JP4291028B2 - 屋外用照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路などを照明するために屋外に設置される屋外用照明装置に関し、特に緊急放送受信機を備え、緊急警報放送信号を受信した緊急警報の発令時には、通常時とは異なった特別の照明動作などを行なって緊急警報の発令を報知するようにした屋外用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震や津波が発生した場合、或いはその発生の虞がある場合、NHKなどの緊急警報放送用実験局免許を得た放送局から、緊急警報信号が全国に向けて送信される。この緊急警報信号は、信号種別、地域、発生日時などの情報を含む低ビットレートのデータ信号であるが、その緊急警報信号を受信する場合には、専用の緊急放送受信機を用意し、それを常に受信可能な状態にして、待機しておく必要がある。
【0003】
この種の緊急放送受信機としては、例えば下記特許文献1において提案されたものが、従来知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−167293号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、各家庭に緊急放送受信機を用意し、それを常に受信待機状態としている家庭はまだまだ少なく、しかも、外出先や訪問先或いは移動中の道路上などにおいては、緊急警報の発令を知るすべはなく、緊急警報の発令の際には、外出先或いは訪問先などで移動中の人々などに、迅速に緊急警報を知らせる手段の設置が要望されていた。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、緊急警報の発令時には、その緊急警報信号を受信して、道路を移動中の人などに緊急警報を報知することができる屋外用照明装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の屋外用照明装置は、屋外に設置され、照明光を放射して照明する照明灯と、人体の接近を検出しその検出信号を出力する人感検出器と、昼と夜を判別する昼夜判別手段と、太陽光を受光可能に配設された太陽電池及び太陽電池の起電力を蓄電する蓄電体と、昼夜判別手段が夜と判別し且つ人感検出器が人体の接近を検出したとき、照明灯を点灯させるように制御する通常時制御手段と、を備えた屋外用照明装置において、
緊急警報信号及び緊急警報信号の試験信号を受信する緊急放送受信機と、ラジオ放送を受信するラジオ受信機と、緊急放送受信機が緊急警報信号を受信したとき、照明灯を通常時とは異なる状態で点灯させるように制御する緊急時制御手段と、緊急警報信号が試験信号であったとき、点灯する確認用ランプと、
を備え、
太陽電池及び太陽電池の起電力を蓄電する蓄電体が、照明灯、緊急放送受信機、ラジオ受信機、及び確認用ランプの電源として接続され、緊急時制御手段は、緊急放送受信機が緊急警報信号を受信したとき、照明灯を点灯させると共に、ラジオ受信機を受信動作させる一方、緊急放送受信機の受信した緊急警報信号が試験信号であったときには、確認用ランプを点灯させることを特徴とする。
【0008】
【作用】
このような構成の屋外用照明装置は、例えば横断歩道用照明装置として道路などの屋外に設置される。周囲が暗くなり昼夜判別手段が夜間と判定し、且つ人感検出器が人体の接近を検出したとき、照明灯を点灯させ、道路などを照明する。
【0009】
一方、地震や津波が発生した場合、或いはその発生の虞がある場合、NHKなどの緊急警報放送用実験局免許を得た放送局から、緊急警報信号が全国に向けて送信される。この緊急警報信号は、照明装置に設置した緊急放送受信機により受信される。そして緊急放送受信機が緊急警報信号を受信した時には、照明灯が通常時とは異なる状態で、例えば、連続して照明灯を点灯させ、或いは照明灯を点滅動作させるように制御する。これにより、道路を移動する人など屋外にいる人でも、緊急警報が発令されたことを知ることができ、また、道路などが照明されることにより、安全に移動することができる。
【0010】
また、上記屋外用照明装置は、照明灯、緊急放送受信機、ラジオ受信機、及び確認用ランプの電源として、太陽光を受光可能に配設される太陽電池及び太陽電池の起電力を蓄電する蓄電体が接続されるので、商用電源は必要なく、電源線を敷設することなく簡単に且つ安価に設置することができ、電気料金も不要となり、維持費を低減することができる。また、停電時にも本照明装置を動作させることができる。
