JPH09269886A - 情報処理装置およびコントローラ - Google Patents

情報処理装置およびコントローラ

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JPH09269886A
JPH09269886A JP8079825A JP7982596A JPH09269886A JP H09269886 A JPH09269886 A JP H09269886A JP 8079825 A JP8079825 A JP 8079825A JP 7982596 A JP7982596 A JP 7982596A JP H09269886 A JPH09269886 A JP H09269886A
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JP
Japan
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display
memory
data
displays
controller
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JP8079825A
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Makiko Ikeda
牧子 池田
宏之 ▲真▼野
Hiroyuki Mano
Isao Takita
功 滝田
Toru Owada
徹 大和田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面を見易くし、作業を容易にすることの
できる情報処理システムを実現する。 【解決手段】表示ボード206をコントローラ207、
M個のメモリ211−1から211−M及びL個のディ
スプレイ217を1個ずつ接続するM個のコネクタ21
5−1から215−Mで構成し、コントローラ207で
開いたアプリケーションとメモリ211を対応させ、各
メモリ211に格納した表示データを、各メモリ211
に(1<L≦M)対応する表示を行うべきディスプレイ
217に接続するコネクタ215に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置および
コントーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置は、例えば、「最新
パソコン技術大系’95」P88〜P89(日経BP
社)に記載されている情報処理装置がある。そこで、従
来の情報処理装置の表示制御について、図27を用いて
説明する。
【0003】図27は従来の情報処理装置のブロック図
である。2701はCPUであり、2702はアドレス
バスであり、2703は制御信号バスであり、2704
はデータバスである。2705は情報処理装置の主記憶
装置であり、2706は表示ボードである。2707は
コントローラであり、2708はメモリである。270
9は表示システム2706に接続する1個のディスプレ
イである。
【0004】従来の情報処理装置は、図27に示すよう
に、CPU2701、主記憶装置2705、1枚の表示
ボード2706で構成され、表示ボード2706には、
ディスプレイ2709が1個だけ接続できる。従って、
従来の表示装置で用いられるディスプレイは1個であ
る。次に、従来の情報処理装置の表示制御について説明
する。
【0005】CPU2701は、アドレスバス270
2、制御信号バス2703、データバス2704を介し
て、アドレス、制御信号、表示データを表示ボード27
06へ転送する。表示ボード2706を構成するコント
ローラ2707は、アドレス、制御信号に従って、転送
された表示データをメモリ2708へ書き込む。そし
て、描画アクセスを行う場合には、コントローラ270
7は、CPU2701からアドレスバス2702、制御
信号バス2703を介して転送される描画アドレス、描
画アクセス制御信号に従って、メモリ2708に描画ア
クセスを行い、データバス2704を介してデータのや
り取りを行う。ディスプレイ2709に表示を行う場合
は、コントローラ2706は、メモリ2708に格納さ
れている表示データを読み出し、CPU2701から制
御信号バス2703を介して転送される表示制御信号と
共にディスプレイ2709に転送し、表示を行う。
【0006】本従来例では、メモリ2708に格納され
ている表示データを、ディスプレイ2709のR,G,
B各々1画素ずつの画素データとするので、ディスプレ
イ2709へ直接転送している。この場合は、メモリ2
708として、大容量メモリが必要になる。そこで、メ
モリ2708に格納するデータをR,G,B1画素ずつ
で構成される1ドット分のデータとし、ドットデータか
らR,G,B各画素データに変換するカラーパレットを
用いることで、メモリ2708の容量を低減し、各同様
のカラー表示を行う方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のPC,WS等の
情報処理システムでは、接続されているディスプレイは
1台であり、複数のアプリケーションを開く場合は、一
画面上に同時に全アプリケーションがウィンドウ表示さ
れる。このような表示では、一画面上に複数のアプリケ
ーションを並べて作業する場合、一つのアプリケーショ
ンに対する表示エリアが小さくなり、作業を行い難いと
いう問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】PC,WS等の一つの情
報処理システムに複数のディスプレイを設け、各ディス
プレイ毎に、同時に開くアプリケーションを設定し、1
から複数のアプリケーションずつ別個に表示する。
【0009】PC等の一つの情報処理システムに複数の
ディスプレイを設け、各ディスプレイに対して、同時に
開くアプリケーションを設定し、1から複数のアプリケ
ーションずつ別個に表示することにより、同時に複数の
アプリケーションを並べて作業を行う場合でも、個々の
アプリケーションに対する表示エリアを広くすることが
でき、作業が行い易くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例にいついて、図1
から図12を用いて説明する。
【0011】初めに、図1を用いて本発明の情報処理シ
ステムのディスプレイ表示画面について説明する。
【0012】図1は、従来の情報処理システムと本発明
の情報処理システムの表示画面である。101は従来シ
ステムの情報処理装置の本体(PC,WS等)であり、
102は本体101に接続されている1台のディスプレ
イである。103は本発明のシステムの情報処理装置の
本体(PC,WS等)であり、104は本体103に接
続されている複数のディスプレイである(ここでは、デ
ィスプレイ数を3とする)。従来システム及び本発明の
システムでは、アプリケーションとして、システムアプ
リケーションを含むアプリケーションAp.1からAp.N(こ
こではN=4とする)が同時に開かれている。
【0013】従来システムでは、複数のアプリケーショ
ンを同時に開いた場合、接続されている一つのディスプ
レイの一画面上に全アプリケーションを同時に表示する
ため、図1に示すようなウィンドウ表示となっている。
これに対し、本発明のシステムでは、同時に開いた複数
のアプリケーションを接続されている複数のディスプレ
イに、任意に1から複数個ずつ別個に表示できる。そこ
で、例えば図1に示すように、ディスプレイ1,3に各
々アプリケーションAp.1,Ap.4を表示し、ディスプレイ
2にアプリケーションAp.2及びAp3をウィンドウ表示す
ることができる。
【0014】次に、このような表示制御を行う本発明の
表示制御システムについて、図2から図12を用いて説
明する。
【0015】図2は本発明の表示制御システム構成図で
ある。201はCPUであり、202,203,204
は各々アドレスバス、制御信号バス、データバスであ
る。205はCPU201で、新規に開かれたアプリケ
ーションAP.n(n=1,2,3,...)に付けられる
アプリケーション番号を転送する信号バスである。20
6は表示ボードであり、接続される複数のディスプレイ
に対する表示制御を行う。207はコントローラであ
り、208,209,210は各々描画及び表示アドレ
スを転送するアドレスバス、描画データを転送するデー
タバス、描画及び表示アクセス制御信号を転送する制御
信号バスである。211−1から211−MはM個のメ
モリであり、ディスプレイ217の一画面分の表示デー
タを格納する。212はメモリ211から読み出される
表示データを転送するデータバスであり、213はコン
トローラ207で生成される表示制御信号を転送する信
号バスである。214は表示データを転送するデータバ
スであり、215−1から215−MはM個のコネクタ
である。216は各コネクタ215−1から215−M
の、ディスプレイとの接続状態を示す接続信号を転送す
る信号バスである。217−1から217−Mは各々コ
ネクタ215−1から215−Mに接続するL台のディ
スプレイであり、1<L≦Mである。また、コネクタ2
15−1から215−Mには、各々ディスプレイ217
−1から217−Mを接続するので、各コネクタ215
のコネクタ番号と、ディスプレイ217のディスプレイ
番号は一致している。
【0016】図3はコントローラ207の詳細な構成図
である。301から305は、各々CPUから転送され
る、制御信号を転送する信号バス、ディスプレイの利用
信号を転送する信号バス、新規にアプリケーションを開
く場合に有効になる新規信号を転送する信号線、アプリ
ケーションを閉じる場合に有効となるクローズ信号を転
送する信号線、制御の対象となるアプリケーション番号
を転送する信号バスである。306は接続されているデ
ィスプレイ217が全て表示に使用されている場合に有
効になる全使用信号を転送する信号線である。307は
ディスプレイ217上の表示内容を交換する場合に有効
になる交換信号を転送する信号線であり、308から3
10は各々CPUから転送されるメモリアクセス信号を
転送する信号バス、描画データを転送するデータバス、
描画アドレスを転送するアドレスバスである。ここで、
データバス309、アドレスバス310は、図2に示す
データバス204、アドレスバス202と同一のバスで
あり、信号バス301,302、信号線303,30
4,306,307及び、信号バス308は、図2に示
す制御信号バス203を構成する信号バス及び信号線で
ある。311は表示制御回路であり、312は表示制御
回路で生成された表示制御信号を転送する信号バスであ
る。313は状態表制御回路であり、314は状態表制
御回路313で生成された状態表書き込み信号を転送す
る信号線であり、315は状態表に書き込む状態データ
である。316は、ディスプレイの利用状態、接続状
態、使用状態を記憶するレジスタで構成された状態表で
あり、317は状態表に記憶された状態表データを転送
するデータバスである。318はカウントアップ/セッ
ト信号を転送する信号バスであり、319はディスプレ
イカウンタであり、320はディスプレイカウンタ31
9のカウント値を転送するデータバスである。321は
対応表制御回路であり、322は対応表制御回路321
で生成された対応書き込み信号を転送する信号線であ
り、323は対応表に書き込む対応データである。32
4はアプリケーションの割付けを行った場合に有効とな
る割付け信号を転送する信号線である。325はコネク
タ215−m(即ち、ディスプレイ217−m、m=1
〜M)と、メモリ211−m’(m’=1〜M)、アプ
リケーションAp.n(n=1,2,...)の対応関係を
記憶するレジスタで構成された対応表であり、326は
対応表325に記憶された対応表データを転送するデー
タバスである。327はメモリ制御回路であり、対象と
なるアプリケーションAp.nに対応するメモリ211−m
への描画アクセス及び、ディスプレイ217に表示する
表示データの読み出しを制御する。328は表示交換制
御回路であり、329は交換状態に対応して表示先ディ
スプレイを切り替えるよう制御する表示交換制御回路3
17で生成されるスイッチ制御信号を転送する信号線で
ある。330はメモリ211からデータバス212を介
して転送された表示データを対応するディスプレイに出
力するようスイッチ制御信号329によって制御される
バススイッチであり、331−1から331−Mはコネ
クタ215−1から215−Mに表示データを転送する
データバスである。
【0017】図4は新規に開くアプリケーションを適切
なメモリへ割り付ける場合の状態表316と対応表32
5である。ここで、本実施例ではコネクタ215及びデ
ィスプレイ217の個数M,Lをそれぞれ3とする。表
中CN.Noはコネクタ215のコネクタ番号であり、
メモリNoはメモリ211のメモリ番号である。
【0018】図5は一つのディスプレイ上に複数のアプ
リケーションを表示する場合の各ディスプレイ217−
1から217−3の表示画面である。
【0019】図6は一つのディスプレイ上に複数のアプ
リケーションを表示する場合の状態表316と対応表3
25である。
【0020】図7はディスプレイの表示内容を交換する
場合の状態表316と対応表325である。
【0021】図8はディスプレイの表示内容を交換する
場合のバススイッチ331の動作を示す図である。
【0022】図9はアプリケーションを閉じる場合の状
態表316と対応表325である。
【0023】図10は接続されているディスプレイ21
7のうち、利用しないディスプレイがある場合にアプリ
ケーション割り付け制御を行う時の状態表316と対応
表325である。
【0024】図11はディスプレイ217が接続されて
いないコネクタ215がある場合のシステム構成図であ
る。ここで、本実施例ではコネクタ215の個数Mを
3、ディスプレイ217の個数Lを2とする。
【0025】図12はディスプレイ217が接続されて
いないコネクタ215がある場合にアプリケーション割
り付け制御を行う時の状態表316と対応表325であ
る。
【0026】初めに、図2を用いて本発明の表示制御に
ついて説明する。
【0027】本発明の情報処理装置システムに接続する
複数のディスプレイに対する表示制御は、コントローラ
207、メモリ211、コネクタ215で構成する表示
ボード206で行う。
【0028】システムに接続する各ディスプレイ217
−1から217−Mに、各々任意にアプリケーションを
表示するために、まず、新規に開くアプリケーション
を、適切なディスプレイに対応させるアプリケーション
割付け制御を行う。新規にアプリケーションAp.nを開く
場合、CPU201は、アプリケーションAp.nにアプリ
ケーション番号を付け、同時に、新規信号を有効にし
て、各々信号バス205、制御信号バス203を介して
コントローラ207へ転送する。コントローラ207で
は、使用されていないディスプレイ217−m(m=1
〜M)を判定し、それに対応するメモリ211−m’
(m’=1〜M)に新規に開かれたアプリケーションの
表示データを格納するよう制御する。また、各コネクタ
215−1から215−Mからは、各々にディスプレイ
217−1から217−Mが接続されている場合に有効
になる接続信号が信号バス216を介してコントローラ
207へ転送されている。そこで、コントローラ207
は、ディスプレイ217が接続されていないコネクタ2
15に対応するメモリ211には、アプリケーションを
対応させないように制御する。
【0029】次に、既に開かれているアプリケーション
に対しアクセスを行う場合は、CPU201からアクセ
スの対象となるアプリケーションのアプリケーション番
号が信号線205を介して転送され、コントローラ20
7で対応するメモリ211−mを判定する。更に、コン
トローラ207は、アドレスバス202、制御信号バス
203、データバス204を介して転送される描画アド
レス、メモリアクセス制御信号、描画データを、対応す
るメモリ211−mに転送するよう制御し、アドレスバ
ス208、制御信号バス210、データバス209を介
して転送し、描画アクセスを行う。
【0030】また、コントローラ207は、表示アクセ
ス制御信号を生成し、信号バス210を介して各メモリ
211へ転送する。各メモリ211では、表示アクセス
制御信号に従って表示データが順次読み出され、データ
バス212を介してコントローラ207に転送される。
コントローラ207では各メモリ211から読み出され
た表示データを、各々表示を行うべきディスプレイ21
7−1から217−Mに出力するよう制御し、データバ
ス214−1から214−Mを介してコネクタ215−
1から215−Mに転送する。同時に、コントローラ2
07はディスプレイ217の表示制御を行う表示制御信
号を生成し、信号バス213を介してコネクタ215へ
転送する。コネクタ215に転送された表示制御信号と
表示データは、接続するディスプレイ217へ転送さ
れ、表示が行われる。
【0031】このように、M個のディスプレイを接続で
きる情報処理システムで、ディスプレイを接続するM個
のコネクタと、M個のディスプレイの各々1画面分の表
示データを格納するM個のメモリを備えた表示ボード2
06で、一つのディスプレイに表示するアプリケーショ
ンの表示データを別個のメモリに格納し、適切なメモリ
へアクセスするよう制御し、また、メモリから読み出さ
れる表示データを表示すべきディスプレイに転送するよ
う制御することにより、同時に開かれている各アプリケ
ーションに自由にアクセスすることができ、各アプリケ
ーションを、対応するディスプレイに別個に表示でき
る。
【0032】次に、図3から図12を用いてコントロー
ラ207の動作を詳細に説明する。
【0033】初めに図3を用いてコントローラ207の
動作を説明する。
【0034】各アプリケーションを対応するディスプレ
イ217に表示するためには、新規にアプリケーション
を開く時点で、アプリケーションの表示データを、各デ
ィスプレイ217に対応するメモリ211に格納するよ
う割付け制御を行う必要がある。アプリケーション割付
け制御を行うためには、各ディスプレイ217の、利用
指定状態、コネクタ215との接続状態、使用状態を把
握している必要がある。そこで、状態表316を設け
て、各コネクタ215−1から215−M(すなわちデ
ィスプレイ217−1から217−M)の利用状態、接
続状態、使用状態を記憶する。状態表316は各コネク
タ215−1から215−Mのコネクタ番号’1’か
ら’M’を格納するコネクタ番号レジスタと、各コネク
タ番号レジスタに対応する、利用状態レジスタ、接続状
態レジスタ、使用状態レジスタで構成されている。各状
態レジスタには、各々コネクタ215に接続されている
