JPH09264117A - 動弁装置の潤滑油路構造 - Google Patents

動弁装置の潤滑油路構造

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JPH09264117A
JPH09264117A JP7703396A JP7703396A JPH09264117A JP H09264117 A JPH09264117 A JP H09264117A JP 7703396 A JP7703396 A JP 7703396A JP 7703396 A JP7703396 A JP 7703396A JP H09264117 A JPH09264117 A JP H09264117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダヘッド上端部付近あるいはシリンダ
ヘッド内の各種要潤滑部に潤滑油を供給することができ
る簡素でコンパクトな、SOHCエンジンの動弁装置の
潤滑油路構造を得る。 【解決手段】 エンジン1においては、シリンダヘッド
前端部に、シリンダブロック側から供給される潤滑油を
ロッカシャフト中空部64に供給する斜行潤滑油供給通
路65が設けられている。さらに、ロッカシャフト中空
部64内の潤滑油は、潤滑油案内通路66を介してカム
軸受部41等に供給されるようになっている。このよう
に、潤滑油路構造が、別体のパイプ等を用いることな
く、ロッカシャフト中空部64等を利用して形成されて
いるので、該潤滑油路構造が簡素化ないしはコンパクト
化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSOHCエンジンの
動弁装置の潤滑油路構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダヘッド上に配置された1つのカ
ム軸で、ロッカシャフトにより揺動可能に支持されたロ
ッカアームを介して、吸気弁と排気弁とを駆動するよう
にしたSOHC(シングル・オーバー・ヘッド・カム)
エンジンは従来より知られている。そして、近年、かか
るSOHCエンジン、とくにSOHCディーゼルエンジ
ンにおいては、燃費性能ないしはエンジン出力の向上
と、排気エミッションの向上とを図るために、種々の工
夫がこらされている。具体的には、例えば燃焼室に燃料
を直接噴射する燃料噴射ノズルの採用、あるいは吸排気
系における動弁装置の多弁化(例えば、吸気2弁・排気
2弁)などといった工夫がこらされている。
【0003】そして、このように動弁装置を多弁化した
場合、例えば各気筒に夫々2つの吸気弁と2つの排気弁
とを設け、これらの動弁を1本のカム軸により夫々対応
するロッカアームを介して駆動するようにした場合は、
普通、各気筒において夫々2つの吸気弁を1つの吸気弁
用ロッカアームで駆動する一方、2つの排気弁を1つの
排気弁用ロッカアームで駆動するといったロッカアーム
システム、いわゆるダブルロッカアームシステムを採用
している(例えば、特開昭64−12009号公報参
照)。
【0004】ところで、かかるSOHCエンジンにおい
ては、シリンダヘッド上端部付近あるいはシリンダヘッ
ド内に配置された各種の潤滑を必要とする部材(要潤滑
部)、例えば動弁装置、カム軸の軸受け機構、カムとロ
ッカアームとの間の摺動面、カム軸によって駆動される
補機の駆動部等に潤滑油を供給する必要がある。そこ
で、シリンダヘッド上端部付近には、各種要潤滑部に潤
滑部を供給するための潤滑油路構造が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
多弁化されたSOHCエンジンにおいては、動弁機構あ
るいはカム軸支持機構等が複雑化して要潤滑部が増え、
これに伴って潤滑油路構造が大型化・複雑化し、該潤滑
油路構造のレイアウトが難しくなるといった問題が生
じ、ひいてはエンジンのコンパクト化が妨害されるとい
った問題が生じる。
【0006】また、一般にSOHCエンジンにおいて
は、クランクプーリと、カム軸を駆動するためのカムプ
ーリと、補機(例えば、燃料ポンプ)を駆動するための
補機プーリとにまたがってタイミングベルトが巻きかけ
られ、カム軸、補機等がクランク軸によって回転駆動さ
れるようになっている。このため、カム軸前端部には、
タイミングベルトの張力に起因して、概ね補機の方向に
向く強い力が作用する。このため、さほど剛性が高くな
いシリンダヘッド前端部ないしは該シリンダヘッド前端
