JPH1021701A - 警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 - Google Patents
警報機能付地震照明具兼懐中電灯。Info
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- JPH1021701A JPH1021701A JP20631396A JP20631396A JPH1021701A JP H1021701 A JPH1021701 A JP H1021701A JP 20631396 A JP20631396 A JP 20631396A JP 20631396 A JP20631396 A JP 20631396A JP H1021701 A JPH1021701 A JP H1021701A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震発生時の照明具と懐中電灯の兼用化及
び、その所在の告知。 【解決手段】従来の固定型の地震照明具を、携帯できる
懐中電灯に兼用使用できる構成とした地震照明具兼懐中
電灯に、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、地震の振動
を受けて警報音や救難無線電波を発して、警報機能付地
震表示具兼懐中電灯の所在を知らせ、その警報手段を停
止するにはランプの点滅用の電源スイッチやタッチスイ
ッチの操作で代行し、警報手段を停止するための特別な
操作を講じる煩わしさを解消した。
び、その所在の告知。 【解決手段】従来の固定型の地震照明具を、携帯できる
懐中電灯に兼用使用できる構成とした地震照明具兼懐中
電灯に、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、地震の振動
を受けて警報音や救難無線電波を発して、警報機能付地
震表示具兼懐中電灯の所在を知らせ、その警報手段を停
止するにはランプの点滅用の電源スイッチやタッチスイ
ッチの操作で代行し、警報手段を停止するための特別な
操作を講じる煩わしさを解消した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】乾電池を用いて、地震の振動
で自動的にランプが点灯してその周辺の照明と、更に、
警報音や救難電波を発して地震照明具兼懐中電灯の所在
を知らせ、懐中電灯として使用する時に警報音や救難電
波を停止する、地震時の照明や警報具と兼用使用できる
懐中電灯に関する技術の分野である。
で自動的にランプが点灯してその周辺の照明と、更に、
警報音や救難電波を発して地震照明具兼懐中電灯の所在
を知らせ、懐中電灯として使用する時に警報音や救難電
波を停止する、地震時の照明や警報具と兼用使用できる
懐中電灯に関する技術の分野である。
【0002】
【従来の技術】地震の振動により、一定時間ランプが点
灯する、乾電池を用いた固定型の地震時の照明具があ
る。又、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせる、「間欠閃光表示を
する懐中電灯」は実用新案登録第1758343号にて
知られている。手を触れるとスイッチ動作を行うタッチ
センサを用いたタッチスイッチが開発され、ランプの点
灯と消灯の動作をする照明器具が市販されている。懐中
電灯の底部に懐中電灯の重量を用いて切替えスイッチを
作動し、振動センサの揺れを機械的な自由と固定や、振
動センサ回路の電気的な接と断の切替えを行うことで、
地震照明具と懐中電灯の兼用使用ができる発明は、平成
8年5月24日に特許出願している。
灯する、乾電池を用いた固定型の地震時の照明具があ
る。又、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせる、「間欠閃光表示を
する懐中電灯」は実用新案登録第1758343号にて
知られている。手を触れるとスイッチ動作を行うタッチ
センサを用いたタッチスイッチが開発され、ランプの点
灯と消灯の動作をする照明器具が市販されている。懐中
電灯の底部に懐中電灯の重量を用いて切替えスイッチを
作動し、振動センサの揺れを機械的な自由と固定や、振
動センサ回路の電気的な接と断の切替えを行うことで、
地震照明具と懐中電灯の兼用使用ができる発明は、平成
8年5月24日に特許出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】夜間に発生する地震で
は、気も動転し逃げ場を失い死に到る事も十分考えねば
ならない。乾電池を用いた固定型の地震時の照明具は、
その周辺の照明に限定され、しかも1分未満程度の短時
間の照明であり、逃げ路の確認ができないまま暗闇とな
っては役にたたない。懐中電灯内に設けたLEDが、夜
間に間欠閃光表示して懐中電灯の所在を知らせる懐中電
灯にあっては、暗闇の中でLEDの間欠閃光表示で懐中
電灯の所在がわかるが、落下物の物陰に隠れた場合は発
見する事が難しい。懐中電灯の底部に懐中電灯の重量を
用いて切替えスイッチを作動し、振動センサの揺れを機
械的な自由と固定や、振動センサ回路の電気的な接と断
の切替えを行うことで、地震照明具と懐中電灯の兼用使
用ができる発明においても、落下物の物陰に隠れた場合
は発見する事が難しい。発見した懐中電灯を持ち上げ、
点灯するスイッチ動作も、気が転倒していると操作がで
き難い。瓦礫の下に隠蔽された場合等の、捜索者に対す
る所在の情報提供がない。
は、気も動転し逃げ場を失い死に到る事も十分考えねば
ならない。乾電池を用いた固定型の地震時の照明具は、
その周辺の照明に限定され、しかも1分未満程度の短時
間の照明であり、逃げ路の確認ができないまま暗闇とな
っては役にたたない。懐中電灯内に設けたLEDが、夜
間に間欠閃光表示して懐中電灯の所在を知らせる懐中電
灯にあっては、暗闇の中でLEDの間欠閃光表示で懐中
電灯の所在がわかるが、落下物の物陰に隠れた場合は発
見する事が難しい。懐中電灯の底部に懐中電灯の重量を
用いて切替えスイッチを作動し、振動センサの揺れを機
械的な自由と固定や、振動センサ回路の電気的な接と断
の切替えを行うことで、地震照明具と懐中電灯の兼用使
用ができる発明においても、落下物の物陰に隠れた場合
は発見する事が難しい。発見した懐中電灯を持ち上げ、
点灯するスイッチ動作も、気が転倒していると操作がで
き難い。瓦礫の下に隠蔽された場合等の、捜索者に対す
る所在の情報提供がない。
【0004】
【問題を解決するための手段】地震発生の時に、自動的
にランプが点灯して周辺を一定時間の照明をする、乾電
池を用いた固定型の地震照明具を携帯できる構成とし、
自動的な切替え機能を備えて懐中電灯と兼用利用できる
様にし、懐中電灯内に設けたLEDが、暗時に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせる地震照明具兼懐中電
灯において、振動センサが検知した後は、懐中電灯の所
在を明暗に関係無く連続の警報を発して知らせるか、或
いは暗時のみに警報を発する音響や無線の警報手段を設
け、懐中電灯として使用の際のランプの電源スイッチや
タッチスイッチの操作によって警報手段を停止する地震
照明具兼懐中電灯とする。
にランプが点灯して周辺を一定時間の照明をする、乾電
池を用いた固定型の地震照明具を携帯できる構成とし、
自動的な切替え機能を備えて懐中電灯と兼用利用できる
様にし、懐中電灯内に設けたLEDが、暗時に間欠閃光
表示して懐中電灯の所在を知らせる地震照明具兼懐中電
灯において、振動センサが検知した後は、懐中電灯の所
在を明暗に関係無く連続の警報を発して知らせるか、或
いは暗時のみに警報を発する音響や無線の警報手段を設
け、懐中電灯として使用の際のランプの電源スイッチや
タッチスイッチの操作によって警報手段を停止する地震
照明具兼懐中電灯とする。
【0005】警報手段の音響情報は、被害者や捜索者に
とって、重要な役割を担うことになるが、多量の瓦礫の
下方に位置したときや、騒音が激しい救助現場では、音
響情報が聴取できない事がある。地震発生の信号によ
り、極く微弱な救難電波の発信を、音響情報と併用して
連続的に発信し、上記悪条件下でも、電波探知器やラジ
オ受信機により発信源の確認を可能とする、救難電波を
発信する無線警報手段を設け、懐中電灯として使用の際
のランプの電源スイッチやタッチスイッチの操作によっ
て無線警報手段を停止する地震照明具兼懐中電灯とす
る。
とって、重要な役割を担うことになるが、多量の瓦礫の
下方に位置したときや、騒音が激しい救助現場では、音
響情報が聴取できない事がある。地震発生の信号によ
り、極く微弱な救難電波の発信を、音響情報と併用して
連続的に発信し、上記悪条件下でも、電波探知器やラジ
オ受信機により発信源の確認を可能とする、救難電波を
発信する無線警報手段を設け、懐中電灯として使用の際
のランプの電源スイッチやタッチスイッチの操作によっ
て無線警報手段を停止する地震照明具兼懐中電灯とす
る。
【0006】
【作用】暗闇の中での大地震はパニックを起こす。明か
りは唯一の精神を安定させる効果を持つものであり、更
に、落下物等により物陰に隠れた場合でも、所在を知ら
せる警報音による音響情報は、大地震の際のパニックを
防止し、気を落ち着かせる精神安定作用は大きい。常日
ごろ、懐中電灯の所在を知らせるLEDを用いた間欠閃
光表示する明かりの点滅表示にて、懐中電灯の所在を習
慣ずけ、条件反射を養い、更に、非常時の際の、一定時
間の明るい照明とその後に続く間欠閃光表示や警報音に
よって、懐中電灯の所在を知らされる事で、気が落ち着
き安心感が得られ、精神的に充実した行動がとれる。
りは唯一の精神を安定させる効果を持つものであり、更
に、落下物等により物陰に隠れた場合でも、所在を知ら
せる警報音による音響情報は、大地震の際のパニックを
防止し、気を落ち着かせる精神安定作用は大きい。常日
ごろ、懐中電灯の所在を知らせるLEDを用いた間欠閃
光表示する明かりの点滅表示にて、懐中電灯の所在を習
慣ずけ、条件反射を養い、更に、非常時の際の、一定時
間の明るい照明とその後に続く間欠閃光表示や警報音に
よって、懐中電灯の所在を知らされる事で、気が落ち着
き安心感が得られ、精神的に充実した行動がとれる。
【0007】警報機能付地震照明具兼懐中電灯を発見
後、懐中電灯として使用する時に警報音が何時までも鳴
っているのは、苛立ちの基になる。警報音を止めるスイ
ッチを捜すのも煩わしい。特に、警報音を停止する操作
を行うことなく、ランプの点滅用の電源スイッチやタッ
チスイッチで警報音を自動的に停止できることは、苛立
ちの発生もなく速やかな避難行動が取れるにふさわし
い。救難無線電波の探索は、電波探知器を用いてもよい
が、広域災害では即座に数多くの確保は懸念される。A
MやFMラジオ受信機が活用できる周波数帯を用いるこ
とで、ボランティア活動の方々の協力が期待できる。A
