JPH09270928A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH09270928A
JPH09270928A JP8080011A JP8001196A JPH09270928A JP H09270928 A JPH09270928 A JP H09270928A JP 8080011 A JP8080011 A JP 8080011A JP 8001196 A JP8001196 A JP 8001196A JP H09270928 A JPH09270928 A JP H09270928A
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gray
color processing
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JP8080011A
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Masaki Aritomi
雅規 有富
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 要望に基づき、グレイ部分が補償されている
出力画像を得ることを目的とする。 【解決手段】 入力色がグレイである場合は画像形成装
置に大略黒単色で記録媒体上に画像を形成させるように
色処理するグレイ補償処理を、マニュアル指示に基づき
設定する設定手段と、前記設定に基づき入力画像データ
に対して色処理を行う色処理手段を有し、前記色処理手
段は前記グレイ補償処理が設定されていない場合は、グ
レイを示す入力画像データに対してグレイ以外の色を示
す入力画像データと同様な色処理を行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色処理を行う画像処
理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像出力システムとして、ホスト
コンピュータにインタフェース(例えばセントロニクス
インタフェース等)を介して接続されるプリンタとから
構築され、ホストから入力される出力情報をプリンタ側
で解析して、プリンタエンジン、例えばレーザビームプ
リンタの出力データとしてビットマップデータを展開
し、この展開データに基づいて変調されたレーザビーム
を感光ドラムに走査露光して画像記録を行うものが知ら
れている。
【0003】また、プリンタがエミュレーション機能を
備える場合には、複数のプリンタ制御言語系を処理可能
に構成されており、使用者が実行するアプリケーション
に従ってエミュレーションモードとネイティブモードと
を切り換えながらプリント処理を実行できるように構成
されている。プリンタにはプリンタの制御言語を切り換
えるためのスイッチや切り換え指示を行うカードスロッ
トがあらかじめ設けられている。
【0004】従来、このような機能を有するプリンタ装
置における色処理は固定である。したがって、異なる内
容を持つオブジェクトに対して固定の色処理が施されて
しまう。
【0005】また、色処理を複数有するプリンタ装置も
あるが、ジョブ単位でしか色処理を切り替えて使用する
ことができなかった。よって、複数の異なるオブジェク
トが存在する画像に対して設定された1種類の色処理が
施されてしまう。
【0006】加えて、色処理を切り替えず入力画像に含
まれる入力グレイ色信号に対する出力色においてグレイ
を保証するすることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上従の従来による画像
出力システムでは、以下のような問題点があった。
【0008】色処理が固定されているため、オブジェク
トにより適/不適がでる。
【0009】また、その単一手段内での入力グレイに対
するグレイ処理方法が指定できないため、使用者がグレ
イで出力されることを期待している部分で色ずれが発生
した。
【0010】入力グレイ色信号に対する出力色処理手段
の切り替えにおいて細かい指定ができないため、オーバ
ーヘッドが発生する。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本願第1の発明は使用者の要望に基づ
き、グレイ部分が補償されている出力画像を得ることが
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0012】本願第2の発明はオブジェクトの種類に適
したグレイ補償処理を行うことにより高品質の出力画像
を得ることができる画像処理装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本願発明は以下の構成を有する。
【0014】本願第1の発明は、入力色がグレイである
場合は画像形成装置に大略黒単色で記録媒体上に画像を
形成させるように色処理するグレイ補償処理を、マニュ
アル指示に基づき設定する設定手段と、前記設定に基づ
き入力画像データに対して色処理を行う色処理手段を有
し、前記色処理手段は前記グレイ補償処理が設定されて
いない場合は、グレイを示す入力画像データに対して、
グレイ以外の色を示す入力画像データと同様な色処理を
行うことを特徴とする。
【0015】本願第2の発明は、オブジェクトの種類ご
とにグレイ補償処理を設定する設定手段と、前記設定に
基づき、入力画像データのオブジェクトの種類に対応し
た第1の色処理を行う第1の色処理手段と、前記設定に
基づき、前記第1の色処理が行われた画像データのオブ
ジェクトの種類に対応した第2の色処理を行う第2の色
処理手段と、前記設定された設定に基づき前記第1の色
処理手段と前記第2の色処理手段とを連動して制御する
ことによって、前記グレイ補償を実施することを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、実施形態
の構成を説明する前に、実施形態を適用するに好適なレ
ーザビームプリンタの構成について図1を用いて説明す
る。尚、本実施例を適用するプリンタは、レーザビーム
プリンタ或は後述するインクジェットプリンタに限られ
