JPH09268630A - 便器装置 - Google Patents
便器装置Info
- Publication number
- JPH09268630A JPH09268630A JP11692496A JP11692496A JPH09268630A JP H09268630 A JPH09268630 A JP H09268630A JP 11692496 A JP11692496 A JP 11692496A JP 11692496 A JP11692496 A JP 11692496A JP H09268630 A JPH09268630 A JP H09268630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- operation button
- fluid
- toilet device
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられ
た便器装置の操作部において、蓋体が閉じている時に、
その蓋体に手をついたり、手荷物を置かれたりしても、
洗浄水等の流体が誤って放出されてしまうことないよう
にすることを目的とする。 【構成】 機能部に対する流体放出の動作指示を、開閉
自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作ボタンの
押圧操作によって行う便器装置において、この蓋体の閉
状態おける操作ボタンに対向する面と、流体放出の開始
または放出性状の変更を指示する操作ボタン頂部との距
離を、流体放出の開始または放出性状変更指示を行えな
い特定の操作ボタン頂部との距離に比べて長くした。
た便器装置の操作部において、蓋体が閉じている時に、
その蓋体に手をついたり、手荷物を置かれたりしても、
洗浄水等の流体が誤って放出されてしまうことないよう
にすることを目的とする。 【構成】 機能部に対する流体放出の動作指示を、開閉
自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作ボタンの
押圧操作によって行う便器装置において、この蓋体の閉
状態おける操作ボタンに対向する面と、流体放出の開始
または放出性状の変更を指示する操作ボタン頂部との距
離を、流体放出の開始または放出性状変更指示を行えな
い特定の操作ボタン頂部との距離に比べて長くした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器に固定された
ケーシング内に局部洗浄水等の流体を人体に向けて放出
する機能部を備え、該機能部に対する流体放出の開始指
示を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面から突出して設
けられた操作ボタンの押圧操作によって行う便器装置に
係わり、特に、蓋体が閉されている際に蓋体が変形して
流体の放出開始を指示する操作ボタンが押圧されてしま
った場合に、流体の放出を防止する構成に関するもので
ある。
ケーシング内に局部洗浄水等の流体を人体に向けて放出
する機能部を備え、該機能部に対する流体放出の開始指
示を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面から突出して設
けられた操作ボタンの押圧操作によって行う便器装置に
係わり、特に、蓋体が閉されている際に蓋体が変形して
流体の放出開始を指示する操作ボタンが押圧されてしま
った場合に、流体の放出を防止する構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の便器装置の操作部100と
して例えば図9に示すように、便器装置の側方に張り出
して設けられた袖部ケーシング101に、開閉自在な蓋
体102で覆うことによって防水・防塵を図れるように
配置されているものが知られている。
して例えば図9に示すように、便器装置の側方に張り出
して設けられた袖部ケーシング101に、開閉自在な蓋
体102で覆うことによって防水・防塵を図れるように
配置されているものが知られている。
【0003】この操作部100の具体的構造としては、
図9のy−y線に沿った端面図である図10に示す如
く、操作ボタン103の頂部は、その操作ボタン103
が配置されている操作面より突出して設けられると共
に、その表面を弾性シート104で覆うことによって防
水を図っている。そして、袖部ケーシング101の内部
にはスイッチ基盤105が設けられており、このスイッ
チ基盤105には、操作ボタン103が押圧された際に
信号を発生するスイッチ105aや各種表示用のLED
105bが固定されている。
図9のy−y線に沿った端面図である図10に示す如
く、操作ボタン103の頂部は、その操作ボタン103
