JPH09265091A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、任意の色による十分な明度での
液晶表示を可能とする。 【解決手段】 第１及び第２の数字表示部２３ａ，２３
ｂを有するモノクロ液晶表示素子２１からなる速度表示
用のスピードメータパネルと、スピードメータパネルの
裏面側に配置された３原色のＬＥＤ１５からなるバック
ライト手段と、スピードメータパネルの液晶シャッタを
通電制御し、液晶シャッタによる数字表示部２３ａ，２
３ｂの各桁の数字の大きさを速度に応じて変更する制御
手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
るものであり、特に、異色の発光ダイオード（以下、単
に『ＬＥＤ』という）をバックライト手段として使用
し、任意の色による液晶表示を可能とした液晶表示装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の液晶表示装置として、カ
ラー液晶を使用したカラー液晶表示装置があるが、この
カラー液晶表示装置は、明度が十分でないため、より明
るい表示が必要なときは、赤色、緑色および青色の３原
色のＬＥＤを使用して任意の色を表示可能としたＬＥＤ
表示装置を使用することがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置
は、上記のように明度が十分でないという点で改善する
余地があり、一方、ＬＥＤ表示装置は、多数のＬＥＤを
必要とし、また、各ＬＥＤ用の配線等も必要とするた
め、コストの点で改善する余地がある。

【０００４】そこで、本発明は、低コストで、任意の色
による十分な明度での液晶表示が可能となる液晶表示装
置の提供を課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１にかかる液晶表
示装置は、所定の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表
示素子と、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置さ
れた異色のＬＥＤからなるバックライト手段とを具備す
るものである。

【０００６】請求項２にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数段階の大きさの数字を複数桁に表
示自在とした数字表示部を有するモノクロ液晶表示素子
からなるメータパネルと、前記メータパネルの裏面側に
配置された異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、
前記メータパネルの液晶シャッタを通電制御し、前記液
晶シャッタによる数字表示部の各桁の数字の大きさを速
度に応じて変更する制御手段とを具備するものである。

【０００７】請求項３にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字表
示部を有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパネ
ルと、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された
異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、前記バック
ライト手段のＬＥＤを発光制御し、前記ＬＥＤによる前
記メータパネルのバックライト色を速度に応じて変更す
る制御手段とを具備するものである。

【０００８】請求項４にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより所定の情報を表示自在とした情報表示
部と、液晶シャッタにより所定の警告を表示自在とした
警告表示部とを有するモノクロ液晶表示素子からなるメ
ータパネルと、前記メータパネルの裏面側に配置され、
前記メータパネルの全体照明を行う異色のＬＥＤからな
る第１のバックライト手段と、前記メータパネルの裏面
側の前記警告表示部に対向する位置に配置され、前記警
告表示部に対して集中発光自在なＬＥＤからなる第２の
バックライト手段と、前記メータパネルの警告表示部の
液晶シャッタを通電制御し、所定の警告時に前記メータ
パネルに前記警告表示部を表示すると共に、前記第２の
バックライト手段により前記警告表示部を集中的にバッ
クライト照明する制御手段とを具備するものである。

【０００９】請求項５にかかる液晶表示装置は、液晶シ
ャッタにより表示面積を可変とした情報表示部を有する
モノクロ液晶表示素子と、前記モノクロ液晶表示素子の
裏面側に複数配置された異色のＬＥＤからなるバックラ
イト手段と、前記モノクロ液晶表示素子の情報表示部の
表示面積を変更すると共に、前記変更された表示面積に
対応して、その表示面積の情報表示部に対向する前記バ
ックライト手段のＬＥＤのみ発光させる制御手段とを具
備するものである。

【００１０】請求項６にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字表
示部と、前記数字表示部の単位を表示する単位表示部と
を有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパネル
と、前記メータパネルの裏面側に配置された異色の発光
ダイオードからなるバックライト手段と、前記バックラ
イト手段の発光ダイオードを発光制御して複数の発光色
を得ると共に、前記発光ダイオードの発光色を連続的に
高速切り替えし、前記発光ダイオードの発光色がいずれ
かの色のときに、前記メータパネルの液晶シャッタを通
電制御して前記数字表示部に数字を表示させると共に、
前記単位表示部を前記数字表示部の発光色と異なる発光
色で表示する制御手段とを具備するものである。

【００１１】請求項７にかかる液晶表示装置は、自動車
のターンシグナルランプに使用される液晶表示装置であ
って、面状の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表示素
子と、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された
異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、前記モノク
ロ液晶表示素子の液晶シャッタを開閉して、前記バック
ライト手段のＬＥＤからの発光を点滅表示する制御手段
とを具備するものである。

【００１２】請求項８にかかる液晶表示装置は、自動車
のストップランプに使用される液晶表示装置であって、
開閉面積を複数段階に変更自在な面状の液晶シャッタを
有するモノクロ液晶表示素子と、前記モノクロ液晶表示
素子の裏面側に配置された異色のＬＥＤからなるバック
ライト手段と、ブレーキ量に応じて前記モノクロ液晶表
示素子の液晶シャッタの開閉面積を増減変更する制御手
段とを具備するものである。

【００１３】請求項９にかかる液晶表示装置は、液晶式
時計に使用される液晶表示装置であって、液晶シャッタ
により時刻を表示自在としたモノクロ液晶表示素子と、
前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
ＬＥＤからなるバックライト手段と、前記バックライト
手段のＬＥＤを複数色に発光制御する制御手段とを具備
するものである。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、以下に説明する本発明の各実施の形態の液
晶表示装置は、その基本的構成として、所定の液晶シャ
ッタを有するモノクロ液晶表示素子と、前記モノクロ液
晶表示素子の裏面側に配置された異色のＬＥＤからなる
バックライト手段とを具備するものである。

【００１５】図１は本発明の第一の実施の形態の液晶表
示装置としてのスピードメータを示す平面図である。図
２は図１のＡ−Ａ線断面図である。

【００１６】図１及び図２において、本実施の形態の液
晶表示装置は、バーグラフ表示のスピードメータに具体
化され、上端を開口１１ａとした長方形箱状をなすハウ
ジング１１と、ハウジング１１の上端の開口１１ａを閉
塞するよう接着等により取付けられる光屈折板１３と、
ハウジング１１の長さ方向一端（図１及び図２中左端）
の内側面に取付けられ、ハウジング１１の内部空間の長
さ方向に光を出射するＬＥＤ１５を備える。前記ハウジ
ング１１は、例えば、アルミニウム等の金属材料、また
は、ＡＢＳ等の樹脂材料により一体成形され、その内側
面全体に真空蒸着等により金属メッキを施し、光反射面
１１ａとしている。前記光屈折板１３の上側には、更
に、液晶シャッタをバーグラフ状に配置したモノクロ液
晶表示素子１７が配設され、前記モノクロ液晶表示素子
１７の裏面側に前記ＬＥＤ１５からなるバックライト手
段が配置される。前記ＬＥＤ１５としては、赤色、緑色
及び青色の３原色のＬＥＤチップを樹脂モールドで封入
し、単独でフルカラー発光可能な砲弾型のＬＥＤ１５を
使用している。なお、前記バックライト手段のＬＥＤと
しては、複数色に発光可能な異色のＬＥＤを使用すれば
よく、例えば、赤色、緑色及び青色の３原色のＬＥＤを
並設して使用してもよい。また、ＬＥＤ１５は、ハウジ
ング１１の幅方向（図１中上下方向）に複数配設し、十
分な光量を確保するようにすることが好ましい。

