JPH09267900A - 液体定量圧送装置及び液体定量圧送方法 - Google Patents

液体定量圧送装置及び液体定量圧送方法

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JPH09267900A
JPH09267900A JP8080159A JP8015996A JPH09267900A JP H09267900 A JPH09267900 A JP H09267900A JP 8080159 A JP8080159 A JP 8080159A JP 8015996 A JP8015996 A JP 8015996A JP H09267900 A JPH09267900 A JP H09267900A
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gas
holding container
pipe
bubble generating
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JP8080159A
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Inventor
Ryozo Ariizumi
諒三 有泉
Masayuki Tsunoda
政幸 角田
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体保持容器内の液面レベルが下降しても、
吐出量を一定に保持でき、かつ液中にマイクロバブルが
混入しない液体定量圧送装置を得る。 【構成】 液体吐出ノズルを備えた非気泡発生室と、気
泡発生室とを備え、密閉可能な液体保持容器;この密閉
保持容器の気泡発生室に導かれ、その噴出口が該気泡発
生室内の液面内に開口する気体噴出パイプ;この気泡発
生室と非気泡発生室とを、気体噴出パイプの気体噴出口
より下方において連通させる液体通路と、該液体保持容
器内の液面レベルより上方において連通させる気体通
路;及びこの気体噴出パイプに、一定圧の気体を供給す
る加圧気体供給手段;を備え、液体保持容器内の液面レ
ベルが、気体噴出パイプの噴出口の高さ位置より高い状
態で使用する液体定量圧送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、液体を保持した液体保持容器内
に気体圧力を作用させて液体を圧送する方法及び装置に
関し、特に液面レベルが変動しても、常に一定の吐出量
が得られる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
【0003】図9は、液体保持容器内に気体圧力を作用
させて液体を圧送する従来装置を示す。この装置は、液
噴出ノズル1を有する液体保持容器2内に、液体からな
る塗料3を充填した後、蓋4で密閉し、液面に、加圧空
気源5、開閉弁6、及び加圧空気パイプ7を介して一定
の加圧圧力を作用させ、ノズル1から塗料3を噴出させ
て被塗装面8を塗装する装置である。この装置は、容器
2内の塗料3が消費されて液面3Hが下降していくと、
水頭Hが変化するため、ノズル1から噴出される塗料の
単位時間当りの吐出量が変化し、均一な塗面が得られな
い。この問題は、液体保持容器2内の液面レベルを常に
一定に保持すれば、解決する。本出願人は、この目的で
一定液面保持装置を出願した(特願平7−114977
号、同7−169064号)。
【0004】本出願人はさらに、液面レベルを一定に保
持するという発想から離れ、液面レベルが下降していっ
ても、ノズルからの吐出量を常に一定に保持することが
できる方法及び装置を出願した(特願平8−12312
号)。この方法は、液体吐出ノズルを備えた液体保持容
器と、この液体保持容器内の一定高さ位置に噴出口が開
口する気体噴出パイプとを備えた装置を用いて液体を液
体吐出ノズルから圧送する方法であって、液体保持容器
内に、気体噴出口の高さ位置より液面レベルが高くなる
迄液体を充填するステップ;該液体保持容器を密閉する
ステップ;及び液面レベルが気体噴出口の高さ位置より
