JPH0926368A - 力学量センサ装置用自動較正装置 - Google Patents

力学量センサ装置用自動較正装置

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JPH0926368A
JPH0926368A JP17507995A JP17507995A JPH0926368A JP H0926368 A JPH0926368 A JP H0926368A JP 17507995 A JP17507995 A JP 17507995A JP 17507995 A JP17507995 A JP 17507995A JP H0926368 A JPH0926368 A JP H0926368A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に力およびモーメントを変化させるこ
との可能な力学量センサ装置用の自動較正装置を提供す
ること。 【解決手段】 力学量センサ装置用自動較正装置が、力
学量センサ装置を固定、支持する支持台と、力学量セン
サ装置に対して所定の位置関係に設けられた摺動案内部
材に沿って往復動作可能に設けられた第1と第2のスラ
イド部材と、第1のスライド部材を往復動作させるため
の直線駆動装置と、第1と第2のスライド部材の間に設
けられた弾性付勢手段と、第2のスライド部材と共に直
線動作可能に設けられたロードセルと、ロードセルを介
して第2のスライド部材と力学量センサ装置とを連結す
るための連結部材と、ロードセルの出力端子と電気的に
接続され、ロードセルの出力信号に基づいて力学量セン
サ装置に負荷される力を所定の値にするように直線駆動
装置を制御する制御装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪ゲージ等の力学
量センサ装置用の自動較正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】力学量センサには様々な種類が存在する
が、例えば歪ゲージは、弾性限界以内での変形により電
気抵抗が大きく変化する材料により形成された素子であ
り、歪ゲージに与えられた伸縮により生じる電気抵抗の
変化を測定することにより、歪ゲージの歪を知ることが
可能となる。ある部材に歪ゲージを取り付けて歪ゲージ
の電気抵抗を測定することにより、この部材の歪または
変形を測定することができる。この特性を利用して、受
感部材料として適当な部材の表面の所定位置に複数の歪
ゲージを配設し、既知の力またはモーメントが負荷され
たときの歪ゲージの電気抵抗を予め較正して、力学量セ
ンサ装置を形成することができる。すなわち、上記の受
感部材料に未知の力またはモーメントが負荷されたとき
に、歪ゲージの電気抵抗を測定することにより、この負
荷された力またはモーメントを測定することができる。
実際には、力学量センサ装置では、歪ゲージでブリッジ
回路を構成して、入力電圧に対する出力電圧を測定する
こととなる。
【0003】例えば、図4を参照すると、上記力学量セ
ンサ装置の一例として、ロボットの動作に関する力の感
覚を検知する力覚センサ50が図示されている。力覚セ
ンサ50は、ロボットアームやエンドエフェクタ(図示
せず)に該力覚センサ50を取り付けるためのフランジ
部50a、50cと、受感部材料としての胴体部50b
とを有している。力覚センサ50は、胴体部50b内部
に複数の歪ゲージ(図示せず)が配設されており、フラ
ンジ部50a、50cと胴体部50bとの間に作用する
力およびモーメントを、例えば、図4に示す座標系の各
成分に分解して検出することができる。
【0004】周知のように、歪ゲージでブリッジ回路を
構成することにより、理論的には歪ゲージの変形または
変位に概ね比例した出力電圧が得られるが、実際上は、
歪ゲージの変形または変位と出力電圧との関係は、個々
の歪ゲージごとに異なっているのみならず厳密には比例
関係とはなっていない。従って、精密な測定値が必要な
場合には、個々の歪ゲージごとに較正する必要がある。
更には、図4の力覚センサ50のように1つの力学量セ
ンサ装置として構成されている場合には、受感部材料と
しての胴体部50bの弾性変形特性や、内部の歪ゲージ
の配置や、複数の歪ゲージ間の特性など力学量センサ装
置の特性に影響を与える因子が多数存在するので、個々
の力学量センサ装置ごとに個別に較正しなければならな
い。
【0005】従来技術による力学量センサ装置用較正装