MやFMラジオ受信機を用いて、3方向から到来電波の
指向性と電波強度の変化を捕らえながら、発信源の探知
ができる。
後、懐中電灯として使用する時に警報音が何時までも鳴
っているのは、苛立ちの基になる。警報音を止めるスイ
ッチを捜すのも煩わしい。特に、警報音を停止する操作
を行うことなく、ランプの点滅用の電源スイッチやタッ
チスイッチで警報音を自動的に停止できることは、苛立
ちの発生もなく速やかな避難行動が取れるにふさわし
い。救難無線電波の探索は、電波探知器を用いてもよい
が、広域災害では即座に数多くの確保は懸念される。A
MやFMラジオ受信機が活用できる周波数帯を用いるこ
とで、ボランティア活動の方々の協力が期待できる。A
MやFMラジオ受信機を用いて、3方向から到来電波の
指向性と電波強度の変化を捕らえながら、発信源の探知
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】従来の固定型の地震照明具を、携
帯できる懐中電灯に兼用使用できる構成とした地震照明
具兼懐中電灯に、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に
間欠閃光表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、地
震の振動を受けて警報音や救難無線電波を発して、警報
機能付地震表示具兼懐中電灯の所在を知らせ、その警報
手段を停止するにはランプの点滅用の電源スイッチやタ
ッチスイッチの操作で代行し、警報手段を停止するため
の特別な操作を講じる煩わしさを解消した。
帯できる懐中電灯に兼用使用できる構成とした地震照明
具兼懐中電灯に、懐中電灯内に設けたLEDが、夜間に
間欠閃光表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、地
震の振動を受けて警報音や救難無線電波を発して、警報
機能付地震表示具兼懐中電灯の所在を知らせ、その警報
手段を停止するにはランプの点滅用の電源スイッチやタ
ッチスイッチの操作で代行し、警報手段を停止するため
の特別な操作を講じる煩わしさを解消した。
【0009】
【実施例】地震の時に自動的にランプが点灯して周囲を
照明する、乾電池を用いた固定型の地震照明具を携帯で
きる構成とし、底部に懐中電灯の重量を用いた切替えス
イッチを設け、その切替え動作により、持上げた時に懐
中電灯として兼用利用できる構成の、地震照明具兼懐中
電灯において、懐中電灯内に設けたLEDが暗時に間欠
閃光表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、振動セ
ンサが検知した後は、懐中電灯の所在を明暗に関係無く
連続の警報音を発し、或いは、暗時のみに警報音を発す
る音響警報手段を設け、警報音で地震照明具兼懐中電灯
の所在を知らせる。
照明する、乾電池を用いた固定型の地震照明具を携帯で
きる構成とし、底部に懐中電灯の重量を用いた切替えス
イッチを設け、その切替え動作により、持上げた時に懐
中電灯として兼用利用できる構成の、地震照明具兼懐中
電灯において、懐中電灯内に設けたLEDが暗時に間欠
閃光表示して懐中電灯の所在を知らせると伴に、振動セ
ンサが検知した後は、懐中電灯の所在を明暗に関係無く
連続の警報音を発し、或いは、暗時のみに警報音を発す
る音響警報手段を設け、警報音で地震照明具兼懐中電灯
の所在を知らせる。
【0010】更に、地震発生の信号により救難無線電波
を連続的に発信し、無線電波で地震照明具兼懐中電灯の
所在を知らせる無線警報手段を講じる。その両警報手段
は、懐中電灯として利用の時のランプの点滅用の電源ス
イッチの「ON」や「OFF」の操作或いはタッチスイ
ッチの操作で、両警報手段の停止を行う警報機能付地震
照明具兼懐中電灯(以後、装置と言う)とする。
を連続的に発信し、無線電波で地震照明具兼懐中電灯の
所在を知らせる無線警報手段を講じる。その両警報手段
は、懐中電灯として利用の時のランプの点滅用の電源ス
イッチの「ON」や「OFF」の操作或いはタッチスイ
ッチの操作で、両警報手段の停止を行う警報機能付地震
照明具兼懐中電灯(以後、装置と言う)とする。
【0011】図1は装置の基本の一例を示すブロック図
で、懐中電灯として使用の時のランプの点滅用の電源ス
イッチ103の「ON」の操作、即ち、ランプを点灯し
た時に音響警報手段を停止する回路構成を示す。尚、電
子回路部機能停止スイッチ201は装置を持ち運ぶ携帯
時に、電子回路の機能を停止して無駄な消費電力を省く
目的で設けるものである。ここで言う無駄な消費電力と
は、暗時に動作する間欠閃光表示部210が、鞄等の袋
物の中の暗い雰囲気で動作する事を指し、必要に応じて
設けるもので、常時は「ON」となっている。
で、懐中電灯として使用の時のランプの点滅用の電源ス
イッチ103の「ON」の操作、即ち、ランプを点灯し
た時に音響警報手段を停止する回路構成を示す。尚、電
子回路部機能停止スイッチ201は装置を持ち運ぶ携帯
時に、電子回路の機能を停止して無駄な消費電力を省く
目的で設けるものである。ここで言う無駄な消費電力と
は、暗時に動作する間欠閃光表示部210が、鞄等の袋
物の中の暗い雰囲気で動作する事を指し、必要に応じて
設けるもので、常時は「ON」となっている。
【0012】図2は装置の応用の一例を示すブロック図
で、電源スイッチ103の代わりにタッチスイッチ11
0を用い、更に、救難無線発信部260を設けて救難電
波を発信する無線警報手段を設け、タッチスイッチ11
0に手を触れた時に電源を「ON」し、ランプの点灯と
両警報手段を停止する回路構成を示す。尚、全機能停止
スイッチ111は装置を持ち運ぶ携帯時に、電子回路の
機能を停止して無駄な消費電力を省く目的で設けるもの
で、常時は「ON」となっている。尚、救難無線発信部
260は図1に示す回路に設けることもできる。
で、電源スイッチ103の代わりにタッチスイッチ11
0を用い、更に、救難無線発信部260を設けて救難電
波を発信する無線警報手段を設け、タッチスイッチ11
0に手を触れた時に電源を「ON」し、ランプの点灯と
両警報手段を停止する回路構成を示す。尚、全機能停止
スイッチ111は装置を持ち運ぶ携帯時に、電子回路の
機能を停止して無駄な消費電力を省く目的で設けるもの
で、常時は「ON」となっている。尚、救難無線発信部
260は図1に示す回路に設けることもできる。
【0013】図3は、装置を正常な姿勢に置いた状態及
び斜視図を示す。地震照明具として使用の際、振動セン
サの検知精度を高める為に、垂直性を正しく、直立にし
た状態が必要で、棚や机等の水平面上に正しく置く事
や、専用のホルダを用いて柱や壁に取り付ける事が望ま
しい。以後、これらの設置状態を総称して、正常な姿勢
と言う。
び斜視図を示す。地震照明具として使用の際、振動セン
サの検知精度を高める為に、垂直性を正しく、直立にし
た状態が必要で、棚や机等の水平面上に正しく置く事
や、専用のホルダを用いて柱や壁に取り付ける事が望ま
しい。以後、これらの設置状態を総称して、正常な姿勢
と言う。
【0014】図1及び図2で、装置を懐中電灯部100
と電子回路部200に分割した構成を示す。地震の振動
が止んだ後は、装置が正常な姿勢を維持してる状態や倒
転した状態であっても、振動センサ221の揺れは止ま
り、信号の出力は無くなる。そこで、振動センサ221
の信号の出力は停止していても、電子回路部200内に
保有する記憶部230で、振動センサ221が作動した
事を記憶し、両警報手段の動作を持続する構成とする。
音響警報手段にあっては、明暗分別部240と共同し
て、暗時に警報音を発し明時には警報音を停止する動作
をする。無線警報手段にあっては、救難無線電波発信部
260が連続的に発信する動作をする。
と電子回路部200に分割した構成を示す。地震の振動
が止んだ後は、装置が正常な姿勢を維持してる状態や倒
転した状態であっても、振動センサ221の揺れは止ま
り、信号の出力は無くなる。そこで、振動センサ221
の信号の出力は停止していても、電子回路部200内に
保有する記憶部230で、振動センサ221が作動した
事を記憶し、両警報手段の動作を持続する構成とする。
音響警報手段にあっては、明暗分別部240と共同し
て、暗時に警報音を発し明時には警報音を停止する動作
をする。無線警報手段にあっては、救難無線電波発信部
260が連続的に発信する動作をする。
【0015】懐中電灯部100は乾電池101、ランプ
102及び電源スイッチ103又はタッチスイッチ11
0にて構成する。尚、タッチスイッチ110は電子回路
で構成するが、機能上の分類から懐中電灯部100に入
れる。タッチスイッチ110を用いた場合には、底部の
切替えスイッチ223を不要とすることもできるので点
線で示す。装置を持ち運ぶ携帯時用に、図1では電子回
路部機能停止スイッチ201を設け、図2ではタッチス
イッチ110を含めた全機能停止スイッチ111を必要
に応じて設ける。電子回路部200は、間欠閃光表示部
210、地震照明部220、記憶部230、明暗分別部
240、音響警報部250及び救難無線発信部260に
て構成する。尚、間欠閃光表示部210には、光センサ
211及びLED212、地震表示部220には横揺れ
用の振動センサ221及び、必要に応じて設ける縦揺れ
用の振動センサ222(以後総称して振動センサ221
と言う)及び切替えスイッチ223、音響警報部250
には発音体251及び救難無線発信部260にはアンテ
ナ261が夫々付帯する。尚、発音体251は圧電式、
電磁式、静電式及び各種の方式を組合せた複合式等の方
式があり、出力回路に適合した発音体を選択する。本明
細書にては使用例に圧電発音体を用いてることが多い。
102及び電源スイッチ103又はタッチスイッチ11
0にて構成する。尚、タッチスイッチ110は電子回路
で構成するが、機能上の分類から懐中電灯部100に入
れる。タッチスイッチ110を用いた場合には、底部の
切替えスイッチ223を不要とすることもできるので点
線で示す。装置を持ち運ぶ携帯時用に、図1では電子回
路部機能停止スイッチ201を設け、図2ではタッチス
イッチ110を含めた全機能停止スイッチ111を必要
に応じて設ける。電子回路部200は、間欠閃光表示部
210、地震照明部220、記憶部230、明暗分別部
240、音響警報部250及び救難無線発信部260に
て構成する。尚、間欠閃光表示部210には、光センサ
211及びLED212、地震表示部220には横揺れ
用の振動センサ221及び、必要に応じて設ける縦揺れ
用の振動センサ222(以後総称して振動センサ221
と言う)及び切替えスイッチ223、音響警報部250
には発音体251及び救難無線発信部260にはアンテ
ナ261が夫々付帯する。尚、発音体251は圧電式、
電磁式、静電式及び各種の方式を組合せた複合式等の方
式があり、出力回路に適合した発音体を選択する。本明
