷や擦過痕、
あるいは用紙無し検出アーム自身の傷の発生を防止す
る。 【解決手段】 突起4dは用紙カセット5の挿入時また
は引き出し時に用紙カセット5の側壁に取付けられた段
差6に接触して重量板4bを押上げる。連結軸4cを介
して重量板4bにつながった当接板4aは用紙無し検出
アーム1の端部1aに当接し、端部1aを押し下げる。
端部1aが当接板4aによって押し下げられると、用紙
無し検出アーム1はシャフトを中心に当接部1cが上方
に移動する方向に回動し、当接部1cが用紙7よりも高
い位置で静止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙無し検出機構に
関し、特に電子写真式プリンタ及び電子写真式複写機等
に用いられる用紙無し検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用紙無し検出機構として
は、図7に示すように、軸13を中心として回動自在な
用紙無し検出アーム11と、用紙無し検出アーム11の
他端が所定位置にあることを検出するフォトインタラプ
タ12と、用紙無し検出アーム11の一端の直下にかつ
用紙無し検出アーム11に接触しないように設置された
マグネット14とから構成されたものがある。
【0003】上記の構成において、用紙カセット15が
挿入される前の状態では、図7に示すように、用紙無し
検出アーム11の一端がマグネット14によって引きつ
けられて静止した状態となっている。
【0004】この状態で、用紙カセット15が挿入され
てくると、図8(a)及び(b)に示すように、用紙無
し検出アーム11の一端は用紙カセット15の外壁に押
されて回動し、その回動した位置で用紙カセット15の
外壁及び用紙束16の順番に接触し、用紙束16上で静
止する。
【0005】フォトインタラプタ12の光軸は用紙無し
検出アーム11の一端がマグネット14によって引きつ
けられて静止している時に用紙無し検出アーム11の他
端によって遮光されており、用紙無し検出アーム11の
一端が用紙カセット15によって押されて回動すると、
用紙無し検出アーム11の他端による遮光が解除され
る。
【0006】印刷動作によって用紙カセット15内の用
紙束16がなくなり、用紙無し検出アーム11の一端が
マグネット14によって引きつけられて静止すると、フ
ォトインタラプタ12が用紙無し検出アーム11の他端
によって遮光されるので、フォトインタラプタ12の出
力の変化によって用紙カセット15内が用紙無しとなっ
たことを検出することができる。
【0007】一方、用紙カセット15を引き出す際には
用紙無し検出アーム11の一端が用紙カセット15の挿
入時とは逆方向に回動するので、用紙カセット15に用
紙無し検出アーム11の一端が引掛かることなく引き出
すことができる。この用紙無し検出機構については、実
開平2−72251号公報に詳述されている。
【0008】また、用紙無し検出機構としては、上記の
構成以外にも、図11及び図12に示すような構成のも
のがある。この用紙無し検出機構では、用紙無し検出ア
ーム21の一部にフォトインタラプタ22の光軸を遮光
するためのリブ等の遮光部23を配設している。
【0009】遮光部23は用紙カセット27内の用紙2
8の減少に伴って用紙無し検出アーム21が回動する過
程で、フォトインタラプタ22の遮光を行うように配設
されている。この遮光部23の遮光によって変化するフ
ォトインタラプタ22の出力(オン/オフ)の変化で用
紙28の有無を検出している。
【0010】用紙無し検出アーム21は軸受け穴24内
に挿通されたシャフト(図示せず)によって回動自在に
保持されており、用紙カセット27が挿入される前の状
態では、図12(a)に示すように、用紙無し検出アー
ム21が自重によって下がった状態となっているので、
フォトインタラプタ22の光軸は遮光部23によって遮
光されない。
【0011】この状態で、用紙カセット27が挿入され
てくると、図12(b)及び(c)に示すように、用紙
無し検出アーム21は用紙カセット27の外壁に押され
て回動し、その回動した位置で用紙カセット27の外壁
及び用紙28の順番に接触し、用紙28上で静止する。
【0012】フォトインタラプタ22の光軸は用紙無し
検出アーム21の当接部26が用紙28上に当接されて
いる時に用紙無し検出アーム21の遮光部23によって
遮光される。
【0013】印刷動作によって用紙カセット27内の用
紙28がなくなり、用紙無し検出アーム21が自重によ
って下がると、用紙無し検出アーム21の遮光部23が
フォトインタラプタ22の光軸を遮光しなくなるので、
フォトインタラプタ22の出力の変化によって用紙カセ
ット27内が用紙無しとなったことを検出することがで
