JPH0927112A - 高い記録密度を有する磁気記録媒体 - Google Patents
高い記録密度を有する磁気記録媒体Info
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- JPH0927112A JPH0927112A JP8079176A JP7917696A JPH0927112A JP H0927112 A JPH0927112 A JP H0927112A JP 8079176 A JP8079176 A JP 8079176A JP 7917696 A JP7917696 A JP 7917696A JP H0927112 A JPH0927112 A JP H0927112A
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- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B2005/0002—Special dispositions or recording techniques
- G11B2005/0026—Pulse recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い記録密度を有する磁気記録媒体を提供す
ることである。 【解決手段】 デジタル記録のための有利な特性、すな
わち極めて小さなパルス幅と、高い出力レベルを有す
る、縦方向に方向付けられている磁気記録媒体におい
て、そのlr /(d・L)(lrはmTを単位とする残
留偏波であり、dはμmを単位とする磁気層の厚さであ
り、Lはnmを単位とする磁性顔料の平均粒子長さであ
る)の商が、18よりも大であり、且つPW50と記載さ
れるパルス幅が、500nmよりも小なることによっ
て、解決される。
ることである。 【解決手段】 デジタル記録のための有利な特性、すな
わち極めて小さなパルス幅と、高い出力レベルを有す
る、縦方向に方向付けられている磁気記録媒体におい
て、そのlr /(d・L)(lrはmTを単位とする残
留偏波であり、dはμmを単位とする磁気層の厚さであ
り、Lはnmを単位とする磁性顔料の平均粒子長さであ
る)の商が、18よりも大であり、且つPW50と記載さ
れるパルス幅が、500nmよりも小なることによっ
て、解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極めて小さな層厚
を有し、高密度の記録に適した、基本的に縦方向に方位
付けられた磁気記録媒体に関するものである。
を有し、高密度の記録に適した、基本的に縦方向に方位
付けられた磁気記録媒体に関するものである。
【0002】最近、磁気記録媒体の記録密度に対する増
大する要求を充たすために、記録波長が、一貫して低減
されてきた。例えば、8ミリビデオ装置のための記録波
長は0.58μmである。これは、信号の録音再生にお
ける厚さの減量の問題を引き起こしている。すなわち、
録音再生レベルが、増大する層厚の関数として直線的に
増加せず、飽和効果を示しているのである。かくて、極
めて薄い層だけが、短い波長用として要求されているの
である。
大する要求を充たすために、記録波長が、一貫して低減
されてきた。例えば、8ミリビデオ装置のための記録波
長は0.58μmである。これは、信号の録音再生にお
ける厚さの減量の問題を引き起こしている。すなわち、
録音再生レベルが、増大する層厚の関数として直線的に
増加せず、飽和効果を示しているのである。かくて、極
めて薄い層だけが、短い波長用として要求されているの
である。
【0003】この要求に応えるために、結合剤を持たな
い強磁性の金属層が真空方式を用いて非常に小さな厚さ
で使用される磁気記録媒体が、過去10年のうちに開発
されてきた。金属を蒸着されたこれらの記録媒体は、わ
ずかに厚さの減量をもたらし、極めて高い録音再生水準
を達成しているが、この種のテ−プの量産は、磁性顔料
が結合剤中に分散されている磁気記録媒体と比較して、
尚もかなりの困難をもたらしている。それどころか、こ
れらの金属蒸着テ−プは、大気中の酸素の影響下で変質
するのである。
い強磁性の金属層が真空方式を用いて非常に小さな厚さ
で使用される磁気記録媒体が、過去10年のうちに開発
されてきた。金属を蒸着されたこれらの記録媒体は、わ
ずかに厚さの減量をもたらし、極めて高い録音再生水準
を達成しているが、この種のテ−プの量産は、磁性顔料
