JPH092635A - ボール式移送装置 - Google Patents
ボール式移送装置Info
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- JPH092635A JPH092635A JP8148498A JP14849896A JPH092635A JP H092635 A JPH092635 A JP H092635A JP 8148498 A JP8148498 A JP 8148498A JP 14849896 A JP14849896 A JP 14849896A JP H092635 A JPH092635 A JP H092635A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- transfer device
- cup member
- cover
- type transfer
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/045—Ball or roller bearings having rolling elements journaled in one of the moving parts
- F16C29/046—Ball or roller bearings having rolling elements journaled in one of the moving parts with balls journaled in pockets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G39/00—Rollers, e.g. drive rollers, or arrangements thereof incorporated in roller-ways or other types of mechanical conveyors
- B65G39/02—Adaptations of individual rollers and supports therefor
- B65G39/025—Adaptations of individual rollers and supports therefor having spherical roller elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 掃除及び必要なら修理のための分解が容易
で、しかも再組立が容易なボール式移送装置を提供する
ことである。 【解決手段】 カップ部材と、このカップ部材の周りを
囲み且つ支持する円筒状壁とよりなり、円筒状壁は、カ
ップ部材の外端の末端部に近接した箇所に外ねじを具備
しており、カップ部材内には複数個の小ローラボールが
収容され、ローラボールには荷物に係合し得る大ボール
とが回転自在に支持され、大ボールが外れないようにす
ると共に該ボールの自由な回転を可能にするボールカバ
ーを設け、ボールカバーの内と円筒状壁の外ねじとを螺
合して使用時に前記ボールカバーを前記ボールレース組
立体上の所定位置に保持すると共に、分解及び部材の掃
除を可能にするように前記ボールカバーを取り外し自在
にした。
で、しかも再組立が容易なボール式移送装置を提供する
ことである。 【解決手段】 カップ部材と、このカップ部材の周りを
囲み且つ支持する円筒状壁とよりなり、円筒状壁は、カ
ップ部材の外端の末端部に近接した箇所に外ねじを具備
しており、カップ部材内には複数個の小ローラボールが
収容され、ローラボールには荷物に係合し得る大ボール
とが回転自在に支持され、大ボールが外れないようにす
ると共に該ボールの自由な回転を可能にするボールカバ
ーを設け、ボールカバーの内と円筒状壁の外ねじとを螺
合して使用時に前記ボールカバーを前記ボールレース組
立体上の所定位置に保持すると共に、分解及び部材の掃
除を可能にするように前記ボールカバーを取り外し自在
にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は荷物を支持して移送
するボール式移送装置に関する。
