JPH0927232A - タッチスイッチ付el表示装置 - Google Patents

タッチスイッチ付el表示装置

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JPH0927232A
JPH0927232A JP7177045A JP17704595A JPH0927232A JP H0927232 A JPH0927232 A JP H0927232A JP 7177045 A JP7177045 A JP 7177045A JP 17704595 A JP17704595 A JP 17704595A JP H0927232 A JPH0927232 A JP H0927232A
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JP
Japan
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touch switch
transparent
display device
transparent conductive
electrode
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Application number
JP7177045A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsukada
義幸 塚田
Yasutaka Kawashima
康貴 川島
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0927232A publication Critical patent/JPH0927232A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2219/00Legends
    • H01H2219/002Legends replaceable; adaptable
    • H01H2219/018Electroluminescent panel

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチスイッチのON−OFF電気回路とE
Lパネルの点滅回路とを電気的に分離した薄型軽量のタ
ッチスイッチ付EL表示装置を提供する。 【解決手段】 一対の面状接点52,52をスペーサ5
3を介して対向配置したタッチスイッチ50と、透明電
極38と裏面電極32との間に反射絶縁層33と発光層
34との積層体を配設したELパネル本体30とを積層
したタッチスイッチ付EL表示装置20において、前記
発光層34の上に透明導電層35を形成し、該透明導電
層35と前記透明電極38とを絶縁性スペーサ37を介
して離隔配設する。 【効果】 電気的クロストークのない薄型軽量のタッチ
スイッチ付EL表示装置を提供できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA機器など各種の装置
に使用されるタッチスイッチ付EL表示装置に関し、特
にタッチスイッチの押圧による入力時に押圧部に対応す
る部分がEL発光するようにした薄型軽量のタッチスイ
ッチ付EL表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のタッチスイッチ付EL表
示装置として、例えば実開昭61−723号公報に開示
されているように、透光窓を有するタッチスイッチの裏
面側に照明用光源としてELパネルを積層配置したもの
が一般的である。以下、このタッチスイッチ付EL表示
装置について図を参照しながら説明する。
【0003】図7(a)において、1は蛍光体に電圧を
加えて発光させることができるEL表示部2を必要数設
けたELパネルであり、3はこのELパネル本体1の表
面に配設された透明板であり、前記EL表示部2に対応
した箇所に透明なタッチスイッチ4が形成されている。
ELパネル本体1は表裏両面に透明なガラス板5,5を
有し、中央に配設される蛍光体層6の両面に絶縁層7,
7を設け、さらにその両面に透明電極8,8を介して積
層状に形成されている。
【0004】次に、透明板3は、透明導電フィルム3a
と透明スペーサフィルム3bとからなり、かつこの透明
スペーサフィルム3bには開口部9が形成されている。
前記ELパネル本体1の一方のガラス板5の上にはタッ
チプレート10が形成され、透明導電フィルム3aの裏
面には透明導電面11が形成されている。前記タッチプ
レート10は、図7(b)の平面図に示すようにくし歯
状の一対の導電性端子12,12を一定間隔離して形成
