JPH09266666A - 昇圧回路とその制御回路 - Google Patents

昇圧回路とその制御回路

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JPH09266666A
JPH09266666A JP8074852A JP7485296A JPH09266666A JP H09266666 A JPH09266666 A JP H09266666A JP 8074852 A JP8074852 A JP 8074852A JP 7485296 A JP7485296 A JP 7485296A JP H09266666 A JPH09266666 A JP H09266666A
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JP
Japan
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transistor
circuit
switching transistor
turned
switching
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JP8074852A
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English (en)
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Koichi Yamazaki
浩一 山崎
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧回路の部品点数を減らし、電源効率を高
めたい。 【解決手段】 スイッチングの制御回路400と電圧の
変換回路500をもつ。制御回路は定電流オン型のトラ
ンジスタTr1と微分パルスオン型のトランジスタTr
2のプッシュプルで構成する。変換回路500は、NP
N型のスイッチングトランジスタTr3、コイルL1、
ダイオードD1、電解コンデンサC2で構成する。スイ
ッチングトランジスタTr3のオン期間をTn、オフ期
間をTfとすれば、出力電圧はVcc(Tn+Tf)/
Tfとなる。定電流オン型トランジスタTr1を微分パ
ルスオン型トランジスタよりも電源においたため、スイ
ッチングトランジスタTr3を直接駆動でき、PNPト
ランジスタがいらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇圧回路とその
制御回路に関する。この発明はとくに、NPN型のスイ
ッチングトランジスタがオンのときにインダクタンス素
子にエネルギーを蓄え、オフのときにこのエネルギーを
入力電圧に重畳して出力側に取り出す昇圧回路とその制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器用のスイッチング電源の沿革か
らいえば、昇圧回路よりも降圧回路のほうが先に広く用
いられるようになった。例えば、LCDパネル用にいっ
たん生成された12V等の電圧を降圧し、一般のIC用
の5Vを生成するDC/DCコンバータはその例であ
る。
【0003】図4はこうした従来の降圧回路の構成例を
示す図である。この構成はおおまかに、スイッチング動
作を制御する制御回路100と、実際に電圧変換を行う
変換回路200に分類される。制御回路100はトラン
ジスタTr21、トランジスタTr22、コンデンサC
10を含む。一方、変換回路200は、PNP型のスイ
ッチングトランジスタTr24、ダイオードD10、コ
イルL10、電解コンデンサC20からなる。
【0004】制御回路100のトランジスタTr21
は、コンデンサC10の右端に現れる微分パルスによっ
て瞬間的にオンする(以下このトランジスタを「微分パ
ルスオン型トランジスタ」ともいう)。一方、トランジ
スタTr22は、図示しない定電流回路の一部を構成
し、オンしたときには定電流を流す(以下、「定電流オ
ン型トランジスタ」ともいう)。トランジスタTr21
は、スイッチングトランジスタTr24をオンさせるべ
きときにオンし、逆にトランジスタTr22は、オフさ
せるべきときにオンする。従って、トランジスタTr2
1とTr22はプッシュプル回路を構成する。スイッチ
ングトランジスタTr24のオンオフ指示は、制御回路
100に入力される図示しないスイッチング指示信号
(以下単に「指示信号」という)によってなされる。
【0005】変換回路200は、電源電圧Vccをスイ
