JPH09266560A - 画像再生装置 - Google Patents

画像再生装置

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JPH09266560A
JPH09266560A JP8097568A JP9756896A JPH09266560A JP H09266560 A JPH09266560 A JP H09266560A JP 8097568 A JP8097568 A JP 8097568A JP 9756896 A JP9756896 A JP 9756896A JP H09266560 A JPH09266560 A JP H09266560A
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JP
Japan
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image
data
digest
frame
display
Prior art date
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JP8097568A
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English (en)
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Tomoyori Shimabukuro
朝順 島袋
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトCD等のように個々の原画像について
フル画像表示用とダイジェスト表示用の画像データを収
録した記録媒体を対象とした画像再生装置において、ダ
イジェスト表示モードでの画像の検索・選択を容易にす
る。 【解決手段】 リモコンユニット2でプレーヤ本体1をダ
イジェスト表示モードに設定し、フォトCD11から36
コマ分のダイジェスト画像データを読出してディスプレ
イ3にダイジェスト画面を表示させ、数値キーから画面
上の区分領域番号を指定してその番号に対応した画像を
囲む白枠を表示させる。また、誤入力等があった場合に
は上下左右キーの操作によって白枠を1区分領域単位で
指示方向へ移動させる。そして、拡大キーのON操作で
フォトCD11から白枠で囲んだダイジェスト画像に対応
したフル画像表示用データを読出してディスプレイ3に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトCD(Compa
ct Disc)等のように個々の画像についてフル画面表示用
画像データとフル画面用でないダイジェスト表示用画像
データを収録している記録媒体から画像データを読出し
て再生する画像再生装置に係り、特にダイジェスト表示
モードで所望の画像を検索して選択する場合における使
い勝手の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、銀塩写真技術と電子画像技術を融
合させた新しい画像処理システムとしてフォトCDのコ
ンセプトが提案され、現実に実施されつつある。そのフ
ォトCDは、通常の35ミリフィルムで撮影した銀塩写真
を2048×3072画素の解像度で走査して読取り、その読取
り画像データに対してデータマネージャーで濃度補正や
色補正等を行うと共に、独自のデータ圧縮方式で圧縮し
てCDに記録したものである。
【0003】そして、データ圧縮に際しては1コマ当た
り5種類の解像度を持つ画像を作成してそれぞれフォト
CDに記録するようになっており、各解像度に係る圧縮
データは2048×3072画素の印刷用・高精細画像出力用
と1024×1536画素のハイビジョン用と512×768画素
の一般テレビ用と256×384画素の低解像度ディスプレ
イ用と128×192画素のインデックス用になっている。
尚、及びについてはハフマン符号化による圧縮が行
われており、〜は復号化を簡素化するために色差信
号のみを圧縮してある。
【0004】前記のフォトCDは独自に開発されたフォ
トCDプレーヤーによってディスプレイの画面に表示再
生されるが、そのフォトCDプレーヤーは各種の機能を
有しており、例えば、フォトCDに収録されている画像
を一定時間ずつ正順又は逆順に順次自動再生するオート
プレイ機能や、番号を指定して所望の画像のみを再生さ
