JPH09270997A - ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置 - Google Patents

ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置

Info

Publication number
JPH09270997A
JPH09270997A JP8099642A JP9964296A JPH09270997A JP H09270997 A JPH09270997 A JP H09270997A JP 8099642 A JP8099642 A JP 8099642A JP 9964296 A JP9964296 A JP 9964296A JP H09270997 A JPH09270997 A JP H09270997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
screen
digest
video signal
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8099642A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Yoshiki Shirochi
義樹 城地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8099642A priority Critical patent/JPH09270997A/ja
Publication of JPH09270997A publication Critical patent/JPH09270997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 録画映像をコマ送り若しくは早送り的に概略
的に再生して視聴する場合にも、見易い映像でかつその
内容をより把握しやすくする。 【解決手段】 1カットが6秒を越えない場合には1カ
ットの1/2の時間長の時間位置の画像データを選択し
(図6(a):規則1)、6秒から10秒の範囲のカッ
トではカット終了時点より3秒前の画像データを選択し
(図6(b):規則2)、さらに1カットが10秒を越
えた場合には、カット開始時点から3秒後の画像データ
を選択し(図6(c):規則3)、続いて20秒を越え
るカットの場合には、10秒づつ経過するごとに先の1
0秒の経過時点から3秒後の画像を選択する(図6
(d):規則4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイジェスト画面
選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装
置、及び映像信号再生装置に関わり、例えば録画番組に
ついてダイジェスト的に代表画面の画像再生を行って、
その録画内容を短時間で把握するような視聴形態をユー
ザに提供するような機器に適用して好適とされる。ま
た、特に本発明は、例えば大容量のディスク状記録媒体
や半導体メモリ素子などを記録媒体として、放送されて
くる映像信号を大量に記録/再生可能とすると共に、そ
のランダムアクセス性を活用した各種記録/再生動作を
行うような機器に適用して好適とされる。
【0002】
【従来の技術】従来、放送番組などを再生するような機
器としては、VTR(Video Tape Recorder) がよく知ら
れている。また、映像ソフトを鑑賞するための機器とし
ては、上記VTRのほか、レーザーディスクプレーヤを
はじめ、ビデオCDプレーヤなどの各種ディスクプレー
ヤも知られてきている。
【0003】ところで、上記のような機器を利用する場
合のユーザの視聴形態として、例えば録画した番組や映
画等の映像ソースについて、視聴に要する時間はできる
だけ短くして、その内容については単に概要だけ把握で
きればよいといったような場合は当然考えられる。そし
てこのような時にはユーザは、VTRであれば早送り、
ディスクプレーヤであれば早送りサーチ等の操作を行う
ことが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば上記
のようなVTRの早送りにより表示される画面はいわゆ
る早回し的な画像となり、実際の画像状態としてはかな
り見にくいものとなる。特に動きの激しい場面等ではそ
れが顕著となり、ユーザは内容の把握がそれだけ困難と
なる。また、ディスクプレーヤなどの早送りサーチで
は、通常、一定時間間隔ごとにスキップするようにし
て、画像のコマを再生するようにされている。この場合
には、各画面が静止画単位で順次表示されることから、
ユーザにとっては見やすい画像状態が得られることにな
る。ただし、この場合には表示される画像のコマが上述
のように一定時間間隔ごとに選択される、つまり、番組
等の内容に関わらず選択されることから、例えば現在再
生している番組等の内容の要点であったり盛り上がりを
見せるような部分を飛ばして表示していく可能性は充分
考えられ、この場合にもユーザは番組等の内容を把握し
ずらくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
問題点を考慮して、録画した番組等を早送り的に見る場
合にも、できるだけ番組内容を表現してユーザが番組内
容をより把握しやすいようにすることを目的とする。こ
のため、入力された映像信号の画面のカットの変化を検
出し、カットの変化を検出した場合には、上記入力され
た映像信号から、1カットにおける特定の時点の画面を
ダイジェスト画面として選択するように構成することと
し、この際に、カットごとの時間長を計測して、計測さ
れたカット時間長が所定時間以内の場合には、1カット
の終了時点から所定時間前の画像をダイジェスト画面と
して選択するように構成することとした。
【0006】また、入力された映像信号の画面のカット
の変化を検出可能なカット変化検出部と、このカット変
化検出手段によりカットの変化があったと検出された場
合には入力された映像信号から、1カットにおける特定
の時間位置の画面をダイジェスト画面として選択するこ
とのできるダイジェスト画面選択部とを備えてダイジェ
スト画面選択装置を構成することとした。
【0007】また、入力された映像信号を所定の記録媒
体に対して記録することのできる記録回路系と、入力さ
れた映像信号の画面のカットの変化を検出可能なカット
変化検出部と、このカット変化検出部によりカットの変
化があったと検出された場合には、入力された映像信号
から1カットにおける特定の時間位置の画面をダイジェ
スト画面として選択するダイジェスト画面選択部と、こ
のダイジェスト画面選択部により選択されたダイジェス
ト画面としてのデータを、上記記録手段により記録する
ように制御することのできる記録制御部とを備えて映像
信号記録装置を構成することとした。
【0008】また、入力された映像信号を所定の記録媒
体に対して記録することのできる記録回路系と、入力さ
れた映像信号の画面のカットの変化を検出可能なカット
変化検出部と、このカット変化検出部によりカットの変
化があったと検出された場合には、入力された映像信号
から1カットにおける特定の時間位置の画面をダイジェ
スト画面として選択するダイジェスト画面選択部と、こ
のダイジェスト画面選択部により選択されたダイジェス
ト画面についての記録/再生管理に用いられる管理情報
を生成して、入力された映像信号と共に管理情報を記録
媒体に記録、又は当該映像信号記録装置内部の所定の記
憶領域に格納することのできる記録制御部とを備えて映
像信号記録装置を構成することとした。
【0009】また、映像信号が記録された記録媒体に対
応して再生が可能とされる再生回路系と、記録媒体に対
して記録された映像信号のうちから、ダイジェスト画面
として選択された画像データについて記録/再生の管理
を行うための管理情報に基づいて、ダイジェスト画面の
読み出しを行って再生出力することのできる再生制御部
とを備えて映像信号再生装置を構成することとした。
【0010】例えば、現在の撮影手法では1つのカメラ
により連続して撮影された、いわゆる「カット」と呼ば
れる単位の連続により映像が形成されるものと考えるこ
とができる。そして、本発明の構成によると、順次変化
していくカットごとにダイジェスト画面(本明細書では
例えば1番組を形成する多数の画面のうち、代表となる
代表画面をいうものとする)が選択されて、再生時に
は、このダイジェスト画面を順次連続して出力するよう
にされる。また、カットごとに選択するダイジェスト画
面として、例えば1カットごとの時間長に応じて予め設
定された、1カット内の所定の時間位置の画像を選択す
ることで、そのカットごとに最も主要となる(象徴す
