JPH09263488A - ダイヤモンド膜の製造方法 - Google Patents

ダイヤモンド膜の製造方法

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JPH09263488A
JPH09263488A JP7273296A JP7273296A JPH09263488A JP H09263488 A JPH09263488 A JP H09263488A JP 7273296 A JP7273296 A JP 7273296A JP 7273296 A JP7273296 A JP 7273296A JP H09263488 A JPH09263488 A JP H09263488A
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JP
Japan
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diamond film
substrate material
solution
diamond
particles
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Application number
JP7273296A
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English (en)
Inventor
Masahiro Deguchi
正洋 出口
Akio Hiraki
昭夫 平木
Toshimichi Ito
利道 伊藤
Akimitsu Hatta
章光 八田
Hiroshi Makita
寛 牧田
Makoto Kitahata
真 北畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤモンド合成時の核発生を簡便な手法で
再現性良くかつ効率的に行なうと共に、所望の領域にの
み良質なダイヤモンド膜を形成する方法を提供する。 【解決手段】 基板素材上の一部の領域に平均粒径が
0.1μm以下の粒子を分散させた溶液を塗布する。基
板素材上にダイヤモンド膜を成長させる。これにより、
成長するダイヤモンド膜の均一性や再現性が格段向上す
ると共に、ダイヤモンド膜成長と同時に、所望のダイヤ
モンド膜パターンを得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンド膜の
製造方法に関するもので、特に、電子工業における半導
体や絶縁体層として用いられるダイヤモンド膜の選択成
長方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年化学気相合成法(CVD法)などの
方法によって形成されるダイヤモンド膜は、これまでに
ない特性を有する半導体、絶縁体層材料として工業的に
も注目されている。なぜならダイヤモンドは、ワイドバ
ンドギャップ材料(禁制帯幅:約5.5eV)であり、
その特性はドーピングによって半導体化が可能、高硬
度、耐磨耗性、高熱伝導率、化学的に不活性であるなど
様々な分野の電子素子材料として非常に適しているから
である。加えてダイヤモンドは、一般に炭素系ガス種と
水素ガスを原料ガスとした気相合成法で形成することが
可能であり、製造的な面でも優位性を持っている。
【0003】しかしながら実際に良質なダイヤモンド膜
を形成する際には、形成初期過程における成長核の制御
が重要である。なぜなら一般的にシリコンなどの基板素
材上に何等処理することなくダイヤモンド膜を形成した
場合、成長核の発生が少なく膜状にすることは困難だか
らである。それ故に従来技術としては、通常基板素材の
前処理として、ダイヤモンド砥粒(粒径:数μm〜数十
μm)を混入させた溶液中に基板素材を設置し、超音波
を印加して基板素材の表面を傷付ける”傷付け処理”を
行なっている。
【0004】また得られたダイヤモンド膜を工業的に利
用するための技術の1つには、ダイヤモンド膜のパター
ニングがある。所望の形状を有するダイヤモンド膜のパ
ターニング方法としては、所望の領域にのみダイヤモン
ド膜を成長させる選択成長法や膜形成後不要部分の除去
を行なうエッチングなどがある。従来技術として前者
は、基板素材上に上記の傷付け処理を行なう部分と行な
わない部分とを形成して、所望の領域にのみ膜を成長さ
せる手法が行なわれている。また後者としては、ダイヤ
モンド膜上にパターン化したマスク材を配置して、不要
なダイヤモンド層のみを酸素ガスなどを用いたドライエ
ッチングで除去する手法などが行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにダイヤモ
ンドの核発生を促すための基板素材の前処理をしては、
従来傷付け処理がなされているが、大きな面積を持つ基
板素材に対して、処理の面内均一性が不十分であるとい
う問題点があった。また処理バッチ毎に得られる傷付け
効果の再現性の点においても課題があった。その結果、
傷付け処理部と未処理部で所望の領域にのみダイヤモン
ド膜を成長させる選択成長も、同様に再現性などの点で
課題があった。
【0006】またマスク材を形成して行なうダイヤモン
