JP2003136011A - 薬液供給システム - Google Patents

薬液供給システム

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JP2003136011A
JP2003136011A JP2001334420A JP2001334420A JP2003136011A JP 2003136011 A JP2003136011 A JP 2003136011A JP 2001334420 A JP2001334420 A JP 2001334420A JP 2001334420 A JP2001334420 A JP 2001334420A JP 2003136011 A JP2003136011 A JP 2003136011A
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Hiroki Hamada
田 祐 己 濱
Hidetoshi Mato
藤 英 利 間
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Fujimori Technical Laboratory Inc
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NCS KK
Fujimori Technical Laboratory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液供給システムにおいて、薬液タンクから
の薬液を負圧吸引して噴射するノズルを利用して薬液供
給の微少流量制御を可能とする。 【解決手段】 内部に薬液5を収容して密閉可能とされ
た薬液タンク10と、この薬液タンク10に薬液供給パ
イプ7で接続され外部からの高圧気体の送気により上記
薬液タンク10から供給される薬液5を負圧吸引して該
薬液5を噴射するノズル11と、上記薬液タンク10内
に形成される負圧空間Sに対し任意圧力の正圧ガスを供
給する正圧供給手段12とを備え、上記正圧供給手段1
2により薬液タンク10に供給する正圧ガスの流量を調
整することによって上記ノズル11への薬液5の供給流
量を制御するものである。これにより、薬液タンク10
からの薬液5を負圧吸引して噴射するノズル11を利用
して薬液供給を微少流量で制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基
板、ディスプレイ基板、ガラス、その他の工業用の膜形
成対象物等に対し各種処理の薬液を塗布する際の薬液供
給システムに関し、詳しくは、薬液タンクからの薬液を
負圧吸引して噴射するノズルを利用して薬液供給の微少
流量制御を可能とする薬液供給システムに係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置、液晶表示装置などの
製造工程において、半導体基板やディスプレイ基板など
に薄膜を塗布するには、図5に示すように、例えばウェ
ハ1を水平支持して高速回転させ、その上方から該ウェ
ハ1の中心孔2寄りの位置に薬液3を滴下する薬液供給
システムが用いられている。そして、上記高速回転する
ウェハ1上に滴下された薬液3に働く遠心力の作用によ
り、該薬液3をウェハ1の表面上で放射状に伸ばして、
該ウェハ1の表面全体に薄膜を塗布していた。
【0003】また他の例として、半導体基板やディスプ
レイ基板などにスプレーコーティングにより薬液を塗布
する場合は、図6に示すように、内部に薬液5を収容し
た薬液タンク6と、この薬液タンク6に接続された薬液
供給パイプ7と、この薬液供給パイプ7に接続され上記
薬液タンク6から薬液5を供給されて吐出するノズル8
とを有する薬液供給システムが用いられている。なお、
上記薬液供給パイプ7の途中には、ノズル8への薬液5
の供給流量を制御するための例えばニードルバルブ等の
流量調整バルブ9が設けられている。そして、上記薬液
タンク6内の薬液5を加圧したり、図示省略のポンプで
圧送して、流量調整バルブ9で薬液供給の流量を制御し
てノズル8から薬液5を吐出して塗布していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示す従
来例では、ウェハ1上に滴下する薬液3の量があまり少
なくては拡散せず、例えば10ml/min以上の量を滴下す
ることとなる。そして、この場合、薬液3は高速回転す
るウェハ1により遠心力で外周方向へ拡散されて、一部
はウェハ1の表面に塗布されるが、他の部分は該ウェハ
1の外側に捨てられるものであった。このように、薬液