るものではなく、他のプリント方式のプリンタでも良い
ことは言うまでもない。
【0017】図1はプリンタの1例であるレーザビーム
プリンタ(LBP)の構成を示す構造断面図である。
【0018】図において、1500はLBP本体であ
り、接続されているホストコンピュータから供給される
印刷情報(画像情報等)やフォーム情報あるいはマクロ
命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報に従
って、記録媒体である記録紙等に画像を形成する。15
01はオペレータにより操作されるスイッチおよびLE
D表示器等が配されている操作パネル、1000はLB
P本体1500全体の制御およびホストコンピュータか
ら供給される画像情報等を解析するプリンタ制御ユニッ
トである。レーザドライバ1502は半導体レ−ザ15
03を駆動するための回路であり、入力された出力画像
を示すビデオ信号に応じて半導体レーザ1503を制御
し、レーザ光1504のオン・オフの切り換えを制御す
る。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左右方向
に振らされて静電ドラム1506上を走査露光する。こ
れにより、静電ドラム1506上には出力画像を示す静
電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1506
の周囲に配設された現像ユニット1507により現像さ
れた後、記録紙に転写される。記録紙はLBP1500
に装着した用紙カセット1508に収納されており、給
紙ローラ1509、搬送ローラ1510及び搬送ローラ
1511により、装置内に取り込まれ、出力画像が転写
される。
【0019】また、LBP本体1500には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
【0020】図2は、本願実施形態にかかる、プリンタ
装置1500とホストコンピュータ3000を含む画像
出力システムの構成を示すブロック図であり、プリンタ
1500のプリンタ制御ユニット1000とホストコン
ピュータ3000の構成を中心に示している。
【0021】尚、本実施形態における機能が実行される
のであれば、このような構成は単体の機器で構成されて
いても、或は本実施形態のように複数の機器からなるシ
ステムであっても、LAN等のネットワークを介して接
続される複数の機器間で処理が行われるシステムであっ
ても本発明を適用できる。
【0022】図2において、ホストコンピュータ300
0は、ROM3のプログラム用ROM302に記憶され
たプログラムに基づいて各種処理を実行するCPU1を
備える。また、CPU1はシステムデバイス4に接続さ
れる各デバイスを総括的に制御する。更に、CPU1
は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示さ
れたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを
開き、該ウインドウ上で使用者によってマニュアル指示
された各種設定に基づき、色処理等の処理を実行する。
【0023】ROM3のプログラム用ROM302に
は、図5及び図7に示すフローチャートに示すようなホ
ストコンピュータで行われる色処理を実行するためのプ
ログラムが記憶されている。フォント用ROM301に
は文書処理の際に、編集・作成されている文書データを
CRT10に表示されている文字パターンんに変換する
ためのフォントデ−タ等が記憶されている。デ−タ用R
OM303には、上記色処理等を行う際に使用する各種
デ−タ(例えば、ディレクトリ情報,プリンタドライバ
テーブル等 )が記憶されている。
【0024】2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワー
クエリア等として機能する。尚、このCPU1により実
行される制御プログラムは、フロッピーディスクやCD
ーROM等の外部メモリ11に記憶されていても良い。
【0025】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスか
らのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(C
RTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示
を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、
ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォント
データ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハ
ードディスク(HD)、フロッピーディスク(FD)、
CDーROM等の外部メモリ11とのアクセスを制御し
ている。8はプリンタコントローラ(PRTC)で、所
定の双方向性インタフェース(インタフェース)21を
介して接続されているプリンタ1500との通信処理を
制御する。
【0026】次にプリンタ装置1500のプリンタ制御
ユニット1000の構成を説明する。12はプリンタC
PUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶された
制御プログラムや、外部メモリ14からダウンロードさ
れRAM19に格納されている制御プログラム等に基づ
いて、システムバス15に接続される各種デバイスとの
アクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース16
を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に
出力画像を示す画像信号を出力する。
【0027】また、ROM13のプログラムROM13
02には、CPU12により実行される図6に示すフロ
ーチャートに示されるようなプリンタで行われる色処理
を実行するための制御プログラムが記憶されている。フ
ォント用ROM1301にはプリンタエンジン17に出
