JPH09265594A - 警報音響装置 - Google Patents

警報音響装置

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JPH09265594A
JPH09265594A JP7361896A JP7361896A JPH09265594A JP H09265594 A JPH09265594 A JP H09265594A JP 7361896 A JP7361896 A JP 7361896A JP 7361896 A JP7361896 A JP 7361896A JP H09265594 A JPH09265594 A JP H09265594A
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JP
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circuit
sound
pulse
ringing
alarm
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JP7361896A
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Inventor
Akira Kitajima
朗 北島
Yuki Furukawa
友樹 古川
Kaoru Tanabe
薫 田辺
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報音響装置において、難聴者など耳に障害
をもつ人や老人にも火災発生の警報状態を確実に報知す
る。 【解決手段】機器収容箱1に収納した地区音響装置の鳴
動表示回路により、音響警報の鳴動時に表示灯5を点滅
又は明滅させる。機器収容箱1の表示灯を兼用する代わ
りに専用の鳴動表示灯を設けて点滅又は明滅させてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災報知設備で使
用される地区音響装置などに使用する警報音響装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備の地区音響装置とし
ては、一般的にベルが使用されている。ベルは例えば受
信機に対してベル回線を介して接続され、受信機に感知
器回線を介して接続されている火災感知器が火災の発生
を感知して火災検出信号を受信機に出力する。受信機の
受信回路部は、火災感知器からの火災検出信号を受信し
て火災を判断すると、制御部に制御信号を送出してベル
回線を介して制御電圧を送ることでベルを鳴動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の地区音響装置にあっては、ベルが鳴動しても
難聴者など耳に障害をもつ人には聞こえない場合があっ
た。本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされ
たものであって、地区音響装置の鳴動時に、難聴者など
耳に障害がある人にも火災発生の警報状態を確実に報知
することができる警報音響装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、地区音響装置等による音響警報の際に、
装置自体又はその近傍に設けた表示灯を点滅又は明滅し
て、難聴者など耳に障害をもつ人や聞こえ難い老人など
にも、火災等の異常発生を確実に報知できるようにす
る。
【0005】まず本発明は、定常監視状態で点灯状態に
ある表示灯と、押釦操作時に火災信号を受信機側に送信
する発信機を設けた機器収容箱に収納される警報音響装
置を対象とする。この場合、警報音響装置は、音響警報
を発生する音響鳴動部と、受信機側から制御電圧(電源
電圧)を供給された際に、音響鳴動部を駆動する音響駆
動回路を備え、更に、音響駆動回路による鳴動時に機器
収容箱に設けている表示灯を点滅又は明滅させる鳴動表
示回路を設けたことを特徴とする。
【0006】例えば音響鳴動部としてパルス駆動により
鳴動される圧電振動子を使用している場合には、音響駆
動回路は圧電振動子をパルス駆動して鳴動させるパルス
発生回路を有し、このパルス発生回路のパルス出力信号
を鳴動表示回路に供給して機器収容箱に設けている表示
灯を点滅又は明滅させる。また音響鳴動部がベルの場合
には、音響駆動回路はベルに駆動電圧を供給して鳴動さ
せるベル駆動回路であり、更に、ベル駆動回路によるベ
ル鳴動時に電源供給を受けて動作するパルス発生回路を
有し、このパルス発生回路のパルス信号を鳴動表示回路
に供給して機器収容箱に設けている表示灯を点滅又は明
滅させる。
【0007】更に、機器収容箱に設けた表示灯に代えて
専用の鳴動表示灯を設け、この鳴動表示灯を鳴動表示回
路により鳴動時に点滅又は明滅させるようにしてもよ
い。一方、本発明は音響警報装置単体としても実現され
る。この場合には、音響鳴動部として圧電振動子が使用
され、このため単体としての警報音響装置には、パルス
信号を発生するパルス発生回路及びパルス発生回路のパ
