JPH09262111A - 気水密性咬合ファスナー - Google Patents
気水密性咬合ファスナーInfo
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- JPH09262111A JPH09262111A JP7554696A JP7554696A JPH09262111A JP H09262111 A JPH09262111 A JP H09262111A JP 7554696 A JP7554696 A JP 7554696A JP 7554696 A JP7554696 A JP 7554696A JP H09262111 A JPH09262111 A JP H09262111A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 雌咬合条と雄咬合条の咬合が効率よく係合
し、密閉状態を維持し、気密水密機能の向上を図る。 【構成】 雌咬合条1は、舌片3の先端両側に隆起する
基台部4を設け、この上下に挟持片5を対向状に突設
し、先端に三角状の係止部6を設け、全体が矢印状を呈
し、挟持片5の基部に円筒状の収容孔7、この収容孔7
から先端にかけ挿入溝8を設ける。雄咬合条2は、舌片
9の先端に前記収容孔7に嵌入できる円柱状の係合頭部
10を設け、舌片9の中程に鍵形の掛止片11を設け、
その先端に掛止部12を突設して掛止凹部13を形成
し、前記係止部6を嵌入し係止部6と掛止部12とが係
止固定できるように形成した熱可塑性樹脂製の気水密性
咬合ファスナーであり、咬合が円滑かつ的確に行うこと
ができる。
し、密閉状態を維持し、気密水密機能の向上を図る。 【構成】 雌咬合条1は、舌片3の先端両側に隆起する
基台部4を設け、この上下に挟持片5を対向状に突設
し、先端に三角状の係止部6を設け、全体が矢印状を呈
し、挟持片5の基部に円筒状の収容孔7、この収容孔7
から先端にかけ挿入溝8を設ける。雄咬合条2は、舌片
9の先端に前記収容孔7に嵌入できる円柱状の係合頭部
10を設け、舌片9の中程に鍵形の掛止片11を設け、
その先端に掛止部12を突設して掛止凹部13を形成
し、前記係止部6を嵌入し係止部6と掛止部12とが係
止固定できるように形成した熱可塑性樹脂製の気水密性
咬合ファスナーであり、咬合が円滑かつ的確に行うこと
ができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、袋体、防水シー
トなどに用いられる、雌雄咬合条を備えた気水密性咬合
ファスナーであって、一般にレール状ファスナーとも呼
ばれ、雌咬合条と雄咬合条との咬合が強固であり、気密
性、水密性の向上を図った気水密性咬合ファスナーに関
するものである。
トなどに用いられる、雌雄咬合条を備えた気水密性咬合
ファスナーであって、一般にレール状ファスナーとも呼
ばれ、雌咬合条と雄咬合条との咬合が強固であり、気密
性、水密性の向上を図った気水密性咬合ファスナーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気水密性ファスナーは、
図9に示すように雌咬合条と雄咬合条とにそれぞれ係止
部分を前後左右に二個所に配設し、それぞれの係止部を
係止して密閉させる気水密性咬合ファスナーが実公昭4
4−23772号公報に開示されている。
図9に示すように雌咬合条と雄咬合条とにそれぞれ係止
部分を前後左右に二個所に配設し、それぞれの係止部を
係止して密閉させる気水密性咬合ファスナーが実公昭4
4−23772号公報に開示されている。
【0003】また、図10に示すように断面凸状を呈
し、先端が開口する雌咬合条の先端両側に係止部を突設
し、基部に凹溝の係合部を設けた雌咬合条と、基部に断
面コ字状の係合条を設け、係合条の両側先端に前記係止
部と係止できる内向の掛止部を突設し、係合条の中央か
ら中仕切片を突設し、その先端に前記係合部と咬合でき
る傘状の咬合部を設けた雄咬合条とから形成された気水
密性咬合ファスナーがアメリカ特許第3234614号
明細書に開示されている。
し、先端が開口する雌咬合条の先端両側に係止部を突設
し、基部に凹溝の係合部を設けた雌咬合条と、基部に断
面コ字状の係合条を設け、係合条の両側先端に前記係止
部と係止できる内向の掛止部を突設し、係合条の中央か
ら中仕切片を突設し、その先端に前記係合部と咬合でき
る傘状の咬合部を設けた雄咬合条とから形成された気水
密性咬合ファスナーがアメリカ特許第3234614号
明細書に開示されている。
【0004】さらに、図11に示すように、一方の雄咬
合条には断面円形突出部を2個突設し、その中間に断面
円形空間部を凹設し、他方の雌咬合条の中央には、前記
雄咬合条の円形空間部に嵌合できる断面円形突出部を突
設し、その両側に前記2個の円形突出部を嵌合できる断
面円形空間部を凹設し、その外側には円弧面を有する抑
壁を設けた雌雄咬合条から形成された気水密性咬合ファ
スナーが特開平2−45005号公報に開示されてい
る。
合条には断面円形突出部を2個突設し、その中間に断面
円形空間部を凹設し、他方の雌咬合条の中央には、前記