3を滴下する量が多いことと、該薬液3がウェハ1の外
側に捨てられる量が多いことから、薬液塗布の効率が低
下すると共に、非経済的であった。また、ウェハ1の外
側に捨てられる薬液3によってその周辺が汚染されるこ
とがあった。
【0005】また、図6に示す従来例では、ノズル8に
供給する薬液5の流量制御を、薬液供給パイプ7の途中
に設けられたニードルバルブ等の流量調整バルブ9で行
っていたので、このような流量調整バルブ9では例えば
1ml/min程度或いはそれ以下のレベルでの流量制御はで
きないものであった。したがって、例えば1ml/min以下
の流量制御により薬液5を供給して、対象物に対して薄
膜を均一に塗布することが難しかった。また、薬液タン
ク6内の薬液5にゴミやカーボン等の異物が混入してい
ると、ノズル8への供給途中で上記流量調整バルブ9の
ところで詰まりが発生して、ノズル8へ薬液5を供給で
きない状態となることがあった。したがって、薬液塗布
の工程がスムーズに進まないことがあった。
【0006】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、薬液タンクからの薬液を負圧吸引して噴射するノ
ズルを利用して薬液供給の微少流量制御を可能とする薬
液供給システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による薬液供給システムは、内部に薬液を収
容して密閉可能とされた薬液タンクと、この薬液タンク
に薬液供給パイプで接続され外部からの高圧気体の送気
により上記薬液タンクから供給される薬液を負圧吸引し
て該薬液を噴射するノズルと、上記薬液タンク内に形成
される負圧空間に対し任意圧力の正圧ガスを供給する正
圧供給手段とを備え、上記正圧供給手段により薬液タン
クに供給する正圧ガスの流量を調整することによって上
記ノズルへの薬液の供給流量を制御するものである。
【0008】このような構成により、密閉可能とされた
薬液タンクで内部に薬液を収容しておき、この薬液タン
クに薬液供給パイプで接続されたノズルに外部から高圧
気体を送気し上記薬液タンクから供給される薬液を負圧
吸引して該ノズルで薬液を噴射し、上記薬液タンク内に
形成される負圧空間に対し正圧供給手段で任意圧力の正
圧ガスを供給し、上記正圧供給手段により薬液タンクに
供給する正圧ガスの流量を調整することによって上記ノ
ズルへの薬液の供給流量を制御する。これにより、薬液
タンク内の圧力とノズルに発生する負圧との差により薬
液供給の微少流量制御を可能とする。
【0009】また、上記正圧供給手段と薬液タンクとの
間には、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を調整す
る流量調整手段を備えたものである。これにより、薬液
タンクに供給する正圧ガスの流量を容易に調整する。
【0010】さらに、上記流量調整手段は、正圧ガスの
質量流量を測定して流量を調整するマスフローコントロ
ーラとしてもよい。これにより、圧力や温度変化の影響
を受けず、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を質量
流量に比例して安定に調整を行う。
【0011】さらにまた、上記正圧供給手段には、大気
又は不活性ガスを供給するものである。特に、不活性ガ
スを供給した場合は、薬液タンク内の薬液に影響を与え
ず安定に保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による薬
液供給システムの実施の形態を示すシステム概要図であ
る。この薬液供給システムは、例えば半導体基板、ディ
スプレイ基板、ガラス、その他の工業用の膜形成対象物
等に対し各種処理の薬液を塗布する際に薬液を供給する
もので、薬液タンク10と、ノズル11と、正圧供給手
段12とを備えている。
【0013】上記薬液タンク10は、工業用の膜形成対
象物等に塗布する各種の薬液5を内部に収容しておくも
ので、所定の大きさの容器状に形成され、上面に蓋をし
て密閉可能とされている。そして、内部に収容された薬
液5の液面が下降することにより、該薬液タンク10内
には負圧空間Sが形成される。なお、薬液タンク10の
上面には、該薬液タンク10内に薬液5を供給するため
のパイプライン13が接続されている。また、符号14
は上記パイプライン13の途中に設けられた開閉バルブ
を示している。
【0014】上記薬液タンク10の例えば底面には薬液
供給パイプ7が接続され、この薬液供給パイプ7の先端
にノズル11が接続されている。このノズル11は、外
部からの高圧気体の送気により上記薬液タンク10から
