JPH09264798A - 半導体センサ - Google Patents

半導体センサ

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JPH09264798A
JPH09264798A JP8077352A JP7735296A JPH09264798A JP H09264798 A JPH09264798 A JP H09264798A JP 8077352 A JP8077352 A JP 8077352A JP 7735296 A JP7735296 A JP 7735296A JP H09264798 A JPH09264798 A JP H09264798A
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JP
Japan
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sensor
output
circuit
cmos
input
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JP8077352A
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English (en)
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Toshitaka Shibata
俊隆 柴田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS技術を用いた簡単な回路構成でセン
サ出力を高精度にディジタル化して取り出すことを可能
とし、特にディジタル化回路をセンサチップに集積して
ノイズの影響を低減した高感度ディジタル出力を得るこ
とを可能とした半導体センサを提供する。 【解決手段】 センサ回路11の出力をディジタル化し
て取り出すため、センサ出力Vsが入力される第1のC
MOS回路12aと、三角波信号Vtが入力される第2
のCMOS回路12bとを同じ素子パラメータをもって
かつ出力端子を共通接続して配置する。その出力OUT
1は、2段のCMOSインバータ13a,13bからな
るコンパレータ22に入力して、所定の論理しきい値で
パルス化したパルス幅変調出力OUT2を得る。更に必
要に応じて出力OUT2を基準クロックが入力されるA
NDゲートを通して、パルス幅に対応するパルス数のデ
ィジタル出力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直接コンピュー
タ等に入力可能なディジタル化出力を得る半導体センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力センサや加速度センサ等の半導体セ
ンサは通常アナログ出力である。この種のセンサ出力を
コンピュータに入力して処理するためには、センサ出力
を増幅した後、A/Dコンバータでディジタル信号に変
換することが必要である。微弱なセンサ出力信号をノイ
ズの影響を受けずに処理するには、信号処理回路を極力
センサ回路の近傍に設ける必要があり、好ましくは信号
処理回路をセンサチップ上に集積形成することが望まし
い。
【0003】この様な観点から、直接ディジタル出力が
得られるA/D変換機能付きの半導体センサが既に開発
されている。この種のセンサに搭載するA/Dコンバー
タとして、論理しきい値の異なる複数のCMOSインバ
ータを並列接続した簡易型A/Dコンバータも提案され
ている(特願平2−284681号、特願平4−373
18号等参照)。また、機械的ギャップを利用した静電
容量及びこの静電容量の充放電を利用した発振回路をチ
ップ上に集積形成して、周波数変調したパルス出力を得
るようにした静電容量型圧力センサも提案されている
(例えば、「センサ技術」Vol.12,No.10,pp.52-55(1
992年9月号)参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者は
出力ビット数を増やそうとすると集積すべきCMOSイ
ンバータの数も増さなくてはならず、各CMOSインバ
ータのしきい値設定も難しくなるという問題がある。ま
た、後者は静電容量を形成するために素子の構造が複雑
となり、歩留まりの低下やコスト増大を招く。
【0005】この発明は、このような点に鑑みなされた
もので、従来とは異なる着想に基づいて、CMOS技術
を用いた簡単な回路構成でセンサ出力を高精度にディジ
タル化して計測することを可能とし、特にディジタル化