せるランダム・アクセス機能や、再生順序をセットして
おくことによりその順序に従って再生させるプログラミ
ング機能や、銀塩写真とディスプレイのアスペクト比が
異なることを考慮して画像を移動させて全体を見られる
ようにするスクロール機能や、画像の一部を選択して拡
大させる拡大機能や、画像全体を回転させる回転機能等
が設けられている。
【0005】それらの機能の内のランダム・アクセス機
能を用いる場合には画像番号を指定する必要があるが、
これは予めプリンタ(昇華型ディジタルサーマルプリン
タ)でインデックス用の画像データを番号と共に印刷し
ておき、その印刷された画像を見ながら番号指定を行う
ことになる。
【0006】一方、電子スチルカメラの分野では、イン
デックス用の画像データをフル画像データと共に記録媒
体へ記録しておき、画像再生に際してディスプレイ画面
を分割した態様で各インデックス用画像を表示させるこ
とにより、記録媒体に収録されている画像を確認できる
ようにした各種提案がなされている(特開平7-236109号,
特開平7-236110号)。従って、前記のフォトCDに対応
した画像再生装置においても、そのインデックス用画像
データを用いると、一般のテレビジョン受像機で16コ
マ[(512/128)×(384/192)=4×4]の画像をダイジェスト
画面として1画面に表示させることでき、更にそのイン
デックス用画像データの画素を均等に間引いて圧縮すれ
ば16コマ以上のダイジェスト画面を構成することも可
能である。そして、そのダイジェスト画面を見てどのよ
うな画像が収録されているかが確認できると共に、ダイ
ジェスト画面上での各画像の位置を数値キーから指定入
力してその指定に係る画像をフル画面で表示させるよう
な検索・選択表示方式を採用することもできる。しか
し、現在のところ、フォトCDの画像再生装置に関して
はそのような機能が付加されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォトCD
等のように個々の原画像について通常の高解像度画像デ
ータ(フル画面表示用画像データ)とダイジェスト用画像
データを収録した記録媒体を対象とした画像再生装置に
おいて、前記の検索・表示方式を採用した場合、ダイジ
ェスト画面上での所望の画像の位置を配列順序に対応し
た数値として確認し、その数値をキー入力することにな
るが、表示されているコマ数が多くなると誤った数値を
入力してしまうことがあり得る。その問題に対して、ダ
イジェスト画面の各画像の隅部に数値を表示させて各画
像と数値との対応関係を明確に確認させる方式も採用で
きるが、ダイジェスト画面上で区分された各画像の表示
領域は狭いために数値表示が各画像の内容の確認を妨げ
ることになり、表示されるコマ数が多い場合にはあまり
現実的な方式とはいえない。
【0008】また、ダイジェスト用画像データの内容が
異なったカテゴリーに分かれている場合に、ダイジェス
ト画面上に配列させるとほぼカテゴリー別に表示領域が
分かれた態様になるが、オペレータからみると、先ず所
望のカテゴリーの画像表示領域に注目し、その中から特
定の画像を選択するような手順を踏むようなことが多
い。例えば、各種の花を撮影した画像群と人物の動きを
連写撮影した画像群が1つのダイジェスト画面に配列さ
れた場合、各画像群がそのカテゴリー別に画面上の領域
を占めることになるが、取り敢えず一方の画像群に対応
した数値群を確認し、その中から所望の画像に対応した
数値を入力する手順を踏む。従って、カテゴリーの選択
から所望画像の選択に至る手順を画面上で視覚的に確認
しながら実行できるような方式が採用できれば、オペレ
ータにとって非常に便利である。
【0009】そこで、本発明は、フォトCD等を対象と
した画像再生装置において、ダイジェスト画面上での各
画像の選択を視覚的に確認しながら実行でき、またその
選択に誤りがあっても簡単に修正でき、更にダイジェス
ト画面上にカテゴリーが異なる画像群が表示されている
場合の画像選択手順も容易になる装置の構成を提供する
ことを目的として創作された。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、個々の原画像
データを圧縮して得られたディスプレイ画面全体に表示
させるための高解像度画像データとディスプレイ画面を
9分割以上に区分した各区分領域に表示させるためのダ
イジェスト用画像データを収録した記録媒体が装填さ
