JPH09262412A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JPH09262412A
JPH09262412A JP8111058A JP11105896A JPH09262412A JP H09262412 A JPH09262412 A JP H09262412A JP 8111058 A JP8111058 A JP 8111058A JP 11105896 A JP11105896 A JP 11105896A JP H09262412 A JPH09262412 A JP H09262412A
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horizontal drum
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outflow
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Takashi Takarabe
隆 財部
Hironori Nakatani
博宣 中谷
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Tokai Rika Service Co Ltd
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Takara Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストレーナの面積を拡げて濾過効率を上げ、
汚物や懸濁物等を破壊し除去でき、従来の濾過装置に比
べ少ない洗浄水で濾材の洗浄が可能とし、ストレーナの
着脱ができる濾過装置を提供すること。 【解決手段】粒状濾材からなる濾槽1と空間部2とが内
部上下方向に形成されている横型のドラム3と、この横
型のドラムの外からその軸心部を原水流入兼汚水流出用
第1流水部4が空間部内に位置している原水流入兼汚水
流出用第1流水管5と、前記横型のドラムの外からその
軸心部を貫通し濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部6が
濾槽内に位置している濾水流入兼洗浄水流出用第2流水
管7とを有する濾過装置において、濾過網8は、略板状
に多数のスリット8aで構成されたウェジワイヤーであ
って、蓋9の内面に付設され蓋9ととも着脱自在にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾材の洗浄機能を
有する濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の濾過装置として、濾
層表面に対して洗浄水を噴出させて濾材を洗浄する装
置、濾床の底から逆洗浄水と共に空気を圧送して攪拌し
て濾材を洗浄する装置等がある。しかし、従来のものは
濾材の洗浄が不十分であったり、濾材の洗浄に大容量の
洗浄水と時間とを要したり、それらの装置が複雑で大型
化すると云う欠点がある。
【0003】そこで、本発明者等は、前記した実情に鑑
み、先に濾材の洗浄が十分に行うことができ、簡素化と
小型化を図るとともに、濾過能力の向上をも図る濾過装
置を提案した(特公昭61−41246号公報参照)。
この濾過装置は、図11に示すように、粒状濾材からな
る濾槽101と空間部102とが内部上下方向に形成さ
れていて、回転可能に支持されている横型のドラム10
3と、この横型のドラム103の外からその軸心部を貫
通し原水流入兼汚水流出用第1流水部104が空間部2
内に位置している原水流入兼汚水流出用第1流水管10
5と、前記横型のドラム103の外からその軸心部を貫
通し瀘水流入兼洗浄水流出用第2流水部106が濾槽1
内に位置している濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管1
07とを有している。
【0004】前記第1流水管105と、第2流水管10
7とは、横型のドラム103の回転時に回転しないよう
に架台108に固定されていると共に、それぞれドラム
103の反対方向から、その軸心部を貫通してドラム1
03内に至っている。このドラム103は、その回転軸
心線上に延在する第1流水管105と第2流水管107
との一部分を固定軸として図示していないモータの駆動
力によって回転する。また、その軸心線上に延在する第
1流水管105と第2流水管107との一部分は同一の
