JPH09269753A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH09269753A
JPH09269753A JP7786996A JP7786996A JPH09269753A JP H09269753 A JPH09269753 A JP H09269753A JP 7786996 A JP7786996 A JP 7786996A JP 7786996 A JP7786996 A JP 7786996A JP H09269753 A JPH09269753 A JP H09269753A
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JP
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signal
crystal panel
data
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JP7786996A
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Toru Aoki
青木  透
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置を要せず、低コストで、かつ、簡単
な回路構成により、走査線数がビデオソースの走査線数
より多い表示エリアに画像を表示することができる液晶
表示装置を提供する。 【解決手段】 入力ビデオ信号Vinを信号処理回路1に
てγ補正等の処理を施して供給する。そして、タイミン
グコントローラ5により、帰線期間における液晶パネル
2の走査線の選択スピードを通常の表示動作のときより
も高速にする。これにより、液晶パネル2のすべてのド
ットを表示する時間をビデオソースの走査時間より短く
する。又、黒色表示データを書き込む専用の手段を設
け、帰線期間での黒色表示エリアの書き込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査線数がビデオ
ソースの走査線数と異なる表示エリアに画像を表示する
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ用の液晶表示装
置の表示エリアには、ドット数の異なる様々なものがあ
る。例えば、640(水平方向)×400(垂直方向)
ドットからなる一般的なパーソナルコンピュータ用の表
示装置や、640×480ドットからなるVGA(Vide
o Graphic Array)用の表示装置、800×600ドッ
トからなるSVGA(Super VGA)用の表示装置等で
ある。これらの液晶表示装置において供給されるビデオ
信号は、表示期間中に供給される各走査線の各ドットに
対応した表示データと、帰線期間中に供給される表示エ
リア外の一定の表示データ(黒色等)とを含んでいる。
【0003】図9に1フィールドの表示期間及び帰線期
間に供給されるビデオ信号を概念的に示す。この図にお
いては、帰線期間に供給される一定の表示データに対応
する部分を斜線部にて示してある。図に示すように、例
えば、上述の一般的なパーソナルコンピュータ用のビデ
オ信号(図中「一般的PC」)では表示期間中に走査線
400本分、帰線期間中に走査線40本分に相当する表
示データが供給される。そして、種々の液晶表示装置に
おいて、各々、このように予め定められた走査線数のビ
デオ信号が順次供給され、順次フィールド毎の表示がな
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記一般的
パーソナルコンピュータ用のビデオ信号によりVGA用
の液晶表示装置に画像を表示させるような場合、上述の
ように供給されるビデオ信号の走査線数は400本、帰
線期間を含めても440本相当であり、VGA用表示エ
リアの走査線数(480本)より少ない。このため、か
かる場合に単純に1ラインずつ表示することとしたとき
には、ビデオ信号の走査線数が少ないため、画面の下部
に次の表示画面が表示されてしまう等の不具合が生じて
いた。そのため、1走査線分の表示データを複数の表示
ラインへ書き込む方法も考えられたが、文字を表示させ
る場合には、各ドットに1対1で表示データが対応しな
くなり、文字が歪んだり、文字が明確に認識できないと
いった不具合が発生してしまう。
【0005】ここで、上述のようにビデオソースの走査
線数が少ないビデオ信号を表示ライン数の多い表示エリ
アに画像を表示させる手法としては、ビデオ信号を一旦
ビデオRAM等の記憶装置に記憶し、時間変換すること
によってビデオ信号中の各ドットの表示データを表示エ
リアの所定の画素に対応させることも提案されている。
しかし、かかる時間変換用の記憶装置を設けることは、
液晶表示装置のコストを増大させる要因となっており、
更に、記憶装置を設けることに伴い、装置内部の回路構
成が複雑化すると共に、装置全体の巨大化を招くことに
もなるという問題点を有していた。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、記憶装置を要せず、低コストで、かつ、簡単な
回路構成により、走査線数がビデオソースの走査線数よ
り多い表示エリアに画像を表示することができる液晶表
示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のドットが行列状に配列され、その各行に対応した
走査線と各列に対応したデータ線とが設けられた液晶パ
ネルを有し、帰線期間における一定の表示データ及び表
示期間における各ドットについての表示データからなる
ビデオ信号であって、フィールド毎の全表示データが前
