JPH09271996A - タブレット自動成形装置 - Google Patents
タブレット自動成形装置Info
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- B30B—PRESSES IN GENERAL
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- B30B15/302—Feeding material in particulate or plastic state to moulding presses
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/02—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
- B30B11/08—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable
- B30B11/085—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable for multi-layer articles
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- B30B11/10—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable intermittently rotated
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 タブレットを１個づつ材質を異ならせて連続
的に成形できるようにする。 【解決手段】 複数個の成形筒孔１ａが放射状に配置さ
れ間欠回転する円盤形の臼部１と、粒状，粉状の材料Ｐ
を成形筒孔に供給する材料供給機構７と、成形筒孔に嵌
装され材料をタブレットに圧縮成形する上杵部２，下杵
部３と、臼部，材料供給機構，上・下杵部の動作を制御
するコントローラ４とを備えている。材料供給機構は、
材料を種類別に収容する複数基の材料収容筒７ａと、各
材料収容筒から供給された材料を混合収容する材料混合
収容筒７ｂと、材料混合収容筒へ供給される材料の量を
調整する調整バルブ７ｄと、材料混合収容筒に混合収容
された材料を一定量づつ成形筒孔に供給する定量部７ｆ
を備え、成形筒孔に成形補助フィルムＦを供給する成形
補助フィルム供給機構６が付設されている。
的に成形できるようにする。 【解決手段】 複数個の成形筒孔１ａが放射状に配置さ
れ間欠回転する円盤形の臼部１と、粒状，粉状の材料Ｐ
を成形筒孔に供給する材料供給機構７と、成形筒孔に嵌
装され材料をタブレットに圧縮成形する上杵部２，下杵
部３と、臼部，材料供給機構，上・下杵部の動作を制御
するコントローラ４とを備えている。材料供給機構は、
材料を種類別に収容する複数基の材料収容筒７ａと、各
材料収容筒から供給された材料を混合収容する材料混合
収容筒７ｂと、材料混合収容筒へ供給される材料の量を
調整する調整バルブ７ｄと、材料混合収容筒に混合収容
された材料を一定量づつ成形筒孔に供給する定量部７ｆ
を備え、成形筒孔に成形補助フィルムＦを供給する成形
補助フィルム供給機構６が付設されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、粉状，粒状の材
料からタブレットを連続的，自動的に圧縮成形するタブ
レット自動成形装置に係る技術分野に属する。
料からタブレットを連続的，自動的に圧縮成形するタブ
レット自動成形装置に係る技術分野に属する。
【０００２】
【発明の技術的背景】 従来、タブレット自動成形装置
としては、例えば、材料を臼部，上杵部，下杵部で圧縮
成形する大型で、而も自動式の乾性打錠式からなる高圧
の打錠手段が知られている。この従来のタブレット自動
成形装置は、上下方向に貫通形成された複数個の成形筒
孔が放射状に配置されて間欠回転する円盤形の臼部と、
粉状，粒状の材料を臼部の成形筒孔に供給する材料供給
機構と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌挿さ