ディスプレイ217を利用する場合、ディスプレイ21
7がコネクタ215に接続されている状態、ディスプレ
イ217が表示に使用されている場合には、状態データ
として’H’レベルが記憶される。また、利用しない場
合、接続されていない場合、使用されていない場合には
状態データとして’L’レベルが記憶される。この状態
データの生成及び、状態表316への状態データの書き
込み制御は、状態表制御回路313で行われる。状態表
制御回路313には、CPU201から、信号バス30
2及び信号線303,304を介して利用信号、新規信
号、クローズ信号が転送される。利用信号は、接続され
ているディスプレイ217のうち、表示に利用するディ
スプレイと、利用しないディスプレイを指定する信号で
ある。新規信号は、新規にアプリケーションを開く場合
に有効となる信号であり、クローズ信号は、アプリケー
ションを閉じる場合に有効になる信号である。更に、信
号バス216を介してディスプレイ217とコネクタ2
15の接続状態を知らせる接続信号が転送される。状態
表制御回路313では、これらの信号から、ディスプレ
イ217−1から217−Mの利用状態、接続状態を判
定して、書き込むべき状態データを生成し、同時に状態
表への状態データの書き込みを指示する書き込み信号を
生成して、データバス315、信号線314を介して状
態表316に転送し、状態データを書き込む。
【0035】次に、開いたアプリケーションを対応する
ディスプレイに表示するために、コネクタ215−m
(即ちディスプレイ217−m)とメモリ211−m’
の対応状態と、メモリ211と格納するアプリケーショ
ンのアプリケーション番号の対応状態を記憶する対応表
325を設ける。対応表325は各コネクタ215−1
から215−Mのコネクタ番号を格納するコネクタ番号
レジスタと、各コネクタ番号レジスタに対応するメモリ
211−1から211−Mのメモリ番号’1’から’
M’を記憶するメモリ番号レジスタ、アプリケーション
番号を記憶するアプリケーション番号レジスタで構成さ
れている。この各コネクタ番号レジスタに対応する各番
号レジスタに記憶する対応データの生成と、対応表32
5への書き込み制御は、対応表制御回路321で行われ
る。対応表制御回路321には、CPU201から信号
線303,304、信号バス305を介して新規信号、
クローズ信号及び制御の対象となるアプリケーションの
アプリケーション番号が転送される。更に、状態表31
6からデータバス317を介して各コネクタ215−1
から215−Mの利用状態、接続状態、使用状態を表す
状態表データが転送される。対応表制御回路321は、
これらの信号及びデータから各コネクタ215に対応さ
せるべきメモリ211のメモリ番号、アプリケーション
番号である対応データを生成し、同時に、対応表325
への対応データの書き込みを指示する書き込み信号を生
成し、データバス323、信号線322を介して対応表
325に転送して書き込みを行う。
【0036】次に、CPU201から、対応表325に
記憶されているアプリケーションに対して描画アクセス
が生じた場合について説明する。描画アクセスを行う場
合、信号バス305,308、データバス309、アド
レスバス310を介してアクセスの対象となるアプリケ
ーションのアプリケーション番号、描画アクセス制御信
号、描画データ、描画アドレスがメモリ制御回路327
に転送される。メモリ制御回路327では、対応表32
5からデータバス326を介して転送される対応表デー
タと、アプリケーション番号から、対応するメモリ21
1−mを判定する。そして、判定したメモリ211−m
に制御信号バス210、データバス209、アドレスバ
ス208を介して描画アクセス制御信号、描画データ、
描画アドレスを転送し、描画アクセスを行う。次に、表
示アクセスについて説明する。表示アクセスを行う場
合、メモリ制御回路327は表示アクセス制御信号を生
成し、信号バス210を介して各メモリ211−1から
211−Mに転送する。各メモリ211からは、表示ア
クセス制御信号に従って、表示データが順次読み出さ
れ、データバス212を介してバススイッチ330に転
送される。
【0037】バススイッチ330は、スイッチ制御回路
328の生成するスイッチ制御信号により制御される。
スイッチ制御回路328は、信号線307を介してCP
U201から転送される、ディスプレイ217の表示内
容の交換を行う場合に有効となる交換信号と、対応表デ
ータからスイッチ制御信号を生成し、信号線329を介
してバススイッチ330に転送する。転送されたスイッ
チ制御信号は、各メモリ211から転送されている表示
データを、表示を行うべきディスプレイ217に接続す
るコネクタ215に出力するようバススイッチ330を
制御する。バススイッチ330は、スイッチ制御信号に
従って各メモリ211−1から211−Mから転送され
る表示データの出力先を切り替え、データバス331を
介して対応するディスプレイ217−1から217−M
が接続するコネクタ215−1から215−Mに出力す
る。
【0038】また、表示制御回路311では、信号バス
301を介してCPU201から転送された制御信号か
ら、ディスプレイ217の表示制御を行う表示制御信号
を生成し、信号バス312を介してコネクタ215に転
送する。表示制御信号と、各ディスプレイ217に対応
する表示データは、コネクタ215を介してディスプレ
イ217へ転送され、各ディスプレイに、対応するアプ
リケーションの表示が行われる。
【0039】次に、CPU201からディスプレイ番号
表示命令が発生した場合には、各ディスプレイ217−
1から217−Mに、各々ディスプレイ番号’1’か
ら’M’を表示する。ディスプレイ番号は、接続してい
るコネクタ215のコネクタ番号と一致している。この
ディスプレイ番号表示制御は、メモリ制御回路327で
行う。メモリ制御回路327は、対応表データから、各
メモリ211−1から211−Mが対応するコネクタ2
15−1から215−Mを判定し、’1’から’M’の
ディスプレイ番号(即ちコネクタ番号)データを生成す
る。生成されたディスプレイ番号データは、データバス
209を介して、各々対応する各メモリ211に転送さ
れ、ディスプレイ番号として格納される。このディスプ
レイ番号は、CPU201からディスプレイ番号表示命
令が発生した場合に、表示データとして、他の表示デー
タと共に読み出され、データバス214を介して対応す
るコネクタ215に転送され、ディスプレイ上に表示さ
れる。
【0040】このように対応表325に記憶された対応
表データから、アクセスの対象となるアプリケーション
に対応するメモリ211を判定してアクセスを行い、バ
ススイッチ330でメモリ211から転送された表示デ
ータを対応するディスプレイに出力するようデータバス
を切り替えることで、複数のアプリケーションの表示デ
ータを各々異なるメモリに格納しても、正しくアクセス
を行うことができ、且つ対応するディスプレイ217に
表示を行うことができる。
【0041】次に、新規にアプリケーションを開く場合
のアプリケーション番号割付け制御について、図3,図
4を用いて詳細に説明する。ここで、コネクタ215及
びディスプレイ217の個数M,Lを3とし、未接続コ
ネクタ、不利用ディスプレイはないとし、初期状態をシ
ステムを立ち上げた時点として説明する。
【0042】状態表316は、図4に示すように、各コ
ネクタ215−m(m=1〜3)に接続されているディ
スプレイ217−mの利用状態、接続状態、使用状態
を、ディスプレイを利用する場合、接続している場合、
使用している場合は、’H’レベル、利用しない場合、
接続していない場合、使用していない場合は’L’レベ
ルとして記憶している。対応表325は、同様に、各コ
ネクタ215−mに接続されているディスプレイ217
−mに対応するメモリ211−m’(m’=1〜3)の
メモリ番号、アプリケーション番号’n’(n=1,
2,3...)を記憶する。対応表制御回路321は新
規信号が有効である場合に、状態表データの利用状態、
接続状態、使用状態がそれぞれ’H’、’H’、’L’
であるコネクタ215−mのみにアプリケーションの割
付けを行い、コネクタ番号レジスタ’m’に対応するア
プリケーション番号レジスタにアプリケーション番号を
書き込む。この割付け制御では、初めに、1ディスプレ
イに対して1アプリケーションの表示を行うよう制御を
行う。尚、アプリケーション番号は、一つのコネクタ番
号レジスタに対応するアプリケーション番号レジスタに
対して複数個書き込むことができる。この場合は、1画
面上に複数のアプリケーションがウィンドウ表示され
る。
【0043】状態表316は、様々な制御が行われる以
前の初期状態として、コネクタ215−1(コネクタ番
号’1’)から215−3(コネクタ番号’3’)の利
用状態、接続状態はすべて’H’レベル、使用状態は’
L’レベルとなっている。また、対応表325では、コ
ネクタ215−1から215−3が各々メモリ211−
1(メモリ番号’1’)から211−3(メモリ番号’
3’)に対応しており、アプリケーション番号は割り付
けられていない状態を示す’0’が格納されている。ま
た、ディスプレイカウンタ319の値は、初期値であ
る’1’となっている。
【0044】初めに、システム立ち上げ直後に新規に開
かれるアプリケーションであるシステムアプリケーショ
ンAp.1の割付け制御について説明する。システム立ち上
げ時では、未接続コネクタはなく、不利用ディスプレイ
の指定はまだされていない(本例では指定しない)の
で、信号バス207,302を介して転送される接続信
号、利用信号は全て有効である。状態表制御回路313
は、これらの信号から、状態データのうち利用状態と接
続状態のデータを全て’H’レベルとして生成し、初期
状態データが格納されている状態表316の各状態レジ
スタに書き込む(図4(a))。そしてまず初めに、立
ち上げ直後のアプリケーションとしてシステムアプリケ
ーションが開かれ、CPU201はアプリケーション番
号’1’を転送し、同時に新規信号を有効にする。新規
信号が有効になっているので、対応表制御回路321
は、ディスプレイカウンタ319の値を検索する。この
とき、カウント値は初期状態である’1’なので、対応
表制御回路321は、状態表316のコネクタ番号レジ
スタ’1’に対応する各状態レジスタの状態データを検
索する。そして、利用状態、接続状態、使用状態データ
が’H’、’H’、’L’であるため、対応表325の
コネクタ番号レジスタ’1’に対応するアプリケーショ
ン番号レジスタに’1’をアプリケーション番号として
書き込むよう書き込み信号を生成する。同時に割付け信
号を生成し、信号線324を介して状態表制御回路31
3に転送する。状態表制御回路313では、割付け信号
に従って使用状態の状態データを’H’レベルとして生
成し、状態表316のコネクタ番号レジスタ’1’に対
応する使用状態レジスタに書き込む。同時に、カウント
アップ信号を生成し、信号線318を介してディスプレ
イカウンタ319へ転送し、カウント値を’2’とする
(図4(b))。
【0045】次に、新規にアプリケーションAp.2を開く
場合は、アプリケーションAp.1を開いた場合と同様に、
CPU201はアプリケーション番号’2’を転送し、
同時に新規信号を有効にする。対応表制御回路321
は、新規信号が有効であり、カウント値は’2’なの
で、状態表316のコネクタ番号レジスタ’2’に対応
する各状態レジスタの状態データを検索する。そして、
利用状態、接続状態、使用状態が’H’、’H’、’
L’であるため、対応表325のコネクタ番号レジス
タ’2’に対応するアプリケーション番号レジスタに’
2’をアプリケーション番号として書き込むよう書き込
み信号を生成し、同時に割付け信号を生成する。状態表
制御回路313では、割付け信号に従って使用状態の状
態データを’H’レベルとして生成し、状態表316の
コネクタ番号レジスタ’2’に対応する使用状態レジス
タに書き込み、ディスプレイカウンタ319をカウント
アップして’3’とする(図4(c))。
【0046】次に、新規にアプリケーションAp.3を開く
場合は、アプリケーションAp.2を開いた場合と同様にす
る。アプリケーションAp.3を割り付けた後は、図4
(d)に示すように、状態表316の使用状態レジスタ
の状態データは全て’H’レベルとなり、対応表325
のアプリケーション番号レジスタは全てアプリケーショ
ン番号を一つずつ書き込まれた状態となり、ディスプレ
イカウンタ319の値は’4’となる。状態表制御回路
313は、カウント値が’4(=M+1)’であり、最
終のコネクタであるコネクタ番号レジスタ’3’に対応
する使用状態レジスタの状態データが’H’レベルであ
り、且つ状態表316の各状態レジスタの状態データ
が’H’、’H’、’L’であるコネクタ215−mが
ない場合、全使用信号を有効として、信号線306を介
してCPU201に転送する。全使用信号が有効になっ
ている場合、アプリケーション割付け制御では、原則と
して一つのディスプレイに一つのアプリケーションを割
り付ける用に制御するため、次に新規にアプリケーショ
ンAp.4を開く場合は、割り付けるべきメモリ211がな
いことになる。そこで、CPU201で、全ディスプレ
イ使用時の制御を行うようにする。
【0047】全ディスプレイ使用時の制御として、以下
に挙げるような方法がある。
【0048】第1の方法として、CPU201が強制的
に、アクセス回数の最も少ないメモリに対応するコネク
タに新しいアプリケーションを割り付ける方法がある。
【0049】第2の方法として、CPU201が強制的
に最終アクセス時間が最も早い(しばらくアクセスのな
い)メモリに対応するコネクタに新しいアプリケーショ
ンを割り付ける方法がある。
【0050】第3の方法として、コマンドで次の割付け
動作に対する対応を指示するようCPU201が制御す
る方法がある。
【0051】第4の方法として、第1,第2の方法で、
アクセスの少ないアプリケーションを表示しているディ
スプレイに、強制的に新規に開くアプリケーションを同
時に開くよう割付け制御を行う方法がある。
【0052】いずれの方法を採用した場合でも、直前の
データは失われずに記憶するようCPU201で制御す
る。
【0053】次に、一つのディスプレイ上に複数のアプ
リケーションを表示する場合のアプリケーション割付け
制御について、図5,図6を用いて説明する。
【0054】新規に開くアプリケーションの割付け制御
は、原則として一つのディスプレイに一つのアプリケー
ションを表示するよう、先に図4を用いて説明したよう
に行われる。そこで、例えば、図5(b)に示すよう
に、アプリケーションAp.2とAp.3をディスプレイ2にウ
ィンドウ表示する(同時に表示する)場合は、まず、ア
プリケーションAp.3をコネクタまだ使用されていないデ
ィスプレイ217−3に割り付けるよう制御し、表示を
行う。この時、状態表316及び対応表325、ディス
プレイカウンタ319は図6(a)に示す状態となる。
次に、システムアプリケーション上のコマンドで、複数
アプリケーションの割付け制御を指示する。この場合、
対応表制御回路321は対応表325のコネクタ番号レ
ジスタ’2’に対応するアプリケーションレジスタに、
アプリケーション番号’2’と’3’、コネクタ番号レ
ジスタ’3’に対応するアプリケーション番号レジスタ
に’0’を記憶するように制御する。同時に、ディスプ
レイの使用解除信号を生成し、信号線324を介して状
態表制御回路313に転送する。状態表制御回路313
は、使用解除信号に従って使用状態の状態データを’
L’レベルとして生成し、状態表316のコネクタ番号
レジスタ’3’に対応する使用状態レジスタに書き込
む。そしてこの場合は、ディスプレイカウンタ319の
値はそのまま保持する(図6(b))。このように制御
することで、一つのディスプレイに複数のアプリケーシ
ョンを表示する場合でも、対応するメモリに表示データ
を格納して、アクセスを行うことができ、また、対応す
るディスプレイに複数のアプリケーションをウィンドウ
表示することができる。
【0055】次に、ディスプレイ上の表示内容を交換す
る場合について、図3及び図7を用いて説明する。
【0056】例えば、図7(a)に示すように、コネク
タ215−1と215−2に各々接続しているディスプ
レイ217−1と217−2の表示内容(アプリケーシ
ョンAp.1及びAp.2)を交換する場合について説明する。
表示内容を交換する場合は、CPU201から信号線3
07を介して転送される交換信号が有効となり、同時に
交換される対象のアプリケーション番号’1’と’2’
が転送される。対応表制御回路321は、コネクタ番号
レジスタ’1’と’2’に各々対応するメモリ番号レジ
スタ、アプリケーション番号レジスタに記憶されている
番号を、書き替えるよう制御する。その結果、図7
(b)に示すように、コネクタ番号レジスタ’1’に対
応するメモリ番号レジスタ、アプリケーション番号レジ
スタにはメモリ番号’2’及びアプリケーション番号’
2’が記憶され、コネクタ番号レジスタ’2’に対応す
るメモリ番号レジスタ、アプリケーション番号レジスタ
にはメモリ番号’1’及びアプリケーション番号’1’
が記憶される。同時に、スイッチ制御回路328は、交
換信号と対応表データに従ってスイッチ制御信号を生成
し、図8に示すように、メモリ211−1(メモリ番
号’1’)の表示データをコネクタ215−2(コネク
タ番号’2’)に、メモリ211−2(メモリ番号’
2’)の表示データをコネクタ215−1(コネクタ番
号’1’)に出力するようバススイッチ330を切り替
える。この時、メモリ制御回路327では、対応表デー
タに従って、メモリ211−1に書き込むディスプレイ
番号を、ディスプレイ217−2のディスプレイ番号’
2’、メモリ211−2に書き込むディスプレイ番号を
ディスプレイ217−1のディスプレイ番号’1’とす
るよう制御する。このようにバススイッチ330で表示
データの出力先を変えることで、メモリ211に格納し
ている交換前の表示データを、交換するアプリケーショ
ンの表示データに書き替えることなく表示を行うディス
プレイを変換でき、また、メモリ制御回路327でディ
スプレイ番号を書き替えるよう制御することで、正しい
ディスプレイ番号を各ディスプレイ217に表示するこ
とができる。表示内容交換の場合は、ディスプレイ状態
は変化しないので、図7(b)に示すように、状態表3
16は変化しない。
【0057】次に、アプリケーションを閉じる場合につ
いて、図3及び図9を用いて説明する。初めに、まだ使
用されていないディスプレイがある場合の制御について
説明する。
【0058】例えば、図9(a)に示すように、開いて
いるアプリケーションがAp.1,Ap.2であり、このうち、
クローズするアプリケーションをアプリケーションAp.
