JPH0926227A - エンジン式冷房装置 - Google Patents

エンジン式冷房装置

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JPH0926227A
JPH0926227A JP7171957A JP17195795A JPH0926227A JP H0926227 A JPH0926227 A JP H0926227A JP 7171957 A JP7171957 A JP 7171957A JP 17195795 A JP17195795 A JP 17195795A JP H0926227 A JPH0926227 A JP H0926227A
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JP
Japan
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refrigerant
liquid
condenser
cooling
heat transfer
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Pending
Application number
JP7171957A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiki Kitamura
清貴 北村
Akira Yanagida
昭 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH0926227A publication Critical patent/JPH0926227A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房能力の低減が容易なエンジン式冷房装置
の提供。 【構成】 圧縮式冷凍サイクル2と、空冷式熱交換器3
1、吸収器伝熱管32、凝縮器伝熱管34、冷却液ポン
プ35を環状接続してなる冷却液回路3と、エンジンを
冷却して昇温した温水により吸収液を加熱する低温再生
器51、冷媒蒸気を凝縮させる凝縮器52、液冷媒が送
り込まれる蒸発器53、冷媒蒸気を低温再生器51から
送られる吸収液に吸収させる吸収器54を順に環状接続
した低温側吸収サイクル5とを組み合わせて構成される
エンジン式冷房装置Bにおいて、三方弁7を操作して、
凝縮器伝熱管34へ冷却水を流さない様にする事により
冷房能力を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン式冷房装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、
圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液化させる冷媒
凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張させる膨張
弁、及び減圧膨張により低温低圧になった冷媒を蒸発さ
せる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧縮式冷凍サイ
クルと、温水(エンジン冷却水)を用いて吸収液を加熱
する再生器、該再生器内で蒸発した冷媒蒸気を凝縮させ
る凝縮器、該凝縮器で凝縮した液冷媒が送り込まれる蒸
発器、該蒸発器に併設し前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気
を再生器から送られた高濃度の吸収液に吸収させる吸収
器、吸収により低濃度になった吸収器内の吸収液を前記
再生器に戻す溶液ポンプを有する吸収サイクルとを組み
合わせて構成されるエンジン式冷房装置が知られてい
る。このエンジン式冷房装置では、エンジンの排熱が有
効に利用でき、冷房能力が、圧縮式冷凍サイクルの冷房
能力の約1.4倍となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の圧縮式冷凍サイ
クルにおいて、冷房能力を大幅に抑制する技術としてホ
ットガスバイパス(冷媒圧縮機が吐出する高温高圧冷媒
を冷媒蒸発器の入口側へバイパスさせる)方式が知られ
ている(例えば、特開昭61- 291868号公報)。
しかし、圧縮式冷凍サイクルと吸収サイクルとを組み合
わせて構成されるエンジン式冷房装置では、吸収サイク
ルの蒸発器から吸収器に冷媒蒸気を常時、送り込む必要
があるので、上記ホットガスバイパス方式の適用は困難
である。つまり、上記エンジン式冷房装置において、冷
房能力を低減する場合には、吸収サイクルの安定化を図
る(吸収液の晶析防止)為、圧縮式冷凍サイクルの冷凍
能力の低減に対応して吸収サイクルの冷凍能力を低減す
る必要がある。
【0004】具体的にはエンジン回転数を落とすととも
に、冷媒圧縮機の容量を調節する。これにより、圧縮式
冷凍サイクルの冷凍能力が下がり、エンジンを冷やす冷
却水の温度(温水温度)が下がるので吸収サイクルの冷
凍能力も下がる。しかし、この方法では、両サイクルの
バランスを取る必要があるので限界があり、冷房能力を
大きく低減できない。本発明の目的は、冷房能力の低減
が容易なエンジン式冷房装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)燃料を燃焼して回転動力を発生するエンジンと、
該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、
圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液化させる冷媒
凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張させる減圧手
段、及び減圧膨張により低温低圧になった冷媒を蒸発さ
せる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧縮式冷凍サイ
クルと、前記エンジンの排熱により吸収液を加熱する再
生器、該再生器内で蒸発した冷媒蒸気を冷却して凝縮さ
せる凝縮器、前記蒸発器伝熱管を配設し前記凝縮器で凝
縮した液冷媒が送り込まれる蒸発器、及び該蒸発器で蒸
発した冷媒蒸気を前記再生器から送られる高濃度の吸収
液に吸収させる吸収器を順に環状接続して前記吸収液を
循環させる吸収サイクルとを備えたエンジン式冷房装置
において、冷房能力の低減を、前記吸収サイクルの前記
凝縮器の作動を停止する事により行う。