れ加圧により材料をタブレットに圧縮成形する上杵部，
下杵部と、これ等臼部，材料供給機構，上杵部，下杵部
の動作を制御するコントローラとを備え、臼部の間欠回
転の一方側で材料を供給して中途部で圧縮成形し他方側
でタブレットを排出する連続的な自動成形が行われるよ
うになっている。なお、この従来のタブレット自動成形
装置では、圧縮成形されたタブレットの保形性を高める
ために、圧縮成形する材料の材質に対応して上杵部，下
杵部の加圧力を可変設定することができるようになって
いる。前述の従来のタブレット自動成形装置では、材料
の材質を知らないと上杵部，下杵部の加圧力を設定する
ことができないため、材料供給機構に収容した同一材質
の材料のロットごとに上杵部，下杵部の加圧力を可変す
ることが行われている。従って、タブレットを１個づつ
材質を異ならせて成形することができないという問題点
がある。なお、最近、ビタミン，ミネラル等を含んだ粉
状，粒状の材料が薬剤としてではなく食品（加工食品）
として多数の種類が提供され、一般人に広範に摂取され
るようになってきている。そして、これ等の材料につい
ては、摂取者が嗜好，成分等を考慮して自前で複数の種
類を混合することが行われている。また、医師等から処
方される粉状，粒状のいわゆる粉薬をオブラートに包ん
で服用することが行われてきている。そして、複数の種
類の粉薬を同時に服用しなければならないときには、複
数の種類の粉薬を１枚のオブラートに包むことが行われ
ている。このため、摂取（服用）の容易性や携帯の容易
性等から、粉状，粒状の材料を複数の種類混合して迅速
に低圧でタブレットに成形する手段の開発が要望されて
いるという社会的背景がある。
としては、例えば、材料を臼部，上杵部，下杵部で圧縮
成形する大型で、而も自動式の乾性打錠式からなる高圧
の打錠手段が知られている。この従来のタブレット自動
成形装置は、上下方向に貫通形成された複数個の成形筒
孔が放射状に配置されて間欠回転する円盤形の臼部と、
粉状，粒状の材料を臼部の成形筒孔に供給する材料供給
機構と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌挿さ
れ加圧により材料をタブレットに圧縮成形する上杵部，
下杵部と、これ等臼部，材料供給機構，上杵部，下杵部
の動作を制御するコントローラとを備え、臼部の間欠回
転の一方側で材料を供給して中途部で圧縮成形し他方側
でタブレットを排出する連続的な自動成形が行われるよ
うになっている。なお、この従来のタブレット自動成形
装置では、圧縮成形されたタブレットの保形性を高める
ために、圧縮成形する材料の材質に対応して上杵部，下
杵部の加圧力を可変設定することができるようになって
いる。前述の従来のタブレット自動成形装置では、材料
の材質を知らないと上杵部，下杵部の加圧力を設定する
ことができないため、材料供給機構に収容した同一材質
の材料のロットごとに上杵部，下杵部の加圧力を可変す
ることが行われている。従って、タブレットを１個づつ
材質を異ならせて成形することができないという問題点
がある。なお、最近、ビタミン，ミネラル等を含んだ粉
状，粒状の材料が薬剤としてではなく食品（加工食品）
として多数の種類が提供され、一般人に広範に摂取され
るようになってきている。そして、これ等の材料につい
ては、摂取者が嗜好，成分等を考慮して自前で複数の種
類を混合することが行われている。また、医師等から処
方される粉状，粒状のいわゆる粉薬をオブラートに包ん
で服用することが行われてきている。そして、複数の種
類の粉薬を同時に服用しなければならないときには、複
数の種類の粉薬を１枚のオブラートに包むことが行われ
ている。このため、摂取（服用）の容易性や携帯の容易
性等から、粉状，粒状の材料を複数の種類混合して迅速
に低圧でタブレットに成形する手段の開発が要望されて
いるという社会的背景がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、こ
のような問題点，社会的背景を考慮してなされたもの
で、タブレットを１個づつ材質を異ならせて連続的に成
形することのできるタブレット自動成形装置を提供する
ことにある。