するボール式移送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から荷物のための支持面が床面に沿
って配置された複数個のボール式移送装置を有するよう
に構成した荷役装置が知られている。負荷を支持するボ
ールが、ベアリング枠にボールベアリングを収納したほ
ぼ回転対称ベアリング装置内に収容された、コンベア装
置用のボール式移送装置は公知である。各装置のボール
は荷物がその上で転がることができるような低摩擦の支
持面を提供するように取りつけられている。或る例で
は、ボール部材にはバネが装着してあって、ボール部材
の上下移動を制限し、それにより負荷が適正に全部のボ
ール式移送装置に分散される。
って配置された複数個のボール式移送装置を有するよう
に構成した荷役装置が知られている。負荷を支持するボ
ールが、ベアリング枠にボールベアリングを収納したほ
ぼ回転対称ベアリング装置内に収容された、コンベア装
置用のボール式移送装置は公知である。各装置のボール
は荷物がその上で転がることができるような低摩擦の支
持面を提供するように取りつけられている。或る例で
は、ボール部材にはバネが装着してあって、ボール部材
の上下移動を制限し、それにより負荷が適正に全部のボ
ール式移送装置に分散される。
【０００３】この種のボール式移送装置はコンベア装置
に使用されており、多数の同一のボール式移送装置をボ
ール台または床に取りつけて、容器等の移送すべき物体
を押すことができる場所を提供する。このようなボール
式移送装置は一般に貨物飛行機に使用されており、軽量
で且つ高度な信頼性が重要な要件である。
に使用されており、多数の同一のボール式移送装置をボ
ール台または床に取りつけて、容器等の移送すべき物体
を押すことができる場所を提供する。このようなボール
式移送装置は一般に貨物飛行機に使用されており、軽量
で且つ高度な信頼性が重要な要件である。
【０００４】このような荷役装置は迅速で便利な荷役が
必要な航空機等に関連して使用されるので、比較的狭い
場所に設置する必要がある。従来のこの種の荷役装置は
有効に使用されてきたが、保守及び修理の容易さ及び動
作の全体的な有効性に関して装置の設計を改良する必要
が常に存在した。
必要な航空機等に関連して使用されるので、比較的狭い
場所に設置する必要がある。従来のこの種の荷役装置は
有効に使用されてきたが、保守及び修理の容易さ及び動
作の全体的な有効性に関して装置の設計を改良する必要
が常に存在した。
【０００５】以下に従来の技術を概観する。カミンのＷ
Ｏ７９／００９４０号には、本体と、その内部に設けた
漏斗形の支持体と、その開口部に支持されたボールから
構成されたボール式処理装置が記載されている。フラン
ジを備えたねじ付きカバーが支持体に圧力流体を流入す
る時にボールを押えるように設けられている。ねじ付き
カバーが取り外されると、全体の装置が各部品に分解さ
れるが、ローラボールのような多数の小さい部品が存在
する場合には重要な順序立った分解はできない。
Ｏ７９／００９４０号には、本体と、その内部に設けた
漏斗形の支持体と、その開口部に支持されたボールから
構成されたボール式処理装置が記載されている。フラン
ジを備えたねじ付きカバーが支持体に圧力流体を流入す
る時にボールを押えるように設けられている。ねじ付き
カバーが取り外されると、全体の装置が各部品に分解さ
れるが、ローラボールのような多数の小さい部品が存在
する場合には重要な順序立った分解はできない。
【０００６】サンセズの米国特許第５０９８３０８号は
取付装置によりベアリング装置に支持された負荷支持ボ
ールに関するものである。負荷支持装置には、それを支
持板の開口部に、負荷を支持するように固定することを
可能にする支持構造体が具備されている。開口部には装
置を負荷の方向に動かないようにロックするためのくぼ
みが形成されている。半弾性素子としてのベアリング枠
が支持構造体に一体に形成されている。この装置では掃
除及び修理の目的で支持構造体から個々の装置を容易に
取り外すことができない。
取付装置によりベアリング装置に支持された負荷支持ボ
ールに関するものである。負荷支持装置には、それを支
