JPH09267305A - 面材釘打ち装置 - Google Patents

面材釘打ち装置

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Publication number
JPH09267305A
JPH09267305A JP7898296A JP7898296A JPH09267305A JP H09267305 A JPH09267305 A JP H09267305A JP 7898296 A JP7898296 A JP 7898296A JP 7898296 A JP7898296 A JP 7898296A JP H09267305 A JPH09267305 A JP H09267305A
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JP
Japan
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nail
dog
nailing
head
traveling
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Application number
JP7898296A
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English (en)
Inventor
Toshio Sakano
俊夫 坂野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる枠体に容易に釘打ちを対応す
る。 【解決手段】 枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装
置であって、走行台と、走行台に搭載された釘打ちヘッ
ドと、前記走行台の走行方向に位置変更自在に設置され
るドグ40と、前記走行台に取り付けられ、ドグを検出
するドグ検出手段41とを備えている。前記走行台の走
行経路に沿って1本のレール部材55を設け、前記ドグ
40は前記レール部材55に上方から嵌合する凹状部を
有するものである。前記ドグ40は、前記凹状部から延
設されるプレート部と、その先端に設けられる被検出部
とを有し、前記プレート部の長さが異なる複数種類のド
グ40A〜40Eを前記レール部材55に設置し、前記
ドグ検出手段41は、各被検出部を検出する位置に複数
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアや壁パネル等
の枠体と面材とで成るパネルに対して面材の釘打ちに使
用する面材釘打ち装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドアや壁パネル等の枠材へ面材を釘打ち
する半自動の面材釘打ち装置として、枠材及び面材を載
置する定盤と、この定盤上の跨がって走行する走行台と
を備え、走行台に搭載された釘打ちヘッドで釘打ちを行
うものが使用されている。パネルの釘打ちは、枠材に対
して面材を張り付けるものである為、面材が載せられて
いる枠の上方において釘打ちヘッドを移動させる必要が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記枠材位置にまで釘
打ちヘッドを移動させるのに、プログラム制御等の数値
制御により実現することも考えられるが、パネルの種類
により枠材の位置及び面材の形状は様々であり、このよ
うな場合は各パネルの種類毎にプログラムを作成し直さ
なければならず、その作業は非常に煩雑であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、こうした問題
点を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載
の発明は、枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装置で
あって、走行台と、走行台に搭載された釘打ちヘッド
と、前記走行台の走行方向に位置変更自在に設置される
ドグと、前記走行台に取り付けられ、ドグを検出するド
グ検出手段とを備えたものである。この構成によれば、
ドグの位置に基づいて釘打ちヘッドは釘打ちを行う。ド
グは位置変更自在に設置されており、作業者は容易に枠
体の位置に対応してドグの位置変更を行うことができ、
これにより、プログラム変更等の煩雑な作業なしに、確
実に枠体の位置に釘打ちすることができる。請求項2に
