JPH09270696A - 小振幅伝送回路及び半導体集積回路 - Google Patents

小振幅伝送回路及び半導体集積回路

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JPH09270696A
JPH09270696A JP8077158A JP7715896A JPH09270696A JP H09270696 A JPH09270696 A JP H09270696A JP 8077158 A JP8077158 A JP 8077158A JP 7715896 A JP7715896 A JP 7715896A JP H09270696 A JPH09270696 A JP H09270696A
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voltage source
type transistor
channel
circuit
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JP8077158A
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Yutaka Kawashima
裕 川嶋
Yutaka Tanaka
豊 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧分の振幅を持つ入力信号を小振幅化
して出力することができ、負荷容量の非常に大きい配線
等を駆動する際に充放電による消費電力を削減すること
ができる小振幅伝送回路を提供する。 【解決手段】 ドレインが第1の電圧源に接続され且つ
バックゲートが第2の電圧源に接続された第1のNチャ
ネル型トランジスタと、ドレインが第2の電圧源に接続
され且つバックゲートが第1の電圧源に接続された第1
のPチャネル型トランジスタとを有し、前記第1のNチ
ャネル型トランジスタと前記第1のPチャネル型トラン
ジスタの各ゲートを入力ノードで共通接続すると共に、
その各ソースを出力ノードで共通接続し、前記入力ノー
ドと前記出力ノードとの間に、前記第1のNチャネル型
トランジスタ及び前記第1のPチャネル型トランジスタ
よりも小さい電流駆動能力を有する正転バッファを接続
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大きな容量性負荷
を駆動するバッファ回路等に使用され、小振幅の信号を
転送する小振幅伝送回路、及びこの小振幅伝送回路を備
えた半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッファ回路の基本的な回路構成
は、図6に示すようにインバータ101,102を2個
直列に接続したものとなっている。ここで、インバータ
101は、電源電位VDDと接地電位GNDとの間に直
列接続されたPチャネル型MOSトランジスタ(以下、
単にP−MOSという)101aとNチャネル型MOS
トランジスタ(以下、単にN−MOSという)101b
とからなるCMOSインバータである。同様に、インバ
ータ102は、P−MOS102aとN−MOS102
bからなるCMOSインバータである。
【0003】この回路は、論理を正転で伝送し、“L”
レベルの電位は接地電位GNDをとり、“H”レベルの
電位は電源電位VDDをとるため、振幅は電源電圧分と
なり、CMOSレベルをフルスイングする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバッファ回路では、次のような問題点があった。す
なわち、負荷容量が非常に大きい回路、配線または素子
を駆動する部分に図6に示す回路を使用した場合、その
容量の充放電による消費電力は非常に大きなものとな
る。
【0005】例えば、400pFの負荷容量を電源電圧
5V、動作周波数50MHzの動作条件で充放電を行う
と、消費電力Pは式(1)により求めることができ、 P=f・C・V2 …(1) (但し、f:動作周波数、C:負荷容量、V:振幅電
圧)P=500mWとなり、かなりの消費電力となる。
