JP2005066588A - ノズル部材、ポンプ式噴出器用噴出装置、エアゾール式噴出器用噴出装置、押出し式噴出器用噴出装置および噴出器 - Google Patents

ノズル部材、ポンプ式噴出器用噴出装置、エアゾール式噴出器用噴出装置、押出し式噴出器用噴出装置および噴出器 Download PDF

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Abstract

【課題】 噴射対象物の形状に合わせて噴射することができるノズル部材を提供する。
【解決手段】 ノズル部材6は、円筒部6Aと、その片側開口を塞ぐように中心を一致して鍔状に設ける円板部6Bとからなる。円板部は、その中心に吐出口6aを設け、その吐出口まわりで一体的に突出して一対の噴出ガイド6cを嘴状に形成し、その噴射ガイドに規制面hを吐出口を挟んで互いに対向して設ける。吐出口まわりの内面には、スクリュ6dを有する。吐出口は、外開きの円錐面に形成する。そして、吐出部材である押し釦に取り付けて使用する。使用時に押し釦を押し下げると、吐出口から噴射し、その噴射する液体の噴射範囲を噴射ガイドの規制面で規制して長方形状の噴射パターンを形成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、乾燥防止用化粧水、ガラスクリーナ等のクリーナ液、曇り止め剤など、容器内に収納する液体を、押し釦等の吐出部材に設ける吐出口から外部に向けて噴出する噴出器に関する。そのような噴出器において、容器の口部に取り付けて用いる、ポンプ式、エアゾール式、押出し式の噴出装置に関する。および、そのような噴出装置において、噴射対象物の目的部位に向けて噴射する吐出口を設け、吐出部材に取り付けて備えるノズル部材に関する。
従来、クリーナ液等の噴出器では、容器の口部に噴出装置を取り付けてなり、例えばエアゾール式のものでは、特許文献1に記載されるとおり、使用時にその噴出装置の押し釦を押し下げてステムを押し込み、容器内の液体を噴射剤の圧力で押し出し、押し釦内を通してその押し釦に取り付けるノズル部材の吐出口から外部へと噴射していた。
特開2000−153188号公報
しかしながら、このような噴出器では、液体が吐出口から放射状に噴射するから、噴射パターンが円形となり、噴射対象物が矩形状のものでは、噴射対象物のまわりに噴射液が不必要に拡散して、液体を無駄なく吹き付けることができない問題があった。例えば、矩形の網戸にクリーナ液を吹き付けるとき、網戸形状に合わせてむらなく、しかも無駄なく吹き付けることが難しかった。
そこで、この発明の第1の目的は、噴射対象物の形状に合わせて的確に噴射することができるノズル部材を提供することにある。
この発明の第2の目的は、噴射対象物の形状に合わせて的確に噴射することができるポンプ式噴出器用噴出装置を提供することにある。
この発明の第3の目的は、噴射対象物の形状に合わせて的確に噴射することができるエアゾール式噴出器用噴出装置を提供することにある。
この発明の第4の目的は、噴射対象物の形状に合わせて的確に噴射することができる押出し式噴出器用噴出装置を提供することにある。
この発明の第5の目的は、噴射対象物の形状に合わせて的確に噴射することができる噴出器を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
液体を噴射する吐出口を設け、噴出器の、直接手を掛けて押し下げたりトリガーレバーを介して押し下げたりする吐出部材に取り付けて使用するノズル部材において、
前記吐出口まわりでそのノズル部材自体から一体的に突出して一対の噴射ガイドを嘴状に形成し、
その一対の噴射ガイドに、前記吐出口から噴射する液体の噴射範囲を規制する規制面を前記吐出口を挟んで互いに対向して設ける、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、請求項1に記載のノズル部材において、前記規制面に、角部を有しない周縁部を形成する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、請求項1または2に記載のノズル部材において、吐出口を外開きの円錐面に形成する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、
液体を噴射する吐出口を設け、噴出器の、直接手を掛けて押し下げたりトリガーレバーを介して押し下げたりする吐出部材に取り付けて使用するノズル部材において、
前記吐出口まわりでそのノズル部材の外面から凹ませて噴射ガイドを穴状に形成し、