記載の発明は、前記走行台の走行経路に沿って1本のレ
ール部材を設け、前記ドグは前記レール部材に上方から
嵌合する凹状部を有するものである。この構成によれ
ば、ドグは一本のレール部材に設置される。これはドグ
の下部に取り付けた凹状部とレール部材とが嵌合して成
される。請求項3に記載の発明は、前記ドグは、前記凹
状部から延設されるプレート部と、その先端に設けられ
る被検出部とを有し、前記プレート部の長さが異なる複
数種類のドグを前記レール部材に設置し、前記ドグ検出
手段は、各被検出部を検出する位置に複数配置されてい
るものである。この構成によれば、各ドグのプレート部
の被検出部を、被検出部それぞれの位置に配置した配置
されたドグ検出手段により検出する。
【0005】
【実施の形態】本発明の一実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、この実施例に係る面材釘打ち装置の平
面図である。尚、図1では図示の左を後、右を前、上を
左、下を右として説明する。
【0006】この面材釘打ち装置は、枠材(角材)を枠
組みした枠体1上に面材2を釘打ちして張り付け、ドア
や壁パネル等のパネルを製造する場合の釘打ち作業に使
用するものである。定盤4は、前記枠体1を載せて位置
決めするものであり、基台3上に設置されている。基台
3には、定盤4の前後方向に沿う一対のレール(図示せ
ず)が両側に設けられており、定盤4に跨がって釘打ち
用の走行台5が前記レール上に走行自在に設けられてい
る。
【0007】走行台5は、定盤4上を左右方向に向けて
跨がる1本の架設フレーム7で左右一対の脚体9を連結
して門形に構成される。脚体9の下部にはレールに載る
車輪(図示せず)と駆動装置が設けてあり、これによ
り、走行台5は前後方向の走行が可能となる。尚、前記
駆動装置は、一方の脚体9の下部に設けた駆動用のサー
ボモータ14と、その回転力を利用する公知のラック・
ピニオン機構とで構成されている。
【0008】また、走行台5には、2台の自走式のネイ
ラ台車6A,6Bが、前記架設フレーム7に沿って移動
自在に設けてある。前記架設フレーム7にはその長手方
向(左右方向)に沿ってラックが、一方、各ネイラ台車
6A,6Bにはサーボモータ及びピニオンが設けられて
おり、このラック・ピニオン機構により、ネイラ台車6
A,6Bは、定盤4上をそれぞれが独立して左右に移動
自在とされている。このように、ネイラ台車6A,6B
は、定盤4に対して前後方向及び左右方向に自由に移動
することができ、各台車6A,6Bが有する釘打ちヘッ
ドNA,NBにより、定盤4上に位置決めされたパネル
(枠体1、面材2)上の任意の位置で釘を打つことが可
能である。
【0009】このパネルの位置決め機構は、例えば、人
手により載置されたパネルを、定盤4の右側に配置した
ストッパー52に、左側から押し当てるための複数のプ
ッシャー51と、このプッシャー51により位置決めさ
れたパネルをクランプするクランプ装置50とで構成さ
れる。クランプ装置50は、パネルの枠体1の最も端に
位置する枠材を下部からクランプするものであり、図示
のように左右方向に2つ設けられている。このパネルの
位置決めは、右後端に位置する定点Oに、パネルのコー
ナー部を一致させることである。図1で示す走行台5が
最後端に位置し、且つ、ネイラ台車6A,6Bも最右端
に位置(図示の状態)した、この位置は釘打ちヘッドN
A,NBの原点である。この原点は、前記定点Oよりも
右側に配置されている。
【0010】更に走行台5は、釘供給装置53を搭載し
ており、この釘供給装置53は架設フレーム7の左端近
傍に設置されている。これにより、釘供給装置53は走
行台5と共に前後方向に移動できる。釘供給装置53は
架設フレーム7の左端に位置にした釘打ちヘッドNA,
NBに、相互に連結されていない多数の釘を整列させて
連続的に供給するものである。具体的には、周囲に螺旋
形の釘搬送経路を有する釘収容部と、釘を一本ずつ整列
させて排出口より排出する釘排出機構53A,53Bと
よりなる。釘収容部は振動することで、前記釘搬送経路
に釘を送り、釘排出機構53A,53Bへと釘を渡す。
釘排出機構53A,53Bは、受け取った釘の頭部を支
持し、釘の胴部を挟むような2枚のプレートで構成さ
れ、このプレートは、それぞれ、釘打ちヘッドNA,N
Bの釘受取部に向かって傾斜している。これにより、釘
は釘排出機構53Aのプレートに案内されながら、その
自重とプレートの振動とにより釘打ちヘッドNA,NB
に供給される。尚、釘排出機構53A,53Bはそれぞ
れ右端に位置した時の釘打ちヘッドNA,NBの釘受取