薬液供給パイプ7を介して供給される薬液5を負圧吸引
して該薬液5を噴射するもので、該ノズル11の側面部
に上記薬液供給パイプ7の先端が接続され、ノズル11
の軸心部に高圧気体供給パイプ15が接続されている。
なお、符号16は上記高圧気体供給パイプ15の後端に
設けられたコンプレッサを示している。
【0015】図2及び図3は、上記ノズル11の具体的
な構造の一例を示す断面図である。図2は上記薬液供給
パイプ7が接続される面を含む縦断面図であり、図3は
図2の断面と直交する縦断面図である。図2において、
ノズル11の側面部には薬液送入口17が形成され、こ
の薬液送入口17に上記薬液供給パイプ7の先端が接続
される。また、ノズル11の軸心部の後端には高圧気体
送入口18が形成され、この高圧気体送入口18に上記
高圧気体供給パイプ15の先端が接続される。
【0016】この状態で、図1に示すコンプレッサ16
の運転により高圧気体供給パイプ15を介して送られた
高圧気体は、図2に示す高圧気体送入口18からノズル
11内の軸心部に流入し、小口径の一次気体噴出口19
を通って高速噴射し内部混合室20に入る。このとき、
図1に示す薬液供給パイプ7が接続された薬液送入口1
7の位置にベンチュリ管の原理により負圧を生じ、上記
薬液供給パイプ7からの薬液5を内部混合室20内に吸
引する。上記一次気体噴出口19から噴出する高速気体
は、薬液送入口17より吸引する薬液5を破砕し、広く
なった内部混合室20の中で薬液5と混合され、流速を
落としてノズル先端の噴出口21から噴射される。
【0017】一方、図3に示すように、上記高圧気体送
入口18からノズル11内に流入した高圧気体は、ノズ
ル11内の軸心部の外側に形成された二次気体通路22
を通って、ノズル11の先端部にスパイラル状に形成さ
れた二次気体噴出溝23に至り、高速な旋回流となって
噴射される。このとき、上記噴出口21から噴射される
薬液5を二次混合しながら破砕微粒化して前方に噴射す
る。なお、図2及び図3では、旋回流を発生して噴射す
るノズル11の例を示したが、本発明はこれに限られ
ず、旋回流を発生しない通常のノズルであってもよい。
【0018】上記薬液タンク10の例えば上面には、図
1に示すように、正圧供給手段12が接続されている。
この正圧供給手段12は、上記薬液タンク10内に形成
される負圧空間Sに対し任意圧力の正圧ガスを供給する
もので、基端部が1気圧の大気(AIR)に連通された空
気供給パイプから成る。そして、上記正圧供給手段12
と薬液タンク10との間には、流量調整バルブ24が設
けられている。この流量調整バルブ24は、薬液タンク
10に供給する正圧ガスの流量を調整する流量調整手段
となるもので、例えば体積流量を調整するニードルバル
ブ等から成る。
【0019】そして、上記正圧供給手段12により薬液
タンク10に正圧ガスを供給し、流量調整バルブ24に
より正圧ガスの流量を調整することによって、上記ノズ
ル11への薬液の供給流量を制御するようになってい
る。
【0020】次に、このように構成された薬液供給シス
テムの動作について説明する。まず、図1において、パ
イプライン13の途中の開閉バルブ14を開いて薬液タ
ンク10内に薬液5を所定量だけ供給する。その後、上
記開閉バルブ14及び正圧供給手段12の流量調整バル
ブ24を閉じて、上記薬液タンク10内を密閉状態とす
る。
【0021】この状態で、図1に示すコンプレッサ16
から高圧気体供給パイプ15を介してノズル11へ高圧
気体を送る。すると、前述のようにノズル11内の薬液
送入口17の位置に負圧(例えば0.1〜0.4気圧)が発生
して薬液供給パイプ7からの薬液5を吸引し、ノズル1
1の噴出口21(図2参照)から薬液5を噴射する。こ
れにより、上記薬液タンク10内の薬液5が少しずつ減
少し、該薬液タンク10の液面が徐々に下がって行く。
このとき、薬液タンク10は密閉されているので、液面
が下がった空間Sは負圧になって真空レベルに近付いて
行き、ノズル11内に発生する負圧(P1)と、上記空
間Sの負圧(P2)とが等しくなったところで、上記ノ
ズル11からの薬液5の噴射が停止する。
【0022】この状態では、P1=P2となって薬液5は
流れず、薬液タンク10及び薬液供給パイプ7に何ら遮
断弁等を設けなくても薬液5が安定して停止する。そし
て、この状態をもって薬液供給の初期状態とし、ここか
ら薬液供給の工程がスタートする。なお、このとき、薬
液5は図2に示すノズル11内の薬液送入口17の付近
で停止することとなるので、ノズル11へ至る経路が乾
くことがない。したがって、その後において、上記ノズ