記液晶パネルの走査線数分より少ないビデオ信号によ
り、画像を表示する液晶表示装置において、順次、各々
の前記走査線を選択し、選択した走査線が対応する行の
各ドットを、該走査線が選択されている間に供給される
前記ビデオ信号の表示データに基づいて表示させる液晶
パネル駆動手段と、前記液晶パネル駆動手段に対し、前
記表示期間には、前記ビデオ信号における各走査線毎の
表示データの供給に同期して前記走査線を順次選択さ
せ、前記帰線期間には、前記ビデオ信号における各走査
線毎の表示データの供給より速く前記走査線を順次選択
させることにより、前記ビデオ信号の前記帰線期間及び
前記表示期間よりも、前記液晶パネルのすべてのドット
を表示するための時間を短くする駆動手段制御器とを有
している。
【0008】そして、かかる構成により、帰線期間にお
ける一様な表示が高速でなされ、表示期間における画像
の表示がビデオ信号と同一の速さで行われる。これによ
り、走査線数の少ないビデオ信号によっても、液晶パネ
ルの全ドットの表示が適切になされる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置において、前記液晶パネル駆動手段は、各々
の前記走査線が対応する行のドットを順次駆動させる行
駆動手段と、前記行駆動手段により駆動されている行の
各ドットを前記ビデオ信号の各表示データに基づいて表
示させる列駆動手段とを有し、前記駆動制御器は、前記
表示期間には、前記行駆動手段に、各行のドットの駆動
を前記ビデオ信号における各走査線毎の表示データの供
給に同期して行わせると共に、前記列駆動手段に、前記
ビデオ信号における各ドットについての表示データの供
給に同期して各ドットを表示させ、前記帰線期間には、
前記行駆動手段に、各行のドットの駆動を前記ビデオ信
号における各走査線毎の表示データの供給より速い周期
で行わせると共に、前記列駆動手段に、駆動されている
行の各ドットを前記周期の間に表示させることにより、
前記ビデオ信号の前記帰線期間及び前記表示期間より
も、前記液晶パネルのすべてのドットを表示するための
時間を短くする駆動手段制御器であることを特徴として
いる。
【0010】そして、かかる構成により、各行のドット
が行駆動手段によって駆動され、駆動されている各ドッ
トの表示が列駆動手段によってなされる。このとき、駆
動手段制御器によって、それらの行駆動及びドット表示
のタイミングがコントロールされ、表示期間ではビデオ
信号に同期してなされ、帰線期間ではそれよりも高速で
なされる。これにより、液晶パネルの全ドットの表示が
適切に行われる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶表示装置において、前記液晶パネル駆動手段
は、前記帰線期間においては、前記一定の表示データに
基づく表示信号を、各々の列における印加電圧の極性が
一定である極性反転方式で供給する液晶パネル駆動手段
であることを特徴としている。
【0012】そして、かかる構成により、帰線期間に表
示される表示エリアでは、各列のドットで極性が一定な
極性反転によって表示信号の電圧が印加される。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示装置において、前記液晶パネル駆動手段は、前記
帰線期間においては、前記一定の表示データに基づく表
示信号を、隣接する列同士で互いに印加電圧の極性が異
なる極性反転方式で供給する液晶パネル駆動手段である
ことを特徴としている。
【0014】そして、かかる構成により、帰線期間に表
示される表示エリアでは、左右に隣接するドット同士で
極性が異なる極性反転によって表示信号の電圧が印加さ
れる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれかの項記載の液晶表示装置において、前記駆動手段
制御器は、前記帰線期間においては、前記液晶パネル駆
動手段に、前記一定の表示データに基づく表示信号を、
すべての列に対して同時に供給させる駆動手段制御器で
あることを特徴としている。
【0016】そして、かかる構成により、帰線期間にお
ける一様な表示が、行駆動手段の行駆動と共に行単位で
なされる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項2〜4のい
ずれかの項記載の液晶表示装置において、前記駆動手段
制御器は、前記帰線期間においては、前記液晶パネル駆
動手段に、前記一定の表示データに基づく表示信号を、
すべての列に対して継続して供給させる駆動手段制御器
であることを特徴としている。
【0018】そして、かかる構成により、帰線期間にお
ける一様な表示が、行駆動手段の行駆動による線順次走
査によって高速でなされる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の液晶表示装置において、一定の表示データに基づく
表示信号を、互いに異なり、かつ、前記フィールド毎に
各々反転する極性の電圧によって、2系統から供給する
一定表示信号発生器と、前記帰線期間においてのみ、前
記一定信号発生器から供給される2系統の表示信号の一
方を前記液晶パネルの奇数番目の各列に供給すると共
に、他方を偶数番目の各列に供給する選択手段とを有
し、前記帰線期間においては、前記一定表示信号発生器
から供給された表示信号により前記液晶パネルのドット
を表示することを特徴としている。
【0020】そして、かかる構成により、帰線期間にお
いては、一様表示専用の一定表示信号発生器から供給さ
れた表示信号をもとに、ドットの表示が高速でなされ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 <第1実施形態> (1)構成 図1は本発明の第1の実施形態によるアクティブマトリ