雄咬合条の円形空間部に嵌合できる断面円形突出部を突
設し、その両側に前記2個の円形突出部を嵌合できる断
面円形空間部を凹設し、その外側には円弧面を有する抑
壁を設けた雌雄咬合条から形成された気水密性咬合ファ
スナーが特開平2−45005号公報に開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前項で挙げた公知の気
水密性咬合ファスナーの第一例は、雄咬合条は全体に肉
厚が厚く、雌咬合条は肉薄であるため、雄咬合条は弾性
変形せずに雌咬合条のみが変形して係止するので、係合
強度に問題があり、また柔軟性に欠ける。さらに雌雄咬
合条はスライダーによる咬合でなく手動であるため、咬
合操作が面倒であるという問題点がある。
水密性咬合ファスナーの第一例は、雄咬合条は全体に肉
厚が厚く、雌咬合条は肉薄であるため、雄咬合条は弾性
変形せずに雌咬合条のみが変形して係止するので、係合
強度に問題があり、また柔軟性に欠ける。さらに雌雄咬
合条はスライダーによる咬合でなく手動であるため、咬
合操作が面倒であるという問題点がある。
【0006】また、第二例の気水密性咬合ファスナーの
場合は、雌咬合条、雄咬合条がともに全体に同一肉厚で
あり、しかも雄咬合条の中仕切片の先端の咬合部と、雌
咬合条の凹溝の係合部との咬合部分に咬合時空隙が生ず
るため、変形し易く咬合状態が不安定であるという問題
点がある。
場合は、雌咬合条、雄咬合条がともに全体に同一肉厚で
あり、しかも雄咬合条の中仕切片の先端の咬合部と、雌
咬合条の凹溝の係合部との咬合部分に咬合時空隙が生ず
るため、変形し易く咬合状態が不安定であるという問題
点がある。
【0007】さらに、第三例の気水密性咬合ファスナー
の場合は、雌雄咬合条に設けた係止部分が全て円形形状
から形成されており、係止抵抗の少ない形態であるか
ら、係止機能が低下して強力な係止は望めない。しかも
係止効果を高めるためには、雌雄咬合条そのものを分厚
く形成しなければならないので、咬合ファスナーの体裁
がよくなく、そのうえ柔軟性に欠けるなどの問題点があ
る。
の場合は、雌雄咬合条に設けた係止部分が全て円形形状
から形成されており、係止抵抗の少ない形態であるか
ら、係止機能が低下して強力な係止は望めない。しかも
係止効果を高めるためには、雌雄咬合条そのものを分厚
く形成しなければならないので、咬合ファスナーの体裁
がよくなく、そのうえ柔軟性に欠けるなどの問題点があ
る。
【0008】この発明は、上述の問題点を考慮し発明さ
れたものであり、請求項1記載の発明は、雌雄咬合条に
おける咬合を変形量の少ない部分の係合を容易にするた
め円滑に係合できる形状に形成し、変形量の大きい部分
の咬合を強固にするため、的確に捕捉できる形態に形成
し、雌咬合条と雄咬合条の咬合が効率よく係合し、密閉
状態を維持し気密性、水密性が保持でき、かつ柔軟性を
備えた気水密性咬合ファスナーを提供することが主たる
目的である。
れたものであり、請求項1記載の発明は、雌雄咬合条に
おける咬合を変形量の少ない部分の係合を容易にするた
め円滑に係合できる形状に形成し、変形量の大きい部分
の咬合を強固にするため、的確に捕捉できる形態に形成
し、雌咬合条と雄咬合条の咬合が効率よく係合し、密閉
状態を維持し気密性、水密性が保持でき、かつ柔軟性を
備えた気水密性咬合ファスナーを提供することが主たる
目的である。
【0009】請求項2、3記載の発明は、請求項1記載
の発明の目的に加え、雌咬合条の挟持片と、雄咬合条の
舌片との形態を特定することによって、雌雄咬合条の咬
合を的確に行うことができ、かつ強固に相手方を捕捉し
て係止できる気水密性咬合ファスナーを提供することが
目的である。
の発明の目的に加え、雌咬合条の挟持片と、雄咬合条の
舌片との形態を特定することによって、雌雄咬合条の咬
合を的確に行うことができ、かつ強固に相手方を捕捉し
て係止できる気水密性咬合ファスナーを提供することが
目的である。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の目的に加え、雄咬合条の舌片および係
合頭部と、雌咬合条の挟持片および収容孔との関係を特
定することによって、雄咬合条は雌咬合条により強固に
挟持され、密閉状態を保持し気密性および水密性が確保
できる気水密性咬合ファスナーを提供することが目的で
ある。
は3記載の発明の目的に加え、雄咬合条の舌片および係
合頭部と、雌咬合条の挟持片および収容孔との関係を特
定することによって、雄咬合条は雌咬合条により強固に
挟持され、密閉状態を保持し気密性および水密性が確保
できる気水密性咬合ファスナーを提供することが目的で
ある。
【0011】請求項5、6、7記載の発明は、請求項
1、2、3または4記載の発明の目的に加え、雌咬合条
および雄咬合条の形態を特定することによって、各種の
形態においてそれぞれの雌雄咬合条が的確かつ強固に咬
合でき、密閉機能と係止機能とを兼備し、機能を確実に
発揮できる気水密性咬合ファスナーを提供することが目
的である。
1、2、3または4記載の発明の目的に加え、雌咬合条
および雄咬合条の形態を特定することによって、各種の