細書にては使用例に圧電発音体を用いてることが多い。
【0016】懐中電灯部100の電源スイッチ103は
単極単頭式と言われるスイッチ形式で、懐中電灯に通常
使用されている、接点と可動片が夫々1個で構成する方
式のスイッチである。図1の状態は電源スイッチ103
が「ON」され、ランプ102に乾電池101の電流が
流れ、ランプ102は点灯している状態を示す。この時
の、電子回路部200の電源側の接続は短絡の状態で、
電子回路部200は全く動作しないし、電子回路部20
0に保有の記憶部230の記憶も消去さた状態である。
単極単頭式と言われるスイッチ形式で、懐中電灯に通常
使用されている、接点と可動片が夫々1個で構成する方
式のスイッチである。図1の状態は電源スイッチ103
が「ON」され、ランプ102に乾電池101の電流が
流れ、ランプ102は点灯している状態を示す。この時
の、電子回路部200の電源側の接続は短絡の状態で、
電子回路部200は全く動作しないし、電子回路部20
0に保有の記憶部230の記憶も消去さた状態である。
【0017】乾電池101を挿入して、電源スイッチ1
03を「ON」してランプ102の点灯の確認の後、電
源スイッチ103を「OFF」にすると、電子回路部2
00に電気が供給され動作状態になる。電源スイッチ1
03を「OFF」にして、装置を正常な姿勢に置く時
の、底部に設けられ切替えスイッチ223の動作が完了
する迄の間、振動センサ221は装置の手持ち状態の揺
れを受け、振動センサ221の振り子221aと固定端
子221bが接触して信号出力を出す。やがて振り子2
21aの揺れが納まり、信号出力を停止してから、一定
時間のランプ102の点灯が行われる。電子回路部20
0に保有の記憶部230は待機の状態になる。
03を「ON」してランプ102の点灯の確認の後、電
源スイッチ103を「OFF」にすると、電子回路部2
00に電気が供給され動作状態になる。電源スイッチ1
03を「OFF」にして、装置を正常な姿勢に置く時
の、底部に設けられ切替えスイッチ223の動作が完了
する迄の間、振動センサ221は装置の手持ち状態の揺
れを受け、振動センサ221の振り子221aと固定端
子221bが接触して信号出力を出す。やがて振り子2
21aの揺れが納まり、信号出力を停止してから、一定
時間のランプ102の点灯が行われる。電子回路部20
0に保有の記憶部230は待機の状態になる。
【0018】直下型と言われる激しい縦揺れの地震で
は、装置は垂直線上の空中に瞬間的に飛ばされる。この
時、横揺れ用の振動センサ221の動作より先に、底部
に設けられた切替えスイッチ223が動作する事が想定
される。その場合は地震を検知してない事となり、縦揺
れ用の振動センサ222が必要となる。激しい縦揺れを
目的の振動センサ222の振り子222aは、強い保持
力を持った弾性材で作られ、垂直線上の空中に瞬間的に
飛ばされる激しい縦揺れ振動で、空中に飛ばされる瞬
間、或いはそれ以前に、振り子222aと固定端子22
2bが接触する構造である。この縦揺れ振動センサ22
2は、装置が空中に飛ばされた後、如何なる姿勢に置か
れても接触はしない構造とする。
は、装置は垂直線上の空中に瞬間的に飛ばされる。この
時、横揺れ用の振動センサ221の動作より先に、底部
に設けられた切替えスイッチ223が動作する事が想定
される。その場合は地震を検知してない事となり、縦揺
れ用の振動センサ222が必要となる。激しい縦揺れを
目的の振動センサ222の振り子222aは、強い保持
力を持った弾性材で作られ、垂直線上の空中に瞬間的に
飛ばされる激しい縦揺れ振動で、空中に飛ばされる瞬
間、或いはそれ以前に、振り子222aと固定端子22
2bが接触する構造である。この縦揺れ振動センサ22
2は、装置が空中に飛ばされた後、如何なる姿勢に置か
れても接触はしない構造とする。
【0019】切替えスイッチ223は装置の底部に設け
られ、正常な姿勢に置くと装置の重量により押し込ま
れ、懐中電灯に利用する時は弾力により突出する方式の
スイッチである。この切替えスイッチ223は振動セン
サの揺れを機械的に自由と固定或いは、電気的接続の接
と断を行う切替えスイッチで、地震照明具と懐中電灯の
自動切替えを行い、兼用化を行う為のものである。尚、
タッチスイッチを用いた場合は、不要にできる。
られ、正常な姿勢に置くと装置の重量により押し込ま
れ、懐中電灯に利用する時は弾力により突出する方式の
スイッチである。この切替えスイッチ223は振動セン
サの揺れを機械的に自由と固定或いは、電気的接続の接
と断を行う切替えスイッチで、地震照明具と懐中電灯の
自動切替えを行い、兼用化を行う為のものである。尚、
タッチスイッチを用いた場合は、不要にできる。
【0020】図3に示す装置の、正常な姿勢及び外観の
斜視図の説明をする。従来の懐中電灯と外観上の差は、
光センサ211、LED212、発音体251及び切替
えスイッチ223が付加された事であるが、光センサ2
11、LED212及び発音体251は装置の筐体内に
あり目立つ変化を示すものでない。尚、図3ではアンテ
ナ261は筐体内にあり外観からは見えないが、筐体の
外に出す構造でもよい。図3では光センサ211の配置
を、ランプの点滅による明暗の変化にも反応させる場合
を配慮して反射鏡105内に図示したが、ランプの影響
を避ける場合は反射鏡105外に配置する。
斜視図の説明をする。従来の懐中電灯と外観上の差は、
光センサ211、LED212、発音体251及び切替
えスイッチ223が付加された事であるが、光センサ2
11、LED212及び発音体251は装置の筐体内に
あり目立つ変化を示すものでない。尚、図3ではアンテ
ナ261は筐体内にあり外観からは見えないが、筐体の
外に出す構造でもよい。図3では光センサ211の配置
を、ランプの点滅による明暗の変化にも反応させる場合
を配慮して反射鏡105内に図示したが、ランプの影響
を避ける場合は反射鏡105外に配置する。
【0021】切替えスイッチ223は装置の筐体の底部
に位置し、正常な姿勢の時に装置の重量で押し込まれ、
懐中電灯として持ち上げた時は、弾力により突出の動作
をする構造のスイッチで、従来の懐中電灯に比較して、
変わっていると認識される部分である。尚、切替えスイ
ッチ223の構造は、平成8年5月24日出願の特許願
「地震照明具兼懐中電灯」に記載の各種の方法が利用で
きる。図4に示す回路図は、図1に示したブロック図
の、音響警報手段を持った具体的な回路の一例を示す図
である。図4は電源スイッチ103の接続が離れている
「OFF」の状態で、ランプ102は消灯している。電
子回路部200への電源接続は通電の状態で、電子回路
部200は動作しており、記憶部230は待機の状態で
ある。
に位置し、正常な姿勢の時に装置の重量で押し込まれ、
懐中電灯として持ち上げた時は、弾力により突出の動作
をする構造のスイッチで、従来の懐中電灯に比較して、
変わっていると認識される部分である。尚、切替えスイ
ッチ223の構造は、平成8年5月24日出願の特許願
「地震照明具兼懐中電灯」に記載の各種の方法が利用で
きる。図4に示す回路図は、図1に示したブロック図
の、音響警報手段を持った具体的な回路の一例を示す図
である。図4は電源スイッチ103の接続が離れている
「OFF」の状態で、ランプ102は消灯している。電
子回路部200への電源接続は通電の状態で、電子回路
部200は動作しており、記憶部230は待機の状態で
ある。
【0022】間欠閃光表示部210の間欠閃光表示の動
作は、実用新案登録第1758343号「間欠閃光表示
をする懐中電灯」に記載の内容であり説明を省略する。
間欠閃光表示部210にあって、明暗信号の出力につい
て説明する。間欠閃光表示の動作は光センサ211によ
り、明時には停止し、暗時に動作する。暗時のLEDの
間欠閃光表示の動作の点滅に同期して警報音を発する場
合は、A点より出力信号を出し、後述する明暗分別部2
40に向け出力する。明と暗を区分した信号を必要とす
る場合は、暗時に発生するA点の出力信号をダイオード
D1で整流し、コンデンサC2で平滑する。暗時から明
時に移行するタイミングを的確にするため、一定の時定
数で放電させる抵抗器R3を必要に応じて設け、明暗の
区別を明らかにした出力信号の出力点をB点とし、その
出力信号は、後述する明暗分別部240に向け出力す
る。尚、図4はB点より出力した接続を示す。
作は、実用新案登録第1758343号「間欠閃光表示
をする懐中電灯」に記載の内容であり説明を省略する。
間欠閃光表示部210にあって、明暗信号の出力につい
て説明する。間欠閃光表示の動作は光センサ211によ
り、明時には停止し、暗時に動作する。暗時のLEDの
間欠閃光表示の動作の点滅に同期して警報音を発する場
合は、A点より出力信号を出し、後述する明暗分別部2
40に向け出力する。明と暗を区分した信号を必要とす
る場合は、暗時に発生するA点の出力信号をダイオード
D1で整流し、コンデンサC2で平滑する。暗時から明
時に移行するタイミングを的確にするため、一定の時定
数で放電させる抵抗器R3を必要に応じて設け、明暗の
区別を明らかにした出力信号の出力点をB点とし、その
出力信号は、後述する明暗分別部240に向け出力す
る。尚、図4はB点より出力した接続を示す。
【0023】地震照明部220の地震時の一定時間のラ
ンプの照明の動作は、平成8年5月24日に提出の特許
願「地震照明具兼懐中電灯」に記載の内容であり説明を
省略する。尚、ここで言う一定時間とは、通常1分未満
の照明時間が用いられているが、抵抗器R5を可変抵抗
器として抵抗値を変えたり、コンデンサC3を切替えス
イッチで容量を切替えて、利用者が利用目的に応じて、
一定時間の時間の長さを自由に設定する事が可能であ
る。
ンプの照明の動作は、平成8年5月24日に提出の特許
願「地震照明具兼懐中電灯」に記載の内容であり説明を
省略する。尚、ここで言う一定時間とは、通常1分未満
の照明時間が用いられているが、抵抗器R5を可変抵抗
器として抵抗値を変えたり、コンデンサC3を切替えス
イッチで容量を切替えて、利用者が利用目的に応じて、
一定時間の時間の長さを自由に設定する事が可能であ
る。
【0024】地震照明部220は記憶部230への出力
C点及びD点を持つ。C点は振動センサ221の固定端
子221bに接続する。D点の出力は、地震時の一定時
間のランプの照明の動作の後に、Hレベルの出力信号を
出す回路で、抵抗器R7及びコンデンサC4により、ト
ランジスタQ5の消灯動作に遅れてHレベルになる。ダ
イオードD2はランプ102点灯時に急速に放電し、L
レベルに下げるために、必要に応じて設ける。
C点及びD点を持つ。C点は振動センサ221の固定端
子221bに接続する。D点の出力は、地震時の一定時
間のランプの照明の動作の後に、Hレベルの出力信号を
出す回路で、抵抗器R7及びコンデンサC4により、ト
ランジスタQ5の消灯動作に遅れてHレベルになる。ダ
イオードD2はランプ102点灯時に急速に放電し、L