れ、通常表示モードでは、前記記録媒体から個々の高解
像度画像データを順次読出しながら復号してフレームバ
ッファに書込み、そのデータを読出してディスプレイ画
面全体に順次表示させ、ダイジェスト表示モードでは、
前記記録媒体から前記分割数のダイジェスト用画像デー
タを読出しながら復号してフレームバッファに書込み、
そのデータを読出してディスプレイ画面の各区分領域に
表示させて画像検索に供する画像再生装置において、前
記の単一区分領域の周縁部を画する枠を表示するための
枠データを生成する枠データ生成手段と、ディスプレイ
画面上の各区分領域の位置を指定する数値キーと前記枠
の上下方向への移動を指示する移動キーと検索画像を前
記通常表示モードで表示させるための実行キーを設けた
操作手段と、前記操作手段の数値キーによる指定入力に
基づいて前記枠データ生成手段が生成する枠データをそ
の入力数値で指定されたディスプレイ画面上の区分領域
に対応するフレームバッファ上の位置に書込み、前記操
作手段の移動キーによる指示入力に基づいて前記枠デー
タをフレームバッファ上でその指示方向へ1区分領域単
位相当分だけ移動させる枠位置制御手段を具備し、前記
ダイジェスト表示モードで、前記操作手段の数値キーと
移動キーを操作に基づいてディスプレイ画面上の所望の
画像を枠で画し、実行キーの操作により前記枠で画した
検索画像を通常表示モードで表示させることを特徴とし
た画像再生装置に係る。また、前記の発明において、ダ
イジェスト表示モードが設定された際に、記録媒体から
後記の画素間引き後の画像を1画面内に分割表示させる
ことが可能な数だけダイジェスト用画像データを読出し
て復号し、その復号後の画像データの画素を画素間引き
手段によって均等に間引いてフレームバッファへ書込
み、そのデータを読出して前記記録媒体のダイジェスト
用画像データに対応するディスプレイ画面の分割数より
大きい分割数で分割された各区分領域に各ダイジェスト
用画像を表示させることとし、また、枠データ生成手段
がその単一区分領域の周縁部を画する枠を表示するため
の枠データを生成するようにすれば、より多くのダイジ
ェスト用画像を1画面に表示させながら所望の画像を検
索・選択できる。
【0011】本発明によれば、ダイジェスト表示モード
において、操作手段の数値キーで枠を指定画像の位置へ
不連続的に移動・表示させ、また移動キーでその枠を上
下左右に1区分領域単位で移動させることができる。従
って、数値キーで指定した画像が実際に検索対象とした
画像か否かを視覚的に確認した上でその画像を通常表示
モードで表示させることができる。また、仮に数値キー
の入力に誤りがあって検索対象外の画像領域に枠が表示
されたとしても、数値キーの操作による誤りはディスプ
レイ画面上で上下又は左右方向に±1乃至±2程度であ
ることが殆どであり、枠の表示位置を視覚的に確認しな
がら移動キーで簡単に補正できる。
【0012】更に、ダイジェスト画面上でカテゴリーの
異なる画像群が分かれた態様で領域を占めている場合に
おいても、取り敢えず所望のカテゴリーの画像群が配列
されている領域に含まれるであろう凡その画像番号の数
値を数値キーで入力して枠をその領域に含まれている何
れかの画像位置へ表示させておき、その後に移動キーで
枠の位置を所望の画像位置へ調整するようにすれば、逐
一数値キーで指定する場合よりも迅速な検索・選択が可
能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の「画像再生装置」の
実施形態を図面を用いて詳細に説明する。先ず、図1は
フォトCDを対象とした画像再生装置(フォトCDプレ
ーヤ)のシステム回路図を示す。同図において、1はプレ
ーヤ本体、2はリモートコントロールユニット(以下、
「リモコンユニット」と略す)、3はモニタに相当するディ
スプレイである。尚、この実施形態ではリモートコント
ロール方式が採用されており、リモコンユニット2から
操作入力されて変調赤外光として送信される制御コマン
ドをプレーヤ本体1が受信し、その制御コマンドに基づ
いてプレーヤ本体1が制御されるようになっている。
【0014】ここで、プレーヤ本体1の回路構成は、フ
ォトCDを対象とする点では従来からのビデオCD再生
装置と異なるが、基本的構成はビデオCD再生装置とほ
ぼ同様であり、その基本動作は次のように説明される。
フォトCD11に記録された画像データは光ピックアップ
12で読取られ、その信号はRF増幅器13で増幅された