【0011】
また、ラジオ受信機が設けられ、緊急時制御手段は、緊急放送受信機が緊急警報信号を受信したとき、照明灯を点灯させると共に、ラジオ受信機を受信動作させる。緊急警報の発令時には、例えば、NHKなどのラジオ放送局から緊急警報に関するニュースなどが放送されるので、その緊急警報の放送を照明装置に設けたスピーカから流し、その緊急警報に関する情報を道路上の人々に報知することができる。
【0012】
また、確認用ランプが設けられ、緊急時制御手段は、緊急放送受信機の受信した緊急警報信号が試験信号であったとき、確認用ランプを点灯させるから、予め決められた緊急警報信号の試験信号の送信に合わせて、確認用ランプを確認すれば、確認用ランプの点灯により、緊急放送受信機の動作確認を容易に行うことができる。
【0013】
ここで、昼夜判別手段が昼と判別し且つ人感検出器が人体の接近を検出したとき、音声案内を発生させる音声案内発生手段を設ければ、昼間に横断歩道などにおいて、人が横断歩道をわたる際、例えば「左右を良く見て渡りましょう」などの音声案内を発生させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した横断歩道用照明装置の正面図を示し、図2はその側面図を、図3はその構成ブロック図を示している。この照明装置は、地面に立設されるパイプ状の支柱2の上部に、照明灯部3と太陽電池5を設けて、照明光を斜め下方に照射するように構成される。
【0015】
照明灯部3は、反射器の内側中央に、例えば白熱球、各種放電灯、発光ダイオードなどの照明灯6を配設して構成され、照明灯6の向きは斜め下方に設定されている。図2に示すように、照明灯部3のケース内には、後述の制御回路20などを有する制御ユニット7と、電気二重層コンデンサ、小形密閉式鉛蓄電池などの蓄電体25が収納されている。さらに、照明灯部3の上部には太陽電池(太陽電池パネル)5が太陽光を受光可能に配設され、太陽電池5の上面は透明合成樹脂などの透明体でカバーされている。
【0016】
制御ユニット7内には、図3に示すように、照明灯6を点灯するための電源となる蓄電体25、太陽電池5の起電力を蓄電体25に供給して充電する充電回路22、昼夜を判別しその信号を出力する昼夜判別回路21、照明灯6を点灯駆動する点灯回路27、音声案内の音声データを予め記憶し必要時にそれを読み出して音声案内を発生させる音声回路32とスピーカ33、及び照明灯6の点灯や音声回路32、後述の緊急放送受信機23、ラジオ受信機30を制御する制御回路20が内蔵される。制御回路20は、CPU、ROM、入出力回路などを備えた演算処理回路から構成することができる。また、照明灯部3の外側には、人体の接近を検出する人感検出器26が取り付けられ、制御回路20にその検出信号を出力するように接続されている。
【0017】
人感検出器26としては、人体から放射される赤外線(熱線)を受光して人体を検出する焦電式または熱線式の人感検出器、人体に対し赤外線などの光線を照射し人体からの反射光線を受光して人体を検出する光線式人感検出器、周囲に超音波を送信し人体から反射して受信された超音波の送信から受信までの時間を計測して人体の接近を検出する超音波式人感検出器などを使用することができる。例えば、光線式人感検出器を使用する場合、赤外線の受光素子と投光素子を外側に向けて並設し、投光回路、受光回路、受光信号を検波して検出信号を出力する検出回路などから小型の検出器として構成することができる。
【0018】
図3に示すように、太陽電池5は、充電回路22に接続され、充電回路22は制御回路20に接続され、蓄電体25が過充放電防止回路35を介して制御回路20に接続され、太陽電池5で発生した起電力が、充電回路22、制御回路20、過充放電防止回路35を通して蓄電体25に蓄電される。蓄電体25には、電気二重層コンデンサ、小形密閉式鉛蓄電池など小形のものを使用することができる。
【0019】
照明灯6の点灯回路27はその点灯と消灯を制御する制御回路20に接続され、さらに制御回路20には昼夜判別回路21が接続されている。制御回路20は、昼夜判別回路21が夜を判別したとき、点灯回路27に点灯信号を送り、照明灯6を点灯させるように動作する。
【0020】