【0006】(2)燃料を燃焼して回転動力を発生する
エンジンと、該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する
冷媒圧縮機、圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液
化させる冷媒凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張
させる減圧手段、及び減圧膨張により低温低圧になった
冷媒を蒸発させる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧
縮式冷凍サイクルと、空冷式熱交換器、吸収器伝熱管、
凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり、冷却液ポンプに
より冷却液を循環させる冷却液回路と、前記エンジンの
排熱を用いて吸収液を加熱する再生器、該再生器内で蒸
発した冷媒蒸気を前記凝縮器伝熱管内を流れる冷却液で
冷却して凝縮させる凝縮器、前記蒸発器伝熱管を配設し
前記凝縮器で凝縮した液冷媒が送り込まれる蒸発器、該
蒸発器に併設し前記吸収器伝熱管が配設され前記蒸発器
で蒸発した冷媒蒸気を前記再生器から送られる高濃度の
吸収液に吸収させる吸収器、及び吸収により低濃度にな
った吸収器内の吸収液を前記再生器に戻す溶液ポンプを
有する吸収サイクルとを備えたエンジン式冷房装置にお
いて、前記凝縮器伝熱管を通過する冷却液の液量をゼロ
にする事が可能な冷却液バイパス手段を設ける。
【0007】(3)上記(1) 又は(2) の構成を有し、前
記再生器内の吸収液は、前記エンジンが排出する高温の
排気ガス、又は前記エンジンを冷却して昇温した温水、
又は前記エンジンの冷却と前記排気ガスとにより昇温し
た温水により加熱される。
【0008】(4)燃料を燃焼して回転動力を発生する
エンジンと、該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する
冷媒圧縮機、圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液
化させる冷媒凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張
させる減圧手段、及び減圧膨張により低温低圧になった
冷媒を蒸発させる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧
縮式冷凍サイクルと、空冷式熱交換器、吸収器伝熱管、
及び第1、第2凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり、
冷却液ポンプにより冷却液を循環させる冷却液回路と、
前記エンジンの排気ガスにより吸収液を加熱する高温再
生器、該高温再生器で蒸発した冷媒蒸気を前記第1凝縮
器伝熱管内を流れる冷却液で冷却して凝縮させる第1凝
縮器、前記蒸発器伝熱管の下流側を配設し前記第1凝縮
器で凝縮した液冷媒が送り込まれる第1蒸発器、該第1
蒸発器に併設し前記吸収器伝熱管の下流側が配設され前
記第1蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を前記高温再生器から
送られる高濃度の吸収液に吸収させる第1吸収器、吸収
により低濃度になった第1吸収器内の吸収液を前記高温
再生器に戻す第1溶液ポンプを有する高温側吸収サイク
ルと、前記エンジンの冷却を行って昇温した温水により
吸収液を加熱する低温再生器、該低温再生器で蒸発した
冷媒蒸気を前記第2凝縮器伝熱管内を流れる冷却液で冷
却して凝縮させる第2凝縮器、前記蒸発器伝熱管の上流
側を配設し前記第2凝縮器で凝縮した液冷媒が送り込ま
れる第2蒸発器、該第2蒸発器に併設し前記吸収器伝熱
管の上流側が配設され前記第2蒸発器で蒸発した冷媒蒸
気を前記低温再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収
させる第2吸収器、吸収により低濃度になった第2吸収
器内の吸収液を前記低温再生器に戻す第2溶液ポンプを
有する低温側吸収サイクルとを備えたエンジン式冷房装
置において、前記第1凝縮器伝熱管を通過する冷却液の
液量をゼロにする事が可能な第1バイパス手段と、前記
第2凝縮器伝熱管を通過する冷却液の液量をゼロにする
事が可能な第2バイパス手段とを設ける。
【0009】
【作用】
(請求項1について)再生器内の吸収液は、エンジンの
排熱により加熱されて冷媒が蒸発し、冷媒蒸気は吸収サ
イクルの凝縮器に送り込まれる。最大能力で運転する場
合、凝縮器は、送り込まれた冷媒蒸気を冷却して凝縮さ
せる。凝縮器で凝縮した液冷媒は蒸発器に送り込まれ、
液冷媒は蒸発器内で蒸発し、蒸発する際に蒸発器伝熱管
内を流れる液冷媒を冷却する。これにより、圧縮式冷凍
サイクルの冷凍能力が高まる。吸収器は、蒸発した冷媒
蒸気を、再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収させ
る。尚、吸収により濃度が低下した吸収液は再生器に戻
される。
【0010】冷房能力を低減する場合には凝縮器の作動
を停止する。作動停止は、再生器で蒸発した冷媒蒸気を
凝縮器を通さずに蒸発器に送る方法、又は冷媒蒸気を冷
却する為の冷却液を凝縮器に供給しない様にする方法等
により行う。この為、凝縮器で冷媒蒸気が凝縮せず、冷
媒蒸気の状態で蒸発器に送り込まれ、蒸発器伝熱管内を
流れる液冷媒を加熱する。これにより、圧縮式冷凍サイ
クルの冷凍能力が低減する。吸収器は、冷媒蒸気を、再
生器から送られる高濃度の吸収液に吸収させる。尚、吸
収により濃度が低下した吸収液は再生器に戻される。
【0011】(請求項2について)再生器内の吸収液
は、エンジンの排熱により加熱されて冷媒が蒸発し、冷
媒蒸気は吸収サイクルの凝縮器に送り込まれる。最大能
力で運転する場合には、凝縮器伝熱管に冷却液を流し、
凝縮器は、送り込まれた冷媒蒸気を冷却して凝縮させ
る。凝縮器で凝縮した液冷媒が蒸発器に送り込まれ、液
冷媒は蒸発器内で蒸発し、蒸発する際に蒸発器伝熱管内
を流れる液冷媒を冷却する。これにより、圧縮式冷凍サ
イクルの冷凍能力が高まる。吸収器は、蒸発した冷媒蒸
気を、再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収させ
る。吸収により低濃度となった吸収液は溶液ポンプによ
り再生器に戻される。
【0012】冷房能力を低減する場合には凝縮器伝熱管
に冷却液を流さず、凝縮器は、送り込まれた冷媒蒸気を