レベルに下げるために、必要に応じて設ける。
【0025】記憶部230は、ゲート回路231及びR
Sフリップ・フロップ回路232にて構成する。ゲート
回路231の入力は、C点及びD点に接続する。ゲート
回路231は振動センサ221の動作が止まり、一定時
間のランプの照明が消えた後に、RSフリップ・フロッ
プ回路232を作動させる信号の出力を出す、ゲート動
作を行う回路である。
Sフリップ・フロップ回路232にて構成する。ゲート
回路231の入力は、C点及びD点に接続する。ゲート
回路231は振動センサ221の動作が止まり、一定時
間のランプの照明が消えた後に、RSフリップ・フロッ
プ回路232を作動させる信号の出力を出す、ゲート動
作を行う回路である。
【0026】C点は、地震により振動センサ221が作
動し、地震照明部220が動作してランプ102を点灯
した直後はHレベルである。ランプ102の点灯が一定
時間経過してランプが消えた時はLレベルとなる。D点
は、ランプ102の点灯時はLレベルである。ランプ1
02の点灯の一定時間の途中で、ランプが消えかかる時
点から、Lレベルから徐々にHレベルに移行が始まり、
ランプ102が消灯の後、少しの間をおいてHレベルに
なるように、抵抗器R7及びコンデンサC4の定数を設
定する。地震を待機している時は、C点はLレベルであ
り、D点はHレベルである。地震によりC点が急にHレ
ベルになった時、ANDゲートICで構成するゲート回
路231のA入力及びB入力の両入力がHレベルにな
り、出力側にHレベルが出される。
動し、地震照明部220が動作してランプ102を点灯
した直後はHレベルである。ランプ102の点灯が一定
時間経過してランプが消えた時はLレベルとなる。D点
は、ランプ102の点灯時はLレベルである。ランプ1
02の点灯の一定時間の途中で、ランプが消えかかる時
点から、Lレベルから徐々にHレベルに移行が始まり、
ランプ102が消灯の後、少しの間をおいてHレベルに
なるように、抵抗器R7及びコンデンサC4の定数を設
定する。地震を待機している時は、C点はLレベルであ
り、D点はHレベルである。地震によりC点が急にHレ
ベルになった時、ANDゲートICで構成するゲート回
路231のA入力及びB入力の両入力がHレベルにな
り、出力側にHレベルが出される。
【0027】図4の記憶部230のRSフリップ・フロ
ップ回路232は、NOTゲートIC及びNANDゲー
トICで構成した例を示す。RSフリップ・フロップ回
路のS入力は、ゲート回路231の出力に接続し、R入
力は接地に接続して常にLの状態とする。地震が発生し
てゲート回路231の出力のHレベルの出力信号が、R
Sフリップ・フロップ回路232のS入力に入力され、
RSフリップ・フロップ回路232のQ出力は、Hレベ
ルに記憶される。その出力のHレベルを明暗分別部24
0のA入力に向け出力する。
ップ回路232は、NOTゲートIC及びNANDゲー
トICで構成した例を示す。RSフリップ・フロップ回
路のS入力は、ゲート回路231の出力に接続し、R入
力は接地に接続して常にLの状態とする。地震が発生し
てゲート回路231の出力のHレベルの出力信号が、R
Sフリップ・フロップ回路232のS入力に入力され、
RSフリップ・フロップ回路232のQ出力は、Hレベ
ルに記憶される。その出力のHレベルを明暗分別部24
0のA入力に向け出力する。
【0028】明暗分別部240の接続は、A入力は先
の、記憶部230のRSフリップ・フロップ回路232
のQ出力に接続する。地震の発生によりQ出力はHレベ
ルに記憶された状態である。尚、明暗に関係無く連続的
に警報音を出す場合には、明暗分別部240は不要であ
る。明暗分別部240のB入力は、間欠閃光表示部21
0のA点又はB点にの何れかに接続する。この接続の相
違による動作の違いを次に説明する。
の、記憶部230のRSフリップ・フロップ回路232
のQ出力に接続する。地震の発生によりQ出力はHレベ
ルに記憶された状態である。尚、明暗に関係無く連続的
に警報音を出す場合には、明暗分別部240は不要であ
る。明暗分別部240のB入力は、間欠閃光表示部21
0のA点又はB点にの何れかに接続する。この接続の相
違による動作の違いを次に説明する。
【0029】A点に接続した場合は、暗時に、間欠閃光
表示部210の間欠閃光動作の為に作られる、Hレベル
とLレベルの繰り返しの信号が、明暗分別部240のB
入力に入力される。明暗分別部240の出力は、LとH
レベルの繰り返しの信号となって、警報部250に向け
出力する。
表示部210の間欠閃光動作の為に作られる、Hレベル
とLレベルの繰り返しの信号が、明暗分別部240のB
入力に入力される。明暗分別部240の出力は、LとH
レベルの繰り返しの信号となって、警報部250に向け
出力する。
【0030】警報部250はNANDゲートICを用い
た連続発振回路252と発音体251で構成する。NA
NDゲートICを用いた連続発振回路のB入力が、Hレ
ベルの時に発振する回路である。明暗分別部240の出
力の、LレベルとHレベルの繰り返しの信号を受けて、
警報部250は発振の停止と動作の繰り返しを行い、発
振動作時に発音体251を作動して、間欠閃光表示部2
10と同期した警報音を発することができる。間欠閃光
表示部210のLED212が光った時に警報音を発す
るには、ゲート回路部240にANDゲートICを用
い、LED212が消えている時に警報音を発するに
は、ゲート回路部240にNANDゲートICを用い
る。
た連続発振回路252と発音体251で構成する。NA
NDゲートICを用いた連続発振回路のB入力が、Hレ
ベルの時に発振する回路である。明暗分別部240の出
力の、LレベルとHレベルの繰り返しの信号を受けて、
警報部250は発振の停止と動作の繰り返しを行い、発
振動作時に発音体251を作動して、間欠閃光表示部2
10と同期した警報音を発することができる。間欠閃光
表示部210のLED212が光った時に警報音を発す
るには、ゲート回路部240にANDゲートICを用
い、LED212が消えている時に警報音を発するに
は、ゲート回路部240にNANDゲートICを用い
る。
【0031】次に、B点の出力を、明暗分別部240の
B入力に接続する説明をする。明暗分別部240のA入
力は、記憶部230の出力のHレベルが入力されてい
る。明と暗の変化により、明暗分別部240のB入力に
は、暗時にHレベル、明時にLレベルが入力される。警
報部250の発振回路を駆動するにはHレベルが必要で
あるので、暗時にHレベルを出力するためには、明暗分
別部240にはANDゲートICを用いる。
B入力に接続する説明をする。明暗分別部240のA入
力は、記憶部230の出力のHレベルが入力されてい
る。明と暗の変化により、明暗分別部240のB入力に
は、暗時にHレベル、明時にLレベルが入力される。警
報部250の発振回路を駆動するにはHレベルが必要で
あるので、暗時にHレベルを出力するためには、明暗分
別部240にはANDゲートICを用いる。
【0032】図4に示す警報部250の発振回路252
は連続発振の回路で、暗時には発音体251を連続的に
駆動して連続音の発生を行う。連続音は聞き慣れてしま
うと、耳に対する刺激の効果が薄くなり、警報音に相応
しくないと言われ、一般に、警報音は間欠音が利用され
ている。前記のA点に接続した場合は、間欠閃光表示の
間欠動作の信号を利用するので、警報音は間欠的となる
利点を用いている。
は連続発振の回路で、暗時には発音体251を連続的に
駆動して連続音の発生を行う。連続音は聞き慣れてしま
うと、耳に対する刺激の効果が薄くなり、警報音に相応
しくないと言われ、一般に、警報音は間欠音が利用され
ている。前記のA点に接続した場合は、間欠閃光表示の
間欠動作の信号を利用するので、警報音は間欠的となる
利点を用いている。
【0033】環境の明暗と関係無く警報手段装置を動作
させるには、明暗分別部240を取り去ればよい。即
ち、記憶部230のRSフリップ・フロップ回路232
のQ出力は、地震を検知した時からHレベルに記憶され
ている。環境の明暗に関係なく警報音を鳴り放しとする
のであるから、明暗分別部240は無視をして、RSフ
リップ・フロップ回路232のQ出力を、音響警報部2
50に直接に接続する。乾電池寿命が心配ではあるが、
長く閉じ込められた場合に明時といえど精神的な不安が
あり、精神的な安らぎに対応ができる。又、捜索者にと
っても探知しやすくなり、早い捜索に期待がもてる利点
がある。
させるには、明暗分別部240を取り去ればよい。即
ち、記憶部230のRSフリップ・フロップ回路232
のQ出力は、地震を検知した時からHレベルに記憶され
ている。環境の明暗に関係なく警報音を鳴り放しとする
のであるから、明暗分別部240は無視をして、RSフ
リップ・フロップ回路232のQ出力を、音響警報部2
50に直接に接続する。乾電池寿命が心配ではあるが、
長く閉じ込められた場合に明時といえど精神的な不安が
あり、精神的な安らぎに対応ができる。又、捜索者にと
っても探知しやすくなり、早い捜索に期待がもてる利点
がある。
【0034】図5は音響警報手段の幾つかの例を示す。
(A)に示す回路は、間欠的に警報音を出す場合の回路
の例で、希望の間隔に合わせた発振周期の発振回路25
3と、連続発振の発振回路254を縦列に組み合わせた
接続の例である。警報音は「ピィッ」・「ピィッ」・
「ピィッ」でも、「ブー」・「ブー」・「ブー」でもよ
く、利用者の好みに合わせる事のできように、図示の様
に可変抵抗器259を用いたり、図示していないがコン
デンサの容量を切替えスイッチで切替える方法等を設け
れば、間欠警報音の音色の選択が可能となる。この「ピ
ィッ・ピィッ・ピィッ」の間欠警報音は、地震発生の頭
初に、装置の所在を知らせる目的に合っている音と考え
らるが、長時間閉じ込められた場合には、神経が苛立つ
音でもある。
(A)に示す回路は、間欠的に警報音を出す場合の回路
の例で、希望の間隔に合わせた発振周期の発振回路25
3と、連続発振の発振回路254を縦列に組み合わせた
接続の例である。警報音は「ピィッ」・「ピィッ」・
「ピィッ」でも、「ブー」・「ブー」・「ブー」でもよ
く、利用者の好みに合わせる事のできように、図示の様
に可変抵抗器259を用いたり、図示していないがコン
デンサの容量を切替えスイッチで切替える方法等を設け
れば、間欠警報音の音色の選択が可能となる。この「ピ
ィッ・ピィッ・ピィッ」の間欠警報音は、地震発生の頭
初に、装置の所在を知らせる目的に合っている音と考え
らるが、長時間閉じ込められた場合には、神経が苛立つ
音でもある。
【0035】(B)の回路は、長く閉じ込められた時に
は、精神を安らぐ音楽の警報音の選択が望ましく、メロ
ディICを用いたメロディ回路255の例を示す。同一
の曲では飽きるので数曲を自動的に順次切替えが可能
な、メロディICを用いる事が望まれる。