置として、図5に力覚センサ50用の較正装置を図示す
る。図5において較正装置60は、支持部材64に鉛直
に立設された支柱62と、力覚センサ50を取り付ける
ための取付部材66とを具備している。取付部材66
は、支柱62から前方に水平に延びるように支柱62に
固着されている。図5では、取付部材66の水平上面に
力覚センサ50が取り付けられている。次いで、力覚セ
ンサ50を下部フランジ50cにおいて水平上面66a
に固定したの後に、上部フランジ50aにクロスバー6
8が取付、固定される。較正装置60は、力覚センサ5
0を取付部66の鉛直前面66bに取り付け、クロスバ
ー68を鉛直平面内に配置することもできる。
【0006】クロスバー68の先端部にハンガー72を
介して分銅70が吊下げられる。分銅70は重量精度の
保証された精密級の分銅である。分銅70の重量および
ハンガー72の吊下げ位置を変えることにより、力覚セ
ンサ50に負荷される力およびモーメントを変化させる
ことができる。こうして、ある分銅70の重量とハンガ
ー72の吊下げ方法に対して、力覚センサ50に負荷さ
れる力およびモーメントが計算される。力覚センサ50
に負荷される力およびモーメントを種々に変化させて力
覚センサ50出力電圧を測定することにより、力および
モーメントと電圧との関係を較正することが可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら従来技術に
よる較正装置では、既述のようにクロスバーに釣り下げ
る分銅を種々に組み合わせることにより力学量センサ装
置に負荷される力およびモーメントを変化させるので、
較正を行う作業者は多数の分銅を取り扱う重労働を強い
られると共に、作業時間も長くなる問題がある。
【0008】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、自動的に力およびモ
ーメントを変化させることの可能な力学量センサ装置用
の自動較正装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、力学量センサ
装置用自動較正装置において、前記力学量センサ装置を
固定、支持するための支持台と、前記力学量センサ装置
に対して所定の位置関係に設けられた摺動案内部材に沿
って往復動作可能に設けられた第1と第2のスライド部
材と、前記第1と第2のスライド部材の間に設けられた
弾性付勢手段と、前記第2のスライド部材と共に直線動
作可能に設けられたロードセルと、前記ロードセルを介
して前記第2のスライド部材と前記力学量センサ装置と
を連結するための連結部材と、前記ロードセルの出力端
子と電気的に接続され、ロードセルの出力信号に基づい
て前記力学量センサ装置に負荷される力を所定の値にす
るように前記直線駆動装置を制御する制御装置とを具備
する力学量センサ装置用自動較正装置を要旨とする。
【0010】直線駆動装置により第1のスライド部材が
所定の直線に沿って移動する。第1のスライド部材が移
動することにより、第2のスライド部材が弾性付勢手段
により付勢される。第2のスライド部材が付勢される
と、連結部材を通じて較正すべき力学量センサ装置に荷
重が負荷される。力学量センサ装置への荷重はロードセ
ルにより測定される。ロードセルからの出力信号に基づ
いて直線駆動装置が制御される。
【0011】更に、本発明では、前記直線駆動装置は正
逆2方向に回転可能なサーボモータと、前記サーボモー
タの回転軸に連結されたボールネジとを具備することが
できる。また、前記直線駆動装置はリニアモータを具備
していてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、2を参照すると、本発明の
好ましい実施の形態による自動較正装置10は、鉛直に
配置された取付プレート12と、該取付プレート12に
鉛直平行に取り付けられた一対の荷重装置10a、10
bを具備している。取付プレート12の下部には支持台
38が設けられている。較正すべき力学量センサ装置が
支持台38の上面に固定、支持される。図1では、上記
力学量センサ装置として、図4に示した力覚センサ50
が図示されている。力覚センサ50の上部フランジ部5
0aには、クロスバー34が水平に固定されている。ク
ロスバー34は、従来技術として図5に示した較正装置
60で使用されているクロスバー68と同一の構成を有
している。
【0013】荷重装置10a、10bは同一の構成を有