クス液晶表示装置の構成を示す図である。このアクティ
ブマトリクス液晶表示装置は、図示せぬパーソナルコン
ピュータから受けたビデオ信号により画像を表示するも
のである。
【0022】図において、1はパーソナルコンピュータ
からの入力ビデオ信号Vinに対してγ補正、極性反転、
相展開(後述)等の処理を施し、表示信号VIDとして
出力する信号処理回路である。ここに、入力ビデオ信号
Vinは、前記パーソナルコンピュータのドットクロック
DC毎に1つの表示データを含んだビデオ信号であり、
フィールド毎に、1走査線当たり640ドットの表示デ
ータが、表示期間内に走査線400本分、帰線期間内に
走査線40本分含まれる。又、この信号処理回路1での
極性反転には、隣接するドット同士で信号極性が異なる
1Dot反転、あるいは隣接する行同士で信号極性が異
なる1H反転等がある。
【0023】2は640(水平方向)×480(垂直方
向)ドットの表示要素が行列状に配置されたVGA用の
液晶パネルである。この液晶パネル2の各ドットは、図
2に示すように、走査線Hi(i=1、2、…、48
0)と接続されたTFT等のスイッチング素子10と、
それを介してデータ線Vj(j=1、2、…、640)
と接続された液晶層11とを有している。そして、走査
線Hiの走査信号に応じたスイッチング素子10のON
/OFF動作により、液晶層11へデータ線Vjの表示
信号を印加するようになっている。
【0024】図1の符合3は走査線Hiに対応した48
0ビットのシフトレジスタによって構成された走査線駆
動回路である。この走査線駆動回路3は、前記シフトレ
ジスタの各ステージからの出力が順次走査線H1、H
2、…、H480と接続されており、走査線選択信号D
Y及びシフトクロックCLY(後述)を受けて表示ライ
ンの走査線へ順次所定幅の走査信号(パルス信号)を出
力する。これにより、表示データを書き込むべき表示ラ
インの各ドットにおける上記スイッチング素子10をO
N状態とする。
【0025】4はデータ線Vjに対応した640ビット
のシフトレジスタによって構成されたデータ線駆動回路
である。このデータ線駆動回路4内においては、データ
線選択信号DX及びシフトクロックCLX(後述)を受
けて前記シフトレジスタの各ステージからパルス出力が
なされる。そして、このパルス出力により、順次データ
線Vjが選択され、選択されたデータ線Viに対して表
示信号VIDが出力される。
【0026】5は同期信号SYNCに基づいて走査線選
択信号DY、シフトクロックCLY、データ線選択信号
DX及びシフトクロックCLXを発生するタイミングコ
ントローラである。尚、同期信号SYNCは、パーソナ
ルコンピュータから供給される信号であり、入力ビデオ
信号Vinの水平同期信号及び垂直同期信号を含んでい
る。この同期信号SYNCからPLL(位相同期回路)
等により、ビデオ信号Vinに同期したタイミングを作成
する。
【0027】ここで、上記タイミングコントローラ5に
おいて発生される各信号について説明する。走査線選択
信号DYは、フィールド毎に各フィールドの表示に先立
って発生される一定幅のパルス信号である。シフトクロ
ックCLYは、各フィールドの表示において走査線H1
〜H480を順次選択指定するためのクロックパルスで
ある。このシフトクロックCLYのクロックスピード
は、入力ビデオ信号Vinの表示期間においては水平同期
信号と同一であり、帰線期間においては水平同期信号よ
り高速となる。尚、この変速的なシフトクロックCLY
の具体的な発生態様については、本実施形態の動作説明
において明らかにする。
【0028】そして、これら走査線選択信号DY及びシ
フトクロックCLYは走査線駆動回路3へ入力され、走
査線選択信号DYがシフトレジスタによりシフトクロッ
クCLYに同期して順次次段のステージへシフトされ
る。これにより、走査線選択信号DYを保持し出力して
いるステージに対応した走査線に対して走査信号が出力
されることとなるのである。
【0029】一方、データ線選択信号DXは、表示ライ
ン毎に各表示ラインの表示に先立って発生される一定幅
のパルス信号である。このデータ線選択信号DXの発生
周期は、表示期間においては水平同期信号と同一であ
り、帰線期間においては走査線H1〜H480を選択す
るスピードが速くなるため、それに応じて、データ線選
択信号DXのパルスを変化させる。シフトクロックCL
Xは、各表示ラインの表示においてデータ線V1〜V6
40を順次選択指定するためのクロックパルスである。
このシフトクロックCLXのクロックスピードは、表示
期間においては入力ビデオ信号VinのドットクロックD
Cと同一であり、帰線期間においてはデータ線選択信号
DXのパルスに応じて変化させる。尚、この変速的なデ
ータ線選択信号DX及びシフトクロックCLXの具体的
な発生態様についても、本実施形態の動作説明の際に明
らかにする。
【0030】そして、これらデータ線選択信号DX及び
シフトクロックCLXはデータ線駆動回路4へ入力さ
れ、データ線選択信号DXがシフトレジスタによりシフ
トクロックCLXに同期して順次次段のステージへシフ
トされる。これにより、走査線選択信号DYを保持して
いるステージからの出力により、表示信号VIDを供給
すべきデータ線が選択されるのである。
【0031】尚、ここで、上記信号処理回路1において
必要に応じて行われる相展開処理の概要について述べて
おく。相展開とは、液晶の応答を考慮してドットクロッ
クDCよりも長い周期で各ドットの表示データを供給す
るための処理である。図3に相展開の動作を表すタイミ
ングチャートを示す。図に示すように、パーソナルコン