る)シーンの画像を得ることのできる可能性が著しく高
くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明の実施の形態について説明する。本実施の形態として
は、例えばディスク状記録媒体若しくは半導体メモリ等
を記録媒体として映像及び音声の記録/再生が可能とさ
れる記録/再生装置として構成される。また、以降の説
明は次の順序で行う。 A.第1の実施の形態 (a)記録/再生装置の構成 (b)カットチェンジ検出回路の構成 (c)ダイジェスト画像記録動作 (d)本実施の形態におけるダイジェスト画像選択方法
の根拠 (e)本実施の形態のダイジェスト画像選択のための処
理動作 (f)ダイジェスト画像再生動作 B.第2の実施の形態
【0012】A.第1の実施の形態 (a)記録/再生装置の構成 図1は、本実施の形態としての記録/再生装置の構成を
示すブロック図とされ、この場合にはアンテナにて受信
した放送信号を入力して、その映像信号及び音声信号を
記録/再生する構成が採られている。また、この場合に
はダイジェスト画像についての記録/再生を行うための
記録/再生装置とされている。
【0013】先ず、記録回路系の構成から説明すると、
アンテナ1にて受信された放送波はビデオチューナ2と
オーディオチューナ9に分岐して供給される。ビデオチ
ューナ2では入力された放送信号から映像信号成分につ
いて選局を行い、ローパスフィルタ3に供給する。ロー
パスフィルタ3を介して得られる映像信号はA/Dコン
バータ4に供給されてデジタル信号に変換されされると
共に、分岐して同期分離回路7にも供給される。なお、
この場合にはアナログの映像信号が同期分離回路7に供
給されるようにされているが、A/Dコンバータ4によ
りデジタル変換した映像信号を同期分離する構成が採ら
れてもよい。同期分離回路7において映像信号より抽出
された同期信号Syは、システムコントローラA30に
供給されて、所要の制御動作に用いられる。
【0014】A/Dコンバータ4から出力されたデジタ
ル信号としての映像信号は、ビデオエンコーダ5に供給
されると共に、分岐してカットチェンジ検出回路8に供
給される。カットチェンジ検出回路8では、入力された
映像信号に基づいて映像のカットが変化したとされるフ
レームの区切りを検出可能とされており、カット変化が
検出された場合には、そのカットチェンジ検出信号Sd
をシステムコントローラA30に供給する。なお、カッ
トチェンジ検出回路8の構成については後述する。ま
た、ビデオエンコーダ5に入力された映像信号は、ここ
で所要のフォーマットに基づく変調処理が施されて、こ
の場合には、FIFO(First In First Out)メモリ6に
供給されて一時保持される。本実施の形態の場合にはF
IFOメモリ6には、例えば10秒間分の動画の映像信
号データを格納可能なように構成されている。ただし、
本実施の形態では最終的にダイジェスト画像のみが表示
出力可能な構成とされてもよく、この場合には、1秒ご
とに6枚程度の静止画像データが保持されるように構成
して記憶容量を小さくして、コストの削減を図ることも
可能である。
【0015】画像取込みコントローラ34には、システ
ムコントローラA30から出力される画像取込み制御信
号Scが入力される。画像取込みコントローラ34では
入力された画像取込み制御信号Scに基づいて、FIF
Oメモリ6にて保持された画像データのうちから、ダイ
ジェスト画像として取込むべき画像データを選択して読
み出すように、読み出しのタイミング制御を実行するこ
とになる。ダイジェスト画像としてFIFOメモリ6よ
り読み出された画像データはマルチプレクサ14に出力
される。また、画像取込み制御信号Scは、画像取込み
コントローラ34から属性メモリ16に対しても供給さ
れる。属性メモリ16では、選択されたダイジェスト画
像のタイムコードなどの時間情報のほか、ダイジェスト
画像の記録/再生管理に必要とされる所要の属性データ
が一時保持され、これら属性データは、FIFOメモリ
6から出力されるダイジェスト画像データのタイミング
に応じて、マルチプレクサ14に出力される。
【0016】また、アンテナ1よりオーディオチューナ
9に入力された放送信号は、ここで音声信号成分につい
ての選局が行われてローパスフィルタ10を介して後、
A/Dコンバータ11を介することによって、デジタル
信号の音声信号としてオーディオエンコーダ12に供給
される。オーディオエンコーダ12では、ビデオエンコ
ーダ5に対応する変調方式に基づいて音声信号データに
ついて変調処理を施して、ディレイ回路13に出力す
る。ディレイ回路13では、システムコントローラA3
0により、そのディレイタイムが制御されて、上述した
FIFOメモリ6から読み出されるダイジェスト画像デ
ータに対応するタイミングで音声信号をマルチプレクサ
14に出力するようにされる。
【0017】マルチプレクサ14により多重化されたダ
イジェスト画像データと、これに対応する属性データ及
び音声データはストレージ用記録回路15に供給され
る。ストレージ用記録回路15では、入力されたデータ
についてECCの付加及びチャンネルコーディングなど
の、蓄積装置16に対する記録フォーマットに適合させ
るための信号処理を施し、蓄積装置16に対して書き込
みデータの供給を行う。この場合の書き込み制御は、例
えばシステムコントローラB32がストレージ制御/ド
ライブ回路18に制御信号を供給することによって、ス
トレージ制御/ドライブ回路18により実行される。
【0018】ここで、上記蓄積装置16としては、例え
ばハードディスクや光ディスク、光磁気ディスクなどの
所定のディスク状記録媒体と、これに対応するドライバ
からなるものとされる。または、大容量の半導体メモリ
などにより構成されても良い。つまり、大容量でかつラ
ンダムアクセスが可能とされて、高速なアクセスが容易
に実現されるメディアが用いられることが好ましく、こ
こでは特に限定されるものではない。
【0019】次に、再生回路系について説明を行う。例
えば、システムコントローラB32の制御によってスト
レージ制御/ドライブ回路18より所要のデータ読み出
しのための制御信号が出力されると、蓄積装置16では
この制御信号に基づいてデータの読み出しを実行する。
蓄積装置16より読み出されたデータは、ストレージ用
再生回路17に供給されて、ここでECCに基づくエラ
ー訂正及びチャンネルデコーディング等の処理が施され
てデマルチプレクサ19に供給される。デマルチプレク
サ19では、記録時に多重化されたダイジェスト画像デ
ータ、音声信号データ、属性データを分離して、ダイジ
ェスト画像データはビデオデコーダ20に供給され、音
声信号データはオーディオデコーダ25に供給される。
また、属性データはシステムコントローラB32に供給
されて、再生管理等の制御に用いられ、例えばこれによ
って、デマルチプレクサ19から出力される画像データ
と音声データの出力タイミングの制御が行われ、再生時
の映像/音声の同期や、ダイジェスト画像についての適
正な時間関係での再生動作等が実現される。なお、記録
媒体から読み出された属性データは、例えばメモリ31
に格納され、また、蓄積装置16の記録媒体において、
記録再生に必要な各種管理情報が格納されるTOC(Tab
le Of Contents) 領域が設けられている場合には、記録
媒体より読み出したTOC情報も格納することができ
る。また、記録媒体にTOC(Table Of Contents) 領域
が設けられないような場合には、メモリ31にTOC領
域を設けてTOC情報をメモリ31に書き込み可能なよ
うにして、記録/再生時に用いるように構成することも
できる。ビデオデコーダ20では、映像信号データにつ
いてビデオエンコーダ5の変調方式に対応する復調処理
を施す。ビデオデコーダ20から出力された映像信号デ
ータは、ビデオ信号処理回路21にて所要の信号処理が
施された後、D/Aコンバータ22にてアナログ信号の
ビデオ信号に変換されて出力端子23に供給される。ま
た、ビデオ信号処理回路21の出力は、デジタル映像信
号として出力端子24より出力するようにもされてい
る。
【0020】また、オーディオデコーダ25にて、オー
ディオエンコーダ12の変調方式に対応する復調処理が
施された音声信号データは、オーディオ信号処理部26
に供給されて所要の信号処理が施された後、D/Aコン
バータ27にてアナログの音声信号に変換されて出力端
子28より供給される。また、オーディオ信号処理部2
6の出力が、デジタル音声信号として出力端子29より
出力される。
【0021】(b)カットチェンジ検出回路の構成 上記のような回路構成の本実施の形態の記録/再生装置
においては、放送信号の映像のカットの変化を検出する