ルス出力信号に基づいた駆動パルス電圧を圧電振動子に
供給して鳴動させる駆動回路に加え、表示灯と、パルス
発生回路のパルス出力信号に基づいて表示灯を点滅又は
明滅駆動させる鳴動表示回路が設けられ、これら圧電振
動子、パルス発生回路、駆動回路、表示灯及び鳴動表示
回路がケースに収容される。
【0008】ここで、ケースの全部または一部を光を透
過する材質で形成し、表示灯をケース内に設けることが
望ましい。このように、警報音響装置自体またはその近
傍に、警報音響装置の鳴動時に点滅又は明滅する表示灯
を設けたので、難聴者など耳に障害をもつ人や聞き取り
にくい老人等にも、火災等の異常発生に対する警報状態
を確実に報知することができ、信頼性と安全性を向上で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の地区音響装置を収
納した機器収容箱の正面図である。図1において、1は
機器収容箱であり、筐体2の開口面にカバー3を設けて
いる。カバー3の上部には赤色の表示灯5が取り付けら
れ、発信機の設置場所を知らせるため、定常監視状態に
おいて常時点灯するようにしている。カバー3の下部に
は発信機6が設けられ、火災発生時にはカバー付きの押
釦7aを押すことで、内蔵した押釦スイッチがオンし、
受信機側に対し火災信号を出力することができる。
【0010】表示灯5と発信機6の間には複数の音響穴
8が形成され、音響穴の裏側には本発明による地区音響
装置が設けられている。この地区音響装置は受信機側で
火災を判断した際の制御動作で駆動され、圧電振動子あ
るいはベルの鳴動で音響警報を出す。更に本発明の地区
音響装置にあっては、音響警報の際に、機器収容箱1に
設けている表示灯5の点滅または明滅により、音響鳴動
による警報状態を視覚的に報知できるようにしている。
【0011】図2は図1の機器収容箱に収納された各回
路部のブロック図であり、地区音響装置の音響鳴動部と
して圧電振動子を用いた場合を例にとっている。図2に
おいて、機器収容箱1内には表示灯回路9、地区音響装
置11、及び発信機6が設けられる。表示灯回路9には
電源回路12が設けられ、電源回路12の出力ラインに
電流制限用の抵抗Rを介してLEDを用いた表示灯5を
接続している。電源回路12に対しては受信機からの電
源線16a,16bが接続され、常時、規定の電源電圧
が供給され、定常監視状態で表示灯5を点灯させてい
る。
【0012】地区音響装置11は、電源回路19、パル
ス発生回路18A、圧電振動子駆動回路20A、及び圧
電振動子10、更に鳴動表示回路21Aで構成される。
地区音響装置11に対しては、受信機側より制御線22
a,22bが接続される。制御線22a,22bに対し
ては、受信機側で火災検出などにより地区音響鳴動動作
を行ったときに、制御電圧としての動作電圧例えば24
Vを供給してくる。
【0013】この動作電圧は電源回路19に与えられ、
圧電振動子駆動回路20Aに対する電源電圧Vcc1及
びパルス発生回路18Aに対する電源電圧Vcc2を供
給することで、圧電振動子10の鳴動による音響警報を
行う。電源回路19としては、制御線22a,22bの
端子接続を無極性化するためのダイオードブリッジ、及
び規定の電源電圧Vcc1,Vcc2を供給するための
電圧変換回路などを備えている。
【0014】パルス発生回路18Aは、制御線22a,
22bによる動作電圧の供給を受けたときの電源回路1
9による電源電圧Vcc2、例えばVcc2=5Vの供
給を受けて動作し、圧電振動子10を駆動するためのパ
ルス信号を出力する。パルス発生回路18Aからのパル
ス信号は圧電振動子駆動回路20Aに与えられ、このパ
ルス信号に基づいた駆動パルス電圧を圧電振動子10に
印加して鳴動させる。
【0015】鳴動表示回路21Aは、表示灯回路9に設
けている表示灯5を鳴動表示灯として兼用する。即ち、
表示灯回路9の電源回路12に電流制限用の抵抗Rを介
して一端を接続している表示灯5の他端を接続し、定常
監視状態にあっては、表示灯5の接続ラインを接地接続
して電源回路12からの電源供給で表示灯5を常時点灯
させ、地区音響装置11の鳴動時にはパルス発生回路1
8Aからのパルス信号に基づいて、表示灯5の接続ライ
ンの接地接続をオンオフすることで、表示灯5を点滅さ
せる。
【0016】機器収容箱1に設けられた発信機6は、受
信機からの電源兼用信号線28a,28bを接続した発
信機回路30を有し、発信機回路30に対し押釦スイッ
チ7を設けており、押釦スイッチ7のオン操作により電
源兼用信号線28a,28bに発報電流を流して火災信
号を、また発信機線31を介して発信機信号を受信機側
に出力するようにしている。
【0017】次に図2の実施形態の動作を説明する。定
常監視状態にあっては、受信機側の電源線16a,16
bにより、表示灯回路9に対し規定の電源電圧の供給が
行われており、電源回路12から抵抗Rを介して表示灯
5に規定の動作電圧が印加されている。このとき地区音
響装置11にあっては、制御線22a,22bへは動作
電圧は供給されてないことから、パルス発生回路18A
のパルス信号の出力は停止している。
【0018】鳴動表示回路21Aは表示灯5を介して表