部に配置されたカム軸受部でカム軸を支持することにな
るので、カム軸前端部の支持剛性が十分には高められな
いといった問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、シリンダヘッド上端部付近
あるいはシリンダヘッド内の各種要潤滑部に潤滑油を供
給することができる簡素でコンパクトな、SOHCエン
ジンの動弁装置の潤滑油路構造を得ることを解決すべき
課題ないしは目的とする。さらには、SOHCエンジン
のカム軸の前端部の支持剛性を十分に高めることができ
る手段を得ることをも解決すべき課題ないしは目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の基本態様は、エンジン幅方向にみ
て、気筒中心から第1の方向にずれた位置においてシリ
ンダヘッド上に、エンジン前端部からエンジン後部側に
向かってエンジン長手方向に伸びるカム軸が配設され、
該カム軸によって動弁装置が駆動されるようになってい
るSOHCエンジンの動弁装置の潤滑油路構造におい
て、カム軸を回転可能に軸受けするカム軸受部が複数設
けられていて、該カム軸受部のうち最も前側に位置する
第1のカム軸受部がエンジン前端部付近においてシリン
ダヘッド上に配置され、シリンダヘッドの前端壁に、第
1の端部が第1のカム軸受部付近に配置される一方、該
第1の端部から、エンジン幅方向にみて上記第1の方向
とは反対方向に向かって気筒中心に対応する位置を超え
て斜め下向きに伸びる斜行潤滑油供給通路が設けられ、
エンジン幅方向にみて上記第1の方向とは反対側のエン
ジン側端部付近に補機が配設され、該補機を駆動する補
機プーリと、カム軸を駆動するカムプーリと、クランク
軸に取り付けられたクランクプーリとにまたがって巻か
け部材が巻かけられていることを特徴とするものであ
る。
【0009】この動弁装置の潤滑油路構造においては、
シリンダヘッドの前端壁に設けられた斜行潤滑油供給通
路の伸びる方向は、巻かけ部材によってカムプーリにか
けられる張力の向きとほぼ一致する。ここで、斜行潤滑
油供給通路の周壁が上記張力の作用する方向に伸びる梁
として機能し、シリンダヘッド前端部の上記張力が作用
する方向の剛性が高められる。このため、カム軸前端部
の支持剛性が高められる。また、斜行潤滑油供給通路が
シリンダヘッド前端壁に設けられるので、かかる潤滑油
供給通路をパイプ等の別部材で形成する場合に比べて潤
滑油路構造が簡素化ないしはコンパクト化され、ひいて
はエンジンがコンパクト化される。
【0010】上記動弁装置の潤滑油路構造においては、
シリンダブロック内の潤滑油のメインギャラリが、エン
ジン幅方向にみて該シリンダブロックの上記第1の方向
とは反対側の側部付近に配置されているのが好ましい。
このようにすれば、シリンダブロック内のメインギャラ
リからシリンダヘッド内の斜行潤滑油供給通路への潤滑
油の供給が容易となる。
【0011】また、本発明の基本態様にかかる動弁装置
の潤滑油路構造あるいはその変形例において、動弁装置
が、エンジン幅方向にみてカム軸よりも気筒中心側の位
置においてエンジン長手方向に伸びるようにして上記シ
リンダヘッド上に配置されたロッカシャフトによって揺
動可能に支持されたロッカアームを介して、カム軸によ
って駆動されるようになっている場合は、斜行潤滑油供
給通路の上記第1の端部が、ロッカシャフトの前端部を
支持する支持部材を介して、該ロッカシャフト内に形成
されたロッカシャフト中空部と連通し、該斜行潤滑油供
給通路内の潤滑油がロッカシャフト中空部を介して各カ
ム軸受部に供給されるようになっているのが好ましい。
このようにすれば、ロッカシャフト中空部を潤滑油供給
通路として有効に利用することができ、潤滑油路構造を
一層簡素化ないしはコンパクト化することができる。
【0012】さらに、上記動弁装置の潤滑油路構造ある
いはその変形例において、カム軸の後端部に該カム軸に
よって駆動される補機が連結されている場合は、該カム
軸の後部にカム軸軸線方向に伸びるカム軸中空部が形成
され、かつ該カム軸中空部とロッカシャフト中空部とを
連通させる油路が設けられ、ロッカシャフト中空部内の
潤滑油が、上記油路とカム軸中空部とを介して該カム軸
によって駆動される上記補機の駆動部に供給されるよう
になっているのが好ましい。このようにすれば、カム軸
内に潤滑油供給通路が形成されるので、潤滑油路構造が
なお一層簡素化ないしはコンパクト化される。
【0013】本発明の基本態様にかかる動弁装置の潤滑