後、CDデコーダ/サーボ制御回路14へ入力される。C
Dデコーダ/サーボ制御回路14は、RF増幅器13から得
られるEFM(Eightto Fourteen Modulation)信号を復
調したり、サブコードデータを読込むと共に、サーボ回
路15へスピンドル回転速度や光ピックアップ12のトラッ
キング・フォーカスに係る制御信号を出力し、サーボ回
路15がスピンドルモータ16やトラッキング用モータ17の
回転制御とフォーカス制御を実行する。
【0015】マイクロコンピュータ回路(以下、「マイコ
ン回路」と略す)18は、フォトCD11のTOC(Table of
Contents)に相当する2秒00セクタから読出されたデ
ータを内蔵メモリに記憶すると共に、前記のサブコード
データを取込んでリモコンユニット2から受光部19と受
信I/F20を介して受信した制御コマンドに応じてCD
デコーダ/サーボ制御回路14を制御し、またステイタス
情報等をドライバ21を介して表示部22へ出力してその情
報を表示させる。更に、このマイコン回路18はリモコン
ユニット18からの指示を受けてディスプレイ3のON/
OFF制御も併せて実行する。
【0016】マイコン回路23は、後記のフォトCD-デ
コーダ24との間が、モード情報を伝送したりそのデコー
ダ24内のプログラム処理状況であるステイタス情報を得
たりするデータバスb2と、データのアドレス情報の授受
やデコーダ24を制御するための信号を伝送するデータバ
スb3と、フォトCD-デコーダ24へ入力するデータ列の
情報を得るためのデータバスb4で接続されていると共
に、前記のマイコン回路18との間が、前記の制御コマン
ドを受信したりステイタス情報を送信するためのデータ
バスb5で接続されており、フォトCD-デコーダ24を中
心としてシステム全体を制御する役割を果たす。
【0017】フォトCD-デコーダ24は、マイコン回路2
3と前記のデータバスb2〜b4で接続されていると共に、
CDデコーダ/サーボ制御回路14からデータバスb1を介
してフォトCD11から読出された圧縮画像データを取込
むようになっているが、動作制御プログラムを格納した
ROM25とフレームバッファに相当するDRAM26を備
えており、ROM25のプログラムに基づいてデータバス
b1から得られた圧縮画像データをフォトCD11のデータ
圧縮アルゴリズムに対応した復号アルゴリズムに従って
復号し、通常表示モードではその復号データを、ダイジ
ェスト表示モードではその復号データの画素を2/3に
均等間引きして一旦DRAM26へ書込み、それをデータ
バスb1'を介して後記のビデオ信号処理回路27へ出力す
ると共に、データバスb6を介して制御データも出力す
る。また、この実施形態のフォトCD-デコーダ24で
は、ROM25が白枠データを発生させるプログラムを格
納しており、リモコンユニット2からダイジェスト表示
モードが指定された場合に、DRAM26上に白枠データ
を書込み、後記の数値キーや「上下左右」キーの操作に伴
う制御コマンドに基づいてその白枠データを移動させる
機能も有している。
【0018】ビデオ信号処理回路27は、フォトCD-デ
コーダ24から受けた復号後の画像信号に含まれているR
GB信号や輝度信号及び色差信号をコンポジット信号に
変換して次のNTSC/PALエンコーダ28へ出力す
る。NTSC/PALエンコーダ28は、前記のコンポジ
ット信号をNTSC方式やPAL方式の画像信号に変換
してディスプレイ3へ出力する。
【0019】ところで、上記のように本実施形態ではリ
モコンユニット2でプレーヤ本体1を制御するようになっ
ている。このリモコンユニット2には、図1で示すよう
に、先画面/次画面を選択する「PREVIOUS」/「NEXT」キー
と、1〜9の数値キーと、ディスプレイのON/OFF
制御を行う「DISPLAY」キーと、数値キーの入力を確定さ
せる「GO KEY」キーと、プレーヤ本体1のON/OFF制御
を行う「POWER」キーと、フォトCD11がセットされるト
レイの開閉を制御する「OPEN」/「CLOSE」キーと、画像の
部分拡大を指示する「拡大」キーと、通常表示モードでの
画像の表示送りを指示する「PLAY」キーと、画像の回転を
指示する「回転」キーと、通常表示モードで表示送り動作
の停止を指示する「STOP」キーと、ダイジェスト表示モー
ドを設定するための「DIGEST」キーと、ダイジェスト表示
モードで1区分領域単位で白枠の表示を上下左右へ移動