したものである。
【0005】前記タッチスイッチ4は、透明導電フィル
ム3aと、透明スペーサフィルム3bの開口部9と、タ
ッチプレート10とによって構成され、開口部9の透明
導電フィルム3aを押圧することによって、透明導電フ
ィルム3aがたわみ、透明導電面11が開口部9を介し
てタッチプレート10に接触し、タッチプレート10の
一対の導電性端子12,12が透明導電面11によって
短絡することによって両端子が導通し、タッチスイッチ
4がON状態になる。押圧を解除すれば透明導電面11
がタッチプレート10から離れタッチスイッチ4はOF
F状態になる。
【0006】タッチスイッチ4が導通すると、ON信号
はスイッチ回路(図示せず)を経て制御部(図示せず)
に入力され、制御部からEL点灯回路(図示せず)に伝
達され、ここでEL点灯信号が得られELパネル本体1
のEL表示部に電圧が印加されてEL表示部2が所定の
発光パターン(例えばON、STARTなど)で発光す
る。
【0007】以上のとおり、従来のタッチスイッチ付E
L表示装置は、タッチスイッチ4がスイッチ回路、制御
回路、EL点灯回路を経由して電気的にELパネル本体
1と連結していることが特徴になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のタッチスイ
ッチ付EL表示装置は、タッチスイッチおよびその回路
がEL点灯回路と電気的に連結しているために、回路
構成が複雑になりコスト高となる、タッチスイッチの
ON−OFF信号を他の機器に入力して信号処理し新た
な機能を付与する場合、EL点灯機能との間で電気的相
互作用が生じ、動作が不安定になるなどの問題があっ
た。また、ELパネル本体がガラス基板を有するために
ELパネル本体の薄型、軽量化に限度があり、小型化
が困難であるなどの問題もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
し、タッチスイッチのON−OFFによる電気的スイッ
チ回路とELパネルの点滅回路とを電気的に分離した、
薄型軽量のタッチスイッチ付EL表示装置を提供するこ
とを目的とするもので、本発明のタッチスイッチ付EL
表示装置は、透明電極と裏面電極との間に発光層と反射
絶縁層との積層体を配設したELパネル本体と、タッチ
スイッチとを重ねて配設したタッチスイッチ付EL表示
装置において、前記発光層の上に透明導電層を形成し、
該透明導電層と前記透明電極とが絶縁性スペーサの開口
部を介して所定間隔で対面して配設されていることを特
徴とする。
【0010】また、タッチスイッチの押圧力によってE
Lパネル本体の透明電極と透明導電層とを接触させるこ
とにより透明電極と裏面電極に印加した電圧を透明導電
層を介して発光層に印加し、タッチスイッチの押圧部に
対応するEL表示部を発光させることを特徴とする。
【0011】また、発光層に使用した蛍光体粒子の表面
に防湿性被膜が形成されていることを特徴とする。
【0012】また、平行配列した複数の透明電極と同様
の裏面電極とを直交配列し、両電極間に発光層と反射絶
縁層との積層体を配設したELパネル本体と、同一ピッ
チで平行配列した複数の電極をスペーサを介して対面し
て直交配列し多数の交叉部をスイッチとしたタッチスイ
ッチとを重ねて配設したタッチスイッチ付EL表示装置
であって、前記発光層上に透明電極と裏面電極との交叉
部位置に複数の透明導電層を形成し、該透明導電層と透
明電極とが絶縁性スペーサを介して所定間隔に対面配設
され、かつ、タッチスイッチの交叉点と透明導電層とE
Lパネルの交叉点とが同一軸上に配設されたことを特徴
とする。
【0013】また、透明導電層に遅延回路を接続するこ
とにより、タッチスイッチがONからOFFになった後
も一定時間発光が継続するようにしたことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】ELパネルの発光層と透明電極との間に開口部
を有する絶縁性スペーサを介在し、開口部の発光層上に
透明導電層を形成して透明電極との間で内蔵スイッチを
構成したので、タッチスイッチの押圧力によって機械的
に内蔵スイッチが閉じ、発光層に電圧が印加されて押圧
部に対応するEL表示部が発光する。タッチスイッチの
ON−OFFとELパネルの点滅とが機械的に連動し、
電気的には連動しないので、タッチスイッチのON−O
FFによる電気的信号に対しELパネルの点滅が悪影響
を及ぼすことがない。
【0015】また、表面に防湿膜を形成した蛍光体を発
光層に使用するので、ELパネルの耐湿性が向上し、防
湿外皮フィルムやガラス基板などが不要となって薄型軽
量化が図れる。
【0016】また、タッチスイッチとELパネル本体の