油路構造あるいはその各変形例においては、各カム軸受
部に、夫々、ロッカシャフトを支持するロッカシャフト
支持部と、ロッカシャフト中空部内の潤滑油を該カム軸
受部とカム軸との摺接部に案内する潤滑油案内通路とが
設けられているのが好ましい。このようにすれば、ロッ
カシャフト中空部内の潤滑油をカム軸中空部に容易に供
給することができる。
【0014】本発明の基本態様にかかる動弁装置の潤滑
油路構造あるいはその各変形例においては、シリンダヘ
ッドをシリンダブロックに締結するヘッドボルトが、各
気筒の周囲に夫々4つづつ位置するようにして、エンジ
ン長手方向にみて各気筒からはずれた位置に配置され、
エンジン長手方向にみて各気筒中心部と対応する位置に
夫々カム軸受部が配置されているのが好ましい。この場
合、該エンジンがコンパクト化されるとともにカム軸の
前端部における支持剛性が高められる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる動弁装置の
潤滑油路構造を備えた直噴式エンジンを添付の図面に基
づいて具体的に説明する。図2に示すように、自動車用
の4気筒直噴式ディーゼルエンジン1(以下、これを単
に「エンジン1」という)においては、シリンダブロッ
ク2の上側にシリンダヘッド3が、複数のヘッドボルト
45(図3参照)を用いてボルト締結されている。な
お、シリンダブロック2の下端部には潤滑油(エンジン
オイル)を貯留するオイルパン4が取り付けられ、また
シリンダヘッド3の上端部はシリンダヘッドカバー5に
よって覆われている(閉じられている)。
【0016】詳しくは図示していないが、このエンジン
1の各気筒においては、夫々、吸気弁35(図3参照)
が開かれたときに、吸気通路6から吸気ポート7を介し
て燃焼室内に空気が吸入され、燃焼室内の空気がピスト
ンによって圧縮されて高温・高圧となったときに、燃料
噴射ノズル10から高温・高圧の空気を閉じ込めている
燃焼室内に直接燃料が噴射され、該燃料が高温・高圧の
空気中で自然着火して燃焼する(図5参照)。この後、
燃焼ガス(排気ガス)は、排気弁39(図3参照)が開
かれたときに、排気ポート11を介して排気通路12に
排出される(図5参照)。このような動作が繰り返され
てピストンが往復運動を繰り返し、このピストンの往復
運動が、コンロッド、クランクピン、クランクアーム等
の各種連結部材によってクランク軸13の回転運動に変
換される。
【0017】そして、クランク軸13の前端部には第1
クランクプーリ14が同軸に取り付けられている。そし
て、この第1クランクプーリ14と、カム軸15の前端
部に同軸に取り付けられたカムプーリ16と、燃料ポン
プ(図示せず)のシャフトの前端部に同軸に取り付けら
れたポンププーリ17と、テンションプーリ18と、複
数のアイドラプーリ20〜22とにまたがってタイミン
グベルト19が巻きかけられている。かくして、カムプ
ーリ16とポンププーリ17とは、タイミングベルト1
9を介して第1クランクプーリ14によって回転駆動さ
れる。すなわち、カム軸15と燃料ポンプとが、クラン
ク軸13によって回転駆動される。また、クランク軸1
3には第2クランクプーリ23が同軸に取り付けられ、
この第2クランクプーリ23と、エアコン用コンプレッ
サ(図示せず)のシャフトの前端部に同軸に取り付けら
れたコンプレッサプーリ24と、オルタネータ(図示せ
ず)のシャフトの前端部に取り付けられたオルタネータ
プーリ25とにまたがってVベルト26が巻かけられて
いる。かくして、コンプレッサプーリ24とオルタネー
タプーリ25とは、Vベルト26を介して第2クランク
プーリ23によって回転駆動される。すなわち、エアコ
ン用コンプレッサとオルタネータとが、クランク軸13
によって回転駆動される。
【0018】図3〜図6に示すように、カム軸15には
吸気弁用カム28と排気弁用カム29とが設けられてい
る。そして、吸気弁35は、ロッカシャフト30によっ
て揺動可能に支持された吸気弁用ロッカアーム31を介
して、吸気弁用カム28によって、クランク軸13(図
2参照)と同期して所定のタイミングで開閉される。こ
こで、吸気弁用ロッカアーム31のカムローラ32は吸
気弁用カム28に当接し、他方吸気弁用ロッカアーム3
1の押接部33は、押圧部材34を介して吸気弁35
(弁軸)の上端部と当接している。なお、詳しくは図示
していないが、排気弁39も、基本的には吸気弁35と
同様に、ロッカシャフト30によって揺動可能に支持さ
れた排気弁用ロッカアーム37と押圧部材38とを介し