管体で形成されていて、その中途が仕切り部材109に
より仕切られていることにより第1流水管105と第2
流水管107とが構成されている。そして、第2流水管
107の第2流水部106は、第2流水口110が設け
られている部分111がフィルタ網112で包覆されて
いると共に、濾材洗浄時にフィルタ網112の内表面に
摺接する摺接部材113がフィルタ網112と上記部分
111に介在して形成されている。この摺接部材113
は、第2流水口110が設けられている部分に巻回させ
た螺旋状の線状部材により形成されている。第2流水部
106とフィルタ網112と摺接部材113とがストレ
ーナSを構成している。また、横型のドラム103の内
周面にはドラム103の回転時に粒状濾材の移動を補助
する攪拌材114が設けられている。
【0005】また、特開平7−171313号公報のよ
うに、回転体内に通水孔を設けた仕切り板で上下を三分
割して濾過空間部を形成し、該濾過空間部に粒状濾材を
回転体の回転にともない空間部内を転動可能にしたもの
があるが、単に通水孔を設けた仕切り板で上下を三分割
し空間を作るというものであって、ストレーナとしての
機能を積極的に期待するものではない。
【0006】しかして、図11の従来装置では、ストレ
ーナの面積が限られた部位にしか設けることができない
ので、その濾過の機能のための面積が小さく効率が低い
し、逆洗時間がかかるし、それだけ大流量の洗浄水が必
要である。また、固定されたストレーナでは粒状濾材と
の擦り合わせが大きいが、それだけ損傷等がひどいので
その交換等のメンテナンスが大変であった。また、特開
平7−171313号公報のようなものでは、逆洗手段
がなく、粒状濾材との擦り合わせのみでは、上の仕切り
板の通水孔上に汚物が詰つた状態になったり、または濾
材内の捕集された懸濁物は下の仕切り板の上の通水孔上
に詰つた状態になったりし、濾過機能の低下につなが
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、第1に、濾過
網の面積を拡げて濾過効率を上げるとともに、逆洗時に
濾過網に濾材を摺動接触させて、無理なく濾過網に付着
した汚物や懸濁物等を破壊し除去でき、かつ従来の固定
式濾過装置に比べて略1/10という少ない洗浄水で濾
材の洗浄が可能な濾過装置を提供すること。
【0008】第2に、第1の課題に加えて、濾水流入兼
洗浄水流出用第2流水部を横型のドラムの外に配設した
ことにより、ドラム内にデットスペースを作らずに、全
部を濾槽にすることができたので、より横型のドラムを
それだけ小型にできる濾過装置を提供すること。第3
に、第1又は第2の課題に加えて、簡単に濾過網の着脱
ができるので補修や濾過網の清掃或いは汚れに応じた濾
過網の適用が簡単にできる濾過装置を提供すること。第
4に、第1乃至第3のいずれかの課題に加えて、濾過網
を蓋の内面に付設し蓋ととも着脱自在にしたことで、よ
り一層簡単に誰にでも濾過網の着脱ができるので補修や
濾過網の清掃或いは汚れに応じた濾過網の適用がより一
層簡単にできる濾過装置を提供すること。
【0009】第5に、第1乃至第4のいずれかの課題に
加えて、濾過網をウェジワイヤーであって、洗浄時に上
記スリットの方向が横型のドラムの回転方向と同じにし
たことで、ドラムの内壁と粒状濾材との擦り合わせがス
ムーズにでき粒状濾材を破壊することなく、それでいて
捕集された懸濁物をより無理なく簡単に略完全に除去で
きる濾過装置を提供すること。第6に、第1乃至第5の
いずれかの課題に加えて、横型のドラムの回転を揺動運
動としたことにより、濾過網と濾材との擦り合わせが往
復運動により捕集された懸濁物をより無理なく除去でき
る濾過装置を提供すること。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1に、粒状濾材からな
る濾槽と空間部とが内部上下方向に形成されている横型
のドラムと、この横型のドラムの外からその軸心部を原
水流入兼汚水流出用第1流水部が空間部内に位置してい
る原水流入兼汚水流出用第1流水管と、前記横型のドラ
ムの外からその軸心部を貫通し濾水流入兼洗浄水流出用
第2流水部が濾槽内に位置している濾水流入兼洗浄水流
出用第2流水管とを有する濾過装置において、前記濾槽
内には前記横型のドラムと共に回転し、前記濾水流入兼
洗浄水流出用第2流水部と連通する板状の濾過網を付設
したことをことを特徴とする濾過装置を要旨とする。
【0011】第2に、粒状濾材からなる濾槽と空間部と
