JPH09267554A - 可逆性感熱記録材料の画像消去装置及び方法 - Google Patents

可逆性感熱記録材料の画像消去装置及び方法

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JPH09267554A
JPH09267554A JP8079192A JP7919296A JPH09267554A JP H09267554 A JPH09267554 A JP H09267554A JP 8079192 A JP8079192 A JP 8079192A JP 7919296 A JP7919296 A JP 7919296A JP H09267554 A JPH09267554 A JP H09267554A
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JP
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thermosensitive recording
reversible thermosensitive
image
heat
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JP8079192A
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Takahisa Kato
隆久 加藤
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、熱エネルギーを制御することによ
り画像の形成・消去を繰り返し行うことが可能な可逆性
感熱記録材料の画像消去方法及び画像消去装置に関する
ものである。 【解決手段】 フィルム状のヒーターを直方体または円
筒体の内側の少なくとも1つの面に設置し、該直方体ま
たは該円筒体が感熱記録材料を収納することが可能な出
し入れ口を有することを特徴とする可逆性感熱記録材料
の画像消去装置。または、外側にフィルム状のヒーター
を設置した円筒体または板状体と、該円筒体または該板
状体と少なくとも一点で接続しているそれぞれ可とう性
のあるシートまたは板状体シートからなることを特徴と
する可逆性感熱記録材料の画像消去装置。並びにそれら
を用いた可逆性感熱記録材料の画像消去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱エネルギーを制
御することにより画像の形成・消去を繰り返し行うこと
が可能な可逆性感熱記録材料の画像消去装置及び画像消
去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料は、一般に支持体上に電子
供与性の通常無色ないし淡色の染料前駆体と電子受容性
化合物である顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設け
たものであり、熱ヘッド、熱ペン、レーザー光等で加熱
することにより、染料前駆体と顕色剤とが瞬時反応し記
録画像が得られるもので、特公昭43−4160号公
報、特公昭45−14039号公報等に開示されてい
る。
【0003】一般に、この様な従来の感熱記録材料は、
一度画像を形成するとその部分を消去して再び画像形成
前の状態に戻すことは不可能であるため、更に情報を記
録する場合には、画像が未形成の部分に追記するしかな
かった。このため、感熱記録部分の面積が限られている
場合には、記録可能な情報が制限され必要な情報を全て
記録できないという問題が生じていた。
【0004】本出願人は、これらの問題を解決し、良好
なコントラストで画像の形成・消去が可能で、日常生活
の環境下で経時的に安定な画像を保持することが可能な
可逆性感熱記録材料を見出し、先に特開平6−2109
54号にて提案した。
【0005】一般に、上述の可逆性感熱記録材料の画像
を消去する方法としては、サーマルヘッドを用いて加熱
消去する方法や熱ロールあるいは熱板を用いて加熱消去
する方法等がとられている。しかしながら、サーマルヘ
ッドを用いて画像を消去する方法は、装置がコンパクト
になる利点があるものの、画像消去時には可逆性感熱記
録材料の記録層全面を加熱する方法がとられる上、画像
形成時よりも大きなエネルギーを必要とすることが多い
ため、サーマルヘッドの蓄熱が大きくなり、サーマルヘ