力する際に使用するフォントデ−タ等が記憶されてい
る。デ−タ用ROM1303にはハードディスク等の外
部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホストコンピ
ュ−タ上で利用される情報等を記憶している。
【0028】尚、後述のフローチャートに示される処理
を行うための制御プログラムをROM13に記憶しても
良く。その場合、必要に応じて、ホストコンピュータ3
000に制御プログラムを転送する。
【0029】CPU12は入力部(HSTC)18を介
してホストコンピュータ3000との間で双方向通信が
可能となっており、プリンタ装置1500の情報をホス
トコンピュータ3000に通知することが可能である。
19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機
能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオ
プションRAMによりメモリ容量を拡張することができ
るように構成されている。尚、このRAM19は、出力
情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用
いられる。また、前述のホストコンピュータ3000の
場合と同様に、CPU12により実行される制御プログ
ラムは、外部メモリ14からRAM19にダウンロード
されてもよい。
【0030】ハードディスク(HD)、CDーROM、
ICカ−ド等の外部メモリ14は、ディスクコントロー
ラ(DKC)20により、そのアクセスが制御される。
オプションである外部メモリ14は、フォントデ−タ、
エミュレ−ションプログラム、フォ−ムデ−タ等を記憶
する。また、1501は前述した操作パネルで操作のた
めのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0031】また、前述した外部メモリ14は1個に限
らず、少なくとも1個以上備え、フォントROM130
1に記憶された内蔵フォントに加え、オプションフォン
トカード,言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈する
プログラムを格納した外部メモリを複数接続できるよう
に構成されていても良い。さらに、図示しないNVRA
Mを有し、操作パネル1501から入力されたプリンタ
モード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0032】このように構成された画像出力システムに
おいて、ホストコンピュータ3000上のプリンタ制御
プログラム2000に対し印刷要求があった場合、ホス
トコンピュータ3000に含まれるアプリケーションか
ら印刷対象となる画像を示すオブジェクト群がプリタ制
御プログラム2000にわたされる。
【0033】ここでオブジェクトは描画コマンドと色情
報とで構成される。
【0034】本実施形態にかかる画像出力システムでは
ホストコンピュータ上でプリンタのプロファイルに基づ
いたカラーマッチング処理を行う色変換をデバイスに非
依存の色空間を用いて行う。そして、プリンタ上でプリ
ンタに特性に応じたCMYKデータに変換する色変換を
行う。
【0035】プリンタ制御プログラムはオブジェクトの
色情報をプリンタ1500の色情報に変換する必要があ
る。プリンタ制御プログラムはオブジェクトの色情報を
入力し、プリンタ1500の色情報を出力として構築す
る。構築された色情報はプリンタにインタフェース21
を介しプリンタ転送され、プリンタにおける入力色情報
となる。この入力色情報に対し出力色処理が行われ、記
録媒体上に画像が印刷される。カラープリンタにおいて
印刷結果を得る際に記録紙に転写される記録材料として
は例えばCMYKのトナーが使用される。
【0036】CMY3色のトナーを混色するとグレイを
再現することができる。したがって、CMYKのトナー
を記録材料として用いるカラープリンタではグレイを再
現するために、CMYK4色のトナーを用いて再現する
場合と、Kトナーのみを用いて再現する場合が考えられ
る。
【0037】グレイを再現するためにCMYK4色のト
ナーを用いた場合、プリンタへの入力色がグレイである
にもかかわらず、出力色処理によってグレイからずれる
ことがあり色ずれが生じてしまう。
【0038】即ち、例えば、グレイ色の文字を印刷する
場合、出力色処理において微小にグレイがずれると、文
字内に微小のCMYの材料が入ることになり、薄く色が
かかった文字として再現されてしまう。
【0039】一方、グレイを再現するためにK色のトナ
ーのみを用いた場合、連続階調を有するカラーイメージ
の印刷において、出力色処理において入力グレイ信号に
対して出力グレイ信号を保存すべくK色のトナーのみで
再現すると、CMYKのトナーを用いて再現できる階調
に比べて再現できる階調に限界があるので出力色処理結
果に不連続点を生成しがちになり、階調再現性が落ちて
しまう可能性がある。
【0040】よって、画像出力システムにおいて、出力
色処理で入力グレイ信号に対して出力がグレイ信号であ
ることを補償しKの記録材料のみで印刷される(以降グ
レイ補償と呼ぶ)モードと、補償せず場合によってはC
MYKの記録材料で印刷されるモードを制御できれば良
い。更には、モードを制御するために出力画像において
連続性が要求されない色のケースであるか否かをプリン
タ側に通知できればよい。
【0041】そこでプリンタの制御情報を構築するとき
プリンタ制御プログラムはRAM2あるいはROM3/
外部メモリ11にグレイ補償処理情報がある場合はそれ
を使用してもよいが、プリンタ1500に対し双方向性
インタフェース21を介しグレイ補償処理情報を送受す
る処理を行なう。PRTC8より色変換処理(グレイ補
償を含む)に必要となる制御情報群を転送するようプリ
ンタ1500に対して要求をだす。プリンタ1500側
では構成及びROM13/外部メモリ14/RAM19
より得た情報を処理しHSTC18よりホストコンピュ
ータに処理用制御情報群として転送する。転送する処理
用制御情報群は制御手段の選択に必要な各選択結果間の