ド膜のエッチングは、マスク材を形成する工程や除去す
る工程が付与されると共に、ダイヤモンドが比較的エッ
チングされにくいことやマスク材を積層することによっ
てダイヤモンド膜表面の構造が変化してしまう可能性な
どがあるなどの課題があった。
【0007】従って本発明は、従来技術における前記課
題を解決するため、基板素材の一部分にのみ平均粒径が
0.1μm以下の粒子を分散させた溶液を塗布し、さら
に前記基板素材上にダイヤモンド膜を成長させることに
より、ダイヤモンド合成時の核発生を簡便な手法で再現
性良くかつ効率的に行なうと共に、所望の領域にのみ良
質なダイヤモンド膜を形成する選択成長の方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るダイヤモンド膜の選択成長方法は、基
板素材上にダイヤモンド膜を選択的に形成する方法であ
って、基板素材上の一部の領域に平均粒径が0.1μm
以下の粒子を分散させた溶液を塗布する工程と、前記基
板素材上にダイヤモンド膜を成長させる工程とを含むこ
とを特徴とするダイヤモンド膜の選択成長方法である。
【0009】また前記目的を達成するため、本発明に係
るダイヤモンド膜の選択成長方法は、基板素材上にダイ
ヤモンド膜を選択的に形成する方法であって、一部の領
域に犠牲層を積層した基板素材上に平均粒径が0.1μ
m以下の粒子を分散させた溶液を塗布する工程と、前記
犠牲層を除去する工程と、前記基板素材上にダイヤモン
ド膜を成長させる工程とを含むことを特徴とするダイヤ
モンド膜の選択成長方法である。
【0010】また前記目的を達成するため、本発明に係
るダイヤモンド膜の選択成長方法は、基板素材上にダイ
ヤモンド膜を選択的に形成する方法であって、基板素材
上に平均粒径が0.1μm以下の粒子を分散させた溶液
を塗布する工程と、前記溶液が塗布された領域の一部を
除去する工程と、前記基板素材上にダイヤモンド膜を成
長させる工程とを含むことを特徴とするダイヤモンド膜
の選択成長方法である。
【0011】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、塗布する溶液中に分散させた粒子がダイヤモンドか
らなることが好ましい。
【0012】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、塗布する溶液中に分散させた粒子の量が溶液1リッ
トル当たり0.01g以上、100g以下であることが
好ましい。さらに好ましくは、粒子の量が溶液1リット
ル当たり0.1g以上、20g以下である。
【0013】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、塗布する溶液中に分散させた粒子の数が溶液1リッ
トル当たり1×1016個以上、1×1020個以下であること
が好ましい。さらに好ましくは、粒子の数が溶液1リッ
トル当たり1×1017個以上、1×1019個以下である。
【0014】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、塗布する溶液が水あるいはアルコールであることが
好ましい。
【0015】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、溶液の塗布方法が回転した基板素材に前記溶液を滴
下することが好ましい。
【0016】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、基板素材上に塗布された粒子の塗布密度が1平方セ
ンチメートル当たり1×108 個以上であることが好まし
い。さらに好ましくは、塗布密度が1平方センチメート
ル当たり1×109 個以上である。
【0017】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、用いる基板素材がシリコンであることが好ましい。
【0018】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、基板素材上に積層した犠牲層がフォトレジスト材で
あることが好ましい。
【0019】また本発明は、前記選択成長方法におい
て、ダイヤモンド膜が気相合成法によって形成されるこ
とが好ましい。
【0020】本発明方法の構成によれば、基板素材上に
ダイヤモンド膜を選択的に形成する方法であって、基板
素材上の一部の領域に平均粒径が0.1μm以下の粒子
を分散させた溶液を塗布する工程と、前記基板素材上に
ダイヤモンド膜を成長させる工程とを含むことを特徴と
するため、以下のような作用を奏することができる。
【0021】基板素材上に塗布された平均粒径が0.1
μm以下の粒子は、ダイヤモンド膜形成初期過程におい
て成長核のサイトとなる。それ故に、塗布する粒子の数
や塗布位置を人為的に制御してやることにより、ダイヤ
モンド膜形成時の成長核の制御が可能になる。その際、
塗布される粒子の数や位置の制御は、従来の傷付け処理
と比較して簡便であり、その結果成長膜の均一性や再現
性が格段向上すると共に、ダイヤモンド膜成長と同時
に、所望のダイヤモンド膜パターンを得ることが可能と
なる。用いる粒子の平均粒径としては、上記の通り0.
