JPH09271168A - 電源回路 - Google Patents
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- JPH09271168A JPH09271168A JP8076796A JP7679696A JPH09271168A JP H09271168 A JPH09271168 A JP H09271168A JP 8076796 A JP8076796 A JP 8076796A JP 7679696 A JP7679696 A JP 7679696A JP H09271168 A JPH09271168 A JP H09271168A
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Abstract
路の改善に関する。 【解決手段】 オン/オフ動作して電圧を制御する第1
のスイッチング素子を有し、第1の電源電圧Vo1を生
成する自励式のスイッチング電源である第1の電源電圧
生成部CH1と、オン/オフ動作して電圧を制御する第
2のスイッチング素子を有し、第2の電源電圧Vo2を
生成する他励式のスイッチング電源である第2の電源電
圧生成部CH2とを有し、第1のスイッチング素子のス
イッチング周波数と、第2のスイッチング素子のスイッ
チング周波数が同一であること。
Description
に詳しくいえば、2種類の電源電圧を生成する2系統の
電源回路の改善に関する。
の電源、その他の制御回路用の電源と二系統の電源が必
要な場合に、この各々に別系統の電源を設けるのではな
く、これらの各々に対応する2種類の電源電圧を生成す
る1つの電源回路(以下で2系統の電源回路と称する)
が提案されてきている。
いて図3を参照しながら説明する。この回路は、カラー
テレビの電源に用いられる回路であって、図3に示すよ
うに2種類の電源電圧(Vo1,Vo2)を生成する回
路である。この電源電圧のうち、Vo1は100V程度
の高電圧であってブラウン管などの電源電圧として用い
られ、Vo2は20V程度であって制御回路用の電源と
して用いられる。
電圧(Vo1)を生成する第1の電源電圧生成部(CH
1)と、第2の電源電圧(Vo2)を生成する第2の電
源電圧生成部(CH2)と、2種類の電源電圧生成回路
(CH2)を有する。これらはいずれも他励式のスイッ
チング電源である。上記回路によれば、ブリッジ回路
(1)によって交流電圧(AC)が整流された後に1次
スイッチング回路(2),1次スイッチング回路(7)
に入力される。これらの1次スイッチング回路(2,
7)は何れもスイッチング素子を内蔵しているPWM変
調回路であって、このスイッチング素子のON/OFF
のデューティ比によって整流された交流電圧を降圧して
所定の直流電圧を生成する回路である。
のスイッチング周波数は何れも発振器(6)によって規
定される。従って、1次スイッチング回路(2,7)の
スイッチング素子は同じスイッチング周波数でON/O
FFする。こうして各々の1次スイッチング回路(2,
7)で生成された直流電圧がトランス(3,8)内部の
不図示の1次側コイルにそれぞれ出力され、不図示の2
次側コイルに伝達される。
2次整流回路(4,9)にそれぞれ出力された後に整流
されて、直流の第1,第2の電源電圧(Vo1,Vo
2)が生成されることになる。上記回路においてスタン
バイ時(ブラウン管側の電源は切断されているが、制御
回路は動作している状態)には、第1の電源電圧生成回
路(CH1)のON/OFF回路(5)が、1次スイッ
チング回路(2)の動作を強制的に停止させ、第1の電
源電圧(Vo1)の生成を停止する。
回路では、第1,第2の電源電圧生成部(CH1,CH
2)が何れも他励式の回路であるため、 1 他励式回路では発振器の周波数に合せて強制的にス
イッチング素子をON/OFFさせるため、スイッチン
グノイズが大きくなる 2 他励式回路では出力の電圧と電流の位相が合致しな
い場合が多いので、電圧と電流の積(スイッチング損
失)による消費電力が大きく、効率が低下する 3 ハイブリッドICに当該回路を適用した場合に他励
式回路では主にコントロールICを用いることが多い
が、このIC分だけ製造コストが高くなる などといった問題が生じていた。
に鑑み成されたもので、図1に示すように、オン/オフ
動作して電圧を制御する第1のスイッチング素子を有
し、第1の電源電圧を生成する自励式のスイッチング電
源である第1の電源電圧生成部と、オン/オフ動作して
電圧を制御する第2のスイッチング素子を有し、第2の
電源電圧を生成する他励式のスイッチング電源である第
2の電源電圧生成部とを有し、前記第1のスイッチング
素子のスイッチング周波数と、前記第2のスイッチング
素子のスイッチング周波数が同一であることを特徴とす
る電源回路や、前記第1の電源電圧生成部は、第1の電