その噴射ガイドに、前記吐出口から噴射する液体の噴射範囲を規制する2つの規制面を前記吐出口を挟んで互いに対向して設ける、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記載のノズル部材において、前記吐出口まわりの内面にスクリュを有する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、同じく上述した第1の目的を達成すべく、請求項1ないし5のいずれか1に記載のノズル部材において、噴射ガイドで噴射範囲を規制して長方形状の噴射パターンを形成する、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を汲み上げて外部に噴射することを特徴とする、ポンプ式噴出器用噴出装置である。
請求項8に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を噴射剤により外部に噴射することを特徴とする、エアゾール式噴出器用噴出装置である。
請求項9に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けて容器を押し潰すことにより容器内の液体を外部に噴射することを特徴とする、押出し式噴出器用噴出装置である。
請求項10に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項7ないし9のいずれか1に記載の噴出装置を備えることを特徴とする、噴出器である。
以上説明したとおり、請求項1ないし6に記載の発明によれば、吐出口まわりに一対の噴射ガイドを形成し、吐出口から噴射する液体の噴射範囲をその噴射ガイドの、対向する規制面で規制するので、噴射対象物の形状に合わせて噴射ガイドを形成することにより、吐出口から噴射する噴射液を不必要に拡散することなく、噴射対象物にむらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付けるノズル部材を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、加えて、規制面の周縁稜線を丸めて規制面に、角部を有しない周縁部を形成するので、吐出口から噴射する液体が規制面の周縁角部にあたって噴射パターンのコーナー部分で液垂れを生じたり、噴射液が噴射パターンの噴射範囲から外れる飛び散りを生じたりすることを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、加えて、吐出口を外開きの円錐面に形成するので、吐出口から噴射する液体を不必要に拡散することなく、噴射対象物に広角に吹き付けて希望する広がりを有する有効な噴射パターンを形成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、加えて、吐出口まわりの内面にスクリュを有するので、噴射液を噴射対象物に付着したとき、希望する広がりを有する有効な噴射パターンを形成することができる。
請求項6に記載の発明によれば、加えて、噴射ガイドで噴射範囲を規制して長方形状の噴射パターンを形成するので、例えば網戸などのように、噴射対象物の形状として特に多い矩形状の場合にも、噴射液を不必要に拡散することなく、噴射対象物にむらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付けるノズル部材を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ポンプ式噴出器用噴出装置において、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を汲み上げる外部に噴射するので、噴射対象物の形状に合わせて噴射ガイドを形成することにより、その噴射ガイドで噴射範囲を規制して吐出口から噴射する噴射液を噴射対象物に不必要に拡散することなく、むらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付けるポンプ式噴出器用噴出装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、エアゾール式噴出器用噴出装置において、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を噴射剤により外部に噴射するので、噴射対象物の形状に合わせて噴射ガイドを形成することにより、