のような問題点，社会的背景を考慮してなされたもの
で、タブレットを１個づつ材質を異ならせて連続的に成
形することのできるタブレット自動成形装置を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係るタブレット自動成形装置は、次のよ
うな手段を採用する。即ち、上記目的は、上下方向に貫
通形成された複数個の成形筒孔が放射状に配置されて間
欠回転する円盤形の臼部と、粉状，粒状の材料を臼部の
成形筒孔に供給する材料供給機構と、臼部の成形筒孔に
上下方向からそれぞれ嵌挿され加圧により材料をタブレ
ットに圧縮成形する上杵部，下杵部と、これ等臼部，材
料供給機構，上杵部，下杵部の動作を制御するコントロ
ーラとを備えたタブレット自動成形装置において、材料
供給機構は、材料を種類別に収容する複数基の材料収容
筒と、各材料供給筒から供給された材料を混合収容する
材料混合収容筒と、各材料収容筒に取付けられ材料混合
収容筒へ供給される材料の量を調整する調整バルブと、
材料混合収容筒に混合収容された材料を一定量づつ臼部
の成形筒孔に供給する定量部とを備え、材料供給機構の
臼部の回転の前後両側には、コントローラに制御され臼
部の成形筒孔に成形補助フィルムを供給する成形補助フ
ィルム供給機構をそれぞれ付設したことにより達成され
る。この手段では、材料供給機構の調整バルブの調整に
より、圧縮成形される材料の材質がタブレットごとに異
なる。各材料は、成形補助フィルムで包込まれるように
してタブレットに圧縮成形される。材料の材質の相違に
よる上杵部，下杵部の加圧力の不足は、成形補助フィル
ムの保形機能によって補完される。また、上記目的は、
請求項１のタブレット自動成形装置において、材料供給
機構の調整バルブに係る情報を入力する入力系をコント
ローラに接続したことにより達成される。この手段で
は、入力系を通じて圧縮成形される材料の材質が自由に
設定される。また、上記目的は、請求項１または２のタ
ブレット自動成形装置において、前側の成形補助フィル
ム供給機構よりも臼部の回転の前側に臼部の成形筒を洗
浄する洗浄機構を付設したことにより達成される。この
手段では、材料が供給される前に臼部の成形筒が清浄化
され、圧縮成形される各材料の材質精度が高くなる。
ため、本発明に係るタブレット自動成形装置は、次のよ
うな手段を採用する。即ち、上記目的は、上下方向に貫
通形成された複数個の成形筒孔が放射状に配置されて間
欠回転する円盤形の臼部と、粉状，粒状の材料を臼部の
成形筒孔に供給する材料供給機構と、臼部の成形筒孔に
上下方向からそれぞれ嵌挿され加圧により材料をタブレ
ットに圧縮成形する上杵部，下杵部と、これ等臼部，材
料供給機構，上杵部，下杵部の動作を制御するコントロ
ーラとを備えたタブレット自動成形装置において、材料
供給機構は、材料を種類別に収容する複数基の材料収容
筒と、各材料供給筒から供給された材料を混合収容する
材料混合収容筒と、各材料収容筒に取付けられ材料混合
収容筒へ供給される材料の量を調整する調整バルブと、
材料混合収容筒に混合収容された材料を一定量づつ臼部
の成形筒孔に供給する定量部とを備え、材料供給機構の
臼部の回転の前後両側には、コントローラに制御され臼
部の成形筒孔に成形補助フィルムを供給する成形補助フ
ィルム供給機構をそれぞれ付設したことにより達成され
る。この手段では、材料供給機構の調整バルブの調整に
より、圧縮成形される材料の材質がタブレットごとに異
なる。各材料は、成形補助フィルムで包込まれるように
してタブレットに圧縮成形される。材料の材質の相違に
よる上杵部，下杵部の加圧力の不足は、成形補助フィル
ムの保形機能によって補完される。また、上記目的は、
請求項１のタブレット自動成形装置において、材料供給
機構の調整バルブに係る情報を入力する入力系をコント
ローラに接続したことにより達成される。この手段で
は、入力系を通じて圧縮成形される材料の材質が自由に
設定される。また、上記目的は、請求項１または２のタ
ブレット自動成形装置において、前側の成形補助フィル
ム供給機構よりも臼部の回転の前側に臼部の成形筒を洗
浄する洗浄機構を付設したことにより達成される。この
手段では、材料が供給される前に臼部の成形筒が清浄化