1μm以下とすることで十分効果は得られるが、できる
だけ小さい方が良く、望ましくは平均粒径が0.05μ
m以下である。
【0022】また前記本発明方法の構成によれば、基板
素材上にダイヤモンド膜を選択的に形成する方法であっ
て、一部の領域に犠牲層を積層した基板素材上に平均粒
径が0.1μm以下の粒子を分散させた溶液を塗布する
工程と、前記犠牲層を除去する工程と、前記基板素材上
にダイヤモンド膜を成長させる工程とを含むことを特徴
とするため、以下のような作用を奏することができる。
【0023】すなわち、上記のように基板素材上に平均
粒径が0.1μm以下の粒子を塗布することで容易にダ
イヤモンド膜の成長が可能となるが、塗布領域を分離す
る方法として犠牲層を用いることにより、ダイヤモンド
膜の成長領域の分離が容易になると共に、微細なパター
ン形成が容易となる。
【0024】また前記本発明方法の構成によれば、基板
素材上にダイヤモンド膜を選択的に形成する方法であっ
て、基板素材上に平均粒径が0.1μm以下の粒子を分
散させた溶液を塗布する工程と、前記溶液が塗布された
領域の一部を除去する工程と、前記基板素材上にダイヤ
モンド膜を成長させる工程とを含むことを特徴とするた
め、上記構成と同様にダイヤモンド膜の成長領域の分離
が容易になると共に、微細なパターン形成が容易とな
る。
【0025】また本発明方法の構成において、塗布する
溶液中に分散させた粒子がダイヤモンドからなるという
好ましい例によれば、成長核となる粒子がダイヤモンド
粒子であるため、良質なダイヤモンド膜を得ることが可
能となる。
【0026】また本発明方法の構成において、塗布する
溶液中に分散させた粒子の量が溶液1リットル当たり
0.01g以上、100g以下、さらに望ましくは溶液
1リットル当たり0.1g以上、20g以下であるとい
う好ましい例によれば、塗布粒子を核として成長するダ
イヤモンドが短時間で膜状となるのに充分な量の粒子数
を、容易に基板素材上に塗布することが可能となる。そ
の際の最適な粒子量としては、用いる粒子の粒径にも依
存し、粒径が0.01μm場合概ね1g程度、粒径が
0.04μmの場合、概ね16g程度である。
【0027】また本発明方法の構成において、塗布する
溶液中に分散させた粒子の数が溶液1リットル当たり1
×1016個以上、1×1020個以下、さらに望ましくは溶液
1リットル当たり1×1017個以上、1×1019個以下であ
るという好ましい例によれば、上記構成と同様に、塗布
粒子を核として成長するダイヤモンドが短時間で膜状と
なるに充分な量の粒子数を容易に基板素材上に塗布する
ことが可能となる。
【0028】また本発明方法の構成において、塗布する
溶液が水あるいはアルコールであるという好ましい例に
よれば、溶液の扱いが容易であると共に、粒子の分散溶
媒として最適である。
【0029】また本発明方法の構成において、溶液の塗
布方法が回転した基板素材に前記溶液を滴下するという
好ましい例によれば、大きな面積の基板素材に対しても
均一にかつ再現性良く溶液を塗布することが可能とな
る。
【0030】また本発明方法の構成において、基板素材
上に塗布された粒子の塗布密度が1平方センチメートル
当たり1×108 個以上、さらに望ましくは1センチメー
トル当たり1×109 個以上であるという好ましい例によ
れば、成長初期において大きなダイヤモンドの核発生密
度を得ることができるため、短時間で膜状のダイヤモン
ドを得ることができる。
【0031】また本発明方法の構成において、用いる基
板素材がシリコンであるという好ましい例によれば、プ
ロセス構成が容易になると共に、シリコンを用いた素子
とダイヤモンド層との融合化が可能となる。
【0032】また本発明方法の構成において、基板素材
上に積層した犠牲層がフォトレジスト材であるという好
ましい例によれば、通常用いられているフォトリソグラ
フィ工程を用いてパターニングができると共に、簡便な
プロセス構成となる。
【0033】また本発明構成において、ダイヤモンド膜
が気相合成法によって形成されるという好ましい例によ
れば、容易に良質なダイヤモンド膜を形成することがで
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施例を用いて本発明をさ