その噴射ガイドで噴射範囲を規制して吐出口から噴射する噴射液を噴射対象物に不必要に拡散することなく、むらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付けるエアゾール式噴出器用噴出装置を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、押出し式噴出器用噴出装置において、請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に取り付けて容器を押し潰すことにより容器内の液体を外部に噴射するので、噴射対象物の形状に合わせて噴射ガイドを形成することにより、その噴射ガイドで噴射範囲を規制して吐出口から噴射する噴射液を噴射対象物に不必要に拡散することなく、むらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付ける押出し式噴出器用噴出装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、加えて、噴出器において、請求項7ないし9のいずれか1に記載の噴出装置を備えるので、噴射対象物の形状に合わせて噴射ガイドを形成することにより、その噴射ガイドで噴射範囲を規制して吐出口から噴射する噴射液を噴射対象物に不必要に拡散することなく、むらなく的確に、しかも噴射対象物の形状に合わせて無駄なく効率的に吹き付ける噴出器を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態につき説明する。
図1には、この発明による往復ポンプ式の噴出器の要部縦断面を示す。
図示噴出器では、ボトル状の容器Qに、乾燥防止用化粧水、ガラスクリーナ等のクリーナ液、曇り止め剤などの液体を収納し、その容器Qの口部1にねじキャップ2を被せてねじ付け、ポンプ式噴出器用噴出装置Pを取り付ける。
そして、使用時は、吐出部材である押し釦3を押し下げることにより、噴出装置Pの、ステムと一体のピストン4を押し込んで圧力室p内の圧力を上昇し、吐出弁5を開いて圧力室p内の液体を連通孔4aからピストン4の吐出路4bに入れ、押し釦3に取り付けるノズル部材6の吐出口6aから外部に噴射する。
使用後は、押し釦3から手を離してピストン4の押し込みを解除し、スプリング7の付勢力でピストン4を押し上げて圧力室p内の圧力を低下し、吐出弁5を閉じるとともに、ボール状の吸入弁8を開いて容器Q内の液体を圧力室p内に吸い上げる。
この繰り返しにより、容器Q内の液体をいったん圧力室pに汲み上げてから、ノズル部材6の吐出口6aから外部に向けて噴射し、噴射しながら移動することにより噴射対象物の目的部位にむらなく吹き付ける。
ところで、図示噴出器のノズル部材6は、樹脂材料を用いて一体成形で、図2(A)に示すように、円筒部6Aと、その片側開口を塞ぐように中心を一致して鍔状に設ける円板部6Bとで形成する。円筒部6Aの外周には、周方向に係止突部6bを設ける。他方、円板部6Bには、その中心に吐出口6aを設け、図2(A)に示すように外開きの円錐面に形成する。
円板部6Bには、外面に、吐出口6aまわりで一体的に突出して一対の噴出ガイド6cを嘴状に形成する。一対の噴出ガイド6cには、吐出口6aから噴射する液体の噴射範囲を規制する矩形状のフラットな規制面hを、図2(B)に示すように吐出口6aを挟んで互いに対向して設ける。一対の噴出ガイド6cは、それぞれ長さがaで高さがbであり、規制面hの間隔をc隔てて左右に設ける。
また、円板部6Bには、吐出口6aまわりの内面にスクリュ6dを有する。スクリュ6dは、図2(C)に示すように複数の螺旋状のリブ6eを設けたり、(D)に示すように複数の放射状のリブ6fを設けたり、(E)に示すように直線状の溝6gを径方向に設けたりなどして形成する。
そして、該ノズル部材6は、図1に示すように、吐出部材である押し釦3のノズル部材取付凹部3aに圧入し、係止突部6bを係止して抜け止めし、押し釦3に取り付けて使用する。このとき、円筒部6A内には、押し釦3のセンターポール3bを挿入し、円筒部6Aとセンターポール3b間に、押し釦3の吐出流路3cとノズル部材6の吐出口6aとを連通する連通路3dを形成する。
そして、使用時に押し釦3を押し下げると、液体をピストン4の吐出路4bから押し釦3の吐出流路3cに入れ、連通路3dを通して途中でスクリュ6dにより霧状にしたり泡状にしたりして吐出口6aから外部に噴射し、図3に示すようにその噴射する液体の噴射範囲を噴射ガイド6cで規制して長方形状の噴射パターン9を形成する。