が配置されている操作面より突出して設けられると共
に、その表面を弾性シート104で覆うことによって防
水を図っている。そして、袖部ケーシング101の内部
にはスイッチ基盤105が設けられており、このスイッ
チ基盤105には、操作ボタン103が押圧された際に
信号を発生するスイッチ105aや各種表示用のLED
105bが固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記操
作面を蓋体102によって覆う場合には、蓋体102が
閉じている時には使用者が目視によって操作部100を
認識することができず、その蓋体102に手をついた
り、手荷物を置いたりしてしまうと、蓋体102が下方
に橈んで、蓋体102の下面が操作ボタン103を押圧
した状態になってしまい、使用者の意図に反して洗浄水
等の流体が放出されてしまう恐れがあった。
作面を蓋体102によって覆う場合には、蓋体102が
閉じている時には使用者が目視によって操作部100を
認識することができず、その蓋体102に手をついた
り、手荷物を置いたりしてしまうと、蓋体102が下方
に橈んで、蓋体102の下面が操作ボタン103を押圧
した状態になってしまい、使用者の意図に反して洗浄水
等の流体が放出されてしまう恐れがあった。
【0005】また、操作部100に、放出される流体の
量や温度等の流体の性状を調整変更するための操作ボタ
ン103が設けられている場合にも、前記と同様に蓋体
102が橈んでそれらの調整変更のための操作ボタン1
03が押圧されてしまうと、放出中の流体の性状が、使
用者の意図に反して変更されてしまう恐れもある。
量や温度等の流体の性状を調整変更するための操作ボタ
ン103が設けられている場合にも、前記と同様に蓋体
102が橈んでそれらの調整変更のための操作ボタン1
03が押圧されてしまうと、放出中の流体の性状が、使
用者の意図に反して変更されてしまう恐れもある。
【0006】このように、蓋体102に覆われた操作面
に設けられた便器装置の操作部においては、操作ボタン
103が隠れているから故に、使用者にとっては操作ス
イッチ103を押圧操作した意識が無いにも係わらず、
操作スイッチ103に基づく動作を行ってしまうことが
あった。
に設けられた便器装置の操作部においては、操作ボタン
103が隠れているから故に、使用者にとっては操作ス
イッチ103を押圧操作した意識が無いにも係わらず、
操作スイッチ103に基づく動作を行ってしまうことが
あった。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
課題を解決するために、本発明の第一の形態は、便器に
固定されたケーシング内に流体を人体に向けて放出する
機能部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示
を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作
ボタンの押圧操作によって行う便器装置において、前記
蓋体の閉状態におけるの操作ボタンに対向する面と、流
体放出の開始または放出性状の変更を指示する操作ボタ
ン頂部との距離を、流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタン頂部との距離に比べて
長くしてなることを特徴とする。
課題を解決するために、本発明の第一の形態は、便器に
固定されたケーシング内に流体を人体に向けて放出する
機能部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示
を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作
ボタンの押圧操作によって行う便器装置において、前記
蓋体の閉状態におけるの操作ボタンに対向する面と、流
体放出の開始または放出性状の変更を指示する操作ボタ
ン頂部との距離を、流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタン頂部との距離に比べて
長くしてなることを特徴とする。
【0008】このように、操作ボタンと蓋体との距離を
操作ボタンの種類に応じて変えることによって、蓋体の
閉状態で蓋体に手をつかれたり荷物が置かれたりして蓋
体が変形した場合に、流体放出の開始または放出性状状
態変更指示を行えない操作ボタンに蓋体が当接支持され
ることによって、流体放出の開始または放出性状の変更
を指示する操作ボタンが押圧されてしまうことが無いた
め、使用者が意図しない場合に流体が誤って人体に放出
されることや、使用者の意図しない量や温度の放出が行
われてしまうことを防止できる。
操作ボタンの種類に応じて変えることによって、蓋体の
閉状態で蓋体に手をつかれたり荷物が置かれたりして蓋
