JPH09272414A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

Info

Publication number
JPH09272414A
JPH09272414A JP8085442A JP8544296A JPH09272414A JP H09272414 A JPH09272414 A JP H09272414A JP 8085442 A JP8085442 A JP 8085442A JP 8544296 A JP8544296 A JP 8544296A JP H09272414 A JPH09272414 A JP H09272414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
recognition
signal
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8085442A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ikebuchi
和宏 池渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8085442A priority Critical patent/JPH09272414A/ja
Publication of JPH09272414A publication Critical patent/JPH09272414A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両候補位置付近に限って設定した範囲の画
像情報のみに対して画像認識処理を行うことにより、簡
易な処理装置で先行車両の合図等の画像認識ができ、さ
らにその認識結果を用いて先行車両の挙動を予測した走
行制御を行うことで、熟練した運転者による車両操作と
違和感の少ない制御を行う。 【解決手段】 先行車両を認識するレーザーレーダー1
と、自車両の前方を撮像するカメラ3と、撮像された画
面中、画像処理範囲を先行車両が認識された範囲に設定
するA/D値記憶部6と、この設定された範囲を画像処
理して先行車両の自車両に対する合図を認識する合図認
識部7と、認識結果に基づき先行車両の挙動変化を予測
して自車両の走行を制御する判断部13とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理技術を
用いて認識した先行車両の位置情報に基づいて自車両の
走行制御或いは車間距離近接の警報を発する車両制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両認識装置と画像処理装置とを
組み合わせて自車両の位置情報を得て、自車両前方の障
害物への追突を防止する装置として、例えば特開平5−
113482号公報に開示された車載用追突防止装置が
ある。この装置は、車両認識装置としての車載テレビカ
メラで撮影した車両前方の画像を、画像処理装置で処理
して自車両の走行車線を検出する。そして、この走行車
線の前方の曲がり具合に応じて同じく車両認識装置を構
成するレーザレーダのビームの投射方向を設定すること
で自車両の行く手の障害物を検出して追突を防止するよ
うにしたものである。
【0003】また、先行車両の画像認識処理結果を使用
して車間距離警報を発する従来の装置として、特公平6
−10839号公報に開示された先行車両の警報ランプ
認識装置がある。この装置は自車両前方をカラーテレビ
カメラで撮像して得られたカラー映像信号から特定の色
彩のカラー画像信号を抽出する。
【0004】抽出されたカラー画像信号に基づいて先行
車両のブレーキランプ等を判別認識すると共に、この認
識されたカラー画像信号の時間経過に伴う変化によって
先行車両との距離および相対速度等を演算し、演算結果
に基づいて運転者に先行車両との近接を警報するように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用追突防止
装置は以上のように、先行車両の位置をレーザレーダで
精密に計測し、この計測結果を基に自車両と先行車両間
の距離や相対速度を算出し、更に画像認識によって得ら
れた自車両の走行車線情報を加味して自車両の運転者へ
警報または追突回避のための走行制御を行っていた。
【0006】しかしながら、走行制御は、基本的に先行
車が挙動変化を起こしてからその挙動変化に対応して開
始することになる。即ち、先行車両が自車線に侵入して
来てから或いはブレーキをかけから初めて走行制御を開
始する。その結果、熟練した運転者が先行車両のターン
シグナルやストップランプの点灯に対応して追突回避の
ための車両操作を起こすタイミングと比べ、走行制御の
開始が遅れる。そのために、走行制御による自動車両操
作切り替えに対するフィーリングが、追突回避のために
行う熟練した運転者の手動車両操作と合わず違和感を感
じる等の問題点があった。
【0007】また、従来の先行車両の警報ランプ認識装
置においては、車両認識用センサによる車両認識領域と
は無関係に自車両前方の情景全体の画像認識処理を行う
ため、画像認識処理範囲が広くなり画像処理に時間を要
した。また、認識対象物の認識精度を向上させるために
は対象物の色情報が不可欠である。
【0008】従って、増大した画像データの処理を高速
化するために高速演算処理装置を必要とし、また色情報
を得るためにカラーテレビカメラが必要となると共に、
カラー映像信号処理のための回路を必要とすることから
回路の規模が大きくなり、全体的に装置のコスト高や大