冷却しない。この為、凝縮器で冷媒蒸気が凝縮せず、冷
媒蒸気の状態で蒸発器に送り込まれ、蒸発器伝熱管内を
流れる液冷媒を加熱する。これにより、圧縮式冷凍サイ
クルの冷凍能力が低減する。吸収器は、冷媒蒸気を、再
生器から送られる高濃度の吸収液に吸収させる。吸収に
より低濃度となった吸収液は溶液ポンプにより再生器に
戻される。
【0013】(請求項3について)再生器内の吸収液
は、エンジンが排出する高温の排気ガス、又はエンジン
を冷却して昇温した温水、又はエンジンの冷却と排気ガ
スとにより昇温した温水の何れかにより加熱される。
【0014】(請求項4について)高温再生器内の吸収
液は、エンジンが排出する排気ガスにより加熱されて冷
媒が蒸発し、冷媒蒸気は高温吸収サイクルの第1凝縮器
に送り込まれる。低温再生器内の吸収液は、エンジンを
冷却して昇温した温水により加熱されて冷媒が蒸発し、
冷媒蒸気は低温吸収サイクルの第2凝縮器に送り込まれ
る。
【0015】最大能力で運転する場合には、第1、第2
バイパス手段を共に作動させず、第1、第2凝縮器伝熱
管に冷却液を流し、第1、第2凝縮器は、送り込まれた
冷媒蒸気を冷却して凝縮させる。第1、第2凝縮器で凝
縮した液冷媒は第1、第2蒸発器に送り込まれ、第1、
第2蒸発器内で蒸発し、蒸発する際に第1、第2蒸発器
伝熱管内を流れる液冷媒を冷却する。これにより、圧縮
式冷凍サイクルの冷凍能力が高まる。吸収器は、蒸発し
た冷媒蒸気を、再生器から送られる高濃度の吸収液に吸
収させる。吸収により低濃度となった各吸収器内の吸収
液は、第1、第2溶液ポンプにより高温再生器、低温再
生器に戻される。
【0016】中能力で運転する場合には、第1バイパス
手段を作動させ、第2バイパス手段を作動させず、第1
凝縮器伝熱管に冷却液を流さず、第2凝縮器伝熱管に冷
却液を流す。これにより、第1凝縮器は送り込まれた冷
媒蒸気を冷却せず、第2凝縮器は、送り込まれた冷媒蒸
気を冷却して凝縮させる。第2凝縮器で凝縮した液冷媒
が第2蒸発器に送り込まれ、液冷媒は第2蒸発器内で蒸
発し、蒸発する際に第2蒸発器伝熱管内を流れる液冷媒
を冷却する。第1凝縮器で冷媒蒸気が凝縮せず、冷媒蒸
気の状態で第1蒸発器に送り込まれ、第1蒸発器伝熱管
内を流れる液冷媒を加熱する。これにより、エンジン式
冷房装置は、冷房能力が低減して中能力になる。
【0017】小能力で運転する場合には、第1、第2バ
イパス手段を作動させ、第1、第2凝縮器伝熱管に冷却
液を流さない。これにより、第1、第2凝縮器は送り込
まれた冷媒蒸気を冷却しない。第1、第2凝縮器で冷媒
蒸気が凝縮されず、冷媒蒸気の状態で第1、第2蒸発器
に送り込まれ、第1、第2蒸発器伝熱管内を流れる液冷
媒を加熱する。これにより、エンジン式冷房装置は、冷
房能力が低減して小能力になる。第1、第2吸収器は、
冷媒蒸気を各再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収
させる。吸収により低濃度となった各吸収器内の吸収液
は、第1、第2溶液ポンプにより高温再生器、低温再生
器に戻される。
【0018】
【発明の効果】
(請求項1について)吸収サイクルの凝縮器の作動を停
止させるという簡単な操作でエンジン式冷房装置の冷房
能力を低減する事ができる。尚、凝縮器の作動を停止し
ても、吸収サイクル中の吸収液の循環は継続されるので
吸収液が晶析する等の不具合は発生しない。
【0019】(請求項2について)冷却液バイパス手段
を作動させる(冷却液が凝縮器伝熱管を通過しない様に
する)という簡単な操作でエンジン式冷房装置の冷房能
力を低減する事ができる。尚、凝縮器の機能を停止して
も、吸収サイクル中の吸収液の循環は継続されるので吸
収液が晶析する等の不具合は発生しない。
【0020】(請求項3について)吸収液を加熱する熱
源として、エンジンが排出する高温の排気ガス、エンジ
ンを冷却して昇温した温水、エンジンの冷却と排気ガス
とにより昇温した温水の何れかを使用する事ができる。
尚、使用する熱源の種類により、最大能力時におけるエ
ンジン式冷房装置の冷房能力、及び能力低減時における
冷房能力の度合を決定できる。
【0021】(請求項4について)各バイパス手段の一
方又は両方を作動させるという簡単な操作でエンジン式
冷房装置の冷房能力を所定能力に低減(二段階以上)す
る事ができる。例えば、第1バイパス手段のみ作動させ
る(第1凝縮器伝熱管を通過する冷却液の液量をゼロに
する)とエンジン式冷房装置の冷房能力は中能力に低減
する。又、第1バイパス手段及び第2バイパス手段を作
動させる(第1、第2凝縮器伝熱管を通過する冷却液の
液量をゼロにする)とエンジン式冷房装置の冷房能力は
小能力に低減する。尚、バイパス手段を作動させても、
各吸収サイクル中の吸収液の循環は継続されるので吸収
液が晶析する等の不具合は発生しない。
【0022】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項4に対応)を図
1〜図5に基づいて説明する。図1に示す如く、エンジ
ン式冷房装置Aは、エンジン1と、圧縮式冷凍サイクル
2と、冷却液回路3と、高温側吸収サイクル4と、低温
側吸収サイクル5と、三方弁6、7とを備える。
【0023】エンジン1は、ガソリンや軽油等の燃料を
燃焼して、排気ガス及び回転動力を発生する水冷式内燃
機関である。このエンジン1には、エンジン1を冷却す
るエンジン冷却水(以下温水と言う)を循環させる為の
温水配管11と、排気ガスを大気中に排出する為の排気
配管12とが接続される。尚、温水の循環は、図示しな
いウォータポンプによって行われる。
【0024】圧縮式冷凍サイクル2は、エンジン1によ
り駆動されるコンプレッサ21と、このコンプレッサ2
1で圧縮された高温高圧の冷媒(フロン)をクーリング
ファン10の送風101を受けて凝縮液化させる空冷式
の冷媒凝縮器22と、この冷媒凝縮器22から流出する
冷媒を貯留して液冷媒のみを流出するレシーバ23と、
蒸発器伝熱管24と、液冷媒を減圧膨張させる膨張弁2
5と、減圧膨張した低温低圧の冷媒を蒸発させる室内機
のエバポレータ26とにより構成され、これら各機能部
品は、夫々、冷媒配管によって連結されている。
【0025】冷却液回路3は、空冷熱交換器31と、吸
収器伝熱管32と、凝縮器伝熱管33(請求項4の第1
凝縮器伝熱管に相当;以下…に相当の記載を略する)
と、凝縮器伝熱管34(第2凝縮器伝熱管)と、冷却液
ポンプ35とを冷却液配管36〜39により環状接続し
てなる。空冷熱交換器31は、内部を通過する冷却液
(不凍液+水)をクーリングファン10の送風101を