部と接続されている。
【0011】次に、釘打ちヘッドの機構を図4を基に説
明する。尚、ネイラ台車6A,6Bがそれぞれ備える釘
打ちヘッドNA,NBは略同じ機構であるので、釘打ち
ヘッドNBの説明は省略する。
【0012】この釘打ちヘッドNAは、主に釘打ち部2
1と、所定数(例えば、60本)の釘を貯留する釘貯留
部22とで構成される。前記釘貯留部22は前記釘排出
機構53Aより供給される釘を容易に受け取り、整列状
態を保つ為に、前記釘排出機構53Aと同様の機構、即
ち、受け取った釘の頭部を支持し、釘の胴部を挟むよう
な2枚の傾斜するプレートで構成されている。釘貯留部
22のプレートと釘排出機構53A,53Bの傾斜角度
は略同じである。釘貯留部22の入口側には釘の満杯を
検出する近接スイッチ等の釘満杯検出センサ22A、釘
打ち部21側には釘の空状態を検出する近接スイッチ等
の空釘検出センサ22Bが設けてある。前記釘満杯検出
センサ22Aが釘の満杯を検出すると、前記釘排出機構
53Aの先端に設けたストッパで釘の供給を停止させ
る。また、釘打ち中に空釘検出センサ22Bが釘がなく
なったことを検出すれば、原点位置に戻り、釘の供給を
受ける。
【0013】釘打ち部21は、釘貯留部22から切り出
される釘を一本ずつ受取り、内蔵のストライカ(図示せ
ず)により、受取った釘を打つものである。釘打ちヘッ
ドNA(釘打ち部21及び釘貯留部22)は、シリンダ
32(図6参照)により、前記釘貯留部22が釘排出機
構53Aから釘を受け取ることができる上昇位置と、釘
を打つ下降位置とに高さ位置が切り換えられるようにな
っている。尚、釘打ち部21の下部には前記下降位置に
おいて、面材2と接するヘッド案内部材23を有してい
る。このヘッド案内部材23は、お椀形となっており、
ヘッドをパネル上に確実に案内するものである。つま
り、面材2の高さ位置よりも若干低い位置にヘッド案内
部材の下部(椀形の下部先端)が位置するようにヘッド
高さを設定する。このようにすれば、必ず、ヘッド案内
部材23は面材2と接することができ、ヘッドを面材2
に対して常に一定の高さ位置とすることができる。ヘッ
ド案内部材23の、ヘッドの左右方向両側には面材2の
有無を検出する面材検出センサ23Aが設けてある。釘
打ちヘッドNAを前記上昇位置に位置させるのは、本
来、パネルを定盤4上に搬入して定点Oに位置決めする
際、釘打ちヘッドNAがパネルに干渉するのを避けるた
めである。
【0014】前記釘打ち部21には、釘貯留部22で整
列している釘を一本ずつ切り出す釘切出部24が設けて
ある。この釘切出部24は、図5に示される。図5は釘
打ち部21と釘貯留部22とを平面視した図である。前
記釘切出部24は、略円柱形状で鉛直方向を軸として回
動自在な回動部材25と、一端が回動部材25の側面に
固着され、他端が前記回動部材25の回動駆動源となる
シリンダ27のロッド27Aに枢着される、回動部材2
5を回動するためのレバー部材26とを備えている。前
記回動部材25の側部には、1本の釘の胴部を保持する
溝25Aが鉛直方向に形成されている。
【0015】また、前記回動部材25の上部には、回動
軸を支持するブラケット28が図示しないフレームに固
定されている。そして、この回動部材25の溝25Aが
釘貯留部22に連結する状態から90度回動した位置
に、前記ストライカの通過位置であるストライカ部29
が設けてある。このストライカ部29は釘の頭部よりも
若干大きい孔である。前記ブラケット28は回動軸を支
持するだけではなく、回動部材25の溝25Aに保持さ
れた釘をストライカ部29に案内するものでもある。こ
の釘切出部24は以下の様な動作により、釘の切り出し
を行う。まず、シリンダ27によるレバー部材26が押
された状態では、前記回動部材25の溝25Aは、釘貯
留部22の出口と連続した状態となる。この時、溝25
Aには1本の釘が嵌まり込み保持される。次に、シリン
ダ27を動作させ、回動部材25はストライカ部29側
へ90度回動し、釘を保持した溝25Aはストライカ部
29と連続した状態となる。この時、釘の頭部は前記ブ
ラケット28に当たり、ストライカ部29へ押し出され
る。このシリンダ27の動作を繰り返すことにより、ス
トライカ部29に1本ずつ釘を供給することができる。
【0016】ストライカ部29は、図9に示すように、
回動部材25から受け取った釘を一旦保持する釘保持機
構と、保持した釘を打つストライカ(図示せず)とを有
している。前記釘保持機構は、ストライカ部29の鉛直
方向に延びる孔に回動部材25からの釘が落下した際に