示灯回路9の電源回路12より供給される電源供給を受
けて、接続ラインをトランジスタのスイッチングにより
オンして接地接続しており、このため表示灯5に電源回
路12より常時駆動電流が流れることで点灯状態となっ
ている。一方、受信機側で火災判断が行われると、制御
線22a,22bに例えば24Vの動作電圧が供給さ
れ、地区音響装置11が動作状態となる。即ち、電源回
路19より規定の電源電圧Vcc1,Vcc2が出力さ
れ、パルス発生回路18A及び圧電振動子駆動回路20
Aが動作状態となり、パルス発生回路18Aからのパル
ス信号に基づいた圧電振動子駆動回路20Aの圧電振動
子10に対する駆動パルス電圧の供給で圧電振動子10
の鳴動を行う。圧電振動子10は電極間に誘電体を挟ん
だ構造であり、この電極に駆動パルス電圧が印加される
ときの機械的な歪みの発生を利用して音を出す。
【0019】パルス発生回路18Aからのパルス信号は
同時に鳴動表示回路21に出力され、表示灯5の接続ラ
インに設けているトランジスタなどのスイッチング素子
をパルス信号によりオンオフする。このため表示灯5が
点滅し、地区音響警報が行われていることを視覚的に報
知する。このように地区音響装置11の鳴動時に連動し
て表示灯5が点滅するため、難聴者などの耳に障害のあ
る人や老人であっても、地区音響装置11の鳴動による
警報状態を確実に知ることができる。
【0020】図3は、図1の地区音響装置1に設けたパ
ルス発生回路18A、圧電振動子駆動回路20A及び鳴
動表示回路21Aの具体的実施形態の回路図である。図
3において、パルス発生回路18Aは波形発生回路35
と可変周波数回路36で構成され、両者をトランジスタ
回路37で接続している。波形発生回路35は、コンパ
レータ38を有する。コンパレータ38の+入力端子に
対しては、抵抗R1,R2の分圧による基準電圧Vrが
印加され、同時に出力から帰還抵抗R3を接続してい
る。
【0021】コンパレータ38の−入力端子には、コン
パレータ38の出力に接続した抵抗R4とコンデンサC
11の積分回路(充放電回路)におけるコンデンサC1
1の端子電圧が、抵抗R5を介して入力接続されてい
る。更に抵抗R4と並列に抵抗R6とダイオードD11
の直列回路を接続している。抵抗R6とダイオードD1
1の直列回路は、コンパレータ38の出力がHレベルと
なった際にコンデンサC11を急速充電するための急速
充電回路を構成している。これに対し抵抗R4は、コン
パレータ38の出力がHレベルからLレベルに反転した
際のコンデンサC11の充電電圧を抵抗R4とコンデン
サC11で決まる時定数に従って緩やかに放電するため
の緩速放電回路を構成している。
【0022】波形発生回路35の動作は、電源電圧Vcc
2が印加されると、最初、コンデンサC11は放電状態
にあり、コンパレータ38の+入力端子に対する基準電
圧Vrが大きいことからコンパレータ38はHレベル出
力となっている。このコンパレータ38からHレベルが
出力されると、帰還抵抗R3によって基準電圧Vrが若
干高いレベルに設定される。また、コンデンサC11は
抵抗R6及びダイオードD11を介して急速に充電され
る。
【0023】コンデンサC11の充電電圧が若干高いレ
ベルに設定された基準電圧Vrに達すると、コンパレー
タ38の出力がLレベルに反転する。このLレベルへの
出力反転に伴い、帰還抵抗R3を介してコンパレータ3
8の+入力端子に対する入力レベルは基準電圧Vrより
若干低めのレベルに引き込まれる。このためコンパレー
タ38の出力は、図(A)のように変化する。
【0024】コンパレータ38のLレベル出力の状態に
あっては、コンデンサC11の充電電圧が抵抗R4を介
して所定の時定数で放電され、略直線的に減少する。コ
ンデンサC11の充電電圧が帰還抵抗R3により引き込
まれているコンパレータ38の+入力端子の電圧を下回
ると、コンパレータ38は再びHレベルに反転し、コン
デンサC11は抵抗R6及びダイオードD11を介して
急速充電を行う。
【0025】波形発生回路35の出力はコンデンサC1
1の充放電電圧であり、その波形は図4(B)のよう
に、急速充電でVL からVH に増加し、その後にゆっく
りとVH からVL に低下する波形となる。次に図3の可
変周波数回路36を説明する。可変周波数回路36はコ
ンパレータ39を有する。コンパレータ39の+入力端
子には、抵抗R9,R10による分圧電圧によるバイア
スが行われ、更にトランジスタ回路37に設けたPNP
トランジスタQ3のエミッタが抵抗R8を介して接続さ
れる。PNPトランジスタQ3のベースには、波形発生
回路35の出力となるコンデンサC11側が接続され
る。
【0026】可変周波数回路36のコンパレータ39の
−入力端子には、コンパレータ出力に対し抵抗R12と
コンデンサC12を直列接続した積分回路におけるコン
デンサC12の端子電圧が入力接続される。更にコンパ
レータ39の+入力端子に対しては、コンパレータ出力
より帰還抵抗R11が接続され、更にコンパレータ出力
には電源ラインより負荷抵抗R13を接続している。
【0027】可変周波数回路36の動作は、電源電圧V
