JPH09272205A - 積層型インクジェット式記録ヘッド - Google Patents
積層型インクジェット式記録ヘッドInfo
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- JPH09272205A JPH09272205A JP8108382A JP10838296A JPH09272205A JP H09272205 A JPH09272205 A JP H09272205A JP 8108382 A JP8108382 A JP 8108382A JP 10838296 A JP10838296 A JP 10838296A JP H09272205 A JPH09272205 A JP H09272205A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い密度で配列されるノズル開口近傍の接着
代を拡大すること。 【解決手段】 ノズル開口１８−１、１８−２、１８−
３‥‥が千鳥状に形成され、また圧力発生室７−１、７
−２、７−３‥‥、連通孔１０−１、１０−２、１０−
３‥‥、及びインク供給口１２が、ノズル開口１８−
１、１８−２、１８−３‥‥の配列形態の合わせて圧力
発生室７−１、７−２、７−３‥‥、に対して相対的に
均一な位置となるように位置決めして、孔径が特に小さ
いノズル開口１８−１、１８−２、１８−３の位置を圧
力発生室の軸方向にずらせて接着領域を拡大する。
代を拡大すること。 【解決手段】 ノズル開口１８−１、１８−２、１８−
３‥‥が千鳥状に形成され、また圧力発生室７−１、７
−２、７−３‥‥、連通孔１０−１、１０−２、１０−
３‥‥、及びインク供給口１２が、ノズル開口１８−
１、１８−２、１８−３‥‥の配列形態の合わせて圧力
発生室７−１、７−２、７−３‥‥、に対して相対的に
均一な位置となるように位置決めして、孔径が特に小さ
いノズル開口１８−１、１８−２、１８−３の位置を圧
力発生室の軸方向にずらせて接着領域を拡大する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも表面に
圧電振動子が固定された第１の蓋部材と、圧力発生室を
形成するスペーサと、共通のインク室、及びノズルプレ
ートに連通する連通孔を備えた第２の蓋部材を積層して
構成されて、ノズル開口、共通のインク室を備えた流路
ユニットに固定された積層型インクジェット式記録ヘッ
ドに関する。
圧電振動子が固定された第１の蓋部材と、圧力発生室を
形成するスペーサと、共通のインク室、及びノズルプレ
ートに連通する連通孔を備えた第２の蓋部材を積層して
構成されて、ノズル開口、共通のインク室を備えた流路
ユニットに固定された積層型インクジェット式記録ヘッ
ドに関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッドは、記録媒
体上のドットをインク滴により構成する関係上、インク
滴のサイズを小さくすることにより極めて高い解像度で
の印刷が可能であるものの、効率よく印刷するためには
ノズル開口の数を多くする必要があり、圧電振動子をイ
ンク滴噴射源に使用する場合には、圧電振動子の小型化
が極めて重要な要件となる。
体上のドットをインク滴により構成する関係上、インク
滴のサイズを小さくすることにより極めて高い解像度で
の印刷が可能であるものの、効率よく印刷するためには
ノズル開口の数を多くする必要があり、圧電振動子をイ
ンク滴噴射源に使用する場合には、圧電振動子の小型化
が極めて重要な要件となる。
【０００３】ところで、アクチュエータとしてたわみ振
動を使用するインクジェット式記録ヘッドは、表面に圧
電振動子が固定された第１の蓋部材と、圧力発生室を形
成する圧力発生室形成基板と、第２の蓋部材とからなる
アクチュエータユニットは、セラミックにより構成する
ことが可能であるため接合に接着剤を必要としない。他
方、これらアクチュエータユニットにインクを供給した
り、また圧力発生室で加圧されたインクを液滴として吐
出させる流路ユニットは、直径が数十μｍ程度の通孔を
高い位置で多数穿設したノズル開口を必要とするため、
通常金属の薄板を用いて構成され、接着剤を介してアク
チュエータユニットに接合されている。
動を使用するインクジェット式記録ヘッドは、表面に圧
電振動子が固定された第１の蓋部材と、圧力発生室を形
成する圧力発生室形成基板と、第２の蓋部材とからなる
アクチュエータユニットは、セラミックにより構成する
ことが可能であるため接合に接着剤を必要としない。他
方、これらアクチュエータユニットにインクを供給した
り、また圧力発生室で加圧されたインクを液滴として吐
出させる流路ユニットは、直径が数十μｍ程度の通孔を
高い位置で多数穿設したノズル開口を必要とするため、
通常金属の薄板を用いて構成され、接着剤を介してアク
チュエータユニットに接合されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
開口の配列ピッチが狭く、例えば２１０μｍ程度になる
と、接着代が極めて狭くなり、ノズル開口に接着剤が流
込んで目詰まりが発生したり、インクの漏れ出しが発生
することによりインク吐出性能の低下等を招くという問