ッドが破損し易いなどの問題がある。また、蓄熱したサ
ーマルヘッドが、直接可逆性感熱記録材料に接触するた
め、スティッキングやカスの付着などの印字障害を生じ
易いばかりでなく、可逆性感熱記録材料の記録層の損傷
を起こし、さらに、部分的に加熱されながら圧力、張力
がかけられるため、可逆性感熱記録材料の変形を起こす
危険性がある。熱ロール、または熱板を用いて画像を消
去する方法は、記録層を均一に加熱し易いという利点が
あるものの、可逆性感熱記録材料が熱ロール、熱板を通
過する際、摩擦で可逆性感熱記録材料の記録層を傷つけ
る危険性があるばかりでなく、加熱状態で直接可逆性感
熱記録材料に接触するため、記録層成分が熱ロールある
いは、熱板へ付着するなどのトラブルが生じ易い。ま
た、熱ロールや熱板自体の昇温速度、冷却速度は一般に
遅いため、装置のウォーミングアップの時間が長く、定
常的に操作しない場合には操作性が悪い。
【0006】これらの問題を解決するため、本出願人
は、熱光源を用いて、可逆性感熱記録材料を非接触で加
熱することにより画像を消去する方法を特開平6−11
5243号にて提案した。
【0007】この方法を用いることにより、可逆性感熱
記録材料と消去装置が接触しないため、消去装置の破損
や、記録層の損傷、破壊などの障害が少なく、かつ操作
性が向上したが、従来のサーマルヘッドを用いて画像消
去する方法や熱ロールあるいは熱板を用いて消去する方
法と同様、張力や圧力をかけられながら加熱されるた
め、可逆性感熱記録材料の伸び、縮みなどの熱変形を起
こす問題が生じ易く、ロール等で消去装置内に導入され
る際、可逆性感熱記録材料の記録層を損傷する危険性が
あることに加えて、加熱のため、通常以上の光を照射す
るため、光により染料の劣化等を起こし易くなり、特に
繰り返し回数が多くなると、記録層の変色などを起こす
問題が生じた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、熱的
方法により画像の形成・消去を繰り返し行うことが可能
な可逆性感熱記録材料において、画像を消去する方法と
装置を提供することである。さらに詳しくは、可逆性感
熱記録材料の熱変形、記録層の損傷、染料の劣化による
記録層の変色を起こさず、可逆性感熱記録材料の消去を
行う装置と方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
行った結果、画像を形成・消去を繰り返し行うことが可
能な可逆性感熱記録材料の画像消去を、フィルム状のヒ
ーターを用いて低温加熱する方法を用いて行うことによ
り、本課題を解決した。
【0010】つまり、フィルム状の低温ヒーターの上、
下、もしくはフィルム状のヒーターによって暖められた
雰囲気下に画像形成させた可逆性感熱記録材料を置くこ
とにより、画像消去が行われ、加熱時に部分的な張力、
圧力がかからないため可逆性感熱記録材料の変形が起こ
らず、静置することで記録層の損傷を妨げ、光による記
録層の劣化を防止することが可能となった。
【0011】また、フィルム状のヒーターを直方体など
の多面体もしくは円筒体で囲い、多面体もしくは円筒体
の外部に放出する熱エネルギーの軽減を行う、もしくは
シート、板状体を用いて可逆性感熱記録材料とシート状
のヒーターを挟み込み、密着性を上げることにより、画
像の消去を効率的に行うことが可能で、さらに、断熱材
を設けることにより、保温の効果は増加し、画像の消去
効率も上昇し、消去時間の短縮を行うことが可能であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0013】本発明に用いるフィルム状のヒーターは、
面状の発熱素材の両端に電極を設け、その両面を耐熱性
絶縁材料で一体成形したものを指し、この両端の電極に
電圧を印加すると発熱素材に電流が流れ、これにより、
ジュール熱が発生し、発熱が起こるものである。
【0014】本発明に用いられるフィルム状のヒーター
の温度コントロールは、発熱素材自身が設定温度を保持
する機能を有する自己温度制御タイプのものを用いても
よいし、サーモスタットなどの外部制御装置を設けるこ
とにより行ってもよい。
【0015】自己温度制御タイプの発熱素材とは、電圧
を印加することにより、発熱素材の温度が上昇すると、
発熱素材の抵抗値が上昇し電流が制限され、温度がそれ
以上上がることが制御され、また放熱により、温度が低
下すると、抵抗値が低下し、流れる電流が上昇すること
