JPH09272249A - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JPH09272249A
JPH09272249A JP8084196A JP8419696A JPH09272249A JP H09272249 A JPH09272249 A JP H09272249A JP 8084196 A JP8084196 A JP 8084196A JP 8419696 A JP8419696 A JP 8419696A JP H09272249 A JPH09272249 A JP H09272249A
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JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
feeding
print
control unit
Prior art date
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JP8084196A
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English (en)
Inventor
Satoshi Machida
聡 町田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手差しによる印刷と自動給紙による印刷とを簡
単、かつ正しく使い分けて、本来意図している正しい印
刷結果を得ることを可能にする。 【解決手段】手差しによる印刷と自動給紙による印刷が
可能なプリンタ24が設けられた文書作成装置におい
て、制御部10は、印刷対象とする文書データをもと
に、手差しによる印刷と自動給紙による印刷のそれぞれ
に応じた、プリンタ24の用紙を搬送する機構上の制約
により、正常な印刷が可能であるか否かを判別し、この
判別の結果、正常な印刷ができないと判別された場合に
ディスプレイ16において警告メッセージを表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手差しによる印刷
と自動給紙による印刷が可能なプリンタ装置を有する文
書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語ワードプロセッサ装置等の文書作
成装置では、作成した文書を印刷するためのプリンタ装
置が搭載されたものがある。通常、1ラインまたは数ラ
イン毎に文書を印刷する。この種、文書作成装置では、
用紙を1枚づつセットする手差しによる印刷と、複数枚
分まとめてセットされた用紙を1枚づつ給紙する内蔵ま
たはオプションで外付けされた自動給紙による印刷を用
いることができる。さらに、手差しによる印刷を行なう
際に、用紙を用紙挿入口に入れることにより、用紙を印
刷開始位置まで自動的に給紙するオートローディング機
構が設けられている。
【0003】ところで、作成された文書中には、文字に
対する修飾(拡大等)のために用紙の逆方向への改行
(搬送)が必要となることがある。例えば、文書の印刷
中に一旦停止した後に、再度印刷を行なうような場合で
ある。この場合、プリンタ装置による印刷がライン毎で
あるため、停止位置(ライン)の直前の文字に拡大の修
飾が施されていると、倍率に応じて改行(用紙を搬送)
させながら同文字に対する拡大印刷を行なって停止する
ことになり、この際、停止位置(ライン)の直後の文字
の印刷位置を通過してしまっている。こうした場合に、
所定量の逆方向への改行(搬送)をした後に印刷を再開
することにより、本来の印刷位置において印刷が可能で
ある。
【0004】通常、自動給紙による印刷では、複数枚の
用紙が載置されたトレイから用紙を1枚毎に給紙するた
めの給紙機構の機構上の制約から、用紙を逆方向に改行
(搬送)させることができない。一方、手差しによる印
刷を用いる場合、用紙を搬送するための機構が自動給紙
機構よりも簡単であるため、用紙の特定の範囲(例えば
用紙の下端近傍)以外であれば逆方向の改行ができる。
しかしながら、特定の範囲(下端近傍)では、やはり機
構上の制約から、逆方向に改行することができない。
【0005】従って、自動給紙機構を用いて前述のよう