源電圧の電圧と電流との位相を合致させる位相調整回路
を備えた自励式のスイッチング電源であって、前記第2
のスイッチング素子のスイッチング周波数は、前記第1
のスイッチング素子の周波数に追従することを特徴とす
る本発明に係る電源回路や、前記第2の電源電圧生成部
は、固定周波数の信号を生成する発振器と、前記第1の
電源電圧生成部の動作が停止した時に、前記発振器を選
択して前記第2のスイッチング素子を前記固定周波数で
オン/オフ動作させる選択切替回路を有することを特徴
とする本発明に係る電源回路や、前記第2の電源電圧生
成部は、固定周波数の信号を生成する発振器を有し、前
記第2のスイッチング素子は前記固定周波数でオン/オ
フ動作するものであって、かつ前記第1の電源電圧生成
部は、前記固定周波数に追従するようなスイッチング周
波数で前記第1のスイッチング素子をオン/オフ動作さ
せるものであることを特徴とする本発明に係る電源回路
により、上記課題を解決するものである。
電源回路について図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施形態 図1に、本発明の第1の実施形態に係る電源回路を示
す。この回路は、カラーテレビの電源に用いられる回路
であって、2種類の電源電圧(Vo1,Vo2)を生成
する回路である。この電源電圧のうち、Vo1は100
V程度の高電圧であってブラウン管などの電源電圧とし
て用いられ、Vo2は20V程度であって制御回路用の
電源として用いられる。
路は図1に示すようにブリッジ回路(10),第1の電
源電圧生成部(CH1),第2の電源電圧生成部(CH
2)を有する。ブリッジ回路(10)は、交流電圧(A
C)を整流して第1,第2の電源電圧生成部(CH1,
CH2)に供給する回路である。
スイッチング擬似共振回路(11),トランス(1
2),2次整流回路(13),タイミング回路(14)
及びON/OFF回路(15)を有し、第1の電源電圧
(Vo1)を生成する自励式の回路である。この回路の
各部の構成について以下で説明する。1次スイッチング
擬似共振回路(11)は、不図示の第1のスイッチング
素子を有するPWM(Pulse WidthModulation)変調回
路を内蔵したスイッチング電源回路であって、整流され
た交流電圧を第1のスイッチング素子のON/OFFの
デューティ比で調整して、トランス(12)に出力する
回路である。
似共振回路(11)の出力を不図示の1次側コイルに入
力し、不図示の2次側のコイルに伝達して2次整流回路
(13)に出力する回路である。2次整流回路(13)
は、トランス(12)の出力を整流して第1の電源電圧
(Vo1)として出力する回路である。
の一例であって、トランス(12)の1次側コイルに印
加される電圧と、流れる電流との位相を合致させて、ス
イッチング損失を抑止するための回路である。ON/O
FF回路(15)は、スタンバイ状態などにおいて、1
次スイッチング擬似共振回路(11)の動作を強制的に
停止させ、第1の電源電圧(Vo1)の生成を停止させ
る回路である。
共振回路(11)→トランス(12)→タイミング回路
(14)→1次スイッチング擬似共振回路(11)とい
うループが形成されており、これらの回路で自励発振式
のスイッチング回路を構成している。第2の電源電圧生
成部(CH2)は、発振器(16),1次スイッチング
回路(17),トランス(18),2次整流回路(1
9),発振器(16)及び選択切替回路(SW1)を備
え、第2の電源電圧(Vo2)を生成する他励式の回路
である。
する。1次スイッチング回路(17)は、不図示の第2
のスイッチング素子を有するPWM変調回路を内蔵した
スイッチング電源回路であって、整流された交流電圧を
第2のスイッチング素子のON/OFFのデューティ比
で調整して、トランス(18)に出力する他励式の回路
である。
グ周波数は、後述の選択切替回路(16)の出力信号の
周波数に依存する。トランス(18)は、1次スイッチ
ング擬似共振回路(17)の出力を不図示の1次側コイ
ルに入力し、不図示の2次側のコイルに伝達して2次整
流回路(19)に出力する回路である。
8)の出力を整流して第2の電源電圧(Vo2)として
出力する回路である。発振器(16)は、固定周波数の
信号を生成して選択切替回路(SW1)に出力する回路
である。本実施形態ではこの固定周波数は20kHz とし
ている。選択切替回路(SW1)は、タイミング回路
(14)の出力信号と発振器(16)の出力信号のう
ち、何れかを選択して1次スイッチング回路(17)に
出力する回路であって、通常動作時にはタイミング回路
(14)の出力信号を選択して1次スイッチング回路
(17)に供給し、スタンバイ時には発振器(16)の
出力信号を選択して1次スイッチング回路(17)に供
給する。