持板の開口部に、負荷を支持するように固定することを
可能にする支持構造体が具備されている。開口部には装
置を負荷の方向に動かないようにロックするためのくぼ
みが形成されている。半弾性素子としてのベアリング枠
が支持構造体に一体に形成されている。この装置では掃
除及び修理の目的で支持構造体から個々の装置を容易に
取り外すことができない。
【０００７】ヒューバの米国特許第５０３３６０１号
は、ボールカバーまたは案内に支持されたロック部材が
二重の作用をするコンベア装置を記載している。すなわ
ち、複数のロック用肩が存在し一方では取付シェルを保
持し、他方ではコンベア台または床の取付開口にコンベ
アボール装置を保持する役目をする。設置条件下では、
ロック用肩はまたコンベア台の取付開口の縁の下側に係
合してボール式移送装置を所定の位置に固定する。この
構造では保守及び掃除の目的でボール式移送装置を床か
ら一体として取り外すことができない。
は、ボールカバーまたは案内に支持されたロック部材が
二重の作用をするコンベア装置を記載している。すなわ
ち、複数のロック用肩が存在し一方では取付シェルを保
持し、他方ではコンベア台または床の取付開口にコンベ
アボール装置を保持する役目をする。設置条件下では、
ロック用肩はまたコンベア台の取付開口の縁の下側に係
合してボール式移送装置を所定の位置に固定する。この
構造では保守及び掃除の目的でボール式移送装置を床か
ら一体として取り外すことができない。
【０００８】ヒンマンの米国特許第３７３９８９４号に
は、主ボールが複数の小ボールに支持されたボール式移
送装置が記載されている。カバー部材が上方に向いた肩
を有し、この肩はボールレース組立体のフランジに係合
して荷物に接する主ボールを所定位置に保持する。ボー
ルを上方の支持位置に偏位させるための圧縮バネが使用
される。ボールカバーをボールレース組立体に対して保
持するための取付装置は保守のために取り外すことは容
易にはできない。
は、主ボールが複数の小ボールに支持されたボール式移
送装置が記載されている。カバー部材が上方に向いた肩
を有し、この肩はボールレース組立体のフランジに係合
して荷物に接する主ボールを所定位置に保持する。ボー
ルを上方の支持位置に偏位させるための圧縮バネが使用
される。ボールカバーをボールレース組立体に対して保
持するための取付装置は保守のために取り外すことは容
易にはできない。
【０００９】ジョージズの米国特許第４６９６５８３号
には、ボールを受ける凹所を規定するほぼ円筒形の側壁
の形をした上部ボール支持部を有するボール式移送装置
が開示されている。側壁の上半分は４本の等間隔の垂直
スロットを有し、側壁の上部をこれらのスロットが４つ
の膨張可能な部片に分割している。側壁の上縁部には内
方に延びるリップを有する周フランジが形成され、この
リップにより凹所中のボールを保持する。フランジの他
の縁部は周囲カラーの上側内面に嵌合し、一方このカラ
ーは保持バネによりコンベア床に保持されている。この
装置は非常に複雑であり、また分解しあるいは再組立す
ることが困難である。
には、ボールを受ける凹所を規定するほぼ円筒形の側壁
の形をした上部ボール支持部を有するボール式移送装置
が開示されている。側壁の上半分は４本の等間隔の垂直
スロットを有し、側壁の上部をこれらのスロットが４つ
の膨張可能な部片に分割している。側壁の上縁部には内
方に延びるリップを有する周フランジが形成され、この
リップにより凹所中のボールを保持する。フランジの他
の縁部は周囲カラーの上側内面に嵌合し、一方このカラ
ーは保持バネによりコンベア床に保持されている。この
装置は非常に複雑であり、また分解しあるいは再組立す
ることが困難である。
【００１０】エバーツの米国特許第３９２０２９０号は
ボールと、ハウジングと、ボールをこのハウジング内に
回転自在に支持する手段と、ボールをこの支持手段上に
保持する手段とを有するが、保守のために分解するため
の手段はなんら記載されていない。
ボールと、ハウジングと、ボールをこのハウジング内に
回転自在に支持する手段と、ボールをこの支持手段上に
保持する手段とを有するが、保守のために分解するため