ッチングトランジスタTr24のオンオフ期間の割合に
従って降圧し、降圧後の電圧VoutがダイオードD1
0の負極に現れる。ここで、スイッチングトランジスタ
Tr24のオン期間をTon、オフ期間をToffとす
れば、VccとVoutは以下の関係にある。
【0006】 Vout=Vcc・Ton/(Toff+Ton) (式1) なお、スイッチングトランジスタにPNP型トランジス
タを使用するのは、Vccに対するVoutの電圧降下
がトランジスタの飽和電圧以内におさまるためである。
仮にNPN型を使えば、電圧降下はVBEと大きくなり、
電源効率が落ちる。また、スイッチングトランジスタT
r24をオンさせるために定電流オン型トランジスタT
r22を用いるのは、スイッチングトランジスタTr2
4に流れる電流を一定にすることにより、安定的な降圧
動作を保証するためである。一方、微分パルスオン型ト
ランジスタTr21を用いるのは、スイッチングトラン
ジスタTr24がオフするまでの所要時間を短縮するた
めである。これは、トランジスタが非飽和領域を通過す
る時間を短縮し、電源の効率を高めるためである。ま
た、微分パルスオン型トランジスタは自身のオン期間が
短いため、電力消費が最小限に留まる点も有利である。
以上が降圧回路の一例である。
【0007】しかしながら、ここ数年、パーソナル機器
の小型化、携帯化に伴い、一次電源として電池を使用す
る機器が増えている。こうした機器では、例えば一次側
の電源が3Vしかないにも拘らず、負荷回路に5V駆動
のICが存在するような場合がある。このため、昇圧回
路に対する要望が広がっている。
【0008】図5は従来の昇圧回路の構成例を示す図で
ある。この構成は既存の図4の降圧回路にならうもので
あり、制御回路100は同じである。変換回路300
も、構成部材とその配置は図4の変換回路200に近
く、以下の点で異なる。
【0009】1.変換回路300では、スイッチングト
ランジスタがNPN型のトランジスタTr23であり、
これがオンの間、コイルL11にエネルギーが蓄積され
る。これがオフすると、蓄積されたエネルギーが電源電
圧Vccに重畳し、Vccよりも高い電圧がダイオード
D11の負極に現れる。式1で用いたTon、Toff
により、VccとVoutは以下の関係となる。
【0010】 Vout=Vcc・(Ton+Toff)/Toff (式2) 2.図4のトランジスタTr24は図5にも存在する
が、このトランジスタはスイッチングトランジスタTr
23を動作させるためのインバータの役割をしている。
また、トランジスタTr23のベース電圧を確定するた
めに、抵抗R10が設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上、図5の構成によ
って昇圧動作が可能となる。その一方で、電子機器の電
池動作時間をさらに延ばしたいという要望は相変わらず
強い。本発明はこの要望に答えるためになされたもので
あり、その目的は、降圧回路をもとに昇圧回路を設計す
るという従来の開発とは異なる観点から、新たな昇圧回
路とその制御回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)この目的のために本発明の昇圧回路の制御回路
は、NPN型のスイッチングトランジスタがオンのとき
にインダクタンス素子にエネルギーを蓄え、オフのとき
にこのエネルギーを入力電圧に重畳して出力側に取り出
す昇圧回路を制御する回路であって、スイッチングトラ
ンジスタのオン、オフを指示する指示信号がオンを指示
するときにのみオンして定電流を流すNPN型の第一ト
ランジスタと、前記指示信号がオフを指示するときにの
み過渡的にオンするNPN型の第二トランジスタとを含
み、第一トランジスタのエミッタを第二トランジスタの
コレクタに接続してこれらのトランジスタをこの順に電
源と接地の間に配置し、第一トランジスタのエミッタを
直接スイッチングトランジスタのベースに接続してなる
ものである。
【0013】この構成によれば、定電流オン型トランジ
スタ(第一トランジスタ)と微分パルスオン型トランジ
スタ(第二トランジスタ)が従来一般的な制御回路とは
逆になっている。従って、変換回路でインバータとして
利用されたPNP型トランジスタが不要となる。
【0014】この構成では、指示信号がスイッチングト
ランジスタのオンを指示するとき、第一トランジスタが
オンする。第一トランジスタのエミッタはスイッチング
トランジスタのベースに接続されているため、第一トラ
ンジスタがオンすれば、スイッチングトランジスタもオ
