JPH09262157A - ショーケースの陳列室の床に載置される棚装置 - Google Patents
ショーケースの陳列室の床に載置される棚装置Info
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- JPH09262157A JPH09262157A JP7683596A JP7683596A JPH09262157A JP H09262157 A JPH09262157 A JP H09262157A JP 7683596 A JP7683596 A JP 7683596A JP 7683596 A JP7683596 A JP 7683596A JP H09262157 A JPH09262157 A JP H09262157A
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 ショーケースの陳列室の床に載置され、
かつ、商品の表示部が良く見えて展示効果が向上する棚
装置を提供する。 【解決手段】 棚装置(31)は、陳列室(13)の左
右両側面が左右一対の側壁(16)で閉塞されているシ
ョーケース(1)の陳列室の床(8)に載置される。そ
して、この棚装置は、雛壇形式に形成されている上下複
数段の商品載置板(42,44)と、下段の商品載置板
の後端部と上段の商品載置板の前端部との間に設けられ
ている背面板(43)と、最下段の商品載置板の前端部
から下方に延在している前面板(41)と、前記商品載
置板の左右両端部を支持する左右一対の側板(34)と
を備えている。さらに、商品載置板は後側に行くほど低
くなるように傾斜している。また、側板は、商品載置板
の上面から上方へ突出していない。
かつ、商品の表示部が良く見えて展示効果が向上する棚
装置を提供する。 【解決手段】 棚装置(31)は、陳列室(13)の左
右両側面が左右一対の側壁(16)で閉塞されているシ
ョーケース(1)の陳列室の床(8)に載置される。そ
して、この棚装置は、雛壇形式に形成されている上下複
数段の商品載置板(42,44)と、下段の商品載置板
の後端部と上段の商品載置板の前端部との間に設けられ
ている背面板(43)と、最下段の商品載置板の前端部
から下方に延在している前面板(41)と、前記商品載
置板の左右両端部を支持する左右一対の側板(34)と
を備えている。さらに、商品載置板は後側に行くほど低
くなるように傾斜している。また、側板は、商品載置板
の上面から上方へ突出していない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を陳列するた
めの棚装置に関し、特に、ショーケースの陳列室の床に
載置される棚装置に関する。
めの棚装置に関し、特に、ショーケースの陳列室の床に
載置される棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショーケースに用いられている棚
装置は、ショーケースの陳列室の奥に設けられている支
柱に、棚ブラケットを上下方向に多段に配置し、この棚
ブラケットに棚板を載置することにより構成されてい
る。この様な棚装置では、下段の棚板に陳列されている
商品が、上段の棚板で遮られて見えにくくなり、商品の
展示効果が減少することがある。
装置は、ショーケースの陳列室の奥に設けられている支
柱に、棚ブラケットを上下方向に多段に配置し、この棚
ブラケットに棚板を載置することにより構成されてい
る。この様な棚装置では、下段の棚板に陳列されている
商品が、上段の棚板で遮られて見えにくくなり、商品の
展示効果が減少することがある。
【0003】そこで、ショーケースの陳列室の床に、箱
などを積み重ねて、雛壇形式に商品を陳列する場合があ
る。この様に箱を積み上げる場合には、適当な箱を調達
する必要があり、必ずしも上手く雛壇状に積み上げるこ
とができないことがある。また、見栄えも悪くなる。
などを積み重ねて、雛壇形式に商品を陳列する場合があ
る。この様に箱を積み上げる場合には、適当な箱を調達
する必要があり、必ずしも上手く雛壇状に積み上げるこ
とができないことがある。また、見栄えも悪くなる。
【0004】したがって、箱を積み上げた雛壇ではな
く、商品陳列専用の雛壇形式の棚装置が従来から検討さ
れている。そして、従来検討されていた雛段形式の棚装
置を、図6ないし図8を用いて説明する。図6は従来検