型化を招くといった問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、画像中の認識処理対象を限定し
て処理することで装置の低コスト化及び小規模化を実現
すると共に、実際に運転者が先行車両を意識して手動に
て行う安全運転操作と遜色のない自動安全運転制御を行
うことができる車両制御装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
両制御装置は、先行車両を認識する車両認識手段と、自
車両の前方を撮像する撮像手段と、前記撮像された画面
中、画像処理範囲を前記先行車両が認識された範囲に設
定する処理範囲設定手段と、この設定された範囲を画像
処理する画像処理手段と、画像処理結果に基づき前記先
行車両の挙動変化を予測して自車両の走行を制御する制
御手段とを備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係る車両制御装置は、請
求項1において、撮像手段にモノクロカメラを用いたも
のである。
【0012】請求項3の発明に係る車両制御装置は、請
求項1において、画像処理手段が先行車両後部に設けら
れた灯火器の点灯或いは消灯状態を認識し、制御手段が
この認識結果に基づいて先行車両の挙動変化を予測する
ものである。
【0013】請求項4の発明に係る車両制御装置は、請
求項1ないし3のいずれかにおいて、画像処理手段が、
自車両と先行車両との距離に応じて画像処理精度を可変
するものである。
【0014】請求項5の発明に係る車両制御装置は、請
求項1ないし4のいずれかにおいて、画像処理手段が、
路面上の走行車線区分用の車線を認識する車線認識手段
を有し、車線認識時に灯火器の点灯或いは消灯状態を認
識結果を補正するものである。
【0015】請求項6の発明に係る車両制御装置は、請
求項1または2において、撮像手段にステレオカメラを
用いたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本実施の形態に係る車両制御装置
の構成を示すブロック図である。図において、1は先行
車両を認識する車両認識用センサとしてレーザレーダで
あり、このレーザレーダ1は図2に示すように車両のフ
ロントグリルに装着されている。レーザレーダ1は自車
前方の先行車両との間の距離および方向を測定するよう
に設定されている。
【0017】2はレーザレーダ1からの情報を基に先行
車両後部両端のリフレクタの位置を割り出す車両認識処
理部、3は自車両周辺の情景を撮影する撮像手段として
のモノトーンのカメラ3であって、このカメラ3は図2
に示すように車両のルームミラーにフロントグラスに向
けて内蔵されている。カメラ3は自車両前方の道路や先
行車両などの情景を撮像するように設定されている。
尚、レーザレーダ1及び車両認識処理部2から車両認識
手段が構成される。
【0018】4はカメラ3から出力されたビデオ信号よ
りタイミング信号を分離するなどの前処理を行い画像信
号を出力する信号変換部、5は信号変換部4から出力さ
れた画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部、
6は処理範囲設定手段としてのA/D記憶部であり、こ
のA/D記憶部6はA/D変換部5より出力された情景
の画像信号における先行車両部分にウインドをかけてフ
レーム(画像処理範囲)を設定し、フレーム領域内の画
像データを記憶する。尚、フレーム設定領域は車両認識
処理部2により認識された車両位置情報、即ちリフレク
位置により概ね決定することができる。
【0019】7は合図認識部であり、この合図認識部7
はA/D値記憶部6より得られた画像信号のA/D値の
レベルや左右対象性等の特徴からブレーキランプやター
ンシグナル等の点灯を検知し、先行車両の自車両に対す
る合図を認識する。8はA/D値記憶部6より得られた
画像信号のA/D値を2値化処理して情景画像の輪郭デ
ータを記憶する2値化データ記憶部、9は2値化された
輪郭データを基に走行路上の白線等の特徴を抽出し、自
車両の走行車線等の認識を行う車線認識部である。尚、
合図認識部は画像処理手段の一部を構成する。
【0020】10はカメラ3の出力であるビデオ信号の
レベルが後処理に最適なレベルとなるようにカメラ3の
絞り等を調節する受光感度調整部、11は自車両の車速
等の車両運転状態を検出するための車両運転状態セン
サ、12は車両運転状態センサ11から出力される検出
信号の波形整形を行う信号変換部、13は各認識結果お
よび車両の運転状態を基に自車両の各種制御の指示を発
するための制御手段としての判断部である。
【0021】14は判断部13からの指示に従い自車両
のスロットル開度の制御を行うスロットル制御部、15
は判断部13からの指示に従い自車両のブレーキの制御
を行うブレーキ制御部、16は判断部13からの指示に
従い運転者へ、例えば車間距離が近接している等の警報
制御を行う警報制御部である。
【0022】次に、本実施の形態の動作を図3のフロー
チャートに沿って説明する。先ず、ステップS101で
は装置の電源投入直後に各種設定データの初期設定を行
う。次にステップS102で、車両認識処理部2はレー
ザレーダ1からの情報を基に割り出した先行車両のリフ
レクタの位置に基づき、先行車両の位置情報を認識す
る。
【0023】一方、カメラ3から入力された自車両前方
の情景のビデオ信号は信号変換部4により信号処理され
た後にA/D変換部5でデジタル信号による画像信号に
変換される。画像信号は2値化データ記憶部8で2値化
処理されて記憶されると共に、車線認識部9に入力され
て自車両の走行車線の認識処理に用いられる。
【0024】更にステップS103では、A/D変換部