きる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の用紙無
し検出機構では、用紙無し検出アームが用紙カセットの
挿入及び引き出しの際に、用紙カセットの外壁と用紙の
後端部とに順次接触(衝突)してから用紙表面に接触し
ながら移動する構造となっている。
【0015】この構造では用紙無し検出アームが用紙カ
セットに接触する際の勢い(衝撃力)がユーザの操作に
依存している。そのため、ユーザが用紙カセットを強く
(勢いをつけて)挿入する場合を考慮し、用紙無し検出
アームとその回転軸となるシャフトとに必要以上の強度
を持たせるか、あるいは用紙無し検出アームが用紙カセ
ットに接触しないようにすることが望ましい。
【0016】例えば、図9に示すように、用紙カセット
15の外壁に切り欠き17を設け、用紙無し検出アーム
11の移動空間を確保したとしても、用紙無し検出アー
ム11が用紙16の後端部に直接衝突するため、用紙無
し検出アーム11によって用紙16を傷つけてしまう。
【0017】この用紙無し検出アーム11が用紙16の
後端部に直接衝突するのを回避するために、図10
(a)に示すように、用紙無し検出アーム11と用紙1
6との接触位置の前に滑らかな傾斜面18を配設する方
法もある。
【0018】また、用紙カセット15がユニバーサル方
式の場合には、図10(b)に示すように、用紙カセッ
ト15上を移動可能な用紙位置規制部材に傾斜面19を
配設する方法もある。
【0019】したがって、用紙無し検出アームの用紙に
対する衝突力を緩和させるには用紙カセットそのものに
滑らかな傾斜面を設けるか、あるいは用紙カセット上を
移動可能な用紙位置規制部材に傾斜面を設けなければな
らず、小スペース化を実現することが困難となる。
【0020】また、上記の用紙無し検出機構では、印字
後の用紙無しを検出する際に用紙無し検出アームが振り
子動作を行わないようにするために、用紙無し検出アー
ムの一端直下にマグネットを配設し、用紙無し検出アー
ムの一端をマグネットで引きつけている。
【0021】この方法の場合、用紙無し検出アーム全体
を金属で形成するか、あるいは用紙無し検出アームの一
端に金属薄板を取付けるとともに、用紙無し検出アーム
の一端の比重を大きくしなければならない。
【0022】よって、用紙無し検出アームをプラスティ
ックのみで形成する場合に比較して、用紙無し検出アー
ムの用紙に対する衝突力が大きくなる。また、用紙無し
検出アームが用紙に衝突した時に用紙無し検出アームに
傷が生ずることはなくなるが、用紙無し検出アームが用
紙表面を接触しながら移動するため、印字不良の原因と
なる用紙傷や擦過痕を生じてしまう。
【0023】さらに、用紙無し検出アームの用紙カセッ
トとの接触部位に傷(圧痕や割れ)が生ずると、その部
位で用紙カセットが引掛かりやすくなり、何度も同じ部
位で用紙カセットとの引掛け(衝突)を繰返し生ずるこ
ととなる。この場合、用紙無し検出アームに生じた傷が
小さくとも、繰返し衝突荷重を受けると、その部位に発
生した傷が大きくなり、用紙無し検出アームが動作不能
となってしまい、最終的にその部位で破断してしまう可
能性がある。
【0024】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、用紙無し検出アームによる用紙傷や擦過痕、ある
いは用紙無し検出アーム自身の傷の発生を防止すること
ができる用紙無し検出機構を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明による用紙無し検
出機構は、回動自在に保持されかつ用紙カセット内に収
容されている用紙に当接して前記用紙の有無を検出する
用紙無し検出アームと、前記用紙無し検出アームが予め
設定された所定角度以上に回動したことを検出して用紙
無し信号を出力する検出手段とを含む用紙無し検出機構
であって、前記用紙カセット側面に前記用紙カセットの
挿抜方向と平行に配設された凸部と、前記凸部との当接
時に前記用紙無し検出アームの前記用紙との当接部分を
前記用紙から離す方向に押し上げる退避部材とを備えて
いる。
【0026】本発明による他の用紙無し検出機構は、上
記の構成において、前記退避部材は、前記凸部に当接す
る当接部材と、一端において前記当接部材を前記用紙カ
セットの挿抜方向と平行な中心軸を中心として回動自在
に保持する軸部材と、前記軸部材の他端に保持されかつ
前記当接部材の回動に連動して前記用紙無し検出アーム
の前記当接部分を前記用紙から離す方向に押上げる押上
げ部材とを具備している。
【0027】本発明による別の用紙無し検出機構は、用
紙カセット内に収容されている用紙に対して自重によっ
て当接して前記用紙の有無を検出する用紙無し検出アー
ムと、前記用紙カセットの挿抜方向に直交する中心軸を
