JPH09267308A - 面材釘打ち装置 - Google Patents

面材釘打ち装置

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Publication number
JPH09267308A
JPH09267308A JP7898596A JP7898596A JPH09267308A JP H09267308 A JPH09267308 A JP H09267308A JP 7898596 A JP7898596 A JP 7898596A JP 7898596 A JP7898596 A JP 7898596A JP H09267308 A JPH09267308 A JP H09267308A
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JP
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nail
nailing
nails
head
face material
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JP7898596A
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English (en)
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Toshio Sakano
俊夫 坂野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互に連結されていない釘を複数貯留し、1
本ずつストライカ部へ供給する。 【解決手段】 枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装
置であって、相互に連結されていない複数の釘を整列さ
せて貯留する釘貯留部22と、釘を打ち付けるストライ
カ部29と、釘貯留部22の釘を一本ずつ切り出し、ス
トライカ部29に供給する釘切出機構24とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ドアや壁
パネル等の枠体と面材とからなるパネルを製造する際に
使用する面材釘打ち装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアや壁パネル等の枠材へ面材を釘打ち
する半自動の面材釘打ち装置として、枠材及び面材を載
置する定盤と、この定盤上に跨がって走行する走行台
と、走行台に搭載された釘打ちヘッドとを備え、定盤上
で釘打ちヘッドを任意の位置に移動させながら釘打ちを
行わせるものが知られている。パネルを連続的に製造す
るためには、多数の釘が必要であり、従来は、多数の釘
をその胴部で連結して渦巻き状にした連結釘を釘打ちヘ
ッドのマガジンに人手によって装填するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
よって釘打ちヘッドに連結釘を装填する作業は、大変煩
わしい作業であり、この装填作業に要する時間により、
全体の作業時間が長くなってしまうという問題があっ
た。また、使用する連結釘は特殊なものであり、コスト
の面でも不利であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、こうした問題
点を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載
の発明は、枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装置で
あって、相互に連結されていない複数の釘を整列させて
貯留する釘貯留部と、釘を打ちつけるストライカ部と、
前記釘貯留部の釘を1本ずつ切り出し、前記ストライカ
部に供給する釘切出機構とを有するものである。この構
成により、相互に連結されていない釘(バラ釘)が釘貯
留部に複数貯留され、釘切出機構により釘貯留部に貯留
されている釘がストライカ部に1本ずつ供給される。請
求項2に記載の発明は、前記釘切出機構が、1本の釘を
保持する溝を有する回動部材と、該回動部材を回動させ
る回動駆動機構とを有し、該回動駆動機構が、前記回動
部材の溝を前記釘貯留部に連続する位置と、前記ストラ
イカ部に連続する位置とに切り換え自在であるものであ
