JPH09263127A - ドアサイドビーム - Google Patents

ドアサイドビーム

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JPH09263127A
JPH09263127A JP9731296A JP9731296A JPH09263127A JP H09263127 A JPH09263127 A JP H09263127A JP 9731296 A JP9731296 A JP 9731296A JP 9731296 A JP9731296 A JP 9731296A JP H09263127 A JPH09263127 A JP H09263127A
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JP
Japan
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door side
door
side beam
bracket
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP9731296A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hiraga
義雄 平賀
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SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
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Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
Priority to JP9731296A priority Critical patent/JPH09263127A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で加工が容易で軽量であるにもか
かわらず十分な剛性が確保できるドアサイドビームを供
する。 【解決手段】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
ビーム本体2が両端に固着されたブラケット3,3を介
して架設されるドアサイドビーム1において、ビーム本
体2は、鋼板をパイプ状にプレス成形してなり、ブラケ
ット3は、半円筒状凹部3aが形成された板部材であ
り、その半円筒状凹部3aがビーム本体2の端部の突き
合わせ端縁2a,2aを覆うようにして嵌合固着された
ドアサイドビーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアの補強
部材であるドアサイドビームに関する。
【0002】
【従来の技術】通常ドアサイドビームのビーム本体は、
軽量でかつ大きな剛性が得られる鋼管が用いられ、この
鋼管を形成するのにプレス成形による例が種々提案され
ている。
【0003】特開平4−238725号公報に記載され
たドアサイドビーム01は、図6に図示するように1枚の
平板状の高張力鋼板からなる帯金をプレス加工してビー
ム本体部02をパイプ状とするとともに、両端部に平板状
のブラケット03,03を一体に形成している。
【0004】ビーム本体部の相対する突き合わせ端縁02
a,02aは、口開きを防止するために、互いにアーク,
プラズマ溶接等の一般的溶接または圧接等の塑性変形に
よって結合される。
【0005】また特開平7−112612号公報に記載
されたドアサイドビーム05は、図7に図示するように帯
金をプレス成形し、両端に形成したブラケット07,07
と、これらブラケット07,07の間に連続一体的に形成さ
れたパイプ状のビーム本体06とからなり、ビーム本体06
は帯金を多重巻きとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の例では、ビーム
本体部02の突き合わせ端縁02a,02aを、口開きを防止
するために、互いに溶接または圧接等の塑性変形によっ
て結合しており、製造過程においてこの結合工程を必要
とするために生産性が良くない。
【0007】またビーム本体02に一体的に形成されたブ
ラケット03,03は、平板状をしており、したがって同ブ
ラケット03,03の基端部すなわちビーム本体02との連結
部に応力が集中する構造となっており、剛性不足で座屈
してしまいエネルギー吸収量が少なくなってしまう。
【0008】後者の例では、ビーム本体06が帯金を多重
巻きとしているので、口開きのおそれはなく溶接等の結
合工程を必要としないが、多重巻き加工が面倒であると
ともに、構造が複雑で重量が嵩む欠点がある。またブラ
ケット07,07の基端部に応力が集中する点において、前
者の例と同じであり、剛性不足で座屈してしまいエネル
ギー吸収量が少なくなってしまう不具合がある。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、簡単な構造で加工が容易で軽
量であるにもかかわらず十分な剛性が確保できるドアサ
イドビームを供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、車両のドア内部にドア幅
方向に指向してビーム本体が両端に固着されたブラケッ
トを介して架設されるドアサイドビームにおいて、前記
ビーム本体は、鋼板をパイプ状にプレス成形してなり、
前記ブラケットは、半円筒状凹部が形成された板部材で
あり、その半円筒状凹部が前記ビーム本体の端部の突き
合わせ端縁を覆うようにして嵌合固着されたドアサイド
ビームとした。
【0011】ビーム本体の端部の突き合わせ端縁は、ブ
ラケットの半円筒状凹部に覆われてブラケットが嵌合固
着されるので、口開きを防止のための突き合わせ端縁の
溶接等の結合が不要であり、加工工程が簡素化され生産
性の向上を図ることができる。またブラケットの半円筒
状凹部にビーム本体の端部が嵌合固着されるので、ブラ
ケットの基端部である固着部の剛性は高く、十分なブラ
ケット部の剛性が確保できる。
【0012】前記ビーム本体の両端部に前記ブラケット
の半円筒状凹部が嵌合され両者が溶接されて固着された
請求項1記載のドアサイドビームとすることで、ドアサ
イドビームの製造を容易にするとともに、ビーム本体に
ブラケットを確実に固着することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図4に図示し説明する。図1は、本実
施の形態のドアサイドビーム1の分解斜視図であり、ビ
ーム本体2は、長尺矩形の鋼板をパイプ状にプレス成形
してなり、突き合わせ端縁2a,2a間は若干間隙を有