【００１７】また、前記光屈折板１３は、ＰＣ（ポリカ
ーボネート）、ＰＭＭＡ（ポリメチルメタアクリレー
ト）、フツ素系樹脂等、屈折率が約１．４乃至１．６の
所定の光透過性樹脂を、前記ハウジング１１の平面形状
と同一の平面長方形の平板状に一体成形してなるもので
あり、その裏面は、長さ方向（図２中左右方向）に連続
する多数の断面三角形状の突部１３ａを形成した鋸歯状
とされている。各突部１３ａは、光屈折板１３の幅方向
（図２中紙面と直交する方向）に延びている。また、光
屈折板１３は、例えば、厚さ約１mmで、突部１３ａ間の
歯間角度を約６０度乃至８０度とすると共に歯間ピッチ
を約０．２６mmとすることにより、ＬＥＤ１５から光屈
折板１３に対して略平行に出射する光の大部分を、光屈
折板１３の厚さ方向、即ち、図２中上方の外部へ屈折し
て導くことができるものである。

【００１８】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００１９】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
車速に応じてモノクロ液晶表示素子１７の液晶シャッタ
が通電制御され、車速に応じてその開閉度合いが変更さ
れる。また、制御手段により、バックライト手段のＬＥ
Ｄ１５が所定の色にフルカラーで発光制御され、モノク
ロ液晶表示素子１７をバックライト照明し、液晶シャッ
タが開放している部分から、その色を出射し、車速をバ
ーグラフ表示する。

【００２０】このように、上記実施の形態の液晶表示装
置は、液晶シャッタをバーグラフ状に配置したモノクロ
液晶表示素子１７と、前記モノクロ液晶表示素子１７の
裏面側に配置された３原色のＬＥＤ１５からなるバック
ライト手段とを具備するものである。

【００２１】したがって、上記実施の形態は、モノクロ
液晶表示素子１７の液晶シャッタを開閉すると共に、バ
ックライト手段のＬＥＤ１５を発光することにより、所
望のバーグラフ表示を行うことができる。このとき、液
晶表示素子として安価なモノクロ液晶表示素子１７を使
用したため、全体のコストを低減することができる。ま
た、ＬＥＤ１５が３原色からなるため、任意の色でバッ
クライト照明を行うことができ、バーグラフ表示の意匠
性を多種多彩なものとすることができる。また、バック
ライト手段としてＬＥＤ１５を使用したため、その光量
が大きく、十分な明度での液晶表示を行うことができ
る。更に、使用するＬＥＤ１５の個数も、マトリックス
表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に少なく
てすみ、コスト的に有利である。

【００２２】ところで、本実施の形態の液晶表示装置
は、スピードメータ以外にも、タコメータ等、所定のバ
ーグラフ表示を行うものに具体化することができる。

【００２３】次に、本発明による別の実施の形態を以下
に説明する。なお、各実施の形態においては上記第一の
実施の形態との相違点のみを説明し、上記第一の実施の
形態と同一の構成については図面に同一符号を付してそ
の説明を省略する。

【００２４】図３は本発明の第二の実施の形態の液晶表
示装置としてスピードメータを示す平面図であり、
（ａ）は通常モードの車速表示を、（ｂ）は警告モード
の車速表示を示す。

【００２５】図３において、第一の実施の形態の液晶表
示装置が、バーグラフ表示のスピードメータに具体化さ
れるのに対し、第二の実施の形態の液晶表示装置は、デ
ジタル表示のスピードメータに具体化されるものであ
り、モノクロ液晶表示素子２１の構成において第一の実
施の形態と異なる。即ち、本実施の形態のモノクロ液晶
表示素子２１は、液晶シャッタをセグメント状に配置し
た複数桁の数字表示部を有し、前記各桁の数字表示部の
数字の大きさを複数段階に変更自在としている。即ち、
モノクロ液晶表示素子２１は、所定寸法の液晶シャッタ
を７セグメントに配置してなる第１の数字表示部２３ａ
と、第１の数字表示部の液晶シャッタより大きい寸法の
液晶シャッタを７セグメントに配置してなる第２の数字
表示部２３ｂよりなる。また、第１及び第２の数字表示
部２３ａ，２３ｂの右下側には、速度単位であるkm表示
を示す単位表示部２５が配置されている。この単位表示
部２５は、液晶シャッタにより構成してもよいが、必ず
しも液晶シャッタである必要はなく、常にバックライト
手段のＬＥＤ１５の光を透過するよう構成してもよい。
なお、図示はしないが、モノクロ液晶表示素子２１は、
第一の実施の形態と同様、ハウジング１１及び光屈折板
１３の上側に配設され、ハウジング１１内のＬＥＤ１５
の光により、光屈折板１３を介してモノクロ液晶表示素
子２１をバックライト照明するようになっている。

【００２６】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００２７】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
前記第１及び第２の数字表示部２３ａ，２３ｂを切り替
えて第１または第２のモードとするための設定速度を予
め記憶し、車速がその設定速度（本実施の形態では６０
km/h）を超えた時に、車速表示のための数字の大きさを
予め設定した任意の大きさ、即ち、第１の数字表示部ま
たは第２の数字表示部の間で変更する。具体的には、車
速が設定速度以下の第１のモードでは、図３（ａ）に示
すように、第１の数字表示部２３ａの液晶シャッタを通
電制御して、車速に応じて各セグメントを開閉し、その
車速を表示する（図では５９km/hを表示）。また、車速
が設定値を超える第２のモードでは、図３（ｂ）に示す
ように、第２の数字表示部２３ｂの液晶シャッタを通電
制御して、車速に応じて各セグメントを開閉し、その車
速を表示する（図では６０km/hを表示）。同時に、制御
手段により、バックライト手段のＬＥＤ１５が所定の色
にフルカラーで発光制御され、モノクロ液晶表示素子２
１をバックライト照明し、液晶シャッタが開放している
セグメント部分から、その色を出射し、車速をデジタル
表示する。

【００２８】このように、上記実施の形態の液晶表示装
置は、自動車のメータパネルに使用される液晶表示装置
であって、液晶シャッタにより複数段階の大きさの数字
を複数桁に表示自在とした数字表示部としての第１及び
第２の数字表示部２３ａ，２３ｂを有するモノクロ液晶
表示素子２１からなる速度表示用のスピードメータパネ
ルと、前記スピードメータパネルの裏面側に配置された
３原色のＬＥＤ１５からなるバックライト手段と、前記
スピードメータパネルの液晶シャッタを通電制御し、前
記液晶シャッタによる数字表示部２３ａ，２３ｂの各桁
の数字の大きさを速度に応じて変更する制御手段とを具
備するものである。

【００２９】したがって、上記実施の形態は、モノクロ
液晶表示素子２１の数字表示部２３ａ，２３ｂの液晶シ
ャッタを開閉すると共に、バックライト手段のＬＥＤ１
５を発光することにより、所望のデジタル表示を行うこ
とができる。このとき、液晶表示素子として安価なモノ
クロ液晶表示素子２１を使用したため、全体のコストを
低減することができる。また、ＬＥＤ１５が３原色から
なるため、任意の色でバックライト照明を行うことがで
き、デジタル表示の意匠性を多種多彩なものとすること
ができる。また、バックライト手段としてＬＥＤ１５を
使用したため、その光量が大きく、十分な明度での液晶
表示を行うことができる。更に、使用するＬＥＤ１５の
個数も、マトリックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置
に比べて非常に少なくてすみ、コスト的に有利である。
加えて、制御手段により任意の速度を選択設定して、車
速がその設定速度に達したときに、液晶表示する数字の
大きさを、予め設定しておいた第１数字表示部２３ａの
数字の大きさ、または、第２数字表示部２３ｂの数字の
大きさに変更することができる。なお、モノクロ液晶表
示素子２１の数字表示部を上記実施の形態の２段階のも
のから、３段階以上とすることにより、または、セグメ
ント表示式のものからドットマトリックス表示式のもの
とすることにより、液晶表示する数字の大きさを複数段
階で任意のものとすることができる。その結果、運転者
等の使用者に、設定速度超過等、所定の警告を行うこと
ができる。

