JPH09266775A - 海苔の脱水装置に使用する脱水器具及びそれに使用するマット部材 - Google Patents

海苔の脱水装置に使用する脱水器具及びそれに使用するマット部材

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JPH09266775A
JPH09266775A JP8103144A JP10314496A JPH09266775A JP H09266775 A JPH09266775 A JP H09266775A JP 8103144 A JP8103144 A JP 8103144A JP 10314496 A JP10314496 A JP 10314496A JP H09266775 A JPH09266775 A JP H09266775A
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JP
Japan
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water
sponge
absorbing
dehydrator
pressing base
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JP8103144A
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Hiroshi Iwamoto
博 岩本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乾燥海苔の製造において使用されている脱水器
具は、吸水スポンジが海苔の水分を吸収して重くなると
一部が垂れ下がり、海苔を擦り取ってしまうことがあっ
た。 【解決手段】脱水器具Kの押圧台1には貫通孔10が複
数形成してある。押圧台1の角部近くには係合部材13
が設けてある。押圧台1の下部には吸水スポンジ2が配
置される。吸水スポンジ2には貫通孔が形成してある。
吸水スポンジ2の下部には吸水スポンジ2を下側から包
む表面スポンジ3が備えてある。表面スポンジ3は吸水
スポンジ3の底面を被覆する被覆部30とこの被覆部3
0の縁部四方に設けてある第1の引っ張り片31aと第
2の引っ張り片31bとを備えている。これらは互いに
向かい合って形成された一対からなる。表面スポンジ3
は引っ張り片31を押圧台1の上側にくるように折り返
して面ファスナー4を掛け渡し引っ張り寄せて取り付け
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海苔の脱水装置に使
用する脱水器具及びそれに使用するマット部材に関する
ものである。更に詳しくは、押圧基体と別体に設けてあ
る吸水部材が水を吸い込んで重たくなっても、当該吸水
部材が実質的に垂れ下がることのない海苔の脱水装置に
使用する脱水器具及びそれに使用するマット部材に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及びその課題点】乾燥海苔は、抄き、脱
水、乾燥、剥ぎ、簀洗浄などの工程を経て製造さ
れている。このうちの脱水工程は、きめ細やかで艶のあ
る高品質の乾燥海苔を得るため、特に重要な工程とされ
ている。脱水工程においては脱水器具が使用されてい
る。この脱水器具は一般に、合成樹脂で形成された押圧
基体の底面に吸水スポンジが接着してあるものである。
この脱水器具を簀に抄きあげられた海苔に押圧すると、
吸水スポンジが海苔に含まれている水を吸い込むので、
これにより海苔は脱水される。
【0003】吸水スポンジは、上記に示すように海苔に
直接当接するため、海苔の微細片などが付着しやすく汚
れてしまいやすい。この吸水スポンジが汚れてしまうと
吸水作用が低下してしまい、品質の良好な海苔を製造す
ることができなくなる。そのため、吸水スポンジは定期
的に洗浄しなければならない。
【0004】しかし、上記に示す脱水器具は、押圧基体
と吸水スポンジが接着され一体となっているものである
ために、例えば一般の洗濯機などを使用して洗浄をする
ことはできず、この脱水器具の専用の洗浄装置が必要で
あった。この洗浄装置は、脱水器具を洗浄することだけ
しか使用用途がなく、高価でしかも広い設置スペースを
必要とするので、無駄の多いものであった。
【0005】そこで、吸水スポンジを押圧基体より離別
して別体にし、ゴム輪で前記押圧基体と一体にして使用
する脱水器具が提案された。この方法によると、上記洗
浄装置の問題は解決することができる。しかし、押圧基
体と吸水スポンジとが接着されていないために、海苔の
水分を吸い込んだ吸水スポンジは、使用するにつれて段
々と重たくなりその一部が垂れ下がってしまう。
【0006】ところで、脱水器具と簀に抄きあげられた
海苔との間は海苔製造装置の構造上僅かしか設けられて
いない。そのため、吸水スポンジが垂れ下がってしまう
と、簀が移動する際に、前記吸水スポンジが海苔をこさ
ぎとってしまうことがある。また、ゴム輪が切れて海苔
の中に異物として混入してしまったり、海苔にゴム輪の
形が形成されてしまったりもする。
【0007】本発明は、上記課題を解消するもので、押
圧基体と別体に設けてある吸水部材が水を吸い込んで重
たくなっても、当該吸水部材が実質的に垂れ下がること
のない海苔の脱水装置に使用する脱水器具及びそれに使
用するマット部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
は、海苔の脱水装置に使用する脱水器具であって、この
脱水器具は、脱水装置に取着される取着手段を備えた押
圧基体と、当該押圧基体と別体に設けてある吸水部材
と、当該吸水部材を包み込んで、前記吸水部材を上記押
圧基体の底面に密着させる透水性を有するマット部材
と、当該マット部材を上記押圧基体に取り付ける固定手
段と、を備えており、上記固定手段は、上記マット部材
の縁部を上記押圧基体の上側で引っ張り寄せ、上記マッ
ト部材の緊張力によって上記吸水部材を上記押圧基体の
底面に密着させるようにしたものであることを特徴とす
る、海苔の脱水装置に使用する脱水器具である。
【0009】第2の発明は、第1の発明に係る脱水器具
に使用するマット部材であって、このマット部材は、
押圧基体に密着される吸水部材の底面を被覆する被覆部
と、当該被覆部の縁部に設けてあり、固定手段を係止す
る引っ張り片と、を備えていることを特徴とする、海苔
の脱水装置に使用する脱水器具に使用するマット部材で