らに具体的に説明する。
【0035】<第1の実施の形態>図1は本発明方法に
係る選択成長方法の一実施例の概略図である。
【0036】まず基板素材を準備する。(図1(a))
この基材素材として用いる材料は特に限定されるもので
はないが、シリコンが良く用いられる。本実施例におい
ても2インチのシリコン基板1を用いた。
【0037】続いてこのシリコン基板1を通常の洗浄工
程で清浄化した後、シリコン基板1上の一部の領域に平
均粒径が0.01μmのダイヤモンド粒子2を分散させ
た溶液を塗布した。(図1(b))本実施例では1リッ
トルの純水に2gのダイヤモンド粒子2を分散し、さら
に2リットルのエタノールを加えた溶液を用いた。すな
わち、粒子量として溶液1リットル当たり約0.67
g、粒子数として溶液1リットル当たり約4×1017個の
ダイヤモンド粒子2が含まれた溶液を用いた。溶液の塗
布は、シリコン基板1上に溶液を直接滴下することによ
って行なった。塗布後、シリコン基板1は赤外線ランプ
光の照射によって乾燥された。
【0038】さらにダイヤモンド粒子2が塗布されたシ
リコン基板1上に気相合成法によってダイヤモンド膜3
を形成した。(図1(c))ダイヤモンド膜の合成方法
としては特に限定はされないが、気相合成法が容易であ
ることから良く用いられる。気相合成方法は、一般的に
は原料ガスにメタン、エタン、エチレン、アセチレン等
の炭化水素ガス、アルコール、アセトン等の有機化合物
及び一酸化炭素などの炭素源を水素で希釈したものを用
い、その原料ガスを分解することによって行なわれるも
のである。その際、さらに原料ガスに適宜酸素や水等を
添加することもできる。適用可能な気相合成法に関して
も特に限定はされないが、本実施例においてはマイクロ
波プラズマCVD法によってダイヤモンド膜の形成を行
なった。マイクロ波プラズマCVD法は原料ガスにマイ
クロ波を印加することによってプラズマ化し、ダイヤモ
ンドの形成を行なう方法である。具体的な条件として
は、原料ガスに水素で1〜10vol%程度に希釈され
た一酸化炭素ガスを用いた。反応温度及び圧力はそれぞ
れ800〜900℃及び25〜40Torrである。
【0039】以上のような方法でシリコン基板上にダイ
ヤモンド膜を形成した結果、溶液を塗布した部分にのみ
ダイヤモンド膜が成長していることが確認された。また
成長したダイヤモンドが膜状となる製膜時間も、従来の
傷付け処理でダイヤモンドを形成した場合と比較して、
半分程度に短縮されることがわかった。このことはダイ
ヤモンドの核発生密度が非常に大きいことに起因するも
のと考えられる。そこで本実施例におけるダイヤモンド
の成長初期における核発生密度を調べた結果、1平方セ
ンチメートル当たり約1×1011個と従来の基板前処理方
法よりも1桁程度大きいことが確認された。すなわち、
従来よりも効率的に良質なダイヤモンド膜が選択成長で
きることが確認された。
【0040】また他の形成条件でダイヤモンド膜を成長
した場合や塗布するダイヤモンド粒子の粒径や量を変え
て溶液を調合した場合、さらには粒子をシリコンカーバ
イドに変えた場合などにおいても、同様の結果が得られ
た。
【0041】<第2の実施の形態>図2は本発明方法に
係る選択成長法の他の一実施例の概略図である。
【0042】まず基板素材を準備する。(図2(a))
本構成においても基板素材材料は特に限定されないが、
本実施例では2インチのシリコン基板4を用いた。
【0043】次にこのシリコン基板4を通常の洗浄工程
で清浄化した後、厚さ約2μmのフォトレジスト材5を
塗布した。(図2(b))塗布方法については限定され
るものではないが、本実施例では回転させたシリコン基
板4にフォトレジスト材5を滴下して、コートとする方
法、いわゆるスピンコートを用いた。
【0044】続いて、通常のフォトリソグラフィの手法
を用いて塗布されたフォトレジスト材5のパターニング
を行なった。(図2(c))本実施例においては直径5
μmの丸いドットを20μm間隔で100×100個、
すなわち10000個からなるドットの窓を塗布された
フォトレジスト材5に形成したが、任意の形状パターン
にすることができる。
【0045】そしてパターニングされたフォトレジスト
材5が積層されたシリコン基板4上に、平均粒径が0.