【００３０】ところで、本実施の形態の液晶表示装置
は、変量に応じて、所定の警告等、使用者の注意を喚起
する必要のあるものに具体化することができ、例えば、
タコメータに具体化して、エンジン回転数がレッドゾー
ンを超えるときに、上記第１のモードから第２のモード
とするよう構成することができる。

【００３１】図４は本発明の第三の実施の形態の液晶表
示装置としてスピードメータを示す平面図であり、
（ａ）は通常モードの車速表示を、（ｂ）は警告モード
の車速表示を示す。

【００３２】図４において、第三の実施の形態の液晶表
示装置は、第二の実施の形態と同様、デジタル表示のス
ピードメータに具体化されるものであり、モノクロ液晶
表示素子３１の構成において第一の実施の形態と異な
る。即ち、本実施の形態のモノクロ液晶表示素子３１
は、所定寸法の液晶シャッタを７セグメントに配置して
なる複数桁の数字表示部３３を有している。また、数字
表示部３３の右下側には、速度単位であるkm表示を示す
単位表示部３５が配置されている。この単位表示部３５
は、液晶シャッタにより構成してもよいが、必ずしも液
晶シャッタである必要はなく、常にバックライト手段の
ＬＥＤ１５の光を透過するよう構成してもよい。なお、
図示はしないが、モノクロ液晶表示素子３１は、第一の
実施の形態と同様、ハウジング１１及び光屈折板１３の
上側に配設され、ハウジング１１内のＬＥＤ１５の光に
より、光屈折板１３を介してモノクロ液晶表示素子３１
をバックライト照明するようになっている。

【００３３】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００３４】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
前記数字表示部３３のバックライト照明色を切り替えて
第１または第２のモードとするための設定速度を予め記
憶し、車速がその設定速度（本実施の形態では１００km
/h）を超えた時に、車速表示のための数字の照明色を予
め設定した任意の色間で変更する。具体的には、車速が
設定速度以下の第１のモードでは、図４（ａ）に示すよ
うに、数字表示部３３の液晶シャッタを通電制御して、
車速に応じて各セグメントを開閉し、その車速を表示す
る（図では９９km/hを表示）。一方、バックライト手段
のＬＥＤ１５による照明色は、例えば、緑色となるよ
う、ＬＥＤ１５を発光制御する。また、車速が設定値を
超える第２のモードでは、図４（ｂ）に示すように、数
字表示部３３の液晶シャッタを通電制御して、車速に応
じて各セグメントを開閉し、その車速を表示する（図で
は１００km/hを表示）。一方、バックライト手段のＬＥ
Ｄ１５による照明色は、上記第１のモードの照明色と異
なる色、例えば、赤色ととなるよう、ＬＥＤ１５を発光
制御する。これにより、モノクロ液晶表示素子３１を第
１のモードの色または第２のモードの色でバックライト
照明し、液晶シャッタが開放しているセグメント部分か
ら、その色を出射し、車速をデジタル表示する。

【００３５】このように、上記実施の形態の液晶表示装
置は、自動車のメータパネルに使用される液晶表示装置
であって、液晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在
とした数字表示部３３を有するモノクロ液晶表示素子３
１からなるスピードメータパネルと、前記モノクロ液晶
表示素子３１の裏面側に配置された異色のＬＥＤ１５か
らなるバックライト手段と、前記バックライト手段のＬ
ＥＤ１５を発光制御し、前記ＬＥＤによる前記スピード
メータパネルのバックライト色を速度に応じて変更する
制御手段とを具備するものである。

【００３６】したがって、上記実施の形態は、モノクロ
液晶表示素子３１の数字表示部３３の液晶シャッタを開
閉すると共に、バックライト手段のＬＥＤ１５を発光す
ることにより、所望のデジタル表示を行うことができ
る。このとき、液晶表示素子として安価なモノクロ液晶
表示素子３１を使用したため、全体のコストを低減する
ことができる。また、ＬＥＤ１５が３原色からなるた
め、任意の色でバックライト照明を行うことができ、デ
ジタル表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤ１５を使用し
たため、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を
行うことができる。更に、使用するＬＥＤ１５の個数
も、マトリックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比
べて非常に少なくてすみ、コスト的に有利である。加え
て、制御手段により任意の速度を選択設定して、車速が
その設定速度に達したときに、液晶表示する数字の色
を、予め設定しておいた第１のモードの色、または、第
２のモードの色に変更することができる。なお、モノク
ロ液晶表示素子３１の数字表示部の数字のバックライト
照明色を、上記実施の形態の２段階から、３段階以上と
することにより、液晶表示する数字の色を複数段階で任
意のものとすることができる。その結果、運転者等の使
用者に、設定速度超過等、所定の警告を行うことができ
る。

【００３７】ところで、本実施の形態の液晶表示装置
は、変量に応じて、所定の警告等、使用者の注意を喚起
する必要のあるものに具体化することができ、例えば、
タコメータに具体化して、エンジン回転数がレッドゾー
ンを超えるときに、上記第１のモードから第２のモード
とするよう構成することができる。また、第１または第
２のモードの照明色も、上記と異なる色とすることがで
きる。

【００３８】図５は本発明の第四の実施の形態の液晶表
示装置を示す斜視図である。

【００３９】図５において、第四の実施の形態の液晶表
示装置は、スピードメータに具体化され、上端を開口４
１ａとした四角箱状をなすハウジング４１を備える。な
お、ハウジング４１の上端の開口４１ａには、第一の実
施の形態と同様、光屈折板１３が取付けられている。ま
た、ハウジング４１の長さ方向一端（図５中左端）の内
側面には、ハウジング４１の内部空間の長さ方向に光を
出射するＬＥＤ１５が配設されている。前記ハウジング
４１は、第一の実施の形態のハウジング１１と同様に構
成され、内側面を光反射面４１ｂとしている。更に、前
記光屈折板１３の上側には本実施の形態のモノクロ液晶
表示素子４５が配設され、前記モノクロ液晶表示素子４
５の裏面側に前記ＬＥＤ１５が配置される。なお、前記
ハウジング４１の内側面のＬＥＤ１５は、第１のバック
ライト手段として、モノクロ液晶表示素子４５の全体照
明を行うようになっている。

【００４０】このモノクロ液晶表示素子４５は、液晶シ
ャッタにより所定の情報を表示自在とした情報表示部と
しての数字表示部４７と、液晶シャッタにより所定の警
告を表示自在とした警告表示部４９とを有する。なお、
前記数字表示部４７は、第三の実施の形態の数字表示部
３３と同様の構成のものであるが、これを、第一の実施
の形態のバーグラフ表示のものとする等、他の情報表示
部とすることができる。一方、前記警告表示部４９とし
ては、冷却水温上昇等の所定の車両異常情報を示す“注
意”の文字が、液晶シャッタを通電制御することにより
液晶表示されるようになっている。また、モノクロ液晶
表示素子４５の裏面側の前記警告表示部４９に対向する
位置には、警告表示部４９に対して集中発光自在なＬＥ
Ｄ１５からなる第２のバックライト手段が配置されてい
る。この第２のバックライト手段のＬＥＤは、第１のバ
ックライト手段のＬＥＤ１５と同様のフルカラー発光可
能なものとしてもよいが、単色発光するＬＥＤを使用し
てもよい。