な文字修飾のある状況における印刷では、本来、意図し
た正常な印刷ができない場合があった。また、手差しに
よる印刷を用いていても、用紙の下端近傍では正常な印
刷ができない場合があった。
【0006】また、従来の文書作成装置のプリンタ装置
では、手差しにより用紙がセットされた状態で印刷の実
行が指示されるとセットされた用紙に対して印刷を実行
し、また手差しにより用紙がセットされていない場合に
は、自動給紙機構により用紙を給紙して印刷を実行す
る。
【0007】すなわち、従来の文書作成装置では、何ら
かの用紙がセットされていれば印刷を実行してしまう。
しかしながら、印刷対象(用紙種類、用紙の大きさ)に
よっては、手差しによる印刷、あるいは自動給紙による
印刷が適さない場合があるため、不適切な用紙がセット
された状態で印刷の実行が指示されると、正常な印刷動
作ができなかったり、印刷品質の低い印刷結果が得られ
るような場合がある。
【0008】また、プリンタ装置の構成上、用紙挿入口
を1つとし、手差しによる印刷と自動給紙による印刷を
両方できるようにした場合、印刷方式によって給紙方法
が異なり、このため用紙の挿入位置も異なってくるが、
プリンタ装置への操作が慣れていない場合には、正しく
用紙を挿入しているか否かを容易に判断することができ
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文書
作成装置では、プリンタ装置の給紙機構の構成上の制限
から、自動給紙による印刷では逆方向への改行ができな
い、また手差しによる印刷でも用紙の下端近傍では逆方
向への改行ができないという状況があるにもかかわら
ず、印刷の実行の指示に応じてセットされた用紙に対し
て印刷を行なってしまうため、逆方向への改行が必要な
文書の印刷時に正常な印刷ができない場合があった。
【0010】また、印刷対象(用紙種類、用紙の大きさ
等)によっては、手差しによる印刷、あるいは自動給紙
による印刷が適さない場合があるにもかかわらず、印刷
の実行の指示に応じて、セットされた用紙に対して印刷
を施してしまい、正常な印刷動作ができなかったり、印
刷品質の低い印刷結果が得られることがあった。
【0011】さらに、プリンタ装置の構成上、用紙挿入
口を1つとした場合には、手差しによる印刷と自動給紙
による印刷を行なう場合で、用紙の挿入位置が異なる
が、意図した位置に用紙を挿入しているのか否かが容易
に判断することができなかった。
【0012】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、手差しによる印刷と自動給紙による印刷と
を簡単、かつ正しく使い分けて、本来意図している正し
い印刷結果を得ることが可能なプリンタ装置を有する文
書作成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、手差しによる
印刷と自動給紙による印刷が可能なプリンタ装置を有す
る文書作成装置において、印刷対象とする文書データを
もとに、手差しによる印刷と自動給紙による印刷のそれ
ぞれに応じた前記プリンタ装置の用紙を搬送する機構上
の制約により、正常な印刷が可能であるか否かを判別す
る判別手段と、前記判別手段によって正常な印刷ができ
ないと判別された場合に警告を出力する警告手段とを具
備したことを特徴とする。
【0014】また本発明は、印字ヘッドに対する移動指
示により、用紙上の印刷位置へ任意に印字ヘッドを移動
することが可能なプリンタ装置を有する文書作成装置に
おいて、印刷対象とする文書データをもとに、前記プリ
ンタ装置の用紙を搬送する機構上の制約に基づく、正常
な印刷が可能な前記印字ヘッドの移動範囲を表示する表
示手段と、前記表示手段によって表示される移動範囲に
対応して、前記印字ヘッドが前記移動範囲内にあるよう
に前記印字ヘッドに対する移動指示を制御する移動指示
制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】また本発明は、手差しによる印刷とオート
ローディングによる印刷と自動給紙による印刷とが可能
なプリンタ装置を有する文書作成装置において、前記手
差しによる印刷と前記オートローディングによる印刷と
前記自動給紙による印刷の何れかの印刷方式から、実行
すべき印刷方式を設定する印刷方式設定手段と、実際に