01μmのダイヤモンド粒子6を分散させた溶液を塗布
した。(図2(d))用いた溶液は、第1の実施例と同
様である。溶液の塗布は、フォトレジスト材5を塗布し
たのと同様のスピンコートの手法を用いた。塗布後、シ
リコン基板4は赤外線ランプ光の照射によって乾燥され
た。
【0046】その後、ダイヤモンド粒子6が塗布された
シリコン基板4をレジスト除去用の溶剤に10分以上浸
透し、フォトレジスト材5を除去した。(図2(e))
レジスト除去用の溶剤としては、用いるフォトレジスト
の材質等に依存するが、一般的にアセトンなどの有機溶
剤を用いることができる。
【0047】さらにフォトレジスト材5が除去されたシ
リコン基板4上にマイクロ波プラズマCVD法によって
ダイヤモンド膜7を形成した。(図6(f))ダイヤモ
ンド膜の合成条件は、第1の実施例と同じである。
【0048】以上のような方法でシリコン基板上にダイ
ヤモンド膜を形成した結果、溶液を塗布した部分すなわ
ち直径が5μmのドット領域にのみダイヤモンド膜が成
長していることが確認された。またフォトレジスト材を
除去する際にレジスト除去用の溶剤に浸透しているにも
関わらず、形成されたダイヤモンド膜のパターン形状は
フォトレジスト除去前にダイヤモンド粒子が塗布されて
いた領域のパターンと同一であり、またダイヤモンドの
成長速度も第1の実施例と同様であった。このことは、
一端ダイヤモンド粒子が基板素材上に塗布されると、フ
ァンデルワールス力などの力で安定に基板素材上に付着
していることを示している。
【0049】本実施例においては、粒子の塗布領域を分
別するマスク材としてフォトレジストを用いたが、他材
料でも良く例えばアモルファスシリコン膜を基板素材に
堆積した後パターニングして、マスク材とした場合も同
様の結果が得られた。
【0050】また他の形成条件でダイヤモンド膜を成長
した場合や塗布するダイヤモンド粒子の粒径や量を変え
て溶液を調合した場合、さらには粒子をシリコンカーバ
イドに変えた場合などにおいても、同様の結果が得られ
た。
【0051】<第3の実施の形態>通常は上記の実施例
で示した様に、粒子塗布の有無のみでも充分選択成長さ
れるが、より選択成長性を高める目的で表層に二酸化シ
リコン層を有するシリコンを基板として用いてダイヤモ
ンド膜の選択成長を行なった。なぜなら、一般的にダイ
ヤモンドの気相合成ではシリコン上に比べて二酸化シリ
コン上にはダイヤモンドはほとんど成長しないからであ
る。図3に本発明方法に係る選択成長方法の他の一実施
例の概略図を示す。
【0052】まずシリコン基板8を準備する。(図3
(a))本実施例においても2インチのシリコン基板を
用いた。
【0053】続いてこのシリコン基板8を通常の洗浄工
程で清浄化した後、シリコン基板8を石英製の円筒容器
に設置し、ウェットな酸素雰囲気中で加熱する熱酸化を
行なった。熱酸化条件は1000℃、2時間である。そ
の結果、シリコン基板8の表層約1μmの領域に二酸化
シリコン層9が形成された(図3(b))。
【0054】次に厚さ約2μmのフォトレジスト材10
をスピンコートで塗布した後、通常のフォトリソグラフ
ィの工程でフォトレジスト材10に所望のパターンを形
成した。(図3(c))形成パターンは、第2の実施例
と同様である。
【0055】さらに、そのフォトレジスト材10をマス
クとして、シリコン基板表層の二酸化シリコン層9をエ
ッチング除去した。(図3(d))二酸化シリコン層9
のエッチングは、フッ硝酸系のエッチング液を用いたウ
ェットエッチングにより行なった。その結果、第2の実
施例と同様、二酸化シリコン層9が除去された部分に直
径が5μmの丸いドットの窓が形成された。
【0056】そしてパターニングされたフォトレジスト
材10及び二酸化シリコン層9が積層されたシリコン基
板8上に、平均粒径が0.01μmのダイヤモンド粒子
11を分散させた溶液を塗布した。(図3(e))用い
た溶液は、第1の実施例と同様である。溶液の塗布は、
フォトレジスト材を塗布したのと同様のスピンコートの
手法を用いた。塗布後、シリコン基板8は赤外線ランプ
光の照射によって乾燥された。
【0057】その後、ダイヤモンド粒子11が塗布され
たシリコン基板8をレジスト除去用の溶剤に10分以上
浸透し、フォトレジスト材10を除去した。(図3
(f))さらにフォトレジスト材10が除去されたシリ
コン基板8上にマイクロ波プラズマCVD法によってダ