ル11から薬液5をすぐに噴射することができる。
【0023】次に、ノズル11の噴出口21を薬液5の
塗布対象物に向けてセットし、上記と同様にコンプレッ
サ16から高圧気体供給パイプ15を介してノズル11
へ高圧気体を送る。しかし、この状態ではP1=P2とな
るので、薬液5はノズル11から噴射されない。そこ
で、図1に示す正圧供給手段12に設けられた流量調整
バルブ24を適宜の量だけ開いて、薬液タンク10内の
負圧空間Sに大気を流量調整しながら供給する。する
と、上記薬液タンク10内の圧力が変化して圧力P 2
大きくなって、P2とP1との差が生じてこの差圧により
薬液タンク10からノズル11に薬液5が供給される。
これにより、上記ノズル11から薬液5が噴射される。
【0024】このとき、上記流量調整バルブ24による
流量調整を細かく行うことにより、圧力P2とP1との差
を微細に調整して、ノズル11への薬液5の供給流量を
微少に制御することができる。例えば、従来は不可能で
あった1ml/min程度或いはそれ以下のレベル(例えば0.
1~0.9ml/min程度)での流量制御が可能となる。また、
ノズル11へ至る薬液供給パイプ7の途中には何も設け
られていないので、この部分に異物が詰まることはな
く、スムーズに薬液5がノズル11に供給される。さら
に、薬液5が粘度の高いものであっても、ノズル11の
負圧及び圧力P2とP1との差圧により薬液5が供給され
る。なお、上記正圧供給手段12に大気を供給する代わ
りに、窒素ガス(N2)などの不活性ガスを供給しても
よい。
【0025】図4は本発明の他の実施形態を示すシステ
ム概要図である。この実施形態は、正圧供給手段12と
薬液タンク10との間に設けられた流量調整手段を、正
圧ガスの質量流量を測定して流量を調整するマスフロー
コントローラ(MFC)25としたものである。このマ
スフローコントローラ25には正圧ガスとして例えば1
〜2気圧の窒素ガス(N2)が窒素ガスボンベ等から供
給され、薬液タンク10に至るガス供給パイプの途中に
は開閉バルブ26が設けられている。
【0026】上記マスフローコントローラ25は、その
内部構造は図示省略したが、流量センサ、コントロール
バルブ、制御回路等から構成されている。そして、上記
流量センサ内をガスが流れると該センサの上流と下流と
の間に温度が生じ、ガスの質量流量に比例した出力が得
られ、この出力信号と外部からの設定信号とを比較し
て、両信号が一致するようにコントロールバルブの開度
を自動調整するようになっている。これにより、圧力や
温度変化の影響を受けず、薬液タンク10に供給する正
圧ガスの流量を質量流量に比例して安定な流量調整が行
われる。
【0027】この実施形態による薬液供給システムは、
図1に示す流量調整バルブ24を、上記マスフローコン
トローラ25と開閉バルブ26とを組み合わせたものに
替えただけであり、開閉バルブ26を開けてマスフロー
コントローラ25で窒素ガスの流量を調整することによ
り、図1の場合と全く同様に動作する。この場合は、上
記マスフローコントローラ25で0〜10ml/min程度の
正圧ガスの流量調整ができるので、ノズル11に供給す
る薬液5の流量を1ml/min程度或いはそれ以下のレベル
で微少に且つ安定して制御することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係る発明によれば、薬液タンク内に形成され
る負圧空間に対し任意圧力の正圧ガスを供給する正圧供
給手段により薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を調
整することによって、薬液タンクからの薬液を負圧吸引
して噴射するノズルへの薬液の供給流量を制御すること
ができる。これにより、薬液タンク内の圧力とノズルに
発生する負圧との差により薬液供給を微少流量で制御す
ることができる。したがって、対象物に対して薬液を均
一に塗布することができる。また、薬液の使用量を低減
して、薬液塗布の効率を向上できると共に、経済性を改
善することができる。さらに、薬液タンク内の負圧によ
り、内部に収容された薬液の脱気をすることができ、ノ
ズルへ至る薬液供給パイプの所謂ベーパーロックを防止
できる。さらにまた、薬液が粘度の高いものであって
も、ノズルの負圧及び薬液タンク内の圧力との差により
ノズルに薬液を供給できる。また、ノズルへ至る薬液供
給パイプの途中には何も設けられていないので、この部
分に異物が詰まることはなく、スムーズに薬液をノズル
に供給できる。
【0029】また、請求項2に係る発明によれば、上記
正圧供給手段と薬液タンクとの間に、薬液タンクに供給