印刷しようとする印刷対象を判別する判別手段と、前記
判別手段によって判別された印刷対象が、前記印刷方式
設定手段により設定された印刷方式に適した印刷が可能
であるかを判別して印刷制御を行なう制御手段とを具備
したことを特徴とする。
【0016】また本発明は、手差しによる印刷と自動給
紙による印刷を、共通する用紙挿入口から挿入された用
紙に対して行なうことができるものであって、何れの印
刷を行なうかによって前記用紙挿入口から挿入された用
紙のセット位置が異なるプリンタ装置と、前記プリンタ
装置の前記用紙挿入口から挿入された用紙のセット位置
が、手差しによる印刷と自動給紙による印刷の何れを行
なう位置にあるかを通知する通知手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
文書作成装置の構成を示すブロック図である。図1に示
すように、本実施形態の文書作成装置は、制御部10、
キーボード12、入力制御部14、ディスプレイ16、
表示制御部18、スピーカ20、スピーカ制御部22、
プリンタ24、プリンタ制御部26、及びメモリ34が
設けられている。
【0018】制御部10は、CPU等が設けられてお
り、メモリ34等に対するメモリ操作や各制御部等に対
する命令操作を実行するものである。制御部10は、各
部を制御することにより、手差しによる印刷と自動給紙
による印刷とを正確に使い分けて正しい印刷結果を得る
ための機能を実現する。
【0019】キーボード12は、文書作成のためのデー
タの入力やプリンタ24に対する操作(印字ヘッド24
cの移動等)を含む特定の指示を行うための入力装置で
ある。キーボード12には、「文字」キー、「数値」キ
ーをはじめ、「カーソル」キー等の他、「印刷」キー、
「イメージ入力」キー等が設けられている。
【0020】入力制御部14は、キーボード12によっ
て入力された情報の入力制御を行なう。なお、図示して
いないが、キーボード12の他にもマウス等のポインテ
ィングデバイスを設けても良い。
【0021】ディスプレイ16は、例えば液晶ディスプ
レイ(LCD)やCRT等によって構成されるもので、
表示制御部18内のVRAMの内容を表示する。表示制
御部18は、制御部10の制御の下でVRAM(図示せ
ず)に表示データを展開して、ディスプレイ16に出力
する。表示データが文書(テキスト)である場合、指定
された文字コードに対するフォント情報が、メモリ34
のフォントデータ格納部34cから読み込まれ、VRA
Mの任意位置に格納される。
【0022】スピーカ20は、スピーカ制御部22の制
御のもとで、装置に対する不正な操作に対する警告音や
メッセージ等を出力する。スピーカ制御部22は、制御
部10の制御のもとで、スピーカ20からの警告音やメ
ッセージ音声を出力させる。
【0023】プリンタ24は、文書やイメージ等の印刷
を行なうシリアルプリンタであり、メモリ34の印刷パ
ターンバッファ34bに格納された内容を、セットされ
た用紙を順次用紙送りしながら、印字ヘッド制御機構に
よって移動される印字ヘッド24cにより印刷を実行す
る。
【0024】プリンタ24には、用紙挿入センサ24
a、用紙送りローラ24b、印字ヘッド24cが設けら
れている。用紙挿入センサ24aは、印刷の対象とする
用紙が所定の位置にセットされた状態にあることを検出
するもので、用紙の先端の到達(用紙給紙開始)と用紙
の後端の通過(用紙切れ)をプリンタ制御部26の用紙
挿入センサ制御部26aに通知する。用紙送りローラ2
4bは、プリンタ制御部26の用紙送りローラ制御部2
6bの制御のもとに、給紙された用紙を所定の方向に導
入するためのもので、複数のローラ(メインローラ、サ
ブローラ、取り出しローラ等)により構成される。詳細
については、図2を参照しながら説明する。印字ヘッド
24cは、印刷を行なう際に、プリンタ制御部26の制
御のもとに、印刷実行時に横方向に移動されながら、印
刷パターンに応じて駆動される。
【0025】プリンタ制御部26は、制御部10の制御
のもとにプリンタ24の動作を制御するもので、用紙挿
入センサ制御部26a、用紙送りローラ制御部26bが
設けられている。用紙挿入センサ制御部26aは、プリ
ンタ24の用紙挿入センサ24aからの用紙挿入検出を
通知する信号を入力して制御部10に通知する。用紙送