が結合剤中に分散されている磁気記録媒体と比較して、
尚もかなりの困難をもたらしている。それどころか、こ
れらの金属蒸着テ−プは、大気中の酸素の影響下で変質
するのである。
【0004】
【従来の技術】しかしながら、最近、微細に分割された
磁性粒子が重合体の結合剤中に分散されている薄い磁気
層によって、薄い層厚に対する要求を充たすことが可能
になってきた。この層は、非磁性の基層の上に設けられ
る。
磁性粒子が重合体の結合剤中に分散されている薄い磁気
層によって、薄い層厚に対する要求を充たすことが可能
になってきた。この層は、非磁性の基層の上に設けられ
る。
【0005】このような使用方法は、例えば、米国特許
第2819186号明細書、ドイツ特許出願公開第43
02516号公報、欧州特許第0520155号、欧州
特許第0566100号、及びドイツ特許出願第444
3896号及び第19504930号に記載されてい
る。
第2819186号明細書、ドイツ特許出願公開第43
02516号公報、欧州特許第0520155号、欧州
特許第0566100号、及びドイツ特許出願第444
3896号及び第19504930号に記載されてい
る。
【0006】高い記録密度を持った磁気記録は、いまや
圧倒的にデジタル方式で行なわれている。これは、アナ
ログ式ビデオ録画と対照的に、正弦波の信号が記録され
ずに、その代わりに記録ヘッドの電流の方向を切り換え
ることによって、記録媒体に情報が記録されることを意
味する。このような切り換え過程において造られる磁化
のパタ−ンは、磁化転移と呼ばれている。しかしなが
ら、この転移は、急激には発生せず、多かれ少なかれ、
例えばガウス曲線の形で、徐々に発生する。このような
磁化転移の録音再生信号は、ビデオシステムにおいて特
有なものとして使用されている誘導読取りが微分に基づ
いているために、パルス状である。上記の磁化転移は急
には発生しないので、読取りパルスは、通常PW50の数
値によって規定される一定の幅を持っている。この数値
は、図面に示すように、実際の信号が正確に最大数値の
50%をとるときの、記録媒体上の二点間の距離を示
す。高密度記録が、極めて小さなパルス幅を必要とする
ことは明らかである。同時に、十分な出力レベルを達成
するためには、極めて大きなパルス量が確保されなけれ
ばならない。
圧倒的にデジタル方式で行なわれている。これは、アナ
ログ式ビデオ録画と対照的に、正弦波の信号が記録され
ずに、その代わりに記録ヘッドの電流の方向を切り換え
ることによって、記録媒体に情報が記録されることを意
味する。このような切り換え過程において造られる磁化
のパタ−ンは、磁化転移と呼ばれている。しかしなが
ら、この転移は、急激には発生せず、多かれ少なかれ、
例えばガウス曲線の形で、徐々に発生する。このような
磁化転移の録音再生信号は、ビデオシステムにおいて特
有なものとして使用されている誘導読取りが微分に基づ
いているために、パルス状である。上記の磁化転移は急
には発生しないので、読取りパルスは、通常PW50の数
値によって規定される一定の幅を持っている。この数値
は、図面に示すように、実際の信号が正確に最大数値の
50%をとるときの、記録媒体上の二点間の距離を示
す。高密度記録が、極めて小さなパルス幅を必要とする
ことは明らかである。同時に、十分な出力レベルを達成
するためには、極めて大きなパルス量が確保されなけれ
ばならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の要件を満たす、冒頭に述べたような一般的な形式の磁
気記録媒体を提供することである。
の要件を満たす、冒頭に述べたような一般的な形式の磁
気記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、商lr /(d・L)が18より大であり、その場合
において、lrはmTの単位で測定された残留偏波であ
り、dはμm単位で測定された磁気層の厚さであり、L
はnm単位で測定された磁性顔料の平均的粒子長さであ
るような、記録媒体によって解決されることを見出ださ
れた。
り、商lr /(d・L)が18より大であり、その場合
において、lrはmTの単位で測定された残留偏波であ
り、dはμm単位で測定された磁気層の厚さであり、L
はnm単位で測定された磁性顔料の平均的粒子長さであ
るような、記録媒体によって解決されることを見出ださ
れた。
【0009】加えるに、パルス幅PW50は、500nm
よりも大でなければならない。