討されていた棚装置が載置されているショーケースの断
面図である。図7は商品を陳列した状態におけるショー
ケースの断面図である。図8は商品の斜視図である。
く、商品陳列専用の雛壇形式の棚装置が従来から検討さ
れている。そして、従来検討されていた雛段形式の棚装
置を、図6ないし図8を用いて説明する。図6は従来検
討されていた棚装置が載置されているショーケースの断
面図である。図7は商品を陳列した状態におけるショー
ケースの断面図である。図8は商品の斜視図である。
【0005】図6において、ショーケース01の陳列室
02の床03の後部に、雛壇形式の棚装置04を載置す
る。そして、図7に図示するように、陳列室02の床0
3の前側および棚装置04の上に商品Sを陳列する。こ
の商品Sには、図8に図示するドリンク剤S1や缶ジュ
ースS2、また、牛乳パック、缶ビールなど種々の種類
がある。
02の床03の後部に、雛壇形式の棚装置04を載置す
る。そして、図7に図示するように、陳列室02の床0
3の前側および棚装置04の上に商品Sを陳列する。こ
の商品Sには、図8に図示するドリンク剤S1や缶ジュ
ースS2、また、牛乳パック、缶ビールなど種々の種類
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商品Sの商
品名などの表示部Saは、図8に図示するように、商品
Sの側面に設けられている。そして、図7に図示するよ
うに、買物客は、商品Sを斜め上側から見ることにな
る。したがって、商品Sの上部に設けられているキャッ
プSbやプルトップScが目につき、商品Sの表示部S
aが目に入りにくい。その結果、商品Sの展示効果が減
退する。
品名などの表示部Saは、図8に図示するように、商品
Sの側面に設けられている。そして、図7に図示するよ
うに、買物客は、商品Sを斜め上側から見ることにな
る。したがって、商品Sの上部に設けられているキャッ
プSbやプルトップScが目につき、商品Sの表示部S
aが目に入りにくい。その結果、商品Sの展示効果が減
退する。
【0007】また、棚装置04は、ショーケース01の
陳列室02の床03の後部を覆う状態で設けられるの
で、棚装置04の内部は外部から遮断された状態であ
り、棚装置04の内部を有効に利用することが困難であ
る。
陳列室02の床03の後部を覆う状態で設けられるの
で、棚装置04の内部は外部から遮断された状態であ
り、棚装置04の内部を有効に利用することが困難であ
る。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、ショーケースの陳列室の床に載置され、か
つ、商品の表示部が良く見えて展示効果が向上する棚装
置を提供することを目的とする。さらに、内部を有効利
用することができる棚装置を提供することを目的とす
る。
めのもので、ショーケースの陳列室の床に載置され、か
つ、商品の表示部が良く見えて展示効果が向上する棚装
置を提供することを目的とする。さらに、内部を有効利
用することができる棚装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の棚装置(31)
は、陳列室(13)の左右両側面が左右一対の側壁(1
6)で閉塞されているショーケース(1)の陳列室の床
(8)に載置される。この棚装置は、前記目的を達成す
るために、雛壇形式に形成されている上下複数段の商品
載置板(42,44)と、下段の商品載置板の後端部と
上段の商品載置板の前端部との間に設けられている背面
板(43)と、最下段の商品載置板の前端部から下方に
延在している前面板(41)と、前記商品載置板の左右
両端部を支持する左右一対の側板(34)とを備えてい
る。そして、商品載置板は後側に行くほど低くなるよう
に傾斜しており、かつ、側板は、商品載置板の上面から
上方へ突出していない。
は、陳列室(13)の左右両側面が左右一対の側壁(1
6)で閉塞されているショーケース(1)の陳列室の床
(8)に載置される。この棚装置は、前記目的を達成す
るために、雛壇形式に形成されている上下複数段の商品
載置板(42,44)と、下段の商品載置板の後端部と
上段の商品載置板の前端部との間に設けられている背面
板(43)と、最下段の商品載置板の前端部から下方に
延在している前面板(41)と、前記商品載置板の左右
両端部を支持する左右一対の側板(34)とを備えてい
る。そして、商品載置板は後側に行くほど低くなるよう