【0006】LSIが大規模化してきている今日では、
このように負荷容量の大きな配線等を駆動する場合が多
くあり、特にクロック信号配線には非常に多くのフリッ
プフロップのクロック端子が接続され、これを駆動する
クロックバッファは非常に大きな負荷容量を駆動するこ
とになる。これを従来のような電源電圧分のフルスイン
グを行うバッファで駆動しては消費電力が多大なものに
なる。
【0007】さらに、この消費電力は発熱を生み、温度
上昇によってLSI素子の遅延時間は増大する。また、
温度による信頼性等の問題から、LSIのパッケージは
熱抵抗の低いものを選ぶ必要が生じ、また放熱器具の付
加などコスト面にも悪影響を及ぼす。
【0008】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、電源電圧分の
振幅を持つ入力信号を小振幅化して出力することがで
き、負荷容量の非常に大きい配線等を駆動する際に充放
電による消費電力を削減することができる小振幅伝送回
路を提供することである。またその他の目的は、出力側
に接続されるCMOS入力回路に生ずる貫通電流を抑制
した小振幅伝送回路を提供することである。さらにその
他の目的は、前記小振幅伝送回路の出力を受けるCMO
S入力回路に貫通電流が流れず、安定して動作する半導
体集積回路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明である小振幅伝送回路の特徴は、ドレイ
ンが第1の電圧源に接続され且つバックゲートが第2の
電圧源に接続された第1のNチャネル型トランジスタ
と、ドレインが第2の電圧源に接続され且つバックゲー
トが第1の電圧源に接続された第1のPチャネル型トラ
ンジスタとを有し、前記第1のNチャネル型トランジス
タと前記第1のPチャネル型トランジスタの各ゲートを
入力ノードで共通接続すると共に、その各ソースを出力
ノードで共通接続し、前記入力ノードと前記出力ノード
との間に、前記第1のNチャネル型トランジスタ及び前
記第1のPチャネル型トランジスタよりも小さい電流駆
動能力を有する正転バッファを接続したことにある。
【0010】この第1の発明によれば、第1のNチャネ
ル型トランジスタ及び第1のPチャネル型トランジスタ
はソースフォロア動作をするため、出力ノードから送出
される出力は電源電圧分をフルスイングしないものとな
る。つまり、出力ノードからの出力の“L”レベルと
“H”レベルがそれぞれ第2の電圧源(例えば接地電
位)よりも高い電位、第1の電圧源(例えば電源電位)
よりも低い電位になるようにして出力がフルスイングし
ないような正転バッファ動作を行う。一方、正転バッフ
ァは、電源電圧分でフルスイングするが、電流駆動能力
が小さいため、通常動作では第1のNチャネル型トラン
ジスタ及び第1のPチャネル型トランジスタの動作が支
配的となり、結果として、出力は電源電圧分でフルスイ
ング動作をせず、それよりも小さな振幅となる。これに
対して、待機時または動作周期が非常に長いときには、
正転バッファのフルスイングの出力により出力の“L”
レベル及び“H”レベルはそれぞれ接地電位及び電源電
位で安定し、この回路の出力側に接続されるCMOS回
路での貫通電流を確実に抑えることができる。
【0011】第2の発明である小振幅伝送回路の特徴
は、上記第1の発明において、前記第1のNチャネル型
トランジスタ及び前記第1のPチャネル型トランジスタ
の閾値電圧を、他のNチャネル型トランジスタ及びPチ
ャネル型トランジスタの閾値電圧よりも低く設定したこ
とにある。
【0012】この第2の発明によれば、出力ノードから
送出される出力の振幅が多少大きくなり、この出力を受
けるCMOS回路での貫通電流を抑えることができる。
【0013】第3の発明である小振幅伝送回路の特徴
は、上記第1の発明において、入力部を構成するNチャ
ネル型トランジスタ及びPチャネル型トランジスタのデ
ィメンジョン比を制御して、回路閾値を前記出力ノード
より送出される出力信号の振幅のセンター値に設定した
CMOS入力回路を、前記出力ノードに接続したことに
ある。
【0014】この第3の発明によれば、第1の発明の回