各電極を平行配列した多数の電極を直交させ、ドットマ
トリクス構成としたので、任意の文字、図形などを入力
し、EL表示することができ、特に透明導電層に遅延回
路を接続した場合には、タッチスイッチがONからOF
Fになっても対応するドットのEL発光が一定時間継続
し、このため任意の文字、図形などが鮮明に表示される
という格別の作用効果がある。
【0017】
【実施例】本発明のタッチスイッチ付EL表示装置は、
タッチスイッチとELパネル本体とが電気的に分離され
ていることを特徴とする。以下、本発明のタッチスイッ
チ付EL表示装置の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図1は便宜上タッチスイッチ部とEL表示
部が2組あるタッチスイッチ付EL表示装置を示してい
る。図1(a)の要部拡大断面図、および図1(b)の
平面図に示すように、本発明のタッチスイッチ付EL表
示装置20はELパネル本体30とその発光面側に積層
配置されたタッチスイッチ50とからなっている。
【0019】ELパネル本体30は、以下に示す積層構
造をしている。すなわち、図1(a)に示すように、下
層から順にポリエチレンテレフタレート(PET)な
ど一般的な樹脂フィルムからなる基材フィルム31、
スクリーン印刷、ドクター印刷など一般的な方法で形成
された銀ペースト、Niペースト、カーボンペーストな
どの導電性ペーストからなり、表示ブロック毎に独立し
て形成された裏面電極32、チタン酸バリウムなどの
高誘電体粉末をフッ素系樹脂などの耐湿性バインダ中に
分散させた反射絶縁層33、硫化亜鉛を銅やハロゲン
やアルミニウムや、銀などで付活した蛍光体粒子の表面
に防湿膜を形成した蛍光体粒子34aをフッ素系樹脂等
の耐湿性バインダ中に分散させた発光層34、発光層
34上の裏面電極32と対応する位置に、酸化インジウ
ム粉末、酸化スズ粉末の1種類以上をアクリル系バイン
ダなどの樹脂バインダと共にイソホロンなどの有機溶剤
に溶かした透明導電ペーストをスクリーン印刷やスプレ
ーなどで表示ブロック毎に厚さ0.1ミクロン〜20ミ
クロン程度に選択的に形成された透明導電層35、透
明導電層35が露出するように開口部36をもうけて形
成された樹脂ペースト、樹脂フィルム等の絶縁性スペー
サ37、ITOや、酸化インジウム、酸化スズを含む
導電ペーストなどの透明電極38をPETなどの透明性
樹脂フィルム39上にスイッチブロック毎に対応して独
立して形成した透明導電フィルム40を積層した構造を
している。
【0020】透明導電層35の形状は発光形状を決める
ので、図2に示すように矩形、多角形、円形、文字、記
号、図形など用途に応じて種々の形状にできる。ここで
41,42はそれぞれ透明電極38、裏面電極32から
導出されたリード電極である(導電性ランドを形成し、
リード電極を省略してもよい)。
【0021】なお、防湿処理した蛍光体粒子は、酸化ケ
イ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタルな
どの金属酸化物、シリコン窒化物、有機系化合物、防湿
性化合物などの一種類以上の被膜を表面に形成したもの
で、形成方法もCVD、スパッタ、蒸着、加水分解、形
成物質を含む溶剤中に蛍光体粉末を浸漬後加熱して付着
させるなど種々の方法が使用できる。
【0022】次に、ELパネル本体30の製造方法につ
いて説明する。基材フィルム31の上に、裏面電極3
2、反射絶縁層33、発光層34、透明導電層35、絶
縁性スペーサ37を順次印刷積層し、その上に透明導電
フィルム40を透明電極38が前記導電層35と一定間
隔で対面するように配置する(リード電極の取出し方法
は省略する)。すなわち、積層順序は→→→→
→→である。この方法は印刷が主体になるので量
産性が良く、低コスト化が図れる。また、変形例として
透明導電フィルム40の上にあらかじめ絶縁性スペーサ
37を形成したものを、透明導電層35を形成した発光
層面上に積層してもよい。この方法は、透明導電層35
と絶縁性スペーサ37を発光層34上に形成する必要が
なく、各々別体の基材上に形成するので印刷が容易であ
り、絶縁性スペーサ37の印刷時に透明導電層35を損
傷することがない。
【0023】次に、タッチスイッチ50の構造と製法に
ついて説明する。図1(a)に示すタッチスイッチ50
は、PETなどの透明で可撓性のある樹脂フィルム51
上にスイッチ部50a,50b毎に独立してITOや酸
化インジウムなどの透明電極からなる面状接点52を形
成したものを、スペーサ53を介して面状接点52,5
2が対面するように配置し、各々の接点からリード電極
54,55を導出したものである。スイッチ部50aま