りローラ制御部26bは、制御部10の制御のもとに、
プリンタ24の用紙送りローラ24bの駆動制御を行な
う。
【0026】メモリ34は、制御部10による制御のも
とに各種データを格納するもので、文書情報バッファ3
4a、印刷パターンバッファ34b、フォントデータ格
納部34cが含まれている。文書情報バッファ34a
は、キーボード12から入力されたデータに基づいて作
成された文書の文字コードを格納する。印刷パターンバ
ッファ34bは、プリンタ24における印刷に供される
印刷パターンデータを格納する。フォントデータ格納部
34cは、文書作成装置において扱われる文字コードに
対応するフォントデータを格納する。
【0027】次に、プリンタ24における用紙の搬送機
構の概略構成について、図2を参照しながら説明する。
図2はプリンタ24の搬送機構の側断面を示している。
図2はプリンタ24の用紙挿入センサ24aと用紙送り
ローラ24bとの位置関係を示す図である。図2に示す
ように、用紙送りローラ24bとして、メインローラ4
0と、2本のサブローラ42a,42bが平行に配設さ
れ、メインローラ40と各サブローラ42a,42bと
が圧接している。また、メインローラ40に対して用紙
挿入口側に、自動給紙による印刷を行なう際に1枚毎に
用紙を取り出すための取り出しローラ44が、メインロ
ーラ40と近接して平行に配設されている。
【0028】取り出しローラ44は、用紙挿入口からま
とめて挿入された複数の用紙を、上から1枚毎に取り出
して用紙挿入センサ24a方向に給紙するように回転駆
動される。すなわち、取り出しローラ44の位置が自動
給紙による印刷を行なう際の用紙のセット位置となる。
【0029】一方のサブローラ42aが設けられた側を
用紙挿入方向とし、サブローラ42aとメインローラ4
0との間に下方に向けて挿入され、挟まれた状態で各ロ
ーラが回転することにより用紙が導入される。用紙は、
メインローラ40の面に沿って導入され、他方のサブロ
ーラ42bとメインローラ40との間から上方に向けて
導出される。なお、図2においては、メインローラ40
の面のカーブに沿って用紙を誘導する筐体で覆われてい
るものとする。
【0030】本実施形態では、手差しによる印刷を行な
う際の用紙のセット位置を、用紙挿入センサ24aによ
って用紙が差し込まれたことが検出され、かつメインロ
ーラ40とサブローラ42aの回転駆動により用紙の搬
送方向に搬送可能な位置とする。
【0031】オートローディング機構による用紙の給紙
は、用紙挿入センサ24aによって用紙の先端部が挿入
されたことを検出してからメインローラ40を回転駆動
して所定量を搬送することにより、用紙を印刷開始位置
まで自動的に給紙する。
【0032】用紙挿入センサ24aは、メインローラ4
0とサブローラ42a,42bによって導入された用紙
が通過する、例えばサブローラ42a近傍のメインロー
ラ40の下方部に設けられる。
【0033】次に、本実施形態におけるプリンタ24に
おける印刷制御の動作について、図3に示すフローチャ
ートを参照しながら説明する。はじめに、印刷途中で用
紙を逆方向へ改行(搬送)する必要があるような文書に
ついての印刷を行なう際に、正常ではない印刷が実行さ
れることがないようにするための機能について説明す
る。
【0034】まず、キーボード12の「印刷キー」が押
下されて印刷実行が指示されると、制御部10は、メモ
リ34の文書情報バッファ34aに格納された印刷の対
象とする文書データをもとに、正常な印刷実行の可、不
可を判別する(ステップA1)。すなわち、制御部10
は、文書情報中の文字に対する修飾データ(拡大、上付
き等)や印刷の停止等の制御コード等の有無に基づい
て、修飾等により逆方向方向への改行をしなければ、本
来意図している印刷結果を得られないような修飾状況に
ある場合には、正常な印刷実行が不可であるものと判別
する。手差しによる印刷でも、例えば用紙下端等で正常
な逆方向改行ができない場合も同様に、正常な印刷実行
が不可であるものと判別される。
【0035】正常な印刷ができないと判別された場合に
は(ステップA2)、制御部10は、表示制御部18を
制御して、ディスプレイ16の表示画面上の所定の位置
(操作手順を案内するガイドを表示するためのガイド行
等)において、例えば図4に示すように「正常な印刷が