ンする。一方、指示信号がオフを指示するときは、第一
トランジスタがオフするとともに、第二トランジスタが
過渡的にオンする。第二トランジスタがオンすると、ス
イッチングトランジスタのベースの電荷が引き抜かれる
ため、スイッチングトランジスタが急速にオフする。こ
の結果、スイッチング動作が実現する。
【0015】(2)一方、本発明の昇圧回路は、コレク
タが接地されたNPN型のスイッチングトランジスタ
と、スイッチングトランジスタのオン、オフを指示する
指示信号がオンを指示するときにのみオンして定電流を
流すNPN型の第一トランジスタと、コレクタが第一ト
ランジスタのエミッタおよびスイッチングトランジスタ
のベースに接続され、前記指示信号がオフを指示すると
きにのみ過渡的にオンするNPN型の第二トランジスタ
と、一端がスイッチングトランジスタのコレクタに接続
され、他端が電源に接続されるインダクタンス素子と、
正極がスイッチングトランジスタのコレクタに接続され
るダイオードと、一端が前記ダイオードの負極に接続さ
れ、他端が接地されるコンデンサとを含み、電源電圧を
昇圧し、これを前記ダイオードの負極にて取り出すもの
である。
【0016】この構成において、指示信号がオンを指示
したときにスイッチングトランジスタがオンし、オフを
指示したときにオフする点については、(1)同様の作
用で実現する。スイッチングトランジスタがオンしてい
るとき、インダクタンス素子にエネルギーが蓄えられ
る。スイッチングトランジスタがオフしたときは、電源
→インダクタンス素子→ダイオードの正極から負極→出
力の経路がスイッチングトランジスタと切り離されるた
め、出力側には電源電圧と蓄積されたエネルギーに起因
する電圧の和が現れる。この結果、昇圧が実現する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を説明す
る。図5に示す従来の昇圧回路は、図4に示す降圧回路
をもとに設計されていた。図4に示す降圧回路では、電
圧降下の問題から、スイッチングトランジスタとしてP
NPトランジスタを採用した。これがそのまま図5の昇
圧回路に残ったものである。しかしながら本実施形態で
は、このPNPトランジスタが図5においてもはや電圧
降下の問題になる個所にない点に注目し、別の回路構成
をとることにより、このPNPトランジスタを削除す
る。以下、本実施形態を適宜図面を参照しながら説明す
る。
【0018】図1は本実施形態に係る昇圧回路の構成図
である。この回路も大別して制御回路400と変換回路
500からなる。制御回路400は図5同様、定電流オ
ン型トランジスタと微分パルスオン型トランジスタから
構成されるが、これらの位置関係が逆になっている。す
なわち、電源に近い側に定電流オン型トランジスタであ
る第一のトランジスタTr1と、接地に近い側に微分パ
ルスオン型トランジスタである第二のトランジスタTr
2が設けられ、トランジスタTr2のベースに微分波形
を作るためのコンデンサC1が置かれている。これらの
トランジスタとしては、設計仕様を満たす程度に動作速
度が速く、かつ飽和電圧の低いものを選ぶ。また、コン
デンサC1の容量オーダは、例えば1000pFなどで
ある。
【0019】一方、変換回路500は、図5の変換回路
300からPNPトランジスタと抵抗R10を外した形
であり、スイッチングトランジスタが制御回路100か
ら直接駆動される。すなわち変換回路500は、コレク
タが接地されたNPN型のスイッチングトランジスタT
r3と、一端がこのトランジスタのコレクタに接続さ
れ、他端が電源に接続されるインダクタンス素子である
コイルL1と、正極がスイッチングトランジスタTr3
のコレクタに接続されるダイオードD1と、一端がダイ
オードD1の負極に接続され、他端が接地される電解コ
ンデンサC2を含み、電源電圧Vccを昇圧し、これが
ダイオードD1の負極から取り出される。これらのトラ
ンジスタの動作速度、飽和電圧にも上述同様の配慮をな
す。コイルL1のインダクタンスは、流すべき電流の大
きさと、許容できる電圧リップルを考慮して決めるもの
とし、例えば100μHなどとする。電源電圧Vccは
例えば3Vであり、Voutは3V〜数十V程度であ
る。負荷回路に流れる電流が設計上1Aであれば、ダイ
オードD1の電流能力は2Aなどとする。電解コンデン
サC2は、例えば100μF程度でよい。もちろん、こ
のコンデンサは電解コンデンサに限る必要はなく、それ
と同等の容量および耐圧をもつものであればよい。
【0020】この構成では、定電流オン型トランジスタ