2、使用されていないディスプレイをディスプレイ21
7−3とする。アプリケーションAp.2をクローズする場
合、CPU201から転送されるクローズ信号が有効に
なり、同時にアプリケーション番号’2’が転送され
る。対応表制御回路321は、これらの信号から、対応
表325のアプリケーションAp.2が割り付けられていた
コネクタ番号レジスタ’2’に対応するアプリケーショ
ン番号レジスタに’0’を書き込み、同時に状態表制御
回路313に信号線324を介して使用解除信号を転送
する。状態表制御回路313は、使用解除信号に従って
コネクタ番号レジスタ’2’に対応する使用状態レジス
タに’L’レベルを記憶するよう制御する。同時に、最
終のコネクタであるコネクタ番号レジスタ’3’に対応
する使用状態レジスタが’L’レベルなので、ディスプ
レイカウンタ319の値はそのまま保持する。そして、
次に新規にアプリケーションAp.3を開く場合は、カウン
ト値が’3’なので、対応表制御回路321は、状態表
316のコネクタ番号レジスタ’3’に対応する各状態
レジスタの状態データを検索する。そして、利用状態、
接続状態、使用状態レジスタの状態データが’H’、’
H’、’L’なので、状態表制御回路313、対応表制
御回路321は、コネクタ215−3にアプリケーショ
ン番号’3’を割り付ける制御を行う。
【0059】次に、図9(b)に示すように、全ディス
プレイを使用している場合に、例えばアプリケーション
Ap.2をクローズし、次に新規にアプリケーションAp.3を
開く場合について説明する。アプリケーションAp.2をク
ローズする場合、図9(a)の場合と同様に、CPU2
01から転送されるクローズ信号が有効になり、同時に
アプリケーション番号’2’が転送され、対応表325
のアプリケーションAp.2が割り付けられていたコネクタ
番号レジスタ’2’に対応するアプリケーション番号レ
ジスタに’0’が書き込まれ、状態表制御回路313に
解除信号が転送される。状態表制御回路313は、解除
信号に従ってコネクタ番号レジスタ’2’に対応する使
用状態レジスタに’L’レベルを記憶するよう制御す
る。そして、最終のコネクタであるコネクタ番号レジス
タ’3’に対応する使用状態レジスタが’H’レベルで
あり、且つ利用状態、接続状態、使用状態レジスタが’
H’、’H’、’L’であるコネクタ215−mがある
ので、ディスプレイカウンタ319を初期状態の’1’
にするよう信号線318を介してセット信号を転送し、
カウンタ値を’1’とする。そして、次に新規にアプリ
ケーションAp.3を開く場合は、カウンタ値は’1’なの
で、対応表制御回路321は、状態表316の、コネク
タ番号レジスタ’1’に対応する各状態レジスタを検索
する。そして、利用状態、接続状態、使用状態レジスタ
は’H’、’H’、’H’なので、状態表制御回路31
3はディスプレイカウンタ319をカウントアップし、
カウンタ値を’2’とし、次に、対応表制御回路321
は、コネクタ番号レジスタ’2’に対応する各状態レジ
スタ検索する。そして、利用状態、接続状態、使用状態
レジスタが’H’、’H’、’L’なので、状態表制御
回路313、対応表制御回路321は、コネクタ215
−2にアプリケーション番号’3’を割り付ける制御を
行う。
【0060】このように、アプリケーションをクローズ
し、その後にアプリケーションを新規に開く場合、初め
にまだ使用していない新しいコネクタに対する割付け動
作を行い、最終のコネクタ215−Mまで使用して初め
てクローズしたアプリケーションに対応するコネクタに
割付け動作を行うことで、割付け動作を混乱することな
く行うことができる。
【0061】次に、コネクタに接続されているディスプ
レイのうち、利用しないディスプレイを指定する場合の
割付け制御について図3及び図10を用いて説明する。
【0062】例えば、ディスプレイ217−1のみ使用
されており、利用しないディスプレイとしてディスプレ
イ217−2を指定したとする。この場合、CPU20
1は、ディスプレイ217−2に対応するコネクタ番号
レジスタ’2’に対応する利用状態レジスタに’L’レ
ベルを記憶するよう、信号線302を介して利用信号を
転送する。状態表制御回路313は、利用状態データ
を’L’レベルとして生成し、状態表316のコネクタ
番号レジスタ’2’に対応する利用状態レジスタに書き
込む。(図10 初期状態)ここで、次に、新規にアプ
リケーションAp.2を開くと、図4を用いて説明した場合
と同様に、新規に開くアプリケーションの割付け動作を
行う。この場合、ディスプレイカウンタ319の値は’
2’なので、対応表制御回路321は状態表データのコ
ネクタ番号レジスタ’2’に対応する各状態レジスタを
検索する。そして、利用状態、接続状態、使用状態レジ
スタが’L’、’H’、’L’であるため、割付けは行
われず、状態表制御回路313はディスプレイカウンタ
をカウントアップし、’3’とし、次に、対応表制御回
路321は状態表データのコネクタ番号レジスタ’3’
に対応する各状態レジスタを検索する。そして、利用状
態、接続状態、使用状態レジスタが’H’、’H’、’
L’なので、対応表制御回路321は、コネクタ番号レ
ジスタ’3’に対応するアプリケーション番号レジスタ
にアプリケーション番号’2’を書き込む。同時に、状
態表制御回路313は、コネクタ番号レジスタ’3’に
対応する使用状態レジスタを’H’とし、ディスプレイ
カウンタ319をカウントアップして’4’とするよう
制御する。次に、新規にアプリケーションAp.3を開く場
合は、ディスプレイカウンタ319の値は’4’であ
り、コネクタ番号レジスタ’3’に対応する使用状態レ
ジスタは’H’であり、且つ状態表316の利用状態、
接続状態、使用状態レジスタが’H’、’H’、’L’
であるコネクタ215がないことから、全使用信号を有
効とし、CPU201で図4を用いて説明した全ディス
プレイ使用時の制御を行う。
【0063】このように制御を行うことで、利用しない
ディスプレイを指定する場合でも、アプリケーションの
割付け制御を正しく行うこことができる。
【0064】次に、ディスプレイが接続されていないコ
ネクタがある場合について、図3,図11及び図12を
用いて説明する。
【0065】例えば、図11に示すように、コネクタ2
15−2にディスプレイが接続されていないとする。こ
の場合は、コネクタ215−1,215−2,215−
3の接続状態を示す接続信号として、各々’H’、’
L’、’H’が、信号線215を介して状態制御回路3
13に転送される。状態表制御回路313は、転送され
た各コネクタの接続状態を状態表316の接続状態レジ
スタに書き込むよう制御する。この状態で、既にコネク
タ215−1にアプリケーションAP.1が割り付けられ、
新規にアプリケーションAp.2を開く場合について説明す
る。新規にアプリケーションAp.2を開くと、状態表制御
回路313、対応表制御回路321は、図4を用いて説
明した場合と同様に、新規に開くアプリケーションの割
付け動作を行う。この場合、ディスプレイカウンタ31
9の値は’2’なので、対応表制御回路321は状態表
データのコネクタ番号レジスタ’2’に対応する各状態
レジスタを検索する。そして、利用状態、接続状態、使
用状態レジスタが’H’、’L’、’L’であるため、
割付けは行われず、状態表制御回路313はディスプレ
イカウンタをカウントアップして’3’とし、次に、対
応表制御回路321は状態表データのコネクタ番号レジ
スタ’3’に対応する各状態レジスタを検索する。利用
状態、接続状態、使用状態レジスタが’H’、’
H’、’L’なので、対応表制御回路321は、コネク
タ番号レジスタ’3’に対応するアプリケーション番号
レジスタにアプリケーション番号’2’を書き込み、状
態表制御回路313はコネクタ番号レジスタ’3’に対
応する使用状態レジスタを’H’レベルとし、ディスプ
レイカウンタ319をカウントアップして’4’とする
よう制御する。次に、新規にアプリケーションAp.3を開
く場合は、ディスプレイカウンタ319の値は’4’で
あり、コネクタ番号レジスタ’3’に対応する使用状態
レジスタが’H’レベルであり、且つ状態表316の利
用状態、接続状態、使用状態レジスタが’H’、’
H’、’L’であるコネクタ215がないことから、全
使用信号を有効とし、CPU201で図4を用いて説明
した全ディスプレイ使用時の制御を行う。
【0066】このように制御を行うことで、立ち上げ時
にディスプレイが接続されていない場合、システムの稼
働中にディスプレイの接続を切った場合でも、アプリケ
ーションの割付け動作を正しく行うことができる。ここ
で、既に使用されているディスプレイの接続を切った場
合には、そのディスプレイに割り付けられていたアプリ
ケーションの扱いについて、例えばシステムアプリケー
ション上で警告表示をする等、対応するように制御する
ことで問題は発生しない。
【0067】以上のように、表示ボードで表示制御を行
うことで、情報処理装置に接続された複数のディスプレ
イの各々に、1から複数個の任意のアプリケーションを
表示することができ、且つ正しくアクセスを行うことが
できる。
【0068】次に、第1の実施例に対し、メモリから読
み出される表示データを転送するデータバスの構成が異
なる本発明の第2の実施例について、図13及び図14
を用いて説明する。
【0069】図13は、第2の実施例のシステム構成図
である。1301は第2の実施例の表示ボードであり、
1302はコントローラである。1303は描画及び表
示アドレスを転送するアドレスバスであり、1304は
描画及び表示データを転送するデータバスであり、13
05は描画及び表示アクセス制御信号を転送する制御信
号バスである。1306は各ディスプレイ217の1画
面分の表示データを格納するM個のメモリである。13
07は表示制御信号を転送する信号バスであり、130
8は各メモリ1306から読み出された表示データを各
々対応するディスプレイ217に接続するコネクタに転
送するデータバスである。1309はM個のコネクタで
あり、1310はコネクタ1309とディスプレイ21
7の接続状態を知らせる接続信号を転送する信号バスで
ある。
【0070】図14は、第2の実施例のコントローラ1
302の詳細な構成図である。1401はメモリ制御回
路であり、1402はメモリ制御回路1401から出力
される表示データを転送するデータバスである。
【0071】初めに、図13を用いて第2の実施例のシ
ステム構成について説明する。
【0072】本実施例では、描画アクセスによる描画デ
ータの転送と、表示アクセスにより各メモリ1306か
ら読み出される表示データの転送は、同一のデータバス
を用いる。そこで、コントローラ1302でデータバス
制御を行うことにより、描画アクセスと表示アクセスの
データがぶつからないよう制御を行っている。その他の
動作は、第1の実施例と同様である。
【0073】次に、図14を用いて、第2の実施例のコ
ントローラ1302の動作について説明する。
【0074】第2の実施例の表示制御は、第1の実施例
の表示制御に対し、メモリ制御回路1401の行うメモ
リ1306への描画アクセス及び表示アクセス制御以外
は同様である。そこで、初めに、描画アクセス制御につ
いて説明する。描画アクセスが発生すると、メモリ制御
回路1401は、信号バス205を介して転送されるア
プリケーション番号と、データバス326を介して転送
される対応表データから、アクセスの対象となるメモリ
1306−m(m=1〜M)を判定する。そして、メモ
リ制御回路1401は、アドレスバス202、制御信号
バス203を介して転送される描画アドレス、描画アク
セス制御信号を、対象となるメモリ1306−mに、ア
ドレスバス1303、制御信号バス1304を介して転
送する。同時に、メモリ制御回路1401は、データバ
ス1304に描画データを転送するようバス制御を行
う。そして、データバス203を介して転送される描画
データを、データバス1304を介してメモリ1306
−mに転送し、描画アクセスを行う。次に、表示アクセ
ス制御について説明する。表示アクセスを行う場合は、
メモリ制御回路1401は、表示アクセス信号を生成
し、信号バス1305を介してメモリ1306−1から
1306−Mへ転送する。同時に、データバス1304
に表示データを転送するようバス制御を行う。各メモリ
1306−1から1306−Mから読み出された表示デ
ータは、メモリ制御回路1401のバス制御により、デ
ータバス1304を介してメモリ制御回路1401へ転
送される。メモリ制御回路1401では、転送された表
示データを、データバス1402に出力するよう制御す
る。データバス1402に出力された表示データは、バ
ススイッチ330に転送される。バススイッチ330
は、各メモリ1306から出力された表示データを、各
々対応するディスプレイ217に出力するよう、各々の
ディスプレイ217−1から217−Mに接続するコネ
クタ1309−1から1309−Mに転送する。
【0075】ディスプレイへの表示制御、アプリケーシ
ョン割付け制御等のその他の動作は、実施例1と同様で
ある。
【0076】このように、描画アクセスでメモリ130
6に読み書きされる描画データと、表示アクセスでメモ
リ1306から読み出される表示データが同一のデータ
バスを使用しても、メモリ制御回路1401でバス制御
を行うことで、データがぶつかることなく、描画及び表
示アクセスを行うことができる。
【0077】次に、第1の実施例とディスプレイ番号表
示制御の異なる第3の実施例について、図4及び図15
を用いて説明する。
【0078】図15は第3の実施例のシステム構成図で
ある。1501はM個のコネクタであり、各々の’1’
から’M’のコネクタ番号を、コネクタ番号データとし
て発生する。1502はバスであり、表示制御信号、表
示データ及びコネクタ番号データを転送する。1503
は表示コントローラを備えたディスプレイであり、15
04はディスプレイ1503の表示制御を行う表示コン
トローラであり、1画面分の表示データを格納するメモ
リが設けられている。1505は、表示制御信号と、表
示コントローラ1504で制御された表示データを転送
するバスである。ここで、コネクタ215−1から21
5−Mには、各々ディスプレイ1503−1から150
3−Mが対応するため、コネクタ番号とディスプレイ番
号は等しくなっている。
【0079】本実施例の表示制御は、第1の実施例とデ
ィスプレイ番号表示制御以外は同様である。そこで、初
めに、ディスプレイ番号表示制御について説明する。表
示コントローラ1504に設けられているメモリには、
対応するメモリ211から転送されている1画面分の表
示データと、コネクタ215から転送されているコネク
タ番号データがディスプレイ番号データとして、それぞ
れ格納されている。CPU201からディスプレイ番号
表示命令が発生すると、表示コントローラ1504は、
メモリに格納している1画面分の表示データと、ディス
プレイ番号データを合成して新たに1画面分の表示デー
タとする。そして、合成した表示データを順次読み出
し、バス1505を介してディスプレイ1503に転送
する。同時に、バス1502を介して表示コントローラ
1504に転送される表示制御信号をバス1505を介
してディスプレイ1503に転送し、表示を行う。ディ
スプレイ番号表示命令がない場合は、ディスプレイ番号
と表示データの合成は行わず、1画面分の表示データの
みを出力し、表示を行う。
【0080】ディスプレイへの表示制御、アプリケーシ
ョン割付け制御等のその他の動作は、実施例1と同様で
ある。ただし、メモリ制御回路327は、ディスプレイ
番号表示制御は行わず、各メモリ211にはディスプレ
イ番号データは格納されない。また、本実施例は、第2
の実施例でも適用することができる。
【0081】このように、ディスプレイ1503に1画
面分の表示データを格納するメモリを設けた表示コント
ローラ1504を備え、コネクタ1501からコネクタ
番号データを出力することで、各ディスプレイ1503
に対応するディスプレイ番号を表示することができる。
【0082】次に、バススイッチ330を用いずに表示
内容交換制御を行う第4の実施例について、図16から
図18を用いて説明する。
【0083】図16は第4の実施例のシステム構成図で