このようにすると、例えば網戸などの噴射対象物10の形状に合わせて噴射ガイド6cを形成し、図3中矢示方向に移動して吹き付けることにより、その噴射ガイド6cの規制面hで噴射範囲を規制して吐出口6aから噴射する噴射液を噴射対象物10の形状に合わせて不必要に拡散することなく、噴射対象物10にむらなく的確に、しかも無駄なく効率的に吹き付けることができる。
このとき、噴射ガイド6cの長さaや高さb、一対の噴射ガイド6cの規制面hの間隔cなどを適宜変更することにより、噴射パターン9を変更したり、液垂れを防止したりすることができる。また、ノズル部材6を取り換えることによっても、簡単に噴射対象物10の形状に合わせることができる。
さて、上述した例では、一対の噴射ガイド6cを、吐出口6aを挟んで左右に設けたが、図4に示すように上下に設けることにより、図5に示すように噴射パターン9を横長矩形状にすることもできる。もちろん、図4および図5に示すノズル部材6は、別途形成する必要はなく、図2に示すノズル部材6を中心まわりに90度回転して押し釦3に圧入することにより容易に得ることができる。
また、上述した例では、吐出口6aから噴射する液体の噴射範囲を規制するフラットな規制面hを一対の噴射ガイド6cに矩形状に設けた。しかし、矩形状とすると、規制面hに角部ができ、吐出口6aから噴射する液体がその角部にあたって噴射パターン9のコーナー部分9a(図3および図5参照)で液垂れを生じたり、噴射液が噴射パターン9の噴射範囲から外れる飛び散りを生じたりすることがある。
そこで、図6(A)ないし(D)に示すように、噴射ガイド6cの規制面hの周縁稜線を丸めて規制面hに、角部を有しない周縁部iを形成すると、コーナー部分9aの液垂れや液体の飛び散りを防止することができる。このとき、規制面hの背面側は、特に特定の形状にする必要はなく、図6(A)ないし(D)に示すような湾曲して傾斜する曲面形状でも、図7(A)ないし(D)に示すような一定幅の平行面形状などでもよい。
なお、吐出口6aを図6(A)ないし(D)に示すように丸形状で開口するよりも、図7(A)ないし(D)に示すように両側を噴射ガイド6cで絞った細長形状で開口した方が、開口面積が同じであれば当然に長い方向に広がりのあるより広角な噴射パターン9を得ることができる。
ところで、上述した例では、円板部6Bの吐出口6aまわりでノズル部材6から一体的に突出して一対の噴出ガイド6cを嘴状に形成した。しかし、図8(A)および(B)に示すように噴出ガイド6cを吐出口6aまわりでノズル部材6の外面から凹ませて穴状に形成してもよい。すなわち、円板部6Bの中心に径dの吐出口6aを設け、その外側に長さがeで深さがf、幅がgの矩形穴を形成する。そして、その噴射ガイド6cに、吐出口6aから噴射する液体の噴射範囲を規制する2つの規制面hを吐出口6aを挟んで互いに対向して設ける。
そして、吐出口6aの径dに合わせて、噴射ガイド6cの長さeや深さf、幅gなどを適宜変更することにより、噴射パターン9を変更したり、液垂れを防止したりすることができる。なお、図8では図2のノズル部材6の対応部分に使用した符号をそのまま使用し、重複説明を省略する。
また、上述した例では、ノズル部材6の吐出口6aまわりの内面にスクリュ6dを有する。そこで、噴射液を噴射対象物に向けて噴射したとき、拡散して希望する広がりを有する有効な噴射パターン9を形成することができる。これに対し、スクリュ6dを有しないノズル部材6では、噴射したとき棒状吹き付けになり、噴射対象物に大きな広がりをもって付着することができない。しかし、上述した例と同様に、吐出口6aまわりに噴射ガイド6cを設けることにより、広がりは小さくなるが、この場合も同じく細長の噴射パターンを形成することはできる。
さらに、上述した例では、吐出部材として、直接手を掛けて押し下げる押し釦3を用いる場合について説明したが、吐出部材は、直接手を掛けて押し下げる押し釦に限らず、トリガーレバー等を用いて押し下げるようなものであってももちろんよい。
さて、上述した例では、ノズル部材6を取り付ける押し釦3を備え、容器Qの口部1にポンプ式噴出器用噴出装置Pを取り付け、その押し釦3を押し込むことにより容器Q内の液体を汲み上げて外部に噴射する噴出器に適用した場合について説明した。しかし、この発明は、ノズル部材を取り付ける押し釦を備え、容器の口部にエアゾール式噴出器用噴出装置Rを取り付け、その押し釦を押し込むことにより容器内の液体を噴射剤により外部に噴射する、図9に示すような噴出器にも、同様に適用することができる。