形態においてそれぞれの雌雄咬合条が的確かつ強固に咬
合でき、密閉機能と係止機能とを兼備し、機能を確実に
発揮できる気水密性咬合ファスナーを提供することが目
的である。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の目的に加え、雌咬
合条および雄咬合条をそれぞれ袋体などの開口部へきわ
めて容易に、しかも体裁よく装着することが可能な気水
密性咬合ファスナーを提供することが目的である。
3、4、5、6または7記載の発明の目的に加え、雌咬
合条および雄咬合条をそれぞれ袋体などの開口部へきわ
めて容易に、しかも体裁よく装着することが可能な気水
密性咬合ファスナーを提供することが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、雌咬合条1
は基台部4に挟持片5を対向状に横方向に突設し、両挟
持片5の先端に角状の係止部6を挟持片5と直交状に突
設するとともに、この挟持片5の基部に円筒状の収容孔
7を縦貫状に凹設し、雄咬合条2は舌片9の先端に円柱
状の係合頭部10を縦走状に設けて前記収容孔7に嵌合
可能に形成し、かつ舌片9の中程に角状の掛止部12を
舌片9と直交状に突設して前記係止部6と係止可能に形
成した、雌雄咬合条1、2の二部材から形成された気水
密性咬合ファスナーを主な構成としている。
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、雌咬合条1
は基台部4に挟持片5を対向状に横方向に突設し、両挟
持片5の先端に角状の係止部6を挟持片5と直交状に突
設するとともに、この挟持片5の基部に円筒状の収容孔
7を縦貫状に凹設し、雄咬合条2は舌片9の先端に円柱
状の係合頭部10を縦走状に設けて前記収容孔7に嵌合
可能に形成し、かつ舌片9の中程に角状の掛止部12を
舌片9と直交状に突設して前記係止部6と係止可能に形
成した、雌雄咬合条1、2の二部材から形成された気水
密性咬合ファスナーを主な構成としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌咬合条1における両挟持片5の先端
に設ける係止部6は内向または外向状に突設し、かつ雄
咬合条2における舌片9に設ける掛止部12は前記係止
部6の設置方向と逆方向に突設し、これら係止部6と掛
止部12のそれぞれの係止面が係合面すなわち雌雄咬合
条1、2の平面に対し直交状に配設した気水密性咬合フ
ァスナーである。
明の構成に加え、雌咬合条1における両挟持片5の先端
に設ける係止部6は内向または外向状に突設し、かつ雄
咬合条2における舌片9に設ける掛止部12は前記係止
部6の設置方向と逆方向に突設し、これら係止部6と掛
止部12のそれぞれの係止面が係合面すなわち雌雄咬合
条1、2の平面に対し直交状に配設した気水密性咬合フ
ァスナーである。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、雌咬合条1における両挟持片5の先端
に設ける係止部6は同一方向に突設し、雄咬合条2にお
ける舌片9に設ける掛止部12は前記係止部6の設置方
向とは逆方向に突設し、これら係止部6と掛止部12の
それぞれの係止面が係合面すなわち雌雄咬合条1、2の
平面に対し直交状に配設した気水密性咬合ファスナーで
ある。
明の構成に加え、雌咬合条1における両挟持片5の先端
に設ける係止部6は同一方向に突設し、雄咬合条2にお
ける舌片9に設ける掛止部12は前記係止部6の設置方
向とは逆方向に突設し、これら係止部6と掛止部12の
それぞれの係止面が係合面すなわち雌雄咬合条1、2の
平面に対し直交状に配設した気水密性咬合ファスナーで
ある。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、雄咬合条2における舌片
9および係合頭部10が、雌咬合条1における挟持片5
の挿入溝8および収容孔7よりもやや厚大すなわち分厚
い形状に形成した気水密性咬合ファスナーである。
は3記載の発明の構成に加え、雄咬合条2における舌片
9および係合頭部10が、雌咬合条1における挟持片5
の挿入溝8および収容孔7よりもやや厚大すなわち分厚
い形状に形成した気水密性咬合ファスナーである。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1、2また
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における両挟
持片5の外形が、基台部4から漸次縮小する形状に形成
し、両挟持片5の先端に外面へ三角状に突出する係止部
6を設け、雄咬合条2における舌片9の中程に鍵形の掛
止片11が両面に突出するように設け、この掛止片11
の先端に、それぞれ内向に突出する三角状の掛止部12
を設けて掛止凹部13を形成した気水密性咬合ファスナ
ーである。
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における両挟
持片5の外形が、基台部4から漸次縮小する形状に形成
し、両挟持片5の先端に外面へ三角状に突出する係止部