させる「上下左右」キーと、銀塩写真から収録するフォト
CD11の画像とディスプレイ3のアスペクト比が異なる
ことを考慮して画像をスクロール調整させるためのスク
ロールキー(「上下左右」キーの下側に配置)が設けられて
いる。
【0020】次に、以上の構成からなる本実施形態のシ
ステムの動作を説明する。先ず、通常表示モードでは、
リモコンユニット2の「PLAY」キーがON操作されると、
受光部19と受信I/F20を介してその制御コマンドを受
けたマイコン回路18がCDデコーダ/サーボ制御回路14
へそのコマンドを通知し、サーボ回路15が制御されてフ
ォトCD11に収録されている一般テレビ用の圧縮画像デ
ータ(512×768画素)が1コマ分ずつ読出され、それがデ
ータバスb1を介してフォトCD-デコーダ24へ転送され
る。フォトCD-デコーダ24では転送された圧縮画像デ
ータを復号してそれを一旦DRAM26へ書込み、DRA
M26をフレームバッファとして用いながらその復号デー
タをビデオ信号処理回路27へ出力させる。その結果、フ
ォトCD11に収録されている各画像を数秒間隔で順次更
新しながらディスプレイ3の画面に表示させてゆくこと
ができる。
【0021】一方、ダイジェスト表示モードでは、図2
のフローチャートに示すような手順でダイジェスト画像
を表示して所望画像の検索と選択を可能にする。先ず、
リモコンユニット2の「DIGEST」キーがON操作されてる
と、前記と同様にマイコン回路18がCDデコーダ/サー
ボ制御回路14とマイコン回路23へそのコマンドを通知
し、プレーヤ本体1がダイジェスト表示モードに設定さ
れる(S1,S2)。
【0022】すると、サーボ回路15が制御されてフォト
CD11に収録されているダイジェスト用の各圧縮画像デ
ータ(128×192画素)が収録順序に従って順次36コマ分
だけフォトCD-デコーダ24へ読出され、フォトCD-デ
コーダ24は各圧縮画像データが読出される度にそのデー
タをフォトCD11のデータ圧縮アルゴリズムに対応した
復号アルゴリズムに従って復号し、更に復号されたデー
タの画素を2/3に均等間引きして一旦DRAM26に格
納する(S3,S4)。その結果、DRAM26に格納された3
6コマ分のダイジェスト用画像データは約512×768画素
分となり、36コマ分でディスプレイ3の1画面を構成
する画素数の画像データとなる。
【0023】次に、フォトCD-デコーダ24はDRAM2
6をフレームバッファとして格納された画像データを読
出し、ビデオ信号処理回路27とNTSC/PALエンコ
ーダ28によってディスプレイ3の画面に36コマ分のダ
イジェスト用画像を表示させる(S5)。また、フォトCD
-デコーダ24は単一のダイジェスト用画像が表示される
区分領域の周縁部を画する白枠データを生成させ、その
白枠データをディスプレイ3のダイジェスト用画像の左
上隅の表示領域に相当する番号(1)の区分領域に対応し
たDRAM26のアドレス領域へ書込む(S6)。従って、デ
ィスプレイ3の画面には、図3に示すように、各区分領
域(1)〜(36)に36コマ分の各ダイジェスト用画像が表
示されると共に、初期状態として区分領域(1)の周縁部
に白枠31が表示される。尚、各ダイジェスト用画像は約
85×128画素で構成されているため、解像度はかなり低
下するが、画像の内容を確認するには十分である。
【0024】ここで、オペレータはディスプレイ3の各
ダイジェスト用画面を見て所望の画像が表示されている
か否かを確認する。そして、所望の画像があることを確
認すると、その画像が表示されているディスプレイ画面
上での区分領域の配列番号を確認し、リモコンユニット
2の数値キーを操作してその番号に該当する数値Mを入
力し、その入力を確定させるために「GO KEY」をON操作
する(S7,S10,S11)。例えば、区分領域(8)を指定する場
合には8の数値キーと「GO KEY」キーを押し、区分領域(2
2)を指定する場合には2の数値キーを2回押して「GO KE
Y」キーを押すことになる。一方、今回読出されたダイジ
ェスト用の画像の中に所望の画像が存在しなかった場合
には、リモコンユニット2の「DIGEST」キーを再度ON操
作することで前記と同様にしてフォトCD11から次の3
6コマ分のダイジェスト用の画像データが読出され、前
記の手順S4〜S6が実行されてディスプレイ3に新たなダ
イジェスト画面が表示される。尚、フォトCD11に収録