当該回路によれば、ブリッジ回路(10)によって交流
電圧(AC)が整流された後に1次スイッチング擬似共
振回路(11),1次スイッチング回路(17)にそれ
ぞれ入力される。すると、まず1次スイッチング擬似共
振回路(11)内の不図示の第1のスイッチング素子が
ONし、このデューティ比によって整流された交流電圧
が調整されてトランス(12)の不図示の1次側コイル
に出力される。このトランス(12)の1次側コイルに
流れる電流と電圧とがタイミング回路(14)によって
検出され電流と電圧との位相が合致するように遅延され
たパルス信号(PS)が生成され、1次スイッチング擬
似共振回路(11)に出力される。
発振により1次スイッチング擬似共振回路内の不図示の
第1のスイッチング素子がON/OFF動作を繰り返す
ことになり、このON/OFFのデューティ比によっ
て、整流された交流電圧(AC′)が調整された後にト
ランス(12)の不図示の2次側コイルに伝達される。
その後、トランス(12)の2次側コイルの出力電圧
が、2次整流回路(13)によって整流され、第1の電
源電圧(Vo1)として不図示のブラウン管に供給され
ることになる。
は、通常動作時において選択切替回路(SW1)は上述
のタイミング回路(14)を選択しており、タイミング
回路(14)からのパルス信号(PS)が選択切替回路
(SW1)を介して1次スイッチング回路(17)に供
給される。この1次スイッチング回路(17)内の不図
示の第2のスイッチング素子は、パルス信号(PS)の
周波数に同期してON/OFF動作する。従って、通常
動作時においては上述の第1のスイッチング素子と第2
のスイッチング素子とのスイッチング周波数は全く同一
になる。
のスイッチング素子のスイッチング周波数が異なること
によりビート(うなり)が生じ、このビートが原因でテ
レビの表示画像がちらつくなどの問題を抑止することが
可能になる。その後、この第2のスイッチング素子のO
N/OFFのデューティ比によって整流された交流電圧
(AC′)が調整された後にトランス(18)の不図示
の2次側コイルに伝達される。
の出力電圧が、2次整流回路(19)によって整流さ
れ、第2の電源電圧(Vo2)として不図示の制御回路
に供給される。上記回路のスタンバイ時の動作について
以下で説明する。第1の電源電圧生成部(CH1)で
は、スタンバイ時になるとON/OFF回路(15)に
よって1次スイッチング擬似共振回路(11)の動作が
強制的に停止されるので、第1の電源電圧(Vo1)は
生成されなくなる。
タンバイ時になると選択切替回路(SW1)が切り替わ
って発振器(16)を選択し、発振器(16)の生成す
る固定周波数(20kHz )の信号(PS′)を1次スイ
ッチング回路(17)に供給するので、1次スイッチン
グ回路(17)内の第2のスイッチング素子はこの固定
周波数でON/OFF動作をし、このデューティ比で規
定される電圧を生成してトランス(18)の1次側コイ
ルに出力する。その後は上と同様の動作で、第2の電源
電圧(Vo2)が生成されて不図示の制御回路に供給さ
れることになる。
生成部(CH1)の動作が停止しても、このときには発
振器(16)の生成する信号の周波数で1次スイッチン
グ回路(17)が動作することができる。仮に発振器
(16)や選択切替回路(SW1)がないとすると、上
記回路は第1の電源電圧生成部(CH1)の動作が停止
すると、パルス信号(PS)が出力されなくなるので他
励式の第2の電源電圧生成部(CH2)は動作を停止し
てしまい、スタンバイ状態を得ることができなくなる
が、本実施形態の回路では発振器(16),選択切替回
路(SW1)を有し、スタンバイ時には発振器(16)
の出力信号(PS′)で他励発振することができるの
で、スタンバイ状態を実現することが可能になる。
源回路によれば、第1の電源電圧生成部(CH1)の1
次スイッチング擬似共振回路(11)内の第1のスイッ
チング素子のスイッチング周波数が、第2の電源電圧生
成部(CH2)の1次スイッチング回路(17)内の第
2のスイッチング素子のスイッチング周波数と同じにな
っているので、これらがずれることで生じるビートによ
る悪影響を極力抑止することが可能となる。
自励式の回路なので、周波数に合せて強制的にスイッチ
ング素子をON/OFFさせるためスイッチングノイズ
が大きくなる他励式の回路で両方の回路を構成した従来
に比して、スイッチングノイズの低減が可能となる。さ
らに、タイミング回路(14)で出力電圧と出力電流の
位相を合致させているので、これらの電圧と電流の積
(スイッチング損失)による消費電力のロスが低減でき
るので、効率の向上が可能となる。
した場合に他励式回路では主にコントロールICを用い
ることが多いが、自励式回路は部品点数が少なく、簡単
な回路構成で実現することができるので、製造コストの
低減が可能となる。さらに、上述のように消費電力のロ