体が変形した場合に、流体放出の開始または放出性状状
態変更指示を行えない操作ボタンに蓋体が当接支持され
ることによって、流体放出の開始または放出性状の変更
を指示する操作ボタンが押圧されてしまうことが無いた
め、使用者が意図しない場合に流体が誤って人体に放出
されることや、使用者の意図しない量や温度の放出が行
われてしまうことを防止できる。
【0009】また、前記流体放出の開始または放出性状
変更指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の開
始または放出性状の変更を指示する操作ボタンに比べ
て、操作面からの突出量を大きくしたものとすれば、蓋
体を開状態で操作ボタンを操作する際に、触覚による操
作ボタンの突出量の違いによって、操作ボタンが流体の
開始または放出性状状態変更指示を行えるものか否かを
認識することができ、操作ボタンを目視しなくても操作
を行うことが可能となり、使い勝手が向上する。
変更指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の開
始または放出性状の変更を指示する操作ボタンに比べ
て、操作面からの突出量を大きくしたものとすれば、蓋
体を開状態で操作ボタンを操作する際に、触覚による操
作ボタンの突出量の違いによって、操作ボタンが流体の
開始または放出性状状態変更指示を行えるものか否かを
認識することができ、操作ボタンを目視しなくても操作
を行うことが可能となり、使い勝手が向上する。
【0010】また、前記流体放出の開始または放出性状
変更指示を行えない特定の操作ボタンに対向する蓋体の
下面には、突部が設けられているものとすれば、蓋体が
突部によって特定の操作ボタンに当接支持されることに
よって、蓋体の変形量を規制することができ、蓋体の破
損を防止できる。
変更指示を行えない特定の操作ボタンに対向する蓋体の
下面には、突部が設けられているものとすれば、蓋体が
突部によって特定の操作ボタンに当接支持されることに
よって、蓋体の変形量を規制することができ、蓋体の破
損を防止できる。
【0011】また、前記流体放出の開始または放出性状
変更指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の停
止を指示する操作ボタンとすれば、蓋体の変形時に押圧
されるのは、負荷の駆動停止を指示する操作ボタンであ
るため、確実に流体の放出や放出性状の変更がされてし
まうことを防止できる。
変更指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の停
止を指示する操作ボタンとすれば、蓋体の変形時に押圧
されるのは、負荷の駆動停止を指示する操作ボタンであ
るため、確実に流体の放出や放出性状の変更がされてし
まうことを防止できる。
【0012】また、前記流体放出の開始または放出性状
状態変更指示を行えない特定の操作ボタンは、報知手段
の付勢を指示する操作ボタンとすれば、蓋体が変形して
いることを使用者へ報知することによって、更に変形量
が大きくなるように荷重が加えられることが防止でき、
蓋体が破損することが防止できる。
状態変更指示を行えない特定の操作ボタンは、報知手段
の付勢を指示する操作ボタンとすれば、蓋体が変形して
いることを使用者へ報知することによって、更に変形量
が大きくなるように荷重が加えられることが防止でき、
蓋体が破損することが防止できる。
【0013】なお、本発明の第二の形態としては。便器
に固定されたケーシング内に流体を人体に向けて放出す
る機能部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示
を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作
ボタンの押圧操作によって行う便器装置において、前記
蓋体の閉状態におおける操作ボタンと対向する面であっ
て操作ボタンと当接しない部分に、操作面と当接するリ
ブを形成したことを特徴とする。
に固定されたケーシング内に流体を人体に向けて放出す
る機能部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示
を、開閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作
ボタンの押圧操作によって行う便器装置において、前記
蓋体の閉状態におおける操作ボタンと対向する面であっ
て操作ボタンと当接しない部分に、操作面と当接するリ
ブを形成したことを特徴とする。
【0014】従って、蓋体を閉した状態で手をつかれた
り荷物がおかれた場合でも、リブによって蓋体の変形が
防止されるため、操作ボタンが押圧されてしまうことが
無く、意図しない場合に流体が誤って人体に放出される