高い状態において、気体噴出パイプの噴出口から、一定
圧の気体を噴出させて、上記液体吐出ノズルから液体を
噴出するステップ;を含むことを特徴としている。この
出願発明のキーは、『液面レベルが気体噴出口の高さ位
置より高い状態において』使用する点である。この条件
が満足される限り、気体噴出パイプの噴出口から一定圧
の気体を噴出させて液体吐出ノズルから液体を吐出させ
ると、その吐出量は、液面レベルが下降しても一定とな
る。
【0005】ところが、この装置には、用途によって次
の問題点があることが判明した。すなわち、気体噴出パ
イプの噴出口から噴出する気体が液中に放出されるた
め、その際に生じるバブルがマイクロバブルとなって液
中に存在することである。マイクロバルブは、例えば半
導体の製造現場におけるフォトレジストの定量供給に本
装置を適用した場合、そのマイクロバブルがつぶれる際
にレジスト表面に微細な凹凸を生じさせる。
【0006】
【発明の目的】本発明は従って、液面レベルが下降して
いっても、ノズルからの吐出量を常に一定に保持するこ
とができる装置及び方法であって、さらに液中にマイク
ロバブルが混入しない装置及び方法を得ることを目的と
する。
【0007】
【発明の概要】本発明は、液体吐出ノズルを備えた非気
泡発生室と、気泡発生室とを備え、密閉可能な液体保持
容器;この密閉保持容器の気泡発生室に導かれ、その噴
出口が該気泡発生室内の液面下に開口する気体噴出パイ
プ;この気泡発生室と非気泡発生室とを、気体噴出パイ
プの気体噴出口より下方において連通させる液体通路
と、該液体保持容器内の液面レベルより上方において連
通させる気体通路;及びこの気体噴出パイプに、一定圧
の気体を供給する加圧気体供給手段;を備え、液体保持
容器内の液面レベルが、気体噴出パイプの噴出口の高さ
位置より高い状態で使用することを特徴としている。
【0008】気泡発生室と非気泡発生室は、例えば、液
体保持容器内に設けた気泡発生室画成パイプや隔壁によ
って画成することができる。気泡発生室画成パイプの場
合、その下端開口部が液体通路を構成し、気体通路は気
泡発生室画成パイプに穿設する。また気泡発生室画成パ
イプは、少なくともその下端開口部を、液中のマイクロ
バブルを除去するフィルタから構成することによって、
より確実にマイクロバブルを除去することができる。隔
壁の場合には、液体保持容器内でのその上下の開放端部
がそれぞれ気体通路と液体通路を構成する。さらに、気
泡発生室と非気泡発生室を別の容器として構成し、パイ
プ体からなる液体通路及び気体通路によって連通させて
もよい。
【0009】パイプ体からなる液体通路には、液中のマ
イクロバブルを除去するフィルタを設けることが好まし
い。非気泡発生室と液体吐出ノズルとの間には、リザー
バタンクを設けることができる。このリザーバタンク
は、液体保持容器より上方に配置し、その高さの差に対
応した加圧気体を気体噴出パイプに供給することによ
り、非気泡発生室(液体保持容器)を大型にし、リザー
バタンクと液体吐出ノズルとの設置位置を選ばずに、定
量吐出装置を構成できる。さらに一つの液体保持容器に
対し、リザーバタンクと液体吐出ノズルとを複数接続す
ることが容易になる。
【0010】本発明は、方法の態様で表現すると、液体
吐出ノズルを備えた液体保持容器内に、該液体保持容器
内の一定高さ位置に噴出口を位置させて気体噴出パイプ
を配置するステップ;液体保持容器を、気体噴出パイプ
が位置する気泡発生屋と、位置しない非気泡発生室とに
分割するステップ;この気泡発生室と非気泡発生室と
を、気体噴出パイプの気体噴出口より下方の液体通路
と、該液体保持容器内の液面レベルより常時上方に位置
する気体通路とによって連通させるステップ;液体保持
容器内に、上記気体噴出口の高さ位置より高く気体通路
より低い液体レベル位置迄液体を充填するステップ;該
液体保持容器を密閉するステップ;及び液面レベルが気
体噴出口の高さ位置より高い状態において、気体噴出パ
イプの噴出口から、一定圧の気体を噴出させて、液体吐
出ノズルから液体を吐出するステップ;を含むことを特
徴としている。
【0011】上記のリザーバタンクを設ける態様は、気