ことによって、後述するようにしてカットごとにダイジ
ェスト画面を選択し、最終的に蓄積装置16に対して選
択されたダイジェスト画面のデータを記録するように構
成される。そこで、先ず図2〜図4を参照して、放送信
号の映像のカットの変化を検出する本実施の形態のカッ
トチェンジ検出回路8について説明する。この場合に
は、カットチェンジ検出回路8として、例えばMPEG
(Moving Picture Experts Group) 方式で採用されてい
る動き検出方式に基づく、動き検出回路が用いられてい
るものとして説明する。
【0022】図2は、カットチェンジ検出回路8として
用いられる動き検出回路の構成を示すブロック図とされ
る。この場合、カットチェンジ検出回路8は、図のよう
に動き検出回路40及びフレームメモリ41からなり、
入力された映像信号データは上記動き検出回路40及び
フレームメモリ41に対して分岐して供給される。フレ
ームメモリ41の出力は動き検出回路40に供給され
る。動き検出回路40では、現在の入力信号である映像
信号データと、フレームメモリ41から入力された1フ
レーム前の映像信号データについて、後述するようにし
て、フレーム間相関の比較を行うようにされる。本実施
の形態の場合、その比較結果は、映像信号のカット変化
を示す検出信号SdとしてシステムコントローラA32
に供給される。
【0023】次に、上記構成によるカットチェンジ検出
回路8において実現される、動き検出技術について図3
及び図4を参照して説明する。図3は動き検出技術の原
理を示す説明図とされ、この図に示すように1つのフレ
ーム画面(50)をs×sあるいは2s×s画素よりな
るブロックに分割する。ここでは、このフレーム画面内
のブロックにおいて、x方向にp番目、y方向にq番目
のものをBpqブロック(51)と表すことにする。ま
た、Bpqブロック(51)内でx方向にi番目、y方
向にj番目の画素(52)の値をA(i,j)とする。
【0024】通常、1フレーム画面内のsの値として
は、例えば4、8などの2の累乗の数値が選択される。
図5の説明では、s×sのブロックサイズを例示した
が、縦方向と横方向とで異なる画素数のブロックが用い
られる場合にも同様のアルゴリズムが適用可能とされ、
一般性を失わないのでs×sを例示したに過ぎない。ま
た、以下の説明では同様に説明の便宜上、(画面=フレ
ーム)として説明を行うが、(画面=フィールド)とし
た場合も同一のアルゴリズムが適用可能であり、一般性
を失わない。
【0025】図4は、上記図3に示した原理に基づく動
き検出方式を示す説明図とされる。図4に示すように、
現在のフレーム(55)の中の動き検出を行ないたいブ
ロックBo:pq(56)と、リファレンスフレーム
(57)内のs×sの画素数からなる検査ブロック(5
8)との差分を算出する。この検査ブロック(58)
は、通常、図4にサーチ範囲(59)として示したよう
に、リファレンスフレーム上での現フレームの動き検出
ブロック位置に場所として対応する位置を含むある範囲
が設定される。
【0026】このサーチ範囲(59)内で、検査ブロッ
ク(58)をx,yそれぞれの方向に画素単位でずらし
ながら現在のフレームの中の動き検出を行ないたい動き
検出ブロック(56)と、リファレンスフレーム内のs
×sの画素数からなる検査ブロック(58)との差分を
算出する。サ−チ範囲(59)内の検査ブロックで、画
面内の位置が、現フレームの動き検出ブロック(56)
の位置に位置的に対応する位置を原点として、X方向へ
のずれ、y方向へのずれをそれぞれk、lで表し、動き
検出ブロック(56)内のx方向にi番目、y方向にj
番目の画素(53)の値をAo(i,j),(k,l)
の位置にある検査ブロック(58)内のx方向にi番
目,y方向にj番目の画素(54)の値をAr:kl
(i,j)と表すと、(k,l)の位置にある検査ブロ
ックと動き検出ブロックとの差分Spq(k、l)は、
【数1】 となる。この差分Spq(k、l)は、本実施の形態に
おいては例えばカットチェンジ検出回路8の検出信号と
して出力される。
【0027】最初に設定したサーチ範囲(59)内の全
ての(k,l)についてこの計算を行ない、算出された
Spq(k,l)の内で、最も小さな値を示す(k、
1)の値(K,L)が、現在フレームとリファレンスフ
レーム間の、この動き検出ブロックBpqに関する「動
きベクトル」の値である。この動きベクトルK、Lの
値、及び、Spq(k,l)の値、1画面内でSpq
(k,l)が一定の値以下(或いは以上)の値を取る個
数から、画面の変化/動きに関する判断が可能である。
【0028】例えば、静止画が続いているような場合に
は、現フレームのあらゆる動き検出ブロックに対して、
K=0,L=0となり、この時のSpq(k,l)の値
はゼロとなる。また、横方向にパンしている場合には、
同様に全てのブロックに対してK=C(const),
L=0となり、この時のSpq(k,l)の値は、撮影
対象が静止した物であればゼロとなり、撮影対象がゆっ
くり動いている場合にもリファレンスフレームと現フレ
ーム間の時間が短ければ、変形量は少ないので、小さな
値となる。短時間で大きな変形の有った部分のSpq
(k,l)だけが有る程度大きな値を取るがその数は少
ない。一方、画面が切り替わった場合には、2つのフレ
ーム間で、一致する画面が存在しないので、全ての
(i,j)の値に対し、Spq(k,l)は大きな値を
取る。
【0029】ここで、映像におけるカットの変化(カッ
トチェンジ)があった場合には、一般的にフレーム間で
表示画像が切換わるように変化するため、上記説明から
Spq(k,l)は相当に大きな値を取ることが理解さ
れるが、例えば本実施の形態では、通常の映像表現にお
いてカットチェンジであると見なすことのできるSpq
(k,l)の値を設定し、設定されたSpq(k,l)
以上の値が得られた場合に、映像にカットチェンジがあ
ったとシステムコントローラA30が判別するように構
成する。これにより、映像のカットチェンジの有無を相
当の精度で検出することが可能となる。
【0030】また、フェードイン/アウト、ワイプ等を
用いたシーンの切り替えにおいて見られるように、ある
カットからあるカットへの変化が緩慢に行われるような
映像表現が行われているような場合には、その一連のカ
ット変化の経過の最後を持ってカットチェンジであると
する処理が必要とされるが、この場合には先に本出願人
により出願された発明(特願平7−350751)に記
載したように、複数フレームに渡り動き検出出力が連続
したような場合には、最後の検出出力のみを有効として
カットチェンジの有無の判断に用い、先行する検出出力
を無効として扱うように構成することが考えられる。
【0031】なお、上記動き検出方法としては、輝度信
号成分のみに対して行なっても良いが、色差信号成分の
みに対して行なう方式や、輝度信号/色差信号成分の両
方に対して行なう方式もある。映像信号の画面の変化を
検出する方法としては、この他にも、画面の画素の値の
ヒストグラムを用いる方法が知られており、もちろんこ
の方式を用いることも出来る。
【0032】(c)ダイジェスト画像記録動作 次に、上記構成による本実施の形態の記録再生装置にお
いて、入力された映像信号からダイジェスト画像を選択
して記録を行う一連の動作について、図5〜図7を参照
して説明を行う。図1にて説明したように、アンテナ1
で受信された放送信号のうち、映像信号はビデオチュー
ナ2→ローパスフィルタ3→A/Dコンバータ4→ビデ
オエンコーダ5を介して、デジタルの映像信号としてF
IFOメモリ6に蓄積される。FIFOメモリ6は、前
述のように、本実施の形態では10秒程度の動画に相当
する画像データを蓄積可能なだけの容量を有するものと
される。また、A/Dコンバータ4の出力は、カットチ
ェンジ検出回路8に対しても供給され、ここで入力され
てくる映像についてカットの変化の有無を検出するため
の検出信号Sdが得られることになる。
【0033】ここで、上記カットチェンジ検出回路8か
ら供給される検出信号Sdに基づき、入力された映像信
号についてカットの変化があったとシステムコントロー
ラA30により判別されたとする。このとき、システム
コントローラA30では内部のタイマA30a、タイマ
30bを後述のように動作させることにより、直前のカ
ット変化から現在検出されたカット変化までの時間間隔
を計測する、即ち、カット変化があるごとに直前の1カ
ットの時間長を計時している。
【0034】そして、システムコントローラA30で
は、計時した1カットの時間長に応じて例えば次に述べ
るようにしてダイジェスト画像の選択を行うように構成
される。図5は、1カットの時間長に応じたダイジェス
ト画面の選択規則の一例を示す説明図であり、図6は本