て、排気弁用カム29によって、クランク軸13(図2
参照)と同期して所定のタイミングで開閉される。
【0019】また、エンジン1の各気筒においては、平
面視で気筒中心部に、燃料供給管55から燃料が供給さ
れる燃料噴射ノズル10が配置されている。そして、該
燃料ノズル10を固定するノズル押さえ部材50が、エ
ンジン幅方向にみて該燃料噴射ノズル10に対してカム
軸15とは反対側の位置において、吸気弁35の弁軸と
排気弁39の弁軸との間に配置されている。つまり、各
気筒においては、ノズル押さえ部材50は燃料噴射ノズ
ル10のすぐ左側に配置されている。なお、ノズル押さ
え部材50は、取付ボルト51によってシリンダヘッド
3に固定されている。なお、燃料噴射ノズル10は、シ
リンダヘッド3に形成されたノズル穴60に嵌入されて
いる。
【0020】かかる燃料噴射ノズル支持構造において
は、ノズル押さえ部材50の配置が容易となる。すなわ
ち、一般に、燃料噴射ノズル10は平面視で気筒中心部
付近に配置され、ノズル押さえ部材50はこの燃料噴射
ノズル10に近接して配置される。そして、このエンジ
ン1では、前記したとおり、気筒中心部に対応する位置
にはカム軸受部40が配置されているので、従来のエン
ジンのようにノズル押さえ部材50をエンジン幅方向に
みて燃料噴射ノズル10よりカム軸15側、すなわち燃
料噴射ノズル10の右側に配置しようとすれば、そのレ
イアウトは非常にむずかしくなる。しかしながら、この
エンジン1では、ノズル押さえ部材50が燃料噴射ノズ
ル10に対してカム軸15とは反対側、すなわち燃料噴
射ノズル10の左側に配置されるので、該ノズル押さえ
部材50のレイアウトが極めて容易となる。ノズル押さ
え部材50をこのように配置することにより、シリンダ
ヘッド3ひいてはエンジン1のコンパクト化が図られ
る。
【0021】以下、シリンダヘッド3の上端部付近にお
けるエンジン1のさらに具体的な構造を説明する。な
お、以下では便宜上、気筒配列方向、つまりクランク軸
13(図2参照)の軸線の伸びる方向(図3において左
右方向)を「エンジン長手方向」といい、平面視で該エ
ンジン長手方向と垂直な方向を「エンジン幅方向」とい
うことにする。また、エンジン長手方向にみて第1クラ
ンクプーリ14(図2参照)が配置されている側(図3
において左側)を「前」といい、これと反対側を「後」
ということにする。さらに、エンジン幅方向にみてカム
軸15が配置されている側を「右」といい、これと反対
側を「左」ということにする。
【0022】このエンジン1は、いわゆるSOHC(シ
ングル・オーバー・ヘッド・カム)タイプの多弁直噴式
ディーゼルエンジンであって、エンジン幅方向にみてシ
リンダヘッド3の中央部よりも左側に偏位した位置に
は、エンジン長手方向(エンジン前後方向)に所定の間隔
でもって4つの気筒(図示せず)が1列に並んで配置さ
れる一方、右側へ偏位した位置にはカム軸15が、その
軸線がエンジン長手方向を向くようにして配置されてい
る。そして、このエンジン1は、4本締め構造のヘッド
ボルト配置構造をもつものであって、各気筒を四角状に
取り囲むようにして、気筒間位置(シリンダボア間位
置)に夫々ヘッドボルト45が配置されている。
【0023】また、このシリンダヘッド3の各気筒の中
心部に対応する位置には、夫々、燃料噴射ノズル10
が、その噴孔が燃焼室に直接臨むようにして、かつその
軸線が気筒の軸線(シリンダ軸線)の伸びる方向(上下
方向)を向くようにして配置されている。各気筒におい
ては、夫々、燃料噴射ノズル10の周囲で、2つの吸気
ポート7と2つの排気ポート11とが燃焼室9に開口し
ている。この各吸気ポート7には夫々吸気弁35が備え
られる一方、各排気ポート11には夫々吸気弁35より
も弁径の小さい排気弁39が備えられている。そして、
各吸気弁35と各排気弁39とは、夫々、ロッカシャフ
ト30の該気筒に対応する所定の位置に取り付けられた
吸気弁用ロッカアーム31と排気弁用ロッカアーム37
とを介して、カム軸15により開閉駆動される。ここ
で、ロッカシャフト30はパイプでつくられ、エンジン
幅方向にみて、各気筒の中心部とカム軸15との中間位
置において、カム軸15と平行となるように配置されて
いる。
【0024】以下、各吸気弁35と各排気弁39の気筒
内における位置関係を説明する。2つの吸気弁35は、
エンジン長手方向において気筒中心部の後側に位置して
いる。そして、両吸気弁35は、平面視で両者の中心部