よりも大でなければならない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を、例を挙げて説明すれば
次の通りである。
次の通りである。
【0011】測定された数値は、次の条件のもとで、試
験的構成を使用して得られたものである。
験的構成を使用して得られたものである。
【0012】 相対的ヘッド/テ−プ速度:v=3.17m/s 書込み/読み取りヘッド:V8型、測定されたギャップ
零位点 gw =236nm
零位点 gw =236nm
【0013】記録電流は、方形波信号の基本波のレベル
が、波長がλ=3gw =708nm、すなわち測定され
たヘッドギャップ幅の3倍のときに方形波記録における
最大であるように調整された。測定は、分光分析器(解
像度帯域幅:30kHz)を使用して実施された。も
し、例えば記録電流を20−30%程低減することによ
って、この条件が変化するのであれば、新しい記録媒体
と競争製品との間の差は、そのままか、或いは更に大き
なものになる。
が、波長がλ=3gw =708nm、すなわち測定され
たヘッドギャップ幅の3倍のときに方形波記録における
最大であるように調整された。測定は、分光分析器(解
像度帯域幅:30kHz)を使用して実施された。も
し、例えば記録電流を20−30%程低減することによ
って、この条件が変化するのであれば、新しい記録媒体
と競争製品との間の差は、そのままか、或いは更に大き
なものになる。
【0014】96kHzの周波数を持った方形波信号が
テ−プに記録された。次いでこの信号は読み取りヘッド
によって読み取られ、ディジタイザによって走査され
た。走査速度は5nsであった。走査された信号から、
単一のパルスが計算された。このパルスは、中心の読取
りパルスを平均することによって得られるものである。
総数で、126のパルスの平均値が出された。パルス幅
は、読み取り振幅が、正確に最大読み取り信号の50%
であるような二点間のテ−プ上の距離を、上記のように
決定することによって、単一パルス測定から計算され
る。再度、図面を参照願いたい。
テ−プに記録された。次いでこの信号は読み取りヘッド
によって読み取られ、ディジタイザによって走査され
た。走査速度は5nsであった。走査された信号から、
単一のパルスが計算された。このパルスは、中心の読取
りパルスを平均することによって得られるものである。
総数で、126のパルスの平均値が出された。パルス幅
は、読み取り振幅が、正確に最大読み取り信号の50%
であるような二点間のテ−プ上の距離を、上記のように
決定することによって、単一パルス測定から計算され
る。再度、図面を参照願いたい。
【0015】残留偏波lrは、サンプル量によって分割
された磁気モ−メントによって規定される。これは、市
販の磁力計によって測定される。
された磁気モ−メントによって規定される。これは、市
販の磁力計によって測定される。
【0016】原則として磁気記録媒体の組成には何の制
約もないが、望ましいのは、磁性顔料を含む層と非磁性
基層から成るものである。
約もないが、望ましいのは、磁性顔料を含む層と非磁性
基層から成るものである。
【0017】酸化鉄、Co添加の酸化鉄、金属性顔料及
び金属合金、二酸化クロム及びその他の先行技術による
磁性顔料も使用することが出来、このことは、従来の重
合体の結合剤又は結合剤混合物、及び分散剤、非磁性顔
料、潤滑剤、養生剤、湿潤剤及び溶剤などのその他の添
加物についても同様である。
び金属合金、二酸化クロム及びその他の先行技術による
磁性顔料も使用することが出来、このことは、従来の重
合体の結合剤又は結合剤混合物、及び分散剤、非磁性顔
料、潤滑剤、養生剤、湿潤剤及び溶剤などのその他の添
加物についても同様である。
【0018】磁気層と非磁気層の適切な成分は、例えば
ドイツ特許出願公開第4302516号公報に記載され
ている。
ドイツ特許出願公開第4302516号公報に記載され
ている。
【0019】ポリエチレンテレフタレ−ト又はポリエチ
レンナフタレ−ト、及びポリオレフィン、セルロ−スト
リアセテ−ト、ポリカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、アラミド又
は芳香属のポリアミドなどの公知のポリエステルは、基
層として使用される。基層は、前以てコロナ放電処理、
プラズマ処理、軽い接着処理、熱処理、除塵処理などを
施すことが出来る。本発明の目的を達成するために、非