受けて冷却するものであり、図1に示す様に、冷媒凝縮
器22より風上側に配置されている。尚、クーリングフ
ァン10はエンジン1により回転駆動される。
【0026】冷却液ポンプ35は、冷却液回路3内で冷
却液を循環させるものである。尚、空冷熱交換器31で
冷却された冷却液は、冷却液配管36→吸収器54(第
2吸収器)及び吸収器44(第1吸収器)の吸収器伝熱
管32→冷却液配管36→凝縮器伝熱管33→冷却液配
管37→凝縮器伝熱管34→冷却液配管38→冷却液ポ
ンプ35→冷却液配管39と流れ、空冷熱交換器31に
戻る(最大能力運転の場合)。
【0027】高温側吸収サイクル4は、高温再生器41
と、凝縮器42(第1凝縮器)と、蒸発器43(第1蒸
発器)と、吸収器44と、溶液熱交換器45と、溶液ポ
ンプ46とにより構成される。又、低温側吸収サイクル
5は、低温再生器51と、凝縮器52(第2凝縮器)
と、蒸発器53(第2蒸発器)と、吸収器54と、溶液
熱交換器55と、溶液ポンプ56とにより構成される。
尚、本実施例では、各吸収サイクルで使用する吸収液4
0、50は、水(冷媒)に臭化リチウム(吸収剤)を溶
かしたものである。
【0028】高温再生器41は、耐圧容器411(減圧
下)と、吸収液40に浸漬された状態で耐圧容器411
内に収容される伝熱管412とにより構成される。この
高温再生器41では、排気配管12を介してエンジン1
から排出される高温(400℃〜500℃)の排気が伝
熱管412を通過する事により吸収液40を加熱し、吸
収液40中の水(冷媒)を蒸発させ、水蒸気は配管41
3を経て凝縮器42に向かう。この為、高温再生器41
内の吸収液40は、濃縮(臭化リチウムの含有率60重
量%前後)される。尚、濃縮された吸収液40は濃溶液
配管414を介して吸収器44内に噴霧される。
【0029】低温再生器51は、耐圧容器511(減圧
下)と、吸収液50に浸漬された状態で耐圧容器511
内に収容される温水配管11の伝熱管512とにより構
成される。この低温再生器51では、温水配管11を介
してエンジン1から供給される温水が伝熱管512を通
過する事により吸収液50を加熱し、吸収液50中の水
(冷媒)を蒸発させ、水蒸気は配管513を経て凝縮器
52に向かう。この為、低温再生器51内の吸収液50
は、濃縮(臭化リチウムの含有率60重量%前後)さ
れ、濃縮された吸収液50は濃溶液配管514を介して
吸収器54内に噴霧される。
【0030】凝縮器42は、隔壁420により二分され
る耐圧容器421(減圧状態)と、耐圧容器421の図
示右側空間内に収容され、内部を冷却水(40℃〜45
℃)が流れる凝縮器伝熱管33とにより構成される。そ
して、高温再生器41から送り込まれる水蒸気は、凝縮
器伝熱管33を流れる冷却水により冷却され水422に
なる。
【0031】凝縮器52は、隔壁420により二分され
る耐圧容器421(減圧状態)と、耐圧容器421の図
示左側空間内に収容され、内部を冷却水(40℃〜45
℃)が流れる凝縮器伝熱管34とにより構成される。そ
して、低温再生器51から送り込まれた水蒸気は、凝縮
器伝熱管34を流れる冷却水により冷却され水522に
なる。
【0032】耐圧容器8(容器内は減圧状態)は、異な
る圧力・温度が必要である為、隔壁80により、図示右
部(蒸発器43及び吸収器44)と、図示左部(蒸発器
53及び吸収器54)とに内部が分割されている。更
に、耐圧容器8の図示右部は、仕切り板81により蒸発
器43と吸収器44とに区画され、図示左部は、仕切り
板82により蒸発器53と吸収器54とに区画されてい
る。
【0033】蒸発器43、53は、耐圧容器8と、容器
内を二分割する隔壁80と、二分割された部屋を更に上
下に分割する仕切り板81、82と、耐圧容器8上部に
隔壁80を跨いで収容される蒸発器伝熱管24とにより
構成される。蒸発器伝熱管24は、圧縮式冷凍サイクル
2のレシーバ23と膨張弁25とを接続する冷媒配管2
7の一部であり、内部を高圧の液冷媒(フロン)が流れ
る。
【0034】蒸発器43、53において、凝縮器42、
52から水(冷媒)422、522が配管431、53
1を介して送り込まれ、この水(冷媒)422、522
は蒸発器伝熱管24上にノズル432、532から噴霧
され、蒸発器伝熱管24に当たって水滴は蒸発する。水
滴が気化する際、気化熱により、蒸発器伝熱管24内を
流れる液冷媒を冷却する。
【0035】吸収器44、54は、耐圧容器8と、容器
内を二分割する隔壁80と、二分割された部屋を更に上
下に分割する仕切り板81、82と、耐圧容器8下部に
隔壁80を跨いで収容される吸収器伝熱管32とにより
構成される。尚、吸収器伝熱管32内は、冷却水(約4
0℃〜45℃)が流れる。これら吸収器44、54で
は、蒸発器43、53で発生した水蒸気が、吸収器4
4、54内に噴霧される濃溶液(吸収液40、50)に
吸収される事により、底部に含有率が低下した(臭化リ
チウムの含有率55重量%前後)吸収液440、540
が溜まる。
【0036】第1溶液流通回路は、濃溶液配管414
と、希溶液配管415と、溶液ポンプ46と、溶液熱交
換器45とにより構成される。濃溶液配管414は、高
温再生器41で濃縮された吸収液40を吸収器44へ導
くものであり、基端(図示上方)が高温再生器41の容
器底部に連結され、先端(図示下方)が吸収器44(第
1吸収器)の上部内に位置し、濃縮された吸収液40を
噴霧する為のノズル416が複数設けられている。希溶
液配管415は、吸収により濃度が低下した吸収器44
内の吸収液440を高温再生器41へ戻す為の配管であ
り、基端(図示下方)が吸収器44の容器底部に連結さ
れ、先端(図示上方)が高温再生器41の容器上部に連
結されている。
【0037】溶液ポンプ46は、希溶液配管415中に
設けられ、吸収器44内の吸収液440を高温再生器4
1へ送り込む。溶液熱交換器45は、希溶液配管415
を流れる低温の吸収液440を、濃溶液配管414を流
れる高温の吸収液40により加熱する為のものである。
【0038】第2溶液流通回路は、濃溶液配管514
と、希溶液配管515と、溶液ポンプ56と、溶液熱交
換器55とにより構成される。濃溶液配管514は、低
温再生器51で濃縮された吸収液50を吸収器54へ導
くものであり、基端(図示上方)が低温再生器51の容
器底部に連結され、先端(図示下方)が吸収器54の上
部内に位置し、濃縮された吸収液50を噴霧する為のノ
ズル516が複数設けられている。
【0039】溶液ポンプ56は、希溶液配管515中に
設けられ、吸収器54内の吸収液540を低温再生器5
1へ送り込む。溶液熱交換器55は、希溶液配管515