ある。1601は表示ボードであり、1602はコント
ローラであり、1603は各ディスプレイ217の1画
面分の表示データを格納するM個のメモリである。16
04は各メモリ1603−1かた1603−Mから読み
出された表示データを、各々対応するコネクタ215−
1から215−Mに転送するデータバスである。
【0084】図17は第4の実施例のコントローラ16
02の詳細な構成図である。1701は対応表制御回路
であり、1702はメモリ制御回路である。
【0085】図18は表示内容交換制御を行う場合の状
態表と対応表である。
【0086】初めに、図16を用いて第4の実施例のシ
ステム構成を説明する。本実施例では、各メモリ160
3−1から1603−Mと、コネクタ215−1から2
15−Mは常に対応しており、コネクタ番号とメモリ番
号は同一である。そこで、表示内容交換制御を行う場合
は、コントローラ1602で、交換するアプリケーショ
ンの表示データを、新たに表示するディスプレイ217
に対応するメモリ211に書き替えるよう制御する。
【0087】次に、図17を用いてコントローラ160
2の動作について詳細に説明する。まず初めに、表示ア
クセス制御について説明する。メモリ制御回路1702
は、表示アクセス制御信号を生成し、信号バス210を
介して各メモリ1603−1から1603−Mに転送す
る。各メモリ1603からは、表示アクセス制御信号に
従って表示データが読み出され、データバス1604を
介してコネクタ215に転送される。この時、メモリ1
603とコネクタ215、ディスプレイ217の番号は
それぞれ固定して対応しているため、メモリ1603−
1から読み出される表示データは、コネクタ215−1
へ、メモリ1603−2から読み出される表示データ
は、コネクタ215−2へ、...、メモリ1603−
Mから読み出される表示データは、コネクタ215−M
へ転送される。
【0088】このことから、ディスプレイ番号表示制御
は次のように行う。メモリ制御回路1702は、メモリ
1603−1から1603−Mと、ディスプレイ217
−1から217−Mは、各々常に固定して対応している
ことから、メモリ1603−1から1603−Mに、各
々のメモリ番号’1’から’M’をディスプレイ番号と
して格納するよう制御する。そして、CPU201から
ディスプレイ番号表示命令が発生すると、1画面分の表
示データとして、他の表示データと共に各メモリ160
3から読み出し、データバス1604を介して各コネク
タ215へ転送する。このようにメモリ制御回路170
2でディスプレイ番号表示制御を行うことで、常に正し
いディスプレイ番号を表示することができる。
【0089】次に、図17及び図18を用いて表示内容
交換制御について説明する。
【0090】例えば、第1の実施例で図7を用いて説明
した場合と同様に、コネクタ215及びメモリ1603
及びディスプレイ217の個数をM,Lを各々3とし、
ディスプレイ217−1に表示されているアプリケーシ
ョンAp.1と、ディスプレイ2に表示されているアプリケ
ーションAp.2の表示を交換する場合について説明する。
表示内容交換前の対応表326には、図18に示すよう
に、コネクタ215−1のコネクタ番号レジスタ’1’
に対応するメモリ番号レジスタ、アプリケーション番号
レジスタには、各々対応しているメモリ1603−1の
メモリ番号’1’、アプリケーション番号’1’が記憶
されている。同様に、コネクタ215−2のコネクタ番
号レジスタ’2’に対応するメモリ番号レジスタ、アプ
リケーション番号レジスタには、各々対応しているメモ
リ1603−2のメモリ番号’2’、アプリケーション
番号’2’が記憶されている。表示内容交換を行う場
合、有効になった交換信号が、CPU201から信号線
307を介して対応表制御回路1701に転送される。
同時に、交換するアプリケーションAp.1,Ap.2のアプリ
ケーション番号’1’と’2’が信号バス205を介し
て対応表制御回路に転送される。対応表制御回路170
1は、対応表326のコネクタ番号レジスタ’1’に対
応するアプリケーション番号レジスタに、表示内容交換
後のアプリケーション番号’2’を、コネクタ番号レジ
スタ’2’に対応するアプリケーション番号レジスタ
に’1’を書き込む(図18)。同時に、CPU201
は、表示内容交換を行ったアプリケーションの表示デー
タの再描画命令を発生する。そして、メモリ制御回路1
702は、対応表データに従って、アプリケーションA
p.2の表示データをメモリ1603−1に格納し、アプ
リケーションAp.1の表示データをメモリ1603−2に
格納する。そして、表示アクセスを行う場合は、メモリ
1603−1,1603−2から各々アプリケーション
Ap.2、アプリケーションAp.1の表示データが読み出され
るので、ディスプレイ217−1,217−2にそれぞ
れアプリケーションAp.2、アプリケーションAp.1の表示
が行われ、表示内容の交換が行われたことになる。ま
た、本実施例では、コネクタ番号とメモリ番号は、常に
同一であるため、対応表325のコネクタ番号レジスタ
とメモリ番号レジスタの対応は変化しない。このことか
ら、対応表326からメモリ番号レジスタを省くことが
できる。また、ディスプレイの状態は変化しないので、
図8に示すように、状態表316は変化しない。
【0091】表示制御、アプリケーション割付け制御等
のその他の制御は、実施例1と同様である。
【0092】このように、表示内容交換制御を行うため
に、アプリケーションの表示データを格納するメモリ1
603を交換するよう対応表326を書き替え、CPU
201で再描画命令を発生してメモリ1603の内容を
書き替えるよう制御することで、バススイッチを使用す
ることなく、表示内容の交換を行うことができる。ま
た、この時、各メモリに格納するディスプレイ番号デー
タは変わらないので、メモリ1603の表示データを交
換後のアプリケーションの表示データに書き替えても、
ディスプレイ番号は正しく表示される。
【0093】また、本実施例は、第2,第3の実施例に
ついても適用できる。
【0094】次に、バススイッチを用いずに表示内容交
換を行い、且つCPUが再描画を行わない第5の実施例
について、図18から図20を用いて説明する。
【0095】図19は第5の実施例のシステム構成図で
ある。1901は表示ボードであり、1902はコント
ローラである。1903は描画及び表示アドレスを転送
するアドレスバスであり、1904は描画データを転送
するデータバスであり、1905はメモリアクセス制御
信号及び表示アクセス制御信号を転送する信号バスであ
る。1906−1から1906−Mは各々ディスプレイ
217の1画面分の表示データを格納するM個のメモリ
であり、1907はディスプレイ217の1画面分の表
示データを格納する退避用メモリである。1908は各
メモリ1906から読み出された表示データを各々対応
するコネクタ215に転送するデータバスである。
【0096】図20はコントローラ1902の構成図で
ある。2001は対応表制御回路であり、2002はメ
モリ制御回路である。
【0097】初めに、図19を用いて第5の実施例のシ
ステム構成を説明する。本実施例では、表示メモリ19
06−1から1906−Mは、各々コネクタ215−1
から215−Mに対応している。そこで、コントローラ
1901は、表示メモリ1906−1から読み出された
表示データを、表示バス1908を介してコネクタ21
5−1へ転送し、同様に、メモリ1906−2から19
06−Mから読み出された表示データを、それぞれデー
タバス1908を介してコネクタ215−2から215
−Mへ転送するよう制御する。また、表示内容交換制御
を行う場合に、表示データが失われないよう1画面分の
表示データを一時的に格納する退避メモリ1907が設
けられている。コントローラ1901は、表示内容交換
制御を行う場合、制御の対象となるアプリケーションの
表示データを格納するメモリ1906のデータを、退避
メモリ1907に一時格納し、表示データが損なわれな
いようメモリ1906の書替えを行うよう制御する。そ
こで、次に、図20を用いてコントローラ1902の動
作について詳細に説明する。
【0098】メモリ制御回路2002は、表示アクセス
制御信号を生成し、信号バス1905を介して各メモリ
1903−1から1903−Mに転送する。各メモリ1
903からは、表示アクセス制御信号に従って表示デー
タが読み出され、データバス1908を介してコネクタ
215に転送される。この時、メモリ1906とコネク
タ215、ディスプレイ217の番号はそれぞれ固定し
て対応しているため、メモリ1906−1から読み出さ
れる表示データは、コネクタ215−1へ転送され、同
時に、メモリ1906−2から1906−Mから読み出
される表示データは、それぞれコネクタ215−2から
215−Mへ転送される。尚、ディスプレイ番号表示制
御については、第4の実施例と同様に行う。
【0099】次に、図18及び図20を用いて表示内容
交換制御について説明する。
【0100】表示交換内容制御は、第4の実施例で説明
した場合と同様とする。
【0101】対応表326の書替え制御は、対応表制御
回路2001で第4の実施例と同様に行う。その結果、
図18の変換後の対応表に示すように、アプリケーショ
ン番号レジスタの値が書き替えられる。同時に、メモリ
制御回路2002は、メモリ1906−2に格納されて
いる表示データを読み出し、退避メモリ1907に格納
するようメモリアクセス制御信号を生成し、信号バス1
905を介してメモリ1906−2、1907へ転送す
る。メモリ1906−2からは、メモリアクセス制御信
号に従って、格納されているアプリケーションAp.2の表
示データが読み出され、データバス1904を介して退
避メモリ1907に転送される。退避メモリ1907
は、メモリアクセス制御信号に従って、メモリ1906
−2から転送されるアプリケーションAp.2の表示データ
を格納する。次に、メモリ制御回路2002は、メモリ
1906−1に格納されているアプリケーションAp.1の
表示データを読み出し、メモリ1906−2へ格納する
ようメモリアクセス制御信号を生成し、信号バス190
5を介してメモリ1906−1,1906−2へ転送す
る。メモリ1906−1はメモリアクセス制御信号に従
って表示データを読み出し、データバス1904を介し
てメモリ1906−2へ転送する。メモリ1906−2
は、メモリアクセス制御信号に従って、メモリ1906
−1から転送されるアプリケーションAp.1の表示データ
を格納する。次に、メモリ制御回路2001は、退避メ
モリ1907に格納されている表示データを読み出し、
メモリ1906−1へ格納するようメモリアクセス制御
信号を生成し、信号バス1905を介してメモリ190
6−1、退避メモリ1907へ転送する。退避メモリ1
907は、メモリアクセス制御信号に従って、格納して
いるアプリケーションAp.2の表示データを読み出し、デ
ータバス1904を介してメモリ1906−1へ転送す
る。メモリ1906−1は、メモリアクセス制御信号に
従って、退避メモリ1907から転送される表示データ
を格納する。従って、メモリ1906−1にはアプリケ
ーションAp.2の表示データが格納され、メモリ1906
−2にはアプリケーションAp.1の表示データが格納され
たことになる。
【0102】表示制御、アプリケーション割付け制御等
のその他の制御は、実施例1と同様である。
【0103】このように、退避メモリ1907を設けて
各メモリ1906に格納する表示データの書き替え制御
を行うことで、バススイッチを用いず、また、CPU2
01が再描画命令を行わなくても、表示データを損なう
ことなく正しく表示内容交換制御を行うことができる。
また、この時、各メモリに格納するディスプレイ番号デ
ータは変わらないので、メモリ1603の表示データを
交換後のアプリケーションの表示データに書き替えて
も、ディスプレイ番号は正しく表示される。
【0104】また、本実施例は、第2,第3の実施例に
ついても適用できる。
【0105】次に、接続する複数のディスプレイの1画
面分の表示データを全て格納できる容量を持つ一つのメ
モリを用いる第6の実施例について、図21及び図22
を用いて説明する。
【0106】図21は第6の実施例のシステム構成図で
ある。2101は表示ボードであり、2102はコント
ローラである。2103は描画及び表示アドレスを転送
するアドレスバスであり、2104は描画データを転送
するデータバスであり、2105は描画及び表示アクセ
ス制御信号を転送する信号バスである。2106は、各
ディスプレイ217−1から217−Mの1画面分の表
示データを全て格納できる容量を持った1個のメモリで
あり、2107はメモリ2106から読み出された表示
データを転送するデータバスである。
【0107】図22はコントローラ2102の構成図で
ある。2201は対応表制御回路であり、2202は対
応表制御回路2201で生成された対応データでを転送
するデータバスであり、2203は対応表である。22
04は対応表2203に格納されている対応表データを
転送するデータバスであり、2205はメモリ制御回路
である。
【0108】初めに、図21を用いて、第6の実施例の
システム構成について説明する。第6の実施例のシステ
ムでは、表示ボード2101は、コントローラ2102
及び、各ディスプレイ217−1から217−Mの1画
面分の表示データを全て格納できる容量を持った1個の
メモリ2106、M個のコネクタ215−1から215
−Mで構成される。コントローラ2102は、1個のメ
モリ2106をコネクタ215の個数、M個分のM個の
メモリ領域に分割し、それぞれのメモリ領域に、コネク
タ215−1から215−Mに接続されるディスプレイ
217−1から217−Mに表示する1画面分の表示デ
ータを格納するよう制御する。そして、アプリケーショ
ンの描画アクセス、表示アクセス等を、対応するメモリ
領域に対して行うよう制御する。次に、コントローラ2
102の行う制御について、図22を用いて説明する。
【0109】コントローラ2102の行う制御は、実施
例1のコントローラ206の行う制御と、対応表制御及
び、メモリ制御以外は同様である。そこで、初めに、対
応表制御について説明する。
【0110】対応表制御回路2201で行うアプリケー
ションの割付け制御、対応表データの書替え制御は、実
施例1で図4から図12を用いて説明したアプリケーシ
ョン番号の割付け制御、書替え制御と同様に行う。本実
施例では、対応表2203は、各コネクタ215−1か
ら215−Mのコネクタ番号を記憶するコネクタ番号レ
ジスタと、各々のコネクタ番号レジスタに対応するメモ
リ領域レジスタ及びアプリケーション番号レジスタから
構成されている。そして、対応表制御回路2201は、
各コネクタ215−m(m=1〜M)に対応するメモリ
領域と、アプリケーション番号を判定する。そして、判
定したメモリ領域と、アプリケーション番号を、各コネ
クタ番号レジスタに対応するメモリ領域レジスタ、アプ
リケーション番号レジスタに記憶するよう制御する。
【0111】次に、メモリ2107の描画及び表示アク
セス制御について説明する。描画アクセスを行う場合、
メモリ制御回路2205は、信号線205を介して転送
される、アクセスの対象となるアプリケーションのアプ
リケーション番号と、対応表2203からデータバス2
204を介して転送される対応表データから、アクセス
を行うべきメモリ領域を判定する。そして、アドレスバ
ス309を介して転送される描画アドレスを、対応する
メモリ領域のアドレスに変換し、アドレスバス2103
を介してメモリ2107に転送する。同時に、データバ
ス310、信号バス308を介して転送される描画デー
タ及びメモリアクセス制御信号をメモリ2107に転送
し、描画アクセスを行う。次に、表示アクセスを行う場
合は、メモリ制御回路2205はメモリ2107のM個
の領域から、各々表示データを読み出すよう表示アクセ
ス制御信号、表示アドレスを生成し、信号バス210
5、アドレスバス2103を介してメモリ2107へ転
送する。メモリ2107のM個の各領域からは、転送さ
れた表示アクセス信号、表示アドレスに従って表示デー
タが読み出され、データバス2106を介してバススイ
ッチ330へ転送される。
【0112】表示制御等のその他の動作は、第1の実施