5より入力された画像信号は車両認識処理部2で認識さ
れた車両位置情報と突き合わされ先行車両の位置付近に
相当する画像フレーム(図4の破線による矩形枠)を設
定する。設定された画像フレーム内の必要な画像データ
のA/D値が選択的にA/D値記憶部6に読み込まれ
る。
【0025】本実施の形態における画像フレームの設定
手順としては以下のようである。図4に示す2台の先行
車両の後端に設置されたリフレクタまでの距離および方
向はレーザレーダ1からの情報により既知であり、また
カメラ3の取り付け角度も既知である。従って、画面上
で先行車両の後端に設置された灯火器類の映像が存在す
る範囲は特定できる。そのため、この範囲に基づいて画
像フレームを設定する。実際には、画像認識候補車両の
位置検出誤差や路面の勾配変化等の誤差要因を見込んだ
やや広めの画像フレームを設定し、画像処理の対象領域
とする。
【0026】ステップS104で、合図認識部7は前回
読み込んだA/D値をA/D値記憶部6より読み出し、
ステップS105でA/D値を後述するX軸投影法によ
る処理に基づいて先行車両のブレーキランプ或いはター
ンシグナル等の点灯状態を検出する。判断部13は点灯
状態を検出した結果より、先行車両の後方車両(自車両
を含む)に対する走行状態変更等の合図の特徴を抽出す
る。
【0027】図5は、図4に示した自車線内前方の先行
車両に対する画像フレームより合図の特徴抽出のための
画像処理を行った例(この場合ターニングランプが点灯
した直後)を示す。図5の例では、先ず各画素の明るさ
を示すA/D値に対し、今回のA/D値と1回前のA/
D値との間で時間的差分演算を施した後、その差分値を
垂直方向に加算することによりX軸投影値を求め、この
値が所定値Aを越えて極大となる垂直ラインを求める。
【0028】求められた垂直ライン上のA/D値におい
て、所定値Bを越える部分が所定の幅C以下で存在すれ
ば、レーザレーダ1からの情報により求めた車両候補の
リフレクタの方向と垂直ラインでA/D値が所定値Bを
越える幅Cの方向との一致性を判断した上で、一致して
いればターニングランプの点灯と見なす。
【0029】このようにして求めたターニングランプの
点灯(あるいは消灯)の情報と、各合図の持つ特徴とか
ら、ターンニングランプによる合図の有無を判定する。
具体的には、所定範囲内の周期で片側が点滅する場合は
ターンシグナル、両側同時に点灯する場合はブレーキラ
ンプと判定する。同様にハザードランプの点滅について
も識別が可能である。
【0030】合図の特徴が抽出されたならば、ステップ
S106で制御用フラグをクリア(BL=0,TR=
0,TL=0)する。ここでBLはブレーキランプの点
灯或いは消灯を示すフラグ、TRは右ターニングランプ
の点灯或いは消灯を示すフラグ、TLは左ターニングラ
ンプの点灯或いは消灯を示すフラグである。
【0031】ステップS105おける合図の特徴抽出結
果は、ブレーキランプの点灯であることがステップS1
07において判断部13で判断されたならばフラグBL
=1とする。だが、合図の特徴抽出結果が例えば左車線
への変更を合図するターンシグナルの点灯であること
が、ステップS109において判断部13で判断された
ならばフラグBL=1とする。或いは左車線への変更を
合図するターンシグナルの点灯であればフラグBR=1
とする。
【0032】そして、ステップS111で判断部13は
車線認識部9より車線認識結果、そして信号変換部12
を通して車両運転状態センサ11より自車両の車速、ハ
ンドル角等の車両運転状態を入力する。更に、ステップ
S112で、判断部13はこれらの入力情報を総合的に
判断し、制御パラメータ(例えば、ブレーキランプの点
灯を判断したのであれば自車両のブレーキ制御タイミン
グ、先行車両の車線変更合図のターンシグナルの点灯の
判断であれば、車速に応じて車間距離を広げるための減
速動作に伴うスロットル開度、スロットル制御タイミン
グ等)を設定する。
【0033】これら制御パラメータの設定に当たって
は、ステップS107〜110で認識された合図の状態
により制御パラメータを設定することで、走行制御の特
性が変更される。従って、自車両は、先行車両が実際に
挙動変化を起こしその挙動変化に対応して走行制御を行
うのではなく、挙動変化を予測しての走行制御であるた
め、自車両の運転者にとってよりフィーリングの良い走
行制御となる。
【0034】具体的には、例えば隣車線を走行中の先行
車両が自車線側のターンシグナルを点滅させていると判
断した場合は、当該車両に対する自車線内割り込み判定
の感度を上げた制御パラメータ設定とすることにより、
自車前方への割り込みに対しても早めに同一車線内に入
ったと判定して減速制御や警報制御が行われるようにす
る。また、例えば自車線内の先行車のブレーキランプが
点灯していると判断した場合には、目標車間距離が長め
となるような制御パラメータ設定とすることにより、早
めに減速を始め、また早めに警報が発せられるようにす
る。
【0035】実施の形態2.実施の形態1では、一度所
定の位置で検出したランプ点滅を合図の特徴抽出とした
が、ランプ点滅位置の検出精度を高めるために、今回の
ランプ点滅位置と前回のランプ点滅位置との一致性判定
や、X軸投影値等に対するフィルタリング処理などを追
加することで、ランプ点滅位置の誤検出を招き易い外乱
に対して強い、高精度な合図判断結果を得ることができ
る。
【0036】実施の形態3.実施の形態1では、画像処
理が簡素化できるという本発明の特徴を生かす意味か
ら、コストの低いモノトーンのカメラを用いて画像信号
を得る例を示したが、カラーカメラを用いて得た画像信
号の色情報を処理して合図認識を行うことでも高精度な
合図判断結果を得ることができる。