特徴および能力、また選択条件等を含んでいる。この処
理用制御情報群をすべて使用しなくとも必要に応じ、処
理用制御情報を抜き出し、プリンタの制御情報の構築に
使用するこも可能である。尚、処理情報の送受のタイミ
ングは特に問わない。
【0042】ホストコンピュータ3000上のドライバ
(プリンタ制御プログラム)に対し印刷要求があり、印
刷対象となる出力オブジェクト群がドライバに入力され
る。ドライバはオブジェクトの色情報をプリンタ150
0の色情報に変換する処理段階に入る。ドライバはオブ
ジェクト毎にオブジェクトに含まれる色データを色補正
ルーチンに渡す。尚、色補正ルーチンの存在場所はドラ
イバ内/外のいずれでも構わない。
【0043】この時点でのグレイ補償に関する状態はド
ライバ/色補正ルーチンから参照できる位置にある。
【0044】色補正ルーチンから参照が行えない状態に
ある場合は状態を色と同時に渡してもよい。
【0045】色補正ルーチンはオブジェクトの属性及
び、グレイ補償設定状態に応じた色補正処理を行いその
結果をドライバに返す。特定オブジェクトに対するグレ
イ補償が(入力グレイ色に対して、出力色がグレイであ
ることを補償する)設定されており、入力色がグレイで
あった場合は出力色をKデータで示されるグレイとして
生成する。特定オブジェクトに対するグレイ補償が設定
されていても入力色がグレイでない場合、およびグレイ
補償が設定されていない場合はCMYKデータに色変換
する色補正処理を行い出力色を生成する。
【0046】なお、ドライバに返す色の形式はプリンタ
に依存するものでも、依存しないものでもよく、ドライ
バのプリンタ色情報の構築方法による。
【0047】色補正ルーチンから返された色は描画コマ
ンドとあわせてプリンタ1500にプリンタ制御情報に
おけるオブジェクトとして転送される。プリンタ150
0は描画オブジェクトに含まれる色をオブジェクトに応
じ出力色にする時、現状のグレイ補償の設定を参照す
る。特定オブジェクトに対するグレイ補償が設定されて
いる場合は、グレイを示す入力色は出力色をグレイとし
て生成し、Kのみで出力をおこなう。特定オブジェクト
に対するグレイ補償が設定されていても入力色がグレイ
でない場合、およびグレイ補償が設定されていない場合
はCMYKデータに色変換する色変換処理を行いCMY
K4色での出力をおこなう。
【0048】このような処理の流れをとればホストコン
ピュータ3000上の印刷要求のあったオブジェクトの
グレイを補償したい場合、プリンタ1500での出力結
果までその情報を伝達することが可能である。
【0049】上記の概要を図3に示す。
【0050】ホストコンピュータ上のドライバ301に
対し印刷要求があった場合、印刷対象となる画像を示す
オブジェクト群がドライバ301にわたされる。
【0051】この前段階でドライバ301はプリンタ3
03に問い合わせ、グレイ補償に関する情報を得て、グ
レイ補償に関する設定を行う。もし問い合わせない場合
は同等のものをドライバ301が生成する。
【0052】ドライバ301はオブジェクト情報に含ま
れる色情報に対してカラーマッチング処理を行う段階に
入る。ドライバ301はオブジェクト毎に色情報をホス
トコンピュータ上の色補正ルーチン302に渡す。色補
正ルーチン302はオブジェクトの属性、及び、グレイ
補償状態に応じたカラーマッチング処理を行い、その結
果をドライバ301に返す。プリンタ303はオブジェ
クトの属性、及び、グレイ補償状態に応じて出力色変換
を行いプリンタの特性に応じたCMYKデータを生成す
る。このように、カラーマッチング処理と出力色処理を
グレイ補償状態に応じて連動させることにより、高品質
の出力画像を得ることができる。
【0053】ここで、カラーマッチング処理は印刷対象
となる画像の色再現範囲とプリンタの色再現範囲との差
を吸収する処理を行う。一方、出力色処理は輝度濃度変
換処理、マスキング処理、下色処理やガンマ補正処理等
のプリンタの出力特性に応じた処理を行い、プリンタで
用いる記録材料の種類に対応したCMYKデータを生成
する。
【0054】以下、具体的にオブジェクトの属性に応じ
たグレイ補償処理について説明する。
【0055】まず、上記の概要内でのグレイ補償のプリ
ンタに対する設定制御方法を図4を用いて説明する。
【0056】設定するプロセスの例を400、410及
び420に示す。
【0057】400はプリンタのパネルによってグレイ
補償を設定するものである。410はアプリケーション
によってグレイ補償を設定するものである。420はド
ライバによってグレイ補償を設定するものである。
【0058】このようなプロセスによって401、40
2及び403の方法を用いてグレイ補償に関する状態を
設定することができる。
【0059】401はオブジェクト毎のON/OFFを
設定する。オブジェクト単位でのON/OFFの指定を
する。1オブジェクト、複数オブジェクトに対してでも
指定可能である、特定状態から1オブジェクトを変更す
る使い方が有効である。
【0060】402は代表的な組み合わせの中から選択
するオブジェクトごとにON/OFFが設定された組み
合わせ毎にユニークなIDがついていて、指定時にはそ
のIDを使用する。設定全体の更新がID1つで可能で
ある。
【0061】403はカラー指定時のパラメータでON
/OFFを設定する特定オブジェクト色を指定する際、
同時に追加パラメータでON/OFFも設定する。特定
オブジェクト色指定時、同時にグレイ補償をスイッチし
たい場合は別の切り替えコマンドを発行するよりもコン
パクトである。
【0062】これらの設定を処理状況に応じて使い分け
ることでオーバーヘッドがなく切り替えが可能である。
切り替え毎にプリンタの情報は更新され、ホストコンピ
ュータからの参照も可能である。プリンタはこうして作
成されたオブジェクト毎の設定表を参照し、印刷オブジ
ェクト毎に出力色処理方法を切り替え出力をおこなう。
【0063】このように、本実施形態によれば同一画像
内に含まれる異なる属性(文字、ベクタ、イメージ等)
を有するオブジェクトの各々に対してグレイ補償するか
否かをユーザが任意に設定することができる。
【0064】文字オブジェクトのみグレイ補償に関する