は、精神を安らぐ音楽の警報音の選択が望ましく、メロ
ディICを用いたメロディ回路255の例を示す。同一
の曲では飽きるので数曲を自動的に順次切替えが可能
な、メロディICを用いる事が望まれる。
【0036】(C)の回路は、長く閉じ込められた場合
と捜索者に役立つ回路である。タイマーやプログラミン
グができるタイマー切替え回路256を用いて、地震発
生頭初は(A)に示す回路の「ピィッ・ピィッ・ピィ
ッ」の間欠警報音を発し、暫くして、(B)の回路のメ
ロディ回路255のメロディを流し、次に、音声合成回
路257に既に記録した告知情報を流し、更に、ラジオ
受信機258を備え、AMやFM等ラジオ放送の番組や
非常災害放送を警報音として用いる。
と捜索者に役立つ回路である。タイマーやプログラミン
グができるタイマー切替え回路256を用いて、地震発
生頭初は(A)に示す回路の「ピィッ・ピィッ・ピィ
ッ」の間欠警報音を発し、暫くして、(B)の回路のメ
ロディ回路255のメロディを流し、次に、音声合成回
路257に既に記録した告知情報を流し、更に、ラジオ
受信機258を備え、AMやFM等ラジオ放送の番組や
非常災害放送を警報音として用いる。
【0037】音声合成回路257の告知情報とは、装置
の持ち主の、氏名、住所、電話番号等の内容を記録した
もので、捜索者にも被害者の確認ができる利点がある。
AMやFM等ラジオ放送の番組や非常災害放送は、災害
や救助の状況がわかり、精神面での不安解消に役立つ。
ラジオ受信機258は自動選局式で、内蔵の時計を持
ち、定時のニュース番組を優先的に受信できる事や、非
常災害放送の自動受信ができる。
の持ち主の、氏名、住所、電話番号等の内容を記録した
もので、捜索者にも被害者の確認ができる利点がある。
AMやFM等ラジオ放送の番組や非常災害放送は、災害
や救助の状況がわかり、精神面での不安解消に役立つ。
ラジオ受信機258は自動選局式で、内蔵の時計を持
ち、定時のニュース番組を優先的に受信できる事や、非
常災害放送の自動受信ができる。
【0038】図2のタッチスイッチ110を電源スイッ
チ103に変えて用いた場合の説明をする。地震で気が
動転している時に、電源スイッチを操作する事も儘なら
ないことが想定できる。装置を手で持った時、或いは手
で取り上げた時に、即座に、ランプが点灯して懐中電灯
の機能を果たして欲しい要望がある。タッチスイッチは
その要望に答えるものとして、最適な機能である。
チ103に変えて用いた場合の説明をする。地震で気が
動転している時に、電源スイッチを操作する事も儘なら
ないことが想定できる。装置を手で持った時、或いは手
で取り上げた時に、即座に、ランプが点灯して懐中電灯
の機能を果たして欲しい要望がある。タッチスイッチは
その要望に答えるものとして、最適な機能である。
【0039】タッチスイッチ110のセンサは静電誘電
を利用した方式が一般的で、人体が触れた静電誘電によ
る電位の変化をとらえ、その変化する信号で電源を「O
N」と「OFF」の動作を行なう回路を構成したタッチ
スイッチ110を用いて、ランプ102を点灯や消灯を
させる。
を利用した方式が一般的で、人体が触れた静電誘電によ
る電位の変化をとらえ、その変化する信号で電源を「O
N」と「OFF」の動作を行なう回路を構成したタッチ
スイッチ110を用いて、ランプ102を点灯や消灯を
させる。
【0040】明時や、照明を必要としない時の携帯時に
ランプを消灯する場合は、全機能停止スイッチ111を
「OFF」にする。尚、地震照明部220のランプ10
2点灯回路に、タッチスイッチ回路を接続して、ランプ
の点滅動作を行う事もできる。
ランプを消灯する場合は、全機能停止スイッチ111を
「OFF」にする。尚、地震照明部220のランプ10
2点灯回路に、タッチスイッチ回路を接続して、ランプ
の点滅動作を行う事もできる。
【0041】図5で音響警報手段の説明をしたが、音響
情報は、被害者や捜索者にとって、重要な役割を担うこ
とになるが、多くの瓦礫の下方に位置したときや、騒音
が激しい現場では、音響情報が聞き取れない事がある。
極く微弱な救難無線電波の発信を、音響情報と併用する
ことで、上記悪条件下でも、電波探知器やラジオ受信機
により発信源の確認ができる。救難無線電波の発信内容
は、例えば、極めて単純な形式のモールス信号の「SO
S」や数字を組み合わせた識別番号や符号(以後、識別
符号又は符号と言う)を用いることで、十分に役立つ情
報となりうる。救難無線電波の発信は地震発生後から開
始し、装置の電源スイッチの操作で動作を停止するま
で、連続に発信を続ける。
情報は、被害者や捜索者にとって、重要な役割を担うこ
とになるが、多くの瓦礫の下方に位置したときや、騒音
が激しい現場では、音響情報が聞き取れない事がある。
極く微弱な救難無線電波の発信を、音響情報と併用する
ことで、上記悪条件下でも、電波探知器やラジオ受信機
により発信源の確認ができる。救難無線電波の発信内容
は、例えば、極めて単純な形式のモールス信号の「SO
S」や数字を組み合わせた識別番号や符号(以後、識別
符号又は符号と言う)を用いることで、十分に役立つ情
報となりうる。救難無線電波の発信は地震発生後から開
始し、装置の電源スイッチの操作で動作を停止するま
で、連続に発信を続ける。
【0042】図2及び図8に、救難無線発信部260を
設けたブロック図を示す。図6に救難無線発信部260
の詳細のブロック図を示す。救難無線発信部260はア
ンテナ261、符号形成部262及び発信部263にて
構成する。符号形成部262は符号形成用のタイマー回
路と、ロジック回路で作る符号形成回路で構成する。識
別符号は3桁程度とし、IC作成時にマスクで決めても
よいし、外付けのデジスイッチで設定できる方法でもよ
い。
設けたブロック図を示す。図6に救難無線発信部260
の詳細のブロック図を示す。救難無線発信部260はア
ンテナ261、符号形成部262及び発信部263にて
構成する。符号形成部262は符号形成用のタイマー回
路と、ロジック回路で作る符号形成回路で構成する。識
別符号は3桁程度とし、IC作成時にマスクで決めても
よいし、外付けのデジスイッチで設定できる方法でもよ
い。
【0043】発信部263は搬送周波を発振する発振回
路と変調音を作る変調音発振回路と変調回路で構成す
る。識別符号に変えて、変調音の音色を変えて発信源の
違いを示す事もできる。記憶部230の信号を受け、明
暗に関係が無く、救難無線電波の発信を自動的に行い、
アンテナ261より救難無線電波の発射をする。無線周
波数は非常無線用に割り当てられている周波数帯を用て
もよいが、懐中電灯への利用ともなると、莫大な数量の
装置が存在する事になり、個々に周波数を割り当てるこ
とは不可能である。又、その電波を探る電波探知器を多
くの場所に設置する費用も莫大であり、操作する技術者
の養成も大変である。更に、大災害の発生ともなれば、
電波探知器の供給不足が問題となる。そこで、極めて広
く利用されている、AMやFMラジオの周波数帯を用い
て、ボランティア活動の方々の奉仕で捜索が果たせる配
慮が望ましい。
路と変調音を作る変調音発振回路と変調回路で構成す
る。識別符号に変えて、変調音の音色を変えて発信源の
違いを示す事もできる。記憶部230の信号を受け、明
暗に関係が無く、救難無線電波の発信を自動的に行い、
アンテナ261より救難無線電波の発射をする。無線周
波数は非常無線用に割り当てられている周波数帯を用て
もよいが、懐中電灯への利用ともなると、莫大な数量の
装置が存在する事になり、個々に周波数を割り当てるこ
とは不可能である。又、その電波を探る電波探知器を多
くの場所に設置する費用も莫大であり、操作する技術者
の養成も大変である。更に、大災害の発生ともなれば、
電波探知器の供給不足が問題となる。そこで、極めて広
く利用されている、AMやFMラジオの周波数帯を用い
て、ボランティア活動の方々の奉仕で捜索が果たせる配
慮が望ましい。
【0044】即ち、AMやFMラジオの周波数帯であれ
ば、ラジオ受信機を用いて、3方向から到来電波の指向
性と電波強度で発信源が探知できる。救難無線電波は半
径100米程度の到達距離を有する極微弱な電波とする
が、その地域内で発信する幾つかの発信源を識別をする
配慮も必要で、発信電波に識別符号を付して対応する。
識別符号として、1万台〜1千万台の識別を仮定する
と、4〜8桁程度の識別符号が必要になるが、限局され
た地域内の発信源を対象とすれば、3〜4桁で十分と考
える。簡単な識別符号は、探知する側にとっても判別し
やすい。
ば、ラジオ受信機を用いて、3方向から到来電波の指向
性と電波強度で発信源が探知できる。救難無線電波は半
径100米程度の到達距離を有する極微弱な電波とする
が、その地域内で発信する幾つかの発信源を識別をする
配慮も必要で、発信電波に識別符号を付して対応する。
識別符号として、1万台〜1千万台の識別を仮定する
と、4〜8桁程度の識別符号が必要になるが、限局され
た地域内の発信源を対象とすれば、3〜4桁で十分と考
える。簡単な識別符号は、探知する側にとっても判別し
やすい。
【0045】図7に識別符号の例を示す。図7(A)は
モールス符号の「SOS」、図7(B)はモールス符号
の数値の一例を示す。何れも長い符号であり、識別に要
する時間も長くかかり、素人が識別するには適切でな
い。図7(C)は簡略化した符号の案で、「1〜3」迄
は数に合わせた短音を並べ、「4」は1個の長音で
「4」を表現する。これにより、識別に要する時間も短
く、素人が識別するのが容易となる。この4迄の数字を
3桁の組み合わせで作る識別符号の組合せ数は64通
り、4桁の組み合わせで作る識別符号の組合せ数は25
6通りできる。3桁と4桁の組合せの両方を利用する
と、320通りの組合せ数となり、識別数として十分と
判断できる。この識別符号の音色を、3〜4音階の音色
を用いて、識別符号との組み合わせを行うと、容易に8
桁程度の識別は可能となる。
モールス符号の「SOS」、図7(B)はモールス符号
の数値の一例を示す。何れも長い符号であり、識別に要
する時間も長くかかり、素人が識別するには適切でな
い。図7(C)は簡略化した符号の案で、「1〜3」迄
は数に合わせた短音を並べ、「4」は1個の長音で
「4」を表現する。これにより、識別に要する時間も短
く、素人が識別するのが容易となる。この4迄の数字を
3桁の組み合わせで作る識別符号の組合せ数は64通
り、4桁の組み合わせで作る識別符号の組合せ数は25
6通りできる。3桁と4桁の組合せの両方を利用する
と、320通りの組合せ数となり、識別数として十分と
判断できる。この識別符号の音色を、3〜4音階の音色
を用いて、識別符号との組み合わせを行うと、容易に8
桁程度の識別は可能となる。
【0046】次に示す図8は、装置の電源スイッチ10
4を「ON」の時に正常の姿勢に設定し、電源スイッチ
104を「OFF」にする操作で、警報音を停止する回
路構成を示すブロック図の一例である。この装置を、暗