され、圧縮成形される各材料の材質精度が高くなる。
【０００５】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係るタブレット
自動低圧成形装置の実施の形態を図面に基いて説明す
る。この実施の形態は、図１に詳細に示されるように、
従来の臼部１，上杵部２，下杵部３の主要部を利用した
構成になっている。臼部１は、全体形状が円盤形に形成
されてなるもので、上下に貫通して多数個の円筒形の成
形筒孔１ａが放射状に設けられている。この臼部１は、
ＣＰＵを内蔵したコントローラ４に制御されるサーボモ
ータ（図示略）により、成形筒孔１ａの間隔角度ごとに
間欠回転するように設定されている。前記上杵部２は、
円柱形に形成されてなるもので、コントローラ４に制御
されるシリンダ等（図示略）により昇降するようになっ
ている。即ち、上昇して臼部１の成形筒孔１ａから引上
げられ、降下して臼部１の成形筒孔１ａの内部を摺動す
るようになっている。なお、この上杵部２は、臼部１の
上方の２箇所に個別にまたは２箇所の間を水平移動可能
に設けられている。前記下杵部３は、円柱形に形成され
ており、コントローラ４によって制御されるシリンダ等
またはカム（図示略）により昇降するようになってい
る。即ち、上昇して臼部１の成形筒孔１ａの内部を摺動
して成形筒孔１ａの上端口まで到達し、降下して臼部１
の成形筒孔１ａの内部を摺動して成形筒孔１ａの下端に
位置するようになっている。なお、この下杵部３は、タ
ブレットＴを排出する１箇所のみで上昇し他の箇所で下
降している。さらに、この実施の形態では、臼部１の回
転の最前側に洗浄機構５が設けられている。この洗浄機
構５は、図示しないコンプレッサから供給されるエアー
を上方から臼部１の成形筒孔１ａの内部に噴射するノズ
ルからなる。なお、この洗浄機構５については、コンプ
レッサなどをコントローラ４で制御することもできる
し、装置の稼働中にコンプレッサなどを継続運転して常
時エアーを噴射するように構成することもできる。さら
に、臼部１の洗浄機構５の後側には、成形補助フィルム
供給機構６が設けられている。この成形補助フィルム供
給機構６は、コントローラ４で制御されるサーボモータ
等（図示略）により旋回して、臼部１の成形筒１ａの上
端口に成形補助フィルムＦを被せるアームからなる。な
お、この成形補助フィルムＦは、粉状，粒状の材料Ｐが
食品，薬剤の摂取（服用）などされるものである場合、
可食フィルムであるオブラートが選択される。また、こ
の成形補助フィルムＦは、臼部１の成形筒１ａの径より
も僅かに大きな径の円形に形成しておくのがよい。前記
臼部１の回転の成形補助フィルム供給機構６の後側に
は、材料供給機構７が設けられている。この材料供給機
構７は、材料Ｐを種類別に収容する複数基の材料収容筒
７ａと、各材料供給筒７ａから供給された材料Ｐを混合
収容する材料混合収容筒７ｂと、材料収容筒７ａ，材料
混合収容筒７ｂを連通する供給管７ｃと、各材料収容筒
７ａに取付けられ材料混合収容筒７ｂへ供給される材料
Ｐの量をコントローラ４で制御されて調整する調整バル
ブ７ｄと、材料収容筒７ａの内部に設けられ材料Ｐを攪
拌混合する攪拌羽根７ｅと、材料混合収容筒７ｂに混合
収容された材料Ｐをコントローラ４で制御されて一定量
づつ臼部１の成形筒孔１ａに供給する定量部７ｆとを備
え、臼部１の成形筒孔１ａごとに材料Ｐの材質を変えて
一定量を供給するようになっている。なお、調整バルブ
７ｄは、タイマで「開」時間を調整する簡素な構造のも
のでたりる。また、定量部７ｆは、図２に示すように、
材料混合収容筒７ｂの下部の細管部７ｋの上下に一定の
間隔を介して水平方向に開口された２つのスリット７
ｇ，７ｈを設けて、スリット７ｇ，７ｈに薄板製の摺切
板７ｉ，７ｊが択一的に嵌入されるように構成されてい
る。なお、臼部１の回転の材料供給機構７の後側には、
前述の上杵部２が位置している。この上杵部２は、成形
補助フィルムＦ，材料Ｐを臼部１の成形筒孔１ａに押込
むためのもので、降下下死点が相対的に高くなってい
る。さらに、臼部１の回転の上杵部２の後側には、前述
と同様の成形補助フィルム供給機構６が設けられてい
る。なお、臼部１の回転の後側の成形補助フィルム供給