題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされたも
のであってその目的とするところは、流路ユニットとノ
ズルプレートを確実に接合することができる新規な積層
型インクジェット式記録ヘッドを提供することである。
開口の配列ピッチが狭く、例えば２１０μｍ程度になる
と、接着代が極めて狭くなり、ノズル開口に接着剤が流
込んで目詰まりが発生したり、インクの漏れ出しが発生
することによりインク吐出性能の低下等を招くという問
題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされたも
のであってその目的とするところは、流路ユニットとノ
ズルプレートを確実に接合することができる新規な積層
型インクジェット式記録ヘッドを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、圧力発生室を形成する圧力
発生室形成基板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を
封止するとともに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電
振動子が設けられた第１の蓋部材と、前記圧力発生室形
成基板の他方の面を封止するとともにインク供給口と前
記圧力発生室と接続する連通孔及び前記圧力発生室とノ
ズル開口とを接続する連通孔が形成された第２の蓋部材
とからなるアクチュエータユニットと、前記圧力発生室
と連通する連通孔と前記インク供給口とを備えたインク
供給口形成基板と、前記インク供給口を介して前記圧力
発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室
に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成基板
と、前記共通のインク室形成基板の他面を封止するとと
もに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続する前
記ノズル開口を備えたノズルプレートとを接着剤で接合
してなる流路ユニットと、からなる記録ヘッドにおい
て、前記ノズル開口が千鳥状に形成され、また前記圧力
発生室、前記連通孔、及びインク供給口が、前記ノズル
開口の配列形態の合わせて前記圧力発生室に対して相対
的に均一な位置となるように位置決めするようにした。
るために本発明においては、圧力発生室を形成する圧力
発生室形成基板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を
封止するとともに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電
振動子が設けられた第１の蓋部材と、前記圧力発生室形
成基板の他方の面を封止するとともにインク供給口と前
記圧力発生室と接続する連通孔及び前記圧力発生室とノ
ズル開口とを接続する連通孔が形成された第２の蓋部材
とからなるアクチュエータユニットと、前記圧力発生室
と連通する連通孔と前記インク供給口とを備えたインク
供給口形成基板と、前記インク供給口を介して前記圧力
発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室
に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成基板
と、前記共通のインク室形成基板の他面を封止するとと
もに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続する前
記ノズル開口を備えたノズルプレートとを接着剤で接合
してなる流路ユニットと、からなる記録ヘッドにおい
て、前記ノズル開口が千鳥状に形成され、また前記圧力
発生室、前記連通孔、及びインク供給口が、前記ノズル
開口の配列形態の合わせて前記圧力発生室に対して相対
的に均一な位置となるように位置決めするようにした。
【０００６】
【作用】孔径が特に小さいノズル開口やインク供給口の
位置を圧力発生室の軸方向にずらせて接着領域を広げ、
またこれらノズル開口、インク供給口の穿設時の歪みを
分散させる。
位置を圧力発生室の軸方向にずらせて接着領域を広げ、
またこれらノズル開口、インク供給口の穿設時の歪みを
分散させる。
【０００７】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図１は、１つのアクチ
ュエータユニットの圧力発生室近傍の構造を示す断面図
であって、図中符号２は第１の蓋部材で、厚さ１０μｍ
程度のジルコニアの薄板から構成され、その表面には圧
力発生室７、７’に対向するように駆動電極を形成し、
その表面にＰＺＴ等からなる圧電振動子４、４’を固定
して構成されている。
した実施例に基づいて説明する。図１は、１つのアクチ
ュエータユニットの圧力発生室近傍の構造を示す断面図
であって、図中符号２は第１の蓋部材で、厚さ１０μｍ
程度のジルコニアの薄板から構成され、その表面には圧
力発生室７、７’に対向するように駆動電極を形成し、
その表面にＰＺＴ等からなる圧電振動子４、４’を固定