時に懐中電灯に利用する目的で持ち上げれば、電源スイ
ッチ104は「ON」の時に動作を設定してあるので、
電源スイッチの操作の必要なしにランプの点灯ができ、
機敏な行動の約束ができる。図8の回路図では、懐中電
灯部100と電子回路部200の区分は難しいが、図1
の区分に準じてあえて区分線を設けた。
4を「ON」の時に正常の姿勢に設定し、電源スイッチ
104を「OFF」にする操作で、警報音を停止する回
路構成を示すブロック図の一例である。この装置を、暗
時に懐中電灯に利用する目的で持ち上げれば、電源スイ
ッチ104は「ON」の時に動作を設定してあるので、
電源スイッチの操作の必要なしにランプの点灯ができ、
機敏な行動の約束ができる。図8の回路図では、懐中電
灯部100と電子回路部200の区分は難しいが、図1
の区分に準じてあえて区分線を設けた。
【0047】図1との大きな相違は、電源スイッチ10
4は少なくとも単極双頭式と言われる、切替え接点を有
するスイッチ形式で、多用途化した懐中電灯に使用する
ことが多い形式のスイッチで、電源スイッチ104を
「ON」の時に動作を設定し、「OFF」にする操作
で、ランプの消灯と警報音を停止する。ランプ102の
点灯は、地震照明具として使用する時は当然として、懐
中電灯として使用する時も、懐中電灯/地震照明部27
0の半導体を経由して行う事である。電源スイッチ10
4を「OFF」した状態は、電子回路部200の電源側
の接続が短絡の状態で、電子回路部200は全く動作し
ないし、電子回路200に保有の記憶も消去する。
4は少なくとも単極双頭式と言われる、切替え接点を有
するスイッチ形式で、多用途化した懐中電灯に使用する
ことが多い形式のスイッチで、電源スイッチ104を
「ON」の時に動作を設定し、「OFF」にする操作
で、ランプの消灯と警報音を停止する。ランプ102の
点灯は、地震照明具として使用する時は当然として、懐
中電灯として使用する時も、懐中電灯/地震照明部27
0の半導体を経由して行う事である。電源スイッチ10
4を「OFF」した状態は、電子回路部200の電源側
の接続が短絡の状態で、電子回路部200は全く動作し
ないし、電子回路200に保有の記憶も消去する。
【0048】図9は、図8の具体的回路の例を示す。主
要となる懐中電灯/地震照明部270の動作の説明をす
る。懐中電灯/地震照明部270は、トランジスタQ
3,Q4,Q5及びQ6とその周辺の電子部品で構成す
る。装置に乾電池を挿入して、電源スイッチ104を
「ON」した時は、ランプ102は点灯し、懐中電灯と
して利用した状態である。底部にある切替えスイッチ2
23は突出し、切替えスイッチ223の接点は「ON」
である。
要となる懐中電灯/地震照明部270の動作の説明をす
る。懐中電灯/地震照明部270は、トランジスタQ
3,Q4,Q5及びQ6とその周辺の電子部品で構成す
る。装置に乾電池を挿入して、電源スイッチ104を
「ON」した時は、ランプ102は点灯し、懐中電灯と
して利用した状態である。底部にある切替えスイッチ2
23は突出し、切替えスイッチ223の接点は「ON」
である。
【0049】この状態で、正常な姿勢に設置すると底部
にある切替えスイッチ223が押し込まれ、切替えスイ
ッチ223の接点は「OFF」となり、コンデンサC5
はその容量と抵抗器R7の抵抗値で決まる時定数に応じ
た充電時間で充電を行い、その一定時間のランプ102
の点灯が行われ、その後に消灯する。消灯と同時にコン
デンサC5は放電し、コンデンサC6が充電され、電子
回路200は待機の状態となる。コンデンサC6は記憶
の役目をおこなう。
にある切替えスイッチ223が押し込まれ、切替えスイ
ッチ223の接点は「OFF」となり、コンデンサC5
はその容量と抵抗器R7の抵抗値で決まる時定数に応じ
た充電時間で充電を行い、その一定時間のランプ102
の点灯が行われ、その後に消灯する。消灯と同時にコン
デンサC5は放電し、コンデンサC6が充電され、電子
回路200は待機の状態となる。コンデンサC6は記憶
の役目をおこなう。
【0050】地震発生により、装置が正常な姿勢に保た
れている暗時には、間欠閃光表示部210のコンデンサ
C2の、暗時に応じて発生した信号レベルの電位を、振
動センサ221の振動による接断の繰返し接触で生ずる
ノイズ波様な電気信号(以後、チャタリング信号と言
う)を作る。そのチャタリング信号が、コンデンサC4
を介してトランジスタQ3を作動して、その出力をグラ
ンド電位とし、コンデンサC6を放電し、トランジスタ
Q4及びQ5の作動を行い、それを介して、トランジス
タQ6を動作させ、コンデンサC5の充電時間に要する
一定時間のランプ102の点灯と、警報音の発生を行
う。
れている暗時には、間欠閃光表示部210のコンデンサ
C2の、暗時に応じて発生した信号レベルの電位を、振
動センサ221の振動による接断の繰返し接触で生ずる
ノイズ波様な電気信号(以後、チャタリング信号と言
う)を作る。そのチャタリング信号が、コンデンサC4
を介してトランジスタQ3を作動して、その出力をグラ
ンド電位とし、コンデンサC6を放電し、トランジスタ
Q4及びQ5の作動を行い、それを介して、トランジス
タQ6を動作させ、コンデンサC5の充電時間に要する
一定時間のランプ102の点灯と、警報音の発生を行
う。
【0051】間欠閃光表示部210は、トランジスタQ
1、Q2及びその周辺の電子部品で構成し、その動作
は、実用新案登録第1758343号「間欠閃光表示を
する懐中電灯」に記載の内容であり説明を省略する。間
欠閃光表示部210のコンデンサC2の、暗時に応じて
発生した信号レベルの電位の作成と、明暗信号の出力に
ついては図4の説明と同じである。。
1、Q2及びその周辺の電子部品で構成し、その動作
は、実用新案登録第1758343号「間欠閃光表示を
する懐中電灯」に記載の内容であり説明を省略する。間
欠閃光表示部210のコンデンサC2の、暗時に応じて
発生した信号レベルの電位の作成と、明暗信号の出力に
ついては図4の説明と同じである。。
【0052】暗時における上記正常な姿勢の状態の装置
を、懐中電灯に使用する時は装置をそのまま持ち上げ
る。底部にある切替えスイッチ223は突出し、切替え
スイッチ223の接点は「ON」となりコンデンサC5
を放電し、且つ放電状態の維持とトランジスタQ4の作
動を介して、トランジスタQ5及びQ6を作動させ、持
ち上げた時の振動センサ221のチャタリング信号でラ
ンプ102は点灯し、その後、ランプ102の連続点灯
と警報音の連続警報が行われる。電源スイッチ104を
一旦「OFF」にして、電子回路部200への電源供給
を絶ち、動作を停止し、電子回路200に保有の記憶を
消去した後、電源スイッチ104を再び「ON」すれ
ば、ランプ102のみの点灯の懐中電灯の動作となる。
を、懐中電灯に使用する時は装置をそのまま持ち上げ
る。底部にある切替えスイッチ223は突出し、切替え
スイッチ223の接点は「ON」となりコンデンサC5
を放電し、且つ放電状態の維持とトランジスタQ4の作
動を介して、トランジスタQ5及びQ6を作動させ、持
ち上げた時の振動センサ221のチャタリング信号でラ
ンプ102は点灯し、その後、ランプ102の連続点灯
と警報音の連続警報が行われる。電源スイッチ104を
一旦「OFF」にして、電子回路部200への電源供給
を絶ち、動作を停止し、電子回路200に保有の記憶を
消去した後、電源スイッチ104を再び「ON」すれ
ば、ランプ102のみの点灯の懐中電灯の動作となる。
【0053】地震発生により、装置が転倒した暗時に
は、振動センサ221のチャタリング信号により一定時
間のランプ102の点灯と連続の警報音の発生を行うと
同時に、底部にある切替えスイッチ223は突出し、切
替えスイッチ223の接点は「ON」となり、懐中電灯
として使用の状態と同様の、ランプ102の連続点灯
と、連続の警報音の発生を行い、装置の所在をランプの
照明と警報音で明確に知らせる事ができる。
は、振動センサ221のチャタリング信号により一定時
間のランプ102の点灯と連続の警報音の発生を行うと
同時に、底部にある切替えスイッチ223は突出し、切
替えスイッチ223の接点は「ON」となり、懐中電灯
として使用の状態と同様の、ランプ102の連続点灯
と、連続の警報音の発生を行い、装置の所在をランプの
照明と警報音で明確に知らせる事ができる。
【0054】装置が少し斜め姿勢に設置されている場合
で、振動センサ221の振り子221aと固定端子22
1bが常時接触していても、地震により振り子221a
が揺れて接断の繰返しが行なわれれば、チャタリング信
号が生じ、前記地震表示具の動作を行う。装置の厳しい
設置条件に縛られず、幾分の自由度を持つ方法である
が、装置の仕様で定める感応震度で動作させるにはそぐ
わない。装置の仕様で定める震度条件で動作させるに
は、正確な垂直性の保持が必要である。
で、振動センサ221の振り子221aと固定端子22
1bが常時接触していても、地震により振り子221a
が揺れて接断の繰返しが行なわれれば、チャタリング信
号が生じ、前記地震表示具の動作を行う。装置の厳しい
設置条件に縛られず、幾分の自由度を持つ方法である
が、装置の仕様で定める感応震度で動作させるにはそぐ
わない。装置の仕様で定める震度条件で動作させるに
は、正確な垂直性の保持が必要である。
【0055】図9での警報音発生は、チャタリング信号
でトランジスタQ3の作動を受けて、トランジスタQ8
の作動を介してQ7を動作し、警報音発振回路のトラン
ジスタQ9及びQ10を動作して圧電発音体251を駆
動し、警報音を発生する例を示す。
でトランジスタQ3の作動を受けて、トランジスタQ8
の作動を介してQ7を動作し、警報音発振回路のトラン
ジスタQ9及びQ10を動作して圧電発音体251を駆
動し、警報音を発生する例を示す。
【0056】図1、図2、図4及び図8、図9で説明
の、懐中電灯部100、電源スイッチ103及び10
4、タッチスイッチ110、間欠閃光表示部210、地
震照明部220、記憶部230、明暗弁別部240、音
響警報部250、救難無線発信部260及び懐中電灯/
地震照明部270等の組合せは自由であり、使用目的に
応じた構成ができる。
の、懐中電灯部100、電源スイッチ103及び10
4、タッチスイッチ110、間欠閃光表示部210、地
震照明部220、記憶部230、明暗弁別部240、音
響警報部250、救難無線発信部260及び懐中電灯/
地震照明部270等の組合せは自由であり、使用目的に
応じた構成ができる。
【0057】図10はマイクロプロセッサ回路(以後、
CPUと言う)を用いた場合の、プログラムチャートの
一例である。本装置の発明の趣旨である装置の所在を、
音響や無線等の警報手段を用いて知らせることにより、
その近在に人が居る事を間接的に告知するシステムを実
現することが目的であり、それに則ったプログラム設定
である。
CPUと言う)を用いた場合の、プログラムチャートの