6を設け、雄咬合条2における舌片9の中程に鍵形の掛
止片11が両面に突出するように設け、この掛止片11
の先端に、それぞれ内向に突出する三角状の掛止部12
を設けて掛止凹部13を形成した気水密性咬合ファスナ
ーである。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1、2また
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における両挟
持片5の外面が、基台部4から水平状に延出され、挟持
片5の内面における基部に収容孔7を設け、その先端側
にともに三角状の係止凹部17と係止部6とが連接する
状態に設け、雄咬合条2においては舌片9の先端に係合
頭部10を設け、その内方の両面に突出する三角状の掛
止部12を設けた気水密性咬合ファスナーである。
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における両挟
持片5の外面が、基台部4から水平状に延出され、挟持
片5の内面における基部に収容孔7を設け、その先端側
にともに三角状の係止凹部17と係止部6とが連接する
状態に設け、雄咬合条2においては舌片9の先端に係合
頭部10を設け、その内方の両面に突出する三角状の掛
止部12を設けた気水密性咬合ファスナーである。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1、3また
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における一方
の挟持片5の外面が、基台部4から水平状に延出され、
挟持片5の内面における基部に収容孔7を設け、そして
先端側にともに三角状の係止凹部17と係止部6とが連
接する状態に設け、他方の挟持片5の外面が、基台部4
から漸次縮小的に傾斜する形状に形成し、挟持片5の先
端側に凹状の係止凹部17と三角状の係止部6とが連接
する状態に設け、雄咬合条2においては舌片9の先端に
係合頭部10を設け、舌片9の中間の一面に掛止部1
2、他面に鍵状の掛止片11を突出状に設け、この掛止
片11の先端に内向の三角状の掛止部12を突設して掛
止凹部13を形成した気水密性咬合ファスナーである。
は4記載の発明の構成に加え、雌咬合条1における一方
の挟持片5の外面が、基台部4から水平状に延出され、
挟持片5の内面における基部に収容孔7を設け、そして
先端側にともに三角状の係止凹部17と係止部6とが連
接する状態に設け、他方の挟持片5の外面が、基台部4
から漸次縮小的に傾斜する形状に形成し、挟持片5の先
端側に凹状の係止凹部17と三角状の係止部6とが連接
する状態に設け、雄咬合条2においては舌片9の先端に
係合頭部10を設け、舌片9の中間の一面に掛止部1
2、他面に鍵状の掛止片11を突出状に設け、この掛止
片11の先端に内向の三角状の掛止部12を突設して掛
止凹部13を形成した気水密性咬合ファスナーである。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の構成に加え、平板
状の取付片15、16を雌咬合条1、雄咬合条2の係合
面に対し直交状に配設した気水密性咬合ファスナーであ
る。
3、4、5、6または7記載の発明の構成に加え、平板
状の取付片15、16を雌咬合条1、雄咬合条2の係合
面に対し直交状に配設した気水密性咬合ファスナーであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明における気水密性
咬合ファスナーの実施の形態について、図面を参照しな
がら具体的に説明する。
咬合ファスナーの実施の形態について、図面を参照しな
がら具体的に説明する。
【0022】この発明の気水密性咬合ファスナーは、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を押出
成形加工によって長尺状に成形し、気水密性咬合ファス
ナーを製作するものであり、図1〜4に示す気水密性咬
合ファスナーは、雌咬合条1と雄咬合条2とから形成さ
れ、雌咬合条1は舌片3の先端に両側に隆起する基台部
4を設け、この基台部4の上下すなわち表裏に挟持片5
を突出状に設ける。挟持片5の外形は漸次縮小する曲線
形を呈し、先端に外方に突出する三角状の係止部6を設
け、全体の断面形状が矢印形を呈するように形成する。
挟持片5の基部には長手方向に貫通する円筒状の収容孔
7を設け、この収容孔7から挟持片5の先端にかけて両
挟持片5間に間隙を設けて挿入溝8を形成する。
リエチレン、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を押出
成形加工によって長尺状に成形し、気水密性咬合ファス
ナーを製作するものであり、図1〜4に示す気水密性咬
合ファスナーは、雌咬合条1と雄咬合条2とから形成さ
れ、雌咬合条1は舌片3の先端に両側に隆起する基台部
4を設け、この基台部4の上下すなわち表裏に挟持片5
を突出状に設ける。挟持片5の外形は漸次縮小する曲線
形を呈し、先端に外方に突出する三角状の係止部6を設