泡の発生を問題としない場合にも適用可能である。すな
わち、液体保持容器を気泡発生室と非気泡発生室とに分
けない。この態様は、液体吐出ノズルを備えた液体保持
容器;この液体保持容器内に導かれ、その噴出口が該液
体保持容器内の液面下に開口する気体噴出パイプ;液体
保持容器と液体吐出ノズルとの間に、該液体保持容器よ
り上方に位置させて設けたリザーバタンク;及び気体噴
出パイプに、液体保持容器とリザーバタンクの高さの差
に応じて加圧した一定圧の気体を供給する加圧気体供給
手段;を備え、液体保持容器内の液面レベルが、上記気
体噴出パイプの噴出口の高さ位置より高い状態で使用す
ることを特徴とする液体定量圧送装置である。
【0012】本発明装置はさらに、液面レベルが気体噴
出パイプの噴出口の高さ位置より低くなる前に警告を発
する液面レベル警報器を備えることが好ましい。あるい
は液面レベルが気体噴出パイプの噴出口の高さ位置より
低くなる前に、気体噴出パイプからの加圧気体の噴出を
止め、または液体吐出ノズルを閉じる制御器を備えるこ
とが好ましい。さらに気体噴出パイプには、開閉弁を設
け、液体保持容器には、開閉弁を介して排気パイプを開
口させることが好ましい。なお、本発明の『一定圧の気
体』には、大気圧の空気、あるいは窒素ガスのような不
活性ガスを含む。
【0013】
【発明の実施形態】以下図示実施形態について本発明を
説明する。図1は、本発明の第一の実施形態を原理的に
示すものである。液体保持容器11には、その下端開口
部12に開閉弁13を介して液体吐出ノズル14が設け
られている。
【0014】液体保持容器11には、該容器を密閉する
蓋体15が設けられており、この蓋体15には、気体噴
出パイプ16と排気パイプ17が設けられている。気体
噴出パイプ16は、開閉弁18とレギュレータ19を介
して加圧空気源20に接続されており、排気パイプ17
には開閉弁21が設けられている。
【0015】排気パイプ17の先端は、液体保持容器1
1内の上部に開口しているのに対し、気体噴出パイプ1
6の先端(下端)の噴出口16aは、液体保持容器11
の下方まで延長されていて、噴出口16aより上方に、
十分な液体の保持空間(図の高さh)が確保されてい
る。液体保持容器11には、該容器内の液面レベルが噴
出口16aに達する直前に作動する液面検知器25が設
けられており、この液面検知器25は、制御器26を介
して警報器27に接続されている。制御器26は、ま
た、液体吐出ノズル12を開閉する開閉弁13、または
(および)気体噴出パイプ16への加圧空気の供給をオ
ンオフする開閉弁18に接続されている。
【0016】液体保持容器11内には、気泡発生室画成
パイプ28が配設されている。この気泡発生室画成パイ
プ28は、気体噴出パイプ16を囲んで、その内側に気
泡発生室11A、外側に非気泡発生室11Bを画成す
る。この気泡発生室画成パイプ28の下端開口部28a
は、気泡発生室11Aと非気泡発生室11Bを連通させ
る液体通路29を構成し、上部には、気泡発生室11A
と非気泡発生室11Bの上部の液体が存在しない部分を
連通させる気体通路30を構成する連通孔28bが穿設
されている。気泡発生室画成パイプ28の下端開口部2
8aの高さ位置は、気体噴出パイプ16の噴出口16a
の高さ位置よりH’だけ低い。
【0017】本発明装置は、以上の極めて単純な構造か
らなるもので、次のように作動する。蓋体15を開け
て、液体保持容器11内に所要液体31を充填する。充
填液面レベルは、噴出口16aの高さ位置より十分高い
位置とする。次に蓋体15を閉めて開閉弁21を閉じ、
液体保持容器11を密閉する。蓋体15に設けたOリン
グ15aは、密閉を確実にする。このセットが完了した
ら、レギュレータ19で一定圧とされる加圧空気源20
からの圧縮空気(または不活性ガス)を開閉弁18を開
いて液体保持容器11内に供給する。すると、液体31
の液面レベル31aが噴出口16aの高さ位置に達する
迄は、液体吐出ノズル14から単位時間当り一定量の吐
出量が得られる。その理由は、次の通りである。
【0018】いま、噴出口16aから液体保持容器11
内に吐出される空気圧力をP(一定)とし、液体保持容