昼夜判別回路21は、太陽電池5の起電力を検出し、予め設定した基準電圧よりその起電圧が高い場合、昼と判断し、その起電圧が低い場合、夜と判断し、その判別信号を制御回路20に送るように構成される。太陽電池5は太陽光を受けて発電し、その起電力を充電回路22を通して蓄電体25に蓄電する。夜間になると、蓄電体25から放電される電力を点灯回路27を通して照明灯6に供給可能とする。
【0021】
さらに、図3に示すように、制御回路20には緊急放送受信機23が接続される。緊急放送受信機23は、アンテナに接続された同調回路、局部発信回路、中間周波増幅器、検波回路、低周波増幅器、信号識別回路などから構成され、所定の周波数の緊急警報信号を受信するように構成される。緊急警報信号は地震警報のための640Hzと津波警報のための1024Hzの信号からなり、信号識別回路は、受信され検波して取り出した低周波信号を識別して、640Hz、1024Hzの信号を検出する。
【0022】
また、制御回路20には、ラジオ受信機30が接続される。ラジオ受信機30は、アンテナに接続された同調回路、局部発信回路、中間周波増幅器、検波回路、低周波増幅器、スピーカ31などから構成され、例えばNHKなどの放送局から送信されるラジオ放送を受信するように構成される。ラジオ受信機30は、制御回路20によりその動作が制御され、緊急警報信号が緊急放送受信機23によって受信され、その信号が制御回路20に送られたとき、制御回路20は、ラジオ受信機30を受信動作させ、NHKなどの放送を受信してスピーカ31から放送を流すように動作する。
【0023】
さらに、制御回路20には、緊急警報信号の試験信号を受信した際、その試験信号の受信を確認するために点灯される確認用ランプ28が、点灯回路34を介して接続される。緊急警報信号の試験信号は、緊急警報信号とは異なった周波数で送信され、その信号を緊急放送受信機23が受信すると、試験信号の受信信号が出力され、制御回路20は確認用ランプ28を点灯する。その確認用ランプ28は確認がし易いように、支柱2の中間部に取り付けられた制御函9等に設置される。
【0024】
上記構成の横断歩道用照明装置は、支柱2の上部に取り付けられ、横断歩道の近くの道路の縁部になどに、照明灯部3の照明灯6によって横断歩道上を照明するように設置される。
【0025】
次に、上記照明装置の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。この横断歩道用照明装置の制御回路20は、まず、ステップ100で、緊急方向受信機23が緊急警報信号を受信したか否かを判定し、緊急警報信号を受信していない通常時には、次に、ステップ110に進み、昼夜の判定を行なう。ここで、昼夜判別回路21が昼の判定信号を出力している昼間には、次にステップ120に進み、照明灯部3上に設置した太陽電池5が太陽光を受けて発生した起電力を、充電回路22を通して蓄電体25に充電する。
【0026】
そして、このような昼間の状態で、人感検出器26が横断歩道を渡る人を検知した場合、ステップ130からステップ140に進み、制御回路20は、音声回路32から予め記憶されている音声データを読み出し、D/A変換し音声信号の増幅を行った後、スピーカ33を通して、例えば「左右を良く見てわたりましょう」などの音声案内を発生させる。
【0027】
一方、夜間になって、昼夜判別回路21が夜の判定信号を出力すると、ステップ110からステップ150に進み、人感検出器26が人を感知して信号を出力すると、制御回路20は、ステップ160で、点灯回路27に点灯信号を出力し、点灯回路27により照明灯6は点灯駆動される。
【0028】
これにより、照明灯6がその照明光を横断歩道上に照射し、横断歩道が明るく照らされ、車道を走行する自動車の運転者は、横断歩道上の歩行者を容易に認識できる状態となり、歩行者が安全に横断歩道を渡ることができる。そして、照明灯6が点灯して、人が横断歩道をわたり終える所定時間が経過すると、制御回路20は、ステップ170からステップ180に進み、照明灯6を消灯させる。
【0029】
次に、制御回路20は、ステップ190に進み、緊急警報信号の試験信号が受信されたか否かを判定する。このとき、NHKなどの緊急警報放送用実験局免許を得た放送局から、緊急警報信号の試験信号が送信された場合、緊急放送受信機23で、この緊急警報信号の試験信号が受信される。この緊急警報信号の試験信号は、本来の緊急警報信号とは異なった周波数の搬送波で送信され、緊急放送受信機23において、緊急警報信号とは異なった試験信号として検出され出力される。
【0030】
