JPH09270729A - 衛星通信用携帯無線端末機 - Google Patents

衛星通信用携帯無線端末機

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JPH09270729A
JPH09270729A JP8104376A JP10437696A JPH09270729A JP H09270729 A JPH09270729 A JP H09270729A JP 8104376 A JP8104376 A JP 8104376A JP 10437696 A JP10437696 A JP 10437696A JP H09270729 A JPH09270729 A JP H09270729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
main body
terminal equipment
satellite communication
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP8104376A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Nishiyama
岳洋 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナを一体的に有する携帯無線端末機
は、使用時にアンテナが側頭部に沿って位置されるた
め、使用の状態によっては衛星に対して遮蔽された状態
となり、アンテナ利得が低下される。 【解決手段】 携帯無線端末機を、端末機の本体部1
と、携帯者の頭部に装着するアンテナ支持具2(23)
と、このアンテナ支持部により携帯者の頭部の上方に支
持されて本体部1にアンテナケーブル24で接続される
アンテナ16とを備えた構成とする。アンナは使用者の
頭部の上方に位置されるため、端末機の使用状態や方向
を気にすることなく常にアンテナの最大利得の状態で通
信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星を介して通信を
行うための携帯無線端末機に関し、特にアンテナ特性を
改善した無線端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信用無線端末機では、衛星との間
で無線電波を送受するためのアンテナが必須のものであ
る。従来の携帯用無線端末機、例えば携帯電話機は、例
えば、図3のように、電話機本体部1の筐体11にマイ
ク12、操作部13、表示部14、スピーカ15が設け
られており、この電話機本体部1の上部にアンテナ16
が設けられている。このアンテナ16は電話機本体部1
に対して伸縮可能に構成されたものが多いが、伸長した
場合でもそれほど長いものとはなっていない。このた
め、この電話機を実際に使用するときには、図4のよう
にスピーカ15を耳に当てた状態で使用するため、アン
テナ16が使用者の側頭部に位置されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、衛星Sが
頭部の反対側に位置されるような場合には、アンテナが
頭部によって隠されることになり、電波が遮蔽されて電
話機に十分な受信電界を得ることができなくなる場合が
ある。通常、マイクロ波帯における通信の場合、人体頭
部による電波の遮蔽により、約7dB程度の損失が生じ
ることが知られている。したがって、使用者は、向きを
変えながら通話を行う必要があり、使用上の問題が生じ
る。また、移動しながら通信を行う必要がある場合に
は、必要とされる方向に向けることが難しい場合もあ
る。また、送信電力を上げてマージンを得る場合には、
消費電力の増加により電池の寿命が短くなるという問題
が生じる。
【0004】なお、特開昭63−303523号公報に
は、図5に示すように、通信機100の本体一部101
を回動可能に構成し、この部分に平面アンテナ102を
設けることで、この部分101を可動させてアンテナ1
02の向きを調整することができるようにしたものが提
案されているが、いわゆるハンディタイプの通信機に対
しては、その使用形態を考慮したときには、このような
機能を有する可動部を設けることは困難であり、仮に設
けられた場合でも可動部を適切な方向に向けた状態で使
用することは難しい場合が多く、前記した問題を解消す
ることはできない。
【0005】本発明の目的は、アンテナ利得を高めた携
帯用電話機等に好適な無線端末機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、衛星を介して
通信を行う携帯無線端末機において、端末機の本体部
と、携帯者の頭部に装着するアンテナ支持具と、このア
ンテナ支持部により携帯者の頭部の上方に支持されて前
記本体部にアンテナケーブルで接続されるアンテナとを
備えた構成とされる。ここで、アンテナ支持具は、例え
ばヘッドホン型のスピーカの一部として構成される。ま
た、アンテナは、本体部とアンテナ支持具との間で着脱
可能に構成され、あるいはアンテナ支持部に固定的に設
けらる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を携帯電話機に適用し
た一実施形態を示しており、同図(a)は電話機本体部
1、同図(b)は本発明の電話機全体の構成をそれぞれ
示す斜視図である。電話機本体部1は、従来の携帯電話
機と同様に片手で保持可能な筐体11にマイク12、操
作部13、表示部14、スピーカ15等が設けられてい
る。また、本体部1の筐体11の上面にはアンテナ16
が設けられており、筐体11に対して伸縮可能に構成さ
れている。これらの構成はこれまでの電話機とほぼ同様
であるので詳細な説明は省略する。
【0008】前記アンテナ16は、ここでは、その基部
において本体部1から着脱可能に構成されている。すな
わち、アンテナ16は筐体11に内装されているアンテ
ナ可動部17に取着されており、このアンテナ可動部1
7の移動に伴ってアンテナ16を本体部1に対して伸縮
可能とし、かつ伸長した状態のときにアンテナ基部にお
いてアンテナ16をアンテナ可動部17に対して着脱可
能な構成とされている。
【0009】一方、この電話機にはヘッドホン型のスピ
ーカ2が設けられる。このスピーカは2は、一対のホー
ン部21と、これらホーン部21を連結するバンド体2
2とで構成されており、さらに一方のホーン部21には
これと一体にアンテナ支持部23が一体に形成されてお
り、このアンテナ支持部23に対して前記電話機本体部
1から取り外したアンテナ16を装着することができる
ように構成される。また、このアンテナ支持部23に接
続されるアンテナケーブル24は、前記スピーカ2の接
続コード25と共に一体化されており、この一体化され
たコード28の先端部においてそれぞれ分岐され、それ
ぞれにコネクタ26,27が接続されている。