ことや、使用者の意図しない量や温度の放出が行われて
しまうことを防止できる。
り荷物がおかれた場合でも、リブによって蓋体の変形が
防止されるため、操作ボタンが押圧されてしまうことが
無く、意図しない場合に流体が誤って人体に放出される
ことや、使用者の意図しない量や温度の放出が行われて
しまうことを防止できる。
【0015】本発明の第三の形態としては、便器に固定
されたケーシング内に流体を人体に向けて放出する機能
部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示を、開
閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作ボタン
の押圧操作によって行う便器装置において、蓋体の閉状
態を検出する蓋体状態検出手段を備え、該検出手段から
の検出信号に基づき、蓋体内の操作ボタンからの指示信
号に基づく流体の放出開始を禁止する動作制御手段を備
えたことを特徴とする。
されたケーシング内に流体を人体に向けて放出する機能
部を備え、該機能部に対する流体放出の動作指示を、開
閉自在な蓋体に覆われた操作面に設けられた操作ボタン
の押圧操作によって行う便器装置において、蓋体の閉状
態を検出する蓋体状態検出手段を備え、該検出手段から
の検出信号に基づき、蓋体内の操作ボタンからの指示信
号に基づく流体の放出開始を禁止する動作制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】従って、蓋体が閉状態では操作ボタンから
の指示による負荷の起動を禁止することによって、カバ
ーを閉した状態で手をつかれたり荷物がおかれた場合に
蓋体が変形して放出開始スイッチが押圧されてしまった
としても、意図しない場合に流体が誤って人体に放出さ
れることや、使用者の意図しない量や温度の放出が行わ
れてしまうことを防止できる。
の指示による負荷の起動を禁止することによって、カバ
ーを閉した状態で手をつかれたり荷物がおかれた場合に
蓋体が変形して放出開始スイッチが押圧されてしまった
としても、意図しない場合に流体が誤って人体に放出さ
れることや、使用者の意図しない量や温度の放出が行わ
れてしまうことを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。
より詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明に係わる便器装置1が便器
2に固定された状態を示す斜視図である。便器装置1の
本体ケーシング3には便座4及び便蓋5が開閉自在に軸
着されると共に、流体を便座4に着座した使用者に向け
て放出する機能部として、使用者の局部に向けて温水を
噴出するための洗浄ノズル6や、局部に温風を吹き出し
て洗浄後の局部を乾燥するための局部乾燥ファンや空気
加熱手段(図示せず)等が内蔵されている。
2に固定された状態を示す斜視図である。便器装置1の
本体ケーシング3には便座4及び便蓋5が開閉自在に軸
着されると共に、流体を便座4に着座した使用者に向け
て放出する機能部として、使用者の局部に向けて温水を
噴出するための洗浄ノズル6や、局部に温風を吹き出し
て洗浄後の局部を乾燥するための局部乾燥ファンや空気
加熱手段(図示せず)等が内蔵されている。
【0019】この本体ケーシング3の向かって左側の袖
部ケーシング7には、各機能部の動作指示を行うための
操作部8が、開閉自在な蓋体9によって覆われて設けら
れており、この操作部8には従来技術と同様に各種操作
ボタンや表示部が設けられている。
部ケーシング7には、各機能部の動作指示を行うための
操作部8が、開閉自在な蓋体9によって覆われて設けら
れており、この操作部8には従来技術と同様に各種操作
ボタンや表示部が設けられている。
【0020】操作部8の詳細としては図2に示すよう
に、洗浄ノズル6からの吐水開始を指示する洗浄ボタン
8a、乾燥ファンの起動を指示する乾燥ボタン8b、吐
水や乾燥ファンの駆動停止を指示する止ボタン8c、そ
して吐水量を変更するための水量調節ボタン8dや洗浄
温度及び乾燥温度を変更指示するための温度調節ボタン
8eが設けられている。また、水量調節ボタン8dや温
度調節ボタン8eで調節された設定値をLEDの点灯に
よって視覚的に使用者に報知するための表示部8fが設
けられている。
に、洗浄ノズル6からの吐水開始を指示する洗浄ボタン
8a、乾燥ファンの起動を指示する乾燥ボタン8b、吐
水や乾燥ファンの駆動停止を指示する止ボタン8c、そ
して吐水量を変更するための水量調節ボタン8dや洗浄
温度及び乾燥温度を変更指示するための温度調節ボタン
8eが設けられている。また、水量調節ボタン8dや温
度調節ボタン8eで調節された設定値をLEDの点灯に
よって視覚的に使用者に報知するための表示部8fが設