一例である。本装置の発明の趣旨である装置の所在を、
音響や無線等の警報手段を用いて知らせることにより、
その近在に人が居る事を間接的に告知するシステムを実
現することが目的であり、それに則ったプログラム設定
である。
【0058】乾電池の挿入時は、装置に手を触れて行う
ので乾電池が挿入された時にランプは点灯する。装置を
設置して手を離すと、正常な姿勢の時はランプは直ちに
消灯するが、設置に傾きがあり傾斜センサ310が閾値
を越えるとランプは点灯を続ける。傾斜センサ310の
図11に示す例は、振動センサ221の振り子221a
を兼用利用する例で、地震の振動を拾う固定端子221
bとは別に、少なくとも3分割した傾斜電極311によ
り、振り子221aとの静電容量の差異を検知し、装置
の姿勢をCPUで演算処理をして行う。傾斜電極311
は振り子221aの揺れの傾斜に合わせた、円錐体の形
状により静電容量の増加が計れる。尚、図示はしていな
いが、乾電池挿入の後の、装置の移動や運搬目的で手が
触れたときの点灯防止の目的に、電源スイッチを必要に
応じて設ける。
ので乾電池が挿入された時にランプは点灯する。装置を
設置して手を離すと、正常な姿勢の時はランプは直ちに
消灯するが、設置に傾きがあり傾斜センサ310が閾値
を越えるとランプは点灯を続ける。傾斜センサ310の
図11に示す例は、振動センサ221の振り子221a
を兼用利用する例で、地震の振動を拾う固定端子221
bとは別に、少なくとも3分割した傾斜電極311によ
り、振り子221aとの静電容量の差異を検知し、装置
の姿勢をCPUで演算処理をして行う。傾斜電極311
は振り子221aの揺れの傾斜に合わせた、円錐体の形
状により静電容量の増加が計れる。尚、図示はしていな
いが、乾電池挿入の後の、装置の移動や運搬目的で手が
触れたときの点灯防止の目的に、電源スイッチを必要に
応じて設ける。
【0059】間欠閃光表示機能は、実用新案登録第17
58343号「間欠閃光表示をする懐中電灯」に記載の
内容に準じた動作を示した。それに拘るものでないが、
非常時に使用する安全用品の使命としては、どの品種で
あっても、標準化された表示形態であることが望まし
い。尚、LEDの発色、点滅間隔、輝度等に変化を与え
たり、バックライト機能を持った液晶表示等の利用は、
容易に類推できる範囲である。
58343号「間欠閃光表示をする懐中電灯」に記載の
内容に準じた動作を示した。それに拘るものでないが、
非常時に使用する安全用品の使命としては、どの品種で
あっても、標準化された表示形態であることが望まし
い。尚、LEDの発色、点滅間隔、輝度等に変化を与え
たり、バックライト機能を持った液晶表示等の利用は、
容易に類推できる範囲である。
【0060】地震が発生し、振動センサが検知以下の震
度であれば、間欠閃光表示機能の所に動作は戻る。振動
センサ221が検知した震度で、装置は正常な姿勢の場
合は、ランプは一定時間の照明を行い、音響や救難無線
の警報手段は連続の動作をする。地震の振動で装置が転
倒した場合は、振動センサの振り子221aと固定端子
221bが接触しっぱなしになることで転倒している事
を判断して、正常な姿勢の場合よりも、5〜10倍程度
の長い時間のランプの点灯を行う等の変化を付け、音響
や救難無線の警報手段の連続の動作をする。音響警報手
段は、図5に示した内容を十分に盛り込むことができ
る。周囲環境の明暗の変化に応じて、点線で示す表示の
変化をする。地震検知後のランプ照明は、明時には動作
をしないが、暗示には地震検知の初日には1時間置きに
一定時間の照明を行い、2日目は2時間置き、3日目は
3時間置き等の点灯間隔や点灯時間の変化や、乾電池の
消耗度合を監視しながら、照明の輝度を変えて乾電池の
長寿命化を計ることは容易にできる。
度であれば、間欠閃光表示機能の所に動作は戻る。振動
センサ221が検知した震度で、装置は正常な姿勢の場
合は、ランプは一定時間の照明を行い、音響や救難無線
の警報手段は連続の動作をする。地震の振動で装置が転
倒した場合は、振動センサの振り子221aと固定端子
221bが接触しっぱなしになることで転倒している事
を判断して、正常な姿勢の場合よりも、5〜10倍程度
の長い時間のランプの点灯を行う等の変化を付け、音響
や救難無線の警報手段の連続の動作をする。音響警報手
段は、図5に示した内容を十分に盛り込むことができ
る。周囲環境の明暗の変化に応じて、点線で示す表示の
変化をする。地震検知後のランプ照明は、明時には動作
をしないが、暗示には地震検知の初日には1時間置きに
一定時間の照明を行い、2日目は2時間置き、3日目は
3時間置き等の点灯間隔や点灯時間の変化や、乾電池の
消耗度合を監視しながら、照明の輝度を変えて乾電池の
長寿命化を計ることは容易にできる。
【0061】CPUを用いたタッチスイッチ方式の説明
をしたが、図1及び図8で説明の電源スイッチを用いる
場合は、多少のプログラムの修正で対応できる。又、底
部の切替えスイッチ223も不要にできる。更に、CP
U搭載により記憶内容の処理が深められ、その場の地震
発生の時刻や震度の記憶が可能となる。当然、時計機能
や震度測定ができる振動センサの搭載が必要になる。こ
の記憶を用いて、震源地からその現場までの地震の伝搬
速度や振動強度の詳細な解析が可能となり、推測でしか
ない地震の解明の一助になる。
をしたが、図1及び図8で説明の電源スイッチを用いる
場合は、多少のプログラムの修正で対応できる。又、底
部の切替えスイッチ223も不要にできる。更に、CP
U搭載により記憶内容の処理が深められ、その場の地震
発生の時刻や震度の記憶が可能となる。当然、時計機能
や震度測定ができる振動センサの搭載が必要になる。こ
の記憶を用いて、震源地からその現場までの地震の伝搬
速度や振動強度の詳細な解析が可能となり、推測でしか
ない地震の解明の一助になる。
【0062】
【発明の効果】暗闇の中での大地震はパニックを起こ
す。照明や音響は精神を安定させる大きい効果を持つも
のである。特に、落下物等により物陰に隠れた場合で
も、所在を知らせる警報音による音響情報は、大地震の
際のパニックを防止する精神安定効果は大きい。地震表
示具兼懐中電灯の所在を知らせる間欠閃光表示にて、懐
中電灯の所在を習慣ずけ、条件反射を養い、更に、非常
時の際の、一定時間の明るい照明とその後に続く間欠閃
光表示に付加した警報音によって、装置の所在を知らせ
る事は、落下物等の物陰に隠れていても発見を可能と
し、精神的な落ち着きを増倍する効果がある。更に、装
置の所在がわかり、懐中電灯として使用する時にも警報
音が鳴っているのは、苛立ちの基になるので、ライトの
点灯や消灯に関連して自動的に警報音を停止できること
は、速やかな避難行動への効果になる。
す。照明や音響は精神を安定させる大きい効果を持つも
のである。特に、落下物等により物陰に隠れた場合で
も、所在を知らせる警報音による音響情報は、大地震の
際のパニックを防止する精神安定効果は大きい。地震表
示具兼懐中電灯の所在を知らせる間欠閃光表示にて、懐
中電灯の所在を習慣ずけ、条件反射を養い、更に、非常
時の際の、一定時間の明るい照明とその後に続く間欠閃
光表示に付加した警報音によって、装置の所在を知らせ
る事は、落下物等の物陰に隠れていても発見を可能と
し、精神的な落ち着きを増倍する効果がある。更に、装
置の所在がわかり、懐中電灯として使用する時にも警報
音が鳴っているのは、苛立ちの基になるので、ライトの
点灯や消灯に関連して自動的に警報音を停止できること
は、速やかな避難行動への効果になる。
【0063】警報音は「ピィッ・ピィッ・ピィッ」の間
欠的警報音の神経を苛立たせる音ばかりでなく、精神の
安らぎを生むメロディや、所在を知らせる音声合成回路
による、持ち主の氏名、住所、電話番号のメッセージの
告知や、ラジオ放送の受信等を用いて、閉じ込められた
者に安心感を与える事ができるばかりでなく、音声合成
回路の告知は救出者の捜索の手掛かりにもなる効果が大
きい。
欠的警報音の神経を苛立たせる音ばかりでなく、精神の
安らぎを生むメロディや、所在を知らせる音声合成回路
による、持ち主の氏名、住所、電話番号のメッセージの
告知や、ラジオ放送の受信等を用いて、閉じ込められた
者に安心感を与える事ができるばかりでなく、音声合成
回路の告知は救出者の捜索の手掛かりにもなる効果が大
きい。
【0064】警報の信号に、無線電波を用いた、救難信
号の発信は、懐中電灯に付加する機能としては画期的な
考えで、地震災害ばかりでなく、各種の災害を始め、レ
ジャー、スポーツ、等に利用できるものである。特に、
AMやFMラジオの周波数帯を用いれば、ボランティア
活動の捜索が期待できる。同じ用途でも、色々な回路構
成が考えられ、モノリシックやマイコン等を利用した組
合せにより、用途にあった構成の装置が可能である。C
PU方式の記憶を用いて、震源地からその現場までの地
震の伝搬速度や振動強度の詳細な解析が可能となり、推
測でしかない地震の解明の一助になる。
号の発信は、懐中電灯に付加する機能としては画期的な
考えで、地震災害ばかりでなく、各種の災害を始め、レ
ジャー、スポーツ、等に利用できるものである。特に、
AMやFMラジオの周波数帯を用いれば、ボランティア
活動の捜索が期待できる。同じ用途でも、色々な回路構
成が考えられ、モノリシックやマイコン等を利用した組
合せにより、用途にあった構成の装置が可能である。C
PU方式の記憶を用いて、震源地からその現場までの地
震の伝搬速度や振動強度の詳細な解析が可能となり、推
測でしかない地震の解明の一助になる。
【図1】装置の一例を示したブロック図。
【図2】装置の一応用例を示したブロック図。
【図3】装置の正常な姿勢と外観を示す斜視図。
【図4】図1ブロック図の具体的な回路の一例を示す
図。
図。
【図5】音響警報手段の回路例を示す図。
【図6】救難無線発振部を示すブロック図。
【図7】識別符号の例を示す図
【図8】装置の別例を示したブロック図。
【図9】図8ブロック図の具体的な回路の一例を示す
図。
図。
【図10】CPUを用いたプログラムチャートの一例を
示す図。
示す図。
【図11】傾斜センサの一例を示す図。
100 懐中電灯部 101 乾電池 102 ランプ 103 電源スイッチ 104 電源スイッチ 110 タッチスイッチ 111 全機能停止スイッチ 200 電子回路部 201 電子回路部機能停止スイッチ 210 間欠閃光表示部 211 光センサ 212 LED 220 地震照明部 221 振動センサ(横揺れ用) 222 振動センサ(縦揺れ用) 223 切替えスイッチ 230 記憶部 231 ゲート回路 232 RSフリップ・フロップ回路 240 明暗分別部 250 音響警報部 251 発音体 255 メロディ回路 256 タイマー切替え回路 257 音声合成回路 258 ラジオ受信機 260 救難無線発信部 261 アンテナ 262 符号形成部 263 発信部 270 懐中電灯/地震照明部 310 傾斜センサ