る。この構成により、回動部材を回動させることによ
り、釘貯留部に貯留されている1本の釘が溝に保持さ
れ、ストライカ部に供給される。請求項3に記載の発明
は、前記回動部材の溝が、釘の胴部を保持し、前記スト
ライカ部の近傍に、前記溝に保持された釘の頭部の移動
経路に突出して釘をストライカ部へ案内する部材を有す
るものである。この構成により、回動部材をストライカ
部側に回動させると、溝に保持されている釘の頭部が案
内部材によってストライカ部へ案内される。
【0005】
【実施の形態】本発明の一実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、この実施例に係る面材釘打ち装置の平
面図であり、紙面の左を後、右を前、下を左、上を右と
して説明する。
【0006】この面材釘打ち装置は、枠材(角材)を枠
組みした枠体1上に面材2を釘打ちして張り付け、ドア
や壁パネル等のパネルを製造する際に使用するものであ
る。定盤4は、枠体1が載置されるとともに、載置され
た枠体1を位置決めするものであり、基台3上に設置さ
れている。基台3には、定盤4の前後方向に沿って一対
のレールが両側に設けられており、このレール上を走行
する走行台5が定盤を跨ぐように設けられている。
【0007】走行台5は、左右一対の脚体9とこれらの
上端部を連結する架設フレーム7とによって門形に構成
される。脚体9の下部には、レールに載る車輪と駆動装
置が設けられており、これにより走行台5は前後方向の
走行が可能となる。なお、車輪の駆動装置は、一方の脚
体9の下部に設けられた駆動用のサーボモータ14と、
その回転力を利用する公知のラック・ピニオン機構とで
構成されている。
【0008】また、走行台5には、2台の自走式のネイ
ラ台車6A、6Bが、架設フレーム7に沿って移動自在
に設けられている。架設フレーム7には、その長手方向
(左右方向)に沿ってラックが設けられており、各ネイ
ラ台車6A、6Bには、サーボモータ及びピニオンが設
けられている。このラック・ピニオン機構により、ネイ
ラ台車6A、6Bは、定盤4上をそれぞれが独立して左
右に移動自在となっている。このように、ネイラ台車6
A、6Bは、定盤4に対して前後方向及び左右方向に自
由に移動することができ、各ネイラ台車6A、6Bが有
する釘打ちヘッドNA、NBにより、定盤4上に位置決
めされたパネル(枠体1、面材2)の任意の位置で釘を
打つことが可能となっている。
【0009】このパネルの位置決め機構は、人手によっ
て定盤4に載置されたパネルを、定盤4の右側に配置し
たストッパー52に向けて左側から押し付ける複数のプ
ッシャー51と、このプッシャー51により、左右方向
において位置決めされたパネルを前後方向にクランプす
るクランプ装置50とで構成される。クランプ装置50
は、パネルの枠体1の最も後端に位置する枠材を下方か
らクランプするものであり、左右に2組設けられてい
る。このパネルの位置決めにより、右後端に位置する定
点Oに、パネルの1つのコーナー部が揃えられる。図1
に示す走行台5が最後端に位置し、かつネイラ台車6
A、6Bも最右端に位置した状態が、釘打ちヘッドN
A、NBが原点に位置する状態である。この原点は、前
記定点Oよりも後側かつ右側に配置されている。
【0010】さらに走行台5には、釘供給装置53が搭
載されており、この釘供給装置53は架設フレーム7の
右端近傍に設置されている。これにより、釘供給装置5
3は走行台5とともに前後方向に移動できる。釘供給装
置53は、架設フレーム7の右端に位置する釘打ちヘッ
ドNA、NBに、相互に連結されていない多数の釘(バ
ラ釘)を整列させて連続的に供給するものである。具体
的には、周囲に螺旋形の釘搬送経路を有する釘収容部
と、釘を一本ずつ整列させて排出口より排出する釘排出
機構53A、53Bとからなる。釘収容部は振動するこ
とで、釘搬送経路に釘を送り、釘排出機構53A、53
Bへ釘を搬送する。釘排出機構53A、53Bは、受け
取った釘の頭部を支持し、釘の胴部を挟むような2枚の
プレートで構成され、このプレートは、釘打ちヘッドN
A、NBの釘受取部に向かって下り傾斜している。これ
により、釘は釘排出機構53A、53Bのプレートに案
内されながら、その自重とプレートに付与される振動と
によって釘打ちヘッドNA、NBに供給される。なお、
釘排出機構53A,53Bは、右端に位置した時の釘打
ちヘッドNA、NBの釘受取部に接続されるように配置
されている。