【００４１】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００４２】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
車速に応じてモノクロ液晶表示素子４５の情報表示部４
７の液晶シャッタが通電制御され、第三の実施の形態の
数字表示部３３と同様にして車速表示を行う。また、制
御手段により、第１のバックライト手段のＬＥＤ１５が
所定の色にフルカラーで発光制御され、モノクロ液晶表
示素子４５を全体的にバックライト照明し、液晶シャッ
タが開放している部分から、その色を出射し、情報表示
部４７により車速をその色で液晶表示する。一方、制御
手段は、所定の警告時には、警告表示部４９の液晶シャ
ッタを通電制御し、モノクロ液晶表示素子４５に警告表
示部４９を表示すると共に、第２のバックライト手段の
ＬＥＤ１５により警告表示部４９を集中的にバックライ
ト照明する。

【００４３】このように、上記実施の形態の液晶表示装
置は、自動車のスピードメータパネルに使用される液晶
表示装置であって、液晶シャッタにより所定の情報を表
示自在とした情報表示部４７と、液晶シャッタにより所
定の警告を表示自在とした警告表示部４９とを有するモ
ノクロ液晶表示素子４５からなるスピードメータパネル
と、前記スピードメータパネルの裏面側に配置され、前
記スピードメータパネルの全体照明を行う異色のＬＥＤ
１５からなる第１のバックライト手段と、前記スピード
メータパネルの裏面側の前記警告表示部４９に対向する
位置に配置され、前記警告表示部４９に対して集中発光
自在なＬＥＤ１５からなる第２のバックライト手段と、
前記スピードメータパネルの警告表示部４９の液晶シャ
ッタを通電制御し、所定の警告時に前記スピードメータ
パネルに前記警告表示部４９を表示すると共に、前記第
２のバックライト手段により前記警告表示部４９を集中
的にバックライト照明する制御手段とを具備するもので
ある。

【００４４】したがって、上記実施の形態は、モノクロ
液晶表示素子４５の情報表示部４７の液晶シャッタを開
閉すると共に、第１のバックライト手段のＬＥＤ１５を
発光することにより、所望の情報表示を行うことができ
る。このとき、液晶表示素子として安価なモノクロ液晶
表示素子４５を使用したため、全体のコストを低減する
ことができる。また、ＬＥＤ１５が３原色からなるた
め、任意の色でバックライト照明を行うことができ、液
晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることができる。
また、第１のバックライト手段としてＬＥＤ１５を使用
したため、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示
を行うことができる。更に、使用するＬＥＤ１５の個数
も、マトリックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比
べて非常に少なくてすみ、コスト的に有利である。加え
て、所定の警告時には、警告表示部４９を液晶表示する
と共に、第２のバックライト手段により集中的にバック
ライト照明するため、警告表示部４９の明度が他の部分
より大きくなって視認が容易となり、使用者にインパク
トを与え、確実にその警告内容を伝達することができ
る。

【００４５】ところで、本実施の形態の液晶表示装置
は、スピードメータ以外にも、タコメータ等、所定のバ
ーグラフ表示を行うものに具体化することができる。

【００４６】図６は本発明の第五の実施の形態の液晶表
示装置を示す平面図であり、（ａ）は第１の表示モード
を、（ｂ）は第２の表示モードを示す。図７は本発明の
第五の実施の形態の液晶表示装置を示す斜視図である。

【００４７】図６及び図７において、第五の実施の形態
の液晶表示装置は、スピードメータに具体化され、上端
を開口とした四角箱状をなすハウジング５１を備える。
ハウジング５１は、縦横に複数列、複数段（５列、４
段）の立方体状の小空間５１ａに区画され、各小空間５
１ａには、バックライト手段としてのＬＥＤ１５が、上
方（開口方向）に向かって光を出射するよう配置固定さ
れている。前記ハウジング５１は、第一の実施の形態の
ハウジング１１と同様に構成され、各小空間５１ａの内
側面を光反射面としている。また、ハウジング５１の上
端開口には、本実施の形態のモノクロ液晶表示素子６１
が取付けられ、各小空間５１ａの上端開口を閉塞してい
る。このモノクロ液晶表示素子６１は、液晶シャッタに
より表示面積を可変とした情報表示部６３を有する。具
体的には、モノクロ液晶表示素子６１は、第三の実施の
形態と同様、液晶シャッタにより複数桁の数字を表示自
在とした数字表示部を情報表示部６３として使用してい
る。なお、情報表示部６３の情報面積は、ハウジング５
１の各小空間５１ａに対応するモノクロ液晶表示素子６
１部分を一単位として、最大で、モノクロ液晶表示素子
６１の全面積となるよう構成されている。そして、前記
モノクロ液晶表示素子６１の各小空間５１ａ対応部分の
裏面側に、情報表示部６３の表示面積に対応して、前記
異色のＬＥＤ１５がそれぞれ配置されるようになってい
る。

【００４８】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００４９】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
車速に応じてモノクロ液晶表示素子６１の情報表示部６
３の液晶シャッタが通電制御され、第三の実施の形態の
数字表示部３３と同様にして車速表示を行う。また、制
御手段により、第１のバックライト手段のＬＥＤ１５の
うち、情報表示部６３の表示面積、即ち、情報表示中の
モノクロ液晶表示素子６１部分に対応するＬＥＤ１５
が、所定の色にフルカラーで発光制御され、モノクロ液
晶表示素子６１の表示中の情報表示部６３をバックライ
ト照明し、液晶シャッタが開放している部分から、その
色を出射し、情報表示部６３により車速をその色で液晶
表示する。例えば、図６（ａ）の第１の表示モードで
は、情報表示部６３が車速０km/hを表示する場合、表示
面積は、数字の“０”及び単位の“km”に対応する３つ
の小空間５１ａ対応部分となるため、かかる３つの小空
間５１ａのＬＥＤ１５を発光する。また、図６（ｂ）の
第２の表示モードでは、情報表示部６３が車速８８km/h
を表示する場合、表示面積は、数字の２桁目の“８”、
数字の１桁目の“８”及び単位の“km”に対応する５つ
の小空間５１ａ対応部分となるため、かかる５つの小空
間５１ａのＬＥＤ１５を発光する。

【００５０】このように、本実施の形態の液晶表示装置
は、液晶シャッタにより表示面積を可変とした情報表示
部６３を有するモノクロ液晶表示素子６１と、前記モノ
クロ液晶表示素子６１の裏面側に、前記情報表示部６３
の表示面積に対応して複数配置された異色のＬＥＤ１５
からなるバックライト手段と、前記モノクロ液晶表示素
子６１の情報表示部６３の表示面積を変更すると共に、
前記変更された表示面積に対応して、その表示面積の情
報表示部６３に対向する前記バックライト手段のＬＥＤ
１５のみ発光させる制御手段とを具備するものである。

【００５１】したがって、上記実施の形態は、モノクロ
液晶表示素子６１の情報表示部６３の液晶シャッタを開
閉すると共に、バックライト手段のＬＥＤ１５を発光す
ることにより、所望の情報表示を行うことができる。こ
のとき、液晶表示素子として安価なモノクロ液晶表示素
子６１を使用したため、全体のコストを低減することが
できる。また、ＬＥＤ１５が３原色からなるため、任意
の色でバックライト照明を行うことができ、液晶表示の
意匠性を多種多彩なものとすることができる。また、バ
ックライト手段としてＬＥＤ１５を使用したため、その
光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行うことがで
きる。更に、使用するＬＥＤ１５の個数も、マトリック
ス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に少な
くてすみ、コスト的に有利である。加えて、液晶表示す
る情報表示部６３の表示面積のみ、ＬＥＤ１５によりバ
ックライト照明することができるため、消費電力を削減
できると共に、ＬＥＤ１５の寿命を延ばすことができ、
更に、他の部分とのコントラストを出して、情報表示部
６３の視認を容易とすることができる。