例と同様である。
【0113】このように、1個のメモリをコネクタ21
5の個数であるM個の領域に分割し、各コネクタ215
に1領域ずつ対応させるよう制御することで、1個のメ
モリを用いる場合でも、M個の別個のメモリを用いる場
合と同様に、対応表書き込み制御を行い、メモリ制御回
路2205で各メモリ領域に対して描画及び表示アクセ
スを行うよう制御することで、対応するアプリケーショ
ンにアクセスでき、また、対応するディスプレイに表示
を行うことができる。
【0114】また、本実施例は、第2から第5の実施例
に適用することができる。
【0115】次に、メモリ性を持つディスプレイ(例え
ば強誘電性液晶ディスプレイ)を用いた第7の実施例に
ついて図23及び図24を用いて説明する。
【0116】図23は第7の実施例のシステム構成図で
ある。2301はCPUであり、2302,2303,
2304は各々アドレスバス、制御信号バス、データバ
スである。2305はCPU2301で、新規に開かれ
たアプリケーションAP.n(n=1,2,3,...)に
付けられるアプリケーション番号を転送する信号バスで
ある。2306は表示ボードであり、接続される複数の
ディスプレイに対する表示制御を行う。2307はコン
トローラであり、2308,2309,2310は各々
描画及び表示アドレスを転送するアドレスバス、描画デ
ータを転送するデータバス、描画及び表示アクセス制御
信号を転送する制御信号バスである。ここで、データバ
ス2409、アドレスバス2410は、図23に示すデ
ータバス2304、アドレスバス2302と同一のバス
であり、信号バス2401,2402、信号線240
3,2404,2406,2407、及び信号バス24
08は、図23に示す制御信号バス2303を構成する
信号バス、信号線である。2311は1個のメモリであ
り、ディスプレイ217の一画面分の表示データを格納
する。2312はメモリ2311から読み出される表示
データを転送するデータバスであり、2313はコント
ローラ2307で生成される表示制御信号である。23
14は表示データを転送するデータバスであり、231
5−1から2315−MはM個のコネクタである。23
16は各コネクタ2315−1から2315−Mの、デ
ィスプレイとの接続状態を示す接続信号を転送する信号
バスである。2317−1から2317−Mは各々コネ
クタ2315−1から2315−Mに接続するL台のメ
モリ性を持つディスプレイであり、1<L≦Mである。
【0117】図24はコントローラ2407の詳細な構
成図である。2401から2405は、各々CPUから
転送される、制御信号を転送する制御信号バス、ディス
プレイの利用信号を転送する信号バス、新規にアプリケ
ーションを開く場合に有効になる新規信号を転送する信
号線、アプリケーションを閉じる場合に有効となるクロ
ーズ信号を転送する信号線、制御の対象となるアプリケ
ーション番号を転送する信号バスである。2406は接
続されているディスプレイ2317が全て表示に使用さ
れている場合に有効になる全使用信号を転送する信号線
である。2407はディスプレイ2317上の表示内容
を交換する場合に有効になる交換信号を転送する信号線
であり、2408から2410は各々CPUから転送さ
れるメモリアクセス信号を転送する信号バス、描画デー
タを転送するデータバス、描画アドレスを転送するアド
レスバスである。2411は表示制御回路であり、24
12は表示制御回路で生成された表示制御信号を転送す
る信号バスである。2413は状態表制御回路であり、
2414は状態表制御回路2413で生成された状態表
書き込み信号を転送する信号線であり、2415は状態
表に書き込む状態データである。2416は、ディスプ
レイの利用状態、接続状態、使用状態を記憶するレジス
タで構成された状態表であり、2417は状態表に記憶
された状態表データを転送するデータバスである。24
18はカウントアップ/セット信号を転送する信号バス
であり、2419はディスプレイカウンタであり、24
20はディスプレイカウンタ2419のカウンタ値を転
送するデータバスである。2421は対応表制御回路で
あり、2422は対応表制御回路2421で生成された
対応書き込み信号を転送する信号線であり、2423は
対応表に書き込む対応データである。2424はアプリ
ケーションの割付けを行った場合に有効となる割付け信
号を転送する信号線である。2425はコネクタ231
5−m(即ちディスプレイ2317−m、m=1〜M)
と、アプリケーションAp.n(n=1,2,...)の対
応関係を記憶するレジスタで構成された対応表であり、
2426は対応表2425に記憶された対応表データを
転送するデータバスである。2427はメモリ制御回路
であり、対象となるアプリケーションの表示データをメ
モリ2311へ格納するよう制御し、且つ、描画アクセ
ス及び、ディスプレイ2317に表示する表示データの
読み出しを制御する。2428はメモリ制御回路242
7で生成されるスイッチ制御信号を転送する信号線であ
る。2429はメモリ2311からデータバス2312
を介して転送された表示データを対応するディスプレイ
に出力するようスイッチ制御信号によって制御されるバ
ススイッチであり、2430−1から2430−Mはコ
ネクタ2315−1から2315−Mに表示データを転
送するデータバスである。
【0118】初めに、図23を用いて本実施例のシステ
ム構成について説明する。
【0119】第7の実施例のシステムでは、メモリ性の
ある複数のディスプレイ2317−1から2317−M
(例えば強誘電性液晶パネル)を用いている。メモリ性
のあるディスプレイでは、表示制御は、表示内容に変化
が無い限り1度だけ行えば良い。そこで、本実施例で
は、アクセスの対象となるアプリケーションの1画面分
の表示データのみを格納するメモリ2311を設け、表
示ボード2306で表示制御を行う。
【0120】各アプリケーションを、対応するディスプ
レイ2317に表示するために、まず、新規に開くアプ
リケーションに対してアプリケーション割付け制御を行
う。アプリケーション割付け制御は第1の実施例と同様
であるが、各アプリケーションに対して別個のメモリを
割り当てる必要は無い。
【0121】次に、既に割付け制御がされているアプリ
ケーションに描画アクセスを行う場合について説明す
る。描画アクセスを行う場合、CPU2301からは、
信号バス2305と、データバス2304を介して、ア
クセスの対象となるアプリケーションのアプリケーショ
ン番号と、対象となるアプリケーションの1画面分の表
示データが、表示ボード2306内のコントローラ23
07に転送される。コントローラ2307は、対象とな
るアプリケーションの1画面分の表示データを、データ
バス2309を介してメモリ2311に転送して格納す
る。そして、次に、CPU2301からアドレスバス2
302、信号バス2303、データバス2304を介し
て描画アドレス、メモリアクセス制御信号、描画データ
がコントローラ2307に転送される。コントローラ2
307は、これらの描画アドレス、メモリアクセス制御
信号、描画データを、アドレスバス2308、信号バス
2310、データバス2309を介してメモリ2311
に転送し、描画アクセスを行う。次に、表示アクセス制
御について説明する。表示アクセスを行う場合は、コン
トローラ2307は、表示アクセス制御信号を生成して
信号バス2312を介してメモリ2311に転送する。
メモリ2311からは、表示アクセス信号に従って表示
データが順次読み出される。同時に、コントローラ23
07は、アプリケーション番号から、アクセスの対象と
なるアプリケーションを表示するディスプレイが接続す
るコネクタ2315を判定する。読み出された表示デー
タは、対応するディスプレイに接続するコネクタ231
5にデータバス2304を介して転送され、表示が行わ
れる。
【0122】次に、図24を用いてコントローラ230
7の動作について詳細に説明する。
【0123】本実施例のコントローラ2307の動作
は、第1の実施例のコントローラ207と、対応表制御
及びメモリ制御、表示データ出力制御以外は同様であ
る。そこで、初めに、対応表制御について説明する。対
応表2425は、コネクタ2315−1から2315−
Mのコネクタ番号’1’から’M’を格納するコネクタ
番号レジスタと、それに対応するアプリケーションのア
プリケーション番号を格納するアプリケーション番号レ
ジスタで構成されている。コネクタ番号レジスタに対応
するアプリケーション番号レジスタに格納するアプリケ
ーション番号である対応データの生成と、対応表242
5への書き込み制御は、対応表制御回路2421で行わ
れる。新規にアプリケーションを開く場合、信号線24
02、信号バス2405を介して、CPU2301から
有効となっている新規信号と、アプリケーション番号が
対応表制御回路2421に転送される。対応表制御回路
2421では、これらの信号と、データバス2417か
ら転送される状態表データから、アプリケーションを割
り付けるべきコネクタ2415のコネクタ番号を判定
し、アプリケーション番号を対応データとしてデータバ
ス2423を介して対応表2425へ転送する。同時
に、書き込み信号を生成して信号線2422を介して対
応表2425へ転送し、判定したコネクタ番号レジスタ
に対応するアプリケーション番号レジスタに、新規に割
り付けるアプリケーション番号を書き込むことで、割付
け制御を完了する。このように、本実施例では、第1の
実施例の新規アプリケーションの割付け制御、1画面上
に複数のアプリケーションを表示する場合の割付け制
御、表示内容交換制御、アプリケーションのクローズ制
御、不利用ディスプレイ、未接続ディスプレイがある場
合の割付け制御に対し、対応表2425のコネクタ番号
に対するメモリ番号の割付け制御が無いだけで、その他
は同様である。尚、表示内容交換制御を行う場合は、本
実施例ではメモリ制御回路2427が対応表2425の
対応データに従ってバススイッチを制御しているので、
対応表2425を書き替えるだけで良い。
【0124】次に、メモリ制御及び表示制御について説
明する。
【0125】初めに、描画アクセス制御について説明す
る。描画アクセスを行う場合、CPU2301から、ア
ドレスバス2409、データバス2410を介して、ア
ドレスと、アクセスの対象となるアプリケーションの1
画面分の表示データがメモリ制御回路2427へ転送さ
れる。メモリ制御回路2427は、アドレス及び表示デ
ータをアドレスバス2308、データバス2309を介
してメモリ2311に転送する。同時にメモリ制御信号
を生成して信号バス2310を介してメモリ2311へ
転送し、対象となるアプリケーションの1画面分の表示
データを格納する。次に、制御信号バス2408、アド
レスバス2409、データバス2410を介して、描画
アクセス制御信号及び描画アドレス、描画データがメモ
リ制御回路2427へ転送される。メモリ制御回路24
27は、アドレスバス2308、データバス2309、
信号バス2310を介してメモリ2311に描画アドレ
ス、描画データ、描画アクセス制御信号を転送し、描画
アクセスを行う。次に、表示アクセス制御について説明
する。表示アクセスを行う場合、メモリ制御回路242
7は、表示アクセス制御信号を生成し、信号バス231
0を介してメモリ2311に転送する。メモリ2311
は、表示アクセス制御信号に従って格納している1画面
分の表示データを順次読み出し、データバス2312を
介してバススイッチ2429へ転送する。同時に、メモ
リ制御回路2427は、信号バス2405を介して転送
されるアクセスの対象となるアプリケーションのアプリ
ケーション番号と、データバス2426を介して転送さ
れる対応表データから、対応するディスプレイ2317
−mが接続されているコネクタ2315−mを判定す
る。そして、判定したコネクタ2315−mに表示デー
タが出力されるようスイッチ制御信号を生成し、信号線
2428を介してバススイッチ2429へ転送する。バ
ススイッチ2429では、スイッチ制御信号に従ってス
イッチを切り替え、データバス2312を介して転送さ
れる表示データを、データバス2430−mを介して対
応するコネクタ2315−mへ出力し、対応するディス
プレイ2317−mに新しい画面の表示を行う。アクセ
スが行われていないアプリケーションでは、表示画面に
変化は無いので、次にアクセスが生じ、表示画面が変化
するまで表示制御を行う必要は無い。
【0126】次に、ディスプレイ番号表示制御について
説明する。本実施例では、アクセスが生じて表示画面が
変化する場合のみ対象となるアプリケーションのメモリ
制御を行う。そこで、CPU2301からディスプレイ
番号表示命令が生じた場合には、メモリ制御回路232
7は、対応表データから、’1’から’M’までのディ
スプレイ番号データを生成する。そして、ディスプレイ
2317−1から2301−Mまでの、1画面分の表示
データを順次格納して、ディスプレイ番号との合成を行
い、各ディスプレイ2317−1から2317−Mに順
次表示を行う。このように制御することで、ディスプレ
イ番号表示命令が発生した場合のみディスプレイ番号の
表示を行うことができる。また、別の方法として、常に
ディスプレイ番号を表示したままにする方法がある。こ
の場合は、アクセスが生じた場合に行うメモリ制御の過
程で、メモリ制御回路2427により生成されたディス
プレイ番号データを、表示データと合成し、1画面分の
表示データとして表示を行う。このように制御すること
により、全ディスプレイ2317の表示制御を順次行う
ことなくディスプレイ番号を表示することができる。
【0127】このように、1画面分の表示データを格納
する1個のメモリを設け、メモリ制御回路2427でア
クセスの対象となるアプリケーションのみの表示データ
の格納とメモリアクセスを行い、対応するディスプレイ
2317に表示データを出力するようバススイッチ24
29を制御することにより、アクセスが生じて表示画面
が変化するアプリケーションのみの描画アクセス制御、
表示制御を行うことができ、メモリ性のあるディスプレ
イの特性を生かすことができる。
【0128】第1の実施例から第6の実施例で、メモリ
性のあるディスプレイを使用する場合は、基本的な動作
は各実施例で同様である。しかし、表示制御は、アクセ
スが生じて表示画面が変化するアプリケーションを表示
しているディスプレイについてのみ行えば良いため、ア
クセスがなく、表示画面の変化しないアプリケーション
では行う必要がない。このため、メモリアクセス回数が
減少することになる。
【0129】次に、一つのディスプレイを制御する複数
の表示ボードで構成される第8の実施例について図25
及び図26を用いて説明する。
【0130】図25は第8の実施例のシステム構成図で
ある。2501はCPUであり、2502から2504
は各々アドレスバス、制御信号バス、データバスであ
る。2505はアプリケーション番号を転送する信号バ
スである。2506はコントローラであり、2507か
ら2508はアドレスバス、制御信号バス、データバス
である。2510−1から2510−Mは各々1個のデ
ィスプレイが接続されているM個の表示ボードであり、
2511は表示ボード2510で生成される制御信号を
転送する信号バスである。2512−1から2512−
Mは各々表示ボード2510−1から2510−Mに接
続されている合計でL個のディスプレイであり、1>L
≦Mである。
【0131】図26は表示ボード2510の構成図であ
る。2601はコントローラであり、2602から26
04は各々アドレスバス、制御信号バス、データバスで
ある。2605は接続するディスプレイ2512の1画
面分の表示データを格納するメモリであり、2606は
表示データを転送するデータバスである。2607はコ
ントローラ1607で生成された表示制御信号と、表示
データを転送するバスであり、2608はディスプレイ
2512を接続するコネクタである。
【0132】初めに、図25を用いて本実施例の構成を
説明する。本実施例では、コントローラ2506が、M
個の表示ボード2510−1から2510−Mを制御し
て、M個のディスプレイ2512−1から2512−M
に、対応するアプリケーションの表示を行う。従って、
コントローラ2506は、コントローラ2506と各表