け、全体の断面形状が矢印形を呈するように形成する。
挟持片5の基部には長手方向に貫通する円筒状の収容孔
7を設け、この収容孔7から挟持片5の先端にかけて両
挟持片5間に間隙を設けて挿入溝8を形成する。
【0023】一方、雄咬合条2は、舌片9の先端に前記
雌咬合条1の収容孔7へ嵌入できる長手方向に延設され
た円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程両側に係
合頭部10に向けて鍵形に突出する掛止片11を設け、
この掛止片11の先端に舌片9へ向けて突出する内向の
三角状の掛止部12を突設し、舌片9、掛止片11、掛
止部12に包囲された個所に、前記雌咬合条1の係止部
6が嵌入係止できる掛止凹部13を形成する。そして係
合頭部10および舌片9は、雌咬合条1の収容孔7およ
び挿入溝8の寸法よりやや太目に形成され、係合頭部1
0および舌片9と、収容孔7および挿入溝8とが密嵌で
きるように形成されている。また基台部4の外壁面およ
び掛止片11の外壁面はそれぞれスライダー14のガイ
ド面としての機能を果たすように形成されている。
雌咬合条1の収容孔7へ嵌入できる長手方向に延設され
た円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程両側に係
合頭部10に向けて鍵形に突出する掛止片11を設け、
この掛止片11の先端に舌片9へ向けて突出する内向の
三角状の掛止部12を突設し、舌片9、掛止片11、掛
止部12に包囲された個所に、前記雌咬合条1の係止部
6が嵌入係止できる掛止凹部13を形成する。そして係
合頭部10および舌片9は、雌咬合条1の収容孔7およ
び挿入溝8の寸法よりやや太目に形成され、係合頭部1
0および舌片9と、収容孔7および挿入溝8とが密嵌で
きるように形成されている。また基台部4の外壁面およ
び掛止片11の外壁面はそれぞれスライダー14のガイ
ド面としての機能を果たすように形成されている。
【0024】雌咬合条1と雄咬合条2とは、図3に示す
ように雄咬合条2を雌咬合条1に対向させ、まず係合頭
部10を挿入溝8に押入れ、図4に示すように係合頭部
10を収容孔7に嵌入させると同時に係止部6を掛止凹
部13に嵌入させ、係止部6と掛止部12とを係止固定
させ、雌咬合条1と雄咬合条2とを咬合させる。勿論こ
の咬合操作は雌雄咬合条1、2に挿通されたスライダー
14の摺動によって、雌雄咬合条1、2を両側から押圧
し、弾性変形させて雌雄咬合条1、2を咬合させる。
ように雄咬合条2を雌咬合条1に対向させ、まず係合頭
部10を挿入溝8に押入れ、図4に示すように係合頭部
10を収容孔7に嵌入させると同時に係止部6を掛止凹
部13に嵌入させ、係止部6と掛止部12とを係止固定
させ、雌咬合条1と雄咬合条2とを咬合させる。勿論こ
の咬合操作は雌雄咬合条1、2に挿通されたスライダー
14の摺動によって、雌雄咬合条1、2を両側から押圧
し、弾性変形させて雌雄咬合条1、2を咬合させる。
【0025】図5、6に示す気水密性咬合ファスナー
は、それぞれ取付形態の変形例を示したものであって、
前例たとえば図4に示す気水密性咬合ファスナーの場合
は、袋あるいはシートなどの製品に平面的に取付けるも
のであるが、咬合ファスナーを直立形態に取付けるた
め、舌片3、9の端部に、舌片3、9と直交する平板状
の取付片15、16を一体に成形する。なおこの取付片
15、16以外の形態は前例と全く同一形態である。さ
らに図6に示すように、雌雄咬合条1、2には水平的な
舌片3および掛止片11外部の舌片9の配設を省略し
て、直接雌雄咬合条1、2の下端面に取付片15、16
を雌雄咬合条1、2の係合面に対し直交状に配設した気
水密性咬合ファスナーである。
は、それぞれ取付形態の変形例を示したものであって、
前例たとえば図4に示す気水密性咬合ファスナーの場合
は、袋あるいはシートなどの製品に平面的に取付けるも
のであるが、咬合ファスナーを直立形態に取付けるた
め、舌片3、9の端部に、舌片3、9と直交する平板状
の取付片15、16を一体に成形する。なおこの取付片
15、16以外の形態は前例と全く同一形態である。さ
らに図6に示すように、雌雄咬合条1、2には水平的な
舌片3および掛止片11外部の舌片9の配設を省略し
て、直接雌雄咬合条1、2の下端面に取付片15、16
を雌雄咬合条1、2の係合面に対し直交状に配設した気
水密性咬合ファスナーである。
【0026】次に図7に示す気水密性咬合ファスナーに
ついて説明すると、雌咬合条1は舌片3の先端部に両面
へ隆出する基台部4を設け、この基台部4の上下端から
内方へ突出し、外面が平坦な水平面を呈する挟持片5を
設け、この挟持片5の内面基部には前例と同様に係合頭
部10を嵌合する円筒状の収容孔7を貫設し、挟持片5
の先端内側に三角状に凹欠する係止凹部17を設けるこ
とによって、三角状に内方へ突出し内側面が直立する係
止部6を形成する。
ついて説明すると、雌咬合条1は舌片3の先端部に両面
へ隆出する基台部4を設け、この基台部4の上下端から
内方へ突出し、外面が平坦な水平面を呈する挟持片5を