磁性基層は、一般に0.03μm又はそれ以下の、出来
れば0.02μm又はそれ以下、とりわけ0.01μm
又はそれ以下の中心線平均表面粗度を有するものであ
る。それ故、基層がわずかな中心線平均表面粗度を持つ
だけでなく、1μm又はそれ以上の大きな突起物を持た
ないことが望ましい。基層の表面粗度の外形(プロフィ
ル)は、必要あれば、基層に添加されるべき充填材の寸
法及び量によって、自由に管理することが出来る。適切
な充填材の例としては、Ca、Si及びTiの酸化物及
び炭酸塩、及びアクリル系物質の有機性微粉がある。
レンナフタレ−ト、及びポリオレフィン、セルロ−スト
リアセテ−ト、ポリカ−ボネ−ト、ポリアミド、ポリイ
ミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、アラミド又
は芳香属のポリアミドなどの公知のポリエステルは、基
層として使用される。基層は、前以てコロナ放電処理、
プラズマ処理、軽い接着処理、熱処理、除塵処理などを
施すことが出来る。本発明の目的を達成するために、非
磁性基層は、一般に0.03μm又はそれ以下の、出来
れば0.02μm又はそれ以下、とりわけ0.01μm
又はそれ以下の中心線平均表面粗度を有するものであ
る。それ故、基層がわずかな中心線平均表面粗度を持つ
だけでなく、1μm又はそれ以上の大きな突起物を持た
ないことが望ましい。基層の表面粗度の外形(プロフィ
ル)は、必要あれば、基層に添加されるべき充填材の寸
法及び量によって、自由に管理することが出来る。適切
な充填材の例としては、Ca、Si及びTiの酸化物及
び炭酸塩、及びアクリル系物質の有機性微粉がある。
【0020】磁気の分散を調製するためのプロセスは、
少なくとも一段の混練段階と、一段の分散段階と、先行
する各段階の前又は後に必要に応じて設置することが出
来る、更に一段の混合段階から構成される。個々の段階
は、それぞれ二段又はそれ以上にすることが出来る。成
分の調製に当たっては、すべての出発材料、すなわち、
強磁性粉末、結合剤、カ−ボンブラック、研磨剤、静電
防止剤、潤滑剤及び溶剤を、プロセスの開始時点に直ち
に、又は続くプロセスの過程において反応器に添加する
ことが出来る。個々の出発材料は、プロセスに二段又は
三段で付け加えられる段階の複数の部分に分割すること
が出来る。例えば、ポリウレタンは、複数の部分に分割
されて混練段階及び分散段階において添加され、また分
散の後の粘性を調製するための混合段階にも添加され
る。
少なくとも一段の混練段階と、一段の分散段階と、先行
する各段階の前又は後に必要に応じて設置することが出
来る、更に一段の混合段階から構成される。個々の段階
は、それぞれ二段又はそれ以上にすることが出来る。成
分の調製に当たっては、すべての出発材料、すなわち、
強磁性粉末、結合剤、カ−ボンブラック、研磨剤、静電
防止剤、潤滑剤及び溶剤を、プロセスの開始時点に直ち
に、又は続くプロセスの過程において反応器に添加する
ことが出来る。個々の出発材料は、プロセスに二段又は
三段で付け加えられる段階の複数の部分に分割すること
が出来る。例えば、ポリウレタンは、複数の部分に分割
されて混練段階及び分散段階において添加され、また分
散の後の粘性を調製するための混合段階にも添加され
る。
【0021】本発明の目的を達成するために、従来の公
知の技術もまた、この新規の磁気記録媒体の生産のため
のプロセスの一部として、使用することが出来る。例え
ば、高い混練能力を有する混練装置、例えば連続式混練
機又は圧力式混練機も、高いBr値を有する新規の磁気
記録媒体を得るために、混練段階において使用すること
が出来る。このような連続式混練機又は圧力式混練機が
使用されるときは、強磁性粉末は結合剤全体と、出来れ
ば30重量%又はそれ以上で混練されることが望まし
い。例えば、強磁性粉末100に対して、重量で15か
ら500までの結合剤が混練されるのである。
知の技術もまた、この新規の磁気記録媒体の生産のため
のプロセスの一部として、使用することが出来る。例え
ば、高い混練能力を有する混練装置、例えば連続式混練
機又は圧力式混練機も、高いBr値を有する新規の磁気
記録媒体を得るために、混練段階において使用すること
が出来る。このような連続式混練機又は圧力式混練機が
使用されるときは、強磁性粉末は結合剤全体と、出来れ
ば30重量%又はそれ以上で混練されることが望まし
い。例えば、強磁性粉末100に対して、重量で15か
ら500までの結合剤が混練されるのである。