できない場合があります」等の警告メッセージを表示さ
せる(ステップA3)。
【0036】警告メッセージの提示に応じて、キーボー
ド12の所定のキーが押下されて、印刷実行の停止が指
示された場合、制御部10は、印刷処理を停止して処理
を終了する。
【0037】一方、正常な印刷ができないことを承知で
印刷実行処理の継続が選択された場合、あるいはステッ
プA2において正常な印刷の実行が可能であることが判
別された場合には、制御部10は、用紙挿入センサ24
aによる用紙の検出状態を判別する(ステップA5)。
【0038】ここで、手差しによる給紙、あるいは手差
しによるオートローディング機構を用いた給紙により、
既に用紙が印刷開始が可能な位置にセットされている場
合(用紙挿入センサ24aがオン状態)、制御部10
は、印刷対象とする文書について、印刷パターンバッフ
ァ34bに格納された印刷パターンを用いて、プリンタ
制御部26によりプリンタ24を駆動して印刷を行なう
(ステップA9)。
【0039】一方、ステップA5において、用紙挿入セ
ンサ24aがオフ状態にあることが判別された場合に
は、制御部10は、プリンタ制御部26の用紙送りロー
ラ制御部26bにより用紙送りローラ24bを駆動して
用紙送りする(ステップA6)。
【0040】すなわち、自動給紙機構により用紙を給紙
するもので、自動給紙による印刷を行なう際の位置にセ
ットされた複数の用紙束から1枚の用紙が取り出される
ように取り出しローラ44を回転駆動させ、また、メイ
ンローラ40及びサブローラ42a,42bを印字ヘッ
ド24c方向に用紙が搬送されるように回転駆動させ
る。
【0041】用紙を所定量搬送する給紙動作を継続して
も用紙挿入センサ24aがオン状態とならない場合に
は、制御部10は、用紙がセットされていないものと判
別して、ディスプレイ16において用紙切れのメッセー
ジを表示させ、印刷処理を終了する。
【0042】自動給紙により用紙が給紙された場合(用
紙挿入センサ24aがオン状態)、制御部10は、印刷
対象とする文書について、印刷パターンバッファ34b
に格納された印刷パターンを用いて、プリンタ制御部2
6によりプリンタ24を駆動して印刷を行なう(ステッ
プA9)。以下、順次給紙される用紙に対して印刷を実
行する。
【0043】こうして、用紙に対する印刷を開始する前
に、正常な印刷が可能であるか否かが判別され、正常な
印刷ができない場合には、警告メッセージをディスプレ
イ16の表示画面に表示するので、意図しない不正な印
刷結果が得られることを回避することができる。
【0044】なお、前述した説明では通常の文書を印刷
する場合の動作について説明しているが、特別な機能を
用いた印刷、例えば切り出し印刷を行なう際に、不正な
印刷が実行されることを回避することもできる。切り出
し印刷を行なう際の動作について、図5に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0045】なお、切り出し印刷とは、文書中の特定範
囲を任意に指定し、指定した特定範囲の文書の内容を、
用紙上の任意の位置を指示して印刷する機能である。切
り出し印刷を行なう場合には、手差しにより用紙がプリ
ンタ24にセットされるものとする。
【0046】まず、切り出し印刷の実行が指示される
と、切り出し印刷の対象となる範囲を指定するモードと
なる。制御部10は、例えばディスプレイ16において
表示されている文書中から、例えば矩形枠等による切り
出し印刷の対象範囲の指定を入力する(ステップB
1)。
【0047】切り出し印刷の対象範囲が指定されると、
制御部10は、印刷対象とする用紙における印刷対象を
印刷できる範囲と、現在指示している印刷位置(印刷指
示位置)を、例えば図6に示すようにディスプレイ16
において表示させる。
【0048】図6に示す例では、印刷対象とする用紙全
体のイメージ中に、切り出し印刷の対象に応じた印刷可
能範囲を破線で示し、印刷可能範囲中に印刷の対象範囲
を矩形枠示している。なお、印刷の対象範囲を矩形枠の
サイズは、印刷の対象範囲中の文書の修飾等の情報も考
慮して決定される。また、印刷対象とする用紙全体のイ
メージは、印刷対象となっている文書に対して設定され
た書式設定の情報中の用紙サイズ(例えばA4サイズ
等)を参照してサイズが決定されるものとする。