設け、この挟持片5の内面基部には前例と同様に係合頭
部10を嵌合する円筒状の収容孔7を貫設し、挟持片5
の先端内側に三角状に凹欠する係止凹部17を設けるこ
とによって、三角状に内方へ突出し内側面が直立する係
止部6を形成する。
【0027】一方、雄咬合条2は、舌片9の先端に膨出
し縦走する円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程
に両側へ突出する後端面が直立する三角状の掛止部12
を設け、この掛止部12を係止凹部17へ嵌入して係止
部6を係止固定させる。
し縦走する円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程
に両側へ突出する後端面が直立する三角状の掛止部12
を設け、この掛止部12を係止凹部17へ嵌入して係止
部6を係止固定させる。
【0028】この雌雄咬合条1、2の咬合操作は、雌雄
咬合条1、2に挿通され摺動するスライダーによって操
作するが、スライダーの形態は前例の気水密性咬合ファ
スナーのスライダーとは異なり、左右が非対称であって
表裏が対称形のスライダーによって咬合操作を行うもの
である。
咬合条1、2に挿通され摺動するスライダーによって操
作するが、スライダーの形態は前例の気水密性咬合ファ
スナーのスライダーとは異なり、左右が非対称であって
表裏が対称形のスライダーによって咬合操作を行うもの
である。
【0029】最後に図8に示す気水密性咬合ファスナー
について説明すると、雌咬合条1は舌片3の先端部に両
面へ隆出する基台部4を設け、この基台部4の上下端か
ら内方へ突出する挟持片5を設けるが、上側すなわち表
面側の挟持片5の外面は水平な平坦面に形成し、内面基
部には円形の縦貫状の収容孔7が設けられ、先端内側に
三角状に凹欠する係止凹部17を設けることによって、
三角状に内方へ突出する係止部6を設ける。基台部4の
下側に設ける挟持片5は外面が漸次縮小する曲線形に形
成し、先端に外方へ突出する三角状の係止部6を設け、
係止部6の後端面は直立状を呈し、内面基部には円形の
縦貫状の収容孔7が設けられている。
について説明すると、雌咬合条1は舌片3の先端部に両
面へ隆出する基台部4を設け、この基台部4の上下端か
ら内方へ突出する挟持片5を設けるが、上側すなわち表
面側の挟持片5の外面は水平な平坦面に形成し、内面基
部には円形の縦貫状の収容孔7が設けられ、先端内側に
三角状に凹欠する係止凹部17を設けることによって、
三角状に内方へ突出する係止部6を設ける。基台部4の
下側に設ける挟持片5は外面が漸次縮小する曲線形に形
成し、先端に外方へ突出する三角状の係止部6を設け、
係止部6の後端面は直立状を呈し、内面基部には円形の
縦貫状の収容孔7が設けられている。
【0030】一方、雄咬合条2は舌片9の先端に膨出し
縦走する円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程上
側に突出する後端面が直立する三角状の掛止部12を設
けて前記係止凹部17内へ嵌合させ、係止部6と掛止部
12とを係止させる。またこの掛止部12の設置個所よ
り内方下面に、鍵形の先端方向へ突出する掛止片11を
設け、この掛止片11の先端に内側へ突出する三角状の
掛止部12、その内側に掛止凹部13を設けて前記係止
部6と係合可能に形成されている。なお掛止凹部13と
係止部6とは密嵌形態に形成してもよい。
縦走する円柱状の係合頭部10を設け、舌片9の中程上
側に突出する後端面が直立する三角状の掛止部12を設
けて前記係止凹部17内へ嵌合させ、係止部6と掛止部
12とを係止させる。またこの掛止部12の設置個所よ
り内方下面に、鍵形の先端方向へ突出する掛止片11を
設け、この掛止片11の先端に内側へ突出する三角状の
掛止部12、その内側に掛止凹部13を設けて前記係止
部6と係合可能に形成されている。なお掛止凹部13と
係止部6とは密嵌形態に形成してもよい。
【0031】この雌雄咬合条1、2の咬合操作は、挿通
されたスライダーの摺動によって操作するが、スライダ
ーの形態は前例の各気水密性咬合ファスナースライダー
とは異なり、スライダーは左右および表裏全てが非対称
の形態に形成し、雌雄咬合条1、2の咬合操作を行うも
のである。
されたスライダーの摺動によって操作するが、スライダ
ーの形態は前例の各気水密性咬合ファスナースライダー
とは異なり、スライダーは左右および表裏全てが非対称
の形態に形成し、雌雄咬合条1、2の咬合操作を行うも
のである。
【0032】
【発明の効果】この発明の気水密性咬合ファスナーは以
上説明したとおりの構成であり、この構成によって下記
の効果を奏する。
上説明したとおりの構成であり、この構成によって下記
の効果を奏する。
【0033】この発明のうち請求項1記載の発明は、基
台部に挟持片を対向状に突設し、両挟持片の先端に角状
の係止部を挟持片と直交状に突設し、かつ基部に円筒状
の収容孔を縦貫状に凹設した雌咬合条と、舌片の先端に
円柱状の係合頭部を縦走状に設け、舌片の中程に角状の
掛止部を舌片と直交状に突設した雄咬合条とから形成し
たことによって、雌雄咬合条における咬合の変形量が少