して構成されている。
【０００８】６は、スペーサで、圧力発生室７、７’を
形成するのに適した厚さ、例えば１５０μｍのジルコニ
ア（ＺｒＯ2）などのセラミックス板に通孔を穿設して
構成され、後述する第２の蓋部材８と第１の蓋部材２と
により両面を封止されて圧力発生室７、７’が形成され
ている。
形成するのに適した厚さ、例えば１５０μｍのジルコニ
ア（ＺｒＯ2）などのセラミックス板に通孔を穿設して
構成され、後述する第２の蓋部材８と第１の蓋部材２と
により両面を封止されて圧力発生室７、７’が形成され
ている。
【０００９】これら圧力発生室７、７’は、圧電振動子
４、４’のたわみ振動を受けて収縮、膨張してノズル開
口１８、１８’からインク滴を吐出し、またインク供給
口１２、１２’を介して共通のインク室１６、１６’の
インクを吸引する。
４、４’のたわみ振動を受けて収縮、膨張してノズル開
口１８、１８’からインク滴を吐出し、またインク供給
口１２、１２’を介して共通のインク室１６、１６’の
インクを吸引する。
【００１０】８は、第２の蓋部材で、やはりジルコニア
等のセラミック板に、ノズル開口１８、１８’と圧力発
生室７、７’とを接続するノズル連通孔９、９’と、ま
た圧力発生室７、７’とインク供給口１２、１２’とを
接続する連通孔１０、１０’を圧力発生室７７’の位置
に合わせて穿設して構成されている。
等のセラミック板に、ノズル開口１８、１８’と圧力発
生室７、７’とを接続するノズル連通孔９、９’と、ま
た圧力発生室７、７’とインク供給口１２、１２’とを
接続する連通孔１０、１０’を圧力発生室７７’の位置
に合わせて穿設して構成されている。
【００１１】これら各部材２、６、８は、粘土状のセラ
ミックス材料を所定の形状に成形し、これを積層して焼
成することにより接着剤を使用することなくアクチュエ
ータユニットに纏められている。
ミックス材料を所定の形状に成形し、これを積層して焼
成することにより接着剤を使用することなくアクチュエ
ータユニットに纏められている。
【００１２】１１は、インク供給口形成基板で、アクチ
ュエータユニットの固定基板を兼ねるとともに、圧力発
生室７、７’と共通のインク室１６、１６’との間の流
路抵抗を決めるインク供給口１２、１２’、及び圧力発
生室７、７’とノズル開口１８、１８’と接続するノズ
ル連通孔１３、１３’を穿設して構成されている。
ュエータユニットの固定基板を兼ねるとともに、圧力発
生室７、７’と共通のインク室１６、１６’との間の流
路抵抗を決めるインク供給口１２、１２’、及び圧力発
生室７、７’とノズル開口１８、１８’と接続するノズ
ル連通孔１３、１３’を穿設して構成されている。
【００１３】１５は、共通のインク室形成基板で、共通
のインク室１６、１６’を形成するに適した厚み、例え
ば１５０μｍのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材
に、共通のインク室１６、１６’の形状に対応する通孔
と、ノズル開口１８、１８’と圧力発生室７、７’とを
接続する連通孔１７、１７’を穿設して構成されてい
る。
のインク室１６、１６’を形成するに適した厚み、例え
ば１５０μｍのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材
に、共通のインク室１６、１６’の形状に対応する通孔
と、ノズル開口１８、１８’と圧力発生室７、７’とを
接続する連通孔１７、１７’を穿設して構成されてい
る。
【００１４】１９は、ノズルプレートで、アクチュエー
タユニットのノズル連通孔９、９’や、インク供給口形
成基板１１の連通孔１３、１３’、共通のインク室形成
基板１５の連通孔１７、１７’と連通可能な位置にノズ
ル開口１８、１８を列状に形成して構成されている。こ
れらインク供給口形成基板１１、共通のインク室形成基
板１５、及びノズルプレート１８は、それぞれの間に熱
溶着フィルムや接着剤等の接着剤層２１、２２により流
路ユニット２０に纏められる。
タユニットのノズル連通孔９、９’や、インク供給口形
成基板１１の連通孔１３、１３’、共通のインク室形成
基板１５の連通孔１７、１７’と連通可能な位置にノズ
ル開口１８、１８を列状に形成して構成されている。こ
れらインク供給口形成基板１１、共通のインク室形成基
板１５、及びノズルプレート１８は、それぞれの間に熱
溶着フィルムや接着剤等の接着剤層２１、２２により流
路ユニット２０に纏められる。
【００１５】このように構成されたアクチュエータユニ
ットと、流路ユニットとは接着剤層２３により固定され
て、インクジェット式記録ヘッドが構成されている。
ットと、流路ユニットとは接着剤層２３により固定され
て、インクジェット式記録ヘッドが構成されている。
【００１６】ところで本発明においては、図２に示した
ように圧力発生室７、７’、インク供給口１２、１
２’、連通孔１０、１０’等の位置関係が、ノズル開口
１８−1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-
2、１８’−3‥‥は、それぞれ交互に複数ドット分ずら
されて、千鳥状となるように配置され、また各列間では
配列方向に半ピッチずらされていて、２列のノズル開口