cc2が供給された状態で波形発生回路35よりトランジ
スタ回路37のPNPトランジスタQ3を介して、図4
(B)のような波形信号が入力信号Vinとして入力され
る。この入力信号Vinは、図4(B)のように一定周期
T1で直線的に変化しており、このことはコンパレータ
39の+入力端子に対する基準電圧が時間的に変化する
ことを意味する。
【0028】ここで、波形発生回路35に設けた積分回
路の抵抗R4とコンデンサC11で決まる時定数τ1に
対し、可変周波数回路36に設けた積分回路の抵抗R1
2とコンデンサC12による時定数τ2を十分小さくし
ている。このため、コンパレータ39の+入力端子に対
する図4(B)の波形信号Vinの時間的な変化に対し、
コンパレータ39のHレベル出力とLレベル出力に応じ
た抵抗R12を介したコンデンサC12の充電と放電に
より、図4(C)のように、コンパレータ39は波形信
号Vinの減少に応じて周期が連続的に短くなるパルス
列、即ち周期T1に亘って低い周波数から高い周波数に
連続的に変化するパルス列を、出力信号Vout として出
力する。
【0029】ここで、波形発生回路35に設けた積分回
路の抵抗R4とコンデンサC11で決まる時定数τ1に
対し、可変周波数回路36に設けた積分回路の抵抗R1
2とコンデンサC12による時定数τ2は十分小さい。
例えば波形発生回路35の波形信号の周期T1は例えば
0.1〜3秒と十分に長く、周波数的には10Hz以下
となる。これに対し可変周波数回路36の時定数τ2で
決まる可変周波数のパルス列は、例えば数百Hzから5
kHzといった周波数範囲をもつ。
【0030】本発明の地区音響装置に設けている鳴動表
示回路21は、トランジスタQ4を有し、トランジスタ
Q4のコレクタを表示灯回路9の表示灯5に接続してい
る。トランジスタQ4は、表示灯5を経由して表示灯回
路9側より供給される電源電圧でバイアスされる抵抗R
15,R16の直列回路をベース側に設けている。また
トランジスタQ4のベースには、抵抗R14を介して波
形発生回路35に設けているコンパレータ38の出力が
接続される。
【0031】この鳴動表示回路21は、定常監視状態に
あっては、地区音響駆動装置側のパルス発生回路18は
非動作状態であり、波形発生回路35のコンパレータ3
8からの入力ラインはゼロボルトにある。このため表示
灯5を経由して供給される電源電圧を受けた抵抗R1
5,R16によるバイアスでトランジスタQ4をオン
し、表示灯5に駆動電流を流して常時点灯としている。
【0032】受信機側から地区音響装置に対する制御電
圧が印加された際には、電源回路19からの電源電圧V
cc2を受けてパルス発生回路18Aが動作状態となり、
波形発生回路35のコンパレータ38の出力が図4
(A)のように一定周期T1で変化する。このため、コ
ンパレータ38の出力がHレベルのとき鳴動表示回路2
1AのトランジスタQ4はオンして表示灯5を点灯し、
次のコンパレータ38の出力がLレベルとなっていると
きにはトランジスタQ4のベースのゼロボルトへの引き
込みでオフし、表示灯5も消灯する。これによって表示
灯5の点滅が行われる。
【0033】尚、鳴動表示回路21AのトランジスタQ
4は図4(A)のコンパレータ38の出力で直接オンオ
フ駆動されているが、このコンパレータ38の出力を反
転した信号で駆動することで、表示灯5の点灯デューテ
ィを長くするようにしてもよい。もちろん、図4(A)
のコンパレータ38のHレベルとLレベルのタイミング
関係は、波形発生回路35における充電時定数と放電時
定数を適宜に決めることで自由に設定でき、表示灯5の
点滅が明確に分かるような関係に設定する。
【0034】次に図3の圧電振動子駆動回路20Aを説
明する。まずパルス発生回路18Aからの入力パルス電
圧Vout は、入力トランジスタQ1のベースに与えられ
ている。入力トランジスタQ1のコレクタは出力トラン
ジスタQ2のベースに接続され、エミッタは接地接続さ
れている。出力トランジスタQ2は、コレクタを電源回
路2からの電源ラインに接続している。なお、電源ライ
ンにはダイオードD3と電源電圧保持用コンデンサC2
が設けられている。
【0035】出力トランジスタQ2のエミッタは、圧電
振動子10の一方の端子に接続される。電源回路2から
の電源ライン、即ち出力トランジスタQ2のコレクタ側
と圧電振動子10を接続したエミッタの間には、ダイオ
ードD1とコンデンサC1の直列回路が接続される。こ
の直列回路におけるダイオードD1とコンデンサC1の
接続点は、抵抗R0を介して出力トランジスタQ2のベ
ース、即ち入力トランジスタQ1のコレクタに接続され
ている。
【0036】更に、出力トランジスタQ2のベースと接
地間にはツェナダイオードZDが接続され、また出力ト
ランジスタQ2のエミッタから入力トランジスタQ1の
コレクタに向けてダイオードD2を接続している。図5
は図4の圧電振動子駆動回路20Aの基本回路の部分を
取り出して示したもので、電源ラインのダイオードD3
と電源保持用コンデンサC2、入力トランジスタQ1と
出力トランジスタQ2の間に設けているツェナダイオー
ドZD及びダイオードD2を除いた回路が本発明の圧電