【0049】印刷指示位置は、例えばキーボード12の
カーソルキーの押下に応じて、プリンタ制御部26によ
りプリンタ24の印字ヘッド24cを移動させることに
よって行われる(ステップB4)。
【0050】制御部10は、カーソルキーの押下によっ
て入力された印刷指示位置が、印刷可能範囲に含まれる
場合には印刷実行可能であるものとして(ステップB
5)、表示中の印刷の対象範囲を示す矩形枠の位置を、
指示された位置方向に移動させる。従って、表示された
用紙イメージと印刷対象範囲の印刷指示位置を参照しな
がら、印刷可能範囲内であれば任意の位置に印刷位置を
移動させることができる。 一方、ステップB5におい
て、カーソルキーの押下によって入力された印刷指示位
置が、印刷可能範囲に含まれないと判別された場合、例
えば印刷の対象範囲の印刷位置が印刷可能範囲の最下端
にある状態で、下方向への移動が指示された場合には、
制御部10は、キー入力を制限(無効)とし、印刷可能
範囲を越えないようにする。
【0051】そして、印刷可能範囲内において、印刷位
置が確定されると(ステップB3)、制御部10は、ス
テップB1において指定された切り出し印刷の対象範囲
の文書を、指定された位置において印刷する(ステップ
B7)。
【0052】こうして、印刷対象として指定された印刷
対象範囲と、印刷対象となる用紙のサイズに応じて、印
刷可能範囲と現在指示されている印刷位置を明示すると
ともに、印刷可能範囲を越えないようにキー入力を制限
することにより、不正な印刷を回避することができる。
【0053】次に、印刷対象(用紙種類、用紙の大きさ
等)の違いに応じて、手差しによる印刷と自動給紙によ
る印刷とを正しく使い分けるための動作について、図7
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0054】本実施形態では、印刷対象により印刷方式
(手差しによる印刷または自動給紙による印刷)が限定
されるものに対して、予め印刷方式を設定するすること
ができる。そのために、制御部10は、例えば図8に示
すような、印刷方式設定のための設定画面をディスプレ
イ16において表示させる。
【0055】まず、印刷実行指示が入力されると、制御
部10は、図8(a)に示す印刷方式の設定項目を含む
印刷書式設定画面を、表示制御部18によってディスプ
レイ16に表示させ、各項目についての選択指示を入力
する(ステップC1)。
【0056】図8(a)に示す項目では、印刷方式の
「手差しによる印刷」「自動給紙による印刷」の何れか
を選択することができる。ここで、「手差しによる印
刷」を選択した場合には、図8(b)(c)に示すよう
に、新たにオートローディング「する」「しない」を選
択するための項目が提示される。
【0057】従って、印刷方式の設定用の項目では、
「手差しによる印刷」、「手差しによる印刷」でオート
ローディング「する」、「手差しによる印刷」でオート
ローディング「しない」、「自動給紙による印刷」の何
れかを選択指定することができる。制御部10は、選択
指定された印刷方式を示すデータを、メモリ34に保存
しておく。
【0058】ここで、制御部10は、印刷対象(用紙種
類、用紙の大きさ等)を判別する(ステップC2)。通
常、印刷対象によって印刷時に使用すべき印刷方式が異
なっている。例えば、フロッピーディスクのラベルなど
の場合、用紙サイズが小さいために自動給紙、あるいは
オートローディングによる給紙は適していない。また、
印刷位置が決められている用紙については、自動給紙ま
たはオートローディングによる給紙が適している。ま
た、文書の用紙サイズがフリーサイズが指定されている
場合、手差しによる印刷が適している。
【0059】制御部10は、印刷対象となっている文書
に対して設定された書式設定の情報中の用紙サイズ(例
えばA4サイズ等)や、ラベル印刷等の特別な印刷モー
ドがある場合には現在のモードを参照して、印刷対象
(用紙種類、用紙の大きさ等)を判別する。
【0060】制御部10は、判別した印刷対象と、ステ
ップC1における印刷方式の設定内容とを比較して印刷
可能であるか、すなわち実際に行なおうとしている印刷
に適した印刷方式が設定されているかを判別する。
【0061】印刷可能と判別される場合には、制御部1
0は、手差しによりセットされている用紙に対して、あ