示ボード2510の接続状態及び、各表示ボードに接続
されているディスプレイの利用指定状態、接続状態、使
用状態を把握する必要がある。そこで、コントローラ2
506には、実施例1で説明した状態表制御機能を設け
る。コントローラ2506に設ける状態表は、図3に示
す実施例1で説明した状態表316と同様であり、各表
示ボード2510のボード番号を格納するボード番号レ
ジスタと、各ボード番号レジスタに対応する、ボード接
続状態レジスタ、利用状態レジスタ、ディスプレイ接続
状態レジスタ、使用状態レジスタから構成される。各状
態レジスタに記憶される状態データは、実施例1と同様
である。また、各ディスプレイに任意のアプリケーショ
ンを表示し、各アプリケーションに対してアクセスを行
うために、実施例1と同様に、対応表制御機能を設け
る。コントローラ2506に設ける対応表は、図3に示
す実施例1の対応表326と同様であり、各表示ボード
2510のボード番号を格納するボード番号レジスタ
と、各ボード番号レジスタに対応するアプリケーション
番号レジスタから構成される。コントローラ2506に
このような機能を設けることで、各表示ボードにアプリ
ケーションを割付け、また、割り付けたアプリケーショ
ンに対しアクセスを行うことができる。
【0133】次に、図26を用いて、コントローラ25
06及び表示ボード2510の動作について詳細に説明
する。
【0134】コントローラ2506には、CPU250
1から制御信号バス2503を介して各ディスプレイの
利用信号が転送される。同時に、信号バス2511を介
して、コントローラ2506と表示ボード2510の接
続状態が転送され、また、各表示ボード2510から、
各々の表示ボード2510に接続しているディスプレイ
の接続状態、使用状態の状態データを信号バス2511
を介して転送されている。これらのデータから、コント
ローラ2506は状態データを生成し、状態表に記憶す
る。また、コントローラ2506は状態表データと、信
号バス2505を介して転送されるアプリケーション番
号から、アプリケーション割付け制御等の状態表及び対
応表制御を行う。これらの制御は、実施例1の制御と同
様に行う。尚、表示内容交換制御については、実施例3
と同様である。
【0135】次に、描画アクセス制御について説明す
る。描画アクセスを行う場合には、コントローラ250
6は、信号線2505を介して転送される、アクセスの
対象となるアプリケーションのアプリケーション番号
と、対応表データから、対応する表示ボード2510を
判定する。そして、対応する表示ボード2510のコン
トローラ2601に、アドレスバス2502、制御信号
バス2503、データバス2504を介して転送される
描画アドレス、描画アクセス制御信号、描画データを、
各々アドレスバス2507、制御信号バス2508、デ
ータバス2509を介して転送する。コントローラ26
01は、転送されたアドレス、描画アクセス制御信号、
描画データを各々アドレスバス2602、制御信号バス
2603、データバス2604を介してメモリ2605
に転送し、描画アクセスを行う。次に、表示アクセス制
御について説明する。表示アクセスを行う場合は、コン
トローラ2601は表示アクセス制御信号を生成し、制
御信号バス2603を介してメモリ2605へ転送す
る。メモリ2605は、表示アクセス制御信号に従って
格納している表示データを順次読み出し、データバス2
606を介してコントローラ2601へ転送する。同時
に、コントローラ2601は表示制御信号を生成し、表
示データと共にバス2607を介してコネクタ2608
へ転送する。転送された表示制御信号及び表示データ
は、コネクタ2608に接続するディスプレイ2512
に転送され、表示が行われる。
【0136】このように、コントローラ2506で、各
々1個のディスプレイを接続するM個の表示ボードを制
御することで、各アプリケーションを任意のディスプレ
イに表示し、各アプリケーションに自由にアクセスする
ことができる。
【0137】また、本実施例のディスプレイとして、メ
モリ性のあるディスプレイを用いることができる。この
場合は、表示制御は、アクセスが生じて表示画面が変化
するアプリケーションを表示しているディスプレイにつ
いてのみ行えば良く、アクセスが無く、表示画面の変化
しないアプリケーションでは行う必要が無いので、メモ
リアクセス回数が減少する。
【0138】次に、ディスプレイ利用指定制御、表示デ
ィスプレイ指定制御、表示内容交換制御を行う場合につ
いて、図28から図37を用いて説明する。
【0139】始めに、ディスプレイ利用指定制御を行う
場合の一例について、図28から30を用いて説明す
る。
【0140】図28はディスプレイ利用指定制御を行う
場合の表示画面の一例であり、ここでは、ディスプレイ
217の個数Lを4とする。図29はディスプレイ利用
指定制御のフローチャートである。図30は未接続ディ
スプレイがある場合の表示画面例である。
【0141】始めに、図28を用いてディスプレイ利用
指定を行う場合の表示画面について説明する。
【0142】図28(a)は、ディスプレイ217は、
メインコマンドを表示した場合の一例である。ここで、
ディスプレイ利用指定を行う場合、メインコマンド中の
「ディスプレイ」コマンドをマウス等で選択(以下、ク
リックと呼ぶ)する。クリックしたコマンドは、図28
(b)に示すように、ハッチング表示し、「利用指定」
コマンドと「ディスプレイ指定・交換」コマンドから成
るサブコマンドを表示する。ここで、サブコマンド下部
にある「キャンセル」コマンドをクリックすると、表示
画面は図28(a)の状態に戻る。次にサブコマンド中
に「利用指定」コマンドをクリックすると、ディスプレ
イ利用指定制御に移り、図28(c)に示すように、デ
ィスプレイ1から4までのディスプレイ番号(図中では
Display1からDisplay4)が記載されたディスプレイ番号
表が表示される。ここで、ディスプレイ番号表下部にあ
る「キャンセル」コマンドをクリックすると、表示画面
は図28(b)の状態に戻る。次に、ディスプレイ番号
表中の利用しないディスプレイ番号(本実施例ではDisp
lay2とする)を全てクリックする。そして、番号表下部
の「設定」コマンドをクリックすると、(図28
(d))、利用指定制御は完了し、表示画面は図28
(a)の状態に戻る。ここで、「設定」コマンドをクリ
ックする前に番号表下部の「キャンセル」コマンドをク
リックすると、設定は行われず、表示画面は図28
(c)の状態に戻る。
【0143】次に利用指定を行う場合には、図28
(e)に示すように、ディスプレイ番号表の、以前に利
用しないよう指定したディスプレイ番号は、ハッチング
表示される。
【0144】次に、図29を用いて、利用指定制御の流
れについて説明する。図29に示すように、「ディスプ
レイ」コマンドをクリックすると、サブコマンドが表示
される。ここで、サブコマンド下部の「キャンセル」コ
マンドをクリックすると、図28(a)に示すメインコ
マンドのみの表示に戻るよう制御される。次に、「利用
指定」コマンドをクリックすると、記憶しているディス
プレイ番号表のデータが読み込まれ、表示される。ここ
で、「キャンセル」コマンドをクリックすると、図28
(b)に示すサブコマンドの表示へ戻るよう制御する。
そして、ディスプレイ番号表のディスプレイ番号をクリ
ックし、「設定」コマンドをクリックすると、設定した
ディスプレイ番号表に対応した利用信号が生成されてコ
ントローラ207へ転送され、同時に読み出したディス
プレイ番号表を、新しく設定したディスプレイ番号表デ
ータに書き替える制御を行う。ここで、ディスプレイ番
号をクリックした後で「キャンセル」コマンドをクリッ
クすると、図28(c)に示すように、最初に読み出し
た番号表の表示を行う制御をする。また、「設定」コマ
ンドをクリックされるまでは、ディスプレイ番号クリッ
ク待ち状態になっている。そして、次に利用指定を行う
場合には、新しい番号表データが読み込まれるので、図
28(e)に示すように、以前に利用しないよう指定し
たディスプレイ番号がハッチング表示されることにな
る。
【0145】次に、図30を用いて、未接続ディスプレ
イがある場合の利用指定制御時について説明する。
【0146】未接続ディスプレイがある場合には、図3
0(a)に示すように、ディスプレイ番号表の未接続デ
ィスプレイのディスプレイ番号に、あらかじめ、利用し
ない場合と同様のハッチング表示を行い、クリックして
も受け付けないように制御する。また、別の例として、
図30(b)に示すように、ディスプレイ番号表に接続
状態を示す欄を設ける表示例が挙げられる。この場合
は、未接続ディスプレイのディスプレイ番号に「未接
続」の表示を行い、図30(a)の場合と同様に、クリ
ックしても受け付けないよう制御する。尚、未接続ディ
スプレイのディスプレイ番号欄に、図30(a)と同様
にハッチング表示をしても良い。
【0147】次に、表示ディスプレイ指定制御を行う場
合について、図31,図32を用いて説明する。ここ
で、表示ディスプレイ指定制御は、表示内容交換制御の
一つであり、一つのアプリケーションのみを、他の使
用、未使用ディスプレイに表示する制御である。
【0148】図31は表示ディスプレイ指定制御を行う
場合の表示画面の一例であり、図32はそのフローチャ
ートである。
【0149】始めに、図31を用いて表示ディスプレイ
指定制御を行う場合の表示画面について説明する。
【0150】先に説明した表示ディスプレイ利用指定制
御の場合と同様に、メインコマンド中の「ディスプレ
イ」コマンドをクリックする。次に、サブコマンド中の
「ディスプレイ指定・交換」コマンドをクリックする
と、表示ディスプレイ指定制御に移り、図31(a)に
示すように、ディスプレイ番号(図中Display.1からDis
play.4)が記載されているディスプレイ番号欄(図中Di
splay.No)と、表示されているアプリケーション名及び
アプリケーション番号が記載されているアプリケーショ
ン番号欄(図中Ap.No)で構成されるディスプレイ状況
表が表示される。ここで、例えば、ディスプレイ1,
2,3に各々アプリケーション番号が1,2,3である
アプリケーションAp.A,Ap.B,Ap.Cが表示されてい
るとし、ディスプレイ3に表示しているAp.Cをディス
プレイ4へ表示するよう指定するとする。この場合、状
況表のアプリケーション番号欄にあるAp.C(3)を
(図31(b))、表示したいディスプレイ4に対応す
るアプリケーション番号欄までドラッキングする(図3
1(c))。他にディスプレイ指定を行うアプリケーシ
ョンが無ければ、状況表下部の「設定」コマンドをクリ
ックする。「設定」コマンドがクリックされると、表示
ディスプレイ指定制御が行われ、図28(a)に示すメ
インコマンド表示へ戻る。
【0151】次に、図32を用いて、表示ディスプレイ
指定制御の流れについて説明する。尚、「ディスプレ
イ」コマンドクリックからサブコマンドの表示までは、
先に説明したディスプレイ利用指定制御と同様である。
【0152】「ディスプレイ指定・交換」コマンドをク
リックすると、記憶しているディスプレイ状況表のデー
タが読み込まれ、表示が行われる。ここで、状況表下部
の「キャンセル」コマンドをクリックすると、サブコマ
ンド表示に戻るよう制御する。次に、対象となるアプリ
ケーション番号を指定先にドラッキングし、「設定」コ
マンドをクリックすると、交換信号が生成されてコント
ローラ207へ転送される。そして、ディスプレイ状況
表のデータが書き替えられて制御が終了し、メインコマ
ンドの表示へ戻るよう制御する。ここで、アプリケーシ
ョン番号ドラッキング後に、状況表下部の「キャンセ
ル」コマンドをクリックすると、図31(a)に示すよ
うに、最初に読み出した状況表を表示するよう制御す
る。また、「設定」コマンドをクリックされるまでは、
アプリケーション番号クリック待ち状態となる。
【0153】次に、表示ディスプレイ指定制御のもう一
つの例として、アプリケーションを開く際に、表示ディ
スプレイ指定が可能である場合について、図33,図3
4を用いて説明する。
【0154】図33は、アプリケーションを開く際に表
示ディスプレイ指定制御を行う場合の表示画面の一例で
あり、図34はそのフローチャートである。
【0155】始めに、図33を用いて、アプリケーショ
ンを開く際に表示ディスプレイ指定制御を行う場合の表
示画面について説明する。ここで、例えば、既にアプリ
ケーション番号が1,2のAp.A,Ap.Bがディスプレイ
1,2に表示されており、表示ディスプレイ指定を行わ
ない場合は、次に新しくアプリケーションを開くとディ
スプレイ3に表示が行われる場合にあるとする。そし
て、新しく3番目にアプリケーションAp.Cを開き、デ
ィスプレイ4に表示するように指定することにする。
【0156】まず始めに、新しくアプリケーションAp.
Cを開くために、メインコマンドの「ファイル」コマン
ドをクリックすると、ファイル名が記載されたファイル
リストが表示される(図33(a))。ファイルリスト
中のAp.Cをクリックすると、図33(b)に示すよう
にディスプレイ指定のサブコマンドが表示される。サブ
コマンドの「ディスプレイ指定あり」コマンドをクリッ
クすると、図33(c)に示すように、ディスプレイ状
況表が表示される。ディスプレイ状況表中のディスプレ
イ4をクリックし、状況表下部の「設定」コマンドをク
リックすると、表示ディスプレイ指定制御が行われて、
Ap.Cはディスプレイ4に表示され、メインコマンド表
示に戻る。そして、次に状況表を表示する場合は、図3
3(e)に示すように、Ap.C(3)がディスプレイ4
に対応するアプリケーション番号欄に書き込まれて表示
される。
【0157】次に、図34を用いて、アプリケーション
を開く際に表示ディスプレイ指定を行う場合の制御の流
れについて説明する。
【0158】始めに、アプリケーションを開くために
「ファイル」コマンドをクリックすると、記憶している
ファイルリストのデータが読み込まれ、表示が行われ
る。ここで、ファイルリスト下部の「キャンセル」コマ
ンドをクリックすると、メインコマンドの表示に戻るよ
う制御する。次に、ファイル名をクリックすると、サブ
コマンドが表示される。ここで、サブコマンド下部の
「キャンセル」コマンドをクリックすると、図33
(a)に示すように、最初に読み出したファイルリスト
表示を行うよう制御する。次に、サブコマンド中の「デ
ィスプレイ指定あり」コマンドをクリックすると、記憶
しているディスプレイ状況表のデータが読み込まれ、表
示が行われる。ここで、状況表下部の「キャンセル」コ
マンドをクリックすると、図33(b)に示すように、
サブコマンド表示を行うよう制御する。また、「ディス
プレイ指定なし」コマンドを選択すると、先に説明した
アプリケーション割付け制御を行い、ディスプレイ3に
Ap.Cの表示が行われる。次に、ディスプレイ番号をク
リックし、「設定」コマンドをクリックすると、先に説
明したアプリケーション割付け制御が行われ、Ap.Cを
まずディスプレイ3に割り付け、続いて交換信号を生成
して、Ap.Cをディスプレイ4に表示するよう制御を行
う。そして、ディスプレイ状況表のデータを書き替え、
メインコマンドの表示に戻るよう制御する。ここで、デ
ィスプレイ番号をクリックした後で「キャンセル」コマ
ンドをクリックすると、図33(c)に示すように、最
初に読み出したディスプレイ状況表を表示するよう制御
する。また、この制御を行った後で、次にディスプレイ
状況表が表示される場合は、新しい状況表データが読み
込まれるので、図33(e)に示すように、ディスプレ
イ4に対応するアプリケーション欄にAp.C(3)が書
き込まれた状態で表示される。
【0159】次に、表示内容交換制御を行う場合につい
て、図35,図36を用いて説明する。
【0160】図35は、表示内容交換制御を行う場合の
表示画面の一例であり、図36はそのフローチャートで
ある。
【0161】始めに、図35を用いて表示内容交換制御
を行う場合の表示画面について説明する。ここで、例え
ば、ディスプレイ1からディスプレイ4には、それぞれ
アプリケーションAp.A(1)とAp.B(2),Ap.C
(3),Ap.D(4),Ap.E(5)が表示されていると
し、ディスプレイ2とディスプレイ3の表示内容(Ap.