器11内の液面レベル31aの上方の空間における空気
圧力をPt 、噴出口16aと液面レベル31aとの高さ
の差をh、液体31の密度をρとする。すると、噴出口
16aの高さ位置での圧力バランスから、次式が成立す
る。 P=ρ・h+Pt ここで、Pは一定であるから、液体保持容器11内の液
体の費消に伴ない、液面レベル31aが下降すると、ρ
・hの値が小さくなり、それに伴ないPt の値が大きく
なる。つまり、液体保持容器11内の上部空間の空気圧
力は、液面レベル31aが下降する(hが小さくなる)
につれて大きくなり、噴出口16aの高さ位置における
圧力バランスは、崩れない。このため、液面レベル31
aが噴出口16aより高い状態で使用すれば、常に一定
の吐出量が得られる。
【0019】以上の定量吐出の原理は、特願平8−12
312号で説明したものであるが、本発明によると、さ
らに、液体吐出ノズル14から吐出される液体31にマ
イクロバブルが混入することがない。すなわち、気体噴
出パイプ16の噴出口16aから供給される圧縮空気は
気泡発生室11A内に放出され、バブル31bとなって
液中を上昇する。このバブル31bは、連通孔28b
(気体通路30)を介して、非気泡発生室11Bと連通
している気泡発生室11A内の液面の上部に出るため、
両室11Aと11Bの上部の圧力は同一に保たれる。つ
まり、バブル31bは、非気泡発生室11Bには至らな
いため、液体吐出ノズル14から吐出される液体31に
はマイクロバブルが含まれない。マイクロバブルは、バ
ブル31bが液体31中を上昇する過程で、液体31中
に残存するものである。特に、気泡発生室画成パイプ2
8の下端開口部28aと気体噴出パイプ16の噴出口1
6aとの高さの差H’に存在する液体31には、全くバ
ブルが混入するおそれがない。
【0020】以上の説明から明らかなように、本装置
は、液面レベル31aが噴出口16aより下がった状態
で使用すると、高さHが低くなるに従って、図9の従来
装置で説明したのと全く同じ問題が生じる。液面検知器
25は、このような使用状態が生じないようにするもの
で、液面レベル31aが噴出口16aの高さ位置に接近
すると、これを検知して制御器26を介して警報器27
により警報を発し、液体保持容器11への液体31の補
充を促す。あるいはさらに積極的に、制御器26によ
り、開閉弁13または(および)開閉弁18を閉じるこ
とができる。この警報と閉弁は、液面レベル31aの異
なるレベルで2段階に行なわせてもよい。開閉弁13、
18は、電磁弁から構成するのが実際的である。
【0021】図2、図3は、液体吐出ノズル14から吐
出される液体31へのマイクロバブルの混入をより確実
に防止するための実施例である。図2は、気泡発生室画
成パイプ28の全体を、液中のマイクロバブルを除去す
るフィルタ材28Fから構成し、かつ下端開口部28a
も同フィルタ材28Fで閉塞している。このフィルタ材
は、液体31の流通は自由で、マイクロバブルのみを除
去する。図3は、気泡発生室画成パイプ28の下端部の
みに、同フィルタ材32を装着した例である。
【0022】図4は、気泡発生室画成パイプ28に代え
て、液体保持容器11内に配設した隔壁34によって、
気泡発生室11Aと非気泡発生室11Bを画成した実施
例である。この隔壁34は、液体保持容器11内での上
下の開放端部がそれぞれ気体通路30と液体通路29を
構成する。この実施例においても、図1の実施例と同様
の作用を得ることができる。
【0023】図5、図6は、気泡発生室11Aと非気泡
発生室11Bを別の容器35、36から構成し、この容
器35と36の上部と下部をそれぞれ連通パイプ37
(気体通路30)と連通パイプ38(液体通路29)で
接続した実施例である。連通パイプ38には、液中のマ
イクロバブルを除去するフィルタ40が設けられてい
る。図6の実施例では、気体噴出パイプ16を複数本設
け、1本あたりの気体吐出量を減らしている。
【0024】図7は、非気泡発生室11Bと液体吐出ノ
ズル14との間にリザーバタンク41を設け、かつこの
リザーバタンク41を液体保持容器11より上方に配置
した実施例である。気体噴出パイプ16から供給する加