を結ぶ直線が各気筒の中心部を結ぶ直線(気筒中心線)
に対して所定の傾斜角をもつようにして、斜めに並んで
配置されている。他方、2つの排気弁39は、エンジン
長手方向において気筒中心部の前側に位置している。そ
して、両排気弁39は、平面視で両者の中心部を結ぶ直
線が気筒中心線に対して所定の傾斜角をもつようにし
て、斜めに並んで配置されている。ここで、エンジン長
手方向にみて気筒中心部をはさむように配置されている
両吸気弁35と両排気弁39とは、平面視で該気筒中心
部を中心にして時計回りに所定の角度だけ回転した位置
に配置されている。したがって、これらの両吸気弁35
と両排気弁39とは千鳥配置されている。
【0025】このように、2つの吸気弁35と2つの排
気弁39とが千鳥配置されているので、両吸気弁35の
中間位置(吸気弁用ロッカアーム31の押接部33に対
応する位置)は、気筒中心部よりもカム軸15から遠い
位置にくる。他方、両排気弁39の中間位置(排気弁用
ロッカアーム37の押接部に対応する位置)は、気筒中
心部よりもカム軸15に近い位置にくる。また、両吸気
弁35の中間位置と両排気弁39の中間位置とは、夫
々、両吸気弁35と両排気弁39とがともにエンジン幅
方向に並んで配置される場合に比べて、エンジン長手方
向において所定の寸法だけ気筒中心部側に偏位してい
る。
【0026】カム軸15には、その軸線方向の所定の位
置に所定の間隔でもって、6つのジャーナル部が形成さ
れている。また、このカム軸15には、各気筒の中心部
に対応する4つのカム軸受部40の前後に、夫々、排気
弁用カム29と吸気弁用カム28とが配置されている。
さらに、このカム軸15の前端部には、タイミングベル
ト19を介してクランク軸13によって回転駆動される
カムプーリ16が取り付けられている(図2参照)。こ
こで、カムプーリ16は、シリンダヘッド3の上面付近
においてエンジン前端部から前方に突出している。この
ような状態でもって、カム軸15は、その軸線がエンジ
ン長手方向を向くようにして配置されている。そして、
カム軸15は、その各ジャーナル部が夫々対応するカム
軸受部40〜42によって回転自在に支持された状態
で、シリンダヘッド3に取り付けられている。
【0027】ロッカシャフト30は、所定の径のパイプ
(中空部材)で構成され、エンジン幅方向にみてカム軸
15よりも気筒中心部側の位置において、エンジン長手
方向に伸びるようにして配置されている。そして、この
ロッカシャフト30の前端部は、後で説明する第1カム
軸受部41のカムキャップ62に固定されている(図1
参照)。他方、ロッカシャフト30の後端部、図示して
いない盲キャップによって閉塞されるとともに、後で説
明する第6カム軸受部42のカムキャップと一緒にシリ
ンダヘッド3に共締めで固定されている。また、エンジ
ン長手方向にみてこのロッカシャフト30の4つの中間
部分は、夫々、カム軸受部40に対応する位置におい
て、対応するカム軸受部40のカムキャップ71と一緒
にシリンダヘッド3に共締めで固定されている(図6参
照)。
【0028】以下、カム軸受部40〜42について説明
する。これらのカム軸受部40〜42のうち、最も前側
に位置するカム軸受部41(第1カム軸受部)はシリン
ダヘッド前端部に配置されている。そして、前側から数
えて2番目から5番目までのカム軸受部40(第2〜第
5カム軸受部)は、夫々、エンジン長手方向において各
気筒の中心部に対応する位置、すなわち気筒中心部対応
位置に配置されている。また、最も後側に位置するカム
軸受部42(第6カム軸受部)はシリンダヘッド後端部
に配置されている。
【0029】図1に示すように、第1カム軸受部41
は、1対のキャップボルト63を用いてシリンダヘッド
3に締結・固定される第1タイプのカムキャップ62を
備えている。この第1タイプのカムキャップ62は、そ
の下面に、カム軸15の上半部を支承する半円状の上側
カム軸支承部68を備えている。また、シリンダヘッド
3の、上側カム軸支承部68と対応する位置には、カム
軸15の下半部を支承する半円状の下側カム軸支承部6
1が設けられている。そして、第1カム軸受部41に
は、カム軸支承部68の斜め上方となる位置において、
ロッカシャフト30の前端部が圧入により嵌挿・固定さ
れる凹穴状の圧入用凹部69が設けられている。この圧
入用凹部69には、シリンダヘッド3の前端部に形成さ
れた斜行潤滑油供給通路65の上端部が開口している。
したがって、斜行潤滑油供給通路65内の潤滑油は、ロ
ッカシャフト30の内部に形成されたロッカシャフト中