と微分パルスオン型トランジスタの位置を逆にしたた
め、図5のPNP型トランジスタが削除されている。ま
た、この構成に含まれるトランジスタはすべてNPN型
であるため、一般に部品サイズや動作速度の面でPNP
型に比べて有利である。
【0021】以上の構成における動作を説明する。
【0022】まず、図示しないスイッチング指示信号が
スイッチングトランジスタTr3のオンを指示すると
き、トランジスタTr1がオンする。これに伴い、スイ
ッチングトランジスタTr3がオンする。このとき、コ
イルL1の両端に生じる電位によってコイルL1に電流
が流れ、この電流の2乗とコイルL1のインダクタンス
に比例するエネルギーが蓄積される。
【0023】一方、指示信号がオフを指示すると、トラ
ンジスタTr1がオフする。このとき逆にトランジスタ
Tr2が微分パルスに基づいて過渡的にオンする。この
結果、スイッチングトランジスタTr3のベースに貯ま
った電荷が急速に引き抜かれ、スイッチングトランジス
タTr3がオフする。こうして、スイッチング動作が実
現する。VoutとVccの関係は式2に示したとおり
である。
【0024】図2は、図1の昇圧回路の詳細な構成を示
す図で、定電流回路と微分パルス発生回路の構成例が描
かれている。スイッチング指示信号は同図中「CNT信
号」で示され、この信号がハイでスイッチングトランジ
スタのオン、ローでオフが指示される。定電流回路は、
カレントミラー回路を形成するトランジスタTr5〜8
とトランジスタTr1、および抵抗R1で構成され、C
NT信号がハイのときに、抵抗R1を流れる電流で決ま
る定電流がトランジスタTr1に流れる。
【0025】一方、微分パルス発生回路は、CNT信号
で制御されるトランジスタTr4、このトランジスタの
コレクタをプルアップする抵抗R2、同コレクタに一端
が接続されるコンデンサC1、その他端に負極が接続さ
れ、正極が接地されるダイオードD2で構成される。ト
ランジスタTr2のベースはダイオードD2の負極に接
続される。おおまかな動作を考える場合、CNT信号が
ローであればトランジスタTr4がオフし、図中のV1
とV2がハイとなり、トランジスタTr2がオンしてス
イッチングトランジスタTr3のオフが加速される。
【0026】図3はCNT信号の変化に伴う昇圧回路主
要部の電圧または電流波形図である。同図のV1は図2
のトランジスタTr4のコレクタ電圧、V2はトランジ
スタTr2のベース電圧、V3はスイッチングトランジ
スタTr3のベース電圧であり、i2、i3はそれぞれ
はトランジスタTr2、Tr3のベースに流れ込む電流
を示す。同図では、CNT信号のハイ期間とロー期間を
等しく設定しており、この場合、式2よりVoutは2
Vccとなる。まず、電圧V1〜3を中心に説明する。
【0027】同図の時刻t1において、CNT信号がハ
イロー変化を起こすと、トランジスタTr5がオフし、
トランジスタTr1もオフする。またt1では、トラン
ジスタTr4がオフし、V1は抵抗R2とコンデンサC
1で決まる時定数に従って徐々に上昇する。V2はV1
の変化に対して微分的に反応するため、t1で急激に上
昇する。この回路構成では、V2は0Vで止まる理由が
ないため、0Vよりも上がるものの、トランジスタTr
2のVBEにより、0.7Vで止まる。V2の上昇によっ
てトランジスタTr2がオンし、V3が降下するため、
スイッチングトランジスタTr3がオフする。
【0028】つづいて時刻t2においてCNT信号がハ
イになると、トランジスタTr4がオンし、V1が急激
にローに落ちる。この変化に呼応してV2も降下する。
V2は接地電圧0Vで止まる理由がないため0Vよりも
下がるが、ダイオードD2の存在により、−0.7Vで
止まる。V2の降下によってトランジスタTr2がオフ
し、V3がハイになる。これでスイッチングトランジス
タTr3がオンする。以降、t3から先も同じ動作の繰
り返しである。
【0029】電流i2、i3を考える。まずt1におい
てV2が上昇するため、i2が急激にトランジスタTr
2のベースに流れ込む。このためトランジスタTr2が
瞬間的にオンし、スイッチングトランジスタTr3のベ
ースから急激に電荷を引き抜く。これは、同図のi3が
瞬間的に大きな負の値をとることで示される。こうして
スイッチングトランジスタTr3のオフが高速化され、
非飽和領域に留まる時間が短縮される。
【0030】つづいてt2に至ったとき、トランジスタ
Tr1はオンに切り替わる。しかしi2がt1のときと
は逆方向に微分パルスとして流れるため、トランジスタ