【0022】5μm以下の網目寸法を持った狭い網目の
フィルタ−による微細濾過の後で、分散物は、通常10
0−500m/minの速度で在来型のコ−ティング機
械によって処理をされ、基本的に磁界内で縦方向の記録
方向に方位を合わせられ、次いで乾燥され、且つカレン
ダ−でつや出しをされ、必要によっては、更に表面平滑
処理が行なわれる。
フィルタ−による微細濾過の後で、分散物は、通常10
0−500m/minの速度で在来型のコ−ティング機
械によって処理をされ、基本的に磁界内で縦方向の記録
方向に方位を合わせられ、次いで乾燥され、且つカレン
ダ−でつや出しをされ、必要によっては、更に表面平滑
処理が行なわれる。
【0023】基本的に縦方向に方位付けられるとは、磁
性粒子が、基本的には記録方向において、層の面に方向
付けられて存在するが、しかし、層面に対して25°ま
で傾斜して方向付けられることも意味することを意図し
たものである。
性粒子が、基本的には記録方向において、層の面に方向
付けられて存在するが、しかし、層面に対して25°ま
で傾斜して方向付けられることも意味することを意図し
たものである。
【0024】コ−ティングは、ドクタ−刃付塗装機、ナ
イフ型塗装機、ドクタ−、押出塗装機、逆転ロ−ル塗装
機、又はこれらの組合せによって行なうことが出来る。
二つの層は、濡れた上に塗布する湿対湿の形で同時に塗
布することが望ましい。
イフ型塗装機、ドクタ−、押出塗装機、逆転ロ−ル塗装
機、又はこれらの組合せによって行なうことが出来る。
二つの層は、濡れた上に塗布する湿対湿の形で同時に塗
布することが望ましい。
【0025】このようにして得られる磁気記録媒体は、
次いで縦方向に断裁され、通常の使用幅に打ち抜かれ
て、在来方式の電気音響試験及び機械的試験に付され
る。
次いで縦方向に断裁され、通常の使用幅に打ち抜かれ
て、在来方式の電気音響試験及び機械的試験に付され
る。
【0026】厚さが1μm以下の極めて薄い上部磁気層
が、厚さが1−8μmの非磁性体の基層に塗布されると
きは、特に有利な結果が得られる。
が、厚さが1−8μmの非磁性体の基層に塗布されると
きは、特に有利な結果が得られる。
【0027】本発明は実施例及び比較例との関連で説明
されているが、本発明は、かかる磁気記録媒体の生産の
ための特定の処方例及び装置に限定されるものではな
い。
されているが、本発明は、かかる磁気記録媒体の生産の
ための特定の処方例及び装置に限定されるものではな
い。
【0028】非磁性の基層に塗布された薄い磁性の上層
から成る磁気記録媒体は、ドイツ特許出願第19504
930号に更に詳細に記載されている装置によって生産
されたものである。二つの層は、次の処方に基づくもの
である。
から成る磁気記録媒体は、ドイツ特許出願第19504
930号に更に詳細に記載されている装置によって生産
されたものである。二つの層は、次の処方に基づくもの
である。
【0029】 a)下層の組成 重量割合 極線群を有するビニル重合体 85 極線群を有するポリウレタン 85 TiO2 (55m2/g BET) 1000 潤滑剤 25 ポリイソシアネ−ト 30 溶剤(テトラヒドロフラン、ジオキサン) 2209
【0030】この下層の粘性は、50mPa.sであ
り、流動性限度は18Paである。
り、流動性限度は18Paである。
【0031】 b)上層の組成 重量割合 磁化可能な金属顔料 1000 α−Al2O3(粒子寸法=0.2μm) 70 極線群を有するビニル重合体 77 極線群を有するポリウレタン 77 リン酸エステル 10 潤滑剤 25 ポリイソシアネ−ト 22.5 溶剤(テトラヒドロフラン、ジオキサン) 6170
【0032】この上層の粘性は、8mPa.sであり、
流動性限度は2.5Paである。
流動性限度は2.5Paである。
【0033】粘性及び流動性限度の測定は、キャリ・メ
ド・CSLレオメーター(Carri−Med CSL
Rheometer)を使用して、プレ−トエンドコ
−ン(plate−and−cone)測定装置で25
℃の温度下で実施され、ビンガムに従って評価が行なわ
れた(下降曲線)。
ド・CSLレオメーター(Carri−Med CSL
Rheometer)を使用して、プレ−トエンドコ
−ン(plate−and−cone)測定装置で25
℃の温度下で実施され、ビンガムに従って評価が行なわ
れた(下降曲線)。
【0034】
【表1】
【0035】表1は、表に示した異なる磁性顔料を使用
して得られた磁気記録媒体の磁気及び機械的デ−タを示