空部64に供給されることになる。つまり、ロッカシャ
フト中空部64は、動弁装置、カム面、カム軸受部等へ
の潤滑油供給通路の一部として機能する。
【0030】さらに、第1タイプのカムキャップ62に
は、ロッカシャフト中空部64内の潤滑油を上側カム軸
支承部68又は下側カム軸支承部61とカム軸15との
摺接部に案内する潤滑油案内通路66が設けられてい
る。
【0031】斜行潤滑油供給通路65は、圧入用凹部6
9に開口している上端部から、エンジン幅方向にみて左
に向かって気筒中心に対応する位置を超えて斜め下向き
に伸びている。ここで、シリンダヘッド3の前端壁に設
けられた斜行潤滑油供給通路65の伸びる方向は、タイ
ミングベルト19によってカムプーリ16にかけられる
張力Yの向きとほぼ一致する。そして、斜行潤滑油供給
通路65の周壁が上記張力Yの作用する方向に伸びる梁
として機能し、シリンダヘッド前端部の上記張力Yが作
用する方向の剛性が高められる。このため、カム軸15
の前端部の支持剛性が高められる。また、前記したとお
り、斜行潤滑油供給通路65がシリンダヘッド前端壁に
ドリリング等により設けられ、かつロッカシャフト中空
部64が潤滑油供給通路として有効に利用されるので、
かかる潤滑油供給通路をパイプ等の別部材で形成する場
合に比べて潤滑油路構造が簡素化ないしはコンパクト化
される。
【0032】なお、図示していないが、このエンジン1
においては、シリンダブロック2内の潤滑油のメインギ
ャラリが、エンジン幅方向にみて該シリンダブロック2
の上左側の側部付近に配置されている。このため、該メ
インギャラリ内の潤滑油を容易に斜行潤滑油供給通路6
5に供給することができる。
【0033】他方、図6に示すように、第2〜第5カム
軸受部40は、夫々、シリンダヘッド3に締結・固定さ
れる第2タイプのカムキャップ71を備えている。これ
らの第2タイプのカムキャップ71は、詳しくは図示し
ていないが、その下面に、カム軸15の上半部を支承す
る半円状の上側カム軸支承部79を備えている。また、
シリンダヘッド3の、上側カム軸支承部79と対応する
位置には、カム軸15の下半部を支承する半円状の下側
カム軸支承部70が設けられている。
【0034】さらに、第2タイプのカムキャップ71
は、その上面側に、ロッカシャフト30を載せて支持す
るロッカシャフト支持部67を備えている。そして、第
2タイプのカムキャップ71は、2本のキャップボルト
72、73によって、シリンダヘッド3に締着・固定さ
れている。この2本のキャップボルト72、73のう
ち、エンジン幅方向にみて気筒中心部側に位置する方の
キャップボルト73は、ロッカシャフト支持部67の上
に載せられたロッカシャフト30を上下方向に貫通する
ようにして配置され、該ロッカシャフト30と第2タイ
プのカムキャップ71とを一緒に、シリンダヘッド3に
締結するようになっている(共締め構造)。
【0035】そして、第2タイプのカムキャップ71に
は、ロッカシャフト中空部64内の潤滑油を、該第2タ
イプのカムキャップ71の上側カム軸支承部79又は下
側カム軸支承部70とカム軸15との摺接部に案内する
穴部74と潤滑油案内通路75とが設けられている。か
くして、ロッカシャフト中空部64内の潤滑油が、該カ
ム軸受部40とカム軸15との摺接部に供給される。
【0036】さらに、図7に示すように、カム軸15の
後端部には、シリンダヘッド3の後端部に配置されたバ
キュームポンプ80(補機)が連結され、その結果該バ
キュームポンプ80はカム軸15によって駆動されるよ
うになっている。そして、詳しくは図示していないが、
このバキュームポンプ80の駆動部は潤滑油を必要とす
る。そこで、ロッカシャフト中空部64内の潤滑油がバ
キュームポンプ80の駆動部に供給されるようになって
いる。
【0037】すなわち、カム軸15の、第5カム軸受部
40付近よりも後側の部分には、カム軸軸心部付近でカ
ム軸軸線方向に伸びるカム軸中空部76が形成されてい
る。そして、第5カム軸受部40には、カム軸中空部7
6とロッカシャフト中空部64とを連通させる油路81
が設けられている。かくして、ロッカシャフト中空部6
4内の潤滑油が、油路81とカム軸中空部76とを介し
てバキュームポンプ80に供給される。
【0038】かかる潤滑油路構造においては、ロッカシ
ャフト中空部64が潤滑油供給通路として利用され、か
つその他の潤滑油供給通路もその大半がパイプ等の別部
材を用いるのではなく、シリンダヘッド3、カム軸1