【0037】実施の形態4.また、図4から明らかなよ
うに、合図認識に用いる画像フレームは画像認識車両候
補が近距離に存在するほど大きくなり、画像フレーム内
の認識処理の計算量も多くなるが、画像フレーム内の画
像データを記憶する際に近距離の場合ほど間引いてサン
プリングして処理することで、記憶素子容量や処理時間
の増加を抑制しつつ十分な認識結果を得ることができ
る。
【0038】実施の形態5.走行路面に描かれた走行車
線区分線を認識して画像として取り込まれた画像フレー
ム中のデータを処理しての合図認識処理結果を、車線認
識部9による車線認識結果で補正することで、合図認識
結果に対する画像フレーム内に入った走行車線区分線の
影響を軽減することができる。
【0039】即ち、図6に示すように車両の一方の側面
と走行路面上の白色点線表示がほぼ重なるような状況の
場合は、白色点線は路面の黒地に対して輝度が高いため
にターンシグナルとの識別が難しくなる。そこで、白色
点線の位置に相当する部分の画像データを予め消去して
おくことにより、ターンシグナルの認識性を向上させる
ことができる。
【0040】実施の形態6.実施の形態1では自車両前
方の車両に対応した走行制御および警報制御の例を示し
たが、例えば自車両後方側の車両を監視対象した場合
に、後方車両との車間距離警報にも本装置の適用が可能
である。
【0041】実施の形態7.上記実施の形態1では、レ
ーザレーダ及びシングルレンズカメラを用いたが、車両
認識センサとしては電波式レーダを用いたり、合図等の
認識用カメラとしてステレオカメラを用いる例も考えら
れる。電波式レーダを用いることで雨、霧に対して感度
が低下するレーザレーダの欠点が解消できる。ステレオ
カメラを用いることで、先行車両までの距離をも画像処
理にて測定することができる。
【0042】実施の形態8.上記実施の形態1では、今
回の画像と前回の画像におけるリフレクタ部分の画素の
明るさを示すA/D値の差分変化よりランプの点滅を判
断し、合図を認識した。しかし、走行路には街路灯等が
路上照明機器設置されているため、この街路灯が情景の
画像データに取り込まれると、ブレーキランプの点灯と
誤認識されることもある。
【0043】そこで合図認識精度を高めるため、対象と
する画像の情景(カメラが向いている方向)等に応じ
て、例えば差分前の画素の明るさを示すA/D値におい
て、車両後方端部の灯火器と路上照明機器の画素の明る
さを示すA/D値を差別化するなどし、取り込んだ画像
データに路上照明機器の画素の明るさを示すA/D値が
現れてもブレーキランプの点灯と誤認識しないようにす
る処理を各A/D値の差分化と併用する等の合図認識処
理手法も考えられる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、先行車両を認
識する車両認識手段と、自車両の前方を撮像する撮像手
段と、前記撮像された画面中、画像処理範囲を前記先行
車両が認識された範囲に設定する処理範囲設定手段と、
この設定された範囲を画像処理する画像処理手段と、画
像処理結果に基づき前記先行車両の挙動変化を予測して
自車両の走行を制御する制御手段とを備えたので、車両
認識手段からの情報によって得られた車両候補位置付近
に限られた範囲の画像情報のみに対して画像認識処理を
行うことにより、簡易な処理装置で先行車両の合図等の
画像認識ができ、さらにその認識結果を用いて先行車両
の挙動を予測した走行制御を行うことで、熟練した運転
者による車両操作と違和感の少ない制御を行うことがで
きるという効果がある。
【0045】請求項2の発明によれば、撮像手段にモノ
クロカメラを用いたので、請求項1の効果に加えて装置
のコストが低価格できる共に、画像処理が簡易化できる
という効果がある。
【0046】請求項3の発明によれば、画像処理手段が
先行車両後部に設けられた灯火器の点灯或いは消灯状態
を認識し、制御手段がこの認識結果に基づいて先行車両
の挙動変化を予測するようにしたので、限られた範囲の
画像情報のみに対して画像認識処理を行うことにより、
簡易な処理装置で先行車両の合図等の画像認識を高精度
にしかも短時間に行うことができるという効果がある。
【0047】請求項4の発明によれば、画像処理手段は
自車両と先行車両との距離に応じて画像処理精度を可変
するようにしたので、先行車両の接近に伴い画像フレー
ムが大きくなっても、画像フレーム内に相当する画像デ
ータを記憶する際に、画像データを間引いてサンプリン
グして処理することで、記憶素子容量や処理時間の増加
を抑制しつつ十分な認識結果を得ることができるという
効果がある。
【0048】請求項5の発明によれば、画像処理手段は
路面上の走行車線区分用の車線を認識する車線認識手段
を有し、車線認識時に灯火器の点灯或いは消灯状態を認
識結果を補正するようにしたので、画像フレーム内に入
った走行車線区分線の合図認識結果への影響を軽減でき
るという効果がある。
【0049】請求項6の発明によれば、撮像手段にステ
レオカメラを用いたので、先行車両の画像認識と、距離
及び方向を測定を同時に行うことができるため装置のコ
ストが低価格すると共に、装置を小規模化できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る車両制御装置
の構成図である。
【図2】 本実施の形態に係るレーザレーダ及びカメラ
の取り付け位置を説明する図である。
【図3】 本実施の形態の動作を説明するフローチャー
トである。
【図4】 本実施の形態に係る画像フレームの設定手順
を説明する画像データを示す図である。
【図5】 本実施の形態に係る合図の特徴を抽出する手
順を説明する画像データを示す図である。