たは50bを押圧することにより樹脂フィルム51がた
わみ面状接点52,52が接触して導通し、スイッチ5
0はON状態になる。押圧を解除すれば樹脂フィルム5
1のたわみはもどり接点が離れてスイッチ50はOFF
状態になる。ON−OFF信号はリード電極54,55
から出力することができる。前記スペーサ53は絶縁性
樹脂ペーストを印刷して形成してもよいし、樹脂フィル
ム51の一部を突出させてもよいし、絶縁板を介在配置
してもよい。
【0024】以上に説明したELパネル本体30の上に
タッチスイッチ50を位置合わせして積層したタッチス
イッチ付EL表示装置20において、例えばスイッチ部
50aを押圧すると、タッチスイッチ50の面状接点5
2a,52aが接触すると共に、ELパネル本体30の
透明導電フィルム40も弾力的に変形してたわみ透明電
極38aが透明導電層35aと接触する結果、リード電
極41,42間にあらかじめ印加されていた交流電圧が
発光層34に印加され、EL表示部30aが発光する。
なお、透明電極38と透明導電層35との接触が十分で
ない場合は、透明電極38の表面にも透明導電ペースト
を形成するとよい。なお、タッチスイッチ50の上にE
Lパネル本体30を重ねてもよい。
【0025】このように、本発明のタッチスイッチ付E
L表示装置20では、タッチスイッチ50のリード電極
54,55はELパネル本体30のリード電極41,4
2と電気的に分離されているので、タッチスイッチ50
の電気信号によってEL表示部が発光することはなく、
タッチスイッチ50の機械的押圧力によってのみEL表
示部が発光するという特徴がある。
【0026】したがって、タッチスイッチのON−OF
F信号をEL点灯回路以外の他の装置への出力信号とし
て利用する場合、EL表示部を点滅させるEL点灯回路
のON−OFF動作が電気的に前記タッチスイッチの出
力信号に影響を及ぼすことを未然に防止できる効果があ
る。
【0027】しかも、本発明のタッチスイッチ付EL表
示装置は、ELパネル本体にガラス基板を使用しないこ
と、発光層に使用する蛍光体粒子に防湿処理を施してい
ること、発光層と反射絶縁層にフッ素系のバインダを使
用していることなどにより耐湿性が向上し、防湿性外皮
フィルムで封止したり、ガラス基板を使用したりする必
要がなく、薄型、軽量となり小型化が図れるという効果
がある。
【0028】また、ELパネル本体30の発光層34上
に形成した透明導電層35はスイッチのブロック毎に対
応して独立して形成され浮遊電極となっているため、透
明電極38と裏面電極32がそれぞれブロック毎に独立
して形成されず共通化して形成された場合でも押圧した
ブロックだけがEL発光し、押圧しないブロックのEL
表示部が不要に発光することはない。
【0029】次に、本発明の第1の実施例の変形例につ
いて図3を用いて説明する。特徴はタッチスイッチの一
方の透明樹脂フィルム51とELパネル本体の透明導電
フィルムの基材である透明樹脂フィルム39とを兼用し
て共用透明樹脂フィルム81とし、片面にタッチスイッ
チ用の透明電極52を形成し、多面にELパネル用の透
明電極38を形成することにより、さらに薄型化と低コ
スト化を図ったものである。
【0030】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して説明する。第1の実施例のEL表示部はセグ
メントタイプの固定パターンであったが、第2実施例の
タッチスイッチ付EL表示装置は、タッチスイッチ、E
L表示部共にドットマトリクス構成となっており、押圧
により任意の不定形状を入力し、EL表示することがで
きる特徴がある。
【0031】図4に示すように、タッチスイッチ60の
一対の透明樹脂フィルム51の内側に形成されたストラ
イプ状透明電極61,62はそれぞれ微小ピッチで平行
配置された複数の電極群からなり、透明電極61と透明
電極62とは互いに直交するように形成されている。ま
た、上下の透明電極は絶縁性スペーサ63によって所定
間隔に保持されている。すべての電極から独立したリー
ド電極(図示せず)が導出されている。その他の構成は
基本的に第1実施例のタッチスイッチ50と同様である
ので重複する説明は省略する。
【0032】一方、ELパネル本体70は図5に示すよ
うに、裏面電極72と透明電極78とは直交配列され、
前記タッチスイッチの電極と同様の微小ピッチで平行配
置された複数の電極群からなり、裏面電極72と透明電
極78とのすべての交叉点の発光層34上に第1実施例
と同様の透明導電層35が形成されている。透明電極7
8と透明導電層35とは絶縁性スペーサ77によって所
定間隔に保持されている。透明電極78と裏面電極72