する正圧ガスの流量を調整する流量調整手段を備えたこ
とにより、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を容易
に調整することができる。したがって、薬液タンク内の
圧力を容易に調整して、上記ノズルへの薬液供給を微少
流量で制御することができる。
【0030】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記流量調整手段を、正圧ガスの質量流量を測定して流量
を調整するマスフローコントローラとしたことにより、
圧力や温度変化の影響を受けず、薬液タンクに供給する
正圧ガスの流量を質量流量に比例して安定に調整を行う
ことができる。したがって、薬液タンク内の圧力を容易
かつ安定に調整して、上記ノズルへの薬液供給を微少流
量で制御することができる。
【0031】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記正圧供給手段に、大気又は不活性ガスを供給す
るものとしたことにより、特に、不活性ガスを供給した
場合は、薬液タンク内の薬液に影響を与えず安定に保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による薬液供給システムの実施の形態
を示すシステム概要図である。
【図2】 上記薬液供給システムに用いるノズルの具体
的な構造の一例を示す断面図である。
【図3】 図2に示す断面と直交する断面における上記
ノズルの具体的な構造の一例を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態を示すシステム概要図
である。
【図5】 従来技術において半導体基板やディスプレイ
基板などに薄膜を塗布する状態を示す説明図である。
【図6】 従来技術において対象基板などにスプレーコ
ーティングにより薬液を塗布する場合の薬液供給システ
ムを示すシステム概要図である。
【符号の説明】
5…薬液 7…薬液供給パイプ 10…薬液タンク 11…ノズル 12…正圧供給手段 15…高圧気体供給パイプ 16…コンプレッサ 24…流量調整バルブ 25…マスフローコントローラ 26…開閉バルブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 H01L 21/304 643C 648 648K (72)発明者 間 藤 英 利 東京都品川区東五反田1丁目10番7号AI OS五反田ビル 株式会社藤森技術研究所 内 Fターム(参考) 2H088 FA18 HA01 4F033 AA14 BA03 CA01 DA01 EA01 GA01 GA11 LA13 NA01 QA01 QB02Y QB03X QB12Y QB13Y QB17 QC02 QD04 QD15 QE21 QF07Y QF11X QK02X QK04X QK09X QK16X QK18X QK23X QK27X 4F042 AA02 AA07 AB00 BA06 BA12 CA01 CA09 CB03 CB10 CB19 CB24 ED05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に薬液を収容して密閉可能とされた薬
    液タンクと、 この薬液タンクに薬液供給パイプで接続され外部からの
    高圧気体の送気により上記薬液タンクから供給される薬
    液を負圧吸引して該薬液を噴射するノズルと、 上記薬液タンク内に形成される負圧空間に対し任意圧力
    の正圧ガスを供給する正圧供給手段とを備え、 上記正圧供給手段により薬液タンクに供給する正圧ガス
    の流量を調整することによって上記ノズルへの薬液の供
    給流量を制御することを特徴とする薬液供給システム。
  2. 【請求項2】上記正圧供給手段と薬液タンクとの間に
    は、薬液タンクに供給する正圧ガスの流量を調整する流
    量調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬
    液供給システム。
  3. 【請求項3】上記流量調整手段は、正圧ガスの質量流量
    を測定して流量を調整するマスフローコントローラであ
    ることを特徴とする請求項2記載の薬液供給システム。
  4. 【請求項4】上記正圧供給手段には、大気又は不活性ガ
    スを供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の薬液供給システム。
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