イヤモンド膜12を形成した。(図2(g))ダイヤモ
ンド膜の合成条件は、第1の実施例と同じである。
【0058】以上のような方法でシリコン基板上にダイ
ヤモンド膜を形成した結果、溶液を塗布した部分すなわ
ち直径が5μmのドット領域にのみダイヤモンド膜が成
長していることが確認された。そして第2の実施例と比
較した結果、その選択成長性の向上が確認された。
【0059】本実施例においては、ダイヤモンドが成長
しない領域の材質として二酸化シリコン層を用いたが、
他材料でも良く例えば窒化シリコン層でも同様の結果が
得られた。
【0060】また他の形成条件でダイヤモンド膜を成長
した場合や塗布するダイヤモンド粒子の粒径や量を変え
て溶液を調合した場合、さらには粒子をシリコンカーバ
イドに変えた場合などにおいても、同様の結果が得られ
た。
【0061】<第4の実施の形態>図4は本発明方法に
係る選択成長方法の他の一実施例の概略図である。
【0062】まず基板素材を準備する。(図4(a))
本構成においても基板素材材料は特に限定はされない
が、ほん実施例では2インチのシリコン基板13を用い
た。
【0063】次にシリコン基板13を通常の洗浄工程で
清浄化した後、シリコン基板13上に平均粒径が0.0
1μmのダイヤモンド粒子14を分散させた溶液を塗布
した。(図4(b))用いた溶液は、第1の実施例と同
様である。溶液の塗布は、第2の実施例と同様のスピン
コートの手法を用いた。塗布後、シリコン基板13は赤
外線ランプ光の照射によって乾燥された。
【0064】続いて厚さ約2μmのフォトレジスト材1
5をスピンコートで塗布した(図4(c))。
【0065】そして、通常のフォトリソグラフィの手法
で塗布されたフォトレジスト材15のパターニングを行
なった。(図4(d))本実施例においては直径5μm
の丸いドットを20μm間隔で100×100個、すな
わち10000個からなるドットを塗布されたフォトレ
ジスト材10で形成して、他の部分は除去した。
【0066】さらにパターニングされたフォトレジスト
材15をマスクとして、シリコン基板13の一部分をエ
ッチングした。(図4(e))エッチングする方法につ
いては、特に限定はされないが、本実施例では酸素を混
合したフロンガスを用いた反応性イオンエッチング(R
IE)により未マスク領域のシリコン基板を約2μmだ
けエッチング除去した。
【0067】その後、フォトレジスト材15をレジスト
除去用の溶剤で除去した(図4(f))。
【0068】さらにフォトレジスト材15が除去された
シリコン基板上13にマイクロ波プラズマCVD法によ
ってダイヤモンド膜16を形成した。(図4(g))ダ
イヤモンド膜の合成条件は、第1の実施例と同じであ
る。
【0069】以上のような方法でシリコン基板上にダイ
ヤモンド膜を形成した結果、溶液を塗布した部分すなわ
ち直径が5μmのドット領域にのみダイヤモンド膜が成
長していることが確認された。またフォトレジスト材を
除去する際にレジスト除去用の溶剤に浸透しているにも
関わらず、形成されたダイヤモンド膜のパターン形状は
フォトレジスト除去前にダイヤモンド粒子が塗布されて
いた領域のパターンと同一であり、またダイヤモンドの
成長速度も第1の実施例と同様であることが確認され
た。
【0070】本実施例においては、粒子の塗布領域を分
別するために行なった基板素材のエッチングとして反応
性イオンエッチングを用いたが、他の手法でも良く例え
ばフッ硝酸系の溶液を用いたウェットエッチングでも同
様の結果が得られた。
【0071】また他の形成条件でダイヤモンド膜を成長
した場合や塗布するダイヤモンド粒子の粒径や量を変え
て溶液を調合した場合、さらには粒子をシリコンカーバ
イドに変えた場合などにおいても、同様の結果が得られ
た。
【0072】<比較例>上記に記載した実施例との比較
のために、溶液中に0.1μmよりも大きなダイヤモン
ド粒子を混合して同様の実験を行なった。その結果、ダ
イヤモンド成長の初期過程における核発生密度は、上記
実施例と比較して1桁以上低く、その結果膜状となるの
に2倍以上の製膜時間が必要であった。また基板表面内
の膜厚分布にムラがあり、均一性に乏しかった。さらに
は粒子塗布部と未塗布部との選択成長性も著しく低下す
ることが確認された。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明方法に係る選択成