実施の形態のダイジェスト画面の選択規則に基づくダイ
ジェスト画面選択の具体例を示す説明図とされる。本実
施の形態では、例えば図5の「規則1」として示すよう
に、計測された1カットの時間長が6秒以内の場合に
は、そのカットの開始時点から、計時されたカット時間
長の半分の時間経過した位置にある画像がダイジェスト
画像として選択されるようにしている。上記規則1が適
用される具体例としては、図6(a)に示され、例えば
この図のように5秒のカットがあった場合には、このカ
ットの開始時点から5秒の1/2の時間である2.5秒
経過したときの画像を、そのカットのダイジェスト画面
Daとして選択するようにされる。
【0035】次に、図5の「規則2」として示すように
1カットの時間長が6秒〜10秒の範囲である場合に
は、このカットの終了時点から3秒遡った時間位置の画
像を、そのカットのダイジェスト画面として選択する。
例えば図6(b)には、この規則2が適用される具体例
として1カットが9秒の場合が示されており、この図に
示すようにカットの終了時点から3秒前の時間位置の画
像がダイジェスト画面Dbとして選択される。
【0036】また、図5に「規則3」として示すように
1カットが10秒を越えたことが計時された場合には、
カットの終了時点から3秒前の画像をダイジェスト画面
として選択するのに加えて、サブのダイジェスト画面と
して、このカットの開始時点から3秒後の画像をダイジ
ェスト画面として選択するようにされる。図6(c)に
は、この規則3の具体例として1カットが18秒の場合
が示されており、先ずカットの終了時点から3秒前の画
像が、規則2に則ってダイジェスト画面Dbとして選択
されているのに加え、この場合には規則3によってカッ
トの開始時点から3秒後の画像がダイジェスト画面Dc
として選択されている。
【0037】また、1カットが上記の場合から更に10
秒を越える、つまり20秒を越えるような場合として、
図5の「規則4」に示すように10×n(n≧2:nは
カットの開始時点から10秒経過するごとにインクリメ
ントされる変数)秒以上の場合として示されているが、
この場合には、カットの開始時点から10×(n−1)
+3秒後の画像がダイジェスト画面として選択される。
つまり、カットの開始時点から10秒づつ経過するごと
に、その10秒の開始時点から3秒経過した時間位置の
画像も、サブのダイジェスト画面として選択される。こ
の規則4の具体例は図6(d)に示されており、この場
合には1カットが28秒の場合が示されている。そし
て、この図においては6(b)及び図6(c)に示した
規則2、規則3に則ってカット終了時点から3秒前のダ
イジェスト画面Dbと、カット開始時点から3秒後のサ
ブのダイジェスト画面Dcが選択されていると共に、規
則4によりこのカット開始時点から13秒(10×1+
3秒)経過した位置の画像が、サブのダイジェスト画面
Ddとして選択されることになる。
【0038】なお、図6には示さないが、図6(c)の
場合でカット開始時点から10秒後の時点から、カット
終了までの時間が8秒ではなく、6秒よりも短い場合に
は規則1に準ずるようにされる。例えば具体的に、図6
(c)の場合でカット開始時点から10秒後の時点か
ら、カット終了までの時間が「5秒」である、つまり1
カットの時間長が15秒であるとした場合、規則1が適
用されてカット終了時点から上記5秒の1/2の時間長
である2.5秒遡った位置の画像がダイジェスト画面D
bとして選択されるようにされる。この場合にも、カッ
ト開始時点から3秒後の画像は、同様にサブのダイジェ
スト画面Dcとして選択される。なお、ダイジェスト画
面選択のための規則を図5に示したように設定した根拠
については後述する。
【0039】システムコントローラA30は、上述のよ
うにダイジェスト画面の選択を行う。このときFIFO
メモリ6には、約10秒前の過去からの画像データが蓄
積されているものとされるが、システムコントローラA
30ではダイジェスト画面を選択する度に、画像取込み
コントローラ34に対して、選択したダイジェスト画面
をFIFOメモリ6から取込むための取込み制御信号S
cを供給する。画像取込みコントローラ34では、供給
された取込み制御信号に基づいて所定タイミングでFI
FOメモリ6に対する読み出しアドレスの制御を行っ
て、FIFOメモリ6より、ダイジェスト画面として選
択された画像データを読み出してマルチプレクサ14に
供給する。本実施の形態の場合、FIFOメモリ6には
過去10秒間分の画像データが蓄積されているものとさ
れるが、図6を参照した説明から分かるように、システ
ムコントローラA30がダイジェスト画面を選択する時
点においては、現時点から10秒以上遡った時間位置の
画像データを選択することはないため、本実施の形態の
場合にはダイジェスト画面として選択された画像データ
は、必ずFIFOメモリ6に保持されていることにな
る。
【0040】また、システムコントローラA30から出
力される取込み制御信号Scは、属性データメモリ35
にも入力される。これにより、FIFOメモリ6からマ
ルチプレクサ14に取込まれたダイジェスト画面の画像
データに対応するタイムコードや取込み情報等を初めと
する所要の属性データ(管理情報)も、上記ダイジェス
ト画面の画像データに対応するタイミングでマルチプレ
クサ14に対して取込まれる。
【0041】マルチプレクサ14では上記のようにして
入力されたダイジェスト画像のデータと属性データに加
え、ディレイ回路13を介してダイジェスト画像データ
及び属性データに対応するタイミングで、入力された音
声信号データを多重化してストレージ用記録回路15に
供給する。そして、上記多重化されたデータは、ストレ
ージ用記録回路15において記録媒体の記録フォーマッ
トに適合する変調処理が施された後、蓄積装置16に供
給されて記録媒体に対して記録されることになる。これ
により、蓄積装置16には、図5及び図6にて説明した
ようにしてカットごとに選択されたダイジェスト画面の
画像データと、これに対応する属性データ及び音声デー
タが、順次記録されていくことになる。なお、この図1
においては、説明の便宜上2つのシステムコントローラ
(30、32)が設けられているが、実際には1つのシ
ステムコントローラにより、上記システムコントローラ
(30、32)の動作が可能なように構成されてもかま
わない。あるいはシステムコントローラ(30、32)
の機能動作を分割して、3以上のチップを用いることも
考えられる。
【0042】(d)本実施の形態におけるダイジェスト
画像選択方法の根拠 先に図5及び図6により説明したように、本実施の形態
においてはダイジェスト画像を選択するのにあたり、1
カットが6秒を越えない場合には1カットの1/2の時
間長の時点に位置する画像データを選択し(規則1)、
6秒から10秒の範囲のカットではカット終了時点より
3秒前の画像データを選択し(規則2)、さらに1カッ
トが10秒を越えた場合には、カット開始時点から3秒
後の画像データをサブとして選択し(規則3)、続いて
20秒を越えるカットの場合には、10秒づつ経過する
ごとに先の10秒の経過時点から3秒後の画像をサブと
して選択する(規則4)ように構成されている。
【0043】ところで本実施の形態の記録/再生装置に
おいて、カットごとにダイジェスト画面を選択するよう
に構成した目的であるが、これは、録画した映像を大ま
かに把握する目的で再生して試聴する場合に、一定時間
間隔に画像をサーチして早見したり、単にVTR等のよ
うにテープの早送りをして見る場合よりも、より映像の
内容を見易く、かつ把握しやすいようにするためのもの
である。即ち、カットごとに代表的となるダイジェスト
画面を抽出することにより、例えば、映像のストーリー
に添った場面の変化に応じて代表となる画面が得られる
確立が高くなり、それだけ後に再生した場合にも内容を
把握しやすくなる。そして、本発明においてはこの目的
を更に推し進めるために、上記図5及び図6にて説明し
たような規則に基づくダイジェスト画面の選択方法を行
うものであり、特に、本実施の形態では規則1〜規則4
のうち規則2である1カットの終了3秒前の画像をダイ
ジェスト画面とするという設定が重要となるが、以下、
その根拠について図7〜図9を参照して説明する。
【0044】例えば、通常テレビジョン放送として提供
される番組は、これまで述べてきた「カット」が連続す
ることによって構成される。このような1カットの時間
長は番組の内容にもよるが、例えば、ドラマなどであれ
ば数秒〜数十秒程度のものがほとんどとなる。(ただ
し、ニュースや解説番組、教育放送などの解説者やスト
ーリーテラーが登場する場合には1カットは長くな
る。) ここで、特にドラマなどのカットごとにおいて、そのカ
ットを最も象徴するようなシーン、即ち1カットにおけ