しており、同じ構成要素には同じ参照番号が付されてい
る。荷重装置10a、10bは、直線駆動手段として正
逆両方向に回転可能なサーボモータ14と、ボールネジ
20と、ナット22とを具備している。サーボモータ1
4は取付プレート12上方部に固定されたブラケット1
4aに、その回転軸線が鉛直となるように取り付けられ
ている。サーボモータ14の回転軸はカップリング16
を介してボールネジ20に連結されている。ボールネジ
20は取付プレート12に固定された軸受18により、
その中心軸線がサーボモータ14の回転軸の中心軸線と
合致するように回転自在に支持されている。サーボモー
タ14は、自動較正装置10の制御装置(図示せず)に
電気的に接続されており回転方向および回転量が制御さ
れる。
【0014】荷重装置10a、10bは、更に、力覚セ
ンサ50に対して所定の位置に設けられた摺動案内部材
として本実施形態において鉛直に配置されたリニアガイ
ド40と、リニアガイド40に沿って鉛直方向に上動、
下動可能に設けられた第1と第2のスライド部材24、
28とを具備している。第1のスライド部材24は概ね
板状の部材であり、上端部から前方に延設された上端張
出部24aと、下端部から前方に延設された下端張出部
24bと、背面に設けられた摺動部24cとを具備して
いる。摺動部24cはリニアガイド40に沿って摺動自
在に設けられている。上端張出部24aには貫通孔が形
成されており、該貫通孔にボールネジ20と係合するナ
ット22が嵌設されている。
【0015】第1のスライド部材24の下端張出部24
bには貫通孔が形成されており、該貫通孔に連結棒26
が挿通されている。連結棒26の下端部にはネジ部(図
示せず)が形成されている。図示するように、連結棒2
6の上端部は下端張出部24bの上面から上方に突き出
ており、下端部は下端張出部24bの下面から下方に突
き出ている。連結棒26の下端部は第2のスライド部材
28の上端張出部28aのネジ孔(図示せず)に螺合さ
れている。連結棒26の上端近傍にはストッパリング2
6aが固着されている。ストッパリング26aと下端張
出部24bの上面との間に、弾性付勢手段として第1の
コイルバネ25aが連結棒26を中心として配設されて
いる。図示する実施例では、第1のコイルバネ25aは
ストッパリング26aと下端張出部24bの上面とに取
着されていないが、第1のコイルバネ25aの上端をス
トッパリング26aに固着し、下端を第1のスライド部
材24の下端張出部24bに固着してもよい。
【0016】第2のスライド部材28も同様に板状の部
材であり、上端部から前方に延設された上端張出部28
aと、背面に設けられた摺動部28bとを具備してい
る。摺動部28bはリニアガイド40に沿って摺動自在
に設けられている。上端張出部28aには連結棒26の
先端のネジ部と係合するネジ孔(図示せず)が形成され
ている。第1のスライド部材24の下端張出部24b
と、第2のスライド部材28の上端張出部28aとの間
には、弾性付勢手段として第2のコイルバネ25bが連
結棒26を中心として配設されている。図示する実施例
では、第2のコイルバネ25bは、第1のスライド部材
24の下端張出部24bと、第2のスライド部材28の
上端張出部28aとに取着されていないが、第2のコイ
ルバネ25bの上端を第1のスライド部材24の下端張
出部24bの下面に固着し、第2のコイルバネ25bの
下端を第2のスライド部材28の上端張出部28aの上
面に固着してもよい。
【0017】第2のスライド部材28の上端張出部28
aの下面には、精密に較正されたロードセル30が第2
のスライド部材28と共に鉛直方向に上動、下動できる
ように取り付けられている。ロードセル30の出力端は
適当な電線(図示せず)を介して自動較正装置10の制
御装置(図示せず)に接続されている。ロードセル30
の下端部にはヨーク32が、該ロードセル30と共に鉛
直方向に上動、下動できるように取り付けられている。
【0018】ヨーク32は概ね矩形の板状の部材であり
下端近傍に貫通孔32aが形成されている。貫通孔32
aは概ね矩形の断面を有している。貫通孔32aにクロ
スバー34の腕部34aが挿通される。ヨーク32とク
ロスバー34とが一点で接触できるように、腕部34a
の先端部には適当な係合部が設けられている。この係合
部は、例えば、図3に示すようにボールにて構成するこ
とができる。すなわち、図3を参照すると、腕部34a