回路をセンサチップに集積してノイズの影響を低減した
高感度ディジタル出力を得ることを可能とした半導体セ
ンサを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体セ
ンサは、測定すべき物理量を検出してセンサ信号を出力
するセンサ回路と、このセンサ回路から出力されるセン
サ信号が入力される第1のCMOS回路と、この第1の
CMOS回路と同じ素子パラメータをもって形成されて
前記第1のCMOS回路と出力端子が共通接続されると
共に入力端子に三角波信号が供給される第2のCMOS
回路と、これら第1及び第2のCMOS回路の出力を所
定のしきい値でパルス化して前記センサ回路のセンサ信
号レベルに応じたパルス幅のパルス幅変調信号を出力す
るコンパレータとを備え、これら各回路を1チップ化し
てなることを特徴としている。
【0007】この発明に係る半導体センサはまた、上記
構成に加え、前記コンパレータから出力されるパルス幅
変調信号と基準クロックとの論理積をとってディジタル
出力を得る論理ゲートを更に備えたことを特徴としてい
る。
【0008】この発明において、センサ回路の出力(以
下、センサ出力という)を処理する信号処理回路は、出
力端子が共通接続されたほぼ同じ特性の第1及び第2の
CMOS回路により構成される。これは、特性の等しい
二つのCMOS回路の出力端子を共通接続したとき、等
価的に、ひとつのCMOS回路に二つの入力電圧の平均
値を与えたときと同じ入出力特性が得られるという性質
を利用したものである。第1のCMOS回路にセンサ出
力を入力し、第2のCMOS回路に三角波信号を入力す
ると、CMOS回路の入出力伝達特性曲線がセンサ出力
により可変制御されたのと等価の効果が得られる。そし
てこれらのCMOS回路の出力を所定の論理しきい値の
コンパレータによりパルス化すると、センサ出力により
パルス幅が変調されたパルス幅変調出力が得られる。更
に、このパルス幅変調出力と基準クロックとの論理積を
とることにより、センサ出力レベルに対応したパルス数
をもつディジタル出力を得ることができる。
【0009】第1及び第2のCMOS回路を含む信号処
理回路は構成が簡単であり、しかも第1及び第2のCM
OS回路を同じ素子パラメータにより構成することによ
り、ノイズの影響や温度変動の影響を受けることなく、
微小なセンサ出力を高精度にディジタル化することがで
きる。特に、第1及び第2のCMOS回路、コンパレー
タ及び論理ゲートを、センサ回路と共に同じ半導体基板
に集積形成すれば、優れた高感度特性を得ることが可能
である。この場合、第1及び第2のCMOS回路を基板
上の隣接位置に形成してほぼ完全に同じ特性のものとす
ることが容易であり、微小なセンサ出力を速やかにパル
ス幅変調信号に変換することにより、極めて高精度にデ
ィジタル化して取り出してコンピュータに直結すること
が可能になる。更に、この発明によれば、出力ビット数
は、パルス幅変調信号のパルス幅の分解能、即ち外部回
路又はコンピュータの基準クロックの周波数によって決
定される。このため、少ない素子数で高分解能のディジ
タル化出力が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
る半導体センサの概略構成を示すブロック図である。セ
ンサチップ1には、センサ回路11、入力回路12及び
コンパレータ13が設けられている。これらの回路は、
同一の半導体基板上に集積化されて1チップ化されてい
る。このセンサチップ1からは、センサ回路11の出力
レベルに応じたパルス幅のパルス幅変調信号OUT2が
出力され、この信号OUT2がコンピュータ2に入力さ
れる。
【0011】図2に、この回路を半導体圧力センサに適
用した場合のセンサチップ1の詳細回路図を、また、図
3に同じくセンサチップ1の平面図及びそのA−A′断
面図を示す。センサ回路11は、一対のピエゾ抵抗R
1,R2を電源VDDと接地VSS間に直列接続して構成さ
れる。これらのピエゾ抵抗R1,R2は、具体的には図
3に示すように、主面が(100)面のn型シリコン基
板21の裏面にエッチング加工によって形成されたダイ
アフラム22の互いに直交する2つのエッジに形成され
た拡散抵抗である。ダイアフラム22に圧力が加わる
と、ピエゾ抵抗R1,R2は互いに逆方向の抵抗値変化
を示すから、これらピエゾ抵抗R1,R2の接続点から
圧力に対応したセンサ出力Vsが得られる。
【0012】このセンサ出力Vsは、入力回路12に入
力される。入力回路12は、出力端が共通接続された第
1のCMOS回路12a及び第2のCMOS回路12b
によって構成されている。これらのCMOS回路12