C(3)とAp.D(4))を交換することにする。
【0162】表示画面交換を行う場合は、表示ディスプ
レイ指定制御を行う場合と同様に、メインコマンドの
「ディスプレイ」コマンドをクリックし、続いて表示さ
れるサブコマンドの「ディスプレイ指定・交換」コマン
ドをクリックする(図35(a))。次に、表示された
ディスプレイ状況表で、表示を交換するアプリケーショ
ンAp.C(3)とAp.D(4)を、各々、Ap.C(3)を
ディスプレイ4に対応するアプリケーション番号欄へ、
Ap.D(4)をディスプレイ3に対応するアプリケーシ
ョン番号欄へドラッグする(図33(b))。そして、
「設定」コマンドをクリックすると、表示内容交換制御
が行われ、メインコマンドの表示に戻る。
【0163】次に、図36を用いて表示内容交換制御の
流れについて説明する。尚、「ディスプレイ」コマンド
クリックからサブコマンド表示までは、先に説明したデ
ィスプレイ利用制御と同様である。
【0164】「ディスプレイ指定・交換」コマンドをク
リックすると、記憶しているディスプレイ状況表のデー
タが読み込まれ、表示が行われる。ここで、状況表下部
の「キャンセル」コマンドをクリックすると、メインコ
マンド、サブコマンドのみの表示となる。次に、表示デ
ィスプレイを交換するアプリケーション番号をドラッキ
ングし、「設定」コマンドをクリックすると、交換信号
が生成されてコントローラ207に転送され、表示内容
交換制御が行われる。そして、ディスプレイ状況表のデ
ータを書き替え、メインコマンド表示に戻るよう制御す
る。ここで、アプリケーション番号のクリック、ドラッ
グ後に「キャンセル」コマンドをクリックすると、図3
5(a)に示すように、最初に読み出した状況表を表示
するよう制御する。また、「設定」コマンドをクリック
されるまでは、アプリケーション番号クリック待ち状態
になっている。
【0165】次に、図37を用いて、未接続ディスプレ
イ、利用しないディスプレイがある場合の表示ディスプ
レイ指定制御、表示内容交換制御で表示されるディスプ
レイ状況表について説明する。
【0166】例えば、ディスプレイ2が未接続であり、
ディスプレイ3が利用しないよう指定されているとす
る。この場合、未接続ディスプレイであるディスプレイ
2、利用しないディスプレイであるディスプレイ3の各
々のディスプレイ番号欄は、図37に示すように、ハッ
チング表示されており、対応するアプリケーション番号
欄に、各々「未接続」、「利用しない」等のメッセージ
が表示される。また、状況表の表示例としては、上記の
表示画面例以外にも、ハッチングのみの場合や、メッセ
ージのみの場合等が挙げられるが、どのような表示を行
った場合でも、未接続ディスプレイ、利用しないディス
プレイの状況表欄には、クリック等に対して反応しない
よう制御する。
【0167】このように、コマンドを表示し、制御を行
うことで、使い勝手の良い操作が行える。
【0168】以上のように、表示ボードで表示制御を行
うことで、情報処理装置に接続された複数のディスプレ
イの各々に、1から複数個の任意のアプリケーションを
表示することができ、且つ正しくアクセスを行うことが
できる。
【0169】次に、1画面分のメモリを備えたディスプ
レイをカスケードに接続する第9の実施例について図3
8及び図39を用いて説明する。
【0170】図38は第9の実施例の情報処理装置の構
成図である。3801は情報処理装置の本体であり、3
802はディスプレイを接続するケーブルである。38
03−1から3803−Mは、ケーブル3802により
本体3802と接続されているM個のディスプレイであ
る。
【0171】図39は実施例9のシステム構成図であ
る。3901はCPUであり、3902,3903,3
904は各々アドレス、制御信号、描画データを転送す
るアドレスバス、制御信号バス、データバスである。3
905はCPUにより生成されるアプリケーション番号
を転送する信号バスである。3906は表示制御を行う
表示ボードであり、3907はコントローラである。3
908,3909,3910は各々、描画アドレス、制
御信号、描画データを転送するアドレスバス、制御信号
バス、データバスである。3911は1個のコネクタで
あり、3912はコネクタに接続されているケーブルに
接続されるディスプレイの接続状態を示す接続信号を転
送する信号バスである。3913,3914,3915
は各々、描画アドレス、制御信号、描画データを転送す
るアドレスバス、制御信号バス、データバスであり、図
38に示すケーブル3802を構成している。3916
−1から3916−MはM個のディスプレイであり、図
38に示すディスプレイ3803と同一である。391
7はディスプレイ3916に設けられたコントローラで
あり、3918,3919,3920は、各々、アドレ
ス、メモリアクセス制御信号、描画データを転送する、
アドレスバス、制御信号バス、データバスである。39
21はディスプレイ3916に設けられたディスプレイ
1画面分の表示データを格納する1個のメモリであり、
3922は表示データを転送するデータバスである。3
923は表示制御信号を転送する信号バスであり、39
24はコントローラ3917でパネルの画素配列に対応
するよう変換された表示データを転送するデータバスで
ある。3925はディスプレイの表示部であるパネルで
ある。
【0172】始めに、図38を用いて、本実施例の構成
について説明する。
【0173】本実施例では、情報処理装置本体3801
に設けられているコネクタは一つである。そこで、1画
面分の表示データを格納するメモリを備えたM個のディ
スプレイ(Mは2以上)3803−1から3801−M
は、本体3801に接続されているケーブル3802に
それぞれ接続され、各ディスプレイ3803に任意のア
プリケーションの表示が行われる。
【0174】次に、図39を用いて本実施例の表示制御
について説明する。
【0175】まず始めに、アプリケーション割付け制御
について説明する。本実施例のアプリケーション割付け
制御は、実施例1と同様にコントローラ3907で行わ
れるが、実施例1で説明した対応表325と、本実施例
でコントローラ3907に設けられている対応表は構成
が異なっている。本実施例の対応表は、ディスプレイ番
号、アプリケーション番号を格納するディスプレイ番号
レジスタ、アプリケーション番号レジスタで構成されて
いる。したがって、アプリケーション割付け制御は、実
施例1と同様に行われるが、対応表の構成に従って、各
ディスプレイ番号に、アプリケーション番号を対応させ
るように制御する。
【0176】次に、アプリケーションに対する描画アク
セス制御と表示アクセス制御について説明する。
【0177】始めに、描画アクセス制御について説明す
る。描画アクセスの対象となるアプリケーションのアプ
リケーション番号と、描画アドレス、描画データ及び描
画アクセス制御信号は、信号バス3905、アドレスバ
ス3902、データバス3904、制御信号バス390
3を介してコントローラ3907に転送される。コント
ローラ3907では、転送されたアプリケーション番号
から、コントローラ3907内の対応表を検索し、対象
となっているアプリケーションを表示すべきディスプレ
イを判定する。そして、コントローラ3907は、判定
した対応するディスプレイに描画アドレス、描画デー
タ、描画アクセス制御信号を転送するように制御する。
アドレスバス3908、データバス3910、制御信号
バス3909を介して、コネクタ3911に転送する。
【0178】コネクタ3911には、図38に示す、ア
ドレスバス3913、制御信号バス3914、データバ
ス3915で構成されるケーブル3802が接続されて
おり、ケーブル3802には、M個のディスプレイ39
16−1から3916−Mが接続している。コネクタ3
911へ転送された描画アドレス、描画データ、描画ア
クセス制御信号は、コネクタ3911に接続するケーブ
ル3802を構成するアドレスバス3913、データバ
ス3915、制御信号バス3914を介して対応するデ
ィスプレイ3916のコントローラ3917に転送され
る。コントローラ3917は転送された描画アドレス、
描画データ、描画アクセス制御信号を、アドレスバス3
918、データバス3920、制御信号バス3919を
介してメモリ3921に転送し、描画アドレスを行う。
【0179】次に、対応するディスプレイのみに描画ア
ドレス、描画アクセス制御信号、描画データを転送する
制御について説明する。コントローラ3907は、ディ
スプレイ3916−1から3916−Mの各々に対し、
各ディスプレイ3916に設けた各メモリ3921を有
効にするM個のチップセレクト信号を生成し、有効にな
ったディスプレイ3916に描画アドレス、描画アクセ
ス制御信号、描画データを転送する。この制御は、次の
ように行う。まず、コントローラ3907は、対応する
ディスプレイ3916を判定すると、ディスプレイ39
16に転送されているチップセレクト信号を有効とす
る。そして、有効となったディスプレイ3916のコン
トローラ3917に、アドレスバス3913、制御信号
バス3914、データバス3915を介して転送され
る。対応しないディスプレイ3916のチップセレクト
信号は有効にならないので、描画アドレス、描画アクセ
ス制御信号、描画データはそれらのコントローラ391
7には取り込まれない。
【0180】このように、チップセレクト信号を生成
し、対応するディスプレイ3916を有効にすること
で、対応するディスプレイのみに描画アドレス、描画ア
クセス制御信号、描画データを転送することができる。
【0181】次に、対応するディスプレイのみに描画ア
ドレス、描画アクセス制御信号、描画データを転送する
制御で、前述した制御方法と異なる制御について説明す
る。アドレスバス3908,3913は、各ディスプレ
イ3916のメモリ3921のアドレスのビット数より
多いビット数のアドレスを転送するよう構成されてお
り、メモリ3921のアドレスは、アドレスバス390
8,3913の下位ビットを使用して転送される。そし
て、コントローラ3907は、対応するディスプレイ3
916を判定すると、そのディスプレイ3916のディ
スプレイ番号を、アドレスバス3908,3913の残
りの上位ビットとして転送する。そして、アドレスバス
3908,3913の上位ビットに格納されたディスプ
レイ番号を持つディスプレイ3916のみに描画アドレ
スを転送するよう制御する。
【0182】このように、メモリ3921のアドレスの
ビット幅より大きなビット幅を持つアドレスバス390
8,3913を用い、上位ビットに対応するディスプレ
イ3916のディスプレイ番号を格納することで、対応
するディスプレイのみに描画アドレス、描画アクセス制
御信号、描画データを転送することができる。
【0183】次に、表示アクセス制御について説明す
る。コントローラ3917は、制御信号バス3914を
介して転送される制御信号から、パネル3925の表示
制御を行う表示制御信号を生成し、信号バス3923を
介してパネル3925へ転送する。更に、コントローラ
3917は表示アクセス制御信号を生成し、表示アドレ
スと共に、各々制御信号バス3919、アドレスバス3
918を介してメモリ3921へ転送する。メモリ39
21は、転送された表示アドレスと表示アクセス制御信
号に従って表示データを順次読み出し、データバス39
20を介してコントローラ3917へ転送する。コント
ローラ3917は、転送された表示データを、パネル3
925とのインターフェイスに対応するよう変換して、
データバス3924を介してパネル3925へ転送す
る。パネル3925には、信号バス3923、データバ
ス3924を介して転送される表示制御信号と表示デー
タにより、表示が行われる。
【0184】次に、ディスプレイ番号表示制御について
説明する。各ディスプレイ3916には、各々ディスプ
レイ番号が設定されており、各々のメモリ3921にデ
ィスプレイ番号データとして格納されている。各ディス
プレイに設定されているディスプレイ番号は、制御信号
バス3914を介してコネクタ3911に転送されてい
る。コネクタ3911からは、信号バス3912を介し
て接続信号と共にディスプレイ番号が転送されており、
コントローラ3907内の対応表を構成する各レジスタ
に、ディスプレイ番号と、接続状態が書き込まれること
になる。そして、CPU3901からディスプレイ番号
表示命令が生じると、各ディスプレイ3916のメモリ
3921に格納されているディスプレイ番号データが、
1画面分の表示データと共にコントローラ3917へ転
送される。コントローラ3917は、表示データと、デ
ィスプレイ番号データを1画面分の表示データとして合
成し、パネル3925へ表示する。
【0185】その他の動作は、実施例1と同様である。
【0186】このように、コントローラ3907で、ケ
ーブル3802に接続されているディスプレイ3916
−1からディスプレイ3916−Mを管理して、アプリ
ケーションに対応する各ディスプレイ3916にアドレ
ス、制御信号、データを転送するよう制御し、各ディス
プレイ3916のコントローラ3917で描画及び表示
アクセス制御を行うことで、一つのコネクタ3911に
接続するケーブル3802に接続された複数のディスプ
レイに、対応するアプリケーションのアクセス及び表示
を行うことができる。また、ケーブル3802にディス
プレイ3916を接続していくため、情報処理装置本体
3801に設けるディスプレイ接続用のコネクタ391
1の個数を増やすこと無く接続するディスプレイの個数
を増やすことができる。
【0187】また、本実施例で使用するパネル3925
は、実施例1から8と同様に、CRT及び、液晶ディス
プレイ、EL、PDP等のフラットディスプレイ、ま
た、強誘電性液晶ディスプレイ等のメモリ性を持つディ
スプレイを用いることができる。
【0188】次に、ディスプレイを接続するケーブルの
形態が異なる第10の実施例について、図40,図41
を用いて説明する。
【0189】図40は、実施例10のディスプレイの構
成図である。4001はディスプレイであり、4002
はアドレスバス、制御信号バス、データバス等から成る
外部ケーブルである。4003は入力コネクタであり、
4004,4005は双方向バッファであり、4006
は双方向バッファを制御するスイッチである。4007
は外部ケーブル4002と同一構成の内部ケーブルであ
り、4008はディスプレイの本体である。4009は
出力コネクタであり、4010は外部ケーブル4002
と同一構成の外部ケーブルである。尚、双方向バッファ
4004,4005は、外部ケーブル4002,401
0及び内部ケーブル4007と同じバス幅を持つ。
【0190】図41は、実施例10の情報処理装置の構
成図である。4101は情報処理装置の本体であり、4
102−1から4102−Mは、ディスプレイを接続す
る外部ケーブルである。4103−1から4103−M
はM個のディスプレイであり、ディスプレイ内部を図4
0に示す内部ケーブル4007が通っており、各々外部
ケーブル4102−1から4102−Mにより直前のデ
ィスプレイ4103(4103−1は本体4101)に
接続される。尚、外部ケーブル4102、ディスプレイ
4103は、各々図4に示す外部ケーブル4002及び
4010、ディスプレイ4001と同一である。
【0191】始めに、図40を用いて本実施例のディス
プレイ4001に構成について説明する。
【0192】ディスプレイ4001には、入力コネクタ
4003と出力コネクタ4009が設けられており、各
々アドレスバス、制御信号バス、データバス等から成る
外部ケーブル4002,4010と接続している。入力
コネクタ4003に接続されている双方向バッファ40
04は、スイッチ4006がオンの時入力状態となり、
スイッチ4006がオフの時出力状態になる。同様に、
出力コネクタ4009に接続されている双方向バッファ
4005は、スイッチ4006がオンの時出力状態とな
り、スイッチ4006がオフの時入力状態になる。そし
て、外部ケーブル4002または4010から入力され
る信号は、双方向バッファ4004,4005によって
バッファされるので、波形が鈍ることなく外部ケーブル
4010または4002へ出力されることになる。更
に、入力コネクタ4003と出力コネクタ4009の間
は、外部ケーブル4002,4010と同一の構成の内
部ケーブル4007で結ばれている。また、内部ケーブ
ル4007は、ディスプレイ本体4008に接続されて
おり、アドレス、制御信号、データをディスプレイ本体
4008に転送する。このように、ディスプレイ400
1内部に外部ケーブルと同一構成の内部ケーブルが設け
られているので、複数のディスプレイ4001を接続す
る場合は、直前のディスプレイ4001の出力コネクタ
4009と、次のディスプレイ4001の入力コネクタ
4003の間を、外部ケーブル4002(4009)で
接続すれば良いことになる。
【0193】次に、図41を用いて、本実施例の情報処
理装置の構成を説明する。
【0194】図41に示すように、情報処理装置の本体
4101には、外部ケーブル4102−1により、1個
目のディスプレイ4103−1が接続されている。2個
目以降の複数のディスプレイ4103−2から4103
−Mは、各々、外部ケーブル4102−2から4102
−Mによって直前のディスプレイ4103−(m−1)
(m=2〜M)に接続する。先に説明したように、ディ
スプレイ4103内部を図40に示す内部ケーブル40
04が通っているので、このように接続することで、先
に説明した実施例9と同様のアプリケーション割付け制
御、表示アクセス制御及び描画アクセスにより、任意の
ディスプレイ4103へのアプリケーションの表示、ア
プリケーションへのアクセスが適切に行える。
【0195】このように、外部ケーブルと同一構成の内
部ケーブルを設けたディスプレイを用いることで、情報
処理装置に設けられたディスプレイ接続用のコネクタの
数を増やすことなく複数のディスプレイを接続すること
ができる。また、ディスプレイ同士を接続できるので、
情報処理本体に接続する外部ケーブルを短くすることが
できる。
【0196】
【発明の効果】PC,WS等の情報処理装置に複数のデ
ィスプレイを設け、表示ボードで表示制御を行うこと
で、同時に開いている複数のアプリケーションを、各々
任意の別個のディスプレイに1から複数個ずつ表示する
ことができ、各アプリケーションの表示面積を広く取る
ことができるので、表示が見易くなり、作業効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来と本発明の情報処理装置で用いられるディ
スプレイの表示画面の説明図。
【図2】本発明の第1の実施例のシステムのブロック
図。
【図3】本発明の第1の実施例のコントローラのブロッ
ク図。
【図4】アプリケーション割付け制御における状態表及
び対応表、ディスプレイカウンタ値の説明図。
【図5】1ディスプレイ上に複数個のアプリケーション
を開き、ウィンドウ表示する場合の表示画面の説明図。
【図6】1ディスプレイ上に複数個のアプリケーション
を開き、ウィンドウ表示する場合の状態表及び対応表、
ディスプレイカウンタ値の説明図。
【図7】表示内容交換制御における表示画面図と、状態
表及び対応の説明図。
【図8】表示内容交換制御におけるバススイッチの動作
説明図。
【図9】アプリケーションクローズ制御における状態表
及び対応表、ディスプレイカウンタ値の説明図。
【図10】利用しないディスプレイが指定されている場
合のアプリケーション割付け制御における状態表及び対
応表、ディスプレイカウンタ値の説明図。
【図11】未接続コネクタがある場合のシステムのブロ
ック図。
【図12】未接続コネクタがある場合のアプリケーショ
ン割付け制御における状態表及び対応表、ディスプレイ
カウンタ値の説明図。
【図13】本発明の第2の実施例のシステムのブロック
図。
【図14】本発明の第2の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図15】本発明の第3の実施例のシステムのブロック
図。
【図16】本発明の第4の実施例のシステムのブロック
図。
【図17】本発明の第4の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図18】本発明の第4の実施例の表示内容交換制御に
おける状態及び対応の説明図。
【図19】本発明の第5の実施例のシステムのブロック
図。
【図20】本発明の第5の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図21】本発明の第6の実施例のシステムのブロック
図。
【図22】本発明の第6の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図23】本発明の第7の実施例のシステムのブロック
図。
【図24】本発明の第7の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図25】本発明の第8の実施例のシステムのブロック
図。
【図26】本発明の第8の実施例のコントローラのブロ
ック図。
【図27】従来の情報処理装置のブロック図。
【図28】本発明の第1の実施例のディスプレイ利用指
定制御時の一表示画面例の説明図。
【図29】ディスプレイ利用指定制御のフローチャー
ト。
【図30】本発明の第1の実施例の未接続ディスプレイ
がある場合のディスプレイ利用指定制御時の一表示画面
例の説明図。
【図31】本発明の第1の実施例の表示ディスプレイ指
定制御時の一表示画面例の説明図。
【図32】表示ディスプレイ指定制御のフローチャー
ト。
【図33】本発明の第1の実施例のアプリケーションオ
ープン時の表示ディスプレイ指定制御時の一表示画面例
の説明図。
【図34】アプリケーションオープン時の表示ディスプ
レイ指定制御のフローチャート。
【図35】本発明の第1の実施例の表示内容交換制御時
の一表示画面例の説明図。
【図36】表示内容交換制御時のフローチャート。
【図37】未接続ディスプレイ、利用しないディスプレ
イがある場合の一表示画面例の説明図。
【図38】本発明の第9の実施例の情報処理装置のブロ
ック図。
【図39】本発明の第9の実施例の詳細なシステムのブ