により、温度が上昇する機能を備えた発熱素材を指す。
【0016】フィルム状のヒーターに用いられる面状の
発熱素材は、電圧を印加することによりジュール熱を発
生する抵抗体を指し、例えば、カーボンブラック・グラ
フトポリマー、導電性ポリマー、導電性ポリマーと非導
電性ポリマーの混合物、カーボンを混練したポリマー、
炭素繊維を混抄材とともに抄紙したペーパー、導電性樹
脂を含浸させた繊維等があげられるが、これに限られる
ものではない。
【0017】フィルム状のヒーターに用いられる耐熱性
絶縁材料は、発熱素材の発熱に対する耐性を有し、電気
絶縁性を有する材料を指し、例えば、ポリエステル、エ
ポキシ樹脂、ポリカーボネートなどの合成樹脂、シリコ
ンゴムなどの合成ゴム、琥珀などの天然樹脂、またそれ
らの樹脂をガラス繊維などに含浸させたFRP、紙、
布、ノンウーブン、ガラス等があげられるが、これに限
られるものではない。
【0018】本発明に用いられるフィルム状のヒーター
を設置する多面体、円筒体、板状体の材質としては、例
えば、合成樹脂、金属、ガラス、木材などがあげられる
が、これに限られるものではない。
【0019】また本発明に用いられる断熱材は、フィル
ム状のヒーターの設定温度に対し耐熱性を有し、断熱性
を有する材料を指し、例えば、合成樹脂発泡体、多孔体
などがあげられるが、これに限定されるものではない。
【0020】本発明を特徴づける新規な種々の特徴は、
特許請求の範囲に詳細に指摘されており、この開示の一
部を成している。本発明、その機能中の利点及びこの使
用によって達成される特定の目的をより良く理解するた
めに、本発明の好ましい実施態様を図示し、かつ記述し
た添付の図面及び説明を参照する。
【0021】図1は、本発明の直方体の内側の一面にフ
ィルム状のヒーターを設けた可逆性感熱記録材料消去装
置(以下、直方体型可逆性感熱記録材料消去装置)の斜
視図であり、図2は、その断面図である。可逆性感熱記
録材料を図のように直方体中に挿入することにより、加
熱時に張力、圧力がかからないため可逆性感熱記録材料
に伸び、縮みなどの変形が起こらず、光による記録層の
劣化を防止され、画像の消去を行うことが可能となる。
図2の可逆性感熱記録材料出し入れ口は、フィルム状の
ヒーターを底面とした場合、側面に配置されているが、
上面に配置してもよい。
【0022】図3は、直方体型可逆性感熱記録材料消去
装置の可逆性感熱記録材料出し入れ口に蓋を設けたもの
の斜視図であり、図4は、その断面図である。図のよう
な蓋で直方体の内部と外部を遮断することにより、内部
の保温効果が上がり、画像の消去を効率的に行うことが
可能で、図1、2の装置同様加熱時に張力、圧力がかか
らないため可逆性感熱記録材料に伸び、縮みなどの変形
が起こらず、光による記録層の劣化を防止され、画像の
消去を行うことが可能となる。図3、4に示された蓋
は、可逆性感熱記録材料出し入れ口を全体的に覆い塞ぐ
タイプのものであるが、内部と外部を遮断することがで
きるものならば、これに限られるものではない。
【0023】図5は、可逆性感熱記録材料出し入れ口を
遮断する蓋と一体になった直方体型可逆性感熱記録材料
消去装置であり、図6は、その断面図である。蓋と直方
体本体が一体化しているため、蓋が失われることがな
い。また、蓋を可逆性感熱記録材料の出し入れ口に密着
させるための止め具を蓋、直方体本体に設けてもよい。
【0024】図7は、直方体内部に断熱材を設けた直方
体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図であり、図8
は、直方体外部に断熱材を設けた直方体型可逆性感熱記
録材料消去装置の断面図である。図のように断熱材を設
けることにより、フィルム状のヒーターから発せられた
熱が、外部に放出され難くなり、可逆性感熱記録材料が
効率よく加熱されるため、画像の消去が効率よく行わ
れ、消去時間が短縮される。図7、8は、直方体の出し
入れ口以外の全ての面に断熱材を設けているが、断熱効
果が得られれば全ての面に設けなくてもよい。また、図
3〜6に示されたような蓋の内側、外側に断熱材を設け
てもよい。
【0025】図9は、直方体の対面する面にフィルム状
のヒーターを設けた可逆性感熱記録材料消去装置の断面
図である。図のように、両面よりヒーターで暖められる
ことにより、可逆性感熱記録材料の画像消去が加速さ
れ、消去時間を短縮できる。図9は、直方体の対面する