けられている。
【0021】次に、本発明の第一の形態を説明するため
に、操作部8に設けられた各種ボタン8a〜8eの頂部
と蓋体9との位置関係を、図2におけるx−x線におけ
る操作部8の端面を示した図3〜図6に基づいて説明す
る。
に、操作部8に設けられた各種ボタン8a〜8eの頂部
と蓋体9との位置関係を、図2におけるx−x線におけ
る操作部8の端面を示した図3〜図6に基づいて説明す
る。
【0022】これらの図面に示されているように、袖部
ケーシング7の内部にはスイッチ基盤10が収納されて
おり、このスイッチ基盤10の上面であって各操作ボタ
ン8a〜8cに対応した位置には、操作ボタンの押圧操
作によって信号を発生するスイッチ10a〜10cが固
定されている。また、各操作ボタンの上面は薄い弾性シ
ート11で覆われており、防水構造が施されている。
ケーシング7の内部にはスイッチ基盤10が収納されて
おり、このスイッチ基盤10の上面であって各操作ボタ
ン8a〜8cに対応した位置には、操作ボタンの押圧操
作によって信号を発生するスイッチ10a〜10cが固
定されている。また、各操作ボタンの上面は薄い弾性シ
ート11で覆われており、防水構造が施されている。
【0023】図3において、止ボタン8cは洗浄ボタン
8aや乾燥ボタン8b等の他のボタンと比べて高く形成
されており、従って、この止ボタン8cは他のボタンと
比べてその頂部が蓋体9に近接している。そのため、蓋
体9に使用者が手をついたり物を置かれたりして蓋体が
下方に橈んだ場合には、蓋体9の下面が止ボタン8cを
押圧してしまい、止スイッチ10cは止信号を発生する
が、この止スイッチ10cは洗浄水や乾燥温風等の流体
の放出開始や放出性状変更には何等関与しないスイッチ
であるため、使用者が意図しない放出が行われたり、放
出している温水量や温度の変更や、乾燥温風温度が変更
されてしまって使用者を驚かせてしまうことが防止でき
る。特に、止ボタン8cが他のスイッチと比べて突出し
ているため、触覚によって止ボタンの認識を容易にする
こともでき、通常の使用状態における使い勝手を向上さ
せることもできる。
8aや乾燥ボタン8b等の他のボタンと比べて高く形成
されており、従って、この止ボタン8cは他のボタンと
比べてその頂部が蓋体9に近接している。そのため、蓋
体9に使用者が手をついたり物を置かれたりして蓋体が
下方に橈んだ場合には、蓋体9の下面が止ボタン8cを
押圧してしまい、止スイッチ10cは止信号を発生する
が、この止スイッチ10cは洗浄水や乾燥温風等の流体
の放出開始や放出性状変更には何等関与しないスイッチ
であるため、使用者が意図しない放出が行われたり、放
出している温水量や温度の変更や、乾燥温風温度が変更
されてしまって使用者を驚かせてしまうことが防止でき
る。特に、止ボタン8cが他のスイッチと比べて突出し
ているため、触覚によって止ボタンの認識を容易にする
こともでき、通常の使用状態における使い勝手を向上さ
せることもできる。
【0024】また、図4に示すように、蓋体9の止ボタ
ン8cと対向した部分に突部9aを設けることによって
も、図3の場合と同様に止ボタン8cは他のボタンと比
べてその頂部が蓋体9に近接させたものとすることがで
きる。なお、蓋体9に突部を設けるということは、蓋体
の肉厚が厚くなるため、変形防止も同時に図ることがで
きる。
ン8cと対向した部分に突部9aを設けることによって
も、図3の場合と同様に止ボタン8cは他のボタンと比
べてその頂部が蓋体9に近接させたものとすることがで
きる。なお、蓋体9に突部を設けるということは、蓋体
の肉厚が厚くなるため、変形防止も同時に図ることがで
きる。
【0025】また、図5に示すように、スイッチ基盤1
0に報知手段(図示せず)に起動信号を与える報知スイ
ッチ10gを備えておくと共に、蓋体9の裏面には突起
9bを設けて、蓋体9の裏面と他のスイッチとの距離に
比べてこの突起9bと報知スイッチ10gの報知ボタン
8gとの距離が短くなるように構成されている。従っ
て、蓋体9が橈んだ場合には、報知スイッチ10gから
の信号に基づいて使用者に蓋体9が変形している旨を使
用者に知らせることができる。なお、報知手段として
は、操作部8のLED8fを全点灯したり点滅させる等
の視覚的な方法や、ブザー等の聴覚的な方法が挙げられ
る。
0に報知手段(図示せず)に起動信号を与える報知スイ
ッチ10gを備えておくと共に、蓋体9の裏面には突起
9bを設けて、蓋体9の裏面と他のスイッチとの距離に
比べてこの突起9bと報知スイッチ10gの報知ボタン
8gとの距離が短くなるように構成されている。従っ
て、蓋体9が橈んだ場合には、報知スイッチ10gから
の信号に基づいて使用者に蓋体9が変形している旨を使
用者に知らせることができる。なお、報知手段として
は、操作部8のLED8fを全点灯したり点滅させる等