機構６の後側には、前述の上杵部２が位置している。こ
の上杵部２は、成形補助フィルムＦを臼部１の成形筒孔
１ａに押込み、成形補助フィルムＦ，材料Ｐを加圧する
もので、降下下死点が相対的に低くなっている。さら
に、臼部１の回転の後側の上杵部２の後側の下杵部３が
上昇する箇所には、スクレーパ８が設けられている。こ
のスクレーパ８は、コントローラ４で制御されるサーボ
モータ等（図示略）により回動して、臼部１の成形筒孔
１ａの上端口を掃払してタブレットＴを排出する羽根板
などからなる。又前記スクレーパ８近くの臼部１の側方
には、滑台９が設けられている。この滑台９は、タブレ
ットＴを滑落させてチャック付きの包装袋Ｂに収容案内
するようになっている。この実施例では、コントローラ
４に対して、記録，表示等を行う出力系１０と、各種の
情報を内蔵されたメモりに入力する入力系１１とが接続
されている。なお、入力系１１は、少なくとも材料供給
機構７の調整バルブ７ｄに係る情報を入力することがで
き、材料供給機構７の各材料収容筒７ａから材料混合収
容筒７ｂへ供給される各材料Ｐの量を調整することがで
きるようになっている。
自動低圧成形装置の実施の形態を図面に基いて説明す
る。この実施の形態は、図１に詳細に示されるように、
従来の臼部１，上杵部２，下杵部３の主要部を利用した
構成になっている。臼部１は、全体形状が円盤形に形成
されてなるもので、上下に貫通して多数個の円筒形の成
形筒孔１ａが放射状に設けられている。この臼部１は、
ＣＰＵを内蔵したコントローラ４に制御されるサーボモ
ータ（図示略）により、成形筒孔１ａの間隔角度ごとに
間欠回転するように設定されている。前記上杵部２は、
円柱形に形成されてなるもので、コントローラ４に制御
されるシリンダ等（図示略）により昇降するようになっ
ている。即ち、上昇して臼部１の成形筒孔１ａから引上
げられ、降下して臼部１の成形筒孔１ａの内部を摺動す
るようになっている。なお、この上杵部２は、臼部１の
上方の２箇所に個別にまたは２箇所の間を水平移動可能
に設けられている。前記下杵部３は、円柱形に形成され
ており、コントローラ４によって制御されるシリンダ等
またはカム（図示略）により昇降するようになってい
る。即ち、上昇して臼部１の成形筒孔１ａの内部を摺動
して成形筒孔１ａの上端口まで到達し、降下して臼部１
の成形筒孔１ａの内部を摺動して成形筒孔１ａの下端に
位置するようになっている。なお、この下杵部３は、タ
ブレットＴを排出する１箇所のみで上昇し他の箇所で下
降している。さらに、この実施の形態では、臼部１の回
転の最前側に洗浄機構５が設けられている。この洗浄機
構５は、図示しないコンプレッサから供給されるエアー
を上方から臼部１の成形筒孔１ａの内部に噴射するノズ
ルからなる。なお、この洗浄機構５については、コンプ
レッサなどをコントローラ４で制御することもできる
し、装置の稼働中にコンプレッサなどを継続運転して常
時エアーを噴射するように構成することもできる。さら
に、臼部１の洗浄機構５の後側には、成形補助フィルム
供給機構６が設けられている。この成形補助フィルム供
給機構６は、コントローラ４で制御されるサーボモータ
等（図示略）により旋回して、臼部１の成形筒１ａの上
端口に成形補助フィルムＦを被せるアームからなる。な
お、この成形補助フィルムＦは、粉状，粒状の材料Ｐが
食品，薬剤の摂取（服用）などされるものである場合、
可食フィルムであるオブラートが選択される。また、こ
の成形補助フィルムＦは、臼部１の成形筒１ａの径より
も僅かに大きな径の円形に形成しておくのがよい。前記
臼部１の回転の成形補助フィルム供給機構６の後側に
は、材料供給機構７が設けられている。この材料供給機
構７は、材料Ｐを種類別に収容する複数基の材料収容筒
７ａと、各材料供給筒７ａから供給された材料Ｐを混合
収容する材料混合収容筒７ｂと、材料収容筒７ａ，材料
混合収容筒７ｂを連通する供給管７ｃと、各材料収容筒
７ａに取付けられ材料混合収容筒７ｂへ供給される材料
Ｐの量をコントローラ４で制御されて調整する調整バル
ブ７ｄと、材料収容筒７ａの内部に設けられ材料Ｐを攪
拌混合する攪拌羽根７ｅと、材料混合収容筒７ｂに混合
収容された材料Ｐをコントローラ４で制御されて一定量