を流れる低温の吸収液540を、濃溶液配管514を流
れる高温の吸収液50により加熱する為のものである。
【0040】三方弁6は、冷却液配管36- 冷却液配管
37間に配設され、最大能力運転の場合は、冷却液配管
36内を流れる冷却液を凝縮器伝熱管33を介して冷却
液配管37に流す。又、中能力運転や小能力運転の場合
には、冷却液配管36内を流れる冷却液を直接、冷却液
配管37に流す。三方弁7は、冷却液配管37- 冷却液
配管38間に配設され、最大能力運転や中能力運転の場
合は、冷却液配管37内を流れる冷却液を凝縮器伝熱管
34を介して冷却液配管38に流す。又、小能力運転の
場合には、冷却液配管37内を流れる冷却液を直接、冷
却液配管38に流す。
【0041】つぎに、エンジン式冷房装置Aの作動を説
明する。エンジン1の運転により発生する温水は、ウォ
ータポンプの作動により循環(エンジン1→温水配管1
1→低温再生器51の伝熱管512→温水配管11→エ
ンジン1)する。
【0042】高温再生器41では、耐圧容器411内の
吸収液40は、伝熱管412内を流れる排気ガスにより
加熱され、吸収液40中の冷媒(水)が蒸発して濃縮さ
れる。低温再生器51では、耐圧容器511内の吸収液
50は、伝熱管512内を流れる温水により加熱され、
冷媒(水)が蒸発して濃縮される。
【0043】高温再生器41、低温再生器51で蒸発し
た水蒸気(冷媒)は、それぞれ配管413、513を経
て凝縮器42、52に向かう。最大能力運転時には、凝
縮器42、52内に進入した水蒸気(冷媒)は、凝縮器
伝熱管33(第1凝縮器伝熱管)、34内を流れる冷却
水により冷却されて液化し、凝縮器42、52の底部に
水(冷媒)422、522が溜まる。そして、凝縮器4
2、52の底部に溜まった水422、522は、配管4
31、531を介して、ノズル432、532から蒸発
器43、53内に噴霧され、蒸発器伝熱管24に当たっ
て気化し、気化する際、気化熱により、蒸発器伝熱管2
4を流れる液冷媒を冷却する。
【0044】又、中能力運転時には、凝縮器伝熱管33
に冷却水が流れないので凝縮器42内に送り込まれた水
蒸気は凝縮せず、凝縮器52内にのみ水522が溜ま
る。そして、凝縮器52の底部に溜まった水522は、
配管531を介して、ノズル532から蒸発器53内に
噴霧され、蒸発器伝熱管24に当たって気化し、気化す
る際、気化熱により、蒸発器伝熱管24を流れる液冷媒
を冷却する。同時に、凝縮器42内に送り込まれた水蒸
気(冷媒)は、配管431を介してノズル432から蒸
発器43内に噴出し、蒸発器伝熱管24内を流れる液冷
媒を加熱する。
【0045】小能力運転時には、凝縮器伝熱管33、3
4に冷却水が流れないので凝縮器42、52内に送り込
まれた水蒸気(冷媒)は凝縮しない。凝縮器伝熱管3
3、34の何れにも冷却液が流れないので、凝縮器4
2、52内に送り込まれた水蒸気は、配管431、53
1を介してノズル432、532から蒸発器43、53
内に噴出し、蒸発器伝熱管24内を流れる液冷媒を加熱
する。
【0046】高温再生器41内の濃縮された吸収液40
は、濃溶液配管414を通って吸収器44内に導かれ、
ノズル416から吸収器伝熱管32に噴霧される。この
時、水蒸気(蒸発器43内で発生した水蒸気、又は凝縮
器42から送り込まれた水蒸気)は、ノズル416から
噴霧される濃い吸収液40に吸収され、吸収器44の底
部に溜まる。水蒸気を吸収して濃度の低下した吸収液4
40は溶液ポンプ46によって吸収器44から希溶液配
管415を通って高温再生器41内に戻される。尚、濃
溶液配管414を通る吸収液40と、希溶液配管415
を通る吸収液440は、溶液熱交換器45で熱交換され
る事により、吸収液40は冷却され、吸収液440は加
熱される。
【0047】低温再生器51の濃縮された吸収液50
は、濃溶液配管514を通って吸収器54内に導かれ、
ノズル516から吸収器伝熱管32に噴霧される。この
時、水蒸気(蒸発器53内で発生した水蒸気、又は凝縮
器52から送り込まれた水蒸気)は、ノズル516から
噴霧される濃い吸収液50に吸収され、吸収器54の底
部に溜まる。水蒸気を吸収して濃度の低下した吸収液5
40は溶液ポンプ56によって吸収器54から希溶液配
管515を通って低温再生器51内に戻される。尚、濃
溶液配管514を通る吸収液50と、希溶液配管515
を通る吸収液540は、溶液熱交換器55で熱交換され
る事により、吸収液50は冷却され、吸収液540は加
熱される。
【0048】一方、圧縮式冷凍サイクル2は、エンジン
1の運転によりコンプレッサ21が駆動される事によ
り、低圧側から吸引されたガス冷媒は、高温高圧状態で
高圧側から吐出する。この吐出された冷媒は、冷媒凝縮
器22でクーリングファン10の送風を受けて凝縮液化
した後、レシーバ23へ送られて気液分離され、液冷媒
のみが送り出される。
【0049】最大能力運転時には、圧縮式冷凍サイクル
2のレシーバ23を出た液冷媒は、低温側吸収サイクル
5で得られる冷凍能力によって過冷却され、この過冷却
された液冷媒は、高温側吸収サイクル4で得られる冷凍
能力によって更に過冷却される事により、大きなサブク
ールを得る事ができる。具体的には、図3のモリエル線
図(実線901)に示す様に、圧縮式冷凍サイクル2を
単独運転した場合の冷房能力に対して、低温側吸収サイ
クル5の冷凍能力によって約39%、高温側吸収サイク
ル4で得られる冷凍能力によって約25%、合わせて、
約64%の能力向上(最大能力時)が図れる(図2のデ
ューリング線図も参照)。
【0050】又、中能力運転時には、レシーバ23から
送り出された冷媒は、低温側吸収サイクル5の蒸発器5
3によって過冷却され、高温側吸収サイクル4の蒸発器
43によって加熱される。この場合は、図3のモリエル
線図(一点鎖線902)、及び図4のデューリング線図
に示す様に、冷房能力は、最大冷房能力の約69.5%
(圧縮式冷凍サイクル2を単独運転した場合の冷房能力
に対して114%)となる。
【0051】更に、小能力運転時には、レシーバ23か
ら送り出された冷媒は、低温側吸収サイクル5の蒸発器
53、及び高温側吸収サイクル4の蒸発器43によって
加熱される。この場合は、図3のモリエル線図(破線9
03)、及び図5のデューリング線図に示す様に、冷房
能力は、最大冷房能力の約21.95%(圧縮式冷凍サ
イクル2を単独運転した場合の冷房能力に対して36
%)となる。
【0052】つぎに、本実施例の、エンジン式冷房装置
Aの利点を述べる。 〔あ〕三方弁6を操作して凝縮器伝熱管33へ冷却水を
流さない様にすると、エンジン式冷房装置Aの冷房能力