の視覚的な方法や、ブザー等の聴覚的な方法が挙げられ
る。
【0026】更に止ボタン8cの頂部を他のボタンと比
べてその頂部を蓋体9に近接させるための方法として
は、図6に示すように、止ボタン8c以外のボタン頂部
を操作面から凹ませることも考えられる。この場合は、
蓋体9を外された場合等のように、操作部8に蓋体9が
設けられていない状態においても、手をつかれたり荷物
を置かれたりした場合の誤動作を防止できる。
べてその頂部を蓋体9に近接させるための方法として
は、図6に示すように、止ボタン8c以外のボタン頂部
を操作面から凹ませることも考えられる。この場合は、
蓋体9を外された場合等のように、操作部8に蓋体9が
設けられていない状態においても、手をつかれたり荷物
を置かれたりした場合の誤動作を防止できる。
【0027】次に、本発明の第二の形態を、袖部ケーシ
ング7において蓋体9を閉じた状態における平面図であ
る図7を用いて説明する。
ング7において蓋体9を閉じた状態における平面図であ
る図7を用いて説明する。
【0028】蓋体9の裏面側、即ち閉蓋状態において操
作部8と対向する面であって、各種操作ボタン8a〜8
eや表示用のLED8fが設けられていない部分には、
閉蓋状態において操作面と略当接するようにリブ12が
設けられている。従って、蓋体9の上に使用者が手をつ
いたり荷物を置かれたりした場合においても、蓋体9の
橈んでしまうことが防止でき、各種操作ボタン8a〜8
eが押圧されてしまうことが無い。
作部8と対向する面であって、各種操作ボタン8a〜8
eや表示用のLED8fが設けられていない部分には、
閉蓋状態において操作面と略当接するようにリブ12が
設けられている。従って、蓋体9の上に使用者が手をつ
いたり荷物を置かれたりした場合においても、蓋体9の
橈んでしまうことが防止でき、各種操作ボタン8a〜8
eが押圧されてしまうことが無い。
【0029】次に、本発明の第三の形態を図8を用いて
説明する。図8は図3〜図6と同じく、図2におけるx
−x線における端面を表す。
説明する。図8は図3〜図6と同じく、図2におけるx
−x線における端面を表す。
【0030】同図において、スイッチ基盤10には、蓋
体9の裏面から突出した突起9cによって、蓋体9の閉
蓋状態において押圧される位置に蓋体状態検出スイッチ
10gが設けられている。この蓋体状態検出スイッチ1
0gから押圧されている信号がある場合には、図示しな
い機能部の動作を制御するマイコン等に内蔵されている
制御部では、他のスイッチが押圧された信号に基づく動
作を禁止させることによって、蓋体9の上に使用者が手
をついたり荷物を置かれたりして、蓋体9が橈んでしま
い、各種操作ボタン8a〜8eが押圧されてしまったと
しても、その押圧信号に基づいて機能部が動作してしま
うことが防止できる。
体9の裏面から突出した突起9cによって、蓋体9の閉
蓋状態において押圧される位置に蓋体状態検出スイッチ
10gが設けられている。この蓋体状態検出スイッチ1
0gから押圧されている信号がある場合には、図示しな
い機能部の動作を制御するマイコン等に内蔵されている
制御部では、他のスイッチが押圧された信号に基づく動
作を禁止させることによって、蓋体9の上に使用者が手
をついたり荷物を置かれたりして、蓋体9が橈んでしま
い、各種操作ボタン8a〜8eが押圧されてしまったと
しても、その押圧信号に基づいて機能部が動作してしま
うことが防止できる。
【0031】以上の実施例においては、本体ケーシング
3と連続して設けられている袖部ケーシング7の上面に
設けられた操作部8について説明してきたが、操作部8
の位置としては、便器を使用する使用者の手の届く位置
に設けられた、本体ケーシング3と別体のケーシング上
面に設けられいる操作部にも適用できるものであり、本
発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が考えられ
る。
3と連続して設けられている袖部ケーシング7の上面に
設けられた操作部8について説明してきたが、操作部8
の位置としては、便器を使用する使用者の手の届く位置
に設けられた、本体ケーシング3と別体のケーシング上
面に設けられいる操作部にも適用できるものであり、本
発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が考えられ
る。
【図1】本発明に係わる便器装置の全体を示す斜視図。
【図2】操作部の全体を示す平面図。
【図3】本発明の第一の形態に係わる操作部の要部を示
す図2のx−x端面図。
す図2のx−x端面図。
【図4】本発明の第一の形態に係わる操作部の別実施例
を示す図2のx−x端面図。
を示す図2のx−x端面図。
【図5】本発明の第一の形態に係わる操作部の別実施例
を示す図2のx−x端面図。