【００５２】ところで、本実施の形態の液晶表示装置
は、スピードメータ以外にも、タコメータ等、所定のバ
ーグラフ表示を行うものに具体化することができ、更
に、情報表示を行う他の液晶表示装置に具体化すること
もできる。また、ＬＥＤ１５の配置は、上記のようなマ
トリックス状の配置とすることなく、情報表示部の表示
形態に合わせて他の配置としてもよい。

【００５３】図８は本発明の第六の実施の形態の液晶表
示装置を示す平面図であり、（ａ）は第１の発光モード
を、（ｂ）は第２の発光モードを、（ｃ）は第３の発光
モードを示す。図９は本発明の第六の実施の形態の液晶
表示装置の表示状態を示す平面図である。

【００５４】図８及び図９において、本実施の形態の液
晶表示装置は、第三の実施の形態の液晶表示装置と同様
の構成であり、デジタル表示のスピードメータに具体化
されるものであり、モノクロ液晶表示素子７１の構成も
第三の実施の形態のモノクロ液晶表示素子３１と同様で
ある。即ち、モノクロ液晶表示素子７１は、第三の実施
の形態の数字表示部３３と同様の構成の数字表示部７３
と、単位表示部３５と同様の構成の単位表示部７５を有
し、数字表示部７３により同様の情報表示機能を発揮す
る。

【００５５】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００５６】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
バックライト手段のＬＥＤ１５の発光色を、赤色、緑
色、及び青色の順で高速で切り替えて、バックライト照
明によるモノクロ液晶表示素子７１の液晶表示色を、図
８（ａ）の第１の点灯モードの赤色、図８（ｂ）の第２
の点灯モードの緑色、及び図８（ｃ）の第３の点灯モー
ドの青色の順に高速で切り替える。また、これと同期し
て、図８（ｂ）に示すように、ＬＥＤ１５によるバック
ライト照明色を緑色としたときに、数字表示部７３を液
晶表示する。なお、単位表示部７５の“km”は常に画面
表示されている。これにより、図９に示すように、常に
画面表示される単位表示部７５の表示色は、残像効果に
より、赤色、緑色、及び青色の３原色の混色である白色
となる。また、数字表示部７３の表示色は、第２の点灯
モードの色である緑色となる。

【００５７】このように、本実施の形態の液晶表示装置
は、自動車のメータパネルに使用される液晶表示装置で
あって、液晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在と
した数字表示部７３と、前記数字表示部７３の単位を表
示する単位表示部７５とを有するモノクロ液晶表示素子
７１からなる速度表示用のスピードメータパネルと、前
記スピードメータパネルの裏面側に配置された赤色、緑
色及び青色の３色のＬＥＤ１５からなるバックライト手
段と、前記バックライト手段のＬＥＤ１５の３色を連続
的に高速切り替えすると共に、前記３色のいずれかの色
のときに、前記スピードメータパネルの液晶シャッタを
通電制御し、前記数字表示部７３に数字を表示させると
共に、前記単位表示部７５を前記ＬＥＤ１５の３色の混
色で表示する制御手段とを具備するものである。

【００５８】したがって、バックライト手段のＬＥＤ１
５の発光色を赤色、緑色及び青色間で高速切り替えする
と共に、数字表示部７３の液晶表示を連動させることに
より、部分的に表示色を変更することができ、例えば、
数字表示部７３と単位表示部７５の表示色を相違させる
ことができる。また、モノクロ液晶表示素子７１の数字
表示部７３の液晶シャッタを開閉すると共に、バックラ
イト手段のＬＥＤ１５を発光することにより、所望のデ
ジタル表示を行うことができる。このとき、液晶表示素
子として安価なモノクロ液晶表示素子７１を使用したた
め、全体のコストを低減することができる。また、ＬＥ
Ｄ１５が３原色からなるため、任意の色でバックライト
照明を行うことができ、デジタル表示の意匠性を多種多
彩なものとすることができる。また、バックライト手段
としてＬＥＤ１５を使用したため、その光量が大きく、
十分な明度での液晶表示を行うことができる。更に、使
用するＬＥＤ１５の個数も、マトリックス表示を行う従
来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に少なくてすみ、コス
ト的に有利である。

【００５９】ところで、本実施の形態は、ＬＥＤ１５を
３原色とすることなく、２色以上の異色として、それら
の色の間でバックライト照明色を高速切り替えすること
によっても、部分的に液晶表示色を相違させることがで
きる。

【００６０】また、本実施の形態は、制御手段により、
前記バックライト手段の異色のＬＥＤを発光制御して、
バックライト手段の発光色を、各色のＬＥＤ単体の発光
色である単色と、任意の異色のＬＥＤの発光色の混色と
することにより、任意の複数の発光色を得ることができ
る。よって、本実施の形態は、上記のように、制御手段
により、前記ＬＥＤの発光色を連続的に高速切り替え
し、ＬＥＤの発光色がいずれかの色のときに、メータパ
ネルの液晶シャッタを通電制御して数字表示部７３に数
字を表示させると共に、単位表示部７５を前記数字表示
部７３の発光色と異なる発光色で表示するよう構成すれ
ばよい。こうすれば、上記と同様に、バックライト手段
の発光色を前記複数の発光色の間で高速切り替えし、数
字表示部７３の液晶表示を連動させることにより、部分
的に表示色を変更することができ、例えば、数字表示部
７３と単位表示部７５の表示色を相違させることができ
る。

【００６１】図１０は本発明の第七の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【００６２】図１０において、本実施の形態の液晶表示
装置は、自動車のターンシグナルランプに使用されるも
のであって、ハウジング８１の前端の開口を透明樹脂材
料からなるレンズ８３により覆うと共に、内部にバック
ライト手段としてのＬＥＤ１５を配置している。そし
て、ＬＥＤ１５の発光方向に面状の液晶シャッタを有す
るモノクロ液晶表示素子８５を配置して、モノクロ液晶
表示素子８５の裏面側にＬＥＤ１５が位置するよう構成
している。

【００６３】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００６４】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
ターンシグナル信号に応じて、前記モノクロ液晶表示素
子８５の液晶シャッタを開閉する。これにより、前記バ
ックライト手段のＬＥＤ１５からの発光は、モノクロ液
晶表示素子８５により連続的に透過及び遮断され、モノ
クロ液晶表示素子８５の液晶シャッタ部分で点滅表示す
る。

【００６５】このように、本実施の形態の液晶表示装置
は、自動車のターンシグナルランプに使用される液晶表
示装置であって、面状の液晶シャッタを有するモノクロ
液晶表示素子８５と、前記モノクロ液晶表示素子８５の
裏面側に配置された異色のＬＥＤ１５からなるバックラ
イト手段と、前記モノクロ液晶表示素子８５の液晶シャ
ッタを開閉して、前記バックライト手段のＬＥＤ１５か
らの発光を点滅表示する制御手段とを具備するものであ
る。