が内部上下方向に形成されている横型のドラムと、この
横型のドラムの外からその軸心部を原水流入兼汚水流出
用第1流水部が空間部内に位置している原水流入兼汚水
流出用流水管と、濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管が
横型のドラムの外に配設し、該配管が濾槽内に位置して
いる濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部と連通するとと
もに、前記濾槽内には前記横型のドラムと共に回転し、
前記濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部と連通するする
板状の濾過網を付設したことをことを特徴とする濾過装
置を要旨とする。第3に、板状の濾過網は、横型のドラ
ムに着脱自在にしたことを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の濾過装置を要旨とする。第4に、板状の濾
過網は、蓋の内面に付設され蓋とともに着脱自在にした
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項
に記載の濾過装置を要旨とする。第5に、濾過網は、略
板状板に切込みにより形成された多数のスリットとで構
成されたウェッジワイヤーであって、洗浄時に上記スリ
ットの方向が横型のドラムの回転方向と同じにしたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記
載の濾過装置を要旨とする。第6に、濾過装置の横型の
ドラムの回転を揺動運動としたことを特徴とする請求項
1乃至請求項5のいずれか1項に記載の濾過装置を要旨
とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の濾過装置について、第1実施
例に基ずいて説明する。図1乃至図3に示すように、粒
状濾材からなる濾槽1と空間部2とが内部上下方向に形
成されている横型のドラム3と、この横型のドラム3の
外からその軸心部を貫通し原水流入兼汚水流出用第1流
水部4が空間部2内に位置している原水流入兼汚水流出
用第1流水管5と、前記横型のドラム3の外からその軸
心部を貫通し瀘水流入兼洗浄水流出用第2流水部6が濾
槽1内に位置している濾水流入兼洗浄水流出用第2流水
管7とを有する濾過装置において、板状の種々(例えば
金網、金属製や合成樹脂製の多孔板等)な濾過網8を横
型のドラム3の濾槽1内に直接或いはフランジ等に溶接
或いは接着等で固定され、或いは好ましくは蓋9の内面
の略全面に蓋の4方端に設けた口字状の部材やフランジ
10を介して溶接等で固定され、または、濾槽1内に或
いは蓋9の内面にボルト・ナット11等で着脱自在に付
設してある。この口字状の部材やフランジ10によって
濾過網8は、横型のドラム3の内面と略面一に付設され
ている。また、濾過網8と蓋9との間隙13に濾過され
た濾水が集水され又は洗浄水(原水でもよい、以下洗浄
水という)を通水させるため濾水流入兼洗浄水流出用第
2流水部6と連通されている。この蓋9は横型のドラム
3にボルト・ナット12等で着脱自在に取付けられてい
る。
【0013】そして、蓋の裏面の略全面に付設した略板
状の濾過網8を、横型のドラム、3の全長幅に亘って設
けた場合を図8、図9に基づいて説明する、図9(イ)
に示すように、蓋の裏面の略中央一面に好ましくはウェ
ッジワイヤーの上下左右の縁部を部材やフランジ10を
介してボルト・ナットで交換自在に取り付けてある。ま
た、図9(ロ)に示すように、ウェッジワイヤー8の一
部には後述のスリット8cが設けられているが、このス
リット8cを穿設しない部位8dを設け、この部位8d
に短管8eを溶接等で取り付けて、この短管8eを図8
に示すように、濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管7に
嵌合させることで蓋が着脱自在に取付けられている。こ
の嵌合部位を互いテーパを付けた管としてもよいし、嵌
合部位にOリング等のパッキングを凹所をいずれかの管
に穿設して、パッキングを埋設してもよい。図示してい
ないが、蓋9を横型のドラム3の上方に設け、濾過網8
を横型のドラム3の下方の全幅或いは一部分にドラム3
に設けた部材やフランジにボルト・ナット或いはドラム
内壁に設けた溝に嵌め込み等で交換できるように着脱自
在に取付けてもよい。また、図4に示すように、好まし