このように、試験信号を受信したとき、制御回路20は、ステップ190からステップ200に進み、点灯回路34に点灯信号を出力して確認用ランプ28を所定時間点灯させる。したがって、照明装置の保守点検を行なう場合、予め決められた試験信号の送信時に、確認用ランプ28の点灯を視認して試験信号の受信を確認するようにすれば、緊急放送受信機23の動作を容易に確認することができる。
【0031】
次に、ステップ210で、確認用ランプ28の点灯を確認する点灯信号がオンしているか否かを判定し、点灯信号がオンしていないと判定した場合、つまり確認用ランプ28が故障により点灯しない場合、次に、ステップ240に進み、制御回路20はランプ不点灯信号を外部に送信する。これにより、故障などによって試験信号の確認用ランプが点灯しない場合、外部からそれを確認することができる。
【0032】
一方、ステップ210で、確認用ランプ28の点灯を確認する点灯信号がオンしていると判定した場合、次にステップ220に進み、試験信号の終了を示す信号が受信され、点灯終了の信号が発生したか否かを判定する。ここで、試験信号が終了し、点灯終了の信号が発生した場合、次に、ステップ230に進み、確認用ランプ28を消灯し、この回の処理を終了する。
【0033】
一方、緊急警報が発令され、NHKなどの緊急警報放送用実験局免許を得た放送局から、地震、津波などを示す緊急警報信号が送信された場合、緊急放送受信機23でこの緊急警報信号が受信される。このとき、緊急放送受信機23から緊急警報信号の受信を示す信号が制御回路20に出力され、制御回路20は、ステップ100で、緊急警報信号を受信したと判定し、次に、ステップ250に進み、昼夜の別を判定する。
【0034】
ここで、昼夜判別回路21が夜間であると判定した場合、次にステップ260に進み、緊急警報時の点灯信号を点灯回路27に出力する。これにより、点灯回路27は照明灯6を点灯駆動する。したがって、本照明装置の近傍にいる人は、照明灯6の通常時とは異なる連続点灯を見て、緊急警報が発令されたことを認識することができる。また、歩行誘導や道先案内を良好に行なって、道路上の安全を確保することができる。
【0035】
一方、ステップ250で、昼夜判別回路21が昼間であると判別した場合、次に、ステップ270に進み、制御回路20はラジオ受信機30を受信動作させ、例えばNHKなどの放送局のラジオ放送を受信させ、その放送をスピーカ31から流すように動作する。これにより、本照明装置の近傍にいる人は、緊急時にラジオ放送から流れる緊急警報の情報を聞き、緊急警報が発令されたことなどを認識することができる。
【0036】
そして、次にステップ280で、緊急警報信号の受信が停止されたか否かを判定し、緊急警報受信機23が受信していた緊急警報信号の送信が停止した場合、次にステップ290に進み、緊急時の処理を終了し、夜間に点灯していた照明灯6を消灯し、昼間に受信していたラジオ受信機30の受信動作を停止する。
【0037】
このように、本照明装置には緊急放送受信機23が設けられ、緊急警報の発令時の夜間には、照明灯6が連続して点灯し、外出して付近を移動する人々にはその緊急警報を容易に認識することができる。また、緊急警報の発令時には、ラジオ受信機30によって受信されたラジオ放送の緊急警報情報を、人々が外出しているときにも認識することができる。また、緊急警報信号の試験信号を受信した際には、確認用ランプ28が点灯するため、試験信号の受信状態を確認することができる。
【0038】
なお、上記の実施形態では、緊急放送受信機23とは別にラジオ受信機30を設置したが、緊急放送受信機内にラジオ受信部を設け、緊急警報信号の受信時には、ラジオ受信部に切り替えて、つまり、受信周波数を特定のラジオ放送局に切り替えてそのラジオ放送を受信するように構成することもできる。
【0039】
図5〜図7は他の実施形態の屋外用照明装置として、歩道などに設けられる足元灯に本発明を適用した例を示している。上記実施形態と同様な構成については、図5〜図7に上記と同じ符号を付してその説明を省略する。足元灯としての本照明装置は、図5,6に示すように、上部を斜めに折り曲げた形状の支柱42の上部に、太陽電池5と照明灯部43を設け、照明灯部43から照明光を斜め下方に照射するように構成される。支柱42の高さは比較的低く設定され、歩行者の足元を主に照らすように使用される。
【0040】