スが低減できるので、ハイブリッドICに適用した場合
に放熱板の小型化が可能になる。
レビの電源として用いたが、本発明はこれに限らず、2
系統の電源電圧が必要な機器、例えばコンピュータのデ
ィスプレイなどにおいても、同様の効果を奏する。 (2)第2の実施形態 以下で本発明の第2の実施形態について図2を参照しな
がら説明する。
源回路を示す。この回路は、第1の実施形態と同様に、
カラーテレビの電源に用いられる回路であって、2種類
の電源電圧(Vo1,Vo2)を生成する回路である。
この電源電圧のうち、Vo1は100V程度の高電圧で
あってブラウン管などの電源電圧として用いられ、Vo
2は20V程度であって制御回路用の電源として用いら
れる。
イッチング電源(CH11)と、第2のスイッチング電
源(CH12)とを有する。第1のスイッチング電源
(CH11)は、第1の電源電圧(Vo1)を生成する
自励発振の回路であって、第2のスイッチング電源(C
H12)は第2の電源電圧(Vo2)を生成する他励発
振の回路である。
第1のスイッチング電源(CH11)は、第1のスイッ
チングトランジスタ(TR1),NPNトランジスタ
(Q1),PNPトランジスタ(Q2),抵抗(R1)
及びコンデンサ(C1)からなる矩形波生成回路,トラ
ンス(T1),フォトカプラ(PC1)及びダイオード
(d1),コンデンサ(Cs)からなる整流回路を有す
る。
1)はON/OFF動作して、整流された交流電圧(V
in)をON/OFFのデューティ比で調整してトラン
ス(T1)の1次側コイル(L11)に出力するもので
ある。抵抗(R1)及びコンデンサ(C1)からなる矩
形波生成回路は、1次側コイル(L1)と同心のコイル
(L13)に誘起される起電力から、スイッチングトラ
ンジスタ(TR1)のゲートに印加されるべき矩形波を
生成する回路である。
圧(Vo1)の出力電圧を常時検出し、その状態を1次
側の回路に伝達する素子である。具体的には、フォトカ
プラ(PC1)の1次側のフォトトランジスタのコレク
タ電流が、フォトカプラ(PC1)の2次側のフォトダ
イオードの発光量に応じて変動し、スイッチングトラン
ジスタ(TR1)のゲートに接続されたPNPトランジ
スタ(Q2)のコレクタ電流を調整して電圧の制御をし
ている。
1)から入力される電圧を2次側コイル(L12)に伝
達するものである。ダイオード(d1),コンデンサ
(Cs)からなる整流回路は、2次側コイル(L12)
から出力される電圧を整流して第1の電源電圧(Vo
1)として出力する回路である。
第2のスイッチングトランジスタ(TR2),発振器
(OSC)を内蔵したコントロールIC(IC1),ト
ランス(T2),フォトカプラ(PC2),ダイオード
(d2)及びコンデンサ(Cs)からなる整流回路を有
する。スイッチングトランジスタ(TR2)はON/O
FF動作して、整流された交流電圧(Vin)をON/
OFFのデューティ比で調整してトランス(T2)の1
次側コイル(L21)に出力するものである。
定周波数の信号を生成する発振器(OSC)を有し、ス
イッチングトランジスタ(TR2)をON/OFF動作
させるものである。このスイッチングトランジスタ(T
R2)のスイッチング周波数は、発振器(OSC)で生
成される固定周波数になる。フォトカプラ(PC2)
は、第1の電源電圧(Vo1)の出力電圧を常時検出
し、その状態を1次側の回路に伝達する素子である。具
体的には、フォトカプラ(PC2)の1次側のフォトト
ランジスタのコレクタ電流が、フォトカプラ(PC1)
の2次側のフォトダイオードの発光光量に応じて変動
し、このコレクタ電流の変動に応じてコントロールIC
(IC1)がスイッチングトランジスタ(TR2)のO
N/OFF状態を制御している。
1)から入力される電圧を2次側コイル(L12)に伝
達するものである。ダイオード(d2),コンデンサ
(Cs)からなる整流回路は、2次側コイル(L12)
から出力される電圧を整流して第2の電源電圧(Vo
2)として出力する回路である。
まず、電源が投入され、不図示の整流回路で整流された
交流電圧(Vin)が第1,第2のスイッチング電源
(CH11,CH12)に印加される。すると、第2の
スイッチング電源(CH12)ではコントロールIC
(IC1)が動作を開始し、内蔵の発振器(OSC)が
固定周波数のパルス信号を生成する。コントロールIC
(IC1)は、スイッチングトランジスタ(TR2)の
スイッチング周波数をパルス信号の固定周波数に合うよ
うに調整しつつこれをON/OFF動作させる。
1のスイッチング電源(CH11)に入力される。第1
のスイッチング電源(CH1)は、電源投入後に自励発
振を開始し、第1のスイッチングトランジスタ(TR
1)もON/OFF動作を開始するが、図2のc点から
パルス信号が入力されるので、第1のスイッチングトラ