くは、濾過網8はウェッジワイヤーであって、板状板に
切込み8a…、8bにより形成された多数のスリット8
c…とで構成させる。さらに、図6、図7に示すよう
に、スリット8a…、8b…と交互に押込まれた窪み8
´c…により構成され、この窪み8´cと板状の下面と
の隙間が所望の濾材の径より小さくした構成としてもよ
い。図3に示したように、蓋とその内面に付設したウェ
ッジワイヤーの濾過網8とは横型のドラム3の曲面と一
致させてもよいし、濾過網8のみは偏平状や平面状とし
ても作用上差異は生じないので、以下、本願発明におい
ては、これらの曲面或いは偏平状や平面状とを略板状と
いう。なお、図5に示したように、ウェッジワイヤーの
濾過網8の裏面にはスリット方向に対して直角方向に補
強棧8fを所望間隔おきに設けてあり、濾材や水の加重
により耐えれるようにスリット方向にも補強棧8gを所
望間隔おきに設けるとよい。なお、横型のドラム3は、
鉄製の円筒部と両端蓋部とで構成し溶接で一体にしても
よいし、合成樹脂で蓋部と底付きの円筒部とを成型し両
者を接着させてもよい。
【0014】また、この横型のドラム3と原水流入兼汚
水流出用第1流水管5とはダストシール14、グランド
パッキング15等を介在させた軸受け16で嵌合させ、
軸受け16と横型のドラム3の端壁とが固定されている
とともに、該軸受け16を付設されているギヤスプロケ
ット17がモータ18(7)駆動力で回転(プーリとベ
ルト駆動でもよい)させることで、基台19の支持枠2
0上で、支持枠20に120度間隔に取付けた3個のカ
ムフォロア(球面外輪)21…により横型のドラム3を
回転自在に支持させてある。さらに、濾過網8と連通さ
れている濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部6が濾槽1
内に位置し、該濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部6と
連通させる濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管7を横型
のドラム3の他端に軸受け22と一体的に固定され、該
軸受け22と基台19の支持枠20上で、支持枠20に
120度間隔に取付けた3個のカムフォロア(球面外
輪)23…とにより横型のドラム3を回転自在に支持さ
せてある。
【0015】なお、濾過網8を付設し連通されている濾
水流入兼洗浄水流出用第2流水部6が下になるように横
型のドラム3の回転が停止されるよう、横型のドラム3
の所望位置に図示していないカムを設け、該カムと接触
するカムスイッチとで濾水流入兼洗浄水流出用第2流水
部6が下になるように横型のドラム3の回転が停止され
るになっている。この機構は濾水流入兼洗浄水流出用第
2流水部6が下になるような位置をセンサー(図示して
いない)で検知したり、回転する軸受け等の回転角をセ
ンサー(図示していない)で検知して、濾水流入兼洗浄
水流出用第2流水部6が下になるように横型のドラム3
の回転を停止させてもよい。なお、軸受け22と回動し
なくかつ上記濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管7と連
通し合う固定管24とは、ダストシール、グランドパッ
キング15、グランド押え等を介して取付けられてい
る。また、バルブコントロール25が配管上にとりつけ
られ後述の原水や洗浄水を選択的に横型のドラム3内に
給配する。符号26は原水入口、符号27は処理水出
口、符号28は排水出口である。
【0016】また、上記実施例では、濾水流入兼洗浄水
流出用第2流水部6と連通させる濾水流入兼洗浄水流出
用第2流水管7を横型のドラム3の内部に配管してある
が、濾槽を広くするとともに濾材の回転時に濾水流入兼
洗浄水流出用第2流水管7に当たり邪魔になるというこ
とを防ぐために、図10に示すように、濾水流入兼洗浄
水流出用第2流水管7を横型のドラム3の外部に配管し
てもよい。そして、略板状の濾過網8を横型のドラム3
の全長幅の略全面に付設できるので、より一層の濾過効
率アップにつながる。また、図10に示したように、空
間部2内に位置している、原水流入兼汚水流出用第1流
水部4の先端に栓等をして第1流水部4の側壁から散水
したり、または原水流入兼汚水流出用第1流水部4を横
型のドラム3の全長幅に付設してもよい。このようにで
きるので効率の向上が可能である。さらに、横型のドラ
ム3の回転を揺動運動とし、好ましくは濾過網8を横型