を示す図2のx−x端面図。
【図6】本発明の第一の形態に係わる操作部の別実施例
を示す図2のx−x端面図。
を示す図2のx−x端面図。
【図7】本発明の第二の形態に係わる操作部の平面図。
【図8】本発明の第三の形態に係わる操作部の要部を示
す図2のx−x端面図。
す図2のx−x端面図。
【図9】従来の便器装置の操作部を示す平面図。
【図10】従来の便器装置の操作部の詳細を示す図9の
y−y端面図。
y−y端面図。
3…本体ケーシング 7…袖部ケーシング 8…操作部 8a〜8e…操作ボタン 8f…表示部 8g…報知ボタン 9…蓋体 10g…蓋体状態検出スイッチ 12…リブ
Claims (7)
- 【請求項1】 便器に固定されたケーシング内に流体を
人体に向けて放出する機能部を備え、該機能部に対する
流体放出の動作指示を、開閉自在な蓋体に覆われた操作
面に設けられた操作ボタンの押圧操作によって行う便器
装置において、 前記蓋体の閉状態おける操作ボタンに対向する面と、流
体放出の開始または放出性状の変更を指示する操作ボタ
ン頂部との距離を、流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタン頂部との距離に比べて
長くしてなることを特徴とする便器装置。 - 【請求項2】 前記流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の開始ま
たは放出性状変更を指示する操作ボタンに比べて、操作
面からの突出量を大きくしてなることを特徴とする、請
求項1記載の便器装置。 - 【請求項3】 前記流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタンに対向する前記蓋体の
下面には、突部が設けられていることを特徴とする、請
求項1または2記載の便器装置。 - 【請求項4】 前記流体放出の開始または放出性状変更
指示を行えない特定の操作ボタンは、流体放出の停止を
指示する操作ボタンであることを特徴とする、請求項1
ないし3記載の便器装置。 - 【請求項5】 前記流体放出の開始または放出性状状態
変更指示を行えない特定の操作ボタンは、報知手段の付
勢を指示する操作ボタンであることを特徴とする、請求
項1ないし3記載の便器装置。 - 【請求項6】 便器に固定されたケーシング内に流体を
人体に向けて放出する機能部を備え、該機能部に対する
流体放出の動作指示を、開閉自在な蓋体に覆われた操作
面に設けられた操作ボタンの押圧操作によって行う便器
装置において、 前記蓋体の閉状態における操作ボタンと対向する面であ
って操作ボタンと当接しない部分に、操作面と当接する
リブを形成したことを特徴とする便器装置。 - 【請求項7】 便器に固定されたケーシング内に流体を
人体に向けて放出する機能部を備え、該機能部に対する
流体放出の動作指示を、開閉自在な蓋体に覆われた操作
面に設けられた操作ボタンの押圧操作によって行う便器
装置において、 前記蓋体の閉状態を検出する蓋体状態検出手段を備え、
該検出手段からの検出信号に基づき、蓋体内の操作ボタ
ンからの指示信号に基づく流体の放出開始を禁止する動
作制御手段を備えたことを特徴とする便器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11692496A JPH09268630A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11692496A JPH09268630A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 便器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09268630A true JPH09268630A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14699057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11692496A Pending JPH09268630A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 便器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09268630A (ja) |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP11692496A patent/JPH09268630A/ja active Pending
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