設定がONと設定された場合の処理を具体的に図3を用
いて説明する。
【0065】文字オブジェクトに関するグレイ補償の設
定がONであることが色補正ルーチン302及びプリン
タ303に設定される。
【0066】(1)ホストコンピュータ上のドライバ3
01に対する印刷要求に基づき、文字オブジェクトがわ
たされる。ドライバ301は文字オブジェクトの色情報
に対して色変換をを構築する段階に入る。
【0067】(2)ドライバ301は印刷要求のあった
文字オブジェクトの色を色補正ルーチン302に渡す。
色補正ルーチン302は文字オブジェクト色に対しグレ
イ補償ONの状態に応じたカラーマッチング処理を行
い、その結果をドライバ301に返す。ここで、色補正
ルーチンは、文字ブジェクトに対するグレイ補償がON
であるので入力がグレイ色であれば、カラーマッチング
処理された出力色がグレイであることを補償されたカラ
ーマッチング処理を行う。
【0068】該(1)及び(2)の処理を、設定された
グレイ補償に関するモードに基づき同一画像に含まれる
文字オブジェクト、ベクタオブジェクト及びイメージオ
ブジェクト等の異なる属性を有するオブジェクトに対し
て順次行う。
【0069】なお、本実施形態ではベクタオブジェクト
及びイメージオブジェクトにはグレイ補償がOFFで設
定されているので、処理(2)においてグレイ色を忠実
に再現するためのカラーマッチング処理ではなく、色の
見え及び色の階調性を重視したカラーマッチング処理を
行う。
【0070】(3)色補正ルーチン302から返された
各オブジェクトにおける色情報は対応する描画コマンド
とあわせオブジェクトとしてプリンタ303に転送され
る。
【0071】(4)プリンタ303はオブジェクトで示
される入力色をオブジェクトの属性及びグレイ補償の設
定状態に応じてプリンタ特性に応じたCMYKデータで
示される出力色に色変換し、転送された同一の出力画像
にかかる複数のオブジェクトに基づき出力画像を示すら
すたー画像データを生成する。
【0072】文字オブジェクトに対してはグレイ補償が
ONで設定されているので、入力色がグレイであった場
合は出力色をグレイと再現すべくKデータのみに変換す
る。C、M、Yデータを大略0に変換する。なお、グレ
イ以外に対してはCMYKデータに変換する。
【0073】一方、ベクタオブジェクト及びイメージオ
ブジェクトにおける色情報に対してはグレイ補償がOF
Fで設定されているのでCMYKデータに変換する。
【0074】(5)このようにホストコンピュウータ上
のカラーマッチング処理とプリンタ上の出力色処理を連
動させてオブジェクト毎に適した色処理を行うことがで
き、ホストコンピュータ上の印刷要求のあった画像に含
まれる文字オブジェクトのグレイ部分を、プリンタ30
3によってKトナーのみを用いて再現することができグ
レイ補償することができる。さらに、文字オブジェクト
以外に対しては色み及び色の連続性を重視した再現をす
ることができる。
【0075】以下、図3の処理に置ける処理の流れを示
すフローチャートを図5、6、7に示す。
【0076】図5にドライバの処理の流れを示し、図6
にプリンタに置ける処理の流れを示し、図7に色補正ル
ーチンの処理の流れを示す。
【0077】まず,図5を用いてドライバの処理の流れ
を示す。ステップS1で処理先の判断をしておく、もし
プリンタの設定値を優先する方法をユーザがドライバに
対して設定しているならステップS2に行き、ドライバ
からはグレイ補償に関する設定は特に行わずに通常印刷
(ドライバはグレイ補償の制御コードを生成しない)を
行う。
【0078】ドライバから設定する方法をユーザが設定
している場合はステップS3において、動作設定を確認
する。即ち、グレイ補償モードを予め設定されているデ
フォルト値を用いる場合は自動を選択し、グレイ補償モ
ードを図4に示されるようにマニュアルで設定する場合
は手動を選択する。
【0079】手動に設定されているならステップS4で
設定方法を確認する。図4における411のように組み
合わせの中から所望の組み合わせを選択する場合は、予
め設定されている組み合わせの中から所望のグレイ補償
モードを示す組み合わせを選択する。そして、ステップ
S5で選択されたグレイ補償モードを色補正ルーチン及
びプリンタに設定する。
【0080】図4における401のようにオブジェクト
毎に個別にグレイ補償のON/OFFの設定を使用者が
任意に行い、ステップ6でオブジェクト毎に個別に設定
されたグレイ補償モードを色補正ルーチン及びプリンタ
に設定する。
【0081】ステップS7でオブジェクトに対するドラ
イバの自動ハンドリングが指定されていればオブジェク
トハンドリング印刷処理を行い、されていなければ通常
印刷処理を行う。
【0082】一方、動作設定が自動に設定されているな
らステップS10でプリンタの組み合わせデータテーブ
ルをロードする。以降の処理の基準となる組み合わせを
ステップS11で選択する。そして、ステップS12で
プリンタで選択した設定と同じデータテーブルを保持し
ておく。同時にステップS13でテーブル内容を色補正
ルーチンにも通知しておく。
【0083】このステップS13まででステップS14
からのオブジェクトハンドリング印刷処理に入る準備が
完了した。実際の印刷オブジェクトがシステムからドラ
イバにわされると、ドライバはステップS15でオブジ
ェクトの属性(種類)をオブジェクトに含まれる描画コ
マンドに基づき判別し、該オブジェクトに応じた処理を
はじめる。ステップS16でわされたオブジェクトに関
するグレイ補償ON/OFFを変更する必要があるか判
断する。必要があれば、ステップS17で変更内容を色
補正ルーチンに通知し、ステップS18でデータテーブ
ルを更新する。そして、ステップS19において色補正
ルーチンによってカラーマッチング処理が行われる。ス
テップS20では、グレイ補償のパラメータを含むプリ
ンタに出力するオブジェクトを生成する。
【0084】S16において変更が必要ない場合はステ
ップS21でステップ19と同様にカラーマッチング処
理を行い、ステップS20でプリンタに出力するオブジ
ェクトを生成する。
【0085】ステップS23においてページ単位等大き
めの単位でオブジェクトに関するグレイ補償モードを変