振動子駆動回路20Aの基本回路20aを構成してい
る。
【0037】図5の基本回路20aにおいて、ダイオー
ドD1とコンデンサC1の直列回路の接続点の電圧をV
a、出力トランジスタQ2のベース部分の電圧をVb、
入力トランジスタQ1に対する入力パルス電圧をVout
、圧電振動子10に対する出力トランジスタQ2の駆
動出力電圧をVo とすると、各電圧は図6(A)〜
(D)のようになる。なお図6(E)は、受信機から制
御線22a,22bを介して供給される電源電圧Vccで
ある。
【0038】図6(E)のように、電源電圧Vccが受信
機から制御線22a,22bによる駆動電圧の供給を受
けてVcc=24Vに立ち上がると、電源回路19、パル
ス発生回路18A及び圧電振動子駆動回路20Aがそれ
ぞれ動作状態となり、図5の基本回路20aにおける入
力トランジスタQ1に図6(A)のパルス電圧Voutが
入力する。
【0039】入力トランジスタQ1は、入力パルス電圧
Vout がHレベルのときオンし、Lレベルのときオフと
なる。入力パルス電圧Vout がHレベルとなることで入
力トランジスタQ1がオンすると、出力トランジスタQ
2のベースが0ボルトに引き込まれ、出力トランジスタ
Q2はカットオフ状態に置かれる。この出力トランジス
タQ2のオフ状態では、コンデンサC1がダイオードD
1を介して電源+Vccにより速やかに充電され、図6
(B)のようにコンデンサC1側の電圧Vaは電源電圧
Vccに立ち上がる。このコンデンサC1の充電に伴い、
圧電振動子10に加わる出力電圧Vo はコンデンサC1
の充電に応じて減少する変化となる。
【0040】次に、入力パルス電圧Vout がLレベルに
なると、入力トランジスタQ1がオフし、出力トランジ
スタQ2がオンになる。このとき出力トランジスタQ2
には、入力トランジスタQ1をオンした際に充電したコ
ンデンサC1の充電電圧Vccを電源として抵抗R0を介
してベース電流Ibが流れ、これによりトランジスタQ
2のオン状態が維持される。
【0041】同時に電源ラインより電源電圧+Vccが、
オン状態にあるトランジスタQ2を介して圧電振動子1
0に出力電圧Vo として印加される。このためコンデン
サC1の端子電圧Vaは、図6(B)のようにコンデン
サCの充電電圧と電源電圧を合わせた2Vccに上昇す
る。このときトランジスタQ2のベースに加わる電圧V
bは、図6(D)のように、電源電圧Vccを僅かに上回
ったベース電圧となり、また、この電圧Vbより出力ト
ランジスタQ2のベース、エミッタ間の電圧降下分約
0.6Vだけ低い電圧が圧電振動子10に加わる電源電
圧Vccにほぼ一致した出力電圧Vo となる(図6
(C))。
【0042】図7は、図5において入力パルス電圧Vou
t がHレベルとなってトランジスタQ1がオン、トラン
ジスタQ2がオフしたときの、図5についての等価回路
であり、トランジスタQ2はオフであることから、図5
の回路から除いた状態で動作する回路部のみを示してい
る。即ち、入力パルス電圧Vout がHレベルとなって入
力トランジスタQ1がオンすることで、出力トランジス
タQ2はカットオフ状態に置かれ、電気的には存在しな
いことになることから、トランジスタQ2側に設けてい
るダイオードD1を介してコンデンサC1が急速充電さ
れ、図6から明らかなように、2パルス目以降はこのタ
イミングで圧電振動子10に加わる出力電圧Vo はゼロ
ボルトとなる。また、入力トランジスタQ1がオンする
ことで、ダイオードD1、抵抗R0、入力トランジスタ
Q1を介して電流が流れる。この電流値は、抵抗R0の
値によって決定される。
【0043】図8は、図5で入力パルス電圧Vout がL
レベルとなり、図5のトランジスタQ1がオフ、トラン
ジスタQ2がオンしたときの等価回路を、オフ状態にあ
るトランジスタQ1を除いた電気的に有効な回路部のみ
として示している。このようにトランジスタQ2がオン
のときにはダイオードD1の両端電圧は同じになること
から、見掛け上、ダイオードD1が存在しないこととな
り、コンデンサC1の充電電圧が電源となって抵抗R0
を介してトランジスタQ2にベース電流Ibを流す。
【0044】そして、トランジスタQ2のオンにより電
源ラインの電源電圧+Vccがエミッタに加わることか
ら、電圧Vaは2Vccに上昇する。この図8の出力トラ
ンジスタQ2のオン状態で圧電振動子10に電源電圧V
ccと同じ出力電圧Vo を印加するための抵抗R0は、次
のように決められる。いま圧電振動子10の抵抗分を
r、トランジスタQ2の直流電流増幅率をhfeとする
と、電源電圧Vccによって流れるコレクタ電流Icとの
間には次の関係がある。
【0045】 Ic=Vcc/r=Ib×hfe=(Vcc/R)×hfe (1) ここで圧電振動子10の抵抗分rとトランジスタQ2の
ベース側の抵抗R0の関係を取り出すと、次式のように
なる。 Vcc/r=(Vcc/R)×hfe (2) したがって、圧電振動子10の抵抗分rと抵抗R0の間
には r×hfe=R (3) の関係が成立する。したがって、トランジスタQ2をオ
ンした際に圧電振動子10に印加する出力電圧Vo を電