ピュータから供給される入力ビデオ信号Vinは、各ドッ
トに対応する情報が直列に並んでいるアナログ信号とな
っている。この入力ビデオ信号VinをドットクロックD
Cにてサンプルホールドする。そして、一定のドット毎
のデータをドットクロックDCの1周期の整数倍のデー
タ長を有する表示データに展開し、6本の並列な相展開
信号VID1〜VID6へ変換する。
【0032】図1においては、表示信号をVIDとし、
これを伝達する1本の信号線のみを示すが、上述の相展
開処理を行う場合には、上記6本の並列な相展開信号を
伝達するために、信号処理回路1とデータ線駆動回路4
との間は6本の信号線で接続される。
【0033】そして、まず、相展開信号VID1を伝達
する第1の信号線から、データ線V1へ供給することと
なる表示信号(図3中データ番号1の部分)が伝達さ
れ、続いて、相展開信号VID2を伝達する第2の信号
線から、データ線V2へ供給することとなる表示信号
(データ番号2の部分)が伝達される。同様にして、第
3〜第6の信号線から、データ線V3〜V6へ供給する
こととなる表示信号(データ番号3〜6の部分)が順次
伝達される。次に、第1の信号線から、データ線V7へ
供給することとなる表示信号(データ番号7の部分)が
伝達され、第2の信号線から、データ線V8へ供給する
こととなる表示信号(データ番号8の部分)が伝達さ
れ、同様にして第3〜第6の信号線から、データ線V9
〜V12へ供給することとなる表示信号(データ番号9
〜12の部分)が順次伝達される。以下においても同様
に、各々の信号線から、6本毎のデータ線へ供給するこ
ととなる表示信号が順次伝達される。
【0034】必要に応じてこのような相展開処理が図1
の信号処理回路1において行われ、相展開した表示信号
がデータ線駆動回路4へ出力されて、データ線駆動回路
4が選択されたデータ線への該表示信号の出力を一定期
間保持する。しかし、以下においては、説明が煩雑とな
ることを避けるため、1の表示信号VIDを伝達する1
の信号線を示した図1に基づいて話を進めることにす
る。
【0035】(2)動作 次に、図4(a)に示すタイミングチャートを参照し
て、上記構成による動作について説明する。本実施形態
では、帰線期間の高速走査を表示期間の通常動作の2倍
とした場合について述べることとするが、かかる高速走
査のスピードは、液晶パネルの走査線数とビデオ信号の
走査線数との関係で任意(2倍、3倍、4倍、…)に設
定されるものである。尚、液晶パネル1における表示
は、フィールド毎に同様の表示動作が繰り返されるもの
であるので、以下においては、1フィールド当たりの入
力ビデオ信号Vinについての表示動作のみ説明する。
【0036】図4(a)に示すように、あるフィールド
の表示信号VIDの供給が時刻t1から開始されると、
まず、タイミングコントローラ5から走査線選択信号D
Yが出力され、走査線駆動回路3へ入力される。又、こ
れと同時に、シフトクロックCLYの出力が開始され、
データ線選択信号DX及びシフトクロックCLXの出力
も開始される。
【0037】そして、時刻t1から時刻t2までの間は、
一定の表示データが供給される帰線期間であり、表示エ
リアの表示データは供給されない。以下、この帰線期間
を第1帰線期間と称し、図中にその時間T1で示す。
又、この第1帰線期間中に供給される入力ビデオ信号V
inの表示データは黒色の表示データであるとする。
【0038】第1帰線期間T1においては、シフトクロ
ックCLYが、入力ビデオ信号Vinの水平同期信号の周
期の2倍で走査されるクロックスピードで発生され、走
査線駆動回路3に供給される。これにより、走査線駆動
回路3へ入力された走査線選択信号DYは、走査線駆動
回路3内のシフトレジスタにおいて水平同期信号の2倍
の速さでシフトし、この速さで順次各走査線に走査信号
が出力される。従って、入力ビデオ信号Vinの1走査線
分の黒色表示データが供給される間に2本の走査線に走
査信号が出力されることとなる。
【0039】ここで、データ線選択信号DX、シフトク
ロックCLXは、上述のように各走査線に走査信号が出
力されている各々の時間内に、黒色表示データを書き込
むように発生される。すなわち、図5に示すように、デ
ータ線選択信号DXは、シフトクロックCLYの発生周
期と同一の周期で発生され、データ線駆動回路4へ出力
される。そして、シフトクロックCLXは、該周期の間
に640のクロックパルスが含まれるクロックスピード
で発生され、データ線駆動回路4へ供給される。そし
て、黒色表示データの表示信号(以下、黒色表示信号と
いう)が、ビデオ信号の奇数列と偶数列とで異なる極性
により供給され、データ線V1〜V640へ順次出力さ
れて、走査信号が出力されている走査線に沿った表示ラ
インに黒色表示データが書き込まれる。
【0040】このようにして、第1帰線期間T1におい
ては、入力ビデオ信号Vinの走査線数の2倍の走査線数
分の表示ラインに黒色表示データが書き込まれる。この
第1帰線期間T1中に黒色表示データが書き込まれる部
分を図1の液晶パネル2において斜線部分B1で示す。
尚、以下においては、このような帰線期間中に黒色表示
データが書き込まれる部分を黒色表示エリアという。
【0041】次に、図4(a)の時刻t2からは、時刻
t3までの間に走査線400本分の各ドットに対応した
表示データが供給される表示期間Tとなる。この表示期
間Tにおいては、シフトクロックCLYが入力ビデオ信
号Vinの水平同期信号と同一のクロックスピードで発生
され、走査線選択信号DYが、水平同期信号と同一の速
さでシフトし、この速さで順次各走査線に走査信号が出
力される。すなわち、表示期間Tでは、入力ビデオ信号
Vinの表示データを通常の表示動作で書き込むのであ