に傾斜しており、かつ、側板は、商品載置板の上面から
上方へ突出していない。
【0010】また、前記前面板の下端が、前記側板の下
端よりも上方に位置しており、棚装置をショーケースの
陳列室の床に載置した際に、陳列室の床と前面板の下端
との間に商品出し入れ用の開口(51)が形成されてい
る場合がある。
端よりも上方に位置しており、棚装置をショーケースの
陳列室の床に載置した際に、陳列室の床と前面板の下端
との間に商品出し入れ用の開口(51)が形成されてい
る場合がある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明における棚装置の実
施の一形態を図1ないし図5を用いて説明する。図1は
本発明における棚装置が設置されているショーケースの
断面図である。図2は棚装置に商品を陳列したショーケ
ースの断面図である。図3は棚装置の斜視図である。図
4は図1の IV-IV断面図である。図5は棚装置の組み立
て分解斜視図である。
施の一形態を図1ないし図5を用いて説明する。図1は
本発明における棚装置が設置されているショーケースの
断面図である。図2は棚装置に商品を陳列したショーケ
ースの断面図である。図3は棚装置の斜視図である。図
4は図1の IV-IV断面図である。図5は棚装置の組み立
て分解斜視図である。
【0012】まず初めに、図1を用いて、棚装置が設置
されるショーケースを説明する。ショーケースであるオ
ープン冷蔵ショーケース1の本体は、発泡合成樹脂たと
えば硬質の発泡ポリウレタンなどからなる断熱箱体2で
構成されており、この断熱箱体2は、前側から上側にわ
たって開口し、商品収納および取り出し用開口3が形成
されている。断熱箱体2の下側には機械室4が配置され
ている。この機械室4には、冷凍サイクルを構成する図
示しない凝縮器および圧縮機などが設けられている。
されるショーケースを説明する。ショーケースであるオ
ープン冷蔵ショーケース1の本体は、発泡合成樹脂たと
えば硬質の発泡ポリウレタンなどからなる断熱箱体2で
構成されており、この断熱箱体2は、前側から上側にわ
たって開口し、商品収納および取り出し用開口3が形成
されている。断熱箱体2の下側には機械室4が配置され
ている。この機械室4には、冷凍サイクルを構成する図
示しない凝縮器および圧縮機などが設けられている。
【0013】そして、断熱箱体2の内面より適当な間隔
を有して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板
からなる背面板7および床板8が配設されている。これ
ら背面板7および床板8と、断熱箱体2との間の空間が
冷気流路11となる。そして、背面板7および床板8で
囲まれた空間が、貯蔵室としての陳列室13となり、こ
の陳列室13の両側面には各々、ガラス板や樹脂板など
からなる側板16が設けられている。なお、デッキパン
である床板8の上面が陳列室13の床面となる。
を有して、塗装鋼板やステンレスなどの錆びない金属板
からなる背面板7および床板8が配設されている。これ
ら背面板7および床板8と、断熱箱体2との間の空間が
冷気流路11となる。そして、背面板7および床板8で
囲まれた空間が、貯蔵室としての陳列室13となり、こ
の陳列室13の両側面には各々、ガラス板や樹脂板など
からなる側板16が設けられている。なお、デッキパン
である床板8の上面が陳列室13の床面となる。
【0014】さらに、床板8の下方の冷気流路11に
は、送風機20および冷却器21が配置されている。冷
却器21は、前述の凝縮器および圧縮機とともに冷凍サ
イクルを構成しており、この冷凍サイクルが稼働する
と、冷却器21は低温となる。そして、送風機20が、
冷気流路11内の空気を矢印方向に送風し、空気を強制
循環させる。すなわち、送風機20は冷却器21で冷却
された冷気を吸い込み、吸い込んだ冷気を冷気流路11
の冷気吐出口23に向かって送風し、この冷気吐出口2
3から陳列室13内に吐出する。そして、冷気吐出口2
3から吹き出した冷気は、陳列室13の商品収納および
取り出し用開口3においてエアーカーテンを形成すると
ともに陳列室13内を冷却する。この陳列室13内を冷
却した空気は床板8の前側に形成された吸い込み口24
から吸い込まれて冷却器21に戻ってくる。
は、送風機20および冷却器21が配置されている。冷
却器21は、前述の凝縮器および圧縮機とともに冷凍サ