ある。
【0010】本発明でいうマット部材の材質は、海苔に
押し付けたときに海苔が付着しにくいようなものであれ
ば、特に限定するものではないが、例えば、弾性を有
し、多数の繊維が入りくんだへちまの繊維状に発泡形成
してあるポリウレタンが挙げられる。
【0011】
【作 用】マット部材の縁部を押圧基体の上側で引っ張
り寄せ、固定手段により当該マット部材を押圧基体に取
り付けることによって、吸水部材をマット部材の緊張力
によって押圧基体の底面に密着させることができる。従
って、吸水部材は、水を吸い込んで重たくなっても実質
的に垂れ下がることがなく、簀が移動する際に海苔と接
触することを防止でき、簀に抄きあげられた海苔を傷め
ることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は脱水器具を示す説明図、
図2は表面スポンジ及びこの表面スポンジを押圧台に固
定する面ファスナーを示す説明図、図3は図1に示す脱
水器具の分解斜視説明図である。符号Kは脱水器具を示
している。この脱水器具Kは押圧基体である合成樹脂製
の押圧台1を備えている。押圧台1には上下方向に貫通
した貫通孔10が任意の位置に複数個形成してある。ま
た、この押圧台1の上面には上方向に突出した平面視に
おいて略「X]状の補強材11と、複数の突出片12・
・・が形成してある。更に、押圧台1の角部近くには、
脱水器具Kを脱水装置に着脱自在に設けることができる
取着手段であるバネ鋼製の係合部材13・・・が備えて
ある。なお、この係合部材13は合成樹脂で形成されて
もよい。係合部材13には、海苔脱水装置の取り付け部
分における取着幅の調整をするための寸法調整孔130
が形成してある。係合部材13は押圧台1にボルトBに
よって取り付けてある。
【0013】上記押圧台1の下部には、この押圧台1の
底面に密着し、前記押圧台1と別体に設けてある吸水部
材である吸水スポンジ2が備えてある。この吸水スポン
ジ2の所要の箇所には上下方向に貫通した貫通孔20が
所要数形成してある。
【0014】上記吸水スポンジ2の下部には、この吸水
スポンジ2を包み込んで、前記吸水スポンジ2を上記押
圧台1の底面に密着させる透水性を有するマット部材で
ある表面スポンジ3が備えてある。この表面スポンジ3
は、弾性及び柔軟性などを有し、多数の繊維が入りくん
だへちまの繊維状に発泡形成してある。この表面スポン
ジ3は、上記吸水スポンジ3の底面を被覆する被覆部3
0と、この被覆部30の縁部に設けてあり、固定手段で
ある面ファスナー4を係止する第1の引っ張り片31a
及び第2の引っ張り片31bとを備えている。この第1
の引っ張り片31a及び第2の引っ張り片31bは表面
スポンジ3の四方に、互いに向かい合うように形成され
ている(図2参照)。本実施の形態においては、第1の
引っ張り片31aのほうが第2の引っ張り片31bより
大きく形成してある。
【0015】面ファスナー4の一方の面には、連続して
突出した微細なフック状またはきのこ状の係止体40が
多数形成されている。上記に示す表面スポンジ3は、第
1の引っ張り片31a及び第2の引っ張り片31bを押
圧台1の上側にくるように折り返して引っ張り寄せ、そ
の第1の引っ張り片31a間及び第2の引っ張り片31
b間に面ファスナー4を互いに掛け渡し、この面ファス
ナー4の係止体40が発泡形成された表面スポンジの表
面に係止することで取り付けてある。なお、図において
面ファスナー4の本数は4本であるがこれに限定するも
のではない。
【0016】吸水スポンジ2を汚れにくくするために、
吸水スポンジ2と表面スポンジ3との間に瀘過材を設け
ても良い。
【0017】(作 用)図1ないし図3を参照して本発
明の実施の形態の作用を説明する。表面スポンジ3に形
成してある第1の引っ張り片31a及び第2の引っ張り
片31bを折り返して押圧台1の上側で引っ張り寄せ、
面ファスナー4を前記引っ張り片31a間及び引っ張り
片31b間に掛け渡して係止し、この表面スポンジ3を
押圧台1に取り付けることによって、吸水スポンジ2を
表面スポンジ2の四方からの緊張力によって押圧台1の
底面に密着させることができる。従って、吸水スポンジ
2は水を吸い込んで重たくなっても実質的に垂れ下がる
ことがなく、簀が移動する際に海苔と接触することを防
止でき、簀に抄きあげられた海苔を傷めることがない。
【0018】吸水スポンジ2は押圧台1と別体に設けて
あるので、吸水スポンジ2の洗浄にあたって専用の洗浄
装置を必要としない。そのため、例えば通常家庭に設置
されている洗濯機などで吸水スポンジ2の洗浄をするこ
とができる。また、表面スポンジ3は押圧台1に面ファ
スナー4で係止してあるだけであるので、取り付け及び
取り外しが簡単である。
【0019】図4は図1に示す脱水器具を海苔脱水装置
に装着して、簀に抄きあげた海苔を脱水している状態を
示す説明図である。海苔脱水装置5には複数の脱水器具
Kが装着してある。この脱水器具Kを簀6に抄きあげた
海苔Nに押圧すると吸水スポンジ2が水分を吸い込み、
上記の海苔Nを脱水する。なお、本発明は図示の実施の
形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載
内において種々の変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。マット部材の縁部を押圧基体の上側で引っ張り寄
せ、固定手段により当該マット部材を押圧基体に取り付
けることによって、吸水部材をマット部材の緊張力によ
って押圧基体の底面に密着させることができる。従っ
て、吸水部材は水を吸い込んで重たくなっても実質的に
垂れ下がることがなく、簀が移動する際に海苔と接触す
ることを防止でき、簀に抄きあげられた海苔を傷めるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱水器具を示す説明図。
【図2】表面スポンジ及びこの表面スポンジを押圧台に
固定する面ファスナーを示す説明図。
【図3】図1に示す脱水器具の分解斜視説明図。
【図4】図1に示す脱水器具を海苔脱水装置に装着し
て、簀に抄きあげた海苔を脱水している状態を示す説明
図。
【符号の説明】
K 脱水器具 B ボルト N 海苔 1 押圧台 10 貫通孔 11 補強材 12 突出片 13 係合部材 130 調整孔 2 吸水スポンジ 20 貫通孔 3 表面スポンジ 30 被覆部 31a 第1の引っ張り片 31b 第2の引っ張り片 4 面ファスナー 40 係止体 5 海苔脱水装置 6 簀