【0011】次に、釘打ちヘッドの機構を図4に従って
説明する。なお、ネイラ台車6A、6Bがそれぞれ備え
る釘打ちヘッドNA、NBは略同じ機構であるので、釘
打ちヘッドNBの説明は省略する。
【0012】釘打ちヘッドNAは、釘打ち部21と、所
定数(例えば、60本)の釘を貯留する釘貯留部22と
を有する。釘貯留部22は、釘排出機構53Aより供給
される釘を容易に受け取り、整列状態を保つために、釘
排出機構53Aと同様の機構、すなわち受け取った釘の
頭部を支持し、釘の胴部を挟むような2枚の傾斜するプ
レートで構成されている。2枚のプレートには、釘打ち
ヘッドNAに内蔵される振動源により、振動が付与され
るようになっており、釘が自重によって確実に搬送され
るようになっている。釘貯留部22のプレートと釘排出
機構53A、53Bの傾斜角度は略同じであり、連続す
る搬送路を形成する。このように釘の自重とプレートの
振動のみにより、特に駆動装置を設けることなく、釘を
搬送することができる。釘貯留部22の入口側には釘の
満杯を検出する近接スイッチ等の釘満杯検出センサ22
Aが設けられており、釘打ち部21側には釘の空状態を
検出する近接スイッチ等の空釘検出センサ22Bが設け
られている。釘満杯検出センサ22Aが釘の満杯を検出
すると、釘排出機構53Aの先端に配置されたストッパ
により釘の排出を停止する。また、釘打ち中に空釘検出
センサ22Bが釘が無くなったことを検出すれば、釘打
ちヘッドNAは原点位置に戻り、釘の供給を受ける。
【0013】釘打ち部21は、釘貯留部22から切り出
される釘を一本ずつ受取り、内蔵のストライカによって
受取った釘を打ちつけるものである。釘打ちヘッドNA
(釘打ち部21及び釘貯留部22)は、シリンダ32
(図6参照)により、釘貯留部22が釘排出機構53A
から釘を受け取ることが可能な上昇位置と、釘を打つ下
降位置とに高さ位置が切り換えられるようになってい
る。なお、釘打ち部21の下部には、下降位置において
面材2と接するヘッド案内部材23が設けられている。
このヘッド案内部材23はお椀形となっており、ヘッド
をパネル上面に沿って確実に案内するものである。面材
2の上面位置よりも若干低い位置にヘッド案内部材23
の下端が位置するようにヘッド高さを設定し、この状態
で釘打ちヘッドNAを面材2上に移動させれば、確実に
ヘッド案内部材23を面材2に当接させることができ、
釘打ちヘッドNAと面材2の間隔を常に一定に保つこと
ができる。ヘッド案内部材23の左右両側には、面材2
の有無を検出する面材検出センサ23Aが配置されてい
る。釘打ちヘッドNAを上昇位置に位置させるのは、本
来、パネルを定盤4上に搬入して定点Oに位置決めする
際、パネルが衝突するのを防止するためである。
【0014】釘打ち部21には、釘貯留部22で整列し
ている釘を一本ずつ切り出す釘切出部24が設けられて
いる。この釘切出部24は、図5に示される。図5は、
釘打ち部21と釘貯留部22とを平面視した図である。
釘切出部24は、略円柱形状で鉛直方向を軸として回動
自在な回動部材25と、一端が回動部材25の側面に固
着され、他端が回動部材25の回動駆動源となるシリン
ダ27のロッド27Aに枢着される、回動部材25を回
動するためのレバー部材26とを備えている。回動部材
25の側部には、1本の釘の胴部を保持する溝25Aが
鉛直方向に形成されている。
【0015】また、回動部材25の上部には、回動軸を
支持するブラケット28がフレームに固定されている。
そして、この回動部材25の溝25Aが釘貯留部22に
連続する状態から90°回動した位置に、ストライカの
通過位置であるストライカ部29が設けられている。こ
のストライカ部29は釘の頭部の径よりも若干径の大き
な通路孔である。ブラケット28は回動軸を支持するだ
けではなく、ストライカ部29の近傍において、回動部
材25の溝25Aに保持された釘の移動経路に突出する
ことにより、回動部材25の溝25Aに保持された釘を
ストライカ部29に案内するものでもある。この釘切出
部24は以下のような動作により、1本ずつ釘を切り出
す。まず、シリンダ27によりレバー部材26を押す
と、回動部材25の溝25Aは、釘貯留部22の出口と
連続する状態となる。この状態で、溝25Aには1本の
釘の胴部が嵌まり込み、この釘を保持することとなる。
次に、シリンダ27によりレバー部材26を引くと、回
動部材25はストライカ部29側へ90°回動し、釘を
保持した溝25Aはストライカ部29と連続する状態と