a,12bは、入出力特性がほぼ同一となるように、そ
れぞれ同一素子設計条件、即ちゲート酸化膜厚、しきい
値、チャネル長及びチャネル幅等の素子パラメータが等
しくなるように形成され、例えば可能な限り近接して配
置される。第1のCMOS回路12aにはセンサ出力V
sが入力され、第2のCMOS回路12bには三角波信
号(ランプ信号)Vtが入力される。この入力回路12
の出力OUT1は2段のCMOS回路13a,13bか
らなるコンパレータ13によってパルス幅変調信号OU
T2に変換されて出力される。これら入力回路12及び
コンパレータ13を構成するPMOSトランジスタQP
1,QP2,QP3,QP4及びNMOSトランジスタQN1,
QN2,QN3,QN4は、図3に示すように、圧力の影響を
受けない周辺厚肉部23に信号処理回路24として形成
される。
【0013】図4(a)は、入力回路12とコンパレー
タ13の部分をより簡単な等価回路で示したものであ
る。第1及び第2のCMOS回路12a,12bは前述
のように同じ入出力特性を有し、出力端子を共通接続し
ている。このため、これら二つのCMOS回路12a,
12bは、機能的に見れば、図4(b)に示すように、
チャネルコンダクタンスが2倍のひとつのCMOS回路
12cを用いて、これに二つの入力電圧(この実施例の
場合、センサ出力電圧Vsと三角波信号電圧Vt)の平
均値を入力したのと等価になる。いま、例えば三角波信
号Vtとして図5(a)に示すような信号が与えられ、
センサ出力Vsとして図5(b)のように、2つのレベ
ルVs1及びVs2(但しVs1>Vs2)が与えられた場合を
考えると、CMOS回路13cには、図5(c)に示す
ように、2つの出力レベルの平均値(Vt+Vs)/2
が入力されたことになり、その入力レベルを増幅した出
力を特定のしきい値レベルVTHでパルス化すれば、図5
(d)に示すように、センサ出力Vsのレベルに応じた
パルス幅変調信号OUT2が得られる。この実施例で
は、CMOS回路12cが入力レベルを反転させるの
で、高いレベルのセンサ出力Vs1が入力された場合の出
力パルスの幅は、低いレベルのセンサ出力Vs2が入力さ
れた場合の出力パルスの幅よりも狭くなる。即ち、デュ
ーティ比が小さくなる。
【0014】このパルス幅変調の動作を別の観点から図
6を用いて説明すると次のようになる。図に示すよう
に、等価的に一つで表されるCMOS回路12cの入出
力伝達特性が一方の入力であるセンサ出力Vsにより変
調される。このように入出力伝達特性が変化するCMO
S回路12cに三角波信号Vtが入力されたのと等価に
なるから、あるセンサ出力レベルVs2に対応する実線の
入出力伝達特性と、他のセンサ出力レベルVs1に対応す
る破線の入出力伝達特性により、それぞれ実線で示す出
力OUT1−2と破線で示す出力OUT1−1が得られ
る。これらの出力を論理しきい値VTHのCMOSインバ
ータ13a,13bに入力すると、図6に示したよう
に、パルス幅変調された出力OUT2が得られることに
なる。
【0015】このようにして得られたパルス幅変調出力
OUT2は、コンピュータ2に直接取り込まれ、コンピ
ュータ2の内部クロックによってパルス幅を計測するこ
とにより、センサ出力Vsがクロック周波数に応じた精
度のディジタル値として処理することができる。
【0016】図7は、この発明の他の実施例に係る半導
体圧力センサのブロック図である。この実施例では、コ
ンパレータ13から出力されるパルス幅変調出力OUT
2と基準クロックCLKとが入力されるANDゲート1
4を新たに加えて1チップ化している。図8は、この回
路の各部の動作波形を示している。入力回路12に入力
されるセンサ出力のレベルVs1,Vs2に応じて、入力回
路12からの増幅された三角波出力信号OUT1のレベ
ルが変化し、これを論理しきい値VTHのコンパレータ1
3でパルス化することにより得られたパルス幅変調出力
OUT2のパルス幅が変化する。この出力OUT2と基
準クロックCLKとの論理積をANDゲート14でとる
ことによって、パルス幅に対応したパルス数をもつ出力
OUT3が得られる。この出力OUT3が圧力センサチ
ップの外部出力となるから、これを直接コンピュータに
取り込んで計数すれば、パルス幅をディジタル的に計測
する事ができる。
【0017】図9は、センサチップ1上に三角波発生回
路15を更に加えた実施例を示すブロック図である。三
角波発生回路15は、例えば演算増幅器によりアナログ
回路として構成しても良いし、基準クロックCLKを計
数するカウンタによってディジタル的に構成してもよ
い。この実施例によれば、三角波信号を外部から供給す