る。従って、このときのデータ線選択信号DXは水平同
期信号と同一の周期で発生され、シフトクロックCLX
は、ビデオ信号のドットと画素が1対1に対応するよう
にデータ線を選択するクロックスピードで発生される。
よって、上記帰線期間及び表示期間におけるシフトクロ
ックCLY、データ線選択信号DX及びシフトクロック
CLXの発生態様を相対的に示すと図6(a)のように
なる。
【0042】このようにして、表示期間Tにおいては、
入力ビデオ信号Vinの表示データがそのまま書き込ま
れ、液晶パネル2に上記パーソナルコンピュータから送
信された画像が表示されることになる。この画像が表示
される部分を図1の液晶パネル2において符号Aで示
す。
【0043】次に、図4(a)の時刻t3からは、再び
黒色表示データが供給される帰線期間となる。以下、こ
の帰線期間を第2帰線期間と称し、図中にその時間T2
で示す。
【0044】第2帰線期間T2においては、上記第1帰
線期間同様、シフトクロックCLYが、入力ビデオ信号
Vinの水平同期信号の周期の2倍で走査されるクロック
スピードで発生され、入力ビデオ信号Vinの1走査線分
の黒色表示データが供給される間に2本の走査線に走査
信号が出力される。又、データ線選択信号DX、シフト
クロックCLXについても同様である。
【0045】これにより、第2帰線期間T2において
も、入力ビデオ信号Vinの走査線数の2倍の走査線数分
の表示ラインに黒色表示データが書き込まれる。この第
2帰線期間T2中に黒色表示データが書き込まれる黒色
表示エリアを図1の液晶パネル2において斜線部分B2
で示す。
【0046】ここで、入力ビデオ信号Vinは、上述のよ
うに、1フィールド当たり、表示期間に走査線400本
分の表示データを含み、帰線期間に走査線40本分の黒
色表示データを含むものである。そして、上記第1及び
第2帰線期間において、入力ビデオ信号Vinの走査線数
の2倍の走査線数分の表示ラインに黒色表示データを書
き込むこととした。このようにすることで、帰線期間中
に走査線80本分の表示ラインに表示データが書き込ま
れることとなり、1フィールド分の入力ビデオ信号Vin
によって、図1に符号B1、A、B2で示したように、
液晶パネル2の全表示エリアの表示がなされるわけであ
る。
【0047】尚、入力ビデオ信号Vinの1フィールド当
たりの走査線数は上述のものに限定されるものではな
く、液晶パネル2の表示エリアの走査線数も上述のもの
に限定されるものではない。要するに、入力ビデオソー
スの帰線期間中に走査線へ走査信号を出力するタイミン
グを調整して、1フィールド分の表示データが供給され
た時点で液晶パネルのすべてのドットに表示データが書
き込まれているようにすればよいのである。従って、同
期信号SYNCにより入力ビデオ信号の種類(走査線
数)を判別する手段を設け、その判別結果に基づいてタ
イミングコントローラ5における各種タイミング信号の
発生態様を決定することとしてもよい。
【0048】又、本実施形態では、分かりやすくするた
めに、通常の表示動作を行う期間と表示期間Tとが一致
している場合について述べたが、帰線期間中であって表
示期間(有効表示期間)が開始する前に通常の表示動作
に移行することとしてもかまわない。同様に、有効表示
期間が終了して帰線期間となり、ある所定の期間通常の
表示動作を行うこととしてもよい。図10にかかる動作
を行う場合の各種タイミング信号の発生態様を示す。
尚、これらのことは、以下に述べる第2実施形態につい
ても同様である。
【0049】<第2実施形態>ところで、上記第1実施
形態では、第1及び第2帰線期間においてデータ線駆動
回路4のシフトレジスタをドットクロックDCの2倍の
速さで動作させるが、上記以外の入力ビデオ信号及び液
晶パネルの走査線数によっては、シフトクロックCLY
のクロックスピードを更に高速にしなければならない場
合もあり、これに伴ってシフトクロックCLXも更に高
速にしなければならなくなる。かかる場合には、データ
線駆動回路4のシフトレジスタの動作が追いつかず、各
データ線への表示信号の出力が不安定となって、各ドッ
トで前のドットに書き込むべき表示データが書き込まれ
たり、次のドットに書き込むべき表示データが書き込ま
れたりする等の不具合が発生する。又、各表示ラインの
選択期間が短いと、その分各データ線に表示信号が出力
される時間も短くなる。
【0050】そこで、本発明の第2の実施形態では、図
1に示す構成と同様な構成において、データ線駆動回路
4に上述の第1及び第2帰線期間の動作と異なる動作を
させる。すなわち、第2実施形態では、図4(b)に示
すように、帰線期間において黒色表示データを一度にす
べてのデータ線に書き込む方法を用いる。この場合、図
6(b)に示すように、タイミングコントローラ5が、
帰線期間中選択パルスが“H”のままであるデータ線選
択信号DXを発生させ、データ線駆動回路4にすべての
データ線を選択させるようにする。又、表示期間では水
平同期信号の周期と同一で発生させ、データ線駆動回路
4へ出力する。そして、シフトクロックCLXについて
は、帰線期間においても表示期間と同じクロックスピー
ドで発生させ、データ線駆動回路4へ出力する。又、帰
線期間の黒色表示信号は、ビデオ信号の奇数列と偶数列
とで異なる極性の信号とする。そして、その信号がデー
タ線V1〜V640へ出力され、選択された走査線の行
に黒色表示データが書き込まれる。
【0051】このようなデータ線駆動をすることによ
り、第1、第2帰線期間中においては、各データ線へ継
続して黒色表示信号が出力される。そして、より高速な
シフトクロックCLYに同期した走査信号出力により、
線順次駆動される形で黒色表示データが書き込まれるこ
とになる。尚、表示期間における表示動作は上記同様で