のすべての電極から独立したリード電極(図示せず)が
導出されている。
【0033】次にドットマトリクス構成のタッチスイッ
チ付EL表示装置の動作について説明する。細径の棒状
体などで図4に示したタッチスイッチ60を例えばA→
B→Cのように各スイッチ部を押圧しながら移動してい
くと、順次スイッチがON−OFFを繰り返し、これに
対応して図5に示したELパネル本体70の対応するE
L表示部の電極が接触して発光層に電圧が印加され、a
→b→cの順に点滅していく。ドットピッチを1mm以
下のように小さくすれば、棒状体を任意の形状に描くこ
とによって、同一形状に発光が連続的に移動するように
見えるので新規なEL発光表示ができる。
【0034】また、ELパネル本体70の交叉点に対応
する透明導電層35からリード電極を導出して遅延回路
に接続することにより、タッチスイッチがONからOF
Fになり透明電極78と透明導電層35との接点が離れ
ても、一定時間透明導電層35と裏面電極72との間に
EL発光電圧が引き続き印加され、その交叉点が一定時
間発光するようにすることもできる。この場合、押圧部
をA→B→Cのように移動しても、a,b,cは点滅す
ることなく一定時間ほぼ同時に発光するので、任意の図
形、文字等の発光表示が可能となる。遅延回路として
は、オペアンプとCR定数回路を組み合わせたアナログ
回路や、発振器、クリップフロップ回路、ゲート回路な
どを組み合わせたIC化に適したデジタル回路など種々
のものが使用できる。その際、透明電極78と裏面電極
72との間に交流電圧を印加すると共に、透明電極78
を接地に接続し、前記遅延回路によって透明導電層35
を一定時間接地電位に保持することにより透明導電層3
5と裏面電極72との間に交流電圧が一定時間かかるよ
うにして交叉点を一定時間点灯する方法が実用上有効で
ある。
【0035】また、タッチスイッチのON−OFF信号
を適当なインターフェース回路、制御回路等を経てパー
ソナルコンピュータ等へ入力することにより、パーソナ
ルコンピュータのディスプレイ上でも文字、図形等を再
現することができ、リアルタイムで2次元情報の伝達が
可能となる。
【0036】次に、ELパネル本体70において、透明
電極78と裏面電極72の交叉部に独立した透明導電層
35が形成されていない場合、タッチスイッチを押圧す
ると透明電極78が直接発光層34に接触して電圧がか
かりこれに対応して前記交叉部が発光するが、同時に発
光層、反射絶縁層の容量結合によって交叉部以外もライ
ン状電極に沿ってライン状に発光してしまうことがあ
る。本発明のように透明導電層35を隣接する交叉部と
絶縁して独立して形成することによって、押圧したドッ
トのみ発光させることができるという特徴がある。
【0037】なお、図5では透明電極78、裏面電極7
2の形状を同一幅としたが、図6に示すように非交叉部
72a,78aの幅を狭くすることによって非交叉部で
の不要な発光を抑制し、交叉部72,78の必要な発光
のコントラストを向上させることもできる。なお、前記
各実施例では、透明導電層35を透明導電ペーストを印
刷して形成したが、樹脂フィルムの両面にITO等の透
明電極をスパッタ、蒸着等で形成し、両面のITOが端
面で導通するように導電ペーストを端部に形成したもの
を発光層上に密着してもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明は、タッチスイッチの押圧による
加圧力によって機械的にELパネルの点灯回路をONと
し、EL発光表示を行うので、ELパネルの点滅がタッ
チスイッチのON−OFF信号の利用に悪影響を及ぼす
ことがない。また、防湿処理した蛍光体を発光層に使用
するので、薄型・軽量となり小型化が図れる。また、E
Lパネル本体の透明電極と裏面電極との交叉部にのみ独
立して透明導電層からなる接点を形成したので、押圧し
た交叉部だけが発光するドットマトリクス表示の可能な
タッチスイッチ式EL表示装置が提供できる。特に、E
Lパネルの透明導電層に遅延回路を接続することによ
り、スイッチがOFFとなっても一定時間発光するので
任意の文字、図形などが発光するという新規な入出力装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタッチスイッチ付EL表示装置の第
1実施例を示す断面図(a)と平面図(b)
【図2】 本発明の透明導電層の形状例を示す平面図
【図3】 本発明の第1実施例の変形例を示す要部断面
【図4】 本発明の第2実施例のドットマトリクス型タ
ッチスイッチを示す平面図(a)とX−X線に沿う断面
図(b)
【図5】 本発明の第2実施例のドットマトリクス型E
Lパネル本体を示す1部切欠き平面図(a)とY−Y線