づつ臼部１の成形筒孔１ａに供給する定量部７ｆとを備
え、臼部１の成形筒孔１ａごとに材料Ｐの材質を変えて
一定量を供給するようになっている。なお、調整バルブ
７ｄは、タイマで「開」時間を調整する簡素な構造のも
のでたりる。また、定量部７ｆは、図２に示すように、
材料混合収容筒７ｂの下部の細管部７ｋの上下に一定の
間隔を介して水平方向に開口された２つのスリット７
ｇ，７ｈを設けて、スリット７ｇ，７ｈに薄板製の摺切
板７ｉ，７ｊが択一的に嵌入されるように構成されてい
る。なお、臼部１の回転の材料供給機構７の後側には、
前述の上杵部２が位置している。この上杵部２は、成形
補助フィルムＦ，材料Ｐを臼部１の成形筒孔１ａに押込
むためのもので、降下下死点が相対的に高くなってい
る。さらに、臼部１の回転の上杵部２の後側には、前述
と同様の成形補助フィルム供給機構６が設けられてい
る。なお、臼部１の回転の後側の成形補助フィルム供給
機構６の後側には、前述の上杵部２が位置している。こ
の上杵部２は、成形補助フィルムＦを臼部１の成形筒孔
１ａに押込み、成形補助フィルムＦ，材料Ｐを加圧する
もので、降下下死点が相対的に低くなっている。さら
に、臼部１の回転の後側の上杵部２の後側の下杵部３が
上昇する箇所には、スクレーパ８が設けられている。こ
のスクレーパ８は、コントローラ４で制御されるサーボ
モータ等（図示略）により回動して、臼部１の成形筒孔
１ａの上端口を掃払してタブレットＴを排出する羽根板
などからなる。又前記スクレーパ８近くの臼部１の側方
には、滑台９が設けられている。この滑台９は、タブレ
ットＴを滑落させてチャック付きの包装袋Ｂに収容案内
するようになっている。この実施例では、コントローラ
４に対して、記録，表示等を行う出力系１０と、各種の
情報を内蔵されたメモりに入力する入力系１１とが接続
されている。なお、入力系１１は、少なくとも材料供給
機構７の調整バルブ７ｄに係る情報を入力することがで
き、材料供給機構７の各材料収容筒７ａから材料混合収
容筒７ｂへ供給される各材料Ｐの量を調整することがで
きるようになっている。
【０００６】
【動作の説明】 このように構成された実施の形態で
は、従来と同様に、材料Ｐが臼部１の成形筒孔１ａの内
部で上杵部２，下杵部による加圧でタブレットＴに連続
的に圧縮成形されることになるが、従来と異なり、臼部
１の各成形筒孔１ａの内部に供給される材料Ｐの材質
（材料Ｐの混合比）を入力系１１で調整することができ
る。従って、タブレットＴを１個づつ材質を異ならせて
連続的に成形することができる。また、タブレットＴへ
の成型工程は、臼部１の成形筒孔１ａの上端口に前側の
成形補助フィルム供給機構６で成形補助フィルムＦを被
せるａ工程、臼部１を１ピッチ回転させて成形補助フィ
ルムＦの上に材料供給機構７で材料Ｐを盛上げるｂ工
程、臼部１を１ピッチ回転させて上杵部２を降下させ成
形補助フィルムＦ，材料Ｐを成形筒孔１ａの内部に押込
み、上杵部２を上昇させてタッピングするｃ工程、臼部
１を１ピッチ回転させ成形筒孔１ａの上端口にさらに後
側の成形補助フィルム供給機構６で成形補助フィルムＦ
を被せるｄ工程、臼部１を１ピッチ回転させて上杵部２
を降下させ成形補助フィルムＦを成形筒孔１ａの内部に
押込み、そのまま上杵部２，下杵部３の加圧により材料
Ｐ，成形補助フィルムＦを一体的にタブレットＴに圧縮
成形するｅ工程、更に１ピッチ回転させて下方より成形
されたタブレットＴを臼部１上に押し出すｆ工程とから
なるものである。従って、成形されたタブレットＴは、
材料Ｐが成形補助フィルムＦで包込まれたような構造に
なって保形性が高くなっている。このため、成型工程に
おける上杵部２，下杵部３の加圧力を材料Ｐの材質に対
応して調整しなくても、確実にタブレットＴの成形が可
能である。なお、成形されたタブレット２は、下杵部３
の上昇とスクレーパ８の掃払とにより臼部１の側方へ排
出され、滑台９を介して包装復路Ｂに収容されることに
なる。また、タブレットＴが排出された臼部１の成形筒
孔１ａは、空気洗浄機構５で洗浄され清浄化されるた
め、次に供給された材料Ｐの材質に影響を及ぼすことが
ない。以上のことから、この実施の形態では、調剤薬局
の薬剤の調合の際に使用すると好適である。なお、この