圧気体の圧力は、液体保持容器11とリザーバタンク4
1の高さの差(水頭)を考慮して決定する。この実施例
によると、非気泡発生室11B(液体保持容器11)を
大型にし、リザーバタンク41と液体吐出ノズル14の
設置位置を選ばずに、定量吐出装置を構成できる。さら
に一つの液体保持容器11に対し、リザーバタンク41
と液体吐出ノズル14を複数接続することが容易にでき
る。
【0025】図8は、図7の実施例から隔壁34を除い
た実施例である。この実施例は、液中に気泡が含まれる
ことを問題としない定量吐出装置として利用できる。い
ずれの実施例も、液体保持容器11内の液面レベル31
aが、気体噴出パイプ16の噴出口16aの高さ位置よ
り高い状態で使用する。
【0026】以上の実施例では、『一定圧の気体』を液
体保持容器11に与えるために、加圧空気源20及びレ
ギュレータ19を用いたが、特に粘度の低い液体の場合
には、密閉した液体保持容器11内に大気圧を導いても
以上と同様の作用を得ることができる。この場合には、
気体噴出パイプ16の上端部を大気に開放しておき、蓋
体15を閉じた後、開閉弁21を閉じ、開閉弁18を開
ければよい。この態様では、密閉容器液体保持容器11
内の液体31が費消されるに従い、液面レベル31aよ
り上部の密閉容器液体保持容器11内の圧力は負圧にな
っていき、大気圧の気体が気体噴出パイプ16の噴出口
16aから噴出することになる。また気体噴出パイプ1
6、排気パイプ17は、蓋体15に設けることなく、液
体保持容器11内の固定位置に設けてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体保持
容器内の液面レベルが下降しても、常に一定の吐出量を
得ることができ、しかもその液中に、マイクロバブルが
混入するのを防止することができる。そして、その構成
は極めて単純であるから、安価な定量圧送(吐出)装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体定量圧送装置の実施例を示
す、液体保持容器を断面として示す系統接続図である。
【図2】本発明の気泡発生室画成パイプ回りの別の実施
例を示す断面図である。
【図3】本発明の気泡発生室画成パイプ回りのさらに別
の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明による液体定量圧送装置の別の実施例を
示す、液体保持容器を断面として示す系統接続図であ
る。
【図5】本発明による液体定量圧送装置の別の実施例を
示す系統接続図である。
【図6】本発明による液体定量圧送装置のさらに別の実
施例を示す系統接続図である。
【図7】本発明による液体定量圧送装置の実施例を示す
系統接続図である。
【図8】本発明による液体定量圧送装置の別の実施例を
示す系統接続図である。
【図9】気体圧力により液体保持容器内の液体を圧送す
る従来装置の例を示す、液体保持容器を断面として示す
系統接続図である。
【符号の説明】
11 液体保持容器 11A 気泡発生室 11B 非気泡発生室 14 液体吐出ノズル 13 18 21 開閉弁 15 蓋体 15a ガスケット 16 気体噴出パイプ 17 排気パイプ 19 レギュレータ 20 加圧空気源 25 液面検知器 26 制御器 27 警報器 28 気泡発生室画成パイプ 29 液体通路 30 気体通路 31 液体 31a 液面レベル 34 隔壁 41 リザーバタンク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体吐出ノズルを備えた非気泡発生室
    と、気泡発生室とを備え、密閉可能な液体保持容器;こ
    の密閉保持容器の気泡発生室に導かれ、その噴出口が該
    気泡発生室内の液面下に開口する気体噴出パイプ;この
    気泡発生室と非気泡発生室とを、気体噴出パイプの気体
    噴出口より下方において連通させる液体通路と、該液体
    保持容器内の液面レベルより上方において連通させる気
    体通路;及びこの気体噴出パイプに、一定圧の気体を供
    給する加圧気体供給手段;を備え、 上記液体保持容器内の液面レベルが、上記気体噴出パイ