ロック図。
【図40】本発明の第10の実施例で用いるディスプレ
イの説明図。
【図41】本発明の第10の実施例の情報処理装置の説
明図。
【符号の説明】 201…CPU、202…アドレスバス、203…制御
信号バス、204…データバス、205…信号バス、2
06…表示ボード、207…コントローラ、208…ア
ドレスバス、209…データバス、210…制御信号バ
ス、211−1から211−M…メモリ、212…デー
タバス、213…信号バス、214…データバス、21
5−1から215−M…コネクタ、216…信号バス、
217−1から217−M…ディスプレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 徹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々1個のディスプレイを接続するM個の
    コネクタと、前記各々1個のディスプレイの1画面分の
    表示データを格納するM個のメモリと、 表示制御及びメモリ制御を行うコントローラから成る表
    示システムと、1<L≦MであるL個のディスプレイと
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記情報処理装置は、
    前記L個のディスプレイに対し、表示に利用するディス
    プレイと、表示に利用しないディスプレイを指定する機
    能を有し、前記表示システムは、前記M個のコネクタ
    と、前記M個のメモリと、前記コントローラは、前記L
    個のディスプレイの利用指定状態と、前記コネクタとの
    接続状態と、前記ディスプレイに表示が行われているか
    否かの使用状態を判断する機能を有し、新しくアプリケ
    ーションを開く場合、前記L個のディスプレイのうち、
    表示に使用していないディスプレイを判定し、前記ディ
    スプレイが接続する前記コネクタに対応する前記メモリ
    を判定し、前記アプリケーションの表示データを前記メ
    モリに格納する機能と、表示しているN個のアプリケー
    ションのうち、アクセスを指示された前記アプリケーシ
    ョンの表示データを格納するメモリを判定してアクセス
    を行える機能と、前記M個の各メモリから出力される表
    示データを、対応する前記M個のコネクタの各々に転送
    する機能と、前記N個のアプリケーションを表示すべき
    ディスプレイに表示を行う場合、前記ディスプレイに表
    示を行う制御信号を生成し、前記の各メモリに格納され
    た前記アプリケーションの表示データを、各々表示を行
    うべきディスプレイが接続している前記M個のコネクタ
    の、対応する各コネクタに転送し、前記ディスプレイに
    表示を行う機能を有するコントローラ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記L
    個のディスプレイのうち一つに表示している表示内容
    を、別のディスプレイに表示している表示内容と交換し
    て表示する機能を有し、前記M個のメモリから、出力バ
    スと、前記M個のコネクタの間に出力バスと前記コネク
    タを任意に接続するスイッチマトリクスを有し、前記コ
    ントローラは、前記L個のディスプレイの一つに表示を
    している表示内容と、別のディスプレイに表示している
    表示内容を交換する場合、前記二つのディスプレイの表
    示データが格納されている前記メモリから読み出される
    各々の表示データを、交換したディスプレイに各々接続
    する前記コネクタにそれぞれ転送するようにスイッチマ
    トリクスを制御する機能と、前記表示に利用するよう指
    定したディスプレイに接続するコネクタに対応するメモ
    リにのみ表示データを格納する機能と、前記ディスプレ
    イが接続していないコネクタに対応するメモリには、ア
    プリケーションの表示データを格納せず、ディスプレイ
    が接続するコネクタに対応するメモリに表示データを格
    納する機能を有するコントローラ。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記情報処理装置は、
    前記L個のディスプレイに対し、表示に利用するディス
    プレイと、表示に利用しないディスプレイを指定する機
    能を有し、前記表示を行うべきディスプレイを交換した
    場合に、前記メモリに、交換したディスプレイに対応し
    た表示データを新たに描画する機能を有し、前記表示シ
    ステムは、前記M個のコネクタと、前記M個のコネクタ
    に各々一定に対応している前記M個のメモリと、前記コ
    ントローラから成り、前記コントローラは、前記L個の
    ディスプレイの利用指定状態と、前記コネクタとの接続
    状態と、前記ディスプレイに表示が行われているか否か
    の使用状態を判断する機能と、新しくアプリケーション
    を開く場合、前記L個のディスプレイのうち、表示に使
    用していないディスプレイを判定し、前記ディスプレイ
    が接続する前記コネクタに対応する前記メモリを判定
    し、前記リケーションの表示データを前記メモリに格納
    する機能と、表示しているN個のアプリケーションのう
    ち、アクセスを指示された前記アプリケーションの表示
    データを格納するメモリを判定してアクセスを行える機
    能と、前記N個のアプリケーションを表示を行う場合、
    ディスプレイに表示を行う制御信号を生成し、前記M個
    の各メモリに格納された前記アプリケーションの表示デ
    ータを、各々のメモリが対応している前記M個のコネク
    タに転送し、前記ディスプレイに表示を行う機能と、前
    記L個のディスプレイの一つの表示内容を、別のディス
    プレイの表示内容と交換する場合、前記二つのディスプ
    レイの表示データを、交換する前記ディスプレイに対応
    する各々のメモリに、再度格納する機能を有するコント
    ローラ。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記情報処理装置は、
    前記L個のディスプレイのうち一つに表示している表示
    内容を、別のディスプレイに表示している表示内容と交
    換して表示する機能を有し、前記表示システムは、前記
    M個のコネクタと、前記M個のコネクタに各々一定に対
    応している前記M個のメモリと、前記ディスプレイの1
    画面分の表示データを格納する別の1個のメモリと、前
    記コントローラから成り、前記コントローラは、前記L
    個のディスプレイの利用指定状態と、前記コネクタとの
    接続状態と、前記ディスプレイに表示が行われているか
    否かの使用状態を判断する機能と、新しくアプリケーシ
    ョンを開く場合、前記L個のディスプレイのうち、表示
    に使用していないディスプレイを判定し、前記ディスプ
    レイが接続する前記コネクタに対応する前記メモリを判
    定し、前記アプリケーションの表示データを前記メモリ
    に格納する機能と、表示しているN個のアプリケーショ
    ンのうち、アクセスを指示された前記アプリケーション
    の表示データを格納するメモリを判定してアクセスを行
    える機能と、前記N個のアプリケーションを表示を行う
    場合、ディスプレイに表示を行う制御信号を生成し、前
    記M個の各メモリに格納された前記アプリケーションの
    表示データを、各々のメモリが対応している前記M個の
    コネクタに転送し、前記ディスプレイに表示を行う機能
    と、前記L個のディスプレイの一つの表示内容を、別の
    ディスプレイの表示内容と交換して表示を行う場合、前
    記二つのディスプレイの表示データの一方を、前記別の
    1個のメモリに一時格納し、前記二つのディスプレイに
    対応する表示データの他方を、交換して表示を行うディ
    スプレイに対応している一方メモリに格納し、前記別の
    一個のメモリに格納している表示データを、交換して表
    示を行うディスプレイに対応しているメモリに格納する
    機能を有するコントローラ。
  6. 【請求項6】各々1個のディスプレイを接続するM個の
    コネクタと、表示データを格納する1個のメモリと、表
    示制御及びメモリ制御を行うコントローラから成る表示
    システムと、前記M個のコネクタに接続する1<L≦M
    であるL個のディスプレイから成り、前記1個のメモリ
    は、前記L個のディスプレイの各々1画面分の表示デー
    タを全て格納することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記情報処理装置は、前記L個のディスプレイのうち、
    表示に利用するディスプレイと、表示に利用しないディ
    スプレイを指定する機能を有し、前記表示システムは、
    前記M個のコネクタと、前記1個のメモリと、前記コン
    トローラから成り、前記1個のメモリは、前記M個のコ
    ネクタの個数であるM個の領域に分割し、前記コントロ
    ーラは、前記L個のディスプレイの利用指定状態と、前
    記コネクタとの接続状態と、前記ディスプレイに表示が
    行われているか否かの使用状態を判断する機能を有し、
    新しくアプリケーションを開く場合、前記L個のディス
    プレイのうち、表示に使用していないディスプレイを判
    定し、前記ディスプレイが接続する前記コネクタに対応
    する前記メモリ領域を判定し、前記アプリケーションの
    表示データを前記メモリの対応する領域に格納する機能
    と、表示しているN個のアプリケーションの内、アクセ
    スを指示された前記アプリケーションの表示データを格
    納するメモリ領域を判定してアクセスを行える機能と、
    前記N個のアプリケーションを表示を表示すべきディス
    プレイに表示を行う場合、前記ディスプレイに表示を行
    う制御信号を生成し、前記メモリの各領域に格納された
    前記アプリケーションの表示データを、各々表示を行う
    べきディスプレイが接続している前記M個のコネクタ
    の、対応する各コネクタに転送し、前記ディスプレイに
    表示を行う機能を有するコントローラ。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7において、前記情
    報処理装置は、前記L個のディスプレイのうち一つに表
    示している表示内容を、別のディスプレイに表示してい
    る表示内容と交換して表示する機能を有し、前記コント
    ローラは、前記L個のディスプレイの一つの表示内容
    を、別のディスプレイの表示内容と交換して表示を行う
    場合、前記二つのディスプレイの表示データが格納され
    ている前記メモリの各領域から読み出される表示データ
    を、各々表示を交換する互いのディスプレイに接続する
    前記コネクタに転送する機能と、前記利用するディスプ
    レイに接続するコネクタに対応するメモリ領域にのみ表
    示データを格納する機能と、前記ディスプレイが接続し
    ていないコネクタに対応するメモリ領域には、アプリケ
    ーションの表示データを格納せず、ディスプレイが接続
    するコネクタに対応するメモリ領域に、表示データを格
    納する機能を有するコントローラ。
  9. 【請求項9】請求項6において、前記情報処理装置は、
    前記L個のディスプレイのうち一つに表示している表示
    内容を、別のディスプレイに表示している表示内容と交
    換して表示する機能を有し、前記表示を行うべきディス
    プレイを交換した場合に、前記メモリに表示データを新
    たに描画する機能を有し、前記表示システムは、前記M
    個のコネクタと、前記M個のコネクタに前記M個の領域
    が各々一定に対応している前記1個のメモリと、前記コ
    ントローラから成り、前記コントローラは、前記L個の
    ディスプレイの利用指定状態と、前記コネクタとの接続
    状態と、前記ディスプレイに表示が行われているか否か
    の使用状態を判断する機能と、新しくアプリケーション
    を開く場合、前記L個のディスプレイのうち、表示に使
    用していないディスプレイを判定し、前記ディスプレイ
    が接続する前記コネクタに対応する前記メモリ領域を判
    定し、前記アプリケーションの表示データを前記メモリ
    領域に格納する機能と、表示しているN個のアプリケー
    ションの内、アクセスを指示された前記アプリケーショ
    ンの表示データを格納するメモリ領域を判定してアクセ
    スを行える機能と、前記N個のアプリケーションを表示
    を行う場合、ディスプレイに表示を行う制御信号を生成
    し、前記1個のメモリの各領域に格納された前記アプリ
    ケーションの表示データを、各々のメモリ領域が対応し
    ている前記M個のコネクタに転送し、前記ディスプレイ
    に表示を行う機能と、前記L個のディスプレイの一つの
    表示内容を、別のディスプレイの表示内容と交換して表
    示を行う場合、前記二つのディスプレイの表示データ
    を、交換する前記ディスプレイに対応する各々のメモリ
    領域に、交換して再度格納する機能を有するコントロー
    ラ。
  10. 【請求項10】請求項6の情報処理装置で、前記情報処
    理装置は、前記L個のディスプレイのうち一つに表示し
    ている表示内容を、別のディスプレイに表示している表
    示内容と交換して表示する機能を有し、前記表示システ
    ムは、前記M個のコネクタと、前記M個のコネクタに各
    々一定に対応している前記M個の領域に分割した1個の
    メモリと、前記ディスプレイの1画面分の表示データを
    格納する別の1個のメモリと、前記コントローラから成
    り、前記コントローラは、前記L個のディスプレイの利
    用指定状態と、前記コネクタとの接続状態と、前記ディ
    スプレイに表示が行われているか否かの使用状態を判断
    する機能を有し、新しくアプリケーションを開く場合、
    前記L個のディスプレイのうち、表示に使用していない
    ディスプレイを判定し、前記ディスプレイが接続する前
    記コネクタに対応する前記メモリ領域を判定し、前記ア
    プリケーションの表示データを前記メモリ領域に格納す
    る機能と、表示しているN個のアプリケーションの内、
    アクセスを指示された前記アプリケーションの表示デー
    タを格納するメモリ領域を判定してアクセスを行える機
    能と、前記N個のアプリケーションを表示を行う場合、
    ディスプレイに表示を行う制御信号を生成し、前記M個
    の各メモリ領域に格納された前記アプリケーションの表
    示データを、各々のメモリ領域が対応している前記M個
    のコネクタに転送し、前記ディスプレイに表示を行う機
    能と、前記L個のディスプレイの一つの表示内容を、別
    のディスプレイの表示内容と交換して表示を行う場合、
    前記二つのディスプレイに対応する表示データの一方
    を、前記別の1個のメモリに一時格納し、前記二つのデ
    ィスプレイに対応する表示データの他方を、交換して表
    示を行うディスプレイに対応している一方のメモリ領域
    に格納し、前記別の一個のメモリに格納している表示デ
    ータを、交換して表示を行うディスプレイに対応してい
    る他方のメモリ領域に格納する機能を有するコントロー
    ラ。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10のいづれか一つ
    において、 前記コントローラは、前記接続するL個のディスプレイ
    の各々に、前記ディスプレイが接続する前記M個のコネ
    クタに付けられている1からMまでの番号と等しい番号
    を表示する機能を有するコントローラ。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項10のいづれか一つ
    において、前記L個のディスプレイは、各々表示コント
    ローラを有し、前記表示コントローラは、各々1画面分
    の表示データを格納するメモリを有し、前記L個のディ
    スプレイが各々接続する前記M個のコネクタに付けられ
    ている1からMまでの番号と等しい番号を、前記コント
    ローラから転送される表示データと共に表示する機能を
    有するコントローラ。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項12のいづれか一つ
    において、ディスプレイがCRTである情報処理装置。
  14. 【請求項14】請求項1から請求項12のいづれか一つ
    において、ディスプレイが液晶ディスプレイ、エレクト
    ロルミネッセンスディスプレイ、プラズマディスプレイ
    などのフラットディスプレイである情報処理装置。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記情報処理装置
    は、各々1個のディスプレイを接続するM個のコネクタ
    と、1個のディスプレイの1画面分の表示データを格納
    する1個のメモリと、表示制御及びメモリ制御を行うコ
    ントローラから成る表示システムと、1<L≦Mである
    L個の強誘電性液晶ディスプレイとを有する情報処理装
    置。
  16. 【請求項16】各々1個のディスプレイを接続する1個
    のコネクタと、前記ディスプレイの1画面分の表示デー
    タを格納するメモリから成るM個の表示システムと、前
    記M個の表示システムの各々に接続される、1<L≦M
    であるL個のディスプレイと、前記M個の表示システム
    を制御するコントローラとを有することを特徴とする情
    報処理装置。
  17. 【請求項17】請求項16でディスプレイがCRTであ
    る情報処理装置。
  18. 【請求項18】請求項16でディスプレイが液晶ディス
    プレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイなど
    のフラットディスプレイである情報処理装置。
  19. 【請求項19】1<L≦MであるL個のディスプレイ
    と、前記L個のディスプレイの表示制御及びアクセス制
    御を行う1個のコントローラから成る表示システムを有
    する情報処理装置において、前記L個のディスプレイ
    は、各々1画面分の表示データを格納するメモリと、表
    示制御を行うコントローラと、表示部であるパネルとを
    設けたことを特徴とする表示システム。
  20. 【請求項20】請求項19において、前記情報処理装置
    は、前記L個のディスプレイに対し、表示に利用するデ
    ィスプレイと、表示に利用しないディスプレイを指定す
    る機能を有し、表示システムのコントローラは、前記L
    個のディスプレイの利用指定状態と、前記ディスプレイ
    との接続状態と、前記ディスプレイに表示が行われてい
    るか否かの使用状態を判断する機能を有し、新しくアプ
    リケーションを開く場合、前記L個のディスプレイのう
    ち、表示に使用していないディスプレイを判定し、前記
    ディスプレイのメモリに表示データを記憶するようアド
    レス、制御信号、データを制御,転送する機能と、表示
    しているN個のアプリケーションのうち、アクセスを指
    定された前記アプリケーションを表示するディスプレイ
    を判定して、前記ディスプレイのメモリに、変更すべき
    表示データを記憶するようアドレス、制御信号、データ
    を制御,転送する機能とを有する表示システムのコント
    ローラ。
  21. 【請求項21】請求項19において、前記L個のディス
    プレイの各々に設けられたコントローラは、転送される
    各々のディスプレイに表示するべきアプリケーションの
    表示データを、各々に設けられている前記1画面分の表
    示データを格納するメモリに格納する機能と、前記L個
    のディスプレイの各々で表示を行う場合、前記各々のデ
    ィスプレイの表示部である前記パネルに表示を行う制御
    信号を生成し、前記ディスプレイに設けられたメモリに
    格納されたアプリケーションの表示データを読み出し、
    前記パネルに表示を行う機能を有するコントローラ。
  22. 【請求項22】請求項19,20または21において、
    前記各々1画面分の表示データを格納する1個のメモリ
    と、表示制御を行うコントローラと、表示部であるパネ
    ルとを設けたL個のディスプレイは、表示コントローラ
    からのアドレス、制御信号、表示データを受ける二つの
    コネクタと、前記二つのコネクタは、互いに接続してお
    り、且つ前記ディスプレイに設けられたコントローラに
    接続しており、前記L個のディスプレイを接続する場合
    は、前記ケーブルにより直前のディスプレイと接続する
    情報処理装置。
  23. 【請求項23】請求項19,20,21または22にお
    いて、前記ディスプレイの表示部であるパネルがCRT
    である情報処理装置。
  24. 【請求項24】請求項19,20,21または22にお
    いて、前記ディスプレイの表示部であるパネルが液晶デ
    ィスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイ
    などのフラットディスプレイである情報処理装置。
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