１８−1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-
2、１８’−3‥‥が各列、及び両列で千鳥状に位置する
ように位置決めされている。
ように圧力発生室７、７’、インク供給口１２、１
２’、連通孔１０、１０’等の位置関係が、ノズル開口
１８−1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-
2、１８’−3‥‥は、それぞれ交互に複数ドット分ずら
されて、千鳥状となるように配置され、また各列間では
配列方向に半ピッチずらされていて、２列のノズル開口
１８−1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-
2、１８’−3‥‥が各列、及び両列で千鳥状に位置する
ように位置決めされている。
【００１７】一方、各列の圧力発生室７−1、７−2、７
−3‥‥、７’−1、７’−2、７’−3‥‥は、その中央
側の端部がノズル開口１８−1、１８-2、１８−3‥‥、
１８’−1、１８’-2、１８’−3‥‥と一定の位置関係
で対向するように、ノズル開口１８、１８’と同様にそ
れぞれ交互にほぼ複数ドット分ずらされて、千鳥状とな
るように配置され、また各ノズル開口列間では各列の配
列方向に半ピッチずらされている。
−3‥‥、７’−1、７’−2、７’−3‥‥は、その中央
側の端部がノズル開口１８−1、１８-2、１８−3‥‥、
１８’−1、１８’-2、１８’−3‥‥と一定の位置関係
で対向するように、ノズル開口１８、１８’と同様にそ
れぞれ交互にほぼ複数ドット分ずらされて、千鳥状とな
るように配置され、また各ノズル開口列間では各列の配
列方向に半ピッチずらされている。
【００１８】また各ノズル開口１８−1、１８-2、１８
−3‥‥、１８’−1、１８’-2、１８’−3‥‥と圧力
発生室７−1、７−2、７−3‥‥、７’−1、７’−2、
７’−3‥‥とを接続する連通孔９、９’、１３、１
３’１７、１７’は、それれぞれのノズル開口１８−
1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-2、１
８’−3‥‥と圧力発生室７−1、７−2、７−3‥‥、
７’−1、７’−2、７’−3‥‥を直線流路で接続でき
るように、千鳥状に位置決めされ、またインク供給口１
２、１２’と圧力発生室７、７’とを接続する連通孔１
２、１２’もインク供給口１２、１２’からのインクが
圧力発生室７、７’の所定の位置に流入するように相対
的に均一な位置となるように位置決めされている。
−3‥‥、１８’−1、１８’-2、１８’−3‥‥と圧力
発生室７−1、７−2、７−3‥‥、７’−1、７’−2、
７’−3‥‥とを接続する連通孔９、９’、１３、１
３’１７、１７’は、それれぞれのノズル開口１８−
1、１８-2、１８−3‥‥、１８’−1、１８’-2、１
８’−3‥‥と圧力発生室７−1、７−2、７−3‥‥、
７’−1、７’−2、７’−3‥‥を直線流路で接続でき
るように、千鳥状に位置決めされ、またインク供給口１
２、１２’と圧力発生室７、７’とを接続する連通孔１
２、１２’もインク供給口１２、１２’からのインクが
圧力発生室７、７’の所定の位置に流入するように相対
的に均一な位置となるように位置決めされている。
【００１９】そして、図３に示したように各列の圧力発
生室７−1、７−2、７−3‥‥とこれにインクを供給す
るインク供給口１２とを接続する連通孔１０の間の距離
をＬとすると、隣接する連通孔１０間の最短の距離、及
びノズル開口１８と圧力発生室７とを接続する隣接する
連通孔１０との最短の距離がそれぞれ約２Ｌ以上となる
ようにそれぞれの位置が決められている。
生室７−1、７−2、７−3‥‥とこれにインクを供給す
るインク供給口１２とを接続する連通孔１０の間の距離
をＬとすると、隣接する連通孔１０間の最短の距離、及
びノズル開口１８と圧力発生室７とを接続する隣接する
連通孔１０との最短の距離がそれぞれ約２Ｌ以上となる
ようにそれぞれの位置が決められている。
【００２０】また、ノズル開口１８と圧力発生室７とを
接続するための隣接の通孔１０との最短距離を４ｌとす
れば、特にインクの流れが印字品質に大きな影響を与え
るノズル開口近傍の接着代が大きくなるので、接合時の
接着剤がノズル開口１８、１８’に流れ込むのが防止で
き、また微小な通孔の穿孔作業が要求されるノズル開口
１８、１８’やインク供給口１２、１２’の近傍の歪み
を分散することが可能となる。
接続するための隣接の通孔１０との最短距離を４ｌとす
れば、特にインクの流れが印字品質に大きな影響を与え
るノズル開口近傍の接着代が大きくなるので、接合時の
接着剤がノズル開口１８、１８’に流れ込むのが防止で
き、また微小な通孔の穿孔作業が要求されるノズル開口
１８、１８’やインク供給口１２、１２’の近傍の歪み
を分散することが可能となる。
【００２１】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、ノズル開口が千鳥状に形成され、また圧力発生室、
連通孔、及びインク供給口が、ノズル開口の配列形態の
合わせて圧力発生室に対して相対的に均一な位置となる
ように位置決めしたので、孔径が特に小さいノズル開口