路に接続されるCMOS入力回路は、第1の発明の回路
の出力する信号で安定して動作し、貫通電流を最小に抑
えることができる。
【0015】第4の発明である半導体集積回路の特徴
は、ドレインが第1の電圧源に接続され且つバックゲー
トが第2の電圧源に接続された第1のNチャネル型トラ
ンジスタと、ドレインが第2の電圧源に接続され且つバ
ックゲートが第1の電圧源に接続された第1のPチャネ
ル型トランジスタとを有し、前記第1のNチャネル型ト
ランジスタと前記第1のPチャネル型トランジスタの各
ゲートを第1の入力ノードで共通接続すると共に、その
各ソースを第1の出力ノードで共通接続した小振幅伝送
回路と、前記第1の出力ノードにゲートが共通接続され
た第2のPチャネル型トランジスタと第2のNチャネル
型トランジスタ、第1の電圧源に接続され前記第2のP
チャネル型トランジスタのソースの電位をレベルシフト
する第1のレベルシフト手段、及び第2の電圧源に接続
され前記第2のNチャネル型トランジスタのソースの電
位をレベルシフトする第2のレベルシフト手段を有し、
前記第2のPチャネル型トランジスタと前記第2のNチ
ャネル型トランジスタのドレインを中間ノードで共通接
続し、前記中間ノードと第2の出力ノードとの間に第1
と第2の反転バッファを逆並列接続したCMOS入力回
路とを備えたことにある。
【0016】この第4の発明によれば、第1の出力ノー
ドから入力される信号が小振幅であっても、第1及び第
2のレベルシフト手段によって生ずるレベルシフト分だ
け、第2のPチャネル型トランジスタと第2のNチャネ
ル型トランジスタのゲート・ソース間電圧は大きくなる
ため、これらトランジスタで構成される反転バッファに
は貫通電流が流れず安定して動作する。一方、中間ノー
ドの信号は、前記レベルシフト分だけ振幅が小さくな
る。よって、この信号を第1と第2の反転バッファに通
すことによって電源電圧分の振幅に戻し、第2の出力ノ
ードから送出される出力とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る小振幅伝送回路の回路図である。
【0018】この小振幅伝送回路は、ドレインが第1の
電圧源(電源電位)VDDに接続され且つバックゲート
が第2の電圧源(接地電位)GNDに接続されたN−M
OS(第1のNチャネル型トランジスタ)1と、ドレイ
ンが第2の電圧源GNDに接続され且つバックゲートが
第1の電圧源VDDに接続されたP−MOS(第1のP
チャネル型トランジスタ)2とを有している。そして、
N−MOS1とP−MOS2の各ゲートが、入力ノード
N1で共通接続され、その各ソースは出力ノードN2で
共通接続されている。
【0019】さらに、入力ノードN1と出力ノードN2
との間には、前記N−MOS1及びP−MOS2よりも
小さい電流駆動能力を有する正転バッファ3が並列接続
されている。ここで、本回路は、入力ノードN1には入
力信号INが、出力ノードN2からは出力信号OUT1
が送出されるようになっている。
【0020】図2は、図1中の正転バッファ3の回路構
成を示す回路図である。正転バッファの駆動能力を小さ
くするためには、正転バッファを構成するMOSトラン
ジスタのゲート幅・ゲート長等のディメンジョンを調整
することにより実現することができる。この調整は、カ
スタムLSIやセルベースICのようにセル、トランジ
スタ単位でディメンジョンが変えられる場合には容易で
ある。しかし、ゲートアレイのようにトランジスタのデ
ィメンジョンが固定されてしまっている場合には、図2
におけるP−MOS11と12、P−MOS13と1
4、N−MOS15と16、及びN−MOS17と18
のように、MOSトランジスタを直列に接続してゲート
長を大きくし、駆動能力を小さくすることができる。こ
の図2に示す例ではMOSトランジスタは2段直列に接
続されているが、この段数は3段以上あってもよい。
【0021】次に、本実施形態の動作について説明す
る。N−MOS1とP−MOS2は、前記の接続によ
り、それぞれソースフォロワ動作をする。すなわち、N
−MOS1においては、ゲート・ソース間の電圧VGS
が該N−MOS1の閾値電圧VTHnよりも小さくなる