5、カム軸受部40〜42などといった既設の部材の内
部に孔を形成するなどといった手法で設けられいるの
で、該潤滑油路構造が大幅に簡素化ないしはコンパクト
化され、ひいては該エンジン1がコンパクト化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる潤滑油路構造を備えた直噴式
ディーゼルエンジンの、シリンダヘッドまわりにおける
正面図である。
【図2】 図1に示すエンジンの正面図である。
【図3】 図1に示すエンジンのシリンダヘッドカバー
を取り除いた状態における平面図である。
【図4】 図1に示すエンジンのシリンダヘッドの正面
図である。
【図5】 図4に示すシリンダヘッドの燃料噴射ノズル
孔付近における正面断面図である。
【図6】 図1に示すエンジンの、吸気弁用ロッカアー
ム付近における一部断面正面図である。
【図7】 潤滑油路構造の模式図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…シリンダブロック、3…シリンダヘ
ッド、5…シリンダヘッドカバー、10…燃料噴射ノズ
ル、13…クランク軸、15…カム軸、16…カムプー
リ、17…ポンププーリ、19…タイミングベルト、3
0…ロッカシャフト、35…吸気弁、39…排気弁、4
0…カム軸受部、41…カム軸受部、42…カム軸受
部、45…ヘッドボルト、62…カムキャップ、64…
ロッカシャフト中空部、65…斜行潤滑油供給通路、6
6…潤滑油案内通路、71…カムキャップ、80…バキ
ュームポンプ、81…油路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01M 1/06 F01M 1/06 H K F02F 1/00 F02F 1/00 J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン幅方向にみて、気筒中心から第
    1の方向にずれた位置においてシリンダヘッド上に、エ
    ンジン前端部からエンジン後部側に向かってエンジン長
    手方向に伸びるカム軸が配設され、該カム軸によって動
    弁装置が駆動されるようになっているSOHCエンジン
    の動弁装置の潤滑油路構造において、 上記カム軸を回転可能に軸受けするカム軸受部が複数設
    けられていて、該カム軸受部のうち最も前側に位置する
    第1のカム軸受部がエンジン前端部付近において上記シ
    リンダヘッド上に配置され、 上記シリンダヘッドの前端壁に、第1の端部が上記第1
    のカム軸受部付近に配置される一方、該第1の端部か
    ら、エンジン幅方向にみて上記第1の方向とは反対方向
    に向かって気筒中心に対応する位置を超えて斜め下向き
    に伸びる斜行潤滑油供給通路が設けられ、 エンジン幅方向にみて上記第1の方向とは反対側のエン
    ジン側端部付近に補機が配設され、該補機を駆動する補
    機プーリと、上記カム軸を駆動するカムプーリと、クラ
    ンク軸に取り付けられたクランクプーリとにまたがって
    巻かけ部材が巻かけられていることを特徴とする動弁装
    置の潤滑油路構造。
  2. 【請求項2】 シリンダブロック内の潤滑油のメインギ
    ャラリが、エンジン幅方向にみて該シリンダブロックの
    上記第1の方向とは反対側の側部付近に配置されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載された動弁装置の潤
    滑油路構造。
  3. 【請求項3】 上記動弁装置が、エンジン幅方向にみて
    上記カム軸よりも気筒中心側の位置においてエンジン長
    手方向に伸びるようにして上記シリンダヘッド上に配置
    されたロッカシャフトによって揺動可能に支持されたロ
    ッカアームを介して、上記カム軸によって駆動されるよ
    うになっていて、 上記斜行潤滑油供給通路の上記第1の端部が、上記ロッ
    カシャフトの前端部を支持する支持部材を介して、該ロ
    ッカシャフト内に形成されたロッカシャフト中空部と連
    通し、該斜行潤滑油供給通路内の潤滑油が上記ロッカシ
    ャフト中空部を介して各カム軸受部に供給されるように
    なっていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に
    記載された動弁装置の潤滑油路構造。
  4. 【請求項4】 上記カム軸の後端部に該カム軸によって