照明灯部43は、凹状に形成された反射板の内側中央に、複数本の発光ダイオードなどからなる照明灯46が取り付けられて構成される。反射板と照明灯46の向きは斜め下方に設定され、反射板の前面は透明合成樹脂などの透明体により覆われている。照明灯部43の内部には、後述の制御ユニット37と小型密閉式鉛蓄電池などの蓄電体25が収納されている。さらに、照明灯部43の上部には太陽電池5が太陽光を受光可能に配設され、太陽電池5の上面も同様の透明合成樹脂などの透明体でカバーされている。
【0041】
制御ユニット37内には、図7に示すように、照明灯46を点灯するための電源となる蓄電体25、太陽電池5の起電力を蓄電体25に供給して充電する充電回路22、昼夜を判別しその信号を出力する昼夜判別回路21、照明灯46を点灯駆動する点灯回路27、ラジオ放送を受信するラジオ受信機30、試験信号の受信を確認する確認用ランプ28、及びその点灯や後述の緊急放送受信機23を制御する制御回路20が内蔵される。制御回路20は、CPU、ROM、入出力回路などを備えた演算処理回路から構成することができる。また、照明灯部43の外側には、人体の接近を検出する人感検出器26が取り付けられ、制御回路20にその検出信号を出力するように接続されている。
【0042】
図7のように、太陽電池5は充電回路22に接続され、充電回路22は制御回路20に接続される。さらに、制御回路20には、過充放電防止回路35を介して蓄電体25が接続され、太陽電池5で発生した起電力が充電回路22、過充放電防止回路35を通して蓄電体25に蓄電される。
【0043】
点灯回路27の入力側には、その点灯と消灯を制御する制御回路20が接続され、制御回路20には昼夜判別回路21が接続されている。点灯回路27の出力側には、照明灯46が接続される。制御回路20は、昼夜判別回路21が夜を判別したとき、点灯回路27に点灯信号を送り、照明灯46を点灯させるように動作する。
【0044】
さらに、図7に示すように、制御回路20には緊急放送受信機23が接続される。緊急放送受信機23は、アンテナに接続された同調回路、局部発信回路、中間周波増幅器、検波回路、低周波増幅器、信号識別回路などから構成され、所定の周波数の緊急警報信号を受信するように構成される。緊急警報信号は地震警報のための640Hzと津波警報のための1024Hzの信号からなり、信号識別回路は、受信され検波して取り出した低周波信号を識別して、640Hz、1024Hzの信号を検出する。
【0045】
また、制御回路20には、ラジオ受信機30が接続される。ラジオ受信機30は、アンテナに接続された同調回路、局部発信回路、中間周波増幅器、検波回路、低周波増幅器、スピーカ31などから構成され、例えばNHKなどの放送局から送信されるラジオ放送を受信するように構成される。ラジオ受信機30は、制御回路20によりその動作が制御され、緊急警報信号が緊急放送受信機23によって受信され、その信号が制御回路20に送られたとき、制御回路20は、ラジオ受信機30を受信動作させ、NHKなどの放送を受信してスピーカ31から放送を流すように動作する。
【0046】
このよう構成された足元灯としての屋外用照明装置は、歩道などの縁部に沿って設置され、昼間には、太陽電池5で発生した起電力を蓄電体25に蓄電し、夜になると、昼夜判定回路21が夜を検知してその信号を制御回路20に送ると、制御回路20は点灯回路27に点灯信号を出力し、点灯回路27は照明灯46を例えば照明灯46の発光ダイオードの1/3を点灯駆動して、最小限の照度で歩道を照明する。
【0047】
一方、人々が歩道を往来して照明装置の付近に近づくと、人感検出器26が人の接近を検知して検知信号を制御回路20に出力する。このとき、制御回路20は点灯回路27に別の点灯信号を出力し、点灯回路27は照明灯46の全発光ダイオードを点灯駆動するように動作し、最大の照度で歩道を照明する。これにより、歩行者は足元が明るく照らされ、安全に歩くことができる。また、歩行者が接近したときのみ、最大限の照度で照明し、通常時は最小限の照度で照明するため、夜間に使用される電力量を最少として、太陽電池5や蓄電体25を小型化することができる。
【0048】