とオフ状態になるため、出力OUT1の“H”レベルは
第1の電圧源VDDよりVTHn分低い電圧までしか上
がらない。実際には、バックゲート効果により、出力O
UT1の“H”レベルは、第1の電圧源VDDから閾値
電圧VTHnを差し引いた値(VDD−VTHn)より
も若干低くなる。
【0022】P−MOS2においても同様の動作によ
り、出力OUT1の“L”レベルはP−MOS2の閾値
電圧VTHpよりも若干高い値までしか下がらない。
【0023】一方、正転バッファ3は、電源電圧分をフ
ルスイングするが、駆動能力が小さいため通常動作では
前記N−MOS1及びP−MOS2の動作が支配的とな
り、結果として出力OUT1は電源電圧分のフルスイン
グ動作をせず、それよりも小さな振幅となる。
【0024】なお、この図1の回路は、入力信号INが
“H”レベルの場合にはN−MOS1がオンして、
“H”レベルの出力信号OUT1が出力され、“L”レ
ベルの場合にはP−MOS2がオンして、“L”レベル
の出力信号OUT1が出力されるため、伝送は正転動作
となる。
【0025】この出力OUT1の波形の様子を表す概略
図を図3に示す。図中の波形IN1,OUT1はそれぞ
れ図1の回路の入力信号IN1の波形、出力信号OUT
1の波形を表している。入力波形IN1が電源電圧分の
フルスイングをしているに対し、出力波形OUT1は上
述した動作により“H”レベルは(VDD−VTHn)
よりも若干低い電位、“L”レベルはVTHpよりも若
干高い電位になり、小振幅動作になっている。
【0026】ここで、この図1の回路の小振幅の出力O
UT1を通常のCMOS回路で受けた場合、その入力部
のN−MOSとP−MOSの閾値電圧VTHにばらつき
があると貫通電流が流れてしまう恐れがある。しかし、
非常に大きい負荷容量を駆動する場合には、小振幅化に
よる充放電の消費電力の削減効果の方が大きくなる。例
えば、前記の式(1)において、消費電力Pは振幅電圧
Vの2乗に比例するため、振幅電圧が1/2になれば消
費電力を1/4に抑えることができる。
【0027】一方、待機時及び動作周期が非常に長い場
合には正転バッファ3のフルスイング出力により出力O
UT1のレベルは第2の電圧源GND及び第1の電圧源
VDDで安定するため、図1の小振幅出力OUT1を通
常のCMOS回路で受けた場合でもその入力部のMOS
トランジスタで貫通電流は流れない。
【0028】なお、動作時の貫通電流が多くなりそうで
あれば、N−MOS1及びP−MOS2の閾値を他のM
OSトランジスタの閾値よりも低くすることにより、出
力信号OUT1の振幅を多少大きくし、その出力信号O
UT1を受けるCMOS回路での貫通電流を抑えること
も可能である。
【0029】また、図1の回路の出力OUT1を受ける
CMOS回路の入力部のN−MOSとP−MOSのディ
メンジョン比を制御し、回路閾値を図1の回路の出力振
幅のセンター値にそろえ、図1の回路の出力OUT1で
安定して動作するようにすれば、貫通電流を最小に抑え
ることができる。
【0030】図4は、本発明の第2実施形態に係る半導
体集積回路の回路図である。本回路は、図1に示す小振
幅伝送回路の出力ノードN2に接続されるCMOS回路
入力部の一例を示すものであり、貫通電流が流れないで
安定して動作するように構成されたものである。
【0031】その構成を具体的に説明する。図4におい
て、このCMOS回路入力部は、前述の図1に示す小振
幅伝送回路の出力ノードN2に、入力ノードN11を介
して各ゲートが共通接続されたP−MOS(第2のPチ
ャネル型トランジスタ)21及びN−MOS(第2のN
チャネル型トランジスタ)22と、ゲート及びドレイン
が第1の電圧源VDDに共通接続され且つソースが前記
P−MOS21のソースに接続されるN−MOS23
(第1のレベルシフト手段)と、ゲート及びドレインが
第2の電圧源GNDに共通接続され且つソースが前記N
−MOS22のソースに接続されるP−MOS24(第
2のレベルシフト手段)とを有している。
【0032】そして、通常の反転バッファを構成する前
記P−MOS21と前記N−MOS22の各ドレイン
は、中間ノードN12で共通接続され、さらに前記中間