図9に示す噴出器では、使用時、押し釦3を手で押し下げることにより、エアゾール式噴出器用噴出装置Rのステム13を押し込んでステムラバー14を変形してステム13の連通孔13aを開き、容器Q内の液体を、その液体とともに容器Q内に収納する噴射剤の圧力により連通孔13aからステム13の吐出路13bに入れ、押し釦3に取り付けるノズル部材6の吐出口6aから外部に噴射する。
また、ノズル部材を取り付ける吐出部材を備え、容器の口部に押出し式噴出器用噴出装置を取り付け、容器を押し潰すことにより容器内の液体を外部に噴射する噴出器にも、同様に適用することができる。
この発明による往復ポンプ式の噴出器の要部縦断面図である。 その噴出器で使用するノズル部材で、(A)は縦断面図、(B)はその左側面図、(C)はその吐出口まわり内面のスクリュ形状図、(D)は他のスクリュ形状図、(E)はさらに他のスクリュ形状図である。 同噴出器の使用状態斜視図である。 別のノズル部材斜視図である。 そのノズル部材を使用した噴出器の使用状態斜視図である。 ノズル部材に形成する他の噴射ガイドを示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)はそのA-A線断面図、(D)はB−B線断面図である。 ノズル部材に形成するさらに他の噴射ガイドを示し、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)はそのC-C線断面図、(D)はD−D線断面図である。 さらに、別のノズル部材を示し、(A)は縦断面図、(B)はその左側面図である。 この発明によるエアゾール式の噴出器の要部縦断面図である。
符号の説明
1 容器の口部
3 押し釦(吐出部材)
6 ノズル部材
6a 吐出口
6c 噴射ガイド
6d スクリュ
9 噴射パターン
10 噴射対象物
h 規制面
i 周縁部
P ポンプ式噴出器用噴出装置
Q 容器
R エアゾール式噴出器用噴出装置


Claims (10)

  1. 液体を噴射する吐出口を設け、噴出器の吐出部材に取り付けて使用するノズル部材において、
    前記吐出口まわりで一体的に突出して一対の噴射ガイドを嘴状に形成し、
    その一対の噴射ガイドに、前記吐出口から噴射する液体の噴射範囲を規制する規制面を前記吐出口を挟んで互いに対向して設けることを特徴とする、ノズル部材。
  2. 前記規制面に、角部を有しない周縁部を形成することを特徴とする、請求項1に記載のノズル部材。
  3. 前記吐出口を外開きの円錐面に形成することを特徴とする、請求項1または2に記載のノズル部材。
  4. 液体を噴射する吐出口を設け、噴出器の吐出部材に取り付けて使用するノズル部材において、
    前記吐出口まわりで外面から凹ませて噴射ガイドを穴状に形成し、
    その噴射ガイドに、前記吐出口から噴射する液体の噴射範囲を規制する2つの規制面を前記吐出口を挟んで互いに対向して設けることを特徴とする、ノズル部材。
  5. 前記吐出口まわりの内面にスクリュを有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載のノズル部材。
  6. 前記噴射ガイドで噴射範囲を規制して長方形状の噴射パターンを形成することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1に記載のノズル部材。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける前記吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を汲み上げて外部に噴射することを特徴とする、ポンプ式噴出器用噴出装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける前記吐出部材を備え、容器の口部に取り付けてその吐出部材を押し込むことにより容器内の液体を噴射剤により外部に噴射することを特徴とする、エアゾール式噴出器用噴出装置。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1に記載のノズル部材を取り付ける前記吐出部材を備え、容器の口部に取り付けて容器を押し潰すことにより容器内の液体を外部に噴射することを特徴とする、押出し式噴出器用噴出装置。
  10. 請求項7ないし9のいずれか1に記載の噴出装置を備えることを特徴とする、噴出器。
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