中心として前記用紙無し検出アームを回動自在に保持す
る保持部材と、前記用紙無し検出アームが予め設定され
た所定角度以上に回動したことを検出して用紙無し信号
を出力するフォトインタラプタとを含む用紙無し検出機
構であって、前記用紙カセット側面に前記用紙カセット
の挿抜方向と平行に配設された凸部と、前記凸部との当
接時に前記用紙無し検出アームの前記用紙との当接部分
を前記用紙から離す方向に押し上げる退避部材とを備え
ている。
【0028】本発明によるさらに別の用紙無し検出機構
は、上記の構成において、前記退避部材は、前記凸部に
当接する当接部材と、一端において前記当接部材を前記
用紙カセットの挿抜方向と平行な中心軸を中心として回
動自在に保持する軸部材と、前記軸部材の他端に保持さ
れかつ前記当接部材の回動に連動して前記用紙無し検出
アームの前記当接部分を前記用紙から離す方向に押上げ
る押上げ部材とを具備している。
【0029】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0030】回動自在に保持されかつ用紙カセット内に
収容されている用紙に当接して用紙の有無を検出する用
紙無し検出アームの用紙との当接部を、退避リンクの当
接板及び重量板によって、用紙カセットの側面に用紙カ
セットの挿抜方向と平行に配設された段差との当接時に
用紙から離す方向に押し上げる。
【0031】これによって、用紙無し検出アームによる
用紙傷や擦過痕、あるいは用紙無し検出アーム自身の傷
の発生を防止することが可能となる。
【0032】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の斜視図であ
り、図2(a)は本発明の一実施例の平面図であり、図
2(b)は本発明の一実施例の側面図である。
【0033】これらの図において、本発明の一実施例に
よる用紙無し検出機構は用紙カセット5内の用紙7に当
接する用紙無し検出アーム1と、用紙無し検出アーム1
の位置に応じて用紙無しを検出するフォトインタラプタ
2と、用紙無し検出アーム1を回動自在に保持するため
の軸受け穴3と、用紙カセット5の挿入及び引き出し時
に用紙無し検出アーム1を退避させる退避リンク4と、
用紙カセット5の側壁に配設された段差6とから構成さ
れている。
【0034】用紙無し検出アーム1はその回動動作をフ
ォトインタラプタ2で検出可能とするためのリブ等の遮
光部1bを有している。また、用紙無し検出アーム1は
軸受け穴3に挿通されたシャフト(図示せず)によって
回動自在に保持され、シャフトの中心軸を中心として回
動する。
【0035】さらに、用紙無し検出アーム1はその重心
が軸受け穴3側よりも、用紙7に当接する当接部1c側
に寄っており、用紙カセット5が挿入されていない場合
(無負荷状態)、当接部1cが鉛直下方に向く方向に回
動するようになっている。
【0036】よって、用紙カセット5が挿入されていな
い場合、あるいは用紙カセット5内の用紙7がなくなっ
た場合には当接部1cが鉛直下方に向く方向に用紙無し
検出アーム1が回動するので、遮光部1bによるフォト
インタラプタ2の遮光が解除された状態となる。
【0037】これに対し、用紙無し検出アーム1の当接
部1cが用紙カセット5内の用紙7に当接している場合
には、遮光部1bによってフォトインタラプタ2が遮光
されるので、フォトインタラプタ2の出力の変化で用紙
無しを検出することが可能となる。
【0038】退避リンク4は当接板4aと、重量板4b
と、連結軸4cと、突起4dとから構成されており、当
接板4a及び重量板4bは連結軸4cによって回動自在
となっている。また、突起4dは重量板4bに取付けら
れており、用紙カセット5の段差6がない部分では重量
板4bが鉛直下方となるように重心がとられている。
【0039】突起4dは用紙カセット5の挿入時または
引き出し時に用紙カセット5の側壁に取付けられた段差
6に接触して重量板4bを押上げるので、連結軸4cを
介して重量板4bにつながった当接板4aが用紙無し検
出アーム1の端部1aに当接し、端部1aを押し下げ
る。
【0040】端部1aが当接板4aによって押し下げら
れると、用紙無し検出アーム1はシャフトを中心に当接
部1cが上方に移動する方向に回動する。つまり、当接
部1cは当接板4aによって押し上げられる。
【0041】よって、用紙カセット5の挿入時または引
き出し時に段差6がある部分では当接部1cが用紙7よ
りも高い位置となるので、当接部1cと用紙7との衝突
を回避することが可能となる。
【0042】図3は図1の退避リンク4の斜視図であ
る。図において、退避リンク4においては当接板4aと
重量板4bとが夫々180°異なる向きとなるように連
結軸4cに取付けられており、当接板4aの先端部は若
干屈曲してある。