用途では、コントローラ４に接続した出力系１０で会
計，服用仕様等を印刷することができ、また、金銭取扱
機構を連係させると、食品の自動販売機として使用する
こともできる。以上、図示した実施の形態の外に、前側
の成形補助フィルム供給機構６を臼部１の成形筒孔１ａ
の内部まで成形補助フィルムＦを押込む構造とし、材料
供給機構７を臼部１の成形筒孔１ａの内部まで材料Ｐを
充填する構造とすると、上杵部２を加圧用の１箇所のみ
とすることも可能である。
は、従来と同様に、材料Ｐが臼部１の成形筒孔１ａの内
部で上杵部２，下杵部による加圧でタブレットＴに連続
的に圧縮成形されることになるが、従来と異なり、臼部
１の各成形筒孔１ａの内部に供給される材料Ｐの材質
（材料Ｐの混合比）を入力系１１で調整することができ
る。従って、タブレットＴを１個づつ材質を異ならせて
連続的に成形することができる。また、タブレットＴへ
の成型工程は、臼部１の成形筒孔１ａの上端口に前側の
成形補助フィルム供給機構６で成形補助フィルムＦを被
せるａ工程、臼部１を１ピッチ回転させて成形補助フィ
ルムＦの上に材料供給機構７で材料Ｐを盛上げるｂ工
程、臼部１を１ピッチ回転させて上杵部２を降下させ成
形補助フィルムＦ，材料Ｐを成形筒孔１ａの内部に押込
み、上杵部２を上昇させてタッピングするｃ工程、臼部
１を１ピッチ回転させ成形筒孔１ａの上端口にさらに後
側の成形補助フィルム供給機構６で成形補助フィルムＦ
を被せるｄ工程、臼部１を１ピッチ回転させて上杵部２
を降下させ成形補助フィルムＦを成形筒孔１ａの内部に
押込み、そのまま上杵部２，下杵部３の加圧により材料
Ｐ，成形補助フィルムＦを一体的にタブレットＴに圧縮
成形するｅ工程、更に１ピッチ回転させて下方より成形
されたタブレットＴを臼部１上に押し出すｆ工程とから
なるものである。従って、成形されたタブレットＴは、
材料Ｐが成形補助フィルムＦで包込まれたような構造に
なって保形性が高くなっている。このため、成型工程に
おける上杵部２，下杵部３の加圧力を材料Ｐの材質に対
応して調整しなくても、確実にタブレットＴの成形が可
能である。なお、成形されたタブレット２は、下杵部３
の上昇とスクレーパ８の掃払とにより臼部１の側方へ排
出され、滑台９を介して包装復路Ｂに収容されることに
なる。また、タブレットＴが排出された臼部１の成形筒
孔１ａは、空気洗浄機構５で洗浄され清浄化されるた
め、次に供給された材料Ｐの材質に影響を及ぼすことが
ない。以上のことから、この実施の形態では、調剤薬局
の薬剤の調合の際に使用すると好適である。なお、この
用途では、コントローラ４に接続した出力系１０で会
計，服用仕様等を印刷することができ、また、金銭取扱
機構を連係させると、食品の自動販売機として使用する
こともできる。以上、図示した実施の形態の外に、前側
の成形補助フィルム供給機構６を臼部１の成形筒孔１ａ
の内部まで成形補助フィルムＦを押込む構造とし、材料
供給機構７を臼部１の成形筒孔１ａの内部まで材料Ｐを
充填する構造とすると、上杵部２を加圧用の１箇所のみ
とすることも可能である。
【０００７】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 （ａ）材料供給機構の調整バルブを調整して圧縮成形さ
れる材料の材質をタブレットごとに異ならせることがで
き、材料を成形補助フィルムで包込んタブレットに圧縮
成形して保形性を確保しているため、タブレットを１個
づつ材質を異ならせて連続的に成形することができる効
果がある。 （ｂ）入力系により簡単に材料供給機構の調整バルブを
調整することができる効果がある。 （ｃ）洗浄機構により材料が供給される臼部の成形筒孔
を清浄化することができるため、先に供給された材料で
後の材料の材質が影響を受けることがない効果がある。
次のような効果が得られる。 （ａ）材料供給機構の調整バルブを調整して圧縮成形さ
れる材料の材質をタブレットごとに異ならせることがで
き、材料を成形補助フィルムで包込んタブレットに圧縮
成形して保形性を確保しているため、タブレットを１個
づつ材質を異ならせて連続的に成形することができる効
果がある。 （ｂ）入力系により簡単に材料供給機構の調整バルブを
調整することができる効果がある。 （ｃ）洗浄機構により材料が供給される臼部の成形筒孔