イクルを構成しており、この冷凍サイクルが稼働する
と、冷却器21は低温となる。そして、送風機20が、
冷気流路11内の空気を矢印方向に送風し、空気を強制
循環させる。すなわち、送風機20は冷却器21で冷却
された冷気を吸い込み、吸い込んだ冷気を冷気流路11
の冷気吐出口23に向かって送風し、この冷気吐出口2
3から陳列室13内に吐出する。そして、冷気吐出口2
3から吹き出した冷気は、陳列室13の商品収納および
取り出し用開口3においてエアーカーテンを形成すると
ともに陳列室13内を冷却する。この陳列室13内を冷
却した空気は床板8の前側に形成された吸い込み口24
から吸い込まれて冷却器21に戻ってくる。
【0015】この様に構成されている冷蔵ショーケース
1の床板8の後部に、棚装置31が載置されている。こ
の棚装置31は、図1、図3および図5に図示するよう
に、雛壇形式になっており、階段状の上面板33と、左
右一対の側板34と、ストッパー部材35とを備えてい
る。これらの上面板33、側板34およびストッパー部
材35は各々ステンレス板や塗装鋼板などの金属板を板
金加工して形成されている。
1の床板8の後部に、棚装置31が載置されている。こ
の棚装置31は、図1、図3および図5に図示するよう
に、雛壇形式になっており、階段状の上面板33と、左
右一対の側板34と、ストッパー部材35とを備えてい
る。これらの上面板33、側板34およびストッパー部
材35は各々ステンレス板や塗装鋼板などの金属板を板
金加工して形成されている。
【0016】上面板33は階段状に折り曲げられて、前
側から順に、前面板41、下段の商品載置板42、下段
の背面板43、上段の商品載置板44、上段の背面板4
5および後端補強部46が形成されている。また、上面
板33の左右両端部を支持する左右一対の側板34は、
その端部が内側に折り曲げられて(すなわち右側の側板
34においては左側に折れ曲げられて)、フランジ34
aが形成されている。さらに、ストッパー部材35は上
下両端部が後側に折れ曲がって、フランジ35aが形成
され補強部となっている。
側から順に、前面板41、下段の商品載置板42、下段
の背面板43、上段の商品載置板44、上段の背面板4
5および後端補強部46が形成されている。また、上面
板33の左右両端部を支持する左右一対の側板34は、
その端部が内側に折り曲げられて(すなわち右側の側板
34においては左側に折れ曲げられて)、フランジ34
aが形成されている。さらに、ストッパー部材35は上
下両端部が後側に折れ曲がって、フランジ35aが形成
され補強部となっている。
【0017】そして、棚装置31を組み立てる際には、
略垂直に立設した側板34の上側のフランジ34aに、
上面板33を載置して、スポット溶接などで固定する。
また、ストッパー部材35は、左右の側板34に掛けわ
たして、ストッパー部材35の下側のフランジ35aを
側板34の下側のフランジ34aの上に載置して、スポ
ット溶接などで固定する。
略垂直に立設した側板34の上側のフランジ34aに、
上面板33を載置して、スポット溶接などで固定する。
また、ストッパー部材35は、左右の側板34に掛けわ
たして、ストッパー部材35の下側のフランジ35aを
側板34の下側のフランジ34aの上に載置して、スポ
ット溶接などで固定する。
【0018】棚装置31はこの様にして組み立てられて
いるが、上面板33の前面板41の上下方向の高さが、
側板34の前端部の高さよりも小さいので、前面板41
の下方には開口51が形成される。また、ストッパー部
材35は、棚装置31の前後方向における中間位置に配
置されており、棚装置31の内部の下側を前側の空間3
1aと後側の空間31bとに分割している。さらに、商
品載置板42,44は後側に行くほど低くなるように傾
斜している。
いるが、上面板33の前面板41の上下方向の高さが、
側板34の前端部の高さよりも小さいので、前面板41
の下方には開口51が形成される。また、ストッパー部
材35は、棚装置31の前後方向における中間位置に配
置されており、棚装置31の内部の下側を前側の空間3
1aと後側の空間31bとに分割している。さらに、商
品載置板42,44は後側に行くほど低くなるように傾
斜している。
【0019】この様に構成されている棚装置31は、冷
蔵ショーケース1の陳列室13の床である床板8の後部
に載置される。そして、棚装置31の横幅は、図4に図
