JPH09267597A - 地震対策マット - Google Patents

地震対策マット

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JPH09267597A
JPH09267597A JP8153196A JP8153196A JPH09267597A JP H09267597 A JPH09267597 A JP H09267597A JP 8153196 A JP8153196 A JP 8153196A JP 8153196 A JP8153196 A JP 8153196A JP H09267597 A JPH09267597 A JP H09267597A
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JP
Japan
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mat
earthquake
article
suction
grooves
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8153196A
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English (en)
Inventor
Yukiro Sasaki
征郎 佐々木
Mitsuo Matsuda
三夫 松田
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机上面などの載置面と被載置物との間に敷い
て、地震が発生した際に被載置物の跳上りを防止するこ
とにより、それらの転倒や落下を防止し得る地震対策マ
ットを提供する。 【解決手段】 弾力性を有する合成樹脂または合成ゴム
を型に流込んで、マット本体11と、このマット本体11の
一側面および他側面における多数の吸着溝12a ,12b と
を成形する。被載置物の重みにより圧縮された吸着溝12
a ,12b は、その吸着溝内の空気を一部排出した状態を
維持し、地震の発生により被載置物が跳上ったときに、
被載置物に対し吸着溝12a ,12b の吸着力が働き、被載
置物の跳上り動作を拘束規制する。すなわち、マット本
体11の裏面に成形された吸着溝12bにより載置面に対し
マット本体11を固定し、マット本体11の表面に成形され
た吸着溝12a によりマット本体11に対し被載置物を固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震対策マットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震発生時に机上面などの載置面に置か
れているパーソナルコンピュータ、ディスプレイもしく
はプリンタなどの被載置物の転倒や机上からの落下を防
止するために、それらの事務機器を両面粘着テープやバ
ンドを用いて固定することが一般的である。
【0003】また、実開昭58−194090号公報に
示されるように、合成樹脂製マット板の少なくとも隅部
裏面に、マット板面に接する側の接着力より卓上面に接
する側の接着力を小さく設定した両面接着シートを接着
した卓上マットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の両面粘着テープ
などは机上面から剥したりする作業を円滑に行うことが
できず、被載置物の配置替えが不便であり、また机上面
にテープ跡が残り汚くなる問題がある。
【0005】また、マット板の隅部裏面に両面接着シー
トを接着した卓上マットは、マット板のずれ防止などに
は有効であるが、このマット板上に載置されたものをそ
の場所に拘束する機能はなく、地震が発生した際にマッ
ト板上にある被載置物は跳上って、転倒したり机上から
落下するおそれがある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、載置面と被載置物との間にて、地震が発生した際
に被載置物の跳上りを防止することにより、それらの転
倒や落下を防止し得る地震対策マットを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、弾力性を有する材料により成形されたマット本体
を備え、このマット本体の少なくとも一側面に複数の吸
着溝を成形した地震対策マットである。
【0008】そして、被載置物または載置面の一方にマ
ット本体を一体化することが可能な場合は、被載置物ま
たは載置面の他方に対して、マット本体の吸着溝が形成
された面を接触させる。被載置物の重みにより圧縮され
た吸着溝は、その吸着溝内の空気を一部排出した状態を
維持し、地震の発生により被載置物が跳上ろうとしたと
きに、吸着溝の接触相手面に対する吸着力が働き、被載
置物の跳上り動作を拘束規制する。
【0009】請求項2に記載された発明は、弾力性を有