る代表的な画面がどのようなものであるかについて考察
した場合、カットの前半よりは後半にこのような代表画
面が得られる可能性が高く、更に1カットの後半部分の
中でも、カットの終わりの3秒程度前に得られる確率が
大きい。
【0045】その根拠としては映像撮影時の撮影手法に
よるのであるが、その具体例を図7に示す。ここで、例
えばあるドラマなどの1カットとして海岸にいる人物を
撮影する場合、このような状況での一般的な撮影手法と
しては、先ず図7に示す撮影カメラの撮像画面Gaのよ
うに、撮り始めにはこの位置で数秒間カメラを止めて、
まず場面が海岸であることを示し、次にゆっくりと図の
矢印に示す方向にパンニングしていくことで、海岸から
見える海全体の風景を示してその雰囲気や広さを提示す
る。そして、最後に海岸にいる人物とバックの風景が入
った撮像画像Gbとなったところでパンニングを止めて
この位置で数秒間撮影を行って、例えば主体となる登場
人物が、広い海の海岸沿いにいることを示すようにされ
る。このようなカットをつくるための撮影手法は基本的
なものであり、他の状況でもよく用いられるものであ
る。このような場合、代表画面としては、当然1カット
の最後の数秒間の、登場人物が海をバックに写された撮
像画面Gbがふさわしいことになる。また、図7にて説
明した撮影手法に準ずるものとして、例えば、登場人物
を足下から撮影を始めて徐々に上方向にチルティングを
行っていき、最後に登場人物の顔と胸の写された、いわ
ゆるバストショットにもっていって1カットを終了する
ような手法もよく見受けられるが、このようなカットに
おいても代表画面としては、最後の数秒間に得られるバ
ストショットが最もふさわしいことになる。これまでの
説明により、1カットにおける最後の数秒間のシーンが
代表画面としてふさわしい、即ち、本実施の形態の記録
/再生装置において選択されるべきダイジェスト画面と
して適当であることが理解される。
【0046】また、上記図7により説明した撮影手法に
対応するのであれば、特に本実施の形態のように1カッ
トの3秒前の画像をダイジェスト画面として取り込む必
要はなく、1カットの最後の画像をダイジェスト画面と
して取り込めば十分であるが、例えば、次に図8、図9
に述べるような状況に対応するには、本実施の形態のよ
うに1カットの数秒前のシーンをダイジェスト画像とし
て選択することが有効となる。
【0047】図8(a)〜(e)は、例えばキャンプに
ついてのハウツウものの番組において、テントの設置の
方法を早送りのような映像で収録した場合が示されてい
る。この場合に図8(a)〜(d)までがテントの組立
行程を映している同一カットとされ、図8(e)で完成
したテントを含むキャンプ地の風景が映し出されたカッ
トに変わっている。このような場合にも、図8(a)〜
(d)に示すシーンが含まれる1カットにおいて代表画
面とするのは、テントの組上がりに近い状態が映し出さ
れているという点で、1カットにおける最後の数秒間の
画像が好ましいことは、図7にて説明した場合と同様で
ある。そして、この図8(a)〜(d)に示すシーンの
うち図8(a)〜(c)においては、例えば、「○○型
テントの設置」といったタイトル文字Sが画面にインポ
ーズされているものとされる。例えばこのようなタイト
ル文字Sは、通常、カットチェンジの直前には、図8
(d)に示すようにフェードアウトして画面からは消え
ていることの方が多い。このようなカットにおいてのダ
イジェスト画面を考えた場合、カット終了時の画像より
はその数秒前の画像を選択したほうが、タイトル文字S
はほぼ確実に画面に表示されているために好ましいこと
になる。そこで、本実施の形態のようにカットチェンジ
の検出時点からから3秒程度遡った時間位置の画像をダ
イジェスト画面として選択(図8(b)に「取込画像」
として示す)すれば、上記した要求に対応する代表画面
を得ることができる。
【0048】また、図9にはスポーツ番組の例が示され
ており、この場合にはサッカーの試合の中継番組の様子
が示されている。例えばスポーツ中継番組などは、通
常、それぞれ異なる位置に設けられた複数のカメラで撮
影を行い、これらのカメラによって撮影される映像を切
り換えると共に、例えば得点が入った場合などにリプレ
イ画面を挿入するなどして番組を構成している。ここ
で、図9に示すようなサッカーのゲームの中継におい
て、シュートにより得点が入ったような状況を考えてみ
ると、図9(a)〜(d)に示すようにあるカットで遠
景のショットによりボールと選手たちの動きを追い、シ
ュートが決まったことが分かると、しばらく間をおいて
カットチェンジを行って、図9(e)に示すようにクロ
ーズのショットにより選手たちの様子を詳しく映した
り、あるいは図示しないがリプレイ画面に切り換えるよ
うな手法をとることがほとんどである。このような状況
では、図9(a)〜(d)のシーンを含むカットの代表
画面は当然シュートが決まったシーンであり、この場合
にも図5に示した規則に則ってカット終了時点から3秒
前の画像をダイジェスト画面として選択する(図9
(b)に「取込画像」として示す)ことで、シュートが
決まった画像をダイジェスト画面とすることのできる可
能性は非常に高くなる。また、図示しないが例えば相撲
中継などにおいても、勝負の決まったあとしばらくして
力士のアップのシーンが映し出されるようにしてカット
チェンジすることがほとんどであり、本実施の形態の場
合には勝負の決まるシーンの画像をダイジェスト画像と
して取り込むことのできる確率は高い。このように、本
実施の形態では図5に示した規則1、規則2に基づい
て、カットチェンジが検出された時点から、例えば所定
時間遡った時間位置の画像を必須のダイジェスト画面と
しているが、これによって、番組のジャンルに関わらず
カットごとに代表と見做すことのできる画面をダイジェ
スト画面として記録できる可能性が著しく高くなること
が、これまでの説明より理解される。
【0049】ただし、6秒に満たない短いカットの場合
には、3秒遡った時点の画像をダイジェスト画面とする
と、例えばカットの始めの部分がダイジェスト画面とし
て選択される可能性が高くなり不都合が生じるため、規
則1としてカットの半分の時間に位置する画像をダイジ
ェスト画面として選択するようにしている。
【0050】また、カットが10秒を越えて長くなるよ
うな場合には、規則2によるカット終了3秒前の画像だ
けでは、そのカットの内容を把握しづらくなる可能性が
あることから、カットの冒頭部分を提示できるように、
規則3を設けることにより、カットの開始から3秒後の
画像をダイジェスト画面として追加するものである。更
に1カットが20秒・・30秒・・・と長くなっていく
場合に対応するために、規則4が設けられて、カット開
始から13秒後、23秒後・・・の画像をダイジェスト
画面として選択するようにしている。これにより、カッ
トの中間部分の画像を10秒間隔で取り込むようにし
て、長時間のカットの中間の情報が欠落して内容の把握
を困難にすることを防いでいる。
【0051】従って、本実施の形態の場合には、例えば
一定時間ごとに画像を選択してこれをダイジェスト画面
とするような構成を採った場合よりも、ダイジェスト画
面を連続再生したような場合にはより内容が把握しやす
くなるものである。また、例えば一定時間ごとにダイジ
ェスト画面を選択する構成では、再生時の内容の把握を
容易にしようとすると、画像を取り込む時間間隔を短く
して、単位時間あたりの取り込み画像数を多くしなけれ
ばならないが、本実施の形態ではカットごとに主要とな
る画像を取り込むようにするために、より少ない取り込
み画像数で効率的に番組等の内容の把握をすることが可
能となり、それだけ蓄積装置16の記録可能容量を効率
的に使用することができる。
【0052】(e)本実施の形態のダイジェスト画像選
択のための処理動作 ここで図10のフローチャートにより、記録時における
ダイジェスト画面選択のためのシステムコントローラA
30の処理動作について説明する。この図に示すルーチ
ンにおいては、先ずステップF101に示すようにカッ
トチェンジを表すためにシステムコントローラA30内
に設けられたカットチェンジフラグFLについて「0」
とする、なお、カットチェンジフラグFLについて
「0」とされている場合には、システムコントローラA
30によりカットチェンジが検出されていないことが示
され、カットチェンジを検出するとシステムコントロー
ラA30は、この図に示す他のルーチンの処理によって
カットチェンジフラグFLについて「1」に設定するよ
うにされている。
【0053】次のステップF102において、システム
コントローラA30は、内部のタイマA(30a)のタ
イマ時間T1 についてT1 =0にセットすると共に計時
動作をスタートさせ、更にステップF103に進んで1