ノードN12と出力ノードN13との間には、第1と第
2の反転バッファ(インバータ)25,26が逆並列接
続されている。
【0033】ここで、入力ノードN11に供給される信
号を入力信号IN2(図1の出力信号OUT1)とし、
出力ノードN13から送出される信号を出力信号OUT
2とする。
【0034】次に動作を説明する。P−MOS21とN
−MOS22の各ソースは、それぞれN−MOS23と
P−MOS24により生ずる電圧降下分レベルがシフト
する。従って、入力ノードN11に入力される入力信号
IN2が小振幅であっても、このレベルシフト分だけP
−MOS21とN−MOS22のゲート・ソース間電圧
VGSは大きくなるため、P−MOS21とN−MOS
22による反転バッファは貫通電流が流れずに安定して
動作する。
【0035】一方、P−MOS21とN−MOS22の
共通ドレインである中間ノードN2の信号は、前記レベ
ルシフト分だけ“H”レベル側及び“L”レベル側でそ
れぞれ振幅が小さくなる。よって、この信号を反転バッ
ファ25,26による保持回路部分に通すことによって
電源電圧分の振幅に戻し、出力ノードN13へと出力さ
せている。
【0036】この図4の回路は、入力ノードN11に入
力される入力信号IN2が常に図1の小振幅のレベルで
あっも貫通電流が流れないため、この回路の入力に図1
の回路の出力を接続する場合には、図1中の正転バッフ
ァ3を省略してもよい。
【0037】図5は、本発明の第3実施形態に係る半導
体集積回路の回路図である。本回路は、上記図4の回路
において、第1及び第2のレベルシフト手段としてのN
−MOS23及びP−MOS24をそれぞれダイオード
23a,24aで置き換えたものである。
【0038】このように構成しても、上記図4の回路と
同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
である小振幅伝送回路によれば、電源電圧分の振幅を持
つ入力信号を小振幅化して出力することができ、負荷容
量の非常に大きい配線等を駆動する際に充放電による消
費電力を削減することができる。また、待機時及び動作
周期の非常に長い場合において、出力の“H”レベル、
“L”レベルはそれぞれ電源電位、接地電位で安定する
ため、この回路の出力を受けるCMOS回路に貫通電流
は流れず、回路が静的な状態ならば通常のCMOS回路
と同様に消費電力を抑えることができる。
【0040】第2の発明である小振幅伝送回路によれ
ば、上記第1の発明において、第1のNチャネル型トラ
ンジスタ及び第1のPチャネル型トランジスタの閾値電
圧を、他のNチャネル型トランジスタ及びPチャネル型
トランジスタの閾値電圧よりも低くしたので、出力ノー
ドから送出される出力の振幅を多少大きくすることがで
き、この出力を受けるCMOS回路での貫通電流を抑え
ることが可能となる。
【0041】第3の発明である小振幅伝送回路によれ
ば、上記第1の発明において、入力部を構成するNチャ
ネル型トランジスタ及びPチャネル型トランジスタのデ
ィメンジョン比を制御して、第1の発明の回路より送出
される出力信号の振幅のセンター値に回路閾値を設定し
たCMOS入力回路を接続したので、このCMOS入力
回路は、第1の発明の回路の出力する信号で安定して動
作し、貫通電流を最小に抑えることが可能となる。
【0042】第4の発明である半導体集積回路によれ
ば、上記第1の発明と同様の効果を得ることができるほ
か、小振幅伝送回路の出力を受けるCMOS入力回路に
貫通電流が発生せず、動作を安定化することが可能とな
る。さらに、上記第1の発明の小振幅伝送回路における
正転バッファを省略した構成でもよく、回路構成を簡単
化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る小振幅伝送回路の
回路図である。
【図2】図1中の正転バッファ3の回路構成を示す回路
図である。
【図3】図1の回路の入力及び出力波形の様子を表す概
略図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る半導体集積回路の