面にフィルム状のヒーターを設けているが、消去時間を
さらに短縮するため、それ以外の面にフィルム状のヒー
ターを設けてもよい。
【0026】図10は、直方体底部にフィルム状のヒー
ターを設置し、上部開放部に押さえ板を有する直方体型
可逆性感熱記録材料消去装置の断面図である。図示のよ
うに、フィルム状のヒーターの上に置いた、可逆性感熱
記録材料の上部より押さえ板を置くことにより、可逆性
感熱記録材料がずれることなく、均一にフィルム状のヒ
ーターに密着し、熱の伝達が効率よく行われるため、画
像の消去が効率よく行われ、消去時間が短縮される上、
圧力が均一にかけられるため、可逆性感熱記録材料の変
形が少ない。
【0027】図11は、可逆性感熱記録材料と接する面
にフィルム状のヒーターを備えた押さえ板を有する直方
体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図である。図1
0同様、可逆性感熱記録材料が均一にフィルム状のヒー
ターに密着し、熱の伝達が効率よく行われるため、画像
の消去が効率よく行われる。
【0028】図12は、底部にフィルム状のヒーターを
設置し、可逆性感熱記録材料と接する面にフィルム状の
ヒーターを備えた押さえ板を有する直方体型可逆性感熱
記録材料消去装置の断面図である。図のように可逆性感
熱記録材料が両面からフィルム状のヒーターにより加熱
されるため、画像消去が効率よく行われ、消去時間の短
縮が可能となる。
【0029】図13は、可逆性感熱記録材料と接する面
に断熱材を備えた押さえ板を有する直方体型可逆性感熱
記録材料消去装置の断面図であり、図のように設けた断
熱材により、フィルム状のヒーターから可逆性感熱記録
材料に伝達された熱が押さえ板に吸収されることが抑制
されるため、効率よく可逆性感熱記録材料を加熱するこ
とができ、画像消去が効率的に行われる。
【0030】図14は、押さえ板を有し、内部に断熱材
を有する直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図
である。図のように断熱材をフィルム状のヒーターの下
に設けることによりフィルム状のヒーターからの熱が効
率よく可逆性感熱記録材料に伝達される。図では、断熱
材をフィルム状のヒーターと直方体の間にのみ設けてい
るが、さらに断熱効果を上げるため、図13に示した裏
側に断熱材を設た押さえ板と組み合わせても良いし、直
方体内側のいずれの面に断熱材を追加して設置してもよ
い。
【0031】図15は、押さえ板を有し、外部に断熱材
を有する直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図
である。図のように断熱材をフィルム状の直方体外側に
設置することにより、熱が外部に放出され難くなり、可
逆性感熱記録材料が効率よく加熱されるため、画像の消
去が効率よく行われる。さらに断熱効果を上げるため、
図13、14に示したように直方体内側に断熱材を設置
してもよい。
【0032】図16は、押さえ板圧着用バネ付き直方体
型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図である。可逆性
感熱記録材料の枚数に多寡があってもバネの伸縮により
常に押さえ板で可逆性感熱記録材料をフィルム状のヒー
ターに接触させ、かつ可逆性感熱記録材料間の空気を減
少させることにより可逆性感熱記録材料への熱伝達効率
を上げることが可能である。このようなバネは、押さえ
板と一体になってもよいし、天板と一体になってもよい
し、押さえ板、天板の両方と一体になってもよい。また
それらと一体にならなくてもよい。このようなバネとし
ては、一般に使用されているスプリング類の他に、合成
樹脂を折り曲げて弾力性を出したものでもよいし、スポ
ンジのように多孔状のものでもよい。またこの押さえ板
圧着用バネ付き直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の
断熱効果を上げるため、図13、図14、15に示した
ように直方体内側に断熱材を設置してもよい。
【0033】図17は、本発明の円筒体の内側の一面に
フィルム状のヒーターを設けた可逆性感熱記録材料消去
装置(以下、円筒体型可逆性感熱記録材料消去装置)の
斜視図であり、図18は、その断面図である。可逆性感
熱記録材料を図のように円筒体中に挿入することによ