示するように、陳列室13の横幅よりも僅かに小さく構
成されており、陳列室13の両側に配置されている側壁
である側板16の内面と、棚装置31との間には僅かな
隙間が形成されている。
蔵ショーケース1の陳列室13の床である床板8の後部
に載置される。そして、棚装置31の横幅は、図4に図
示するように、陳列室13の横幅よりも僅かに小さく構
成されており、陳列室13の両側に配置されている側壁
である側板16の内面と、棚装置31との間には僅かな
隙間が形成されている。
【0020】そして、図2に示すように、棚装置31が
設置されている冷蔵ショーケース1に、商品Sを陳列す
る。この商品Sは陳列室13の床板8の前側の部分に載
置されているとともに、棚装置31の開口51から、商
品Sを棚装置31内部の前側の空間31aに入れて、棚
装置31下方の床板8にも陳列されている。したがっ
て、開口51の高さは陳列される商品Sの高さよりも高
く形成されている。そして、商品Sがあまり奥まで陳列
されないように、ストッパー部材35が、商品Sの列の
後端を規制している。また、開口51は棚装置31の前
面に形成されているので、棚装置31の内部に陳列され
ている商品Sを買物客が良好に見ることができ、商品S
の展示効果が向上する。
設置されている冷蔵ショーケース1に、商品Sを陳列す
る。この商品Sは陳列室13の床板8の前側の部分に載
置されているとともに、棚装置31の開口51から、商
品Sを棚装置31内部の前側の空間31aに入れて、棚
装置31下方の床板8にも陳列されている。したがっ
て、開口51の高さは陳列される商品Sの高さよりも高
く形成されている。そして、商品Sがあまり奥まで陳列
されないように、ストッパー部材35が、商品Sの列の
後端を規制している。また、開口51は棚装置31の前
面に形成されているので、棚装置31の内部に陳列され
ている商品Sを買物客が良好に見ることができ、商品S
の展示効果が向上する。
【0021】また、商品Sは下段の商品載置板42およ
び上段の商品載置板44にも陳列されている。この商品
載置板42,44は前述の様に傾斜しており、商品Sは
傾いた状態で載置される。したがって、図2に図示する
ように、買物客の目線が商品Sの側面に向き、商品Sの
表示部Saが見えやすくなる。その結果、商品Sの表示
部Saが目につきやすくなり、商品Sの展示効果が増大
する。この商品載置板42,44の傾斜は、商品Sの高
さや、陳列室13の床の高さなどにより変化するが、水
平面に対して20°〜25°程度の角度が最適である。
び上段の商品載置板44にも陳列されている。この商品
載置板42,44は前述の様に傾斜しており、商品Sは
傾いた状態で載置される。したがって、図2に図示する
ように、買物客の目線が商品Sの側面に向き、商品Sの
表示部Saが見えやすくなる。その結果、商品Sの表示
部Saが目につきやすくなり、商品Sの展示効果が増大
する。この商品載置板42,44の傾斜は、商品Sの高
さや、陳列室13の床の高さなどにより変化するが、水
平面に対して20°〜25°程度の角度が最適である。
【0022】さらに、商品載置板42,44上に陳列さ
れている商品Sの最後尾の商品Sは背面板43,45で
支持されている。そして、この背面板43,44は商品
載置板42,44に対して略直角に配置されている。
れている商品Sの最後尾の商品Sは背面板43,45で
支持されている。そして、この背面板43,44は商品
載置板42,44に対して略直角に配置されている。
【0023】この様に実施の形態では、ストッパー部材
35が棚装置31の左右一対の側板34に掛けわたされ
ているので、棚装置31を補強することができる。ま
た、ストッパー部材35は、棚装置31における前後方
向の中間位置に配置されており、棚装置31内部に陳列
されている商品Sの列の後端位置を規制することができ
る。したがって、商品Sが棚装置31の奥まで入って、
取り出し難くなることが減少する。
35が棚装置31の左右一対の側板34に掛けわたされ
ているので、棚装置31を補強することができる。ま
た、ストッパー部材35は、棚装置31における前後方
向の中間位置に配置されており、棚装置31内部に陳列
されている商品Sの列の後端位置を規制することができ
る。したがって、商品Sが棚装置31の奥まで入って、
取り出し難くなることが減少する。
【0024】さらに、棚装置31の側板34の上端には
フランジ34aが形成されており、このフランジ34a