なる。このとき、釘の頭部は案内部材であるブラケット
28に当たり、ストライカ部29へ押し出される。この
動作を繰り返すことにより、ストライカ部29に1本ず
つ釘を供給することができる。
【0016】ストライカ部29は、図9に示すように、
回動部材25から受け取った釘を一旦保持する釘保持機
構と、保持した釘を打つストライカとを有している。釘
保持機構は、ストライカ部29の鉛直方向に延びる通路
孔に回動部材25からの釘が落下した際に釘先端部を受
け止めるものであり、支点11Aを中心に開閉自在な左
右一対の釘保持部材11と、この釘保持部材11を閉じ
る方向に付勢するスプリング12とで構成される。この
釘保持部材11の内側には、釘打ちの際に下降してくる
釘によって釘保持部材11が徐々に拡開するよう、下方
になるに従って細くなる、先細りの溝11Bが形成され
ている。スプリング12の付勢力は、落下してくる釘の
荷重では釘保持部材11が開かず、またストライカの力
で釘がヘッド下方に打ち込まれる時の力では釘保持部材
11を開く程度に設定されている。
【0017】釘打ちヘッドNAは、これら以外にもヘッ
ド揺動機構30を有している。すなわち、1つの枠材に
1つの面材2を張り付ける際は、枠材中央で鉛直方向に
釘を打てばよいのであるが、1つの枠材に2枚の面材2
を各縁部が隣り合うように張り付ける場合は、枠材中央
(継ぎ目)からずれた位置から枠材中央に向けて釘を傾
斜させて打つ必要がある。(以下、傾斜打ちと称す
る。) 具体的に説明すると、図10に示すように、釘打ちヘッ
ドNAは、シリンダ32(図6)により昇降自在である
とともに、シリンダ31により揺動自在となっている。
シリンダ32のロッド先端に固着したブラケット33
(図6)に2つのローラ33Aが固定されている。シリ
ンダ31はブラケット33に設けた支点33Bで枢着さ
れるとともに、シリンダ31のロッド先端は釘打ちヘッ
ドNAの上側方の支点31Aで枢着されている。また、
釘打ちヘッドNAには、ローラ33Aが係合する円弧状
の溝N1が形成されている。従って、シリンダ31の進
退によって釘打ちヘッドNAは、溝N1がローラ33A
に案内されながら移動し、しかも溝N1は円弧状である
ため、釘打ちヘッドNAは移動方向に傾動することとな
る。これにより、非常に簡単な構成で釘打ちヘッドNA
を確実に移動させつつ傾動させることができ、釘打ちヘ
ッドNAを通常の鉛直方向の釘打ちと傾斜打ちとに容易
に切り換えることができる。なお、釘打ちヘッドNAと
釘打ちヘッドNBとの相違点は、このヘッド揺動機構3
0によるヘッドの移動及び傾動方向である。つまり、傾
斜打ちの場合、釘打ちヘッドNAは、鉛直状態から、シ
リンダ31のロッドを伸ばすことによって、図10の右
側に移動しつつ傾動するのに対し(図示の一点鎖線)、
釘打ちヘッドNBは、シリンダ31のロッドを縮めるこ
とによって、図10の左側に移動しつつ傾動する。
【0018】1つの枠材に2枚の面材2を各縁部が隣り
合うように張り付ける場合は、釘打ちヘッドNAと釘打
ちヘッドNBは、通常の状態から互いに異なる方向に移
動しつつ傾動した状態とされ、ネイラ台車6A、6Bを
同時に走行させつつ、各面材の縁部を張りつけていく。
【0019】図6に従って、釘打ちヘッドNA、NBを
備えるネイラ台車6A、6Bの走行について説明を補足
する。上述したように、ネイラ台車6A、6Bは架設フ
レーム7に沿って走行する。この架設フレーム7は、長
手方向(左右方向)に沿って固着されたラック34と、
側部に固着された案内部材38とを備えている。一方、
ネイラ台車6A、6Bは駆動源であるサーボモータ36
と、このモータ36の駆動軸に直結で、ラック34に係
合するピニオン35と、案内部材38を上下から挟むよ
うに配置された2組のガイド車輪39とを備えている。
ネイラ台車6A、6Bのピニオンは、共にラック34と
係合し、ガイド車輪39も共に案内部材38を挟む構成
となっている。
【0020】次に、図7に従って走行台5及び釘打ち制
御機構について説明する。定盤4の片側に配置したスト
ッパー52のさらに外側に、ストッパー52と並行して
延びるレール55が定盤4に設けられている。このレー
ル55には、ドグ40が位置変更自在かつ着脱自在に取
り付けられるようになっている。ドグ40は、レール5
5に上方から嵌合する凹状部と、この凹状部から延設さ
れたプレート部と、このプレート部の先端部に直立状に
設けられた被検出部とからなり、プレート部の長さが異