回路図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る半導体集積回路の
回路図である。
【図6】従来のバッファ回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 N−MOS(第1のNチャネル型トランジスタ) 2 P−MOS(第1のPチャネル型トランジスタ) 3 正転バッファ 21 P−MOS(第2のPチャネル型トランジスタ) 22 N−MOS(第2のNチャネル型トランジスタ) 23 N−MOS(第1のレベルシフト手段) 24 P−MOS(第2のレベルシフト手段) 25 第1の反転バッファ 26 第2の反転バッファ 23a ダイオード(第1のレベルシフト手段) 24a ダイオード(第2のレベルシフト手段) N1,N11 入力ノード N2,N12 出力ノード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレインが第1の電圧源に接続され且つ
    バックゲートが第2の電圧源に接続された第1のNチャ
    ネル型トランジスタと、ドレインが第2の電圧源に接続
    され且つバックゲートが第1の電圧源に接続された第1
    のPチャネル型トランジスタとを有し、前記第1のNチ
    ャネル型トランジスタと前記第1のPチャネル型トラン
    ジスタの各ゲートを入力ノードで共通接続すると共に、
    その各ソースを出力ノードで共通接続し、 前記入力ノードと前記出力ノードとの間に、前記第1の
    Nチャネル型トランジスタ及び前記第1のPチャネル型
    トランジスタよりも小さい電流駆動能力を有する正転バ
    ッファを接続したことを特徴とする小振幅伝送回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のNチャネル型トランジスタ及
    び前記第1のPチャネル型トランジスタの閾値電圧を、
    他のNチャネル型トランジスタ及びPチャネル型トラン
    ジスタの閾値電圧よりも低く設定したことを特徴とする
    請求項1記載の小振幅伝送回路。
  3. 【請求項3】 入力部を構成するNチャネル型トランジ
    スタ及びPチャネル型トランジスタのディメンジョン比
    を制御して、回路閾値を前記出力ノードより送出される
    出力信号の振幅のセンター値に設定したCMOS入力回
    路を、前記出力ノードに接続したことを特徴とする請求
    項1記載の小振幅伝送回路。
  4. 【請求項4】 ドレインが第1の電圧源に接続され且つ
    バックゲートが第2の電圧源に接続された第1のNチャ
    ネル型トランジスタと、ドレインが第2の電圧源に接続
    され且つバックゲートが第1の電圧源に接続された第1
    のPチャネル型トランジスタとを有し、前記第1のNチ
    ャネル型トランジスタと前記第1のPチャネル型トラン
    ジスタの各ゲートを第1の入力ノードで共通接続すると
    共に、その各ソースを第1の出力ノードで共通接続した
    小振幅伝送回路と、 前記第1の出力ノードにゲートが共通接続された第2の
    Pチャネル型トランジスタと第2のNチャネル型トラン
    ジスタ、第1の電圧源に接続され前記第2のPチャネル
    型トランジスタのソースの電位をレベルシフトする第1
    のレベルシフト手段、及び第2の電圧源に接続され前記
    第2のNチャネル型トランジスタのソースの電位をレベ
    ルシフトする第2のレベルシフト手段を有し、前記第2
    のPチャネル型トランジスタと前記第2のNチャネル型
    トランジスタのドレインを中間ノードで共通接続し、前
    記中間ノードと第2の出力ノードとの間に第1と第2の
    反転バッファを逆並列接続したCMOS入力回路とを備
    えたことを特徴とする半導体集積回路。
JP8077158A 1996-03-29 1996-03-29 小振幅伝送回路及び半導体集積回路 Pending JPH09270696A (ja)

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