更する必要があったときは、まずステップS24で変更
すべき項目の量と内容を評価する。ここでの評価結果と
して組み合わせで設定した方が変更量が少なければ(ス
テップS25)、ステップS26で変更内容を色補正ル
ーチンに通知し、同時にステップS27でデータテーブ
ルを更新し、ステップS28で選択された組み合わせを
プリンタに設定する。これに対して、組み合わせで設定
した方が変更量が多いければ(ステップS25)、ステ
ップS29で変更内容を色補正ルーチンに通知し、同時
にステップS30でデータテーブルを更新し、ステップ
S31で変更されたグレイ補償モードを示す各オブジェ
クトに個別のON/OFFをプリンタに設定する。
【0086】ページ単位でグレイ補償モードの設定を変
更できるのでより極め細かい処理を行うことができる。
【0087】次にプリンタの処理を示すフローチャート
を図6に示す。
【0088】まずステップS41でパネルで設定されて
いるグレイ補償の状態で初期化される。ステップS42
のように、パネルで再設定が行われた場合は再初期化を
する。ドライバから設定が変更された場合(ステップS
43)、ステップS44で設定方法を判断する。組み合
わせ選択の場合はステップS45で組み合わせデータリ
ストをロードし、ステップS46で選択された組み合わ
せに対応するエントリを探す。個別設定かパラメータで
の選択の場合は設定が現在のものと異なれば(ステップ
S47)、ステップS48で設定を変更する。ステップ
S49は変更されたデータテーブルを保持する。ステッ
プS50はデータテーブルによって設定されているグレ
イ補償に基づきオブジェクトの色情報に対してプリンタ
の特性に応じた出力色処理を行う。出力色処理において
色情報がグレイ色(RGBなら全てが等しい)なら(ス
テップS51)、ステップS52においてデータテーブ
ルを調べ、このオブジェクトに関するグレイ補償の設定
がONであったら(ステップS53)、ステップS54
で出力色がグレイ(CMYが0)になるような出力色変
換を行い、ステップS55においてKのみで画像を再現
する。もしこのオブジェクトに関するグレイ補償の設定
がOFFであるなら(ステップS53)、ステップS5
6で出力色処理を行う。ここで出力色処理の結果の出力
色がグレイとなった場合は(ステップS57)、ステッ
プS55においてKのみで画像を再現し、出力色処理の
結果の出力色がグレイでなかった場合は(ステップS5
7)、ステップS58において色記録材料を用いて画像
を再現する。以上の処理をオブジェクトすべてに行うこ
とにより出力画像を形成する。
【0089】色補正ルーチンの処理を示すフローチャー
トを図7に示す。
【0090】ステップS61でドライバのデータテーブ
ルを参照し、ステップS62で初期化処理を行い、ステ
ップS63のようにデータデーブルを保持しておく。ド
ライバから設定の変更が通知された場合(ステップS6
4)、ステップS65で設定方法を判断する。ステップ
S66でドライバのデータテーブルを参照し、ステップ
S67のようにデータテーブルを保持しておく。ステッ
プS68はオブジェクトの色情報をに対してカラーマッ
チング処理を行う。このとき入力がグレイ(例:RGB
なら全てが等しい)色なら(ステップS69)、ステッ
プS70においてデータテーブルを調べ、このオブジェ
クトに関するグレイ補償の設定がONであったら(ステ
ップS53)、ステップS72で出力色がグレイになる
ようなカラーマッチング処理を行うい、ステップS73
でカラーマッチング後の色をドライバに返す。もしこの
オブジェクトに関するグレイ補償の設定がOFFである
なら(ステップS53)、ステップS74で色の見え及
び色の連続性を重視したカラーマッチング処理を行い、
テップS57)、ステップS73でカラーマッチング後
の色情報をドライバに返す。
【0091】以上説明したように本実施形態によれば、
オブジェクトの種類に対応する複数の入力グレイ色信号
に対する出力色処理手段の設定ができる。
【0092】また、複数の入力グレイ色信号に対する出
力色処理手段はオブジェクトにより自動で切り替えるこ
とができる。
【0093】また、色処理手段自体を切り替えず、単一
色出力処理内での入力グレイに対するグレイ処理方法の
制御ができる。
【0094】また、使用者がグレイで出力されることを
期待する部分での色ずれが発生を防ぐことができる。
【0095】また、入力グレイ色信号に対する出力色処
理方法のオーバーヘッドがない細かい制御ができる。
【0096】(変形例)なお、上記実施形態において、
プリンタ1500とホストコンピュータ3000とがケ
ーブルを介して双方方向可能な場合は、ROM等に記憶
されたデータや現在の状態を双方で参照することが可能
である。この双方向のインタフェースは有線/無線イン
タフェースの種別を問わずに本実施形態に適用可能であ
る。
【0097】また、グレイ補償を考慮する/しないどち
らの場合でも、出力色処理をホストコンピュータ上で動
作させることも可能であり、これは以降の通常印刷処理
でも同様である。プリンタでは設定に応じオブジェクト
毎にグレイ補償を含む出力色処理をおこなう。
【0098】また、入力色がグレイであるかの判断は、
上記実施形態のように必ずしも複数の色成分の値が一致
することを条件としなくてもよく、多少幅を持たせて判
断しても構わない。すなわち、入力色が大略グレイであ
ればグレイ補償処理を行う用にしても構わない。本実施
形態ではオブジェクトごとにグレイ補償処理を設定する
ことができるので、グレイ補償処理をONに設定するの
は使用者が他の色よりもグレイ部分を重視していること
になる。よって、多少幅を持たせて判断することにより
グレイを重視することによりより使用者の要望に適した
画像を提供することができる可能性がある。
【0099】また、図5、6、7に示されたフローチャ
ートの処理を演算回路等のハード回路を用いて処理する
ような構成でも構わない。
【0100】また、図8に本発明に適用可能なプリンタ
装置の他の実施形態であるインクジェット記録装置(I
JRA)の構成を示す。
【0101】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モー