に沿う断面図(b)
【図6】 本発明の直交配置された一対の電極の他の形
状を示す平面図
【図7】 従来のタッチスイッチ付EL表示装置の断面
図(a)とタッチプレートの導電性端子配設図(b)
【符号の説明】
20,80 タッチスイッチ付EL表示装置 30,70 ELパネル本体 31 基材フィルム 32,72 裏面電極 33 反射絶縁層 34 発光層 34a 防湿処理された蛍光体粒子 35 透明導電層 36 開口部 37,53,63,77 スペーサ 38,78 透明電極 39,51 透明樹脂フィルム 40 透明導電フィルム 41,42 ELパネルのリード電極 50,60 タッチスイッチ 50a,50b スイッチ部 52 透明電極からなる面状接点 54,55 タッチスイッチのリード電極 61,62 ストライプ状透明電極 81 共用透明樹脂フィルム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極と裏面電極との間に、発光層と反
    射絶縁層との積層体を配設したELパネル本体と、タッ
    チスイッチとを重ねて配設したタッチスイッチ付EL表
    示装置において、 前記発光層の上に透明導電層を形成し、該透明導電層と
    前記透明電極とが絶縁性スペーサの開口部を介して所定
    間隔で対面して配設されたことを特徴とするタッチスイ
    ッチ付EL表示装置。
  2. 【請求項2】タッチスイッチの押圧力によってELパネ
    ル本体の透明電極と透明導電層とを接触させることによ
    り透明電極と裏面電極に印加した電圧を透明導電層を介
    して発光層に印加し、タッチスイッチの押圧部に対応す
    るEL表示部を発光させることを特徴とする請求項1記
    載のタッチスイッチ付きEL表示装置。
  3. 【請求項3】透明導電層が所定形状に印刷された透明導
    電ペーストであることを特徴とする請求項1記載のタッ
    チスイッチ付EL表示装置。
  4. 【請求項4】透明導電層が透明樹脂フィルムの両面に透
    明電極を形成し、かつ両面の透明電極の端部を導通処理
    したものであることを特徴とする請求項1記載のタッチ
    スイッチ付EL表示装置。
  5. 【請求項5】透明樹脂フィルムの一方の面にタッチスイ
    ッチ用の透明電極からなる面状接点を形成し、他方の面
    にELパネルの透明電極を形成することにより基材を共
    通化したことを特徴とする請求項1記載のタッチスイッ
    チ付EL表示装置。
  6. 【請求項6】発光層に使用した蛍光体粒子の表面に防湿
    性被膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のタッチスイッチ付EL表示装置。
  7. 【請求項7】平行配列した複数の透明電極と同様の裏面
    電極とを直交配列し、両電極間に発光層と反射絶縁層と
    の積層体を配設したELパネル本体と、同一ピッチで平
    行配列した複数の電極をスペーサを介して対面して直交
    配列し多数の交叉部をスイッチとしたタッチスイッチと
    を重ねて配設したタッチスイッチ付EL表示装置であっ
    て、前記発光層上に透明電極と裏面電極との交叉部位置
    に複数の透明導電層を形成し、該透明導電層と透明電極
    とが絶縁性スペーサを介して所定間隔に対面配設され、
    かつ、タッチスイッチの交叉点と透明導電層とELパネ
    ルの交叉点とが同一軸上配設されたタッチスイッチ付E
    L表示装置。
  8. 【請求項8】透明電極と裏面電極の交叉部以外の部分の
    電極幅を小さくし、くびれ部を設けたことを特徴とする
    請求項7記載のタッチスイッチ付EL表示装置。
  9. 【請求項9】透明導電層に遅延回路を接続することによ
    り、タッチスイッチがONからOFFとなった後も一定
    時間発光が継続するようにしたことを特徴とする請求項
    7記載のタッチスイッチ付EL表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001076886A (ja) * 1999-09-03 2001-03-23 Futaba Corp 透明タッチスイッチ付き有機elデバイスとその製造方法
GB2399673A (en) * 2003-01-28 2004-09-22 Hoover Co Electrical switch and electro-luminescent light arrangement

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