の手段はなんら記載されていない。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規なボール
式移送装置を提供することを課題とする。本発明のより
具体的な課題は、掃除及び必要なら修理のための分解が
容易で、しかも再組立が容易なボール式移送装置を提供
することである。
式移送装置を提供することを課題とする。本発明のより
具体的な課題は、掃除及び必要なら修理のための分解が
容易で、しかも再組立が容易なボール式移送装置を提供
することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】簡単に述べると本発明
は、周りを取り囲む円筒状壁と外端に終端部とを備えた
カップ部材を含み、且つ円筒状壁が前記カップ部材の終
端部に近接した箇所に外ねじを有するボールレース組立
体と、前記カップ部材内に収納された複数個のローラボ
ールと、前記ローラボールに支持された回転自在の荷物
係合ボールと、前記ボールレース組立体から前記荷物係
合ボールが外れないようにすると共に該ボールの自由な
回転を可能にするボールカバーであって、末端部を有
し、該末端部に近接して内ねじを有するボールカバー
と、よりなり、前記外ねじと内ねじとは互いに螺合して
使用時前記ボールカバーを前記ボールレース組立体上の
所定位置に保持すると共に、前記ボールカバーは分解及
び部材の掃除を可能にするように容易に取り外し自在で
ある、荷物を受けて移送させることができるボール式移
送装置を提供する。
は、周りを取り囲む円筒状壁と外端に終端部とを備えた
カップ部材を含み、且つ円筒状壁が前記カップ部材の終
端部に近接した箇所に外ねじを有するボールレース組立
体と、前記カップ部材内に収納された複数個のローラボ
ールと、前記ローラボールに支持された回転自在の荷物
係合ボールと、前記ボールレース組立体から前記荷物係
合ボールが外れないようにすると共に該ボールの自由な
回転を可能にするボールカバーであって、末端部を有
し、該末端部に近接して内ねじを有するボールカバー
と、よりなり、前記外ねじと内ねじとは互いに螺合して
使用時前記ボールカバーを前記ボールレース組立体上の
所定位置に保持すると共に、前記ボールカバーは分解及
び部材の掃除を可能にするように容易に取り外し自在で
ある、荷物を受けて移送させることができるボール式移
送装置を提供する。
【００１３】
【発明の作用】本発明の装置はコンベア床から持ち上げ
ることができる。次いで装置は修理あるいは掃除のため
に容易に分解できる。ボール式移送装置は酷使され保守
が必要なので、当業界に資するところが大きい。
ることができる。次いで装置は修理あるいは掃除のため
に容易に分解できる。ボール式移送装置は酷使され保守
が必要なので、当業界に資するところが大きい。
【００１４】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明のボール式
移送装置を詳しく説明する。ボール式移送装置１０は床
１２の中に支持される。床１２は本発明の一部ではな
い。典型的には床１２は上板１４と下板１６とを有し、
いずれも薄い材料から製作され、例えば航空機の場合に
はアルミニウム製である。上下板の間には通常ハニカム
構造の充填材１８が介在している。ボール式移送装置１
０は床１２の一部を構成している一対の離間したリブ２
０により床１２の内部に支持される。すなわちリブ２０
はボール式移送装置１０が座着するための領域を提供す
る。上板１４はボール式移送装置を受けるための円形に
切除された開口を形成する。
移送装置を詳しく説明する。ボール式移送装置１０は床
１２の中に支持される。床１２は本発明の一部ではな
い。典型的には床１２は上板１４と下板１６とを有し、
いずれも薄い材料から製作され、例えば航空機の場合に
はアルミニウム製である。上下板の間には通常ハニカム
構造の充填材１８が介在している。ボール式移送装置１
０は床１２の一部を構成している一対の離間したリブ２
０により床１２の内部に支持される。すなわちリブ２０
はボール式移送装置１０が座着するための領域を提供す
る。上板１４はボール式移送装置を受けるための円形に
切除された開口を形成する。
【００１５】ボール式移送装置１０は周囲に円筒状壁２