ある。
【0052】従って、本実施形態における黒色表示エリ
アの極性反転は、第1、第2帰線期間において、すべて
のデータ線にビデオ信号が供給されていることから、図
7に示すように、奇数列のデータ線のドットに書き込ま
れる信号の極性は同一とし、偶数列のデータ線のドット
に書き込まれる信号の極性も同一とする。これは、図1
の表示信号VIDを伝達する信号線について、奇数列の
全データ線と接続する共通の信号入力線(VID奇数
線)と、偶数列の全データ線と接続する共通の信号入力
線(VID偶数線)とを設けることにより実現できる。
このような極性反転によれば、各表示ラインの選択期間
が短い場合にあっても、第1、第2帰線期間において各
データ線に十分信号を書き込むことができる。又、走査
線方向に隣接するドット間で極性が異なるため、黒色表
示エリアにおけるフリッカの発生も防止することができ
る。
【0053】尚、以上述べた第2実施形態におけるデー
タ線駆動回路は、シフトクロックCLYをカウントする
カウンタを設けて帰線期間と表示期間とを判別し、その
判別結果に応じて表示信号出力の動作モードを切り替え
るもの等を用いて実現することができる。
【0054】<第3実施形態>ところで、上記第1、第
2実施形態では、第1及び第2帰線期間において、一定
の表示データ(黒色表示データ)が入力されることを前
提としていたが、場合によっては、帰線期間中に供給さ
れる表示データが一定の表示データとならない場合があ
る。そのような場合、液晶パネルの有効表示領域(図1
中のAの部分)以外を黒表示したくても、黒表示でない
異なった表示となってしまうという不具合が生ずる。そ
こで、本実施形態では、データ信号に影響されずに帰線
期間中に黒色表示データを書き込む方式を用いる。
【0055】本実施形態によるアクティブマトリクス液
晶表示装置の構成は、図8に示すとおりである。この図
の構成は、図1と同様の構成に加え、黒色信号発生器2
0、黒色選択信号発生器21及びスイッチング素子2
2、22、…、23、23、…を新たに設けたものとな
っている。このため、これらの新たに設けたもの以外の
構成要素については説明を省略することとするが、デー
タ線駆動回路4’には、上記第1実施形態におけるデー
タ線駆動回路4と異なる動作をするものを用いるので、
初めに説明を補足する。
【0056】データ線駆動回路4’は、第1及び第2帰
線期間においては、供給された表示信号VIDをいずれ
のデータ線へも出力しないものを用いる。例えば、内部
にシフトクロックCLYをカウントするカウンタを設け
て、そのカウント値により第1、第2帰線期間中である
か表示期間中であるかを判別し、図4(c)に示すよう
に、第1又は第2帰線期間中であれば、いずれのデータ
線も選択しないようにデータ線選択パルス(DX)を出
力せず、表示期間であれば、水平同期信号に同期したデ
ータ線選択パルス(DX)を出力する。尚、図6(c)
に図4(c)と対応したシフトクロックCLX、黒色表
示信号(図中、黒信号)の発生態様を示す。
【0057】そして、黒色信号発生器20は、同期信号
SYNCを受け、入力ビデオ信号Vinの垂直同期信号に
同期してフィールド毎に極性反転する2つの黒色表示信
号BL1、BL2を発生させるものである。ここに、2
つの黒色表示信号は、各フィールド毎に互いに異なる極
性で発生される。
【0058】黒色選択信号発生器21は、シフトクロッ
クCLYを受けて第1、第2帰線期間と表示期間とを判
別し、スイッチング素子22、22、…、23、23、
…をON状態とするON信号を第1及び第2帰線期間に
おいて継続して出力するものである。
【0059】スイッチング素子22、22、…は、奇数
番目のデータ線V1、V3、…、V639と、黒色信号
発生器20との間に介挿されたスイッチング素子であ
り、スイッチング素子23、23、…は、偶数番目のデ
ータ線V2、V4、…、V640と、黒色信号発生器2
0との間に介挿されたスイッチング素子である。
【0060】このような構成において、まず、上記第1
実施形態同様、第1帰線期間の黒色表示信号VID及び
各種タイミング信号(DY、CLY、DX、CLX)の
供給が開始される。そして、黒色選択信号発生器21か
らスイッチング素子22、22、…、23、23、…を
ON状態とする信号が出力され始め、これにより、黒色
信号発生器20から奇数番目のデータ線に黒色表示信号
BL1が、偶数番目のデータ線に黒色表示信号BL2
が、各々出力され始める。これら黒色表示信号BL1及
びBL2の出力は、第1帰線期間中継続して行われ、こ
の間、データ線駆動回路4’からはデータ線選択パルス
は出力されない。
【0061】そして、走査線駆動回路3から、より高速
なシフトクロックCLYに同期した走査信号が順次出力
される。これにより、線順次駆動される形で、奇数番目
のデータ線に接続されたドットには黒色表示信号BL1
により黒色表示データが書き込まれ、偶数番目のデータ
線に接続されたドットには黒色表示信号BL2により黒
色表示データが書き込まれ、黒色表示エリアB1におけ
る黒色表示データの書き込みが行われる。
【0062】続いて、表示期間となると、黒色選択信号
発生器21からのON信号出力が停止し、上記第1、第
2実施形態同様、通常の表示動作によって表示エリアA
に表示データが書き込まれる。
【0063】次に、第2帰線期間となると、再び黒色選
択信号発生器21からON信号出力が開始され、上記第
1帰線期間同様、より高速なシフトクロックCLYに同
期した走査信号出力により、線順次駆動される形で黒色
表示エリアB2における黒色表示データの書き込みが行
われる。
【0064】このような表示動作により、黒色表示エリ
アB1、B2の極性反転は、奇数番目のデータ線に接続