する材料により成形されたマット本体を備え、このマッ
ト本体の一側面と他側面とに複数の吸着溝をそれぞれ成
形した地震対策マットである。
【0010】そして、マット本体の裏面に成形された吸
着溝により載置面に対しマット本体を固定し、マット本
体の表面に成形された吸着溝によりマット本体に対し被
載置物を固定することにより、被載置物の跳上り動作を
拘束規制する。
【0011】請求項3に記載された発明は、弾力性を有
する材料により成形されたマット本体を備え、このマッ
ト本体の一側面に複数の吸着溝を成形し、このマット本
体の他側面に粘着面部を成形した地震対策マットであ
る。
【0012】そして、マット本体の粘着面部を載置面ま
たは被載置物の一方に粘着させて固定するとともに、マ
ット本体の吸着溝を載置面または被載置物の他方に吸着
させて固定する。
【0013】請求項4に記載された発明は、請求項1乃
至3のいずれかに記載の地震対策マットにおいて、マッ
ト本体および吸着溝を型により成形したものである。そ
して、個々の吸着溝を型により十分な深さに成形するこ
とにより、十分な吸着力を確保する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3を参照しながら、また他の実施形態を図4を参
照しながら説明する。
【0015】図1は本発明に係る地震対策マットを示
し、適度な弾力性を有する合成樹脂または合成ゴムによ
り、マット本体11を成形すると同時に、このマット本体
11の表面11a に多数の吸着溝12a を成形するとともに、
裏面11b に多数の吸着溝12b を成形する。
【0016】前記マット本体11は、塩化ビニール系、ポ
リ塩化ビニール系、ポリオレフィン系、ポリエステル
系、エポキシ系、ウレタン系、硫化ゴム系などの合成樹
脂または合成ゴムなどにより成形する。被載置物13の重
みが小さいものほど軟質の材料を選択して用いるとよ
い。
【0017】その成形方法は、マット本体11および吸着
溝12a ,12b と対応する形状の型を作っておいて、この
型内に上記のような原材料を流し込んで成形する。この
ように、個々の吸着溝12a ,12b を型により十分な深さ
に成形することにより、十分な吸着力を確保することが
できる。
【0018】図2(A)(B)に示されるように、マッ
ト本体11の表面11a における吸着溝12a と裏面11b にお
ける吸着溝12b とを、縦方向および横方向に交互に成形
することにより、表面11a の吸着溝12a と裏面11b の吸
着溝12b とがマット本体11の全体にわたって均一に配置
されるようにする。
【0019】また、各吸着溝12a ,12b の間に適度な厚
みの隔壁部を形成することにより、各吸着溝12a ,12b
の周囲に適度な弾力性を確保することができる。
【0020】次に、図3を参照しながら吸着溝12a ,12
b の作用を説明する。
【0021】図3に示されるように、事務機器(パーソ
ナルコンピュータ、ディスプレイもしくはプリンタな
ど)、置物、陶器または水槽などの被載置物13を、マッ
ト本体11を介して机上面などの載置面14に載せる。
【0022】図3(A)に示されるように、マット本体
11の両面に作製された吸着溝12a ,12b (12b の図示は
省略する)が被載置物13の重みで圧縮されて、吸着溝12
a ,12b 内の空気が一部排出され、時間を経て(B)に
示されるように安定する。
【0023】(C)に示されるように地震の発生により
被載置物13が跳上ったときに、被載置物13の重みが急激
に解除されるとマット本体11の弾力性により吸着溝12a
,12b の溝容積が瞬時に拡大復元する。この瞬時の間
はマット本体11の表面11a および裏面11b と相手接触面
との密着性が保たれるため、吸着溝12a ,12b 内は一時
的に負圧となる。
【0024】このため、マット本体11は、裏面11b の吸
着溝12b により机面に吸着し、表面11a の吸着溝12a に
より被載置物13を吸着して、被載置物13の跳上り動作を
拘束し、被載置物13の位置ずれ、転倒および載置面から
の落下を防止する。(D)は時間を経て安定した状態で
ある。
【0025】また、被載置物を移動するときなどに、マ
ット本体11から被載置物13をゆっくりと持上げることに
より、被載置物13を簡単に外すことができる。さらに、
マット本体11も同様に机上面などの載置面から一端より
ゆっくりと引剥がすことにより、簡単に外すことができ
る。
【0026】次に、図4は、本発明の他の実施形態を示
し、マット本体11の片側に多数の吸着溝12を成形すると
ともに、反対側に粘着剤を塗布して粘着面部15を形成し
た地震対策マットである。
【0027】この粘着面部15は、図4に示されるように
マット本体11の片面の全面に設けてもよいが、例えば図
1および図2に示された裏面11b の吸着溝12b があった
位置に、この粘着面部15を部分的に形成してもよい。