ンジスタ(TR1)のスイッチング周波数は、このパル
ス信号の固定周波数と同じ周波数になる。
タ(TR1)のスイッチング周波数と第2のスイッチン
グトランジスタ(TR2)のスイッチング周波数が異な
ることにより、ビートが生じて、これがテレビの画像表
示に影響を及ぼすことを極力抑止することが可能にな
る。その後、第1のスイッチング電源(CH11)では
第1のスイッチングトランジスタ(TR1)のON/O
FF動作によって調整された電圧がトランス(T1)に
出力され、トランス(T1)の2次側のコイル(L1
2)から整流回路に出力され、ダイオード(d1)とコ
ンデンサ(Cs)からなる整流回路によって整流されて
第1の電源電圧(Vo1)として不図示のブラウン管に
出力される。
ォトカプラ(PC1)によってトランス(T1)の1次
側に帰還され、それに応じて第1の電源電圧(Vo1)
の調整がなされる。すなわち、フォトカプラ(PC1)
の1次側のフォトトランジスタのコレクタ電流が、フォ
トカプラ(PC1)の2次側のフォトダイオードの発光
光量に応じて変動し、スイッチングトランジスタ(TR
1)のゲートに接続されたPNPトランジスタ(Q2)
のコレクタ電流を調整して電圧の制御がなされる。
2)でも同様にして、第2のスイッチングトランジスタ
(TR2)のON/OFF動作によって調整された電圧
がトランス(T2)に出力され、トランス(T1)の2
次側のコイル(L22)から整流回路に出力され、ダイ
オード(d2)とコンデンサ(Cs)からなる整流回路
によって整流されて第2の電源電圧(Vo2)として不
図示の制御回路に出力される。
ォトカプラ(PC1)によってトランス(T1)の1次
側に帰還され、それに応じてコントロールIC(IC
1)によって第2の電源電圧(Vo2)の調整がなされ
る。本実施形態に係る電源回路によれば、第1のスイッ
チング電源(CH11)は自励式のスイッチング電源で
あって、第2のスイッチング電源(CH12)は他励式
のスイッチング電源であって、かつ第2のスイッチング
トランジスタ(TR2)のスイッチング周波数に第1の
スイッチングトランジスタ(TR1)のスイッチング周
波数が追従するように動作しているので、これらのスイ
ッチング周波数がずれることで生じるビートによる悪影
響を回避することが可能になる。
ッチング電源(CH11)に自励式の回路を用いている
ので、周波数に合せて強制的にスイッチング素子をON
/OFFさせるためスイッチングノイズが大きくなる他
励式の回路で両方の回路を構成した従来に比して、スイ
ッチングノイズの低減が可能となる。さらに、ハイブリ
ッドICに当該回路を適用した場合に他励式回路では主
にコントロールICを用いることが多いが、自励式回路
は部品点数が少なく、簡単な回路構成で実現することが
できるので、製造コストの低減が可能となる。
できるので、ハイブリッドICに適用した場合に放熱板
の小型化が可能になる。なお、本実施形態では上記電源
をカラーテレビの電源として用いたが、本発明はこれに
限らず、2系統の電源電圧が必要な機器、例えばコンピ
ュータのディスプレイなどにおいても、同様の効果を奏
する。
振器(OSC)から出力されるパルス信号を同図のc点
から第1のスイッチング電源(CH11)に入力させて
いるが、本発明はこれに限らず、同図のa点やb点から
入力させても、ほぼ同様の効果を奏する。
回路によれば、第1の電源電圧生成部と、第2の電源電
圧生成部とを有し、第1のスイッチング素子のスイッチ
ング周波数と、第2のスイッチング素子のスイッチング
周波数が同一であるので、これらのスイッチング周波数
がずれることで生じるビートによる悪影響を回避するこ
とが可能になる。
路を用いているので、周波数に合せて強制的にスイッチ
ング素子をON/OFFさせるためスイッチングノイズ
が大きくなる他励式の回路で両方の回路を構成した従来
に比して、スイッチングノイズの低減が可能となる。さ
らに、ハイブリッドICに当該回路を適用した場合に他
励式回路では主にコントロールICを用いることが多い
が、自励式回路は部品点数が少なく、簡単な回路構成で
実現することができるので、製造コストの低減が可能と
なる。
できるので、ハイブリッドICに適用した場合に放熱板
の小型化が可能になる。なお、本発明において、第1の
電源電圧生成部は、第1の電源電圧の電圧と電流との位
相を合致させる位相調整回路を備えているので、これら
の位相がずれることで生じるスイッチング損失の発生を
極力抑止することが可能となる。
生成部は、固定周波数の信号を生成する発振器と、第1
の電源電圧生成部の動作が停止した時に、発振器を選択
して第2のスイッチング素子を固定周波数でオン/オフ
動作させる選択切替回路を有する。このため、スタンバ
イ時に第1の電源電圧生成部の動作が停止しても、この
ときには発振器の生成する信号の周波数で第2のスイッ