されたドットと、偶数番目のデータ線に沿ったドットと
で極性が異なるものとなる。従って、本実施形態におけ
る極性反転も、図7に示した上記第2実施形態における
極性反転と同様なものとなる。
【0065】尚、黒色信号発生器20には、入力ビデオ
信号Vin又は走査線選択信号DYを供給してフィールド
毎の極性反転を行うものを用いてもよい。又、データ線
駆動回路4’及び黒色選択信号発生器21についても、
他の信号(Vin、SYNC、VID、DX、CLX)を
供給することとして第1、第2帰線期間と表示期間との
判別を行わせるものとしてもよい。
【0066】又、上記いずれの実施形態においても、第
1、第2帰線期間に表示する黒色表示エリアB1、B2
について、表示ライン数の割合を指定していないが、こ
れは特に限定されるものではなく、画像を表示エリアの
どの位置に表示させるかによって適宜定めることとして
よい。
【0067】更に、上記いずれの実施形態においても、
表示する画像に関し、白黒、フルカラーの別を指定して
いないが、これも特に限定されるものではなく、どちら
の画像を表示することとしてよい。加えて、帰線期間に
おける表示は、黒色の表示でなくともよく、他の色の表
示としてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、順
次走査線を選択して液晶パネルの各ドットを表示させる
液晶パネル駆動手段と、該液晶パネル駆動手段における
走査線選択のタイミングを制御する駆動手段制御器とを
設け、供給されるビデオ信号の帰線期間における走査線
選択を速く行うこととしたので、ビデオ信号のフィール
ド毎の全表示データが液晶パネルの全走査線分に満たな
い場合であっても、液晶パネルのすべてのドットを表示
させることができる。これにより、液晶パネルの表示エ
リアがビデオソースの走査線数より多い走査線を有する
ものであっても、ビデオソースの画像を歪めることなく
適切に表示することができるという効果が得られる。
【0069】又、本発明においては、走査線選択のタイ
ミングを制御することによって液晶パネルの全ドットを
表示させることとしたので、ビデオ信号を一旦記憶する
記憶装置を必要としない。従って、低コストで、かつ、
簡単な回路構成により、種々のビデオソースの画像を表
示することができる。
【0070】そして、一定数の走査線を有する液晶パネ
ルを種々のビデオソースの画像表示に対して使用するこ
とができることから、液晶表示装置の汎用性を向上させ
ることができると同時に、更なるコストの削減をも図る
こともできるという効果が得られる。
【0071】又、請求項3記載の発明によれば、帰線期
間において各列毎に印加電圧の極性を一定としたので、
各表示ラインの選択期間が短い場合にあっても、各列の
各ドットに十分表示データを書き込むことができる。そ
して、これに加えて請求項4記載の発明によれば、その
極性を互いに隣接する列同士で異なるものとしたので、
帰線期間の表示エリアにおけるフリッカの発生も防止す
ることができるという効果が得られる。
【0072】更に、請求項5、6記載の発明によれば、
帰線期間中、一定の表示データに基づく表示をさせる表
示信号を、各列に対して同時に、そして、継続して供給
することとしたので、帰線期間における走査線選択がよ
り高速となっても、各ドットにおいて充分に電圧が印加
され、液晶の駆動に支障を来すことがない。又、列毎に
各々表示信号を供給しているので、高速な走査線選択に
よっても、各ドットにその前後のドットの表示信号が供
給されることはない。
【0073】加えて、請求項7記載の発明によれば、一
定の表示データに応じた表示信号を供給する一定表示信
号発生器を設け、帰線期間においては該表示信号を液晶
パネルに対して供給することとしたので、帰線期間にお
ける一定表示をより正確に、かつ、より均一に行うこと
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるアクティブマト
リクス液晶表示装置の構成を示す図である。
【図2】 液晶パネル2の各ドットの構成を示す図であ
る。
【図3】 6相展開の動作を表すタイミングチャートで
ある。
【図4】 第1、第2及び第3実施形態における1つの
フィールドを表示する際の各信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】 データ線選択信号DX、シフトクロックCL
Xの発生態様を示すタイミングチャートである。
【図6】 図4に対応したシフトクロックCLY、デー
タ線選択信号DX及びシフトクロックCLX等の発生態
様を示すタイミングチャートである。
【図7】 本発明の第2実施形態における極性反転の様
子を示す図である。
【図8】 本発明の第3実施形態によるアクティブマト
リクス液晶表示装置の構成を示す図である。
【図9】 1フィールドの表示期間及び帰線期間に供給
されるビデオ信号を概念的に示した図である。
【図10】 帰線期間のうちの所定期間に通常の表示動
作を行う場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 信号処理回路 2 液晶パネル 3 走査線駆動回路 4、4’ データ線駆動回路 5 タイミングコントローラ 20 黒色信号発生器 21 黒色選択信号発生器 22、23 スイッチング素子 CLY、CLX シフトクロック DY、DX 書込指令信号 VID 表示信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のドットが行列状に配列され、その
    各行に対応した走査線と各列に対応したデータ線とが設
    けられた液晶パネルを有し、帰線期間における一定の表
    示データ及び表示期間における各ドットについての表示