のドラム3の内部中央部位に付設し、濾水流入兼洗浄水
流出用第2流水管7を横型のドラム3の外部に配管する
と、小さい動力でドラム3を小型化できるし、モータ1
8の正逆転、或いは横型のドラム3に設けた図示してい
ないピニオンと往復運動するラック等で揺動運動させれ
ばよい。なお、横型のドラム3の任意場所、或いは蓋に
内部を観察できる点検窓を付設してもよい。また、図2
に示すように、この濾過装置の全体を屋根付きカバー3
0で覆い、持ち運びできるようにしてある。
【0017】そして、濾過装置において、原水は、図1
中の実線矢印で示すように、原水入口26→管29→第
1流水管5→第1流水部4→空間部2→濾層表面→濾層
1→略板状の濾過網8→第2流水部6→第2流水管7を
経て処理水出口28される。次ぎに、濾過装置の濾材洗
浄作用について説明する。洗浄水(原水でもよい)をポ
ンプ(図示せず)の作動等により第2流水管7からドラ
ム3内に点線矢印のように継続的に流入されるようにす
ると共に、ドラム3を駆動手段17〜19等で駆動させ
る。それにより、ドラム3が回転して、濾層1内の粒状
濾材が安息角よりおおきくなると崩れだし、粒状濾材同
志が擦り合わされ、粒状濾材の付着濁質を解離させ、か
つ、粒状濾材がドラム3内に付設された略板状の濾過網
8とも擦り合わされ、この略板状の濾過網8の付着濁質
を解離させるので特に従来の濾過装置に比べて小容量の
洗浄水で洗浄できる。これらの解離した付着濁質は、洗
浄水のながれである点線矢印で示すように、原水入口2
6→第2流水管7→第2流水部6→第2流水部6の略板
状の濾過網8→濾層1→濾層表面→空間部2→第1流水
部4→第1流水管5を経て外部に排水出口27される。
したがって、この濾過装置の濾材洗浄は、粒状濾材がド
ラム3内に付設された略板状の濾過網と擦り合わされ、
この略板状の濾過網の付着濁質を解離させるのと、また
粒状濾材同志が擦り合わされ、粒状濾材の付着濁質を解
離させるのと、濾層1内における第2流水部6からの洗
浄水の流出との相乗効果により略完壁に行われる。次ぎ
に、これら各実施例の攪拌装置の使い方について説明す
ると、通常の濾過装置として所定時間利用して、濾材を
逆洗浄水する際に、横型のドラムの駆動手段で回転さ
せ、ドラムの内周面で濾材を崩落させ、強制的に濾材同
志と、濾材と略板状の濾過網とを擦り合わして付着濁質
を解離させる。また、濾過網を交換するには、蓋の裏面
に取り付けられてある場合の濾過網では、濾材が蓋のな
い位置で蓋の取り外しがしやすい位置に横型のドラムの
回転を止めれば、濾材がこぼれることなく、簡単に蓋と
ともに外せて、交換が楽にできる。
【0018】
【発明の効果】第1に、濾過網の面積を拡げて濾過効率
を上げれた、逆洗時に横型のドラムを回転させるので、
濾過網に濾材が摺動接触されて無理なく、それでいて濾
材の動きで濾過網に付着した汚物や懸濁物等を破壊し除
去できるし、洗浄水が従来の固定式濾過装置に比べて略
1/10という大幅に節水できるとともに短時間で洗浄
できる。第2に、第1の効果に加えて、濾水流入兼洗浄
水流出用第2流水管を横型のドラムの外に配設したこと
により、ドラム内の全部を広い濾槽にすることができた
ので、より一層の濾過効率ができ、ドラム内に流水管が
ないのでメンテナンスがより簡単にできるし、より横型
のドラムをそれだけ小型にできる。また、濾水流入兼洗
浄水流出用第2流水管が邪魔にならないので、空間部2
内に位置している原水流入兼汚水流出用第1流水部4を
横型のドラムの全長幅に亘って設けられるので、原水を
均一に散水できる。第3に、第1又は第2の効果に加え
て、また濾過網の着脱ができるので補修や濾過網の清掃
或いは汚れに応じた濾過網の適用が簡単にできる。第4
に、第1乃至第3のいずれかの効果に加えて、濾過網を
蓋の内面に付設し蓋ととも着脱自在にしたことで、より
一層簡単に誰にでも濾過網の着脱ができるので補修や濾
過網の清掃或いは汚れに応じた濾過網の適用がより一層
簡単にできる 第5に、第1乃至第4のいずれかの効果に加えて、濾過
網をウェッジワイヤーであって、洗浄時に上記スリット
の方向が横型のドラムの回転方向と同じにしたことで、
ドラムの内壁と粒状濾材との擦り合わせが面接触となる
のでスムーズにでき粒状濾材を破壊することなく、それ
でいて捕集された懸濁物をより無理なく簡単に略完全に
除去できる。第6に、第1乃至第5のいずれかの効果に
加えて、横型のドラムの回転をシンプルな揺動運動とし
たことにより、濾過網と濾材との擦り合わせ部位の範囲