【0043】図4(a),(b)と図5(a),(b)
と図6(a),(b)とは本発明の一実施例による用紙
無し検出機構の退避動作を示す図である。これら図1〜
図6を用いて本発明の一実施例による用紙無し検出機構
の退避動作について説明する。
【0044】用紙無し検出アーム1は軸受け穴3に挿通
されたシャフトによって回動自在に保持されており、そ
の一部にフォトインタラプタ2の光軸を遮光するための
リブ等の遮光部1cが取付けられている。
【0045】例えば、フォトインタラプタ2の光軸を遮
光部1cが遮光している間のフォトインタラプタ2の出
力を“0”(OFF)とすると、当接部1cが鉛直下方
に向く方向に用紙無し検出アーム1が回動し、遮光部1
cがフォトインタラプタ2の光軸を遮光しなくなった時
の出力は“1”(ON)となる。
【0046】通常、用紙カセット5が挿入されていない
場合には、当接部1cが鉛直下方に向く方向に用紙無し
検出アーム1が回動し、遮光部1cがフォトインタラプ
タ2の光軸を遮光しない状態となっている[図4
(a),(b)参照]。
【0047】この状態で、用紙カセット5が挿入され、
用紙カセット5の側壁に設けた段差6の斜面に退避リン
ク4の突起4dが接触すると、突起4dが段差6に沿っ
て外側に移動する。この突起4dの移動によって連結軸
4cが回転するため、当接板4aが用紙無し検出アーム
1の端部1aを押し下げる。
【0048】この端部1aの押し下げによって、用紙無
し検出アーム1はシャフトの中心軸を中心として当接部
1cが用紙7から離れる方向に回動する。よって、用紙
無し検出アーム1は用紙カセット5及び用紙7から退避
することとなり、段差6の最も高い部分が続く限り、用
紙無し検出アーム1は用紙カセット5及び用紙7から退
避したままとなる[図5(a),(b)参照]。
【0049】段差6は用紙カセット5の所定位置までの
挿入が終了する直前の位置で、突起1dが段差6の斜面
を下がり始め、用紙カセット5が所定位置にセットされ
た状態(挿入が終了した状態)で、突起1cと段差6と
の接触が解除されるようになっている。よって、用紙無
し検出アーム1の当接部1cが用紙カセット5内の用紙
7表面に当接される[図6(a),(b)参照]。
【0050】したがって、用紙無し検出アーム1が用紙
カセット5の挿入時または引き出し時に用紙カセット5
及び用紙7に接触しないので、用紙無し検出アーム1及
び用紙7に傷が生ずるのを防止することができ、用紙7
上の傷による印字不良を防止することができる。
【0051】同時に、用紙無し検出アーム1が用紙カセ
ット5の挿入時または引き出し時に用紙カセット5及び
用紙7に接触しないので、用紙無し検出アーム1及びそ
の保持手段(図示せず)の破損による装置自身の停止を
抑止することができる。
【0052】また、用紙無し検出アラーム1を保持する
シャフト等の保持手段に対し、用紙無し検出アーム1が
用紙カセット5に乗り上げることによる荷重がかからな
いため、シャフト等の保持手段の取付け精度が維持さ
れ、用紙無し検出位置を一定に保つことができる。
【0053】さらに、用紙7と用紙無し検出アーム1と
が接触しないため、ユーザの誤操作(用紙7のセット位
置ズレ)によって、用紙カセット5の挿入及び引き出し
に対して影響を与えることがない。
【0054】このように、回動自在に保持されかつ用紙
カセット5内に収容されている用紙7に当接して用紙7
の有無を検出する用紙無し検出アーム1の用紙7との当
接部1cを、用紙カセット5の側面に用紙カセット5の
挿抜方向と平行に配設された段差6との当接時に用紙5
から離す方向に押し上げることによって、用紙無し検出
アーム1による用紙7の傷や擦過痕、あるいは用紙無し
検出アーム1自身の傷の発生を防止することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
動自在に保持されかつ用紙カセット内に収容されている
用紙に当接して用紙の有無を検出する用紙無し検出アー
ムの用紙との当接部分を、用紙カセット側面に用紙カセ
ットの挿抜方向と平行に配設された凸部との当接時に用
紙から離す方向に押し上げることによって、用紙無し検
出アームによる用紙傷や擦過痕、あるいは用紙無し検出
アーム自身の傷の発生を防止することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例の平面図、(b)は
本発明の一実施例の側面図である。
【図3】図1の退避リンクの斜視図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の一実施例による用
紙無し検出機構の退避動作を示す図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の一実施例による用