釘先端部を受け止めるものであり、支点11Aを中心に
開閉自在な左右一対の釘保持部材11と、この釘保持部
材11を閉じる方向に付勢するスプリング12とで構成
される。この釘保持部材11の内側には、釘打ち時にお
いて下降してくる釘により釘保持部材11が徐々に拡開
させるため、下方になるに従い先細りする溝11Bが形
成されている。スプリング12の弾性力は、落下してく
る釘の力では釘保持部材11を開かせず、また、ストラ
イカの力で釘がヘッド下方に打ち込まれる時の力では釘
保持部材11を開かせるような程度に設定されている。
【0017】釘打ちヘッドNA(NB)は、これら以外
にもヘッド揺動機構30を有している。即ち、1つの枠
材(角材)に1つの面材2を張り付ける際は、枠材(角
材)中央で鉛直方向に釘を打てば何ら問題はないが、1
つの枠材(角材)に2枚の面材2を各縁部が隣り合うよ
うに張り付ける場合は、枠材中央(継ぎ目)からずらし
た位置から枠材中央に傾斜して継ぎ目の両側から釘を打
つ(傾斜打ちと称する)必要がある。具体的に説明する
と、図10に示すように、釘打ちヘッドNAは、シリン
ダ32(図6)により昇降自在であると共に、シリンダ
31により、揺動自在ともなっている。シリンダ32の
ロッド先端に固着したブラケット33(図6)に2つの
ローラ33Aが固定されている。前記シリンダ31はブ
ラケット33に設けた支点33Bで枢着されると共に、
シリンダ31のロッド先端は釘打ちヘッドNAの上部の
支点31Aで枢着されている。また、釘打ちヘッドNA
には、前記ローラ33Aが嵌合する円弧状の溝N1が形
成されている。従って、前記シリンダ31の進退によっ
て釘打ちヘッドNAは、ローラ33Aに案内されて移動
し、しかも、溝N1は円弧状である為、釘打ちヘッドN
Aは移動方向に傾動することとなる。これにより、釘打
ちヘッドNAを鉛直方向の釘打ちと傾斜打ちとに切り換
えることができる。尚、釘打ちヘッドNAと釘打ちヘッ
ドNBとの相違点は、このヘッド揺動機構30によるヘ
ッドの移動及び傾動の方向である。つまり、傾斜打ちの
場合、前記釘打ちヘッドNAは、鉛直状態から、シリン
ダ31のロッドを延ばすことによって図10の右側に移
動しつつ傾動するのに対し(図示の一点鎖線)、釘打ち
ヘッドNBは、シリンダ31のロッドを引っ張ることに
よって、図10の左側に移動しつつ傾動する(図示の二
点鎖線)。
【0018】1つの枠材に2枚の面材2を各縁部が隣り
合うように張り付ける場合は、釘打ちヘッドNAと釘打
ちヘッドNBは、通常の状態から互いに異なる方向に移
動及び傾動させ、前記ネイラ台車6A,6Bを同時走行
させつつ、各面材の縁部を張りつけていく。
【0019】図6について、釘打ちヘッドNA,NBを
備えるネイラ台車6A、6Bの走行について説明を補足
する。上述したように、ネイラ台車6A、6Bは架設フ
レーム7に沿って走行する。この架設フレーム7は、上
部に長手方向(左右方向)に沿って固着したラック34
と、側部に固着した案内部材38とを備えている。一
方、ネイラ台車6A(6B)は駆動源であるサーボモー
タ36と、このモータ36の駆動軸に直結で、前記ラッ
ク34と係合するピニオン35と、前記案内部材38を
上下から挟むように配置した2組のガイド車輪39とを
備えている。ネイラ台車6Aと6Bのピニオンは、共に
ラック34と係合し、ガイド車輪39も共に案内部材3
8を挟む構成となっている。
【0020】次に、図7に基づき前記走行台5及び釘打
ち制御機構について説明する。前記定盤4の片側に配置
したストッパー52の更に外側に、前記ストッパー52
と並行して延びるレール55が定盤4に設けられてい
る。このレール55には、ドグ40が位置変更自在かつ
着脱自在とされている。ドグ40は、レール55に上方
から嵌合する凹状部と、凹状部から延設されたプレート
部材と、このプレート部材の先端部に直立状に設けられ
た被検出部とからなり、プレート部材の長さが異なる複
数種類(例では5種類)のものが用意されている。被検
出部は走行台5に取り付けたドグ検出部41により検出
される。前記ドグ40Aは釘打ちヘッドNA(NB)に
釘打ちの開始及び終了を教示する。ドグ40Bは最終柱
を教示する。ドグ40Cは、前後等ピッチでの釘打ち開
始を教示する。等ピッチ開始は、ドグ40Cを検出する
とその位置にある位置の左右方向の枠材に対して釘打ち
し、走行台5が所定距離移動する度にその位置にある枠
材に対して釘打ちを行う。従って、次の枠材位置にはド
グ40Cをセットする必要はない。ドグ40Dは前記傾
斜打ちを教示する。ドグ40Eは面材2に形成された開
口部に対する釘打ちの開始及び終了を教示する。