やインク供給口の位置を圧力発生室の軸方向にずらせて
接着領域を広げることができて、接着強度の確保ができ
るばかりでなく、これらノズル開口やインク供給口への
接着剤の流れ込みを防止でき、さらにはノズル開口、イ
ンク供給口の穿設時の歪みを分散させて高い位置精度を
確保することができる。
は、ノズル開口が千鳥状に形成され、また圧力発生室、
連通孔、及びインク供給口が、ノズル開口の配列形態の
合わせて圧力発生室に対して相対的に均一な位置となる
ように位置決めしたので、孔径が特に小さいノズル開口
やインク供給口の位置を圧力発生室の軸方向にずらせて
接着領域を広げることができて、接着強度の確保ができ
るばかりでなく、これらノズル開口やインク供給口への
接着剤の流れ込みを防止でき、さらにはノズル開口、イ
ンク供給口の穿設時の歪みを分散させて高い位置精度を
確保することができる。
【図１】本発明のインクジェット式記録ヘッドの一実施
例を、１つの圧力発生室の近傍を拡大して示す断面図で
ある。
例を、１つの圧力発生室の近傍を拡大して示す断面図で
ある。
【図２】同上記録ヘッドにおける圧力発生室、ノズル開
口、連通孔の位置関係を示す図である。
口、連通孔の位置関係を示す図である。
【図３】同上記録ヘッドの第２の蓋部材に形成される各
連通孔間の距離を示す図である。
連通孔間の距離を示す図である。
２ 第１の蓋部材 ４ 圧電振動子 ５ 端子 ６ 圧力発生室形成基板 ７、７’ 圧力発生室 ８ 第２の蓋部材 ９、９’ 連通孔 １１ インク供給口形成基板 １５ 共通のインク室形成基板 １６ 共通のインク室 １８、１８’ ノズル開口 １９ ノズルプレート
Claims (2)
- 【請求項１】 圧力発生室を形成する圧力発生室形成基
板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を封止するとと
もに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電振動子が設け
られた第１の蓋部材と、前記圧力発生室形成基板の他方
の面を封止するとともにインク供給口と前記圧力発生室
と接続する連通孔及び前記圧力発生室とノズル開口とを
接続する連通孔が形成された第２の蓋部材とからなるア
クチュエータユニットと、 前記圧力発生室と連通する連通孔と前記インク供給口と
を備えたインク供給口形成基板と、前記インク供給口を
介して前記圧力発生室に連通する共通のインク室、及び
前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えた共通のイン
ク室形成基板と、前記共通のインク室形成基板の他面を
封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室
に接続する前記ノズル開口を備えたノズルプレートとを
接着剤で接合してなる流路ユニットと、 からなる記録ヘッドにおいて、 前記ノズル開口が千鳥状に形成され、また前記圧力発生
室、前記連通孔、及びインク供給口が、前記ノズル開口
の配列形態の合わせて前記圧力発生室に対して相対的に
均一な位置となるように位置決めされている積層型イン
クジェット式記録ヘッド。 - 【請求項２】 前記インク供給口と前記圧力発生室とを
接続する前記第２の蓋部材に形成された連通孔の前記ノ
ズル開口の配列方向の距離をＬとしたとき、前記インク
供給口と前記圧力発生室のとを接続する連通孔の最短距
離、及び前記圧力発生室と前記ノズル開口とを接続する
前記第２の蓋部材に形成された連通孔の最短距離が２Ｌ
以上となるように位置決めされている請求項１のインク
ジェット式記録ヘッド。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108382A JPH09272205A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 積層型インクジェット式記録ヘッド |
| DE69705760T DE69705760T2 (de) | 1996-04-04 | 1997-04-04 | Laminierter Tintenstrahlaufzeichnungskopf |
| US08/832,671 US6024436A (en) | 1996-04-04 | 1997-04-04 | Laminated ink jet recording head |
| EP97105639A EP0799699B1 (en) | 1996-04-04 | 1997-04-04 | Laminated ink jet recording head |