【００６６】したがって、従来の白色バルブによるター
ンシグナルランプの点滅動作を、液晶表示により行うこ
とができる。また、液晶表示素子として安価なモノクロ
液晶表示素子８５を使用したため、全体のコストを低減
することができる。また、ＬＥＤ１５が３原色からなる
ため、任意の色でバックライト照明を行うことができ、
ターンシグナル表示の意匠性を多種多彩なものとするこ
とができる。また、バックライト手段としてＬＥＤ１５
を使用したため、その光量が大きく、十分な明度での液
晶表示を行うことができる。

【００６７】図１１は本発明の第八の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【００６８】図１１において、本実施の形態の液晶表示
装置は、自動車のストップランプに使用される液晶表示
装置であって、開閉面積９１ａ，９１ｂを複数段階に変
更自在な面状の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表示
素子９１を備える。また、前記モノクロ液晶表示素子９
１の裏面側には、異色のＬＥＤ１５からなるバックライ
ト手段が配置されている。

【００６９】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００７０】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
ブレーキペダル踏み込み量、スピード減速量等、ブレー
キ量を示す情報に応じて、前記モノクロ液晶表示素子９
１の液晶シャッタの開閉面積９１ａ，９１ｂを増減変更
する。例えば、ブレーキ量が少ないときは、液晶シャッ
タの開閉面積を小さい開閉面積９１ａとし、ブレーキ量
が多くなると、液晶シャッタの開閉面積をより大きい開
閉面積９１ｂとする。これにより。ＬＥＤ１５からの発
光の透過面積が、液晶シャッタの開閉面積９１ａ，９１
ｂに応じて変更され、ストップランプの点灯面積が増減
変更される。

【００７１】このように、本実施の形態の液晶表示装置
は、自動車のストップランプに使用される液晶表示装置
であって、開閉面積９１ａ，９１ｂを複数段階に変更自
在な面状の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表示素子
９１と、前記モノクロ液晶表示素子９１の裏面側に配置
された異色のＬＥＤ１５からなるバックライト手段と、
ブレーキ量に応じて前記モノクロ液晶表示素子９１の液
晶シャッタの開閉面積９１ａ，９１ｂを増減変更する制
御手段とを具備するものである。

【００７２】したがって、従来の白色バルブによるスト
ップランプの動作を、液晶表示により行うことができ
る。また、液晶表示素子として安価なモノクロ液晶表示
素子９１を使用したため、全体のコストを低減すること
ができる。また、ＬＥＤ１５が３原色からなるため、任
意の色でバックライト照明を行うことができ、ストップ
ランプ表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤ１５を使用し
たため、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を
行うことができる。更に、ブレーキ量に応じて、ストッ
プランプの点灯量を増減できるため、後続車両により多
くの情報を伝達することができる。

【００７３】図１２は本発明の第九の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【００７４】図１２において、本実施の形態の液晶表示
装置は、液晶式時計に使用される液晶表示装置であっ
て、上端を開口１０１ａとした四角箱状をなすハウジン
グ１０１を備える。なお、ハウジング１０１の上端の開
口１０１ａには、第一の実施の形態と同様、光屈折板１
３が取付けられている。また、ハウジング１０１の長さ
方向両端（図１２中左右端）の内側面には、それぞれ、
ハウジング１０１の内部空間の長さ方向に光を出射する
ＬＥＤ１５が配設されている。前記ハウジング１０１
は、第一の実施の形態のハウジング１１と同様に構成さ
れ、内側面を光反射面１０１ｂとしている。更に、前記
光屈折板１３の上側には本実施の形態のモノクロ液晶表
示素子１１１が配設され、前記モノクロ液晶表示素子１
１１の裏面側に前記ＬＥＤ１５が配置される。このモノ
クロ液晶表示素子１１１は、液晶シャッタにより時刻を
表示自在としたものである。

【００７５】次に、上記のように構成された本実施の形
態の液晶表示装置の動作を説明する。

【００７６】本実施の形態の液晶表示装置は、ＣＰＵ，
ＲＯＭ，ＲＡＭ等からなる図示しない制御手段により、
モノクロ液晶表示素子１１１の液晶シャッタを通電制御
して、時計表示を行うと共に、バックライト手段のＬＥ
Ｄ１５を複数色に発光制御して、バックライト照明色を
変更する。

【００７７】このように、本実施の形態の液晶表示装置
は、液晶式時計に使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより時刻を表示自在としたモノクロ液晶表
示素子１１１と、前記モノクロ液晶表示素子１１１の裏
面側に配置された異色のＬＥＤ１５からなるバックライ
ト手段と、前記バックライト手段のＬＥＤ１５を複数色
に発光制御する制御手段とを具備するものである。

【００７８】したがって、インテリアの雰囲気に合わせ
て、その液晶表示色を変更するよう構成することができ
る。また、アラーム設定に合わせて、その液晶表示色を
変更したり、点滅動作を行わせるよう構成することがで
きる。更に、左右のＬＥＤ１５の光量を調整することに
より、光のコントラストを出し、意匠性を多種多様なも
のとすることができる。

【００７９】ところで、本実施の形態のＬＥＤ１５は、
ハウジング１０１の左右のみならず、前後側面にも設け
る等、その周囲のいずれかの位置に設ければよく、その
配置により独特の意匠的効果を発揮する。

【００８０】

【発明の効果】以上のように、請求項１にかかる液晶表
示装置は、所定の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表
示素子と、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置さ
れた異色のＬＥＤからなるバックライト手段とを具備す
るものである。

【００８１】したがって、モノクロ液晶表示素子の液晶
シャッタを開閉すると共に、バックライト手段のＬＥＤ
を発光することにより、所望の液晶表示を行うことがで
きる。このとき、液晶表示素子として安価なモノクロ液
晶表示素子を使用したため、全体のコストを低減するこ
とができる。また、ＬＥＤが異色からなるため、任意の
色でバックライト照明を行うことができ、バーグラフ表
示の意匠性を多種多彩なものとすることができる。ま
た、バックライト手段としてＬＥＤを使用したため、そ
の光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行うことが
できる。更に、使用するＬＥＤの個数も、マトリックス
表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に少なく
てすみ、コスト的に有利である。

【００８２】請求項２にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数段階の大きさの数字を複数桁に表
示自在とした数字表示部を有するモノクロ液晶表示素子
からなるメータパネルと、前記メータパネルの裏面側に
配置された異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、
前記メータパネルの液晶シャッタを通電制御し、前記液
晶シャッタによる数字表示部の各桁の数字の大きさを速
度に応じて変更する制御手段とを具備するものである。

【００８３】したがって、モノクロ液晶表示素子の数字
表示部の液晶シャッタを開閉すると共に、バックライト
手段のＬＥＤを発光することにより、所望の液晶表示を
行うことができる。このとき、液晶表示素子として安価
なモノクロ液晶表示素子を使用したため、全体のコスト
を低減することができる。また、ＬＥＤが異色からなる
ため、任意の色でバックライト照明を行うことができ、
液晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤを使用したた
め、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行う
ことができる。更に、使用するＬＥＤの個数も、マトリ
ックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に
少なくてすみ、コスト的に有利である。加えて、制御手
段により任意の速度を選択設定して、車速がその設定速
度に達したときに、液晶表示する数字の大きさを変更す
ることができる。その結果、運転者等の使用者に、設定
速度超過等、所定の警告を行うことができる。

【００８４】請求項３にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字表
示部を有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパネ
ルと、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された
異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、前記バック
ライト手段のＬＥＤを発光制御し、前記ＬＥＤによる前
記メータパネルのバックライト色を速度に応じて変更す
る制御手段とを具備するものである。