    データからなるビデオ信号であって、フィールド毎の全
    表示データが前記液晶パネルの走査線数分より少ないビ
    デオ信号により、画像を表示する液晶表示装置におい
    て、 順次、各々の前記走査線を選択し、選択した走査線が対
    応する行の各ドットを、該走査線が選択されている間に
    供給される前記ビデオ信号の表示データに基づいて表示
    させる液晶パネル駆動手段と、 前記液晶パネル駆動手段に対し、前記表示期間には、前
    記ビデオ信号における各走査線毎の表示データの供給に
    同期して前記走査線を順次選択させ、前記帰線期間に
    は、前記ビデオ信号における各走査線毎の表示データの
    供給より速く前記走査線を順次選択させることにより、
    前記ビデオ信号の前記帰線期間及び前記表示期間より
    も、前記液晶パネルのすべてのドットを表示するための
    時間を短くする駆動手段制御器とを有することを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、 前記液晶パネル駆動手段は、各々の前記走査線が対応す
    る行のドットを順次駆動させる行駆動手段と、前記行駆
    動手段により駆動されている行の各ドットを前記ビデオ
    信号の各表示データに基づいて表示させる列駆動手段と
    を有し、 前記駆動制御器は、前記表示期間には、前記行駆動手段
    に、各行のドットの駆動を前記ビデオ信号における各走
    査線毎の表示データの供給に同期して行わせると共に、
    前記列駆動手段に、前記ビデオ信号における各ドットに
    ついての表示データの供給に同期して各ドットを表示さ
    せ、前記帰線期間には、前記行駆動手段に、各行のドッ
    トの駆動を前記ビデオ信号における各走査線毎の表示デ
    ータの供給より速い周期で行わせると共に、前記列駆動
    手段に、駆動されている行の各ドットを前記周期の間に
    表示させることにより、前記ビデオ信号の前記帰線期間
    及び前記表示期間よりも、前記液晶パネルのすべてのド
    ットを表示するための時間を短くする駆動手段制御器で
    あることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶表示装置にお
    いて、 前記液晶パネル駆動手段は、前記帰線期間においては、
    前記一定の表示データに基づく表示信号を、各々の列に
    おける印加電圧の極性が一定である極性反転方式で供給
    する液晶パネル駆動手段であることを特徴とする液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液晶表示装置において、 前記液晶パネル駆動手段は、前記帰線期間においては、
    前記一定の表示データに基づく表示信号を、隣接する列
    同士で互いに印加電圧の極性が異なる極性反転方式で供
    給する液晶パネル駆動手段であることを特徴とする液晶
    表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかの項記載の液晶
    表示装置において、 前記駆動手段制御器は、前記帰線期間においては、前記
    液晶パネル駆動手段に、前記一定の表示データに基づく
    表示信号を、すべての列に対して同時に供給させる駆動
    手段制御器であることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜4のいずれかの項記載の液晶
    表示装置において、 前記駆動手段制御器は、前記帰線期間においては、前記
    液晶パネル駆動手段に、前記一定の表示データに基づく
    表示信号を、すべての列に対して継続して供給させる駆
    動手段制御器であることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の液晶表示装置にお
    いて、 一定の表示データに基づく表示信号を、互いに異なり、
    かつ、前記フィールド毎に各々反転する極性の電圧によ
    って、2系統から供給する一定表示信号発生器と、 前記帰線期間においてのみ、前記一定信号発生器から供
    給される2系統の表示信号の一方を前記液晶パネルの奇
    数番目の各列に供給すると共に、他方を偶数番目の各列
    に供給する選択手段とを有し、 前記帰線期間においては、前記一定表示信号発生器から
    供給された表示信号により前記液晶パネルのドットを表
    示することを特徴とする液晶表示装置。
JP7786996A 1996-03-29 1996-03-29 液晶表示装置 Withdrawn JPH09269753A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7253810B2 (en) 2002-02-01 2007-08-07 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display having data driver and gate driver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7253810B2 (en) 2002-02-01 2007-08-07 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display having data driver and gate driver

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