紙無し検出機構の退避動作を示す図である。
【図6】(a)及び(b)は本発明の一実施例による用
紙無し検出機構の退避動作を示す図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】(a)は図7の用紙無し検出アームと用紙カセ
ットとの当接状態を示す図、(b)は図7の用紙無し検
出アームと用紙との当接状態を示す図である。
【図9】図7の用紙無し検出アームの退避例を示す図で
ある。
【図10】(a)は図7の用紙無し検出アームと用紙と
の衝突を緩和する一例を示す図、(b)は図7の用紙無
し検出アームと用紙との衝突を緩和する他の例を示す図
である。
【図11】(a)は従来例の平面図、(b)は従来例の
側面図である。
【図12】(a)は図11の用紙無し検出アームが用紙
カセットと当接していない状態を示す図、(b)は図1
1の用紙無し検出アームと用紙カセットとの当接状態を
示す図、(c)は図11の用紙無し検出アームと用紙と
の当接状態を示す図である。
【符号の説明】
1 用紙無し検出アーム 1a 端部 1b 遮光部 1c 当接部 2 フォトインタラプタ 3 軸受け穴 4 退避リンク 4a 当接板 4b 重量板 4c 連結軸 4d 突起 5 用紙カセット 6 段差 7 用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在に保持されかつ用紙カセット内
    に収容されている用紙に当接して前記用紙の有無を検出
    する用紙無し検出アームと、前記用紙無し検出アームが
    予め設定された所定角度以上に回動したことを検出して
    用紙無し信号を出力する検出手段とを含む用紙無し検出
    機構であって、前記用紙カセット側面に前記用紙カセッ
    トの挿抜方向と平行に配設された凸部と、前記凸部との
    当接時に前記用紙無し検出アームの前記用紙との当接部
    分を前記用紙から離す方向に押し上げる退避部材とを有
    することを特徴とする用紙無し検出機構。
  2. 【請求項2】 前記退避部材は、前記凸部に当接する当
    接部材と、一端において前記当接部材を前記用紙カセッ
    トの挿抜方向と平行な中心軸を中心として回動自在に保
    持する軸部材と、前記軸部材の他端に保持されかつ前記
    当接部材の回動に連動して前記用紙無し検出アームの前
    記当接部分を前記用紙から離す方向に押上げる押上げ部
    材とを含むことを特徴とする請求項1記載の用紙無し検
    出機構。
  3. 【請求項3】 用紙カセット内に収容されている用紙に
    対して自重によって当接して前記用紙の有無を検出する
    用紙無し検出アームと、前記用紙カセットの挿抜方向に
    直交する中心軸を中心として前記用紙無し検出アームを
    回動自在に保持する保持部材と、前記用紙無し検出アー
    ムが予め設定された所定角度以上に回動したことを検出
    して用紙無し信号を出力するフォトインタラプタとを含
    む用紙無し検出機構であって、前記用紙カセット側面に
    前記用紙カセットの挿抜方向と平行に配設された凸部
    と、前記凸部との当接時に前記用紙無し検出アームの前
    記用紙との当接部分を前記用紙から離す方向に押し上げ
    る退避部材とを有することを特徴とする用紙無し検出機
    構。
  4. 【請求項4】 前記退避部材は、前記凸部に当接する当
    接部材と、一端において前記当接部材を前記用紙カセッ
    トの挿抜方向と平行な中心軸を中心として回動自在に保
    持する軸部材と、前記軸部材の他端に保持されかつ前記
    当接部材の回動に連動して前記用紙無し検出アームの前
    記当接部分を前記用紙から離す方向に押上げる押上げ部
    材とを含むことを特徴とする請求項3記載の用紙無し検
    出機構。
JP8082251A 1996-04-04 1996-04-04 用紙無し検出機構 Pending JPH09272644A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250294A (ja) * 2009-03-26 2010-11-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US11247862B2 (en) * 2018-08-29 2022-02-15 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet feeding device and image forming device

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