0秒計のタイマB(30b)のタイマ時間T2 につい
て、同様にT2 =0にセットすると共に計時動作をスタ
ートさせる。
【0054】次のステップF104においては、上記カ
ットチェンジフラグFLについてF=1とされている
か、つまり、システムコントローラA30の他の処理ル
ーチンにより、カットチェンジが検出されたかどうかが
判別される。ここで、カットチェンジが検出されず、カ
ットチェンジフラグFについてFL=0とされている場
合には、ステップF105に進む。ステップF105に
おいては、タイマB(30b)のタイマ時間T2 につい
て10秒を越えたかどうかが判別され、10秒を越えて
いない場合にはステップF104に戻るようにされて、
カットチェンジフラグFL=1となるのを待機するよう
にされる。
【0055】そして、先のカットチェンジから10秒以
内にカットチェンジが検出されて、ステップF104に
おいてカットチェンジフラグFL=1とされたことが判
別された場合には、ステップF107に進んでタイマA
(30a)のタイマ時間T1について6秒を越えたかど
うかが判別される。このステップで、タイマ時間T1
6秒を越えていないと判別された場合には、ステップF
109に進んで、 T1 =(T1 /2) で求められる過去のタイマ時間T1 の映像の画像データ
をダイジェスト画像として取込むための処理を実行する
ようにされる。つまり、図5に示した「規則1」に基づ
くダイジェスト画像選択が行われるものである。
【0056】また、ステップF107においてタイマ時
間T1 が6秒を越えたと判別された場合には、ステップ
F108に進んで、 T1 =T1 −3(秒) で表される時間T1 に対応する画像をダイジェスト画面
として取込むための処理を実行することになり、この場
合には、「規則2」に基づくダイジェスト画像の選択が
行われるものである。
【0057】また、ステップF105→F104の処理
が継続されるうちに10秒以上が経過した場合には、ス
テップF105からステップF106に進んで、タイマ
Bのタイマ時間T2 が3秒とされていた時点に対応する
ダイジェスト画像を選択して取込むための処理が行われ
て、ステップF102に戻るようにされる。ここで、ス
テップF106の処理が行われるときに、1つのカット
の期間における最初のステップF106の処理である場
合には、「規則3」に基づくダイジェスト画面Dcの選
択/取込みが行われることになる。また、1つのカット
の期間において2回目以降のステップF106の処理と
なった場合には、「規則4」に基づくダイジェスト画面
Ddの選択/取込みが行われることになる。また、ステ
ップF104→F105→F106の処理を経た後に、
ステップF107以降の処理が行われる場合には、図6
(c)、(d)に示したように、1カットが10秒を越
えた場合のダイジェスト画面Dbについて選択/取込み
を行う処理となることが理解される。
【0058】(f)ダイジェスト画像再生動作 これまでの説明のようにして、映像信号からダイジェス
ト画面として選択されて蓄積装置16に記録された映像
を再生する、本実施の形態の記録/再生装置の再生動作
について説明する。
【0059】例えば、ユーザによる操作部33の操作に
より再生を行うための操作が行われると、システムコン
トローラB32はこの操作入力信号に基づいてダイジェ
スト画像を再生するための制御を次のように実行するよ
うにされる。先ず、システムコントローラB32は、例
えば記録時にメモリ31に格納された、蓄積装置16の
記録媒体に記録されたダイジェスト画像のアドレスや映
像音声に関連する管理情報(TOC情報)を読み出し、
再生出力すべきダイジェスト画像及びこれに対応する音
声信号データを記録媒体から読み出すための制御信号を
ストレージ制御/ドライブ回路18に供給する。上記ス
トレージ制御/ドライブ回路18では、蓄積装置16を
駆動すると共に、システムコントローラB32から供給
された制御信号に基づいて、記録媒体からのデータの読
み出し制御を実行する。記録媒体より読み出されたデー
タはストレージ用再生回路17でチャンネルデコーディ
ングやECCによるエラー訂正が施されてデマルチプレ
クサ19に供給される。デマルチプレクサ19に供給さ
れるデータは、少なくともダイジェスト画面となる画像
データとこれに対応する音声信号データが多重化された
データとされるが、デマルチプレクサ19においては、
システムコントローラB32から供給される制御信号に
基づいて、再生出力時に映像と音声の同期が図られるよ
うにして多重化されたデータについて分離を行い、ダイ
ジェスト画像とされる映像信号データについてはビデオ
デコーダ20に出力し、音声信号データはオーディオデ
コーダ25に対して出力する。
【0060】ビデオデコーダ20に供給された映像信号
データは、図1にて説明したようにビデオ信号処理回路
21、D/Aコンバータ22を介してアナログ信号とし
て出力端子23より出力される。また、出力端子24を
介してデジタルによる映像信号としても出力可能とされ
る。オーディオデコーダ25に供給された音声信号デー
タも、以降は図1にて説明したと同様にして、オーディ
オ信号処理回路26、D/Aコンバータ27を介してア
ナログ音声信号として出力端子28より出力される。ま
た、また、出力端子29を介してデジタルによる音声信
号としても出力可能とされる。このような再生動作が行
われることにより、例えば上記出力端子23及び出力端
子28と接続されたモニタ装置(図示しない)等におい
てダイジェスト画像が所定タイミングで表示されていく
と共にこれに対応する音声が出力され、本実施の形態の
記録/再生装置によるダイジェスト再生が実現されるこ
とになる。
【0061】なお、本実施の形態としてのダイジェスト
再生による映像/音声の具体的な出力形態としては、各
種考えられるものである。例えば、最も記録容量を必要
とせずに済む方法として、静止画によるダイジェスト画
面を連続して表示させていくことが考えられ、この際、
音声の再生出力はしないようにすれば、音声についての
記録は行う必要がなくなり、それだけ記録容量も小さく
なる。また、内容の把握の確実性を求める場合には、例
えばダイジェスト画面として一定期間の動画とその間の
音声信号を、順次連続再生して出力するといったことも
考えられる。また、ほかにも静止画としてのダイジェス
ト画面を一定期間づつ順次出力すると共に、これに対応
する音声出力を組み合わせるという形態も考えられ、こ
れらダイジェスト再生時の再生速度も通常速度に限ら
ず、所定の倍速度による再生速度をするなど、その再生
動作の形態については各種考えられるものである。ま
た、上記各種再生動作の形態も、1種類のみを採用する
のではなく複数のタイプを採用して各種再生モードが存
在するようにし、例えばユーザの操作に基づいて任意に
再生モードを選択できるようにすることも考えられる。
【0062】また、先の図7〜図9による説明から分か
るように、ダイジェスト画面選択のために設定された規
則1〜規則4(図5参照)により取り込まれるダイジェ
スト画面(Da,Db,Dc,Dd:図6参照)の重要
度としては、規則2によるダイジェスト画面Db,
規則1によるダイジェスト画面Da,規則3によるダ
イジェスト画面Dc,規則4によるダイジェスト画面
Ddの順になると見ることができる。そこで、ダイジェ
スト再生時において、再生すべきダイジェスト画面の重
要度のレベルを選択して、例えば規則1と規則2に基づ
くダイジェスト画面Da,Dbについてのみ再生し、規
則3及び規則4に基づくダイジェスト画面Dc,Ddに
ついての再生は省略するといった再生方法も考えられ
る。更には、記録時に規則1〜規則4までを採用せずに
これらの一部を採用してダイジェスト画面の選択/記録
を行うようにして、記録媒体の記録容量が少なくて済む
ようにすることも考えられる。
【0063】また、図5及び図6にて説明した、規則1
〜規則4に基づくカットごとのダイジェスト画面の選択
のタイミングは一例であり、実際の使用条件などに応じ
て、より的確にカットごとに代表となる画面が選択でき
るようになるのであれば、適宜変更されても構わないも
のであり、例えば規則1としては、カット終了時点から
検出されたカット長の1/3の時間遡った時点の画像を
ダイジェスト画面として選択するなどしてよりカットの
終わりに近い時間位置の画像が得られるようにすること
も考えられる。更には、このようなダイジェスト画面の
取り込み形態についてユーザによる設定変更の余地を与
えることができるように構成することも考えられる。
【0064】B.第2の実施の形態 図11は、本発明の第2の実施の形態としての記録/再
生装置の構成を示すブロック図とされ、図1と同一部分
については同一符号を付して説明を省略する。る。例え
ば、第1の実施の形態として図1に示した記録/再生装