長方法の構成によれば、基板素材上にダイヤモンド膜を
選択的に形成する方法であって、基板素材上の一部の領
域に平均粒径が0.1μm以下の粒子を分散させた溶液
を塗布する工程と、前記基板素材上にダイヤモンド膜を
成長させる工程とを含むことを特徴とするため、成長す
るダイヤモンド膜の均一性や再現性が格段向上すると共
に、ダイヤモンド膜成長と同時に、所望のダイヤモンド
膜パターンを得ることが可能となる。
【0074】また本発明方法に係る選択成長方法の構成
によれば、基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に形成
する方法であって、一部の領域に犠牲層を積層した基板
素材上に平均粒径が0.1μm以下の粒子を分散させた
溶液を塗布する工程と、前記犠牲層を除去する工程と、
前記基板素材上にダイヤモンド膜を成長させる工程とを
含むことを特徴とするため、効率的にダイヤモンド膜が
成長すると共に、ダイヤモンド膜の成長領域の分離が容
易になるので、微細なパターン形成が容易となる。
【0075】また本発明方法に係る選択成長方法の構成
によれば、基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に形成
する方法であって、基板素材上に平均粒径が0.1μm
以下の粒子を分散させた溶液を塗布する工程と、前記溶
液が塗布された領域の一部を除去する工程と、前記基板
素材上にダイヤモンド膜を成長させる工程とを含むこと
を特徴とするため、上記構成と同様にダイヤモンド膜の
成長領域の分離が容易になるので、微細なパターン形成
が容易となる。
【0076】さらに塗布する溶液中に分散させる粒子を
ダイヤモンドとすることにより、良質なダイヤモンド膜
を得ることが可能となる。
【0077】さらに塗布する溶液中に分散させた粒子の
量を溶液1リットル当たり0.01g以上、100g以
下、さらに望ましくは溶液1リットル当たり0.1g以
上、20g以下とすることにより、短時間でダイヤモン
ドが膜状となるのに充分な量の粒子数を容易に基板素材
上に塗布することが可能となる。
【0078】さらに塗布する溶液中に分散させた粒子の
数を溶液1リットル当たり1×1016個以上、1×1020
以下、さらに望ましくは溶液1リットル当たり1×1017
個以上、1×1019個以下とすることにより、上記構成と
同様に、短時間でダイヤモンドが膜状となるに充分な量
の粒子数を容易に基板素材上に塗布することが可能とな
る。
【0079】さらに塗布する溶液を水あるいはアルコー
ルとすることにより、溶液の扱いが容易となる。
【0080】さらに溶液の塗布方法を回転した基板素材
への溶液滴下とすることにより、大きな面積の基板素材
に対しても均一にかつ再現性良く溶液を塗布することが
可能となる。
【0081】さらに基板素材上に塗布された粒子の塗布
密度を1平方センチメートル当たり1×108 個以上、さ
らに望ましくは1センチメートル当たり1×109 個以上
とすることにより、短時間で膜状のダイヤモンドを得る
ことができる。
【0082】さらに用いる基板素材をシリコンとするこ
とにより、プロセス構成が容易になると共に、シリコン
を用いた素子とダイヤモンド層との融合化が可能とな
る。
【0083】さらに基板素材上に積層した犠牲層をフォ
トレジスト材とすることにより、通常用いられているフ
ォトリソグラフィ工程を用いてパターニングができるの
で、簡便なプロセス構成となる。
【0084】さらにダイヤモンド膜を気相合成法によっ
て形成することにより、容易に良質なダイヤモンド膜を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に係る選択成長方法の一実施例を示
す概略図
【図2】本発明方法に係る選択成長方法の他の一実施例
を示す概略図
【図3】本発明方法に係る選択成長方法の他の一実施例
を示す概略図
【図4】本発明方法に係る選択成長方法の他の一実施例