【0021】前記ドグ検出部41は、合計5つの光電セ
ンサ等の検出器を有しており、各センサは走行台5の脚
体9から内方へ延びる検出器用ブラケット42に各ドグ
40の被検出部の位置に対応して取り付けてある。これ
により、ドグ検出器41は前記5種類のドグ40を検出
かつ識別できる。
【0022】図8を基にドグ40及び釘打ちヘッドN
A,NBの動作について説明する。まず、準備段階とし
て、人手により、パネルの載置作業及び載置されたパネ
ルに応じた前記ドグ40のセットとが行われる。ドグ4
0のセットは載置されたパネル近傍でパネルを目視しな
がらドグ40をレール55上でスライドさせることによ
り、容易に行うことができる。次に、前記走行台5及び
ネイラ台車6A,6Bを全て原点位置に戻す。この状態
で、釘供給装置53から釘打ちヘッドNA,NBに釘を
供給し、釘貯留部22を満杯にしておく。走行台5は前
記原点位置から定盤4上を前進する。走行中に、ドグ4
0Aが検出されると走行台5は停止する。正確にはドグ
検出してから所定距離走行した後停止する。続いて、釘
打ちヘッドNBが右端から左方に移動しながら等間隔
(例えば100mm間隔)で釘を打ち、ドグ40Aがセ
ットされている位置の左右方向の枠材に面材を張り付け
ていく。左右方向の枠材に対する釘打ちを行っていき、
前記ヘッド案内部材23に設けた左側の面材検出センサ
23Aにより、面材2を検出しなくなると、釘打ちを停
止し、左端まで走行してから釘打ちヘッドNBを停止さ
せる。釘打ちヘッドNAは釘打ち動作を行うことなく、
釘打ちヘッドNBを追跡して移動する。この状態では、
両ヘッドは左端に位置している。そして、再度走行台5
は前進する。
【0023】次にドグ40Cが検出されると、走行台5
は停止し、その位置にある左右方向の枠材に面材2を釘
打ちヘッドNAを左端から右側へから移動させながら釘
を打ち付けていく。この場合も釘打ちヘッドNBは釘打
ち動作を行うことなく、釘打ちヘッドNAを追跡して移
動する。この状態では、両ヘッドは右端に位置してお
り、釘供給装置53からの釘の供給を受ける。原則とし
て両ヘッドは右端位置に復帰する度に釘の供給を受け
る。また、この釘の供給は走行台5の走行中になされる
ので、次に行う釘打ち動作を走行台5の停止後、直ちに
開始することができる。前記ドグ40Cが一度検出され
ると、次回から走行台5は所定距離(等ピッチ)走行
し、前記と同様の釘打ちを行う。但し、枠材の等ピッチ
に満たない範囲で別のドグが検出されれば、そのドグの
指示に従う。
【0024】再度走行台5が前進して、等ピッチの釘打
ちを繰返す過程において、所定距離走行した位置でドグ
40Dが検出されると、上述した傾斜打ちが行われる。
これら傾斜打ちを含む等ピッチの釘打ちを繰返し、ドグ
40Aを再度検出すると、その枠材に対する釘打ちを終
了した後、釘打ちを一旦終了する。そして、釘打ち終了
を意味する前記ドグ40Aを検出した後、更に、走行台
5を前進し、ドグ40Bを検出すると、これ以上先に枠
材及び面材2がないことを確認し、走行台5は停止す
る。1回目の走行台5の前進走行ではドグ40Eは無視
される(ドグ40Eの存在は記憶する)。
【0025】この後、釘打ちヘッドNA,NBは左右両
端に離れ、走行台5の後退にともなって枠体1の前後方
向の枠材に面材2を張り付けていく。そして、釘打ちヘ
ッドNA,NBも原点位置に復帰し、この状態でも釘の
供給を受ける。この状態では、枠体1の前後及び左右方
向の枠材に釘打ちが終了している。次に、走行台5の2
回目の走行(前進)が開始される。これは、1回目の走
行で開口部の存在を示すドグ40Eを検出していた場合
にのみを行うものである。2回目の走行では、その他の
ドグは逆に無視される。ドグ40Eが検出された位置で
は以下の動作を行う。まず、釘打ちヘッドNBのみが移
動し、開口部を構成する左右向の枠材に対して釘を打
つ。釘打ちヘッドNAは停止している。そして、走行台
5を釘打ちヘッドNAが枠材から外れる僅かな距離だけ
前進させ、釘打ちヘッドNAと釘打ちヘッドNBとを枠
体左右中央に寄せていき、それぞれ、ヘッドに設けた内
側の面材検出センサ23Aで開口部を検出して停止す
る。そして、この状態のまま走行台5を前進させなが
ら、開口部を構成する前後方向の枠材に対して釘打ちを
行う。そのうち、面材検出センサ23Aが面材2を検出
すると、釘打ちヘッドNAと釘打ちヘッドNBは、左端
に移動し停止する。そして、釘打ちヘッドNAにより、
開口部を構成する前側の左右方向の枠材に釘を打つ。釘
打ちヘッドNBは釘打ち動作を行うことなく、釘打ちヘ