り、加熱時に張力、圧力がかからないため可逆性感熱記
録材料に伸び、縮みなどの変形が起こらず、光による記
録層の劣化を防止され、画像の消去を行うことが可能と
なる。
【0034】図19は、円筒体型可逆性感熱記録材料消
去装置の可逆性感熱記録材料出し入れ口に蓋を設けたも
のの斜視図であり、図のような蓋で円筒体の内部と外部
を遮断することにより、内部の保温効果が上がり、画像
の消去を効率的に行うことができる。図19に示された
蓋は、可逆性感熱記録材料出し入れ口を全体的に覆い塞
ぐタイプのものであるが、内部と外部を遮断することが
できるものならば、これに限られるものではない。
【0035】図20は、可逆性感熱記録材料出し入れ口
にを遮断する蓋と一体になった円筒体型可逆性感熱記録
材料消去装置である。蓋と円筒体本体が一体化している
ため、蓋が失われることがない。また、蓋を可逆性感熱
記録材料の出し入れ口に密着させるための止め具を蓋、
直方体本体に設けてもよい。
【0036】図21は、円筒体内部に断熱材を設けた円
筒体型可逆性感熱記録材料消去装置の斜視図であり、図
22は、その断面図である。また、図23は、円筒体外
部に断熱材を設けた円筒体型可逆性感熱記録材料消去装
置の断面図である。図のように断熱材を設けることによ
り、フィルム状のヒーターから発せられた熱が、外部に
放出され難くなり、可逆性感熱記録材料が効率よく加熱
されるため、画像の消去が効率よく行われ、消去時間が
短縮される。図は、円筒体の曲面に断熱材を設けている
が、円筒の底部の内側、外側に断熱材を設けてもよい。
また、図19、20に示されたような蓋の内側、外側に
断熱材を設けてもよい。
【0037】図24は、外部にフィルム状のヒーターを
設けた円筒体の斜視図である。
【0038】図25は、図24のごとく外側にフィルム
状のヒーターを有した円筒体と円筒体に接続されている
巻き付ける可とう性シートからなり、フィルム状のヒー
ターと可とう性シートの間に可逆性感熱記録材料を巻き
込むことで使用する可逆性感熱記録材料消去装置(以
下、巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料消去装置)の断
面図であり、図26はその使用時の断面図である。図2
6のように使用時は、可とう性シートにより、可逆性感
熱記録材料がフィルム状のヒーターに密着させられるた
め、可逆性感熱記録材料が効率的に加熱される。可とう
性シートの材質には特に制限がないが、断熱性のある材
質を用いると可逆性感熱記録材料の加熱効率が上がる。
【0039】図27は、円筒とフィルム状のヒーターの
間に断熱材を有する巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料
消去装置の断面図であり、図28は、その使用時の断面
図である。図のように円筒とフィルム状のヒーターの間
に断熱材を設けることにより、フィルム状のヒーターか
ら発せられた熱が円筒に吸収されることを抑制すること
により可逆性感熱記録材料が効率的に加熱され、画像消
去を行うことができる。
【0040】図29は、フィルム状のヒーターを少なく
とも一面に設置した板状体とその板状体と接続したもう
一つの板状体からなるバインダー型可逆性感熱記録材料
消去装置の側面図であり、図30は、その使用時の側面
図である。図30のように、可逆性感熱記録材料が板状
体によりフィルム状のヒーターに密着させられることに
より、可逆性感熱記録材料が加熱され、画像消去を行う
ことができる。板状体の材質は、特に制限されるもので
はなく、剛性のある板でもよいし、可とう性のあるシー
トでもよい。
【0041】図31は、二つの板状体の対面する面にフ
ィルム状のヒーターを設けたバインダー型可逆性感熱記
録材料消去装置の側面図である。図のようにフィルム状
のヒーターを設けることにより、可逆性感熱記録材料を
両面から加熱することが可能で、画像の消去効率が向上
する。
【0042】図32は、板状体とフィルム状のヒーター
の間に断熱材を設けたバインダー型可逆性感熱記録材料
消去装置の側面図であり、図33は、フィルム状のヒー
ターと反対の板状体の面に断熱材を設けたバインダー型
可逆性感熱記録材料消去装置の側面図である。図32、
33のように断熱材を設けることにより、熱がフィルム
状のヒーターから板状体を通して外部に放出されること
を抑制し、可逆性感熱記録材料を効率よく加熱され画像
の消去効率が上がる。