【００８５】したがって、モノクロ液晶表示素子の数字
表示部の液晶シャッタを開閉すると共に、バックライト
手段のＬＥＤを発光することにより、所望の液晶表示を
行うことができる。このとき、液晶表示素子として安価
なモノクロ液晶表示素子を使用したため、全体のコスト
を低減することができる。また、ＬＥＤが異色からなる
ため、任意の色でバックライト照明を行うことができ、
液晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤを使用したた
め、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行う
ことができる。更に、使用するＬＥＤの個数も、マトリ
ックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に
少なくてすみ、コスト的に有利である。加えて、制御手
段により任意の速度を選択設定して、車速がその設定速
度に達したときに、液晶表示する数字の色を変更するこ
とができる。その結果、運転者等の使用者に、設定速度
超過等、所定の警告を行うことができる。

【００８６】請求項４にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより所定の情報を表示自在とした情報表示
部と、液晶シャッタにより所定の警告を表示自在とした
警告表示部とを有するモノクロ液晶表示素子からなるメ
ータパネルと、前記メータパネルの裏面側に配置され、
前記メータパネルの全体照明を行う異色のＬＥＤからな
る第１のバックライト手段と、前記メータパネルの裏面
側の前記警告表示部に対向する位置に配置され、前記警
告表示部に対して集中発光自在なＬＥＤからなる第２の
バックライト手段と、前記メータパネルの警告表示部の
液晶シャッタを通電制御し、所定の警告時に前記メータ
パネルに前記警告表示部を表示すると共に、前記第２の
バックライト手段により前記警告表示部を集中的にバッ
クライト照明する制御手段とを具備するものである。

【００８７】したがって、モノクロ液晶表示素子の情報
表示部の液晶シャッタを開閉すると共に、第１のバック
ライト手段のＬＥＤを発光することにより、所望の情報
表示を行うことができる。このとき、液晶表示素子とし
て安価なモノクロ液晶表示素子を使用したため、全体の
コストを低減することができる。また、ＬＥＤが異色か
らなるため、任意の色でバックライト照明を行うことが
でき、液晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることが
できる。また、第１のバックライト手段としてＬＥＤを
使用したため、その光量が大きく、十分な明度での液晶
表示を行うことができる。更に、使用するＬＥＤの個数
も、マトリックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比
べて非常に少なくてすみ、コスト的に有利である。加え
て、所定の警告時には、警告表示部を液晶表示すると共
に、第２のバックライト手段により集中的にバックライ
ト照明するため、警告表示部の明度が他の部分より大き
くなって視認が容易となり、使用者にインパクトを与
え、確実にその警告内容を伝達することができる。

【００８８】請求項５にかかる液晶表示装置は、液晶シ
ャッタにより表示面積を可変とした情報表示部を有する
モノクロ液晶表示素子と、前記モノクロ液晶表示素子の
裏面側に複数配置された異色のＬＥＤからなるバックラ
イト手段と、前記モノクロ液晶表示素子の情報表示部の
表示面積を変更すると共に、前記変更された表示面積に
対応して、その表示面積の情報表示部に対向する前記バ
ックライト手段のＬＥＤのみ発光させる制御手段とを具
備するものである。

【００８９】したがって、モノクロ液晶表示素子の情報
表示部の液晶シャッタを開閉すると共に、バックライト
手段のＬＥＤを発光することにより、所望の情報表示を
行うことができる。このとき、液晶表示素子として安価
なモノクロ液晶表示素子を使用したため、全体のコスト
を低減することができる。また、ＬＥＤが異色からなる
ため、任意の色でバックライト照明を行うことができ、
液晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤを使用したた
め、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行う
ことができる。更に、使用するＬＥＤの個数も、マトリ
ックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に
少なくてすみ、コスト的に有利である。加えて、液晶表
示する情報表示部の表示面積のみ、ＬＥＤによりバック
ライト照明することができるため、消費電力を削減でき
ると共に、ＬＥＤの寿命を延ばすことができ、更に、他
の部分とのコントラストを出して、情報表示部の視認を
容易とすることができる。

【００９０】請求項６にかかる液晶表示装置は、自動車
のメータパネルに使用される液晶表示装置であって、液
晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字表
示部と、前記数字表示部の単位を表示する単位表示部と
を有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパネル
と、前記メータパネルの裏面側に配置された異色の発光
ダイオードからなるバックライト手段と、前記バックラ
イト手段の発光ダイオードを発光制御して複数の発光色
を得ると共に、前記発光ダイオードの発光色を連続的に
高速切り替えし、前記発光ダイオードの発光色がいずれ
かの色のときに、前記メータパネルの液晶シャッタを通
電制御して前記数字表示部に数字を表示させると共に、
前記単位表示部を前記数字表示部の発光色と異なる発光
色で表示する制御手段とを具備するものである。

【００９１】したがって、制御手段により、バックライ
ト手段のＬＥＤの発光色を、ＬＥＤの単色と任意の異色
のＬＥＤの混色として、複数の発光色を得ることができ
ると共に、バックライト手段の発光色を前記複数の発光
色の間で高速切り替えし、数字表示部の液晶表示を連動
させることにより、部分的に表示色を変更することがで
き、例えば、数字表示部と単位表示部の表示色を相違さ
せることができる。また、モノクロ液晶表示素子の数字
表示部の液晶シャッタを開閉すると共に、バックライト
手段のＬＥＤを発光することにより、所望の液晶表示を
行うことができる。このとき、液晶表示素子として安価
なモノクロ液晶表示素子を使用したため、全体のコスト
を低減することができる。また、ＬＥＤが異色からなる
ため、任意の色でバックライト照明を行うことができ、
液晶表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤを使用したた
め、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行う
ことができる。更に、使用するＬＥＤの個数も、マトリ
ックス表示を行う従来のＬＥＤ表示装置に比べて非常に
少なくてすみ、コスト的に有利である。

【００９２】請求項７にかかる液晶表示装置は、自動車
のターンシグナルランプに使用される液晶表示装置であ
って、面状の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表示素
子と、前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された
異色のＬＥＤからなるバックライト手段と、前記モノク
ロ液晶表示素子の液晶シャッタを開閉して、前記バック
ライト手段のＬＥＤからの発光を点滅表示する制御手段
とを具備するものである。

【００９３】したがって、従来の白色バルブによるター
ンシグナルランプの点滅動作を、液晶表示により行うこ
とができる。また、液晶表示素子として安価なモノクロ
液晶表示素子を使用したため、全体のコストを低減する
ことができる。また、ＬＥＤが異色からなるため、任意
の色でバックライト照明を行うことができ、ターンシグ
ナル表示の意匠性を多種多彩なものとすることができ
る。また、バックライト手段としてＬＥＤを使用したた
め、その光量が大きく、十分な明度での液晶表示を行う
ことができる。

【００９４】請求項８にかかる液晶表示装置は、自動車
のストップランプに使用される液晶表示装置であって、
開閉面積を複数段階に変更自在な面状の液晶シャッタを
有するモノクロ液晶表示素子と、前記モノクロ液晶表示
素子の裏面側に配置された異色のＬＥＤからなるバック
ライト手段と、ブレーキ量に応じて前記モノクロ液晶表
示素子の液晶シャッタの開閉面積を増減変更する制御手
段とを具備するものである。

【００９５】したがって、従来の白色バルブによるスト
ップランプの動作を、液晶表示により行うことができ
る。また、液晶表示素子として安価なモノクロ液晶表示
素子を使用したため、全体のコストを低減することがで
きる。また、ＬＥＤが異色からなるため、任意の色でバ
ックライト照明を行うことができ、ストップランプ表示
の意匠性を多種多彩なものとすることができる。また、
バックライト手段としてＬＥＤを使用したため、その光
量が大きく、十分な明度での液晶表示を行うことができ
る。更に、ブレーキ量に応じて、ストップランプの点灯
量を増減できるため、後続車両により多くの情報を伝達
することができる。