ッドNAを追跡し停止する。これが終了すると、釘打ち
ヘッドNAと釘打ちヘッドNBは原点に復帰し、枠体1
の全域に対して面材2の張り付けが完了する。
【0026】
【発明の効果】この発明の効果は以下に示すものであ
る。請求項1の発明の場合は、位置変更自在に設置され
るドグの位置に基づいて釘打ちものである為、パネルの
種類に応じて様々な釘打ちを容易に行うことができる。
つまり、プログラム変更等の煩雑な作業は必要ではな
い。請求項2の発明の場合、ドグは1本のレール部材に
設置され、ドグは下部に取り付けた凹状部と嵌合して位
置変更自在となっており、レールに対する位置変更がが
容易であり、しかも、上方から着脱自在である為、位置
変更だけではなく、ドグの取り外しや追加も容易であ
る。請求項3の発明の場合は、各ドグのプレート部の被
検出部を、被検出部それぞれの位置に配置した配置され
たドグ検出手段により検出するようにした為、複数のド
グ検出手段は、各被検出部を確実に検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】面材釘打ち装置の概略平面図である。
【図2】同装置の概略右側面図である。
【図3】同装置の概略正面図である。
【図4】釘打ちヘッドの釘貯留部と、釘供給装置の釘排
出機構との関係を示した図である。
【図5】釘打ちヘッドの釘切出機構を示した図である。
【図6】釘打ちヘッドとその移動機構を示した図であ
る。
【図7】ドグ及びドグ検出器の配置を示した配置図であ
る。
【図8】パネル及びそれにセットされるドグの配置図で
ある。
【図9】釘打ちヘッドの釘保持機構を示した図である。
【図10】釘打ちヘッドの揺動機構を示した図である。
【符号の説明】
1・・枠体、2・・面材、5・・走行台、6A,6B・
・ネイラ台車、NA,NB・・釘打ちヘッド、11・・
釘保持部材、14,36・・サーボモータ、21・・釘
打ち部、22・・釘貯留部、25・・回動部材、29・
・ストライカ部、30・・ヘッド揺動機構、31,32
・・シリンダ、40・・ドグ、53・・釘供給装置、N
A,NB・・釘打ちヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体上に面材を張り付ける面材釘打ち装
    置であって、走行台と、走行台に搭載された釘打ちヘッ
    ドと、前記走行台の走行方向に位置変更自在に設置され
    るドグと、前記走行台に取り付けられ、ドグを検出する
    ドグ検出手段とを備えた面材釘打ち装置。
  2. 【請求項2】 前記走行台の走行経路に沿って1本のレ
    ール部材を設け、前記ドグは前記レール部材に上方から
    嵌合する凹状部を有する請求項1記載の面材釘打ち装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ドグは、前記凹状部から延設される
    プレート部と、その先端に設けられる被検出部とを有
    し、前記プレート部の長さが異なる複数種類のドグを前
    記レール部材に設置し、前記ドグ検出手段は、各被検出
    部を検出する位置に複数配置されている請求項2記載の
    面材釘打ち装置。
JP7898296A 1996-04-01 1996-04-01 面材釘打ち装置 Pending JPH09267305A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102023105304A1 (de) 2023-03-03 2024-09-05 Weinmann Holzbausystemtechnik Gmbh Eintreibaggregat zum Eintreiben von Nägeln oder Klammern in ein Werkstück und Werkzeugmaschine mit einem Eintreibaggregat

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DE102023105304A1 (de) 2023-03-03 2024-09-05 Weinmann Holzbausystemtechnik Gmbh Eintreibaggregat zum Eintreiben von Nägeln oder Klammern in ein Werkstück und Werkzeugmaschine mit einem Eintreibaggregat

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