るいは自動給紙により用紙をセットして印刷を実行する
(ステップC4)。
【0062】一方、印刷可能と判別されなかった場合に
は、制御部10は、例えば警告メッセージをディスプレ
イ16において表示させて印刷処理を終了する(ステッ
プC5)。つまり、設定した印刷方式に適さない印刷を
行なおうとしている場合には、実際には印刷が開始され
ず、意図していた正常な印刷動作ができなかったり、印
刷品質の低い印刷結果が得られることを回避できる。
【0063】なお、前述した例では印刷方式の設定を、
印刷を実行する際に行われる印刷書式設定の1つの項目
として設定するものとしているが、装置に対する印刷モ
ードの設定のように、何時でも設定可能であってもよ
い。
【0064】また、図8に示すように、印刷方式を設定
するための項目を提示して、選択指示を入力するものと
しているが、予め選択された(例えば印刷対象とする文
書に対して設定された文書情報)に基づいて用紙種類を
判別し、自動的に設定するようにしても良い。
【0065】次に、図2に示すような用紙挿入口を1つ
としたプリンタ24を使用する際に手差しによる印刷と
自動給紙による印刷とで、用紙を正しくセットするため
の動作について説明する。本実施形態では、手差しによ
り用紙がセットされたことを明示することにより、手差
しによる印刷と自動給紙による印刷を行なう際の用紙の
セット位置の違いを通知する。
【0066】図9は手差しにより用紙がセットされたこ
とを通知するための動作フローチャートである。用紙挿
入センサ24aからのオン/オフの状態の変更通知は、
実行中の処理に関係なく制御部10へ通知される。用紙
挿入口から用紙が差し込まれて用紙挿入センサ24aま
で到達すると、用紙挿入センサ24aからプリンタ制御
部26の用紙挿入センサ制御部26aを介して制御部1
0に通知される(ステップD1)。
【0067】プリンタ制御部26から用紙挿入の通知が
入力されると、制御部10は、手差しによる印刷位置に
用紙がセットされたことを通知する(ステップD2)。
ここで、手差しによる印刷でオートローディングする場
合には、制御部10は、プリンタ制御部26の用紙送り
ローラ制御部26bによって、挿入された用紙をオート
ローディングさせる。
【0068】また、オートローディングしない場合に
は、用紙挿入口を1つであるため、挿入した用紙が手差
し印刷の位置にあるのか、あるいは自動給紙による印刷
の位置にあるのかを用紙の状態から判別することが容易
ではないが、制御部10は、手差し印刷の位置(用紙挿
入センサ24aによって用紙先端が検出される位置)に
用紙がセットされていることを、画面表示、音、あるい
はプリンタアクションにより通知する(なお、オートロ
ーディングする際にも通知しても良い)。
【0069】画面表示によって通知する場合、制御部1
0は、例えば図10に示すように、表示画面中の装置の
状態を通知するための表示エリアにおいて用紙セット状
態通知エリアを設けて、用紙のセット状態を通知する。
【0070】また、音によって通知する場合、制御部1
0は、スピーカ制御部22によってスピーカ20から特
定の音、あるいは音声を出力させることによって通知す
る。また、プリンタアクションにより通知する場合、制
御部10は、プリンタ制御部26により、印字ヘッド2
4cを1ライン分印刷する時と同じように動作させるな
どして通知する。
【0071】こうして、手差し印刷による印刷位置に用
紙がセットされた場合には、その状態にあることが通知
されるので、手差し位置への用紙のセットを正確に行な
うことができる。また、自動給紙による印刷を行なう際
に、用紙を挿入した結果、手差し印刷の位置に用紙がセ
ットされたことが通知されれば、用紙を差し込み過ぎた
ことが判別できるので、少し手前(取り出しローラ44
の位置)にセットし直すことで、自動給紙による印刷を
行なう際の正しい位置に用紙をセットすることができ
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、手
差しによる印刷と自動給紙による印刷とを簡単、かつ正
しく使い分けて、本来意図している正しい印刷結果を得
ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる文書作成装置の構成
を示すブロック図。