る必要がないので、センサチップ1の外部端子数を減ら
すことができる。
【0018】なお、以上の実施例では、半導体圧力セン
サのセンサ回路としてピエゾ抵抗R1,R2を使用した
例について説明したが、CMOS回路をセンサ回路とし
て用いた半導体圧力センサにも本発明を適用することが
できる。図10は、CMOS回路を使用したセンサ回路
31の一例を示す図である。このセンサ回路31は、P
MOSトランジスタQP11 及びNMOSトランジスタQ
N11 で構成されたCMOSインバータの入出力を短絡し
たCMOSセンサ回路31aと、このCMOSセンサ回
路31aの出力を増幅するPMOSトランジスタQP12
及びNMOSトランジスタQN12 並びに直列抵抗RS と
帰還抵抗RFで構成されたCMOS増幅回路31bとに
より構成されている。CMOSセンサ回路31aを構成
するPMOSトランジスタQP11 とNMOSトランジス
タQN11 は、圧力に感応するように、図3に示したダイ
アフラム22の周辺厚肉部23との境界(図中点線で示
す)の近傍にチャネル方向が境界と垂直になるように形
成され、CMOS増幅回路31bは、圧力に感応しない
ように、これに隣接する周辺厚肉部23に形成される。
【0019】この実施例のCMOSセンサ回路31a
は、ダイアフラム22に応力が加わったときの、PMO
SトランジスタQP11 とNMOSトランジスタQN11 の
チャネルコンダクタンス変化が互いに逆方向になる。具
体的に、図3(b)の断面においてダイヤフラム22に
下方から圧力がかかったとき、NMOSトランジスタQ
N11 ではチャネルコンダクタンスが減少し、PMOSト
ランジスタQP11 ではチャネルコンダクタンスが増大す
る。この結果、CMOSセンサ回路31aの動作点が変
動し、この動作点変動をセンサ出力として取り出すこと
ができる。
【0020】図10の回路は、アナログ出力を取り出す
までの回路であるが、その動作を具体的に図11を用い
て説明すると次の通りである。図11(a)は、CMO
Sセンサ回路31aの特性であり、同図(b)はCMO
S増幅回路31bの特性である。CMOSセンサ回路3
1aの無応力時の直流動作点P1は、この回路をCMO
Sインバータとしてみたときの入出力伝達特性と、VIN
=VOUT なる直線の交点、即ち、CMOSインバータの
論理しきい値に相当する電圧Vsとなる。CMOS増幅
回路31bはCMOSセンサ回路31aと素子条件を同
じにしており、無応力時の動作点P2は、図11(b)
に示すように、CMOSセンサ回路31aの動作点P1
と等しく、Vsである。なお図11(b)は、直列抵抗
RS と帰還抵抗RF がない場合の特性を示しているが、
直列抵抗RS と帰還抵抗RF が接続された場合には、入
出力伝達特性の遷移領域の傾斜が緩くなる。
【0021】ダイアフラム22に圧力が印加されると、
CMOSセンサ回路31aを構成するPMOSトランジ
スタQP11 及びNMOSトランジスタQN11 ともに、キ
ャリア移動度が変調されてチャネルコンダクタンスが変
化し、応力が引張応力か圧縮応力かに応じて、入出力伝
達特性が、破線イあるいはロで示すように変化する。こ
のときのCMOSセンサ回路31aの動作点変化により
生じるセンサ出力VsがCMOS増幅回路31bの入力
信号となり、図11(b)に示すように、入出力伝達特
性の遷移領域の傾斜で決まる増幅度で増幅されて、出力
端子OUTに大きなセンサ出力電圧が得られることにな
る。なお以上の動作原理は、特開平7−326771号
公報において既に開示されている。
【0022】このセンサ回路31を使用したセンサチッ
プの回路構成を図12に示す。この実施例においては、
センサ回路31のCMOS増幅回路31bと、入力回路
12の第1のCMOS回路12aとを1つのCMOS回
路で構成することにより、素子数を削減している。この
実施例によれば、センサ回路31、入力回路12及びコ
ンパレータ13をすべてCMOS回路で構成することが
できるので、これらのCMOS回路を近接配置するとと
もに、同一の素子パラメータをもって構成することによ
り、全てのCMOS回路の特性を製造上のばらつきの影
響を受けることなくほぼ等しくすることができる。従っ
て、論理しきい値の絶対値を正確に制御することなく、
微小な検出出力信号を高いS/N比をもって増幅するこ
とができ、高感度特性を得ることができる。また同様の
理由で、温度変動の影響やノイズの影響が互いに相殺さ
れるため、高いS/Nが得られ、センサ感度の温度特性
も優れたものとなる。
【0023】ここまでは圧力センサの実施例を説明した
が、この発明はこれに限られない。例えば、ダイアフラ