を示す概略図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 ダイヤモンド粒子 3 ダイヤモンド膜 4 シリコン基板 5 フォトレジスト材 6 ダイヤモンド粒子 7 ダイヤモンド膜 8 シリコン基板 9 二酸化シリコン層 10 フォトレジスト材 11 ダイヤモンド粒子 12 ダイヤモンド膜 13 シリコン基板 14 ダイヤモンド粒子 15 フォトレジスト材 16 ダイヤモンド膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧田 寛 兵庫県川西市向陽台2−1−59 (72)発明者 北畠 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、基板素材上の一部の領域に平均
    粒径が0.1μm以下の粒子を分散させた溶液を塗布す
    る工程と、前記基板素材上にダイヤモンド膜を成長させ
    る工程とを含むことを特徴とするダイヤモンド膜の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、一部の領域に犠牲層を積層した
    基板素材上に平均粒径が0.1μm以下の粒子を分散さ
    せた溶液を塗布する工程と、前記犠牲層を除去する工程
    と、前記基板素材上にダイヤモンド膜を成長させる工程
    とを含むことを特徴とするダイヤモンド膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、基板素材上に平均粒径が0.1
    μm以下の粒子を分散させた溶液を塗布する工程と、前
    記溶液が塗布された領域の一部を除去する工程と、前記
    基板素材上にダイヤモンド膜を成長させる工程とを含む
    ことを特徴とするダイヤモンド膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、塗布する溶液中に分散させた粒
    子が、ダイヤモンドからなること特徴とする請求項1、
    2、3のいずれかに記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、塗布する溶液中に分散させた粒
    子の量が、溶液1リットル当たり0.01g以上、10
    0g以下であること特徴とする請求項1、2、3のいず
    れかに記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、塗布する溶液中に分散させた粒
    子の数が、溶液1リットル当たり1×1016個以上、1×
    1020個以下であること特徴とする請求項1、2、3のい
    ずれかに記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、塗布する溶液が、水あるいはア
    ルコールであること特徴とする請求項1、2、3のいず
    れかに記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、溶液の塗布方法が、回転した基
    板素材に前記溶液を滴下することを特徴とする請求項
    1、2、3のいずれかに記載のダイヤモンド膜の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的に
    形成する方法であって、基板素材上に塗布された粒子の
    塗布密度が、1平方センチメートル当たり1×108 個以
    上であることを特徴とする請求項1、2、3のいずれか
    に記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的
    に形成する方法であって、用いる基板素材が、シリコン
    であることを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに
    記載のダイヤモンド膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的
    に形成する方法であって、基板素材上に積層した犠牲層
    が、フォトレジスト材であることを特徴とする請求項
    1、2、3のいずれかに記載のダイヤモンド膜の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 基板素材上にダイヤモンド膜を選択的
    に形成する方法であって、ダイヤモンド膜が、気相合成
    法によって形成されること特徴とする請求項1、2、3
    のいずれかに記載のダイヤモンド膜の製造方法。
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