【図2】本実施形態のプリンタ24における用紙の搬送
機構の概略構成を示す側断面。
【図3】本実施形態におけるプリンタ24における印刷
制御の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本実施形態における警告メッセージの表示形態
の一例を示す図。
【図5】本実施形態における切り出し印刷の印刷制御の
動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本実施形態における切り出し印刷を行なう際の
印刷位置制御のための表示画面の一例を示す図。
【図7】印刷対象の違いに応じて手差しと自動給紙とを
使い分けるための動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図8】本実施形態における印刷方式設定用の画面の一
例を示す図。
【図9】本実施形態における手差しにより用紙がセット
されたことを通知するための動作を説明するフローチャ
ート。
【図10】本実施形態における用紙のセット状態を通知
するための表示例を示す図。
【符号の説明】
10…制御部 12…キーボード 14…入力制御部 16…ディスプレイ 18…表示制御部 20…スピーカ 22…スピーカ制御部 24…プリンタ 24a…用紙挿入センサ 24b…用紙送りローラ 24c…印字ヘッド 26…プリンタ制御部 26a…用紙挿入センサ制御部 26b…用紙送りローラ制御部 34…メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手差しによる印刷と自動給紙による印刷
    が可能なプリンタ装置を有する文書作成装置において、 印刷対象とする文書データをもとに、手差しによる印刷
    と自動給紙による印刷のそれぞれに応じた前記プリンタ
    装置の用紙を搬送する機構上の制約により、正常な印刷
    が可能であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段によって正常な印刷ができないと判別され
    た場合に警告を出力する警告手段とを具備したことを特
    徴とする文書作成装置。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドに対する移動指示により、用
    紙上の印刷位置へ任意に印字ヘッドを移動することが可
    能なプリンタ装置を有する文書作成装置において、 印刷対象とする文書データをもとに、前記プリンタ装置
    の用紙を搬送する機構上の制約に基づく、正常な印刷が
    可能な前記印字ヘッドの移動範囲を表示する表示手段
    と、 前記表示手段によって表示される移動範囲に対応して、
    前記印字ヘッドが前記移動範囲内にあるように前記印字
    ヘッドに対する移動指示を制御する移動指示制御手段と
    を具備したことを特徴とする文書作成装置。
  3. 【請求項3】 手差しによる印刷とオートローディング
    による印刷と自動給紙による印刷とが可能なプリンタ装
    置を有する文書作成装置において、 前記手差しによる印刷と前記オートローディングによる
    印刷と前記自動給紙による印刷の何れかの印刷方式か
    ら、実行すべき印刷方式を設定する印刷方式設定手段
    と、 実際に印刷しようとする印刷対象を判別する判別手段
    と、 前記判別手段によって判別された印刷対象が、前記印刷
    方式設定手段により設定された印刷方式に適した印刷が
    可能であるかを判別して印刷制御を行なう制御手段とを
    具備したことを特徴とする文書作成装置。
  4. 【請求項4】 手差しによる印刷と自動給紙による印刷
    を、共通する用紙挿入口から挿入された用紙に対して行
    なうことができるものであって、何れの印刷を行なうか
    によって前記用紙挿入口から挿入された用紙のセット位
    置が異なるプリンタ装置と、 前記プリンタ装置の前記用紙挿入口から挿入された用紙
    のセット位置が、手差しによる印刷と自動給紙による印
    刷の何れを行なう位置にあるかを通知する通知手段とを
    具備したことを特徴とする文書作成装置。
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