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔の脱水装置に使用する脱水器具であ
    って、この脱水器具は、 脱水装置に取着される取着手段を備えた押圧基体と、 当該押圧基体と別体に設けてある吸水部材と、 当該吸水部材を包み込んで、前記吸水部材を上記押圧基
    体の底面に密着させる透水性を有するマット部材と、 当該マット部材を上記押圧基体に取り付ける固定手段
    と、を備えており、 上記固定手段は、 上記マット部材の縁部を上記押圧基体の上側で引っ張り
    寄せ、上記マット部材の緊張力によって上記吸水部材を
    上記押圧基体の底面に密着させるようにしたものである
    ことを特徴とする、 海苔の脱水装置に使用する脱水器具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の脱水器具に使用するマッ
    ト部材であって、このマット部材は、 押圧基体に密着される吸水部材の底面を被覆する被覆部
    と、 当該被覆部の縁部に設けてあり、固定手段を係止する引
    っ張り片と、を備えていることを特徴とする、 海苔の脱水装置に使用する脱水器具に使用するマット部
    材。
JP8103144A 1996-03-29 1996-03-29 海苔の脱水装置に使用する脱水器具及びそれに使用するマット部材 Pending JPH09266775A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160001846U (ko) * 2014-11-20 2016-05-31 (주)디지링크 일체형 탈수 및 흡습장치
WO2018110745A1 (ko) * 2016-12-16 2018-06-21 주식회사 신진기계 김 탈수기
CN113351161A (zh) * 2020-03-06 2021-09-07 河北汇亚花泥专用设备制造股份有限公司 一种碳分子筛用花泥基料制备系统及工艺

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CN113351161B (zh) * 2020-03-06 2022-10-04 河北汇亚花泥专用设备制造股份有限公司 一种碳分子筛用花泥基料制备系统及工艺

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