を清浄化することができるため、先に供給された材料で
後の材料の材質が影響を受けることがない効果がある。
【図１】 本発明に係るタブレット自動成形装置の実施
の形態を示す斜視図である。
の形態を示す斜視図である。
【図２】 図１の要部の拡大断面図で、（Ａ），（Ｂ）
で異なる動作状態を示してある。
で異なる動作状態を示してある。
１ 臼部 １ａ 成形筒 ２ 上杵部 ３ 下杵部 ４ コントローラ ５ 空気洗浄機構 ６ 成形補助フィルム供給機構 ７ 材料供給機構 ７ａ 材料収容筒 ７ｂ 材料混合収容筒 ７ｄ 調整バルブ ７ｆ 定量部 １１ 入力系 Ｆ 成形補助フィルム Ｐ 材料 Ｔ タブレット
Claims (3)
- 【請求項１】 上下方向に貫通形成された複数個の成形
筒孔が放射状に配置されて間欠回転する円盤形の臼部
と、粉状，粒状の材料を臼部の成形筒孔に供給する材料
供給機構と、臼部の成形筒孔に上下方向からそれぞれ嵌
挿され加圧により材料をタブレットに圧縮成形する上杵
部，下杵部と、これ等臼部，材料供給機構，上杵部，下
杵部の動作を制御するコントローラとを備えたタブレッ
ト自動成形装置において、材料供給機構は、材料を種類
別に収容する複数基の材料収容筒と、各材料供給筒から
供給された材料を混合収容する材料混合収容筒と、各材
料収容筒に取付けられ材料混合収容筒へ供給される材料
の量を調整する調整バルブと、材料混合収容筒に混合収
容された材料を一定量づつ臼部の成形筒孔に供給する定
量部とを備え、材料供給機構の臼部の回転の前後両側に
は、コントローラに制御され臼部の成形筒孔に成形補助
フィルムを供給する成形補助フィルム供給機構をそれぞ
れ付設したことを特徴とするタブレット自動成形装置。 - 【請求項２】 請求項１において、材料供給機構の調整
バルブに係る情報を入力する入力系をコントローラに接
続したことを特徴とするタブレット自動成形装置。 - 【請求項３】 請求項１または２において、前側の成形
補助フィルム供給機構よりも臼部の回転の前側に臼部の
成形筒孔を洗浄する洗浄機構を付設したことを特徴とす
るタブレット自動成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009596A JPH09271996A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | タブレット自動成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009596A JPH09271996A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | タブレット自動成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09271996A true JPH09271996A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14526911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11009596A Pending JPH09271996A (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | タブレット自動成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09271996A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-04-05 JP JP11009596A patent/JPH09271996A/ja active Pending
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Effective date: 20041224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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