の先端部には4つの側面(図3では上下の2つの側面)
にボール34b、34cが、各々の一部を腕部34aに
埋設した状態で固着されている。ヨーク32が下動する
と、上側のボール34bが貫通孔32aの上面32cと
係合する。ヨーク32が上動すると、下側のボール34
cが貫通孔32aの下面32dと係合する。従って、ヨ
ーク32が上動または下動するとき、クロスバー34は
腕部34aの両端においてヨーク32と1点で係合し、
ヨーク32からクロスバー34に正確に鉛直方向の力の
みが作用することなる。
【0019】以下、自動較正装置10の作用を説明す
る。サーボモータ14が回転すると、この回転はカップ
リング16を介してボールネジ20に伝達される。ボー
ルネジ20が回転すると、該ボールネジ20と係合する
ナット22が取り付けられた第1のスライド部材24が
鉛直方向に上下に動作する。第1のスライド部材24の
移動方向および移動量は、サーボモータ20の回転方向
および回転量により決定される。
【0020】第1と第2のコイルバネ25a、25b
が、ストッパリング26aと下端張出部24bの上面、
および、第1のスライド部材24の下端張出部24bと
第2のスライド部材28の上端張出部28aとに取着さ
れていない場合には、第1のスライド部材24が下動す
ると、第1のコイルバネ25aはストッパリング26a
から離反して自由状態となり、第2のコイルバネ25b
は圧縮される。第2のコイルバネ25bが圧縮される
と、第2のスライド部材28は第2のコイルバネ25b
により下方に付勢される。このとき、第1のコイルバネ
25aから第2のスライド部材28には力は作用しな
い。
【0021】第1のスライド部材24は上動すると、第
1のコイルバネ25aが圧縮され、第2のコイルバネ2
5bは第1のスライド部材24の下端張出部24bの下
面から離反して自由状態となる。第1のコイルバネ25
aが圧縮されると、第2のスライド部材28は、連結部
材26を介して、第1のコイルバネ25aにより上方に
付勢される。このとき第2のコイルバネ25aから第2
のスライド部材28には力は作用しない。
【0022】第1と第2のコイルバネ25a、25b
が、ストッパリング26aと下端張出部24bの上面、
および、第1のスライド部材24の下端張出部24bと
第2のスライド部材28の上端張出部28aとに固着さ
れていない場合には、第1のスライド部材24が下動す
ると、第1のコイルバネ25aが引き延ばされ、第2の
コイルバネ25bが圧縮される。第1のコイルバネ25
aが伸長すると連結棒26が下方に付勢され、連結棒2
6を介して第2のスライド部材28が下方に付勢され
る。また、第2のコイルバネ25bが圧縮されると、第
2のスライド部材28は第2のコイルバネ25bにより
下方に付勢される。従って、第1のスライド部材24が
下動すると、第2のスライド部材24は第1と第2のの
コイルバネ25a、25bにより弾性的に下方に付勢さ
れる。
【0023】第1のスライド部材24が上動すると、第
1のコイルバネ25aが圧縮され、第2のコイルバネ2
5bが引き延ばされる。第1のコイルバネ25aが圧縮
されると連結棒26が上方に付勢され、連結棒26を介
して第2のスライド部材28が上方に付勢される。ま
た、第2のコイルバネ25bが伸長すると第2のスライ
ド部材28が弾性的に上方に付勢される。従って、第2
のスライド部材24が上動すると、第2のスライド部材
28は、第1と第2のコイルバネ25a、25bにより
弾性的に上方に付勢される。
【0024】このとき、荷重装置10によりクロスバー
34に負荷される力はロードセル30により測定され、
測定値に対応する出力信号が自動較正装置10の制御装
置に送信される。クロスバー34に負荷される力が所定
の値となるように、ロードセル30からの出力信号に基
づいてサーボモータ14の回転方向および回転量が制御
される。更に、クロスバー34の形状、寸法データを予
め前記制御装置内に保持させておくことにより、力覚セ
ンサ50に負荷される力およびモーメントを自動的に演
算することが可能である。
【0025】周知のように、固体は弾性定数が非常に大
きいために、僅かの変位で応力が大きく変化する。従っ
て、図1の自動較正装置10において弾性付勢手段とし
ての第1と第2のコイルバネ25a、25bを省略する
と、サーボモータ14の僅かの回転によりクロスバー3
4に負荷される力は大きく変化してしまう。第1と第2
のコイルバネ25a、25bを第1と第2のスライド部