すものである。μm単位のdは、上層の乾燥層厚であ
り、容積平均後の磁性粒子の平均粒子長さ(ナノメ−ト
ル単位)は、最後の欄に表示されている。粒子寸法は、
100000倍の拡大能力を持った電子顕微鏡で測定さ
れた。富士SDCの名称を持ち、市販され、且つHi−
8型による記録を行なうことを目的されている磁気記録
媒体も、比較のために表に含めてある。
して得られた磁気記録媒体の磁気及び機械的デ−タを示
すものである。μm単位のdは、上層の乾燥層厚であ
り、容積平均後の磁性粒子の平均粒子長さ(ナノメ−ト
ル単位)は、最後の欄に表示されている。粒子寸法は、
100000倍の拡大能力を持った電子顕微鏡で測定さ
れた。富士SDCの名称を持ち、市販され、且つHi−
8型による記録を行なうことを目的されている磁気記録
媒体も、比較のために表に含めてある。
【0036】下記の表2は、nm単位のパルス幅P
W50、及びlr /(d・L)の比率との関連で、異なる
磁気記録媒体で得られた結果を示すものである。その場
合において、lrはmTを単位とする残留偏波であり、
dはμmを単位とする磁気層の厚さであり、Lはnmを
単位とする磁性顔料の平均粒子長さである。
W50、及びlr /(d・L)の比率との関連で、異なる
磁気記録媒体で得られた結果を示すものである。その場
合において、lrはmTを単位とする残留偏波であり、
dはμmを単位とする磁気層の厚さであり、Lはnmを
単位とする磁性顔料の平均粒子長さである。
【0037】
【表2】
【0038】新しい記録媒体が、極めて小さなパルス幅
PW50、すなわち500nm以下のパルス幅を有し、同
時にlr /(d・L)の高い商、すなわち18よりも大
なる商を持っていることは明らかである。
PW50、すなわち500nm以下のパルス幅を有し、同
時にlr /(d・L)の高い商、すなわち18よりも大
なる商を持っていることは明らかである。
【図1】PW50なる数値によって示される、読み取りパ
ルスを示すものである。
ルスを示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー、レンツ ドイツ、67098、バート、デュルクハイム、 ハインリヒ−ベールマン−シュトラーセ、 14 (72)発明者 ロナルド、ジョン、バイチ ドイツ、67133、マクスドルフ、カール− シューマン−リング、18
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気記録媒体が読み取り・書き込みヘッ
ドの幅に対して鈍感であり、且つ方形波記録を行なう場
合に、記録電流が、電気ヘッドギャップ幅の3倍に相当
する波長で方形波関数の基本波の最大レベルに調整さ
れ、且つ商lr/(d・L)が18より大であり、その
場合において、lrはmTの単位で測定された残留偏波
であり、dはμm単位で測定された磁気層の厚さであ
り、Lはnm単位で測定された磁性顔料の平均的粒子長
さであるような、高密度記録を目的とし、且つその磁気
層内に存在する帯磁可能な粒子が基本的に縦の方向に方
向付けされている磁気記録媒体。 - 【請求項2】 パルス幅PW50が500nmよりも小さ
い、請求項1による記録媒体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19511876.6 | 1995-03-31 | ||
DE19511876A DE19511876A1 (de) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Magnetischer Aufzeichnungsträger mit hoher Aufzeichnungsdichte |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927112A true JPH0927112A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=7758287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8079176A Pending JPH0927112A (ja) | 1995-03-31 | 1996-04-01 | 高い記録密度を有する磁気記録媒体 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5982567A (ja) |