ない部分の咬合を容易にするため、円滑に係合ができる
形態に形成し、変形量の大きい部分の係合を強固にする
ため、双方が的確に捕捉できる形態に形成し、雌雄咬合
条の密閉状態を維持し、気密性、水密性が保持でき、そ
のうえ柔軟性のある気水密性咬合ファスナーに仕上げる
ことができる効果がある。
台部に挟持片を対向状に突設し、両挟持片の先端に角状
の係止部を挟持片と直交状に突設し、かつ基部に円筒状
の収容孔を縦貫状に凹設した雌咬合条と、舌片の先端に
円柱状の係合頭部を縦走状に設け、舌片の中程に角状の
掛止部を舌片と直交状に突設した雄咬合条とから形成し
たことによって、雌雄咬合条における咬合の変形量が少
ない部分の咬合を容易にするため、円滑に係合ができる
形態に形成し、変形量の大きい部分の係合を強固にする
ため、双方が的確に捕捉できる形態に形成し、雌雄咬合
条の密閉状態を維持し、気密性、水密性が保持でき、そ
のうえ柔軟性のある気水密性咬合ファスナーに仕上げる
ことができる効果がある。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、両挟持片の先端に設ける係止部は内向
または外向状に突設し、舌片に設ける掛止部は係止部の
設置方向と逆方向に突設し、それぞれの係止面は係合面
に対し直交状に配したことによって、雌雄咬合条の係止
面が互いに係合面に対し直交状であるから、咬合が円滑
かつ的確に行うことができる効果がある。
明の効果に加え、両挟持片の先端に設ける係止部は内向
または外向状に突設し、舌片に設ける掛止部は係止部の
設置方向と逆方向に突設し、それぞれの係止面は係合面
に対し直交状に配したことによって、雌雄咬合条の係止
面が互いに係合面に対し直交状であるから、咬合が円滑
かつ的確に行うことができる効果がある。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、両挟持片の先端に設ける係止部は同一
方向に突設し、舌片に設ける掛止部は係止部の設置方向
と逆方向に突設し、それぞれの係止面は係合面に対し直
交状に配したことによって、請求項2記載の発明と同
様、雌雄咬合条の係止面が互いに係合面に対し直交状で
あるから、咬合が円滑かつ的確に行うことができる効果
がある。
明の効果に加え、両挟持片の先端に設ける係止部は同一
方向に突設し、舌片に設ける掛止部は係止部の設置方向
と逆方向に突設し、それぞれの係止面は係合面に対し直
交状に配したことによって、請求項2記載の発明と同
様、雌雄咬合条の係止面が互いに係合面に対し直交状で
あるから、咬合が円滑かつ的確に行うことができる効果
がある。
【0036】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、雄咬合条の舌片および係
合頭部は、雌咬合条の挟持片の挿入溝および収容孔より
も厚大な形状に形成したことによって、雄咬合条は雌咬
合条によって強固に挟持することができ、密閉状態を保
持し、気密性、水密性が確保できる効果がある。
は3記載の発明の効果に加え、雄咬合条の舌片および係
合頭部は、雌咬合条の挟持片の挿入溝および収容孔より
も厚大な形状に形成したことによって、雄咬合条は雌咬
合条によって強固に挟持することができ、密閉状態を保
持し、気密性、水密性が確保できる効果がある。
【0037】請求項5記載の発明は、請求項1、2また
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における両挟持
片の外形は、基台部から漸次縮小し、先端に外面へ突出
する係止部を突設し、雄咬合条における舌片の中程に鍵
形の掛止片を設け、その先端に内向状の掛止部を突設し
たことによって、雌雄咬合条の形態が簡単であるから成
形加工がきわめて容易であり、しかも雌雄咬合条が的確
かつ強固に咬合でき、簡単な形態でも密閉機能が確実に
発揮できる効果がある。
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における両挟持
片の外形は、基台部から漸次縮小し、先端に外面へ突出
する係止部を突設し、雄咬合条における舌片の中程に鍵
形の掛止片を設け、その先端に内向状の掛止部を突設し
たことによって、雌雄咬合条の形態が簡単であるから成
形加工がきわめて容易であり、しかも雌雄咬合条が的確
かつ強固に咬合でき、簡単な形態でも密閉機能が確実に
発揮できる効果がある。
【0038】請求項6記載の発明は、請求項1、2また
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における両挟持
片の外面が基台部から水平状に延出され、内面の基部に
収容孔、その先端側に三角状の係止凹部と係止部とを連
設し、雄咬合条は舌片の先端に係合頭部、その内方に三
角状の掛止部を設けたことによって、請求項5記載の発
明と同様に、雌雄咬合条の形態が簡単であるから成形加
工がきわめて容易であり、しかも雌雄咬合条が的確かつ
強固に咬合でき、簡単な形態でも密閉機能が確実に発揮
できる効果がある。
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における両挟持