【図6】 本実施の形態に係る走行車線区分線の合図認
識結果への影響を軽減する手順を説明する画像データを
示す図である。
【符号の説明】 1 レーザレーダ、2 車両認識処理部、3 カメラ、
7 合図認識部、13判断部、14 スロットル制御
部、15 ブレーキ制御部、16 警報制御部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 11/00 G01B 11/00 H G01S 11/12 G01S 11/00 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行車両を認識する車両認識手段と、自
    車両の前方を撮像する撮像手段と、前記撮像された画面
    中、画像処理範囲を前記先行車両が認識された範囲に設
    定する処理範囲設定手段と、この設定された範囲を画像
    処理する画像処理手段と、画像処理結果に基づて前記先
    行車両の挙動変化を予測し、自車両の走行を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 撮像手段はモノクロカメラであることを
    特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 【請求項3】 画像処理手段は先行車両後部に設けられ
    た灯火器の点灯或いは消灯状態を認識し、制御手段はこ
    の認識結果に基づいて先行車両の挙動変化を予測して車
    両の走行制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    車両制御装置。
  4. 【請求項4】 画像処理手段は、自車両と先行車両との
    距離に応じて画像処理精度を可変することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の車両制御装置。
  5. 【請求項5】 画像処理手段は、路面上の走行車線区分
    用の車線を認識する車線認識手段を有し、車線認識時に
    灯火器の点灯或いは消灯状態の認識結果を補正すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両
    制御装置。
  6. 【請求項6】 撮像手段はステレオカメラを用いたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の車両制御装置。
JP8085442A 1996-04-08 1996-04-08 車両制御装置 Pending JPH09272414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085442A JPH09272414A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8085442A JPH09272414A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 車両制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09272414A true JPH09272414A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13858994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8085442A Pending JPH09272414A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09272414A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116512A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車間距離測定方法および車間距離測定装置
JP2003291689A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Sogo Jidosha Anzen Kogai Gijutsu Kenkyu Kumiai 車両用情報表示装置
WO2006121088A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2006121087A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2008265474A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Motor Corp 制動灯検出装置
JP2009166729A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
CN103318152A (zh) * 2013-07-08 2013-09-25 无锡商业职业技术学院 一种汽车主动安全系统
KR101365675B1 (ko) * 2012-10-19 2014-02-24 주식회사 에스엘 서봉 차선인식 장치, 그리고 이를 이용한 차선이탈 안내 장치
WO2021059589A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 物体検出装置、走行制御システム、および走行制御方法
US11347224B2 (en) 2017-06-01 2022-05-31 Mitsubishi Electric Corporation System and method to control a target object based on a traveling state of a peripheral object