源電圧Vccとするためには r×hfe>R (4) とする条件を満足するように抵抗R0の値を決めればよ
い。
【0046】このような(4)式の関係を基に圧電振動
子10の抵抗分rに対する抵抗R0の値を決めること
で、図6に示したように、入力パルス電圧Vout による
入力トランジスタQ1のオン、オフに対応した出力トラ
ンジスタQ2の逆のオフ、オンで、出力トランジスタQ
2のオンのタイミングについて圧電振動子10に対し電
源電圧+Vccとほぼ同じ出力電圧Vo を印加して鳴動す
ることができる。
【0047】このため受信機から制御線22a,22b
で供給した駆動電圧例えばDC24Vがそのまま圧電振
動子10の駆動電圧として損失なく印加することがで
き、電源電圧Vccをほぼ100%利用した圧電振動子1
0の駆動が実現できる。また、抵抗R0の値を、(4)
式の条件を満足する範囲内で大きな値を設定できるた
め、入力トランジスタQ1のオン時の消費電流を低減す
ることができる。例えば、抵抗R0の値としては数十k
Ω以上のものを設定できる。
【0048】尚、図2の地区音響装置11に設けたパル
ス発生回路18Aは、図3の実施形態に限定されず、適
宜のパルス発生回路を用いることができる。例えばパル
ス発信器で圧電振動子10を駆動するためのパルス信号
を発振し、この発振信号に対し表示灯5の点滅周期は長
いことから、発振パルスを分周した分周パルスを鳴動表
示回路21Aに出力して表示灯5を点滅させるようにし
てもよい。
【0049】また図3の鳴動表示回路21Aにあって
は、トランジスタQ4のオンオフで表示灯5を点滅させ
ているが、表示灯5を明るい点灯状態と暗い点灯状態に
切り替える明滅駆動とするようにしてもよいことはもち
ろんである。図9は、音響鳴動部にベルを用いた本発明
の地区音響装置を収納した機器収容箱の回路ブロック図
である。
【0050】図9において、機器収容箱1に設けられた
表示灯回路9及び発信機6は、図2と同じであるが、地
区音響装置11は音響鳴動部としてベル33を使用して
いる。ベル33はベル駆動回路20Bに接続される。更
に地区音響装置11にはパルス発生回路18Bと鳴動表
示回路21Aが設けられる。ベル駆動回路20Bは、受
信機側からの制御線22a,22bの端子接続を無極性
化するためのダイオードブリッジと、制御線22a,2
2bによる制御電圧をベル33に供給して鳴動させる回
路と、パルス発生回路18Bに対し規定の電源電圧を供
給する電圧変換回路を備える。
【0051】鳴動表示回路21Aは図2と同じであり、
表示灯回路9に設けている表示灯5を鳴動表示灯として
兼用している。例えば図3に示した回路構成の鳴動表示
回路21Aを使用することができる。パルス発生回路1
8Bとしては、フリップフロップなどの簡単なパルス発
振回路を使用すればよい。このパルス発生回路18B
は、例えば0.5〜1秒という周期でパルス信号を発生
し、表示灯5を点滅または明滅させる。
【0052】この図9のベル33を備えた地区音響装置
11についても、受信機側からの制御電圧の印加で地区
音響装置11のベル33が鳴動した際には、パルス発生
回路18Bからのパルス信号による鳴動表示回路21A
のスイッチング動作で機器収容箱1に設けている表示灯
5を点滅または明滅して音響警報が行われていることを
視覚的に知らせることができる。
【0053】図10は本発明の他の実施形態であり、こ
の実施形態にあっては機器収容箱に設けた地区音響装置
について、専用の鳴動表示灯を設けたことを特徴とす
る。即ち、機器収容箱1のカバー3の中央に形成してい
る音響穴8の部分には、内部に収納している地区音響装
置の鳴動時に連動して点滅または明滅されるLEDなど
を用いた鳴動表示灯5Aが設けられている。
【0054】図11は図10の機器収容箱1の回路ブロ
ック図であり、表示灯回路9及び発振器6は図2と同じ
である。地区音響装置11には、LEDを用いた専用の
鳴動表示灯5Aが設けられる。地区音響装置11は図2
と同様、音響鳴動部に圧電振動子10を使用した場合を
例にとっており、このため電源回路19、パルス発生回
路18A、更に鳴動表示回路21Bが設けられる。
【0055】図12は、図11の鳴動表示回路21Bを
パルス発生回路18Aと共に示した回路図である。パル
ス発生回路18Aは図3の実施形態と同じである。鳴動
表示回路21Bは、トランジスタQ5を有し、トランジ
スタQ5のベースを抵抗R17を介して波形発生回路3
5に設けているコンパレータ38の出力に接続してい
る。トランジスタQ5のコレクタには、パルス発生回路
18Aの電源ラインの+側が抵抗R18及びLEDを用
いた鳴動表示灯5Aを介して接続される。
【0056】このため受信機側での火災判断で地区音響
装置に制御電圧が供給されて動作すると、波形発生回路
35のコンパレータ38による図4(A)のパルス信号
によりトランジスタQ5がオンオフされ、専用に設けて
いる鳴動表示灯5Aを点滅する。もちろん、トランジス
タQ5をコンパレータ38の出力がLレベルのとき完全
にオフとせずに、低い電流を流すことで、鳴動表示灯5
Aを明滅させるようにしてもよい。
【0057】図13は、図10の地区音響装置専用の鳴