に上面板33が載置されて固着されているので、商品S
の荷重が、フランジ34aを介して側板34に伝達され
ており、商品Sを支持する強度が向上する。
フランジ34aが形成されており、このフランジ34a
に上面板33が載置されて固着されているので、商品S
の荷重が、フランジ34aを介して側板34に伝達され
ており、商品Sを支持する強度が向上する。
【0025】また、商品載置板42が後側に行くほど低
くなるように傾斜しているので、商品載置板42は前端
部が高くなっている。したがって、商品載置板42の前
端から垂下している前面板41の下方に、高さの高い商
品出し入れ用の開口51を形成することができる。この
様に、高さの高い開口51が形成されるので、商品載置
板42下方の商品Sを簡単に取り出しまたは収納するこ
とができる。
くなるように傾斜しているので、商品載置板42は前端
部が高くなっている。したがって、商品載置板42の前
端から垂下している前面板41の下方に、高さの高い商
品出し入れ用の開口51を形成することができる。この
様に、高さの高い開口51が形成されるので、商品載置
板42下方の商品Sを簡単に取り出しまたは収納するこ
とができる。
【0026】さらに、商品載置板42,44は後側が下
になる様に傾斜しているので、商品載置板42,44に
載置されている商品Sが前側に落下することが少ない。
したがって、従来設けられていた商品落下防止用のガー
ド04a(図6参照)を設ける必要がなくなる。
になる様に傾斜しているので、商品載置板42,44に
載置されている商品Sが前側に落下することが少ない。
したがって、従来設けられていた商品落下防止用のガー
ド04a(図6参照)を設ける必要がなくなる。
【0027】また、棚装置31は陳列室13の床板8に
載置されているだけなので、簡単に取り外すことができ
る。したがって、棚装置31を取り外して、陳列室13
の床板8全面に商品Sを陳列することも簡単にできる。
載置されているだけなので、簡単に取り外すことができ
る。したがって、棚装置31を取り外して、陳列室13
の床板8全面に商品Sを陳列することも簡単にできる。
【0028】そして、棚装置31の横幅は、陳列室13
の横幅よりも僅かに小さく構成されている。したがっ
て、棚装置31の側板34の上端が商品載置板42の上
面と略同じ位置、または、商品載置板42の上面よりも
下方に位置していても、棚装置31に陳列されている商
品Sが左右方向に落下することは、冷蔵ショーケース1
の側壁である側板16で防止することができる。
の横幅よりも僅かに小さく構成されている。したがっ
て、棚装置31の側板34の上端が商品載置板42の上
面と略同じ位置、または、商品載置板42の上面よりも
下方に位置していても、棚装置31に陳列されている商
品Sが左右方向に落下することは、冷蔵ショーケース1
の側壁である側板16で防止することができる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、ショーケースはオープン
冷蔵ショーケースであるが、他の形式のショーケースで
あることも可能である。たとえば、冷凍ショーケース
や、温度調整されていないショーケースなどでも可能で
ある。 (2)実施の形態においては、商品載置板は2段設けら
れているが、3段以上設けることも可能である。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、ショーケースはオープン
冷蔵ショーケースであるが、他の形式のショーケースで
あることも可能である。たとえば、冷凍ショーケース
や、温度調整されていないショーケースなどでも可能で
ある。 (2)実施の形態においては、商品載置板は2段設けら
れているが、3段以上設けることも可能である。
【0030】(3)ストッパー部材35は、設けないこ
とも可能である。 (4)実施の形態においては、陳列室13の前側から上
側にわたって開口しているが、この商品収納および取り
出し用開口3は少なくとも陳列室13の前面が開口して
いればよく、陳列室13の前面のみが開口していること
も可能である。また、商品収納および取り出し用開口3
が、透明な扉などで開閉自在に閉塞されていることも可
能である。 (5)実施の形態においては、棚装置31は鋼板を板金
加工して形成されているが、他の素材や製造方法で製造
することも可能である。たとえば、合成樹脂などで製造
することも可能である。