可能な画像数は約100枚程度であるため、ダイジェス
ト画面を3回構成させれば、収録されている全ての画像
をダイジェスト画面で確認できる。
【0025】リモコンユニット2から前記入力に伴う制
御コマンドを受信したプレーヤ本体1では、その制御コ
マンドが受光部19→受信I/F20→マイコン回路18→マ
イコン回路23の経路を経てフォトCD-デコーダ24へ転
送される。フォトCD-デコーダ24では、その数値Mに
係る制御コマンドを受けると、DRAM26に書込まれて
いる白枠データをその初期位置からダイジェスト用画像
における配列番号(M)の区分領域に対応したDRAM26
のアドレス領域へ移動させる(S12)。その結果、ディス
プレイ3の画面では、図4に示すように、区分領域(1)の
周縁部に表示されていた白枠31が区分領域(M)の位置へ
移動する。尚、図4では数値Mが22であった場合を示
してある。
【0026】ところで、オペレータは図3のディスプレ
イ画面で所望の画像が表示されている区分領域の配列番
号を確認してリモコンユニット2から数値を入力してい
るが、同図に示すように36コマ分が1画面に表示され
ていると区分領域の配列番号を誤って確認することがあ
り、またキー操作を誤って入力ミスを犯す場合もある。
しかし、本実施形態ではディスプレイ画面において数値
キーで指定した区分領域に白枠31が移動し、それが所望
の画像を囲んでいるか否かを視覚的に確認できるため、
前記の誤りがあったことを容易に確認できる。例えば、
図4において、所望の画像が区分領域(29)に表示されて
いるにも関わらず数値キーで22を指定した場合には白
枠31が区分領域(22)に表示されている画像を囲むため、
画像と白枠31の位置関係から誤りを容易に確認できる。
【0027】そして、本実施形態では、前記のように誤
りがあった場合に、リモコンユニット2の「上下左右」キ
ーを操作してそれを簡単に修正できるようにしてある。
即ち、「上下左右」キーの何れかをON操作すると、前記
と同様にしてその指示制御コマンドを受信したフォトC
D-デコーダ24は、RAM26上の白枠データを指示方向
へ1区分領域分だけ移動させる(S13,S14)。従って、「上
下左右」キーを適宜ON操作してゆくことで、ディスプ
レイ画面上で白枠データを縦横に区分領域単位で移動さ
せることができ、前記の事例の場合には、白枠31が区分
領域(22)に表示されている状態で「右」キーと「下」キーを
それぞれ1回ずつON操作することで、図5に示すよう
に白枠31を区分領域(29)へ移動させて正しい指定状態が
得られる。
【0028】このようにして白枠31を移動させて正しい
指定状態が確認されると、オペレータはリモコンユニッ
ト2の「拡大」キーをON操作する(S15)。すると、その制
御コマンドを受信したプレーヤ本体1では、マイコン回
路18がサーボ制御回路14とマイコン回路23にその指示を
通知すると共に、マイコン回路23からフォトCD-デコ
ーダ24による白枠データの書込み状態を確認し、そのス
テイタス情報もサーボ制御回路14へ通知する。そして、
サーボ制御回路14は前記の通知情報に基づいて、その時
点で白枠31が囲んでいるダイジェスト用画像に対応した
通常表示用の画像データ(512×768画素)をフォトCD11
から読出させ、フォトCD-デコーダ24はRF増幅器13
からCDデコーダ14を介して得られる画像データを復号
してそのままDRAM26に格納させる(S16)。また、フ
ォトCD-デコーダ24はDRAM26に格納された画像デ
ータをビデオ信号処理回路27へ読出し、その画像をディ
スプレイ3に表示させる(S17)。従って、前記の事例で区
分領域(29)のダイジェスト用画像が指定された場合に
は、図6に示すように、それに対応した通常表示用画像
データに基づいた画像がディスプレイ2の画面全体に表
示され、その段階でプレーヤ本体1はダイジェスト表示
モードを抜ける(S18)。
【0029】本実施形態によれば、上記のように簡単な
操作で正確な画像の検索と選択を行えるが、例えば、図
7に示すようにダイジェスト表示モードで区分領域(1)
〜(14)と区分領域(15)〜(36)に表示された画像群のカテ
ゴリーが異なっている場合であって、区分領域(15)〜(3
6)の画像群に所望の画像が含まれる時には、取り敢えず
リモコンユニット2の数値キーで大きい数値を入力して
区分領域(15)〜(36)に白枠31を表示させ、その後に移動
キーで白枠31を所望画像の位置に調整することができる