【００９６】請求項９にかかる液晶表示装置は、液晶式
時計に使用される液晶表示装置であって、液晶シャッタ
により時刻を表示自在としたモノクロ液晶表示素子と、
前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
ＬＥＤからなるバックライト手段と、前記バックライト
手段のＬＥＤを複数色に発光制御する制御手段とを具備
するものである。

【００９７】したがって、インテリアの雰囲気に合わせ
て、その液晶表示色を変更するよう構成することができ
る。また、アラーム設定に合わせて、その液晶表示色を
変更したり、点滅動作を行わせるよう構成することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は本発明の第一の実施の形態の液晶表示
装置としてのスピードメータを示す平面図である。

【図２】 図２は図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】 図３は本発明の第二の実施の形態の液晶表示
装置としてスピードメータを示す平面図であり、（ａ）
は通常モードの車速表示を、（ｂ）は警告モードの車速
表示を示す。

【図４】 図４は本発明の第三の実施の形態の液晶表示
装置としてスピードメータを示す平面図であり、（ａ）
は通常モードの車速表示を、（ｂ）は警告モードの車速
表示を示す。

【図５】 図５は本発明の第四の実施の形態の液晶表示
装置を示す斜視図である。

【図６】 図６は本発明の第五の実施の形態の液晶表示
装置を示す平面図であり、（ａ）は第１の表示モード
を、（ｂ）は第２の表示モードを示す。

【図７】 図７は本発明の第五の実施の形態の液晶表示
装置を示す斜視図である。

【図８】 図８は本発明の第六の実施の形態の液晶表示
装置を示す平面図であり、（ａ）は第１の発光モード
を、（ｂ）は第２の発光モードを、（ｃ）は第３の発光
モードを示す。

【図９】 図９は本発明の第六の実施の形態の液晶表示
装置の表示状態を示す平面図である。

【図１０】 図１０は本発明の第七の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【図１１】 図１１は本発明の第八の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【図１２】 図１２は本発明の第九の実施の形態の液晶
表示装置を示す断面図である。

【符号の説明】

１５ ＬＥＤ １７，２１，３１，４５，６１ モノクロ液晶表示
素子 ７１，８５，９１，１１１ モノクロ液晶表示
素子 ２３ａ，２３ｂ，３３，７３ 数字表示部 ２５，３５，６５，７５ 単位表示部 ４７，６３ 情報表示部 ４９ 警告表示部 ９１ａ，９１ｂ 開閉面積

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０２Ｆ 1/13 ５０５ Ｇ０２Ｆ 1/13 ５０５ (72)発明者 三沢 明弘 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 杉原 洋 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 岩佐 忠信 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑１ 番地 豊田合成株式会社内

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の液晶シャッタを有するモノクロ液
   晶表示素子と、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
   発光ダイオードからなるバックライト手段とを具備する
   ことを特徴とする液晶表示装置。
2. 【請求項２】 自動車のメータパネルに使用される液晶
   表示装置において、 液晶シャッタにより複数段階の大きさの数字を複数桁に
   表示自在とした数字表示部を有するモノクロ液晶表示素
   子からなるメータパネルと、 前記メータパネルの裏面側に配置された異色の発光ダイ
   オードからなるバックライト手段と、 前記メータパネルの液晶シャッタを通電制御し、前記液
   晶シャッタによる数字表示部の各桁の数字の大きさを速
   度に応じて変更する制御手段とを具備することを特徴と
   する液晶表示装置。
3. 【請求項３】 自動車のメータパネルに使用される液晶
   表示装置において、 液晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字
   表示部を有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパ
   ネルと、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
   発光ダイオードからなるバックライト手段と、 前記バックライト手段の発光ダイオードを発光制御し、
   前記発光ダイオードによる前記メータパネルのバックラ
   イト色を速度に応じて変更する制御手段とを具備するこ
   とを特徴とする液晶表示装置。
4. 【請求項４】 自動車のメータパネルに使用される液晶
   表示装置において、 液晶シャッタにより所定の情報を表示自在とした情報表
   示部と、液晶シャッタにより所定の警告を表示自在とし
   た警告表示部とを有するモノクロ液晶表示素子からなる
   メータパネルと、 前記メータパネルの裏面側に配置され、前記メータパネ
   ルの全体照明を行う異色の発光ダイオードからなる第１
   のバックライト手段と、 前記メータパネルの裏面側の前記警告表示部に対向する
   位置に配置され、前記警告表示部に対して集中発光自在
   な発光ダイオードからなる第２のバックライト手段と、 前記メータパネルの警告表示部の液晶シャッタを通電制
   御し、所定の警告時に前記メータパネルに前記警告表示
   部を表示すると共に、前記第２のバックライト手段によ
   り前記警告表示部を集中的にバックライト照明する制御
   手段とを具備することを特徴とする液晶表示装置。
5. 【請求項５】 液晶シャッタにより表示面積を可変とし
   た情報表示部を有するモノクロ液晶表示素子と、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に複数配置された異
   色の発光ダイオードからなるバックライト手段と、 前記モノクロ液晶表示素子の情報表示部の表示面積を変
   更すると共に、前記変更された表示面積に対応して、そ
   の表示面積の情報表示部に対向する前記バックライト手
   段の発光ダイオードのみ発光させる制御手段とを具備す
   ることを特徴とする液晶表示装置。
6. 【請求項６】 自動車のメータパネルに使用される液晶
   表示装置において、 液晶シャッタにより複数桁の数字を表示自在とした数字
   表示部と、前記数字表示部の単位を表示する単位表示部
   とを有するモノクロ液晶表示素子からなるメータパネル
   と、 前記メータパネルの裏面側に配置された異色の発光ダイ
   オードからなるバックライト手段と、 前記バックライト手段の発光ダイオードを発光制御して
   複数の発光色を得ると共に、前記発光ダイオードの発光
   色を連続的に高速切り替えし、前記発光ダイオードの発
   光色がいずれかの色のときに、前記メータパネルの液晶
   シャッタを通電制御して前記数字表示部に数字を表示さ
   せると共に、前記単位表示部を前記数字表示部の発光色
   と異なる発光色で表示する制御手段とを具備することを
   特徴とする液晶表示装置。
7. 【請求項７】 自動車のターンシグナルランプに使用さ
   れる液晶表示装置において、 面状の液晶シャッタを有するモノクロ液晶表示素子と、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
   発光ダイオードからなるバックライト手段と、 前記モノクロ液晶表示素子の液晶シャッタを開閉して、
   前記バックライト手段の発光ダイオードからの発光を点
   滅表示する制御手段とを具備することを特徴とする液晶
   表示装置。
8. 【請求項８】 自動車のストップランプに使用される液
   晶表示装置において、 開閉面積を複数段階に変更自在な面状の液晶シャッタを
   有するモノクロ液晶表示素子と、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
   発光ダイオードからなるバックライト手段と、 ブレーキ量に応じて前記モノクロ液晶表示素子の液晶シ
   ャッタの開閉面積を増減変更する制御手段とを具備する
   ことを特徴とする液晶表示装置。
9. 【請求項９】 液晶式時計に使用される液晶表示装置に
   おいて、 液晶シャッタにより時刻を表示自在としたモノクロ液晶
   表示素子と、 前記モノクロ液晶表示素子の裏面側に配置された異色の
   発光ダイオードからなるバックライト手段と、 前記バックライト手段の発光ダイオードを複数色に発光
   制御する制御手段とを具備することを特徴とする液晶表
   示装置。