で回転させるので、捕集された懸濁物をより無理なく除
去できるし、動力の節約にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による濾過装置の第1実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明による濾過装置の図1の右側面図であ
る。
【図3】本発明による濾過装置の図1の左側面図であ
る。
【図4】本発明による板状の濾過網の一部拡大平面図で
ある。
【図5】本発明による図4の裏面の一部拡大平面図であ
る。
【図6】本発明による板状の他の実施例の濾過網の一部
拡大平面図である。
【図7】本発明による図6のA−A断面図である。
【図8】本発明による板状の濾過網を蓋の裏面に取り付
けた拡大平面図である。
【図9】(イ)と(ロ)とは、本発明による図8のA−
A断面図である。
【図10】本発明による濾過装置の第2実施例を示す濾
過装置の断面図である。
【図11】従来の濾過装置の断面図である。
【符号の説明】
1 濾層 2 空間部 3 横型のドラム 4 第1流水部 5 第1流水管 6 第2流水部 7 第2流水管 8 濾過網(ウェッジワイヤー) 9 蓋 10 部材又はフランジ 11 ボルト・ナット 16、22 軸受け 18 モータ 19 基台 20 支持枠 21、23 カムフォロア 24 固定管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒状濾材からなる濾槽(1)と空間部
    (2)とが内部上下方向に形成されている横型のドラム
    (3)と、この横型のドラム(3)の外からその軸心部
    を原水流入兼汚水流出用第1流水部(4)が空間部
    (2)内に位置している原水流入兼汚水流出用第1流水
    管(5)と、前記横型のドラム(3)の外からその軸心
    部を貫通し濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部(6)が
    濾槽(1)内に位置している濾水流入兼洗浄水流出用第
    2流水管(7)とを有する濾過装置において、 前記濾槽(1)内には前記横型のドラム(3)と共に回
    転し、前記濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部(6)と
    連通する板状の濾過網(8)を付設したことを特徴とす
    る濾過装置。
  2. 【請求項2】粒状濾材からなる濾槽(1)と空間部
    (2)とが内部上下方向に形成されている横型のドラム
    (3)と、この横型のドラム(3)の外からその軸心部
    を原水流入兼汚水流出用第1流水部(4)が空間部
    (2)内に位置している原水流入兼汚水流出用流水管
    (5)と、濾水流入兼洗浄水流出用第2流水管(7)が
    横型のドラム(3)の外に配設し、該配管が濾槽(1)
    内に位置している濾水流入兼洗浄水流出用第2流水部
    (6)と連通させるとともに、前記濾槽(1)内には前
    記横型のドラム(3)と共に回転し、前記濾水流入兼洗
    浄水流出用第2流水部(6)と連通するする板状の濾過
    網(8)を付設したことをことを特徴とする濾過装置。
  3. 【請求項3】板状の濾過網(8)は、横型のドラム
    (3)に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の濾過装置。
  4. 【請求項4】板状の濾過網(8)は、蓋の内面に付設さ
    れ蓋とともに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の濾過装置。
  5. 【請求項5】濾過網(8)は、略板状板に切込み(8
    a)…、(8b)により形成された多数のスリット(8
    c)…とで構成されたウェッジワイヤーであって、洗浄
    時に上記スリットの方向が横型のドラム(3)の回転方
    向と同じにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載の濾過装置。
  6. 【請求項6】濾過装置の横型のドラム(3)の回転を揺
    動運動としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載の濾過装置。
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