JP (1) | JPH0927112A (ja) |
DE (1) | DE19511876A1 (ja) |
GB (1) | GB2299439A (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP2004165630A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-06-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁性粒子塗布物、磁性粒子塗布物の製造方法、磁気記録媒体、電磁シールド材 |
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JP2563711B2 (ja) * | 1991-01-24 | 1996-12-18 | 松下電器産業株式会社 | 磁気テープ |
US5487954A (en) * | 1991-12-04 | 1996-01-30 | National Science Council | Non-acicular modified high coercivity iron oxides for high density magnetic recording and the processes of making the same |
US5494732A (en) * | 1992-01-06 | 1996-02-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic recording medium and a method for producing the same wherein the medium has two magnetic layers differing in degree of orientation |
US5512363A (en) * | 1992-02-13 | 1996-04-30 | Konica Corporation | Magnetic recording medium having a magnetic layer containing magnetic powder and an underlayer containing two kinds of non magnetic powder |
JP2566096B2 (ja) * | 1992-04-14 | 1996-12-25 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
US5525404A (en) * | 1994-02-15 | 1996-06-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Tape-shaped magnetic medium comprising hexagonal ferrite particles having a crystal structure which includes magnetoplumbite and spinel crystal structures |
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- 1995-03-31 DE DE19511876A patent/DE19511876A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-03-29 GB GB9606762A patent/GB2299439A/en not_active Withdrawn
- 1996-04-01 JP JP8079176A patent/JPH0927112A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-14 US US08/892,429 patent/US5982567A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US5982567A (en) | 1999-11-09 |
GB2299439A (en) | 1996-10-02 |
GB9606762D0 (en) | 1996-06-05 |
DE19511876A1 (de) | 1996-10-02 |
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