チング素子がON/OFFすることができる。
部は、固定周波数の信号を生成する発振器を有し、第2
のスイッチング素子は固定周波数でオン/オフ動作する
ものであって、かつ第1の電源電圧生成部は、固定周波
数に追従するようなスイッチング周波数で第1のスイッ
チング素子をオン/オフ動作させるものであるため、周
波数に合せて強制的にスイッチング素子をON/OFF
させるためスイッチングノイズが大きくなる他励式の回
路で両方の回路を構成した従来に比して、スイッチング
ノイズの低減が可能となる。
用した場合に他励式回路では主にコントロールICを用
いることが多いが、自励式回路は部品点数が少なく、簡
単な回路構成で実現することができるので、製造コスト
の低減が可能となる。
図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 オン/オフ動作して電圧を制御する第1
のスイッチング素子を有し、第1の電源電圧を生成する
自励式のスイッチング電源である第1の電源電圧生成部
と、 オン/オフ動作して電圧を制御する第2のスイッチング
素子を有し、第2の電源電圧を生成する他励式のスイッ
チング電源である第2の電源電圧生成部とを有し、 前記第1のスイッチング素子のスイッチング周波数と、
前記第2のスイッチング素子のスイッチング周波数が同
一であることを特徴とする電源回路。 - 【請求項2】 前記第1の電源電圧生成部は、第1の電
源電圧の電圧と電流との位相を合致させる位相調整回路
を備えた自励式のスイッチング電源であって、 前記第2のスイッチング素子のスイッチング周波数は、
前記第1のスイッチング素子のスイッチング周波数に追
従することを特徴とする請求項1記載の電源回路。 - 【請求項3】 前記第2の電源電圧生成部は、 固定周波数の信号を生成する発振器と、 前記第1の電源電圧生成部の動作が停止した時に、前記
発振器を選択して前記第2のスイッチング素子を前記固
定周波数でオン/オフ動作させる選択切替回路を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源回
路。 - 【請求項4】 前記第2の電源電圧生成部は、固定周波
数の信号を生成する発振器を有し、前記第2のスイッチ
ング素子は前記固定周波数でオン/オフ動作するもので
あって、 かつ前記第1の電源電圧生成部は、前記固定周波数に追
従するようなスイッチング周波数で前記第1のスイッチ
ング素子をオン/オフ動作させるものであることを特徴
とする請求項1記載の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076796A JPH09271168A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076796A JPH09271168A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09271168A true JPH09271168A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13615616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8076796A Pending JPH09271168A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09271168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7301786B2 (en) | 2005-03-10 | 2007-11-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Quasi resonant type switching power supply apparatus with overcurrent limiting |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8076796A patent/JPH09271168A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7301786B2 (en) | 2005-03-10 | 2007-11-27 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Quasi resonant type switching power supply apparatus with overcurrent limiting |
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