【0043】
【実施例】以下に、本発明の実施例をあげて詳しく説明
するが、本発明は、これらの例に限定されるものではな
い。
【0044】予備操作として可逆性感熱記録材料の作成
例及び画像形成例を示すが、作成例における部及び%は
いずれも重量基準である。
【0045】<予備操作1:可逆性感熱塗液の作成>染
料前駆体である3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン40部を2.5%ポリビニル
アルコール水溶液90部と共にボールミルで24時間粉
砕し、染料前駆体分散液を得た。次いでN−(4−ヒド
ロキシフェニル)−N´−オクタデシル尿素100部を
2.5%ポリビニルアルコール水溶液400部と共にボ
ールミルで24時間粉砕し顕色剤分散液を得た。
【0046】上記2種の分散液を混合した後、10%ポ
リビニルアルコール水溶液200部と水400部を添
加、混合し、可逆性感熱塗液を得た。
【0047】<予備操作2:オーバーコート塗液の作成
>10%ポリビニルアルコール水溶液25部、12%水
酸化アルミニウム分散液7部からなる液に、添加水を加
え、固形分濃度12%に調製し、オーバーコート塗液を
得た。
【0048】<予備操作3:可逆性感熱層の形成>予備
操作1で調製した可逆性感熱塗液を厚さ175μmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)シートに、固形分
塗布量4.2g/m2となる様に塗布し、乾燥後、スーパ
ーカレンダーで処理して層を形成した。
【0049】<予備操作4:オーバーコート層の形成>
予備操作3で得た可逆性感熱層の上に、予備操作2で調
製可逆性感熱塗液を固形分塗布量2g/m2となる様に
塗布し、乾燥後、スーパーカレンダーで処理して可逆性
感熱記録材料を得た。
【0050】<予備操作5:画像の形成>予備操作4で
得た可逆性感熱記録材料を、210mm×297mmに
裁断し、京セラ製印字ヘッドKJT−256−8MGF
1付き大倉電機製感熱ファクシミリ印字試験機TH−P
MDを用いて、印加パルス1.0ミリ秒で印加電圧26
ボルトの条件で印字し、得られた発色画像の濃度を濃度
計マクベスRD918を用いて測定した。発色画像の光
学濃度は1.29であった。なお、未印字部の光学濃度
は、0.07であった。
【0051】次に、本発明に基づく可逆性感熱記録材料
の画像消去装置を用いて画像を消去した例を示す。
【0052】実施例1 画像を形成させた可逆性感熱記録材料を図5、6で示す
構成の可逆性感熱記録材料の画像消去装置にて画像の消
去を行った。
【0053】図5、図6中の1はフィルム状ヒーター、
2はフィルム状ヒーターからの熱を保温するための直方
体、4は可逆性感熱記録材料の出し入れ口、5は直方体
と一体になった出し入れ口用の蓋である。
【0054】ここで用いたフィルム状ヒーターは、サン
ライズ工業(株)製の自己温度制御タイプのもので、消
費電力が23W、定常状態温度が50℃である。この定
常状態に達するまで要する時間は約5分である。なお、
サイズは300mm×250mmである
【0055】直方体は、厚さ0.75mmポリプロピレ
ンにより作成され、そのサイズは、315mm×257
mm×20mmである。
【0056】可逆性感熱記録材料は、図5、6の3のご
とく設置された後、画像消去機を100Vの家庭用電源
に接続し加熱を開始し、1時間設置して画像の消去を行
った。
【0057】比較例1 予備操作5で得られた発色画像を約120℃に熱したヒ
ートローラー(明光商会製MSパウチ)に通すことによ
って消色した。
【0058】比較例2 図34で示す構成の画像消去装置を用いて予備操作5で
得られた発色画像を消去を行った。この装置は、熱光源
を熱源とし、可逆性感熱記録材料の加熱を行い、画像の
消去を行うものである。6は熱光源となる500Wのハ
ロゲンランプであり、熱光源から発せられる放射熱が、
可逆性感熱記録材料3に直接当たる距離Lが8cmにな
るように遮光壁を設け、可逆性感熱記録材料の面に与え
られている熱を測定する温度センサー5が120℃を示
すように、6に送る電流を温度調節回路8でコントロー
ルした。可逆性感熱記録材料が20mm/秒の速度で熱
光源2の方向へ移動するように搬送ローラー4a、4b
の回転速度を調節し、可逆性感熱記録材料の画像を消去
した。
【0059】画像の消去方法の評価として以下に示す試