という利便性も有している。
【0030】尚、本実施形態ではフォトCD11のダイジ
ェスト用画像データを復号すると共に画素を2/3に均
等間引きして合計36コマ分のダイジェスト画面を構成
するようにしているが、フォトCD11のダイジェスト用
画像データを復号したものをそのまま用いて16コマ分
のダイジェスト画面を構成させるようにしてもよい。そ
の場合には、ディスプレイ3に表示される各ダイジェス
ト用画像のサイズが大きくなるため、フォトCD-デコ
ーダ24が生成させる白枠データはそれに対応した大きさ
のものとされるだけであり、原理的には図2のフローチ
ャートで示される手順を実行させることにより、同様に
してダイジェスト画面での画像の検索と選択表示を行わ
せることができる。
【0031】また、本実施形態ではリモコンユニット2
からプレーヤ本体1を制御するようにしているが、プレ
ーヤ本体1にそのリモコンユニット2に相当する操作部を
設けておいてもよい。更に、本実施形態では白枠31を表
示させるようにしているが、その色彩は任意であり、フ
ォトCD-デコーダ24に特定の色彩の枠データを持たせ
ておけばよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の「画像再生装置」は、以上の構成
を有していることにより、次のような効果を奏する。フ
ォトCD等のように、個々の原画像データを圧縮した高
解像度画像データと共にそのダイジェスト用画像データ
を収録した記録媒体を対象とした画像再生装置におい
て、ダイジェスト版の多数コマの画像をディスプレイ画
面に表示させた状態で所望の画像を選択指定する際に、
操作手段から自由に移動させることができる枠でダイジ
ェスト用画像を囲んで選択してその画像を高解像度画像
データによってディスプレイ画面全体に表示させること
を可能にし、また枠の位置と所望のダイジェスト用画像
の位置が相違した場合に操作手段の移動キーで調整でき
るようにしたため、簡単な操作による迅速で確実な画像
の検索・選択を実現し、使い勝手に優れた画像再生装置
を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像再生装置(フォト
CDプレーヤ)のシステム回路図である。
【図2】ダイジェスト表示モードにおける画像再生装置
の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】ダイジェスト表示モードにおいて36コマ分の
ダイジェスト画像と初期位置に白枠が表示された段階で
のディスプレイ画面を示す図である。
【図4】ダイジェスト表示モードにおいて数値キーで区
分領域が指定されて白枠が移動した段階でのディスプレ
イ画面を示す図である。
【図5】ダイジェスト表示モードにおいて移動キーで白
枠が移動せしめられる状態のディスプレイ画面を示す図
である。
【図6】選択された画像が通常表示態様で表示された段
階でのディスプレイ画面を示す図である。
【図7】ダイジェスト表示モードで区分領域(1)〜(14)
と区分領域(15)〜(36)に表示された画像群のカテゴリー
が異なっている場合のディスプレイ画面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…フォトCDプレーヤ本体(画像再生装置)、2…リモコ
ンユニット(操作手段)、3…ディスプレイ、11…フォト
CD(記録媒体)、12…光ピックアップ、13…RF増幅
器、14…CDデコーダ/サーボ制御回路、15…サーボ回
路、16…スピンドルモータ、17…トラッキング用モー
タ、18,23…マイコン回路、19…受光部、20…受信I/
F、21…ドライバ、22…表示部、24…フォトCD-デコ
ーダ(枠データ生成手段,枠位置制御手段)、25…RO
M、26…DRAM(フレームバッファ)、27…ビデオ信号
処理回路、28…NTSC/PALエンコーダ、31…白
枠。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の原画像データを圧縮して得られた
    ディスプレイ画面全体に表示させるための高解像度画像
    データとディスプレイ画面を9分割以上に区分した各区
    分領域に表示させるためのダイジェスト用画像データを
    収録した記録媒体が装填され、通常表示モードでは、前
    記記録媒体から個々の高解像度画像データを順次読出し