タ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段として機能する。5016は記録ヘッ
ドの全面をキャップするキャップ部材5022を指示す
る部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。5017はクリーニングブレードで、部材5
019により前後方向に移動可能となる。5018は本
体支持板で、上記5017,5019を支持する。50
12は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。
【0102】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャッリジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていればよい。
【0103】図9は、図8に示したプリンタ装置の制御
構成を説明するブロック図である。
【0104】図において、1700はホストコンピュー
タ3000からの記録信号を入力するインタフェース、
1701はMPU、1702は前記MPU1701が実
行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格納するR
OM、1703はDRAMで、各種データ(上記記録信
号やヘッドに供給される記録データ等)を保存してお
く。1704は記録ヘッド1708に対する出力データ
の供給制御を行うゲートアレイで、インタフェース17
00,MPU1701,DRAM1703間のデータの
転送制御も行う。1710は前記記録ヘッド1708を
搬送するためのキャリアモータ、1709は記録用紙搬
送のための搬送モータ、1705は前記記録ヘッドを駆
動するヘッドドライバ、1706は前記搬送モータ17
09を駆動するモータドライバ、1707は前記キャリ
アモータ1710を駆動するモータドライバである。
【0105】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース1700を介して後述するホストコ
ンピュータ3000より入力情報が入力されると、ゲー
トアレイ1704とMPU1701との間で入力情報が
プリント用の出力情報に変換される。そして、モータド
ライバ1706,1707が駆動されるとともに、ヘッ
ドドライバ1705に送られた出力情報に従って記録ヘ
ッドが駆動され印字が実行される。尚、MPU1701
はインタフェース1700を介して後述するホストコン
ピュータ3000との通信処理が可能となっており、D
RAM1703に関するメモリ情報および資源データ等
やROM1702内のホスト印刷情報を後述するホスト
コンピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0106】図10は、本実施の形態のホストコンピュ
ータ3000に外部メモリであるフロッピーディスク
(FD:記憶媒体)を装填し、そのディスクに記憶され
ているプログラムをホストコンピュータ3000にロー
ドする様子を示す概念図である。
【0107】図11は、図10の記憶媒体の1例である
FDのメモリマップを示す図である。
【0108】999はディレクトリー情報を記憶してあ
る領域で、以降のプリンタドライバテーブル998の記
憶場所を示している。更には、各プリンタ及び各プリン
タドライバに対応して、例えばプリンタの制御するため
のプログラム等の記憶場所997や、更にそのプリンタ
の構成の情報1等の記憶場所996を示している。ホス
トコンピュータ3000の操作者が前記FDの記憶内容
から所望のインストールしたいプリンタ名をKB9によ
り指示することにより、前述のテーブル998を参照し
てロードする。例えばプリンタ名XXXを指示したとす
ると、領域997及び996に記憶されたプログラム及
び構成情報をホストコンピュータ3000内にロードさ
せることができる。
【0109】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
てもよい。また、本発明はシステム或は装置にプログラ
ムを供給することによって実施される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。この場合、本発明にかかるプ
ログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成すること
になる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシス
テム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或
は装置が、予め定められたし方で動作する。
【0110】前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、シス
テムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に
格納されたプログラムコードを読出し実行することによ
っても、本発明の目的が達成される。この場合、記憶媒
体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規
な機能を実現することになり、そのプログラムコードを
記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0111】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,C
D−R,磁気テープ不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0112】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0113】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば使用者の要望に基づき、グレイ部分が補償されて
いる出力画像を得ることができる。