している。
【0014】突き合わせ端縁2a,2a間に間隙を有し
ているが、間隙を有せず互いに端縁2a,2aを実際に
突き合わせるようにしてもよいが、溶接等により結合す
ることはなく、したがって高い加工精度は要求されな
い。
【0015】一方同ビーム本体2の両端に固着されるブ
ラケット3は、矩形板状をしており、一辺にかかって半
円筒状に凹出した凹部3aが形成されている。凹部3a
の内周面が形成する円弧の直径は、ビーム本体2の外径
に略等しい。
【0016】車両のドアの内部において、ビーム本体2
は幅方向に指向して、かつ突き合わせ端縁2a,2aが
ドアの内方(車室内側)に向く姿勢で内装され、同ビー
ム本体2の両端に固着されるブラケット3,3は、凹部
3a,3aの開口をドアの外方(車外側)に向けた鉛直
姿勢であり、かかる姿勢のブラケット3,3の凹部3
a,3aに前記姿勢のビーム本体2の端部が外側から嵌
合し、両者が溶接されて固着される。図4の断面図に溶
接部4を示す。
【0017】図2は、ビーム本体2の両端にブラケット
3,3が嵌合し溶接された状態を示しており、ビーム本
体2のドア内方に向いた突き合わせ端縁2a,2aに対
し、ブラケット3,3は、ドア外方に開口を向けた凹部
3a,3aが相対して両端の突き合わせ端縁2a,2a
を覆うようにして嵌合している。
【0018】したがってビーム本体2の端縁2a,2a
間の口開きが両端部で防止されており、そのために端縁
2a,2a間を溶接等により結合する必要はなく、結合
工程を省略することができる。
【0019】またビーム本体2は、適当な精度でパイプ
状にプレス成形すればよく、かつ多重巻きに成形するこ
とはしないので、軽量であるとともにプレス加工が容易
であり、前記結合工程の省略と相俟って生産性を向上す
ることができる。
【0020】製造されたドアサイドビーム1は、ブラケ
ット3,3の半円筒状凹部にビーム本体2の両端部が嵌
合固着される構造であり、ブラケット3,3の基端部の
剛性は十分確保されているので、ドア外側から外力F
(図2に矢印で示す)が作用しても、ブラケット3,3
の基端部が剛性不足で座屈することはなく大きなエネル
ギーの吸収量を維持することができる。
【0021】本ドアサイドビーム1は、図2に示すよう
に構造が簡素化され、軽量で、低コストである。
【0022】次にビーム本体に環状部材を嵌合させた例
を図5に示す。すなわち本ドアサイドビーム11は、その
ビーム本体12およびブラケット13を、前記実施の形態の
ビーム本体2およびブラケット3と略同じくしている
が、鋼製の環状部材14をビーム本体12の中央部に嵌入し
ている。
【0023】環状部材14は、所定の内径を有し、ビーム
本体12の中央部に圧入され、ビーム本体12を所定径に確
実に維持することができるとともに、両端のブラケット
13,13と共にビーム本体12の端縁12a,12a間の口開き
を確実に防止することができる。また環状部材14は、ビ
ーム本体12の中央部の剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るドアサイドビーム
の分解斜視図である。
【図2】同ドアサイドビームの斜視図である。
【図3】図2における III−III 線に沿って截断した断
面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿って截断した断面図
である。
【図5】別の実施の形態におけるドアサイドビームの斜
視図である。
【図6】従来のドアサイドビームの斜視図である。
【図7】また別の従来のドアサイドビームの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ドアサイドビーム、2…ビーム本体、3…ブラケッ
ト、4…溶接部、11…ドアサイドビーム、12…ビーム本
体、13…ブラケット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア内部にドア幅方向に指向して
    ビーム本体が両端に固着されたブラケットを介して架設
    されるドアサイドビームにおいて、 前記ビーム本体は、鋼板をパイプ状にプレス成形してな
    り、 前記ブラケットは、半円筒状凹部が形成された板部材で
    あり、その半円筒状凹部が前記ビーム本体の端部の突き
    合わせ端縁を覆うようにして嵌合固着されたことを特徴
    するドアサイドビーム。
  2. 【請求項2】 前記ビーム本体の両端部に前記ブラケッ
    トの半円筒状凹部が嵌合され両者が溶接されて固着され
    たことを特徴とする請求項1記載のドアサイドビーム。
JP9731296A 1996-03-28 1996-03-28 ドアサイドビーム Pending JPH09263127A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9731296A JPH09263127A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 ドアサイドビーム

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JP9731296A JPH09263127A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 ドアサイドビーム

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JPH09263127A true JPH09263127A (ja) 1997-10-07

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ID=14188977

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JP9731296A Pending JPH09263127A (ja) 1996-03-28 1996-03-28 ドアサイドビーム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168378A1 (ja) 2012-05-07 2013-11-14 Jfeスチール株式会社 自動車ドア補強部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168378A1 (ja) 2012-05-07 2013-11-14 Jfeスチール株式会社 自動車ドア補強部材
CN104284790A (zh) * 2012-05-07 2015-01-14 杰富意钢铁株式会社 机动车门加强部件

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