    ながら復号してフレームバッファに書込み、そのデータ
    を読出してディスプレイ画面全体に順次表示させ、ダイ
    ジェスト表示モードでは、前記記録媒体から前記分割数
    のダイジェスト用画像データを読出しながら復号してフ
    レームバッファに書込み、そのデータを読出してディス
    プレイ画面の各区分領域に表示させて画像検索に供する
    画像再生装置において、前記の単一区分領域の周縁部を
    画する枠を表示するための枠データを生成する枠データ
    生成手段と、ディスプレイ画面上の各区分領域の位置を
    指定する数値キーと前記枠の上下方向への移動を指示す
    る移動キーと検索画像を前記通常表示モードで表示させ
    るための実行キーを設けた操作手段と、前記操作手段の
    数値キーによる指定入力に基づいて前記枠データ生成手
    段が生成する枠データをその入力数値で指定されたディ
    スプレイ画面上の区分領域に対応するフレームバッファ
    上の位置に書込み、前記操作手段の移動キーによる指示
    入力に基づいて前記枠データをフレームバッファ上でそ
    の指示方向へ1区分領域単位相当分だけ移動させる枠位
    置制御手段を具備し、前記ダイジェスト表示モードで、
    前記操作手段の数値キーと移動キーを操作に基づいてデ
    ィスプレイ画面上の所望の画像を枠で画し、実行キーの
    操作により前記枠で画した検索画像を通常表示モードで
    表示させることを特徴とした画像再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像再生装置において、ダイ
    ジェスト表示モードが設定された際に、記録媒体から後
    記の画素間引き後の画像を1画面内に分割表示させるこ
    とが可能な数だけダイジェスト用画像データを読出して
    復号し、その復号後の画像データの画素を画素間引き手
    段によって均等に間引いてフレームバッファへ書込み、
    そのデータを読出して前記記録媒体のダイジェスト用画
    像データに対応するディスプレイ画面の分割数より大き
    い分割数で分割された各区分領域に各ダイジェスト用画
    像を表示させることとし、また、枠データ生成手段がそ
    の単一区分領域の周縁部を画する枠を表示するための枠
    データを生成することとした画像再生装置。
JP8097568A 1996-03-27 1996-03-27 画像再生装置 Pending JPH09266560A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6961509B2 (en) 1998-01-16 2005-11-01 Hitachi, Ltd. Image apparatus with zoom-in magnifying function
US7607109B2 (en) 2003-06-20 2009-10-20 Canon Kabushiki Kaisha Image display method and program with limiting of range of candidate images for selection or with automatic rotation of slant-displayed image

Cited By (3)

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US7607109B2 (en) 2003-06-20 2009-10-20 Canon Kabushiki Kaisha Image display method and program with limiting of range of candidate images for selection or with automatic rotation of slant-displayed image
US7620910B2 (en) 2003-06-20 2009-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image display method and program with usage of numeric keys and cursor keys

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