【0115】また、本願第2の発明によればオブジェク
トの種類に適したグレイ補償処理を行うことにより高品
質に出力画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の出力装置の一例を示すレーザビー
ムプリンタの構成を示す構造断面図である。
【図2】本実施形態の画像出力システムにおけるホスト
コンピュータとプリンタのプリンタ制御ユニットの構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の画像出力システムにおける処理の
概要を示す概念図である。
【図4】本実施形態の画像出力システムにおける処理の
概要を示す概念図である。
【図5】本実施形態の画像出力システムにおけるドライ
バの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態の画像出力システムにおけるプリン
タの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態の画像処理システムにおける色補正
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の出力装置の一例を示すインクジェ
ットプリンタの記録部の構成を示す概観斜視図である。
【図9】本実施形態のインクジェットプリンタの構成を
示すブロック図である。
【図10】本実施形態の制御プログラムをコンピュータ
3000にダウンロードする様子を示す図である。
【図11】本実施形態のプリンタ制御システムにおける
記憶媒体のメモリマップを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力色がグレイである場合は画像形成装
    置に大略黒単色で記録媒体上に画像を形成させるように
    色処理するグレイ補償処理を、マニュアル指示に基づき
    設定する設定手段と、 前記設定に基づき入力画像データに対して色処理を行う
    色処理手段を有し、 前記色処理手段は前記グレイ補償処理が設定されていな
    い場合は、グレイを示す入力画像データに対して、グレ
    イ以外の色を示す入力画像データと同様な色処理を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記入力画像データのオブジェ
    クトの種類を判別するオブジェクト判別手段を有し、 前記設定手段はオブジェクトの種類に対応して前記グレ
    イ補償処理を設定し、 前記色処理手段は前記判別されたオブジェクトの種類
    と、前記設定に基づき色処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトには、イメージ、文
    字、ベクターが含まれることを特徴とする請求項2記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力画像データはオブジェクト情報
    であり、前記判別手段は前記オブジェクト情報に含まれ
    ている描画コマンドに基づきオブジェクトの種類を判別
    することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記色処理手段は前記画像形成装置の出
    力特性に基づいた色処理を行い、前記画像形成装置で用
    いる記録材料の種類に対応した複数の色成分で構成され
    る画像データを出力することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 オブジェクトの種類ごとにグレイ補償処
    理を設定する設定手段と、 前記設定に基づき、入力画像データのオブジェクトの種
    類に対応した第1の色処理を行う第1の色処理手段と、 前記設定に基づき、前記第1の色処理が行われた画像デ
    ータのオブジェクトの種類に対応した第2の色処理を行
    う第2の色処理手段と、 前記設定された設定に基づき前記第1の色処理手段と前
    記第2の色処理手段とを連動して制御することによっ
    て、前記グレイ補償を実施することを特徴とする画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の色処理はホストコンピュータ
    上に存在するドライバによって行われ、前記第2の色処
    理は画像形成装置によって行われることを特徴とする請
    求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の色処理はカラーマッチング処
    理であり、前記第2の色処理は画像形成手段の出力特性
    に応じた色処理を行うことを特徴とする請求項6記載の
    画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力色がグレイである場合は画像形成装
    置に大略黒単色で記録媒体上に画像を形成させるように
    色処理するグレイ補償処理を、マニュアル指示に基づき
    設定する設定工程と、 前記設定に基づき入力画像データに対して色処理を行う
    色処理工程を有し、 前記色処理手段は前記グレイ補償処理が設定されていな
    い場合は、グレイを示す入力画像データに対して、グレ
    イ以外の色を示す入力画像データと同様な色処理を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 オブジェクトの種類ごとにグレイ補償
    処理を設定する設定工程と、 前記設定に基づき、入力画像データのオブジェクトの種
    類に対応した第1の色処理を行う第1の色処理工程と、 前記設定に基づき、前記第1の色処理が行われた画像デ
    ータのオブジェクトの種類に対応した第2の色処理を行
    う第2の色処理工程と、 前記設定された設定に基づき前記第1の色処理工程と前
    記第2の色処理工程とを連動して制御することによっ
    て、前記グレイ補償を実施することを特徴とする画像処
    理方法。
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