動表示灯5Aを設けた場合の機器収容箱1の他の実施形
態の回路ブロック図であり、地区音響装置11の音響鳴
動部としてベル33を使用した場合である。この場合に
も、図9の実施例と同様、地区音響装置11にフリップ
フロップなどを用いたパルス発生回路18Bと、図12
に示したと同じ鳴動表示回路21Bを設けることで、地
区音響装置11専用の鳴動表示灯5Aをベル33の鳴動
時に点滅または点灯させることができる。
【0058】図14は装置単体として使用する本発明の
音響警報装置の実施形態の正面図であり、図15にその
断面図を示す。図14,図15において、単体としての
音響警報装置は合成樹脂などの材質で形成されたケース
41を有し、ケース41は圧電振動子10が発生する振
動音の共鳴作用を行う共鳴箱41Aと、音を反射させる
反射板41Bにより構成されている。これらにより電子
ブザーを構成する。
【0059】また、ケース41の中央前部には突出部4
2が形成され、突出部42の内側に仕切り壁43で囲ま
れた共鳴室44を形成している。この共鳴室44には、
仕切り壁43の端部に当接するように圧電振動子10が
配置されている。また、仕切り壁43の中央部には、圧
電振動子10が発生する振動音を溜める共鳴室44から
の振動音を出力する開口部45が形成される。開口部4
5の先には開口部45から出力される音を反射する反射
板41Bが一体に形成され、また突出部42と外周の外
壁46との間には内側に窪んだ凹部47が形成され、反
射板41Bの内側で反射した音を再度反射して前面側に
出力するようにしている。
【0060】この凹部47の部分には、図14から明ら
かなように、複数の取り付け穴49A〜49Eが形成さ
れ、ネジ込みによりケース41を監視区域の壁などに取
り付け可能としている。更に上側の取付け穴49Aは長
口に形成され、また下側には2個の取付け穴49C,4
9Dが形成され、ケース41の上下方向の位置決めを可
能としている。
【0061】ケース41の外壁46の上端にはLEDを
用いた鳴動表示灯5Bが設けられ、鳴動表示灯5Bのリ
ード線は図15のように圧電振動子10の背後に配置し
ているプリント基板53に接続される。図16は、図1
5のケース41に内蔵したプリント基板53に実装され
る回路のブロック図である。プリント基板53に実装さ
れる回路は図11の地区音響装置11と同じ電源回路1
9、圧電振動子駆動回路20A、パルス発生回路18A
及び鳴動表示回路21Bであり、この鳴動表示回路21
Bは図12と同じになる。
【0062】このように装置単体としての本発明の地区
音響装置にあっても、圧電振動子10による地区音響の
鳴動時に、ケース41の上部に設けている鳴動表示灯5
Bが点滅または明滅し、視覚的に音響警報の状態を報知
することができる。図17は、装置単体としての本発明
の地区音響装置の他の実施形態の正面図であり、図18
にその断面図を示しており、この実施形態にあってはカ
バーの一部または全部を透明にしてその内部に鳴動表示
灯を設けるようにしたことを特徴とする。
【0063】即ち、図17,図18において、ケース4
1は全部または一部が光を透過する材質例えばアクリル
樹脂で形成されている。このアクリル樹脂で形成された
ケース41の内側には、例えば円周方向の4ヶ所に鳴動
表示灯5C,5D,5E,5Fを設け、点滅または明滅
する鳴動表示灯5C〜5Fの光がケース41を透過して
外部に出るようにしている。他の構成は図14〜図16
と同じである。
【0064】このようにカバー41の一部または全部を
透明にして内部に鳴動表示灯5C〜5Fを設けて鳴動時
に点滅または明滅させることで、音響警報状態を視覚的
に報知できる。勿論、図17,図18にあっては、複数
の鳴動表示灯を設けているが、1つであってもよい。ま
たケース41内に設けた鳴動表示灯5C〜5Fの背後に
光を反射する材質のシートを設け、ケース41の外壁4
6全体を光らせるようにしてもよい。
【0065】尚、上記の実施形態は地区音響装置を例に
とるものであったが、本発明はこれに限定されず、音響
警報を行う適宜の警報音響装置についてそのまま適用す
ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、地区音響装置の鳴動時に、装置自体またはその近傍
に設けた表示灯を点滅または明滅するようにしたため、
難聴者など耳に障害をもつ人や老人であっても、火災発
生時などの異常発生の音響警報の状態を確実に報知する
ことができ、音響警報装置の信頼性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示灯を兼用する本発明の地区音響装置を収納
した機器収容箱の正面図
【図2】圧電振動子を用いた地区音響装置を収納した場
合の図1の機器収容箱の回路ブロック図
【図3】図2の地区音響装置の回路図
【図4】図3のパルス発生回路のタイムチャート
【図5】図3の駆動回路の等価回路図
【図6】図5における各部の信号波形のタイムチャート
【図7】図5で入力トランジスタQ1をオン、出力トラ
ンジスタQ2をオフした際の等価回路図
【図8】図5で入力トランジスタQ1をオフ、出力トラ