６を有するカップ部材２４を備えている。カップ部材２
４はその外端に末端部２８を備えており、この末端部に
近接して壁２６に外ねじ、つまり雄ねじ３０を備えてい
る。カップ部材２４は通常は別個の部材であり、組立時
に所定位置へ落とし込むことができる。複数のボール３
２がカップ部材中に安定に保持されている。荷物に係合
し得る回転自在のボール３４がボール３２の上に乗って
いる。
６を有するカップ部材２４を備えている。カップ部材２
４はその外端に末端部２８を備えており、この末端部に
近接して壁２６に外ねじ、つまり雄ねじ３０を備えてい
る。カップ部材２４は通常は別個の部材であり、組立時
に所定位置へ落とし込むことができる。複数のボール３
２がカップ部材中に安定に保持されている。荷物に係合
し得る回転自在のボール３４がボール３２の上に乗って
いる。
【００１６】ボールカバー３６は荷物に係合し得るボー
ル３４がボールレース組立体２２から過って外れないよ
うに押え、同時にボール３４の自由な回転を許容してい
る。ボールカバー３６の末端部３８に近接して内ねじ、
すなわち雌ねじ４０が切られている。外ねじ３０はこの
雌ねじ４０と螺合して荷物に係合し得るボール３４とボ
ールカバー３６とを通常の使用期間中に所定位置に保持
する。ボールレース組立体２２はその下端部に、側方に
突出する環状フランジ４２を有し、このフランジは保持
リング４４の下面に係合し得る。一方保持リング４４は
離間したリブ２０に形成されているアンダーカット部４
６の面に係合する。保持リング４４の下面には環状の切
除部（図示せず）が形成され、それによりボール式移送
装置１０が押し下げられた時に保持リング４４が約４５
〜６０度回転して、バネ４８の作用により床１２から飛
び出し、保守のために取りはずすことができるようにな
っている。
ル３４がボールレース組立体２２から過って外れないよ
うに押え、同時にボール３４の自由な回転を許容してい
る。ボールカバー３６の末端部３８に近接して内ねじ、
すなわち雌ねじ４０が切られている。外ねじ３０はこの
雌ねじ４０と螺合して荷物に係合し得るボール３４とボ
ールカバー３６とを通常の使用期間中に所定位置に保持
する。ボールレース組立体２２はその下端部に、側方に
突出する環状フランジ４２を有し、このフランジは保持
リング４４の下面に係合し得る。一方保持リング４４は
離間したリブ２０に形成されているアンダーカット部４
６の面に係合する。保持リング４４の下面には環状の切
除部（図示せず）が形成され、それによりボール式移送
装置１０が押し下げられた時に保持リング４４が約４５
〜６０度回転して、バネ４８の作用により床１２から飛
び出し、保守のために取りはずすことができるようにな
っている。
【００１７】バネ４８は下板１６に支持され、上端はカ
ップ部材２４の底と円筒状壁２６の内面との間に形成さ
れた凹所に受けられている。床にボール式移送装置が支
持される形態にはさまざまなものが可能である。例え
ば、ボール式移送装置を嵌合する複数の孔を備えた敷居
又は鋼鉄板に単にねじ止めすることができ、その場合に
はばねは不要である。ボール式移送装置は航空機内で使
用でき、あるいは地上の荷役装置上で使用できる。
ップ部材２４の底と円筒状壁２６の内面との間に形成さ
れた凹所に受けられている。床にボール式移送装置が支
持される形態にはさまざまなものが可能である。例え
ば、ボール式移送装置を嵌合する複数の孔を備えた敷居
又は鋼鉄板に単にねじ止めすることができ、その場合に
はばねは不要である。ボール式移送装置は航空機内で使
用でき、あるいは地上の荷役装置上で使用できる。
【００１８】図７〜８を参照すると、本発明の他の実施
例が示されている。ボールカバー３６の外面の円周に沿
ってぎざぎざ部（ローレット掛け部）５０が形成されて
いる。ボールレース組立体２２の環状フランジ４２は直
径を挟んで対向した位置は切除されて平面部５２を形成
している。ボールレース組立体２２は例えば平面部５２
のところで工具例えばレンチにより挟持した状態で、ボ
ールカバー３６をぎざぎざ部５０を指で握持して回転さ
せることができる。これにより、長期使用され塵埃や天
候の影響を受けた後にボール式移送装置を分解すること