【0028】そして、机上面などの載置面または事務機
器などの被載置物のうち、マット本体11の粘着面部15を
粘着することが許される一方に粘着面部15を貼付けると
ともに、他方に吸着溝12を密着させることにより、マッ
ト本体11の粘着力および吸着力を介して地震発生時など
の載置面に対する被載置物の跳上り、位置ずれ、転倒お
よび落下を防止する。
【0029】次に、請求項1に記載された地震対策マッ
トは、弾力性を有する材料によりマット本体11の一側面
のみに多数の吸着溝12を成形したものも含む。要する
に、マット本体11の他側面には、図4に示された実施形
態のように粘着面部15を設けてもよいが、この粘着面部
15を設けなくてもよい。
【0030】このような地震対策マットは、片面に吸着
溝12も粘着面部15も存在しないが、その面に接着剤を塗
布すれば、載置面または被載置物の下面に一体化して使
用することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被載置物
の重みにより圧縮された吸着溝から内部空気を一部排出
した状態で、地震の発生時に跳上った被載置物に対し吸
着力を働かせ、被載置物の跳上り動作を拘束規制するこ
とにより、地震発生時の被載置物の位置ずれ、転倒およ
び落下を簡単に防止できる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、マット本体
の両側面に成形された吸着溝により載置面に対しマット
本体を介して被載置物を簡単に固定できるとともに、被
載置物の跳上り動作を吸着溝により効果的に拘束規制で
き、地震発生時の被載置物の位置ずれ、転倒および落下
を防止できる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、マット本体
一側面の吸着溝による吸着固定作用と、他側面の粘着面
部による粘着固定作用とにより、載置面に対し被載置物
を簡単に固定することができるとともに、被載置物の跳
上り動作を吸着溝および粘着面部により効果的に拘束規
制でき、地震発生時の被載置物の位置ずれ、転倒および
落下を防止できる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、個々の吸着
溝を型により十分な深さに成形することができるので、
十分な吸着力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地震対策マットの一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】(A)は同上マットの拡大断面図、(B)はそ
の平面図である。
【図3】同上マットの吸着作用を示す説明図である。
【図4】本発明の地震対策マットの他の実施形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
11 マット本体 12a ,12b ,12 吸着溝 15 粘着面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性を有する材料により成形されたマ
    ット本体を備え、 このマット本体の少なくとも一側面に複数の吸着溝を成
    形したことを特徴とする地震対策マット。
  2. 【請求項2】 弾力性を有する材料により成形されたマ
    ット本体を備え、 このマット本体の一側面と他側面とに複数の吸着溝をそ
    れぞれ成形したことを特徴とする地震対策マット。
  3. 【請求項3】 弾力性を有する材料により成形されたマ
    ット本体を備え、 このマット本体の一側面に複数の吸着溝を成形し、マッ
    ト本体の他側面に粘着面部を成形したことを特徴とする
    地震対策マット。
  4. 【請求項4】 マット本体および吸着溝を、型により成
    形したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
    載の地震対策マット。
JP8153196A 1996-04-03 1996-04-03 地震対策マット Withdrawn JPH09267597A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229127A (ja) * 2011-04-14 2012-11-22 Bee Best Work Inc 耐震性収納ラック又は収納枠体及びそのクッション体
WO2020166357A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 Nok株式会社 緩衝ゴム及びその反力調整方法及び台座
JP2021503585A (ja) * 2018-10-12 2021-02-12 鉄 李 防振パッド

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Effective date: 20030603