ンジスタQ2をオンした際の等価回路図
【図9】ベルを用いた地区音響装置を収納した場合の機
器収容箱の回路ブロック図
【図10】専用の表示灯を備えた本発明の地区音響装置
を収納した機器収容箱の正面図
【図11】圧電振動子を用いた地区音響装置を収納した
場合の図10の機器収容箱の回路ブロック図
【図12】図11のパルス発生回路と鳴動表示回路の回
路図
【図13】ベルを用いた地区音響装置を収納した場合の
図10の機器収容箱の回路ブロック図
【図14】装置単体としての本発明の音響警報装置の実
施形態の正面図
【図15】図14の断面図
【図16】図16のプリント基板に実装された回路ブロ
ック図
【図17】表示灯収納部のカバーを透明とした装置単体
としての本発明の警報音響装置の実施形態の正面図
【図18】図11の断面図
【符号の説明】
1:機器収容箱 2:本体 5:表示灯 5A〜5F:鳴動表示灯 6:発信機 9:表示灯回路 10:圧電振動子 11:地区音響装置 12,19:電源回路 18,18A,18B:パルス発生回路 20A:圧電振動子駆動回路 20B:ベル駆動回路 21A,21B:鳴動表示回路 30:発信機回路 41:ケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定常監視状態で点灯状態にある表示灯及び
    押釦操作時に火災信号を受信機側に送信する発信機を設
    けた機器収容箱に収納される警報音響装置に於いて、 音響警報を発生する音響鳴動部と、 受信機側から制御電圧を供給された際に、前記音響鳴動
    部を駆動する音響駆動回路と、 前記音響駆動回路による鳴動時に前記機器収容箱に設け
    ている前記表示灯を点滅又は明滅させる鳴動表示回路
    と、を設けたことを特徴とする警報音響装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の警報音響装置に於いて、前
    記音響鳴動部はパルス駆動により鳴動される圧電振動子
    であり、前記音響駆動回路は前記圧電振動子をパルス駆
    動して鳴動させるパルス発生回路を有し、該パルス発生
    回路のパルス出力信号を前記鳴動表示回路に供給して前
    記表示灯を点滅又は明滅させることを特徴とする警報音
    響装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の警報音響装置に於いて、前
    記音響鳴動部はベルであり、前記音響駆動回路は前記ベ
    ルに駆動電圧を供給して鳴動させるベル駆動回路であ
    り、前記ベル駆動回路によるベル鳴動時に電源供給を受
    けて動作するパルス発生回路を有し、該パルス発生回路
    のパルス信号を前記鳴動表示回路に供給して前記表示灯
    を点滅又は明滅させることを特徴とする警報音響装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の警報音
    響装置に於いて、前記機器収容箱に設けた表示灯に代え
    て専用の鳴動表示灯を設け、該鳴動表示灯を前記鳴動表
    示回路により鳴動時に点滅又は明滅させることを特徴と
    する警報音響装置。
  5. 【請求項5】受信機側から制御電圧を供給された際に、
    音響警報を出力する警報音響装置に於いて、 音響警報を発生する圧電振動子と、 パルス信号を発生するパルス発生回路と、 前記パルス発生回路のパルス出力信号に基づいた駆動パ
    ルス電圧を前記圧電振動子に供給して鳴動させる駆動回
    路と、 表示灯と、 前記パルス発生回路のパルス出力信号に基づいて前記表
    示灯を点滅又は明滅駆動させる鳴動表示回路と、 前記圧電振動子、パルス発生回路、駆動回路、表示灯及
    び鳴動表示回路を収容したケースと、で構成されたこと
    を特徴とする警報音響装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の警報音響装置に於いて、前
    記ケースの全部または一部を光を透過する材質で形成
    し、前記表示灯を前記ケース内に設けたことを特徴とす
    る警報音響装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001229468A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Matsushita Electric Works Ltd 簡易設置型防犯センサ
JP2009157447A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Hochiki Corp 警報器
JP2019053364A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 能美防災株式会社 表示灯
JP2020017291A (ja) * 2014-03-24 2020-01-30 能美防災株式会社 表示灯

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