が容易になる。ねじは若干損傷を受けるかも知れず、掃
除及び修理のためにボールカバー３６をねじ筋に沿って
回転してボールレース組立体２２から取り外すにはかな
りの力を要するであろうが、上記の対策で分解が容易に
なる。保守には部品の交換及び／又は蓄積した粗砂等の
洗浄が含まれる。
例が示されている。ボールカバー３６の外面の円周に沿
ってぎざぎざ部（ローレット掛け部）５０が形成されて
いる。ボールレース組立体２２の環状フランジ４２は直
径を挟んで対向した位置は切除されて平面部５２を形成
している。ボールレース組立体２２は例えば平面部５２
のところで工具例えばレンチにより挟持した状態で、ボ
ールカバー３６をぎざぎざ部５０を指で握持して回転さ
せることができる。これにより、長期使用され塵埃や天
候の影響を受けた後にボール式移送装置を分解すること
が容易になる。ねじは若干損傷を受けるかも知れず、掃
除及び修理のためにボールカバー３６をねじ筋に沿って
回転してボールレース組立体２２から取り外すにはかな
りの力を要するであろうが、上記の対策で分解が容易に
なる。保守には部品の交換及び／又は蓄積した粗砂等の
洗浄が含まれる。
【００１９】図９〜１０の実施例はボールカバー３６の
周りに設けたぎざぎざ部５０とボールレース組立体２２
の環状フランジ４２の周りに設けたぎざぎざ部５４との
両者を有することを特徴とする。両方のぎざぎざ部５
０、５４を握持して互いに反対の方向に力を加えること
により、保守のために部品を分解することができる。本
発明の他の特徴は、カップ部材２４の周辺部下面が円筒
状壁２６の環状肩５６により衝合支持されていることで
ある。環状肩５６は円筒状壁２６と一体であり、そこか
ら内方に延びている。カップ部材２４と環状肩５６は同
一の湾曲面を有するので、カップ部材は環状肩５６内で
浮動し、自動的に整列し、ボール式移送装置に対して中
心を合わせる。
周りに設けたぎざぎざ部５０とボールレース組立体２２
の環状フランジ４２の周りに設けたぎざぎざ部５４との
両者を有することを特徴とする。両方のぎざぎざ部５
０、５４を握持して互いに反対の方向に力を加えること
により、保守のために部品を分解することができる。本
発明の他の特徴は、カップ部材２４の周辺部下面が円筒
状壁２６の環状肩５６により衝合支持されていることで
ある。環状肩５６は円筒状壁２６と一体であり、そこか
ら内方に延びている。カップ部材２４と環状肩５６は同
一の湾曲面を有するので、カップ部材は環状肩５６内で
浮動し、自動的に整列し、ボール式移送装置に対して中
心を合わせる。
【００２０】本発明により提供される構成部材による優
れた整列作用により、荷物に係合し得るボール３４とボ
ールカバー３６との間にはわずかな隙間しか許されな
い。このように減少した隙間によりボール式移送装置の
内部に侵入する塵埃の量が減少させ、それにより摩耗及
び故障が減じる。
れた整列作用により、荷物に係合し得るボール３４とボ
ールカバー３６との間にはわずかな隙間しか許されな
い。このように減少した隙間によりボール式移送装置の
内部に侵入する塵埃の量が減少させ、それにより摩耗及
び故障が減じる。
【００２１】カップ部材のこのような広い支持は、ボー
ル式移送装置の垂直加重担持能力を増大させ、複数個の
リングを使用しそのために整列ずれや損傷を生じがちで
あった従来の装置に比して大きい構造的な改良を提供す
る。
ル式移送装置の垂直加重担持能力を増大させ、複数個の
リングを使用しそのために整列ずれや損傷を生じがちで
あった従来の装置に比して大きい構造的な改良を提供す
る。
【図１】本発明のボール式移送装置を多数配列したコン
ベア床又は台の平面図である。
ベア床又は台の平面図である。
【図２】本発明のボール式移送装置の平面図である。
【図３】本発明のボール式移送装置の拡大断面図であ
る。
る。
【図４】床から分離した図３のボール式移送装置の断面
図である。
図である。
【図５】ボールカバーを取りはずした図４と同様な断面
図である。
図である。
【図６】図５を６−６から見た平面図である。
【図７】握持を容易にするための、ぎざぎざを備えたボ
ールカバーを含むボール式移送装置の正面部分断面図で
ある。