    プの噴出口の高さ位置より高い状態で使用することを特
    徴とする液体定量圧送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、気泡発生室と非気泡
    発生室は、液体保持容器内に設けられた、上記気体噴出
    パイプを挿入した気泡発生室画成パイプによって画成さ
    れている液体定量圧送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、気泡発生室画成パイ
    プは、少なくともその下端開口部が、液中のマイクロバ
    ブルを除去するフィルタからなっている液体定量圧送装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、気泡発生室と非気泡
    発生室は、液体保持容器内に設けた隔壁によって画成さ
    れている液体定量圧送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、気泡発生室と非気泡
    発生室は、別の容器として構成され、パイプ体からなる
    液体通路及び気体通路によって連通している液体定量圧
    送装置。
  6. 【請求項6】 請求項6において、パイプ体からなる液
    体通路には、液中のマイクロバブルを除去するフィルタ
    が設けられている液体定量圧送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、非気泡発生室と液体吐出ノズルとの間には、リザー
    バタンクが備えられている液体定量圧送装置。
  8. 【請求項8】 請求項8において、リザーバタンクは、
    液体保持容器より上方に配置されていて、その高さの差
    に対応した加圧気体が気体噴出パイプに供給される液体
    定量圧送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし9のいずれか1項におい
    て、一定圧の気体は、不活性ガスである液体定量圧送装
    置。
  10. 【請求項10】 液体吐出ノズルを備えた液体保持容器
    内に、該液体保持容器内の一定高さ位置に噴出口を位置
    させて気体噴出パイプを配置するステップ;液体保持容
    器を、上記気体噴出パイプが位置する気泡発生屋と、位
    置しない非気泡発生室とに分割するステップ;この気泡
    発生室と非気泡発生室とを、気体噴出パイプの気体噴出
    口より下方の液体通路と、該液体保持容器内の液面レベ
    ルより常時上方に位置する気体通路とによって連通させ
    るステップ;液体保持容器内に、上記気体噴出口の高さ
    位置より高く気体通路より低い液体レベル位置迄液体を
    充填するステップ;該液体保持容器を密閉するステッ
    プ;及び液面レベルが気体噴出口の高さ位置より高い状
    態において、気体噴出パイプの噴出口から、一定圧の気
    体を噴出させて、上記液体吐出ノズルから液体を吐出す
    るステップ;を含むことを特徴とする液体定量圧送方
    法。
  11. 【請求項11】 液体吐出ノズルを備えた液体保持容
    器;この液体保持容器内に導かれ、その噴出口が該液体
    保持容器内の液面下に開口する気体噴出パイプ;液体保
    持容器と液体吐出ノズルとの間に、該液体保持容器より
    上方に位置させて設けたリザーバタンク;及び上記気体
    噴出パイプに、液体保持容器とリザーバタンクの高さの
    差に応じて加圧した一定圧の気体を供給する加圧気体供
    給手段;を備え、 上記液体保持容器内の液面レベルが、上記気体噴出パイ
    プの噴出口の高さ位置より高い状態で使用することを特
    徴とする液体定量圧送装置。
JP8080159A 1996-01-26 1996-04-02 液体定量圧送装置及び液体定量圧送方法 Pending JPH09267900A (ja)

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