| HK98102720A HK1003628A1 (en) | 1996-04-04 | 1998-03-31 | Laminated ink jet recording head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108382A JPH09272205A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 積層型インクジェット式記録ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272205A true JPH09272205A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14483363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8108382A Pending JPH09272205A (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | 積層型インクジェット式記録ヘッド |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6024436A (ja) |
| EP (1) | EP0799699B1 (ja) |
| JP (1) | JPH09272205A (ja) |
| DE (1) | DE69705760T2 (ja) |
| HK (1) | HK1003628A1 (ja) |
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| JP2019536654A (ja) * | 2016-09-16 | 2019-12-19 | ザール テクノロジー リミテッドＸａａｒ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ｌｉｍｉｔｅｄ | 液滴堆積ヘッド及びそのためのアクチュエータ構成要素 |
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| US6502920B1 (en) * | 2000-02-04 | 2003-01-07 | Lexmark International, Inc | Ink jet print head having offset nozzle arrays |
| GB2536942B (en) * | 2015-04-01 | 2018-01-10 | Xaar Technology Ltd | Inkjet printhead |
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| DE4336416A1 (de) * | 1993-10-19 | 1995-08-24 | Francotyp Postalia Gmbh | Face-Shooter-Tintenstrahldruckkopf und Verfahren zu seiner Herstellung |
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| JP2881616B2 (ja) * | 1995-11-30 | 1999-04-12 | 日本電気株式会社 | インクジェット式ヘッド装置 |
-
1996
- 1996-04-04 JP JP8108382A patent/JPH09272205A/ja active Pending
-
1997
- 1997-04-04 US US08/832,671 patent/US6024436A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-04 EP EP97105639A patent/EP0799699B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-04 DE DE69705760T patent/DE69705760T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-31 HK HK98102720A patent/HK1003628A1/xx not_active IP Right Cessation
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| US10875302B2 (en) | 2016-09-16 | 2020-12-29 | Xaar Technology Limited | Droplet deposition head and actuator component therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0799699A2 (en) | 1997-10-08 |
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| US6024436A (en) | 2000-02-15 |
| DE69705760T2 (de) | 2002-05-23 |
| HK1003628A1 (en) | 1998-11-06 |
| EP0799699A3 (en) | 1998-12-23 |
| EP0799699B1 (en) | 2001-07-25 |
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Legal Events
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