とも可能である。 (4)実施の形態においては、陳列室13の前側から上
側にわたって開口しているが、この商品収納および取り
出し用開口3は少なくとも陳列室13の前面が開口して
いればよく、陳列室13の前面のみが開口していること
も可能である。また、商品収納および取り出し用開口3
が、透明な扉などで開閉自在に閉塞されていることも可
能である。 (5)実施の形態においては、棚装置31は鋼板を板金
加工して形成されているが、他の素材や製造方法で製造
することも可能である。たとえば、合成樹脂などで製造
することも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、棚装置の商品載置板は
後側に行くほど低くなるように傾斜しているので、商品
載置板上に陳列されている商品は傾斜する。したがっ
て、商品を斜め上から見ている買物客の目線が、表示部
が設けられている商品の側面に向き、商品の展示効果が
向上する。また、棚装置の側板が、商品載置板の上面か
ら上方へ突出していないので、目障りとなることがな
い。特に、ショーケースの陳列室の左右側壁が透明板で
構成されている場合には、透明板を介して商品を見た時
に、側板が視線の妨げとなることがない。そして、側板
が上方に突出していなくても、棚装置の左右両側には、
陳列室の側壁が存在しているので、棚装置に陳列されて
いる商品が左右方向に落下することはほとんどない。さ
らに、最下段の商品載置板の前端部から前面板が下方に
延在しているので、この前面板により、最下段の商品載
置板の前端部の強度が向上する。
後側に行くほど低くなるように傾斜しているので、商品
載置板上に陳列されている商品は傾斜する。したがっ
て、商品を斜め上から見ている買物客の目線が、表示部
が設けられている商品の側面に向き、商品の展示効果が
向上する。また、棚装置の側板が、商品載置板の上面か
ら上方へ突出していないので、目障りとなることがな
い。特に、ショーケースの陳列室の左右側壁が透明板で
構成されている場合には、透明板を介して商品を見た時
に、側板が視線の妨げとなることがない。そして、側板
が上方に突出していなくても、棚装置の左右両側には、
陳列室の側壁が存在しているので、棚装置に陳列されて
いる商品が左右方向に落下することはほとんどない。さ
らに、最下段の商品載置板の前端部から前面板が下方に
延在しているので、この前面板により、最下段の商品載
置板の前端部の強度が向上する。
【0032】また、前面板の下端が、側板の下端よりも
上方に位置しており、棚装置をショーケースの陳列室の
床に載置した際に、陳列室の床と前面板の下端との間に
商品出し入れ用の開口が形成されている場合がある。こ
の場合には、棚装置の内部にも商品を陳列することがで
きる。また、この開口は棚装置の前面に形成されている
ので、棚装置の内部に陳列された商品を買物客が良好に
見ることができ、商品の展示効果が向上する。しかも、
この開口は、前側に行くほど高くなっている商品載置板
の前端の下方に形成されているので、開口の高さを大き
くすることができる。したがって、棚装置の内部に陳列
された商品をより良く見ることができる。
上方に位置しており、棚装置をショーケースの陳列室の
床に載置した際に、陳列室の床と前面板の下端との間に
商品出し入れ用の開口が形成されている場合がある。こ
の場合には、棚装置の内部にも商品を陳列することがで
きる。また、この開口は棚装置の前面に形成されている
ので、棚装置の内部に陳列された商品を買物客が良好に
見ることができ、商品の展示効果が向上する。しかも、
この開口は、前側に行くほど高くなっている商品載置板
の前端の下方に形成されているので、開口の高さを大き
くすることができる。したがって、棚装置の内部に陳列
された商品をより良く見ることができる。
【図1】図1は本発明における棚装置が設置されている
ショーケースの断面図である。
ショーケースの断面図である。
【図2】図2は棚装置に商品を陳列したショーケースの
断面図である。
断面図である。
【図3】図3は棚装置の斜視図である。
【図4】図4は図1の IV-IV断面図である。
【図5】図5は棚装置の組み立て分解斜視図である。
【図6】図6は従来検討されていた棚装置が載置されて
いるショーケースの断面図である。
いるショーケースの断面図である。
【図7】図7は商品を陳列した状態におけるショーケー
スの断面図である。
スの断面図である。