なる複数種類(例では5種類)のものが用意される。ド
グ40Aは釘打ちヘッドNA(NB)に釘打ちの開始及
び終了を教示する。ドグ40Bは最終柱を教示する。ド
グ40Cは、前後等ピッチでの釘打ち開始を教示する。
等ピッチ開始ドグ40Cが検出されると、その検出位置
にある左右方向の枠材に対して釘打ちし、その後、走行
台5が所定距離移動する毎にその位置にある枠材に対し
て釘打ちを行う。したがって、次の枠材位置にはドグ4
0をセットする必要はない。ドグ40Dは傾斜打ちを教
示する。ドグ40Eは面材2に形成された開口部に対す
る釘打ちの開始及び終了を教示する。
【0021】ドグ検出部41は、合計5つの馬蹄形の光
電センサを有しており、各センサは走行台5の脚体9か
ら内方へ延びる検出器用ブラケット42にドグ40の被
検出部の位置に対応するように取り付けてある。これに
より、ドグ検出部41は5種類のドグ40を検出かつ識
別することができる。
【0022】図8に従って40及び釘打ちヘッドNA、
NBの動作について説明する。まず、準備段階として、
人手により、パネルの載置作業及び載置されたパネルに
応じたドグ40のセットとが行われる。ドグ40のセッ
トは、載置されたパネルの近傍でパネルを目視しなが
ら、ドグ40をレール55上でスライドさせることによ
り容易に行うことができる。次に、走行台5及びネイラ
台車6A、6Bを全て原点位置に戻す。この状態で、釘
供給装置53から釘打ちヘッドNA、NBに釘を供給
し、釘貯留部22を満杯にしておく。走行台5は原点位
置から定盤4上を前進していく。走行中に、ドグ40A
が検出されると、走行台5は停止する。正確にはドグ4
0Aを検出してから所定距離走行した後に停止する。続
いて、釘打ちヘッドNBが右端から左方に移動しながら
等間隔(例えば100mm間隔)で釘を打ち、ドグ40
Aがセットされている位置の左右方向の枠材に面材を張
り付けていく。左右方向の枠材に対する釘打ちを行い、
ヘッド案内部材23に設けた左側の面材検出センサ23
Aにより、面材2を検出しなくなると、釘打ちを停止
し、左端まで走行してから釘打ちヘッドNBを停止させ
る。釘打ちヘッドNAは釘打ち動作を行うことなく、釘
打ちヘッドNBを追跡して移動する。この状態では、両
ヘッドは左端に位置している。そして、走行台5は再度
前進する。
【0023】次にドグ40Cが検出されると、走行台5
は停止し、釘打ちヘッドNAを左端から右側へ移動させ
ながら左右方向にある枠材に面材2を打ち付けていく。
この場合も釘打ちヘッドNBは釘打ち動作を行うことな
く、釘打ちヘッドNAを追跡して移動する。この状態で
は、両ヘッドNA、NBは右端に位置しており、釘供給
装置53から釘の供給を受ける。原則として、両ヘッド
NA、NBは右端位置に復帰する度に釘の供給を受け
る。また、この釘の供給は走行台5の走行中になされる
ので、次に行う釘打ち動作を走行台5の停止後、直ちに
行うことができる。ドグ40Cが一度検出されると、次
回から走行台5は所定距離(等ピッチ)走行し、同様の
釘打ちを行う。但し、所定距離に満たない範囲で別のド
グが検出されれば、そのドグの指示に従って動作する。
【0024】走行台5が再度前進して、等ピッチの釘打
ちを繰返す過程において、所定距離走行した位置でドグ
40Dが検出されると、前述した傾斜打ちが行われる。
傾斜打ちを含む等ピッチの釘打ちを繰返し、ドグ40A
を再度検出すると、その枠材に対する釘打ちを終了した
後、釘打ちを一旦終了する。そして、釘打ち終了を指示
するドグ40Aを検出した後、さらに走行台5を前進さ
せて、ドグ40Bを検出すると、これ以上先に枠材及び
面材2がないことが確認され、走行台5は停止する。
【0025】この後、釘打ちヘッドNA、NBは左右両
端に離れ、走行台5の後退にともなって枠体1の前後方
向の枠材に面材2を張り付けていく。そして、釘打ちヘ
ッドNA、NBも原点位置に復帰するとともに釘の供給
を受ける。この状態では、枠体1の前後及び左右方向の
枠材に釘打ちが終了している。次に、走行台5の2回目
の走行(前進)が開始される。この動作は、1回目の走
行で、開口部の存在を示すドグ40Eを検出していた場
合にのみ行われる。2回目の走行では、その他のドグは
逆に無視される。ドグ40Eが検出された位置では、以
下の動作を行う。まず、釘打ちヘッドNBのみが移動
し、開口部を構成する後側の左右向の枠材に対して釘を
打つ。釘打ちヘッドNAは停止している。そして、釘打
ちヘッドNA、NBが枠材から外れる僅かな距離だけ走