一方、緊急警報が発令され、NHKなどの緊急警報放送用実験局免許を得た放送局から、地震、津波などを示す緊急警報信号が送信された場合、緊急放送受信機23でこの緊急警報信号が受信される。このとき、緊急放送受信機23から緊急警報信号の受信を示す信号が制御回路20に出力され、制御回路20は、夜間においては、緊急警報時の点灯信号を点灯回路27に出力する。これにより、点灯回路27は照明灯46の全発光ダイオードを連続して点灯駆動し、夜間には最大限の照度で歩道を照明するように動作する。これにより、本照明装置の近傍にいる人は、夜間に、照明灯46の通常時とは異なる連続点灯を見て、緊急警報が発令されたことを認識することができる。また、緊急時の道路の照度が最大となって、歩行誘導や道先案内を良好に行なって、道路上の安全を確保することができる。
【0049】
一方、昼間に、緊急放送受信機23で緊急警報信号が受信され、緊急放送受信機23から緊急警報信号の受信を示す信号が制御回路20に出力された場合、制御回路20は、ラジオ受信機30を受信動作させ、例えばNHKなどの放送局のラジオ放送を受信させ、その放送をスピーカ31から流すように動作する。これにより、本照明装置の近傍にいる人は、昼間、緊急時にラジオ放送から流れる緊急警報の情報を聞き、緊急警報が発令されたことを認識することができる。
【0050】
また、緊急放送受信機30が緊急警報信号の試験信号を受信した際、制御回路20は、点灯回路34に点灯信号を出力して確認用ランプ28を所定時間点灯させるように動作する。したがって、照明装置の保守点検を行なう場合、予め決められた試験信号の送信時に、確認用ランプ28の点灯を視認して試験信号の受信を確認するようにすれば、緊急放送受信機23の動作を容易に確認することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の屋外用照明装置によれば、緊急警報信号を受信可能な緊急放送受信機を備え、緊急警報信号が送信された際には、その緊急放送受信機により緊急警報信号を受信し、照明灯を通常時とは異なる状態で点灯させ、例えば、連続して照明灯を点灯させ、或いは照明灯を点滅動作させるようにして、道路を移動する人など屋外にいる人に、緊急警報の発令を報知してそれを知らせることができ、またそのような緊急警報の発令時に、道路などが明るく照明されることにより、人々の移動時などの安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す屋外用照明装置の正面図である。
【図2】同照明装置の右側面図である。
【図3】同照明装置の制御ユニット内の構成ブロック図である。
【図4】同照明装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】他の実施形態の屋外用照明装置の正面図である。
【図6】同照明装置の左側面図である。
【図7】同照明装置の制御ユニット内の構成ブロック図である。
【符号の説明】
2−支柱
3−照明灯部
4−反射板
5−太陽電池
6−照明灯
7−制御ユニット
20−制御回路
21−昼夜判別回路
23−緊急放送受信機
25−蓄電体
26−人感検出器
27−点灯回路
Claims (2)
- 屋外に設置され、照明光を放射して照明する照明灯と、
人体の接近を検出しその検出信号を出力する人感検出器と、
昼と夜を判別する昼夜判別手段と、
太陽光を受光可能に配設された太陽電池及び該太陽電池の起電力を蓄電する蓄電体と、
該昼夜判別手段が夜と判別し且つ人感検出器が人体の接近を検出したとき、前記照明灯を点灯させるように制御する通常時制御手段と、
を備えた屋外用照明装置において、
緊急警報信号及び緊急警報信号の試験信号を受信する緊急放送受信機と、
ラジオ放送を受信するラジオ受信機と、
前記緊急放送受信機が緊急警報信号を受信したとき、該照明灯を通常時とは異なる状態で点灯させるように制御する緊急時制御手段と、
該緊急警報信号が試験信号であったとき、点灯する確認用ランプと、
を備え、前記太陽電池及び該太陽電池の起電力を蓄電する蓄電体が、前記照明灯、緊急放送受信機、ラジオ受信機、及び前記確認用ランプの電源として接続され、前記緊急時制御手段は、該緊急放送受信機が緊急警報信号を受信したとき、前記照明灯を点灯させると共に、該ラジオ受信機を受信動作させる一方、該緊急放送受信機の受信した緊急警報信号が試験信号であったときには、該確認用ランプを点灯させることを特徴とする屋外用照明装置。 - 前記昼夜判別手段が昼と判別し且つ人感検出器が人体の接近を検出したとき、音声案内を発生させる音声案内発生手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の屋外用照明装置。
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