材24、28の間に配設することにより、クロスバー3
4を弾性的に付勢することが可能となり、サーボモータ
14の回転により、クロスバー34に負荷される力を精
密に変化させることが可能となる。
【0026】また、力覚センサ50を取付プレート12
の鉛直取付面38aに取り付けて、クロスバー34を図
1において二点鎖線で示すように配置して、力覚センサ
50の較正を行うこともできる。
【0027】本発明の好ましい実施の形態を説明した
が、本発明がこの実施形態に限定されず、その精神と範
囲とを逸脱することなく種々の変形と改良とが可能であ
ることは当業者の当然とするとことろである。例えば、
既述の実施形態では自動較正装置は一対の荷重装置を具
備するように説明したが、自動較正装置は1つの荷重装
置または3以上の荷重装置を具備していてもよい。更に
は、荷重装置は鉛直配置でなくとも水平に配置されてい
てもよい。更には、荷重装置は平行に配置されていなく
ともよい。要するに、自動較正装置は、所望の力または
モーメントを較正すべき力学量センサ装置に負荷できる
ように適宜の数の荷重装置が適宜の方向に配置されてい
ればよい。
【0028】更に、較正すべき力学量センサ装置は、図
4に示すような力覚センサでなくともよい。要は、力学
量として力またはモーメント若くはその両者を測定可能
であれば、如何なる力学量センサ装置であってもよい。
既述の実施形態では、直線駆動装置として、サーボモー
タ、ボールネジ、ナットによる構成を説明したが、例え
ばリニアモータを使用してもよい。
【0029】既述の実施形態では、弾性付勢手段として
2つのコイルバネを例に説明したが、弾性付勢手段は第
1と第2のスライド部材の間に設けられた1つのコイル
バネであってもよい。更には、弾性付勢手段は空気バネ
であってもよい。更に、既述の実施形態では、 第2の
スライド部材と力覚センサとを連結するための連結部材
として、ヨークとクロスバーとを一例に説明したが、荷
重装置の個数や配置により、他の連結部材を使用するこ
ともできる。
【0030】
【発明の効果】本発明の自動較正装置によれば、力学量
センサ装置に負荷される力およびモーメントを自動的に
変化させることが可能であり、すべての較正作業を自動
化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動較正装置の正面図で
ある。
【図2】本発明の実施例による自動較正装置の側面図で
ある。
【図3】クロスバー先端部とヨークとの係合部の拡大断
面図である。
【図4】力覚センサの略示斜視図である。
【図5】従来技術による力覚センサの較正装置の略示斜
視図である。
【符号の説明】
10…自動較正装置 14…サーボモータ 20…ボールネジ 22…ナット 24…第1のスライド部材 25a…コイルバネ 25b…コイルバネ 28…第2のスライド部材 30…ロードセル 34…クロスバー 50…力覚センサ 40…リニアガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 力学量センサ装置用自動較正装置におい
    て、 前記力学量センサ装置を固定、支持するための支持台
    と、 前記力学量センサ装置に対して所定の位置関係に設けら
    れた摺動案内部材に沿って往復動作可能に設けられた第
    1と第2のスライド部材と、 前記第1のスライド部材を往復動作させるための直線駆
    動装置と、 前記第1と第2のスライド部材の間に設けられた弾性付
    勢手段と、 前記第2のスライド部材と共に直線動作可能に設けられ
    たロードセルと、 前記ロードセルを介して前記第2のスライド部材と前記
    力学量センサ装置とを連結するための連結部材と、 前記ロードセルの出力端子と電気的に接続され、ロード
    セルの出力信号に基づいて前記力学量センサ装置に負荷
    される力を所定の値にするように前記直線駆動装置を制
    御する制御装置とを具備する力学量センサ装置用自動較
    正装置。
  2. 【請求項2】 前記直線駆動装置は、正逆2方向に回転
    可能なサーボモータと、前記サーボモータの回転軸に連
    結されたボールネジとを具備する請求項1に記載の自動
    較正装置。
  3. 【請求項3】 前記直線駆動装置はリニアモータを具備
    する請求項1に記載の自動較正装置。
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