ールカバーを含むボール式移送装置の正面部分断面図で
ある。
【図８】取りはずしを容易にするための、ボールレース
組立体の側部フランジの握り用切欠を備えた図７の８−
８から見た底面図である。
組立体の側部フランジの握り用切欠を備えた図７の８−
８から見た底面図である。
【図９】握持を容易にするためにボールカバーとボール
レース組立体の両方にぎざぎざを付けた本発明の他の実
施例によるボール式移送装置を示す正面部分断面図であ
る。
レース組立体の両方にぎざぎざを付けた本発明の他の実
施例によるボール式移送装置を示す正面部分断面図であ
る。
【図１０】図９のボール式移送装置の平面図である。
１０：ボール式移送装置 １２：床 １４：上板 １６：下板 １８：ハニカム状の充填材 ２０：リブ ２２：ボールレース組立体 ２４：カップ部材 ２６：円筒状壁 ２８：末端部 ３０：外ねじ ３２：複数のボール ３４：荷物に係合し得るボール ３６：ボールカバー ３８：末端部 ４０：雌ねじ ４２：環状フランジ ４４：保持リング ４６：アンダーカット部 ４８：バネ ５０、５４：ぎざぎざ部 ５２：切欠部又は平面部 ５６：環状肩
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリック・ウイリアム・ウェルズ アメリカ合衆国カリフォルニア州ファウン テン・バリー、エル・コラゾン10191、ナ ンバー３
Claims (9)
- 【請求項１】 カップ部材と、該カップ部材の周りを囲
み且つ支持する円筒状壁とよりなり、前記円筒状壁は、
前記カップ部材の外端の末端部に近接した箇所に外ねじ
を具備している、ボールレース組立体と、 前記カップ部材内に収納された複数個のローラボール
と、 前記ローラボールに支持された回転自在で荷物に係合し
得るボールと、 前記ボールレース組立体から前記荷物に係合し得るボー
ルが外れないようにすると共に該ボールの自由な回転を
可能にするボールカバーであって、末端部を有し、該末
端部に近接して内ねじを有するボールカバーと、よりな
り、 前記外ねじと前記内ねじとは互いに螺合して使用時に前
記ボールカバーを前記ボールレース組立体上の所定位置
に保持すると共に、分解及び部材の掃除を可能にするよ
うに前記ボールカバーを取り外し自在である、荷物を受
けて移送することができるボール式移送装置。 - 【請求項２】 前記ボールレース組立体はその最下端に
環状の側方に突出するフランジを有する請求項１のボー
ル式移送装置。 - 【請求項３】 前記フランジは直径を挟んで対向する位
置に切欠を有し、前記フランジを切欠位置で工具により
握持できるようにし、前記ボールカバーは移送装置の保
守及び掃除のために前記ボールレース組立体から取り外
しできるようにその外面に指で握持できる周方向のぎざ
ぎざ部を有するものである、請求項２のボール式移送装
置。 - 【請求項４】 前記フランジの外面と前記ボールカバー
の周囲にはそれぞれぎざぎざ部を有し、それによりこれ
らのぎざぎざ部を指で握持することにより前記ボールカ
バーを前記ボールレース組立体から保守及び掃除のため
に取り外せるようになっている請求項２のボール式移送
装置。 - 【請求項５】 組み立て及び分解中に装置が静止できる
平坦な底面を有する請求項１のボール式移送装置。 - 【請求項６】 前記荷物に係合し得るボールと前記ボー
ルカバーの前記ねじは塵埃の侵入を防止する程度の狭い
隙間を有する請求項１のボール式移送装置。 - 【請求項７】 前記カップ部材の周部下面が前記円筒状
壁から内方に延びる環状肩により支持されている請求項
１のボール式移送装置。 - 【請求項８】 前記カップ部材の下側と前記円筒状壁の
内面との間に負荷ばねを受ける凹所が形成されている請
求項１のボール式移送装置。 - 【請求項９】 前記円筒状壁は環状肩を有し、前記カッ
プ部材は前記環状肩により周辺を支持される下側面を有
し、前記環状肩と前記カップ部材の下側面とは同一の湾
曲面を有し、前記カップ部材は前記環状肩上で遊動して
前記ボール式移送装置で心合わせされるものである請求
項１のボール式移送装置。
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