験を行った。これらの結果を表1に示した。値は、いず
れも、10点平均である。
【0060】試験1(消去濃度) 画像の形成・消去を50回繰り返し、50回目の消去し
た部分の濃度を濃度計マクベスRD918を用いて測定
した。
【0061】試験2(地肌濃度) 作成した可逆性感熱記録材料に画像消去処理を50回繰
り返し行った後、可逆性感熱記録材料の地肌(非印字
部)の濃度を濃度計マクベスRD918を用いて測定し
た。
【0062】試験3(寸法安定性) 作成した可逆性感熱記録材料を縦200mm、横50m
mに裁断し、画像消去処理を50回繰り返し行った後、
可逆性感熱記録材料の縦長さXを測定し、下記の数1に
従い、寸法安定性Yを算出した。Yの値が0に近い程寸
法安定性が高い。
【0063】
【数1】Y=(200−X)/200
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】実施例から明らかなように、画像を形成
・消去を繰り返し行うことが可能な可逆性感熱記録材料
の画像消去を、フィルム状のヒーターを用いて低温加熱
する方法を用いて行うことにより、画像消去が行われ、
部分的な加熱時に張力、圧力がかからないため可逆性感
熱記録材料に変形が起こらず、静置することで記録層の
損傷を妨げ、光による記録層の劣化を防止することが可
能となった。
【0066】また、フィルム状のヒーターを直方体など
の多面体もしくは円筒体で囲い、多面体もしくは円筒体
の外部に放出する熱エネルギーの軽減を行う、もしくは
シート、板状体を用いて可逆性感熱記録材料とシート状
のヒーターを挟み込み、密着性を上げることにより、画
像の消去を効率的に行うことが可能で、さらに、断熱材
を設けることにより、保温の効果は増加し、画像の消去
効率も上昇し、消去時間の短縮を行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の斜視
図。
【図2】直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面
図。
【図3】蓋付き直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の
斜視図。
【図4】蓋付き直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の
断面図。
【図5】蓋と一体の直方体型可逆性感熱記録材料消去装
置の斜視図。
【図6】蓋と一体の直方体型可逆性感熱記録材料消去装
置の断面図。
【図7】内側に断熱材を有する直方体型可逆性感熱記録
材料消去装置の断面図。
【図8】外側に断熱材を有する直方体型可逆性感熱記録
材料消去装置の断面図。
【図9】対面する面にフィルム状のヒーターを設置した
直方体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図。
【図10】押さえ板を有する直方体型可逆性感熱記録材
料消去装置の断面図。
【図11】可逆性感熱記録材料と接する面にフィルム状
のヒーターを備えた押さえ板を有する直方体型可逆性感
熱記録材料消去装置の断面図。
【図12】底部にフィルム状のヒーターを設置し、可逆
性感熱記録材料と接する面にフィルム状のヒーターを備
えた押さえ板を有する直方体型可逆性感熱記録材料消去
装置の断面図。
【図13】可逆性感熱記録材料と接する面に断熱材を備
えた押さえ板を有する直方体型可逆性感熱記録材料消去
装置の断面図。
【図14】押さえ板を有し、内部に断熱材を有する直方
体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図。
【図15】押さえ板を有し、外部に断熱材を有する直方
体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図。
【図16】押さえ板圧着用バネ付き直方体型可逆性感熱
記録材料消去装置の断面図。
【図17】円筒体型可逆性感熱記録材料消去装置の斜視
図。
【図18】円筒体型可逆性感熱記録材料消去装置の断面
図。
【図19】蓋付き円筒型可逆性感熱記録材料消去装置の
斜視図。
【図20】蓋と一体の円筒体型可逆性感熱記録材料消去
装置の斜視図。
【図21】円筒内に断熱材を有する円筒体型可逆性感熱
記録材料消去装置の斜視図。
【図22】円筒内に断熱材を有する円筒体型可逆性感熱
記録材料消去装置の断面図。