を、最大冷房能力の約69.5%(圧縮式冷凍サイクル
2を単独運転した場合の冷房能力に対して114%)に
低下させることができる(中冷房能力)。尚、凝縮器伝
熱管33へ冷却水を流さない様にして、高温再生器41
で発生した水蒸気をノズル432から噴出させても吸収
器44の吸収機能に支障が出ないので、高温側吸収サイ
クル4の吸収液40、440が晶析する等の不具合が生
じない。
【0053】又、三方弁6、7を操作して、凝縮器伝熱
管33、34へ冷却水を流さない様にすると、エンジン
式冷房装置Aの冷房能力を、最大冷房能力の約21.9
5%(圧縮式冷凍サイクル2を単独運転した場合の冷房
能力に対して36%)に低下させることができる(小冷
房能力)。
【0054】凝縮器伝熱管33、34へ冷却水を流さな
い様にして、高温再生器41及び低温再生器51で発生
した水蒸気をノズル432、532から噴出させても吸
収器44の吸収機能に支障が出ないので、高温側吸収サ
イクル4、低温側吸収サイクル5の吸収液40、44
0、50、540が晶析する等の不具合が生じない。
【0055】〔い〕凝縮器伝熱管33、34への冷却水
の供給・供給停止(最大冷房能力、中冷房能力、小冷房
能力)を三方弁6、7の操作により行う構成であるの
で、少ない費用で能力低減を実現する事ができる。
【0056】つぎに、本発明の第2実施例(請求項1〜
3に対応)を図6に基づいて説明する。図6に示す如
く、エンジン式冷房装置Bは、エンジン1と、圧縮式冷
凍サイクル2と、冷却液回路3と、低温側吸収サイクル
5と、三方弁7とを備え、以下の点がエンジン式冷房装
置Aと異なる。
【0057】空冷熱交換器31で冷却された冷却液は、
吸収器54の吸収器伝熱管32(冷却液配管37)→凝
縮器伝熱管34→冷却液配管38→冷却液ポンプ35→
冷却液配管39と流れ、空冷熱交換器31に戻る(最大
能力運転の場合)。
【0058】本実施例では、吸収サイクルは、低温側吸
収サイクル5のみである。凝縮器52は、耐圧容器42
1(減圧状態)と、内部を冷却水(40℃〜45℃)が
流れる凝縮器伝熱管34とにより構成される。そして、
低温再生器51から送り込まれた水蒸気は、凝縮器伝熱
管34を流れる冷却水により冷却され水522になる。
【0059】耐圧容器8は、減圧状態とされ、仕切り板
82により蒸発器53と吸収器54とに区画されてい
る。蒸発器53において、凝縮器52から水(冷媒)5
22が配管531を介して送り込まれ、この水(冷媒)
は蒸発器伝熱管24上にノズル532から噴霧され、蒸
発器伝熱管24に当たって水滴は蒸発する。水滴が気化
する際、気化熱により、蒸発器伝熱管24を流れる液冷
媒を冷却する。蒸発器53で発生した水蒸気が吸収器5
4内に噴霧される濃溶液(吸収液50)に吸収される事
により、吸収器54の底部に含有率が低下した(臭化リ
チウムの含有率55重量%前後)吸収液540が溜ま
る。
【0060】三方弁7は、冷却液配管37- 冷却液配管
38間に配設され、能力セーブ運転の場合は、冷却液配
管37内を流れる冷却液を直接、冷却液配管38に流
す。
【0061】つぎに、エンジン式冷房装置Bの作動を説
明する。最大能力運転時には、圧縮式冷凍サイクル2の
レシーバ23を出た液冷媒は、低温側吸収サイクル5で
得られる冷凍能力によって過冷却される事により、圧縮
式冷凍サイクル2を単独運転した場合の冷房能力に対し
て約39%の能力向上が図れる。
【0062】又、能力セーブ運転の場合には、レシーバ
23から送り出された冷媒は、低温側吸収サイクル5の
蒸発器53によって加熱される。この場合、冷房能力
は、最大冷房能力の約37.2%(圧縮式冷凍サイクル
2を単独運転した場合の冷房能力に対して61%)とな
る。
【0063】つぎに、本実施例の、エンジン式冷房装置
Bの利点を述べる。 〔う〕三方弁7を操作して、凝縮器伝熱管34へ冷却水
を流さない様にすると、エンジン式冷房装置Bの冷房能
力を、最大冷房能力の約37.2%(圧縮式冷凍サイク
ル2を単独運転した場合の冷房能力に対して61%)に
低下させることができる(能力セーブ運転)。
【0064】尚、凝縮器伝熱管34へ冷却水を流さない
様にして、低温再生器51で発生した水蒸気をノズル5
32から噴出させても吸収器54の吸収機能に支障が出
ないので、低温側吸収サイクル5の吸収液50、540
が晶析する等の不具合が生じない。
【0065】〔え〕凝縮器伝熱管34への冷却水の供給
・供給停止(最大冷房能力、能力セーブ)を三方弁7の
操作により行う構成であるので、少ない費用で能力低減
を実現する事ができる。
【0066】つぎに、本発明の第3実施例(請求項1〜
3に対応)を図7に基づいて説明する。図7に示す如
く、エンジン式冷房装置Cは、エンジン1と、圧縮式冷
凍サイクル2と、冷却液回路3と、高温側吸収サイクル
4と、三方弁6とを備え、以下の点がエンジン式冷房装
置Aと異なる。
【0067】空冷熱交換器31で冷却された冷却液は、
吸収器44の吸収器伝熱管32(冷却液配管36)→凝
縮器伝熱管33→冷却液配管37→冷却液ポンプ35→
冷却液配管39と流れ、空冷熱交換器31に戻る(最大
能力運転の場合)。
【0068】本実施例では、吸収サイクルは、高温側吸
収サイクル4のみである。凝縮器42は、耐圧容器42
1(減圧状態)と、内部を冷却水(40℃〜45℃)が
流れる凝縮器伝熱管33とにより構成される。そして、
高温再生器41から送り込まれた水蒸気は、凝縮器伝熱
管33を流れる冷却液により冷却され水422になる。
【0069】耐圧容器8は、減圧状態とされ、仕切り板
81により蒸発器43と吸収器44とに区画されてい
る。蒸発器43において、凝縮器42から水(冷媒)が
配管431を介して送り込まれ、この水(冷媒)は蒸発
器伝熱管24上にノズル432から噴霧され、蒸発器伝
熱管24に当たった水滴は蒸発する。水滴が気化する
際、気化熱により、蒸発器伝熱管24を流れる液冷媒を
冷却する。蒸発器43で発生した水蒸気が吸収器44内
に噴霧される濃溶液(吸収液40)に吸収される事によ
り、吸収器44の底部に含有率が低下した(臭化リチウ
ムの含有率55重量%前後)吸収液440が溜まる。
【0070】三方弁6は、冷却液配管36- 冷却液配管
37間に配設され、能力セーブ運転の場合は、冷却液配
管36内を流れる冷却液を直接、冷却液配管37に流
す。
【0071】つぎに、エンジン式冷房装置Cの作動を説
明する。最大能力運転時には、圧縮式冷凍サイクル2の
レシーバ23を出た液冷媒は、高温側吸収サイクル4で
得られる冷凍能力によって過冷却される事により、圧縮
式冷凍サイクル2を単独運転した場合の冷房能力に対し