置では、ダイジェスト画面について記録/再生を行うた
めの構成が採られていたが、第2の実施の形態としての
記録/再生装置においては、通常の入力されたすべての
画像の記録/再生が可能とされた上で、ダイジェスト画
面の再生が可能なように構成されている。
【0065】図11に示す記録/再生装置の記録時にお
いては、図1に示したFIFOメモリ6、画像取込みコ
ントローラ34及びディレイ回路13が省略されてお
り、従って記録時においてはアンテナ1にて受信した信
号がそれぞれ映像信号記録回路系(ビデオチューナ2→
ローパスフィルタ3→A/Dコンバータ4→ビデオエン
コーダ5)と、音声信号記録回路系(オーディオチュー
ナ9→ローパスフィルタ10→A/Dコンバータ11→
オーディオエンコーダ12)を介して、マルチプレクサ
14に供給されて、デジタル信号化された映像/音声信
号が多重される。そして、このデータ信号がストレージ
用記録回路15を介して蓄積装置16に記録される。つ
まり、この場合にはアンテナ1にて受信された放送信号
は間引かれることなくすべて蓄積装置16の記録媒体に
記録されることになる。また、属性データメモリ35か
ら読み出されたタイムコード等の管理情報も、画像デー
タと共に記録される。
【0066】そして、上述のようにして放送信号の記録
が行われるのに際して、カットチェンジ検出回路8から
出力される検出信号によりシステムコントローラA30
aにおいて、映像のカットチェンジの検出が行われてい
る(図2〜図4参照)ものとされるが、システムコント
ローラA30aではこのカットチェンジ検出により、図
1の場合と同様に、逐次蓄積装置16に記録される画像
データのうちから、ダイジェスト画面とすべき画像デー
タを選択するようにされている。そして、本実施の形態
においては記録動作時において、上記ダイジェスト画面
として選択指定した画像データを示す指定情報(例えば
ダイジェスト画面の時間情報など、ダイジェスト再生時
に必要とされる管理情報となる)を生成して、逐次メモ
リ31に格納するようにして、例えば記録終了時にシス
テムコントローラB32の制御によって、記録媒体のT
OC領域に書き込むようにされる。もし、記録媒体にT
OC領域が設けられないような場合には、そのままメモ
リ31に格納しておいて、再生時に利用するように構成
することが考えられる。なお、本実施の形態としての記
録時におけるダイジェスト画面選択のためのシステムコ
ントローラA30の処理動作であるが、これは先の実施
の形態と同様に図5に示した規則1〜規則4を採用した
場合には、図10のフローチャートの処理動作に準ずる
ことになる。
【0067】そして本実施の形態の記録/再生装置の再
生動作としては、上述のようにして間引かずに記録され
た画像について、通常通りに音声と共に再生を行うこと
が可能とされるとともに、例えばユーザの操作部33の
操作によって、ダイジェスト再生モードとされた場合に
は、記録媒体に記録されたデータからダイジェスト画面
に対応するデータをTOC情報を参照して読み出すよう
にして再生が行われ、これにより先の実施の形態と同様
に、ダイジェスト画面を再生するダイジェスト再生が実
現される。また、ダイジェスト再生としての再生モード
(再生形態)は、各種考えられることについても、先の
実施の形態と同様である。
【0068】なお、本発明は上記実施の形態として説明
した構成に限定されるものではなく、例えば先に述べた
ようにカットチェンジごとのダイジェスト画面の選択タ
イミングや、規則設定などは実際の使用条件に応じて変
更されて構わない。また、図1及び図11に示した記録
/再生装置の構成も変更可能とされる。また、本発明と
しては映像ソースのソフト等において予めダイジェスト
画面が選択されていると共に、選択されたダイジェスト
画面を再生するための管理情報が記録されているように
して、本発明による映像信号再生装置により、この映像
ソフトからダイジェスト画面についての再生を行うよう
にするといった利用形態も将来的に考えられるものであ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は映像につ
いてカット単位の検出を行い、1カットにおいて少なく
ともカット終了時点から所定の規則に従った数秒前の画
像をダイジェスト画面として選択するようにしたこと
で、カットごとにメインとなる場面をダイジェスト画面
として選択することのできる可能性が著しく高くなる。
そして、上記のようにして選択されたダイジェスト画面
を再生して視聴した場合には、例えば、一定時間間隔ご
とにサーチした画像を表示していくような行うような方
法と比較して、録画した映像の内容が把握しやすくなる
という効果を有している。また、本発明ではカットごと
にメインとなる画像が選択されるという効率的なダイジ
ェスト画面の選択が行われることから、ダイジェスト画
面を記録する映像信号記録装置においては、記録媒体の
記録可能容量を有効に利用できることにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としての記録/再生
装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態としてのカットチェンジ検出回路
の構成例を示すブロック図である。
【図3】カットチェンジ検出回路に採用される動き検出
方法において動き検出領域を示す説明図である。
【図4】本実施の形態としての動き検出方法を示す説明
図である。
【図5】本実施の形態としてのダイジェスト画面選択の
規則を示す説明図である。
【図6】本実施の形態のダイジェスト画面選択の規則に
基づいて選択されるダイジェスト画面の具体例を示す説
明図である。
【図7】本実施の形態のダイジェスト画面選択の規則の
根拠となる撮影手法を説明するための説明図である。
【図8】本実施の形態のダイジェスト画面選択の規則の
根拠となる撮影手法を説明するための説明図である。
【図9】本実施の形態のダイジェスト画面選択の規則の
根拠となる撮影手法を説明するための説明図である。
【図10】本実施の形態のシステムコントローラによる
記録時におけるダイジェスト画面選択のための処理動作
を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態としての記録/再生装置の
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 ビデオチューナ、5 ビデオエンコ
ーダ、6 FIFOメモリ、7 同期分離回路、8 カ
ットチェンジ検出回路、9 オーディオチューナ、12
オーディオエンコーダ、13 ディレイ回路、14
マルチプレクサ、16 蓄積装置、19 デマルチプレ
クサ、20 ビデオデコーダ、21ビデオ信号処理回
路、23,24,28,29 出力端子、25 オーデ
ィオデコーダ、26 オーディオ信号処理回路、30
システムコントローラA、30a タイマA、30b
タイマB、31 メモリ、32 システムコントローラ
B 33 操作部、34 画像取込みコントローラ、3
5 属性データメモリ、40動き検出回路、41 フレ
ームメモリ、Da,Db,Dc,Dd ダイジェスト画

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号の画面のカットの変
    化を検出し、 カットの変化を検出した場合には、上記入力された映像
    信号から、1カットにおける特定の時間位置の画面をダ
    イジェスト画面として選択するように構成されているこ
    とをことを特徴とするダイジェスト画面選択方法。
  2. 【請求項2】 カットごとの時間長を計測すると共に、 計測されたカット時間長が所定時間以内の場合には、1
    カットの終了時点から所定時間前の画像をダイジェスト
    画面として選択するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のダイジェスト画面選択方法。
  3. 【請求項3】 カットごとの時間長を計測すると共に、 計測されたカット時間長が所定時間以上の場合には、1
    カットの開始時点から所定時間経過した時間位置の画像
    をダイジェスト画面として追加選択するように構成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のダイジェスト
    画面選択方法。
  4. 【請求項4】 入力された映像信号の画面のカットの変
    化を検出可能なカット変化検出手段と、 上記カット変化検出手段によりカットの変化があったと
    検出された場合には、上記入力された映像信号から、1
    カットにおける特定の時間位置の画面をダイジェスト画