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116512A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車間距離測定方法および車間距離測定装置
JP2003291689A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Sogo Jidosha Anzen Kogai Gijutsu Kenkyu Kumiai 車両用情報表示装置
WO2006121088A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
WO2006121087A1 (ja) * 2005-05-10 2006-11-16 Olympus Corporation 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2008265474A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Toyota Motor Corp 制動灯検出装置
JP2009166729A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
KR101365675B1 (ko) * 2012-10-19 2014-02-24 주식회사 에스엘 서봉 차선인식 장치, 그리고 이를 이용한 차선이탈 안내 장치
CN103318152A (zh) * 2013-07-08 2013-09-25 无锡商业职业技术学院 一种汽车主动安全系统
US11347224B2 (en) 2017-06-01 2022-05-31 Mitsubishi Electric Corporation System and method to control a target object based on a traveling state of a peripheral object
WO2021059589A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 日立オートモティブシステムズ株式会社 物体検出装置、走行制御システム、および走行制御方法
JP2021056651A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 日立Astemo株式会社 物体検出装置、走行制御システム、および走行制御方法
CN114521180A (zh) * 2019-09-27 2022-05-20 日立安斯泰莫株式会社 物体检测装置、行驶控制系统以及行驶控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9248777B2 (en) Automatic signaling system for vehicles
US9239380B2 (en) Driver assistance system for avoiding collisions of a vehicle with pedestrians
EP2575078B1 (en) Front vehicle detecting method and front vehicle detecting apparatus
US20180322349A1 (en) Parking Space Detection Method and Device
US9020747B2 (en) Method for recognizing a turn-off maneuver
JP4223320B2 (ja) 車両用運転支援装置
WO2005036371A2 (en) Moving object detection using low illumination depth capable computer vision
US20120163671A1 (en) Context-aware method and apparatus based on fusion of data of image sensor and distance sensor
JP2000030197A (ja) 温体検出装置
JP4541609B2 (ja) 停止線認識装置、及び、その停止線認識装置を用いた車両用運転支援装置
JPH09272414A (ja) 車両制御装置
JP4848644B2 (ja) 障害物認識システム
JPH1062162A (ja) 障害物検出装置
JP2005202787A (ja) 車両用表示装置
JPH05297141A (ja) 車載型物体検知装置
JP2001101592A (ja) 車両用衝突防止装置
JP3988657B2 (ja) 対象物検出装置
JPH01281600A (ja) 走行車両認識装置
CN111756987B (zh) 一种车载摄像头的控制方法、装置及车载图像捕捉系统
KR101280259B1 (ko) 차량용 안전 제어 시스템 및 그를 이용한 안전 제어 방법
JPH11185194A (ja) 車両検知装置
JP3120648B2 (ja) 車両用環境認識装置
CN112141084A (zh) 停车支援装置及停车支援方法
JPH10129375A (ja) 車載用前方車両認識装置
EP4130790A1 (en) Driver assistance system and method for determining a region of interest