ムに重錘体を設けた加速度センサに対しても、この発明
を同様に適用することが可能である。圧力や加速度以外
の他のセンサ回路構成例を図13に示す。図13(a)
は、フォトコンダクタPCと負荷抵抗R0による光セン
サ回路であり、同図(b)はサーミスタTHと負荷抵抗
R0による温度センサ回路である。これらのセンサ回路
に先の実施例と同様のCMOS構成による信号処理回路
を組み合わせて、ディジタル出力センサを得ることがで
きる。
【0024】図13(c)は、センサ回路として先の実
施例と同様にPMOSトランジスタQP11 とNMOSト
ランジスタQN11 を用いているが、いずれのトランジス
タも圧力等に感応しないものとし、これにフォトダイオ
ード(又はフォトトランジスタ)PDを接続して、光セ
ンサ回路を構成したものである。このセンサ回路にやは
り先の実施例と同様の信号処理回路を接続することによ
り、ディジタル出力センサを得ることができる。この場
合、センサ回路を構成するCMOSトランジスタQP11
,QN11 を、先の実施例と同様に、後続の第1,第2
のCMOS回路と同じ素子設計条件として同じ基板上に
集積することにより、高感度特性を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、C
MOS技術を用いた簡単な回路構成でセンサ出力を高精
度にディジタル化して取り出すことを可能とし、特にデ
ィジタル化回路をセンサチップに集積してノイズの影響
を低減した高感度ディジタル出力を得ることを可能とし
た半導体センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るセンサチップのブ
ロック図である。
【図2】 同実施例の詳細回路図である。
【図3】 同実施例の構造を示す平面図及び断面図であ
る。
【図4】 同実施例のセンサチップの等価回路図であ
る。
【図5】 同実施例のパルス幅変調の原理を説明するた
めの図である。
【図6】 同じくパルス幅変調の原理を説明するための
図である。
【図7】 この発明の他の実施例に係るセンサチップの
ブロック図である。
【図8】 図7の各部動作波形を示す図である。
【図9】 この発明の更に他の実施例に係るセンサチッ
プのブロック図である。
【図10】 この発明の更に他の実施例に係るセンサ回
路の回路図である。
【図11】 同センサ回路の動作原理を説明するための
図である。
【図12】 同センサ回路を使用したセンサチップのブ
ロック図である。
【図13】 この発明の更に他の実施例のセンサ回路構
成例を示す。
【符号の説明】
1…センサチップ、2…コンピュータ、11,31…セ
ンサ回路、12…入力回路、13a…第1のCMOS回
路、13b…第2のCMOS回路、13…コンパレー
タ、14…ANDゲート、15…三角波発生回路、21
…シリコン基板、22…肉薄ダイアフラム、23…周辺
厚肉部、QP1,QP2,QP3,QP4,QP11 ,QP12 …P
MOSトランジスタ、QN1,QN2,QN3,QN4,QN11
,QN12 …NMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 1/56

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定すべき物理量を検出してセンサ信号
    を出力するセンサ回路と、 このセンサ回路から出力されるセンサ信号が入力される
    第1のCMOS回路と、 この第1のCMOS回路と同じ素子パラメータをもって
    形成されて前記第1のCMOS回路と出力端子が共通接
    続されると共に入力端子に三角波信号が供給される第2
    のCMOS回路と、 これら第1及び第2のCMOS回路の出力を所定のしき
    い値でパルス化して前記センサ回路のセンサ信号レベル
    に応じたパルス幅のパルス幅変調信号を出力するコンパ
    レータとを備え、 これら各回路を1チップ化してなることを特徴とする半
    導体センサ。
  2. 【請求項2】 前記コンパレータから出力されるパルス
    幅変調信号と基準クロックとの論理積をとってディジタ
    ル出力を得る論理ゲートを更に備えたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体センサ。
JP8077352A 1996-03-29 1996-03-29 半導体センサ Pending JPH09264798A (ja)

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