    駆動される補機が連結され、 上記カム軸の後部にカム軸軸線方向に伸びるカム軸中空
    部が形成され、かつ該カム軸中空部と上記ロッカシャフ
    ト中空部とを連通させる油路が設けられ、 上記ロッカシャフト中空部内の潤滑油が、上記油路と上
    記カム軸中空部とを介して上記カム軸によって駆動され
    る上記補機の駆動部に供給されるようになっていること
    を特徴とする、請求項3に記載された動弁装置の潤滑油
    路構造。
  5. 【請求項5】 上記各カム軸受部に、夫々、上記ロッカ
    シャフトを支持するロッカシャフト支持部と、上記ロッ
    カシャフト中空部内の潤滑油を該カム軸受部と上記カム
    軸との摺接部に案内する潤滑油案内通路とが設けられて
    いることを特徴とする、請求項3又は請求項4に記載さ
    れた動弁装置の潤滑油路構造。
  6. 【請求項6】 上記シリンダヘッドをシリンダブロック
    に締結するヘッドボルトが、各気筒の周囲に夫々4つづ
    つ位置するようにして、エンジン長手方向にみて各気筒
    からはずれた位置に配置され、 エンジン長手方向にみて各気筒中心部と対応する位置に
    夫々カム軸受部が配置されていることを特徴とする、請
    求項1〜請求項5のいずれか1つに記載された動弁装置
    の潤滑油路構造。
  7. 【請求項7】 エンジン幅方向にみて、気筒中心から第
    1の方向にずれた位置においてシリンダヘッド上に、エ
    ンジン前端部からエンジン後部側に向かってエンジン長
    手方向に伸びるカム軸が配設され、該カム軸によって動
    弁装置が駆動されるようになっているSOHCエンジン
    の動弁装置の潤滑油路構造において、 上記カム軸を回転可能に軸受けするカム軸受部が複数設
    けられていて、該カム軸受部のうち最も前側に位置する
    第1のカム軸受部がエンジン前端部付近において上記シ
    リンダヘッド上に配置され、 上記シリンダヘッドの前端壁に、第1の端部が上記第1
    のカム軸受部付近に配置される一方、該第1の端部か
    ら、エンジン幅方向にみて上記第1の方向とは反対方向
    に向かって気筒中心に対応する位置を超えて斜め下向き
    に伸びる斜行潤滑油供給通路が設けられ、 エンジン幅方向にみて上記第1の方向とは反対側のエン
    ジン側端部付近に第1の補機が配設され、該第1の補機
    を駆動する補機プーリと、上記カム軸を駆動するカムプ
    ーリと、クランク軸に取り付けられたクランクプーリと
    にまたがって巻かけ部材が巻かけられ、 上記動弁装置が、エンジン幅方向にみて上記カム軸より
    も気筒中心側の位置においてエンジン長手方向に伸びる
    ようにして上記シリンダヘッド上に配置されたロッカシ
    ャフトによって揺動可能に支持されたロッカアームを介
    して、上記カム軸によって駆動されるようになってお
    り、 上記斜行潤滑油供給通路の上記第1の端部が、上記ロッ
    カシャフトの前端部を支持する支持部材を介して、該ロ
    ッカシャフト内に形成されたロッカシャフト中空部と連
    通し、 上記カム軸の後端部に該カム軸によって駆動される第2
    の補機が連結され、該カム軸の後部にカム軸軸線方向に
    伸びるカム軸中空部が形成され、かつ該カム軸中空部と
    上記ロッカシャフト中空部とを連通させる油路が設けら
    れ、上記ロッカシャフト中空部内の潤滑油が、上記油路
    と上記カム軸中空部とを介して上記カム軸によって駆動
    される上記補機の駆動部に供給されるようになってお
    り、 上記各カム軸受部に、夫々、上記ロッカシャフトを支持
    するロッカシャフト支持部と、上記ロッカシャフト中空
    部内の潤滑油を該カム軸受部と上記カム軸との摺接部に
    案内する潤滑油案内通路とが設けられ、 上記シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するヘッ
    ドボルトが、各気筒の周囲に夫々4つづつ位置するよう
    にして、エンジン長手方向にみて各気筒からはずれた位
    置に配置され、 エンジン長手方向にみて各気筒中心部と対応する位置に
    夫々カム軸受部が配置されていることを特徴とする動弁
    装置の潤滑油路構造。
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