【0010】したがって、この電話機では、ヘッドホン
型のスピーカ2を使用するときには、電話機本体部1か
らアンテナ16を取り外し、そのアンテナ16をスピー
カのアンテナ支持部23に装着する。そして、一体化コ
ード28の先端に設けられているアンテナケーブル24
のコネクタ26を前記アンテナを取り外している電話機
本体部1のアンテナ可動部17に装着し、本体部1との
アンテナ接続を行う。また、これと同時に一体化コード
28の先端のスピーカコード25のコネクタ27を本体
部1に設けられているスピーカジャックに挿入して電気
接続を行う。
【0011】これにより、図2に示すように、ヘッドホ
ン型スピーカ2を頭部に装着した使用状態ではアンテナ
16はスピーカ2の上方に突出されることになり、その
全体が頭部の上方に位置されることになる。したがっ
て、衛星Sと使用者の頭部との位置関係にかかわらず、
アンテナ16は常に衛星Sに対してその全体が露呈され
ることになり、アンテナを最大利得状態で使用すること
が可能となる。このため、使用者は電話機本体部の向き
や方向を考慮することなく、自由な状態で好適な利用が
可能となる。
【0012】なお、ヘッドホン型スピーカを使用しない
場合には、アンテナ16をヘッドホン型スピーカ2から
取り外し、電話機本体部1のアンテナ可動部17に取着
すれば従来の携帯電話機と同様に利用することが可能で
ある。
【0013】ここで、ヘッドホン型スピーカ2に専用の
アンテナを固定的に設けておき、かつ電話機本体部1に
外部アンテナ接続用のジャックを設けておけば、電話機
本体部1のアンテナ16は本体部1内に収納にしたまま
でヘッドホン型スピーカ2のアンテナに接続されている
アンナコードのコネクタを外部アンテナ接続用ジャック
に接続すれば、直ちに前記した使用状態に設定できる。
したがって、アンテナを着脱する必要がない分だけ、取
り扱いが便利なものとなる。
【0014】また、ヘッドホン型スピーカに装備するア
ンナテは、一対のホーン部21を連結しているバンド体
22に沿って、あるいはこれに埋設した構成としてもよ
い。このようにしても、アンテナは常に頭部の上側に位
置されるため、衛星に対して全体が露呈されることにな
り、その利得を高いものに維持できる。
【0015】また、前記実施形態は本発明を携帯電話機
に適用した例を示しているが、衛星通信を行う各種の無
線端末機に適用できる。また、ヘッドホン型スピーカは
前記した構成のものに限られず、例えばスピーカとマイ
クとが一体化されたハンズフリーセットとして構成され
る場合でも全く同様に本発明が適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、端末機の
本体部と、携帯者の頭部に装着するアンテナ支持具と、
このアンテナ支持部により携帯者の頭部の上方に支持さ
れて本体部にアンテナケーブルで接続されるアンテナと
を備えた構成としているので、端末機の使用状態や方向
を気にすることなく常にアンテナの最大利得の状態で通
信を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を携帯電話機に適用した実施形態の本体
部と、電話機全体のそれぞれの斜視図である。
【図2】本発明の携帯電話機の使用状態を説明するため
の概略図である。
【図3】従来の一般的な携帯電話機の斜視図である。
【図4】従来の携帯電話機の問題点を説明するための概
略図である。
【図5】従来の改善された無線端末機の一例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 電話機本体部 2 ヘッドホン型スピーカ 16 アンテナ 21 スピーカホーン 22 バンド体 23 アンテナ支持部 24 アンテナケーブル 26 コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星を介して通信を行う携帯無線端末機
    において、端末機の本体部と、携帯者の頭部に装着する
    アンテナ支持具と、このアンテナ支持部により携帯者の
    頭部の上方に支持されて前記本体部にアンテナケーブル
    で接続されるアンテナとを備えることを特徴とする衛星
    通信用携帯無線端末機。
  2. 【請求項2】 アンテナ支持具は、ヘッドホン型のスピ
    ーカの一部として構成されてなる請求項1の衛星通信用
    携帯無線端末機。
  3. 【請求項3】 アンテナは、端末機の本体部とアンテナ
    支持具との間で着脱可能に構成される請求項1または2
    の衛星通信用携帯無線端末機。
  4. 【請求項4】 アンテナはアンテナ支持具に固定的に支
    持されてなる請求項1または2の衛星通信用携帯無線端
    末機。
JP8104376A 1996-03-31 1996-03-31 衛星通信用携帯無線端末機 Pending JPH09270729A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8104376A JPH09270729A (ja) 1996-03-31 1996-03-31 衛星通信用携帯無線端末機

Applications Claiming Priority (1)

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JP8104376A JPH09270729A (ja) 1996-03-31 1996-03-31 衛星通信用携帯無線端末機

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JPH09270729A true JPH09270729A (ja) 1997-10-14

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ID=14379073

Family Applications (1)

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JP8104376A Pending JPH09270729A (ja) 1996-03-31 1996-03-31 衛星通信用携帯無線端末機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980165B2 (en) 2003-01-31 2005-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus with antenna
WO2007122805A1 (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Temco Japan Co., Ltd. アンテナ付きハンドマイクのケーブルを携帯無線機本体へ接続するためのコネクタ

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