    面として選択することのできるダイジェスト画面選択手
    段と、 を備えていることを特徴とするダイジェスト画面選択装
    置。
  5. 【請求項5】 カットごとの時間長を計測するカット時
    間長計測手段を備え、 上記カット時間長計測手段により計測されたカット時間
    長が所定時間以内の場合には、1カットの終了時点から
    所定時間前の画像をダイジェスト画面として選択するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項4に記載の
    ダイジェスト画面選択装置。
  6. 【請求項6】 カットごとの時間長を計測するカット時
    間長計測手段を備え、 上記カット時間長計測手段により計測されたカット時間
    長が所定時間以上の場合には、1カットの開始時点から
    所定時間経過した時間位置の画像をダイジェスト画面と
    して追加選択するように構成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載のダイジェスト画面選択装置。
  7. 【請求項7】 入力された映像信号を所定の記録媒体に
    対して記録することのできる記録手段と、 入力された映像信号の画面のカットの変化を検出可能な
    カット変化検出手段と、 上記カット変化検出手段によりカットの変化があったと
    検出された場合には、上記入力された映像信号から、1
    カットにおける特定の時間位置の画面をダイジェスト画
    面として選択するダイジェスト画面選択手段と、 上記ダイジェスト画面選択手段により選択されたダイジ
    ェスト画面としてのデータを、上記記録手段により記録
    媒体に記録するように制御を行うことのできる記録制御
    手段と、 を備えていることを特徴とする映像信号記録装置。
  8. 【請求項8】 入力された映像信号を所定の記録媒体に
    対して記録することのできる記録手段と、 入力された映像信号の画面のカットの変化を検出可能な
    カット変化検出手段と、 上記カット変化検出手段によりカットの変化があったと
    検出された場合には、上記入力された映像信号から、1
    カットにおける特定の時間位置の画面をダイジェスト画
    面として選択するダイジェスト画面選択手段と、 上記ダイジェスト画面選択手段により選択されたダイジ
    ェスト画面についての記録/再生管理に用いられる管理
    情報を生成して、入力された映像信号と共に上記管理情
    報を記録媒体に記録、又は当該映像信号記録装置内部の
    所定の記憶領域に格納することのできる記録制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする映像信号記録装置。
  9. 【請求項9】 映像信号が記録された記録媒体に対応し
    て再生が可能とされる再生手段と、 上記記録媒体に対して記録された映像信号のうちから、
    ダイジェスト画面として選択された画像データについて
    記録/再生の管理を行うための管理情報に基づいて、上
    記ダイジェスト画面についての読み出しを行って再生出
    力することのできる再生制御手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする映像信号再生
    装置。
JP8099642A 1996-03-29 1996-03-29 ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置 Pending JPH09270997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8099642A JPH09270997A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8099642A JPH09270997A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09270997A true JPH09270997A (ja) 1997-10-14

Family

ID=14252716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8099642A Pending JPH09270997A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09270997A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001257984A (ja) * 2000-01-05 2001-09-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コンピュータ・システム
JP2017005442A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 日本放送協会 コンテンツ生成装置およびプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001257984A (ja) * 2000-01-05 2001-09-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> コンピュータ・システム
JP2017005442A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 日本放送協会 コンテンツ生成装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101114102B1 (ko) 영상 재생 장치, 영상 재생 방법 및 그 방법을 컴퓨터에 실행시키기 위한 프로그램
KR100776530B1 (ko) 기록 재생 장치 및 기록 재생 방법
JP3534368B2 (ja) 動画像処理方法及び動画像処理装置
EP0651392A1 (en) Reproduction apparatus with a time display function
US7586517B2 (en) Image pickup apparatus
US7502544B2 (en) Recording and reproduction apparatus
EP1758392A2 (en) Searching Scenes on Personal Video recorder PVR
KR19990028864A (ko) 주영상이 화면 상에 어떻게 배치되어도 부영상을균형있게 주영상 상에 중합시킬 수 있는 멀티미디어 광디스크, 재생장치 및재생방법
JPH07284060A (ja) 記録媒体及びその再生装置
JP2007501562A (ja) 字幕データとビデオマッピングデータ情報を記録する情報記録媒体、その再生装置及び方法
US5867229A (en) Video effects using a video record/playback device
JP2004072727A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像記録再生装置、およびテレビジョン受像機
JP3966571B2 (ja) デジタル・ビデオ・ディスクにおけるサブ・ピクチャ・ユニットの高速再生システム及び方法
EP1134974B1 (en) Image recording and playback apparatus and method
JPH09312827A (ja) 記録再生装置
US6018609A (en) Compressed television signal recording and reproducing apparatus
JP2003037796A (ja) 情報記録再生装置
JPH09270997A (ja) ダイジェスト画面選択方法、ダイジェスト画面選択装置、映像信号記録装置、及び映像信号再生装置
KR100242661B1 (ko) 다중각도화면 선택메뉴구성방법
JP2007201988A (ja) 録画再生装置
JP3556311B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP3291392B2 (ja) 圧縮画像データ再生方法及びその装置
JP2004350167A (ja) 映像処理装置
JP3467998B2 (ja) 映像信号の記録方法と再生方法、及び映像信号記録/再生装置
JP3341429B2 (ja) 映像信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021112