Claims (12)
- 【請求項1】電源スイッチを切った状態で、暗時に発光
するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、底部の切替え
スイッチを押込んだ正常な姿勢に保持している時、振動
により如何なる姿勢に変化しても、振動センサの信号で
連続した無線警報手段の動作と一定時間のランプの点灯
を行い、暗時には間欠閃光表示と伴に音響警報手段を動
作させ、電源スイッチを入れることで、ランプの点灯と
両警報手段の停止を行う警報機能付地震照明具兼懐中電
灯。 - 【請求項2】電源スイッチを切った状態で、暗時に発光
するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、底部の切替え
スイッチを押込んだ正常な姿勢に保持している時、振動
により如何なる姿勢に変化しても、振動センサの信号で
連続した1以上の警報手段の動作と一定時間のランプの
点灯を行い、電源スイッチを入れることで、ランプの点
灯と警報手段の停止を行う警報機能付地震照明具兼懐中
電灯。 - 【請求項3】電源スイッチを切った状態で、暗時に発光
するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、底部の切替え
スイッチを押込んだ正常な姿勢に保持している時、振動
により如何なる姿勢に変化しても、振動センサの信号で
一定時間のランプの点灯を行い、暗時には間欠閃光表示
と伴に1以上の警報手段を動作させ、電源スイッチを入
れることで、ランプの点灯と警報手段の停止を行う警報
機能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項4】タッチスイッチを離した状態で、暗時に発
光するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、正常な姿勢
に保持している時、振動により如何なる姿勢に変化して
も、振動センサの信号で連続した無線警報手段の動作と
一定時間のランプの点灯を行い、暗時には間欠閃光表示
と伴に音響警報手段を動作させ、タッチスイッチに触れ
ることで、ランプの点灯と両警報手段の停止を行う警報
機能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項5】タッチスイッチを離した状態で、暗時に発
光するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、正常な姿勢
に保持している時、振動により如何なる姿勢に変化して
も、振動センサの信号で連続した1以上の警報手段の動
作と一定時間のランプの点灯を行い、タッチスイッチに
触れることで、ランプの点灯と警報手段の停止を行う警
報機能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項6】タッチスイッチを離した状態で、暗時に発
光するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、正常な姿勢
に保持している時、振動により如何なる姿勢に変化して
も、振動センサの信号で一定時間のランプの点灯を行
い、暗時には間欠閃光表示と伴に1以上の警報手段を動
作させ、タッチスイッチに触れることで、ランプの点灯
と警報手段の停止を行う警報機能付地震照明具兼懐中電
灯。 - 【請求項7】電源スイッチを入れた状態で、底部の切替
えスイッチを押込んだ正常な姿勢に保持し、一定時間の
ランプ点灯の後、暗時に発光するLEDを用いた間欠閃
光表示を備え、振動後も底部の切替えスイッチが押し込
まれた正常な姿勢が保持されている場合は、振動センサ
からの信号で一定時間のランプの点灯を行い、暗時には
間欠閃光表示と伴に1以上の警報手段を動作させ、振動
により転倒して底部の切替えスイッチが突出した状態の
場合は、振動センサからの信号で連続したランプの点灯
と1以上の警報の動作を行い、電源スイッチを切ること
で、ランプの消灯や警報手段の停止が行われ、携帯時の
底部の切替えスイッチが突出した状態の時に、電源スイ
ッチを入れることで、ランプの点灯を行なう警報機能付
地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項8】電源スイッチを入れた状態で、底部の切替
えスイッチを押込んだ正常な姿勢に保持し、一定時間の
ランプ点灯の後、暗時に発光するLEDを用いた間欠閃
光表示を備え、振動後も底部の切替えスイッチが押し込
まれた正常な姿勢が保持されている場合は、振動センサ
からの信号で一定時間のランプの点灯を行い、暗時には
間欠閃光表示と伴に1以上の警報手段を動作させ、振動
により転倒して底部の切替えスイッチが突出した状態の
場合は、振動センサからの信号で連続した1以上の警報
手段の動作と、一定時間のランプの点灯を行い、電源ス
イッチを切ることで、ランプの消灯や警報手段の停止が
行われ、携帯時の底部の切替えスイッチが突出した状態
の時に、電源スイッチを入れることで、ランプの点灯を
行なう警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項9】タッチスイッチを離した状態で、暗時に発
光するLEDを用いた間欠閃光表示を備え、傾斜センサ
を用いた装置の正常な姿勢の検知とその表示機能で正常
な姿勢を保持している時、振動により如何なる姿勢に変
化しても、振動センサの信号で連続した単純音や音楽や
告知情報やラジオ放送等の音響警報手段の動作、救難無
線発信の無線警報手段の動作、状況に応じた各種の一定
時間のランプの点灯手段の動作、振動を検知した時刻や
振動強度の記憶手段の動作、タッチスイッチに触れるこ
とでランプの点灯と警報手段の停止等の1以上のコント
ロールをCPUを用いて行なう警報機能付地震照明具兼
懐中電灯。 - 【請求項10】暗時に発光し明時に停止するLEDを用
いた間欠閃光表示の、LEDの間欠閃光の点灯時に同期
或いは、その反転した消灯時に同期を持って間欠した警
報音を発する、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8及び請求
項9に記載の警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項11】振動センサの振動による接点の開閉動作
で生ずるノイズ波様な電気信号のチャタリング信号を、
振動センサの信号として作動する回路を構成した、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8及び請求項9に記載の警報機
能付地震照明具兼懐中電灯。 - 【請求項12】ランプとトランジスタのコレクタとの接
続点の電圧レベルが、トランジスタのエミッタから見
て、ランプ点灯時はLレベル、ランプ消灯時はHレベル
となるランプの点滅のコントロール回路において、抵抗
器とコンデンサとダイオードで構成する回路により、ラ
ンプ点灯時のLレベルからランプ消灯時のHレベルに移
行する時には、それより遅れてHレベルになり、ランプ
点灯時のLレベルに移行する時は速やかにLレベルとな
る信号を用いて、振動センサからの信号を記憶する回路
の信号とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8及び請求
項9に記載の警報機能付地震照明具兼懐中電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631396A JPH1021701A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20631396A JPH1021701A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1021701A true JPH1021701A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16521240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20631396A Pending JPH1021701A (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | 警報機能付地震照明具兼懐中電灯。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1021701A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005302318A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Works Ltd | 防犯装置、およびそれを備えた照明器具 |
JP2009086698A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信装置 |
JP2011183134A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Masamitsu Onishi | ●自律発光灯(具)(t.430)●発光帽章(t.431)●自律発光ペンダント(t.432)●自律発光チェーンホルダー(t.433)●緑色サイドミラー保護灯(t.436)●青色類車番灯(t.437)●青色類ストップランプ(t.438)●反対色入(帯、板、風車、風船、他)信号具(t.439) |
-
1996
- 1996-07-03 JP JP20631396A patent/JPH1021701A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005302318A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Matsushita Electric Works Ltd | 防犯装置、およびそれを備えた照明器具 |
JP2009086698A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信装置 |
JP2011183134A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Masamitsu Onishi | ●自律発光灯(具)(t.430)●発光帽章(t.431)●自律発光ペンダント(t.432)●自律発光チェーンホルダー(t.433)●緑色サイドミラー保護灯(t.436)●青色類車番灯(t.437)●青色類ストップランプ(t.438)●反対色入(帯、板、風車、風船、他)信号具(t.439) |
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