て約25%の能力向上が図れる。
【0072】能力セーブ運転の場合には、レシーバ23
から送り出された冷媒は、高温側吸収サイクル4の蒸発
器43によって加熱される。この場合、冷房能力は、最
大冷房能力の約60%(圧縮式冷凍サイクル2を単独運
転した場合の冷房能力に対して75%)となる。
【0073】つぎに、本実施例の、エンジン式冷房装置
Cの利点を述べる。 〔お〕三方弁6を操作して、凝縮器伝熱管33へ冷却水
を流さない様にすると、エンジン式冷房装置Cの冷房能
力を、最大冷房能力の約60%(圧縮式冷凍サイクル1
を単独運転した場合の冷房能力に対して75%)に低下
させることができる(能力セーブ運転)。又、凝縮器伝
熱管33へ冷却水を流さない様にして、低温再生器41
で発生した水蒸気をノズル432から噴出させても吸収
器44の吸収機能に支障が出ないので、高温側吸収サイ
クル4の吸収液40、440が晶析する等の不具合が生
じない。
【0074】〔か〕凝縮器伝熱管33への冷却水の供給
・供給停止(最大冷房能力、能力セーブ)を三方弁6の
操作により行う構成であるので、少ない費用で能力低減
を実現する事ができる。
【0075】つぎに、本発明の第4実施例(請求項1〜
3に対応)を図8に基づいて説明する。図8に示す如
く、エンジン式冷房装置Dは、エンジン1と、圧縮式冷
凍サイクル2と、冷却液回路3と、吸収サイクル9と、
三方弁7とを備え、以下の点がエンジン式冷房装置Aと
異なる。
【0076】空冷熱交換器31で冷却された冷却液は、
吸収器54の吸収器伝熱管32(冷却液配管37)→凝
縮器伝熱管34→冷却液配管38→冷却液ポンプ35→
冷却液配管39と流れ、空冷熱交換器31に戻る(最大
能力運転の場合)。
【0077】本実施例では、吸収サイクル9は、高温側
と低温側の両方を使用している。凝縮器52は、耐圧容
器421(減圧状態)と、内部を冷却液(40℃〜45
℃)が流れる凝縮器伝熱管34とにより構成される。そ
して、再生器91から送り込まれた水蒸気は、凝縮器伝
熱管34を流れる冷却水により冷却され水522にな
る。
【0078】耐圧容器8は、減圧状態とされ、仕切り板
82により蒸発器53と吸収器54とに区画されてい
る。蒸発器53において、凝縮器52から水(冷媒)5
22が配管531を介して送り込まれ、この水(冷媒)
は蒸発器伝熱管24上にノズル532から噴霧され、蒸
発器伝熱管24に当たって水滴は蒸発する。水滴が気化
する際、気化熱により、蒸発器伝熱管24を流れる液冷
媒を冷却する。吸収器54では、蒸発器53で発生した
水蒸気が吸収器54内に噴霧される濃溶液(吸収液9
0)に吸収される事により、底部に含有率が低下した
(臭化リチウムの含有率55重量%前後)吸収液540
が溜まる。
【0079】三方弁7は、冷却液配管37- 冷却液配管
38間に配設され、能力セーブ運転の場合は、冷却液配
管37内を流れる冷却液を直接、冷却液配管38に流
す。
【0080】つぎに、エンジン式冷房装置Dの作動を説
明する。最大能力運転時には、圧縮式冷凍サイクル2の
レシーバ23を出た液冷媒は、吸収サイクル9で得られ
る冷凍能力によって過冷却される事により、圧縮式冷凍
サイクル2を単独運転した場合の冷房能力に対して数十
%の能力向上が図れる。又、能力セーブ運転の場合に
は、レシーバ23から送り出された冷媒は、吸収サイク
ル9の蒸発器53によって加熱される。この場合、冷房
能力は、最大冷房能力の数十%のダウンとなる。
【0081】つぎに、本実施例の、エンジン式冷房装置
Dの利点を述べる。 〔き〕三方弁7を操作して、凝縮器伝熱管34へ冷却水
を流さない様にすると、エンジン式冷房装置Dの冷房能
力を、最大冷房能力の数十%、低下させることができる
(能力セーブ運転)。又、凝縮器伝熱管34へ冷却水を
流さない様にして、再生器91で発生した水蒸気をノズ
ル532から噴出させても吸収器54の吸収機能に支障
が出ないので、吸収サイクル9の吸収液90、540が
晶析する等の不具合が生じない。
【0082】〔く〕凝縮器伝熱管34への冷却水の供給
・供給停止(最大冷房能力、能力セーブ)を三方弁7の
操作により行う構成であるので、少ない費用で能力低減
を実現する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエンジン式冷房装置
の構成を示す模式図である。
【図2】そのエンジン式冷房装置が最大能力で作動して
いる場合のデューリング線図である。
【図3】そのエンジン式冷房装置が、最大能力、中能
力、小能力で作動している場合のモリエル線図である。
【図4】そのエンジン式冷房装置が中能力で作動してい
る場合のデューリング線図である。
【図5】そのエンジン式冷房装置が小能力で作動してい
る場合のデューリング線図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るエンジン式冷房装置
の構成を示す模式図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るエンジン式冷房装置
の構成を示す模式図である。
【図8】本発明の第4実施例に係るエンジン式冷房装置
の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
A〜D エンジン式冷房装置 1 エンジン 2 圧縮式冷凍サイクル 3 冷却液回路 4 高温側吸収サイクル(吸収サイクル) 5 低温側吸収サイクル(吸収サイクル) 6 三方弁(冷却液バイパス手段、第1バイパス手段) 7 三方弁(冷却液バイパス手段、第2バイパス手段) 21 コンプレッサ(冷媒圧縮機) 22 冷媒凝縮器 24 蒸発器伝熱管 25 膨張弁(減圧手段) 26 エバポレータ(冷媒蒸発器) 31 空冷熱交換器(空冷式熱交換器) 32 吸収器伝熱管 33 凝縮器伝熱管(第1凝縮器伝熱管) 34 凝縮器伝熱管(第2凝縮器伝熱管) 35 冷却ポンプ 40、50、440、540 吸収液 41 高温再生器(再生器) 42 凝縮器(第1凝縮器) 46 溶液ポンプ(第1溶液ポンプ) 43 蒸発器(第1蒸発器) 44 吸収器(第1吸収器) 51 低温再生器(再生器) 52 凝縮器(第2凝縮器) 53 蒸発器(第2蒸発器) 54 吸収器(第2吸収器) 56 溶液ポンプ(第2溶液ポンプ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼して回転動力を発生するエン
    ジンと、 該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、
    圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液化させる冷媒
    凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張させる減圧手
    段、及び減圧膨張により低温低圧になった冷媒を蒸発さ
    せる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧縮式冷凍サイ
    クルと、 前記エンジンの排熱により吸収液を加熱する再生器、該
    再生器内で蒸発した冷媒蒸気を冷却して凝縮させる凝縮
    器、前記蒸発器伝熱管を配設し前記凝縮器で凝縮した液
    冷媒が送り込まれる蒸発器、及び該蒸発器で蒸発した冷
    媒蒸気を前記再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収
    させる吸収器を順に環状接続して前記吸収液を循環させ
    る吸収サイクルとを備えたエンジン式冷房装置におい
    て、 冷房能力の低減を、前記吸収サイクルの前記凝縮器の作
    動を停止する事により行う事を特徴とするエンジン式冷
    房装置。
  2. 【請求項2】 燃料を燃焼して回転動力を発生するエン
    ジンと、 該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、
    圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液化させる冷媒
    凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張させる減圧手
    段、及び減圧膨張により低温低圧になった冷媒を蒸発さ
    せる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧縮式冷凍サイ
    クルと、 空冷式熱交換器、吸収器伝熱管、凝縮器伝熱管を順に環
    状接続してなり、冷却液ポンプにより冷却液を循環させ
    る冷却液回路と、 前記エンジンの排熱を用いて吸収液を加熱する再生器、
    該再生器内で蒸発した冷媒蒸気を前記凝縮器伝熱管内を
    流れる冷却液で冷却して凝縮させる凝縮器、前記蒸発器
    伝熱管を配設し前記凝縮器で凝縮した液冷媒が送り込ま
    れる蒸発器、該蒸発器に併設し前記吸収器伝熱管が配設
    され前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を前記再生器から送
    られる高濃度の吸収液に吸収させる吸収器、及び吸収に
    より低濃度になった吸収器内の吸収液を前記再生器に戻
    す溶液ポンプを有する吸収サイクルとを備えたエンジン
    式冷房装置において、 前記凝縮器伝熱管を通過する冷却液の液量をゼロにする
    事が可能な冷却液バイパス手段を設ける事を特徴とする
    エンジン式冷房装置。
  3. 【請求項3】 前記再生器内の吸収液は、前記エンジン
    が排出する高温の排気ガス、又は前記エンジンを冷却し
    て昇温した温水、又は前記エンジンの冷却と前記排気ガ
    スとにより昇温した温水により加熱される請求項1又は
    請求項2記載のエンジン式冷房装置。
  4. 【請求項4】 燃料を燃焼して回転動力を発生するエン
    ジンと、 該エンジンにより駆動され冷媒を圧縮する冷媒圧縮機、
    圧縮により高温高圧となった冷媒を凝縮液化させる冷媒
    凝縮器、蒸発器伝熱管、液冷媒を減圧膨張させる減圧手
    段、及び減圧膨張により低温低圧になった冷媒を蒸発さ
    せる冷媒蒸発器を順に環状接続してなる圧縮式冷凍サイ
    クルと、 空冷式熱交換器、吸収器伝熱管、及び第1、第2凝縮器
    伝熱管を順に環状接続してなり、冷却液ポンプにより冷
    却液を循環させる冷却液回路と、 前記エンジンの排気ガスにより吸収液を加熱する高温再
    生器、該高温再生器で蒸発した冷媒蒸気を前記第1凝縮
    器伝熱管内を流れる冷却液で冷却して凝縮させる第1凝
    縮器、前記蒸発器伝熱管の下流側を配設し前記第1凝縮
    器で凝縮した液冷媒が送り込まれる第1蒸発器、該第1
    蒸発器に併設し前記吸収器伝熱管の下流側が配設され前
    記第1蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を前記高温再生器から
    送られる高濃度の吸収液に吸収させる第1吸収器、吸収
    により低濃度になった第1吸収器内の吸収液を前記高温
    再生器に戻す第1溶液ポンプを有する高温側吸収サイク
    ルと、 前記エンジンの冷却を行って昇温した温水により吸収液
    を加熱する低温再生器、該低温再生器で蒸発した冷媒蒸
    気を前記第2凝縮器伝熱管内を流れる冷却液で冷却して
    凝縮させる第2凝縮器、前記蒸発器伝熱管の上流側を配
    設し前記第2凝縮器で凝縮した液冷媒が送り込まれる第
    2蒸発器、該第2蒸発器に併設し前記吸収器伝熱管の上
    流側が配設され前記第2蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を前
    記低温再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収させる
    第2吸収器、吸収により低濃度になった第2吸収器内の
    吸収液を前記低温再生器に戻す第2溶液ポンプを有する
    低温側吸収サイクルとを備えたエンジン式冷房装置にお
    いて、 前記第1凝縮器伝熱管を通過する冷却液の液量をゼロに
    する事が可能な第1バイパス手段と、前記第2凝縮器伝
    熱管を通過する冷却液の液量をゼロにする事が可能な第
    2バイパス手段とを設ける事を特徴とするエンジン式冷
    房装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007110854A3 (en) * 2006-03-26 2008-08-28 Vladimir Pogadaev Air conditioning system with an absorption compressor
CN104457019A (zh) * 2014-11-17 2015-03-25 浙江大学 一种热量内部循环利用常规压缩热泵/两级吸收复合制冷系统

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