行台5を前進させ、釘打ちヘッドNAと釘打ちヘッドN
Bとを枠体左右中央に寄せていく。両ヘッドNA、NB
は面材検出センサ23Aで開口部を検出することにより
停止する。そして、この状態のまま走行台5を前進させ
ながら、開口部を構成する前後方向の枠材に対して釘打
ちを行う。面材検出センサが面材を検出すると、釘打ち
ヘッドNAと釘打ちヘッドNBは、左端に移動し停止す
る。そして、釘打ちヘッドNAにより、開口部を構成す
る前側の左右方向の枠材に対して釘を打つ。釘打ちヘッ
ドNBは釘打ち動作を行うことなく、釘打ちヘッドNA
を追跡して停止する。これが終了すると、釘打ちヘッド
NAと釘打ちヘッドNBは原点に復帰し、枠体1の全域
に対して面材2の張り付けが完了する。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、
相互に連結されていない釘(バラ釘)を釘貯留部に複数
貯留することができ、釘切出機構により釘貯留部に貯留
されている釘をストライカ部に1本ずつ供給することが
できるため、人手による釘の装填作業が不要となる。ま
た、複数の釘を釘貯留部に貯留することができるため、
この釘貯留部に複数の釘を1回供給することにより、連
続的に釘打ちを行うことができる。請求項2の発明によ
れば、回動部材を回動させるだけで、釘貯留部に貯留さ
れている1本の釘をストライカ部に迅速に供給すること
ができ、連続的かつ高速な釘打ちに対応することができ
る。請求項3の発明によれば、回動部材の溝に保持され
ている釘を案内部材によってストライカ部へ案内するこ
とができ、回動部材の回動動作を利用した単純な構造
で、ストライカ部に確実に釘を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】面材釘打ち装置の概略平面図である。
【図2】同装置の概略側面図である。
【図3】同装置の概略正面図である。
【図4】釘打ちヘッドの釘貯留部と釘供給装置の釘排出
機構との関係を示す概略図である。
【図5】釘打ちヘッドの釘切出機構を示す概略図であ
る。
【図6】釘打ちヘッドとその移動機構を示す概略図であ
る。
【図7】ドグ及びドグ検出器の配置を示す概略図であ
る。
【図8】パネル及びそれにセットされるドグの配置関係
を示す概略図である。
【図9】釘打ちヘッドの釘保持機構を示す概略図であ
る。
【図10】釘打ちヘッドの揺動機構を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1・・枠体、2・・面材、5・・走行台、6A、6B・
・ネイラ台車、NA、NB・・釘打ちヘッド、11・・
釘保持部材、14、36・・サーボモータ、21・・釘
打ち部、22・・釘貯留部、25・・回動部材、29・
・ストライカ部、30・・ヘッド揺動機構、31、32
・・シリンダ、40・・ドグ、53・・釘供給装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装
    置であって、相互に連結されていない複数の釘を整列さ
    せて貯留する釘貯留部と、釘を打ちつけるストライカ部
    と、前記釘貯留部の釘を1本ずつ切り出し、前記ストラ
    イカ部に供給する釘切出機構とを有する面材釘打ち装
    置。
  2. 【請求項2】 前記釘切出機構は、1本の釘を保持する
    溝を有する回動部材と、該回動部材を回動させる回動駆
    動機構とを有し、該回動駆動機構は、前記回動部材の溝
    を前記釘貯留部に連続する位置と、前記ストライカ部に
    連続する位置とに切り換え自在である請求項1記載の面
    材釘打ち装置。
  3. 【請求項3】 前記回動部材の溝は、釘の胴部を保持
    し、前記ストライカ部の近傍に、前記溝に保持された釘
    の頭部の移動経路に突出して釘をストライカ部へ案内す
    る部材を有する請求項2記載の面材釘打ち装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030305A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Panahome Corp 釘打ち装置
JP2009508726A (ja) * 2005-09-20 2009-03-05 パスロード ニュージーランド フレーム作製装置

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