【図8】図8は商品の斜視図である。
1 冷蔵ショーケース(ショーケース) 8 床板(床) 13 陳列室 16 側板(側壁) 31 棚装置 34 側板 41 前面板 42 商品載置板 43 背面板 44 商品載置板 51 開口
Claims (2)
- 【請求項1】 陳列室の左右両側面が左右一対の側壁で
閉塞されているショーケースの陳列室の床に載置される
棚装置であって、 雛壇形式に形成されている上下複数段の商品載置板と、 下段の商品載置板の後端部と上段の商品載置板の前端部
との間に設けられている背面板と、 最下段の商品載置板の前端部から下方に延在している前
面板と、 前記商品載置板の左右両端部を支持する左右一対の側板
とを備えているとともに、 前記商品載置板は後側に行くほど低くなるように傾斜し
ており、 かつ、前記側板が、前記商品載置板の上面から上方へ突
出していないことを特徴とするショーケースの陳列室の
床に載置される棚装置。 - 【請求項2】 雛壇形式に形成されている上下複数段の
商品載置板と、 下段の商品載置板の後端部と上段の商品載置板の前端部
との間に設けられている背面板と、 最下段の商品載置板の前端部から下方に垂下している前
面板と、 前記商品載置板の左右両端部を支持する左右一対の側板
とを備えているショーケースの陳列室の床に載置される
棚装置であって、 前記商品載置板は後側に行くほど低くなるように傾斜
し、 かつ、前記前面板の下端が、前記側板の下端よりも上方
に位置しており、 前記棚装置をショーケースの陳列室の床に載置した際
に、陳列室の床と前面板の下端との間に商品出し入れ用
の開口が形成されていることを特徴とするショーケース
の陳列室の床に載置される棚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07683596A JP3177441B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ショーケースの陳列室の床に載置される棚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07683596A JP3177441B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ショーケースの陳列室の床に載置される棚装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262157A true JPH09262157A (ja) | 1997-10-07 |
JP3177441B2 JP3177441B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=13616742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07683596A Expired - Fee Related JP3177441B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ショーケースの陳列室の床に載置される棚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177441B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108937361A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-12-07 | 合肥美的智能科技有限公司 | 搁架及包括该搁架的零售柜 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP07683596A patent/JP3177441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108937361A (zh) * | 2018-07-13 | 2018-12-07 | 合肥美的智能科技有限公司 | 搁架及包括该搁架的零售柜 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3177441B2 (ja) | 2001-06-18 |
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