Tr2が高速にオフし、トランジスタTr1、Tr2が
ともにオン状態の間電源から接地に貫通する電流が最小
限に抑えられる。
【0031】なお、CNT信号がハイの間はトランジス
タTr1がオンして定電流が流れ、一方トランジスタT
r2はオフしているため、i3が定電流となる。このた
め、変換回路500側に供給される電流が既知となり、
変換動作の安定化および回路の設計に好都合となる。
【0032】以上が本実施形態の構成および動作であ
る。なお、本実施形態については、定電流回路や微分パ
ルス発生回路の構成に相当の自由度がある点には注意す
べきである。また、本実施形態の昇圧回路は、その全部
または一部をICの全部または一部として集積すること
も可能である。IC化の例として、図2の制御回路40
0のうち、抵抗とコンデンサを除く部分を集積し、抵抗
とコンデンサは外付けとする方法がある。この方法をと
れば、設計に応じて抵抗とコンデンサを選択することが
でき、好都合である。
【0033】
【発明の効果】本発明の昇圧回路の制御回路では、定電
流オン型トランジスタと微分パルスオン型トランジスタ
を従来一般的なものと逆に配置したため、変換回路側に
PNPトランジスタを用いる必要がなくなる。このた
め、このトランジスタで消費される電力が節約でき、電
源効率が向上する。また、一般に部品サイズの大きなP
NPトランジスタが削除できることにより、通常はPN
Pトランジスタの製造を得意としない半導体製造技術上
も利益がある。
【0034】一方、本発明の昇圧回路は上記制御回路を
利用するものであり、電源効率、部品点数、集積性の諸
点で有利な回路を提供することができる。このため、各
種電子機器、特に携帯型のビデオカメラ、パーソナルコ
ンピュータ、オーディオ機器、表示機器等のDC/DC
コンバータやAC/DCコンバータ等、各種昇圧回路に
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る昇圧回路の構成図である。
【図2】 図1の昇圧回路の詳細な構成を示す図であ
る。
【図3】 CNT信号の変化に伴う昇圧回路主要部の電
圧または電流波形図である。
【図4】 従来の降圧回路の構成例を示す図である。
【図5】 従来の昇圧回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
Tr1,2,4〜8 トランジスタ、Tr3 スイッチ
ングトランジスタ、C1 コンデンサ、C2 電解コン
デンサ、L1 コイル、D1,2 ダイオード、R1,
2 抵抗、400 制御回路、500 変換回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NPN型のスイッチングトランジスタが
    オンのときにインダクタンス素子にエネルギーを蓄え、
    オフのときにこのエネルギーを入力電圧に重畳して出力
    側に取り出す昇圧回路を制御する回路であって、 スイッチングトランジスタのオン、オフを指示する指示
    信号がオンを指示するときにのみオンして定電流を流す
    NPN型の第一トランジスタと、 前記指示信号がオフを指示するときにのみ過渡的にオン
    するNPN型の第二トランジスタと、 を含み、第一トランジスタのエミッタを第二トランジス
    タのコレクタに接続してこれらのトランジスタをこの順
    に電源と接地の間に配置し、第一トランジスタのエミッ
    タを直接スイッチングトランジスタのベースに接続して
    なる制御回路。
  2. 【請求項2】 コレクタが接地されたNPN型のスイッ
    チングトランジスタと、 スイッチングトランジスタのオン、オフを指示する指示
    信号がオンを指示するときにのみオンして定電流を流す
    NPN型の第一トランジスタと、 コレクタが第一トランジスタのエミッタおよびスイッチ
    ングトランジスタのベースに接続され、前記指示信号が
    オフを指示するときにのみ過渡的にオンするNPN型の
    第二トランジスタと、 一端がスイッチングトランジスタのコレクタに接続さ
    れ、他端が電源に接続されるインダクタンス素子と、 正極がスイッチングトランジスタのコレクタに接続され
    るダイオードと、 一端が前記ダイオードの負極に接続され、他端が接地さ
    れるコンデンサと、 を含み、電源電圧を昇圧し、これを前記ダイオードの負
    極にて取り出すことを特徴とする昇圧回路。
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