【図23】円筒外に断熱材を有する円筒体型可逆性感熱
記録材料消去装置の断面図。
【図24】円筒外にフィルム状のヒーターを設けたもの
の斜視図。
【図25】円筒の外側にフィルム状のヒーターを有する
巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料消去装置の断面図。
【図26】円筒の外側にフィルム状のヒーターを有する
巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料消去装置使用時の断
面図。
【図27】円筒とフィルム状のヒーターの間に断熱材を
有する巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料消去装置の断
面図。
【図28】円筒とフィルム状のヒーターの間に断熱材を
有する巻き込み円筒型可逆性感熱記録材料消去装置使用
時の断面図。
【図29】バインダー型可逆性感熱記録材料消去装置の
側面図。
【図30】バインダー型可逆性感熱記録材料消去装置使
用時の側面図。
【図31】二つの板状体の対面する面にフィルム状のヒ
ーターを設けたバインダー型可逆性感熱記録材料消去装
置の側面図。
【図32】板状体とフィルム状のヒーターの間に断熱材
を設けたバインダー型可逆性感熱記録材料消去装置の側
面図。
【図33】フィルム状のヒーターと反対の板状体の面に
断熱材を設けたバインダー型可逆性感熱記録材料消去装
置の側面図。
【図34】比較例を示す概略図。
【符号の説明】
1 フィルム状ヒーター 2 直方体 3 可逆性感熱記録材料 4 可逆性感熱記録材料の出し入れ口 5 蓋 6 断熱材 7 押さえ板 8 天板 9 バネ 10 円筒体 11 底 12 可とう性シート 13 円筒体と可とう性シートの接続点 14 板状体 15 板状体の接続点 16a、16b 可逆性感熱記録材料搬送ローラー 17 温度センサー 18 熱光源(熱源) 19 遮光壁 20 温度調節回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状のヒーターを用いることを特
    徴とする可逆性感熱記録材料の画像消去装置。
  2. 【請求項2】 フィルム状のヒーターを直方体または円
    筒体の内側の少なくとも1つの面に設置し、該直方体ま
    たは該円筒体が感熱記録材料を収納することが可能な出
    し入れ口を有することを特徴とする可逆性感熱記録材料
    の画像消去装置。
  3. 【請求項3】 出し入れ口に内部と外部を遮断する開閉
    可能な蓋を有することを特徴とする請求項2記載の可逆
    性感熱記録材料の画像消去装置。
  4. 【請求項4】 直方体または円筒体と蓋が、一体である
    ことを特徴とする請求項3記載の可逆性感熱記録材料の
    画像消去装置。
  5. 【請求項5】 フィルム状のヒーターを該直方体または
    該円筒体の内側の少なくとも1つの面に設けた断熱材の
    さらに内側に設けたことを特徴とする請求項2〜4記載
    の可逆性感熱記録材料の画像消去装置。
  6. 【請求項6】 直方体または円筒体の外側の少なくとも
    1つの面に設けた断熱材を設けたことを特徴とする請求
    項2〜5記載の可逆性感熱記録材料の画像消去装置。
  7. 【請求項7】 外側にフィルム状のヒーターを設置した
    円筒体または板状体と、該円筒体または該板状体と少な
    くとも一点で接続しているそれぞれ可とう性のあるシー
    トまたは板状体シートからなることを特徴とする可逆性
    感熱記録材料の画像消去装置。
  8. 【請求項8】 シートが断熱材からなることを特徴とす
    る請求項7記載の可逆性感熱記録材料の画像消去装置。
  9. 【請求項9】 フィルム状のヒーターと円筒体または板
    状体の間に断熱材を設けたことを特徴とする請求項7ま
    たは8記載の可逆性感熱記録材料の画像消去装置。
  10. 【請求項10】 熱的方法により画像形成・画像消去を
    繰り返し行うことのできる可逆性感熱記録材料の画像消
    去方法において、フィルム状のヒーターを用いて該可逆
    性感熱記録材料を加熱することにより画像の消去を行う
    ことを特徴とする可逆性感熱記録材料の画像消去方法。
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