片の外面が基台部から水平状に延出され、内面の基部に
収容孔、その先端側に三角状の係止凹部と係止部とを連
設し、雄咬合条は舌片の先端に係合頭部、その内方に三
角状の掛止部を設けたことによって、請求項5記載の発
明と同様に、雌雄咬合条の形態が簡単であるから成形加
工がきわめて容易であり、しかも雌雄咬合条が的確かつ
強固に咬合でき、簡単な形態でも密閉機能が確実に発揮
できる効果がある。
【0039】請求項7記載の発明は、請求項1、3また
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における一方の
挟持片の外面が基台部から水平状に延出され、内面の基
部に収容孔、その先端側に三角状の係止凹部と係止部と
を連設し、他方の挟持片の外面は基台部から漸次縮小
し、その先端側に係止凹部と係止部とを連設し、雄咬合
条は舌片の先端に係合頭部、中間の一面に掛止部、他面
に鍵状の掛止片を設け、その先端に内向状の掛止部を突
設したことによって、複雑な形態であっても雌雄咬合条
が的確、かつ強固に咬合することができ、確実に密閉機
能を発揮する効果がある。
は4記載の発明の効果に加え、雌咬合条における一方の
挟持片の外面が基台部から水平状に延出され、内面の基
部に収容孔、その先端側に三角状の係止凹部と係止部と
を連設し、他方の挟持片の外面は基台部から漸次縮小
し、その先端側に係止凹部と係止部とを連設し、雄咬合
条は舌片の先端に係合頭部、中間の一面に掛止部、他面
に鍵状の掛止片を設け、その先端に内向状の掛止部を突
設したことによって、複雑な形態であっても雌雄咬合条
が的確、かつ強固に咬合することができ、確実に密閉機
能を発揮する効果がある。
【0040】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の発明の効果に加え、取付
片を雌咬合条、雄咬合条の係合面に対し直交状に配設し
たことによって、雌雄咬合条を袋体などの被着物の開口
部へきわめて簡易に取付けることができ、しかも体裁よ
く装着することができるなどの効果があるなど、この発
明の効果はきわめて顕著である。
3、4、5、6または7記載の発明の効果に加え、取付
片を雌咬合条、雄咬合条の係合面に対し直交状に配設し
たことによって、雌雄咬合条を袋体などの被着物の開口
部へきわめて簡易に取付けることができ、しかも体裁よ
く装着することができるなどの効果があるなど、この発
明の効果はきわめて顕著である。
【図1】気水密性咬合ファスナーにおける雌咬合条の断
面図である。
面図である。
【図2】同上の雄咬合条の断面図である。
【図3】同上の雌咬合条と雄咬合条の咬合前の対向状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】同上の雌咬合条と雄咬合条の咬合状態を示す断
面図である。
面図である。
【図5】気水密性咬合ファスナーの第1変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図6】気水密性咬合ファスナーの第2変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図7】気水密性咬合ファスナーの第3変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図8】気水密性咬合ファスナーの第4変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図9】公知の気水密性咬合ファスナーの断面図であ
る。
る。
【図10】他の公知の気水密性咬合ファスナーの断面図
である。
である。
【図11】さらに他の公知の気水密性咬合ファスナーの
断面図である。
断面図である。
1 雌咬合条 2 雄咬合条 3 舌片(雌咬合条) 4 基台部 5 挟持片 6 係止部 7 収容孔 8 挿入孔 9 舌片(雄咬合条) 10 係合頭部 11 掛止片 12 掛止部 13 掛止凹部 15、16 取付片 17 係止凹部
Claims (8)
- 【請求項1】 基台部4に挟持片5を対向状に突設し、
両挟持片5の先端に角状の係止部6を挟持片5と直交状
に突設するとともに、挟持片5の基部に円筒状の収容孔
7を縦貫状に凹設した雌咬合条1と、舌片9の先端に円
柱状の係合頭部10を縦走状に設け、舌片9の中程に角
状の掛止部12を舌片9と直交状に突設した雄咬合条2
とから形成されたことを特徴とする気水密性咬合ファス
ナー。 - 【請求項2】 両挟持片5の先端に設ける係止部6は内
向または外向状に突設し、かつ舌片9に設ける掛止部1
2は係止部6の設置方向と逆方向に突設し、それぞれの
係止面は係合面に対し直交状に配してなる請求項1記載
の気水密性咬合ファスナー。 - 【請求項3】 両挟持片5の先端に設ける係止部6は同
一方向に突設し、舌片9に設ける掛止部12は係止部6
の設置方向と逆方向に突設し、それぞれの係止面は係合
面に対し直交状に配してなる請求項1記載の気水密性咬
合ファスナー。 - 【請求項4】 雄咬合条2の舌片9および係合頭部10
は、雌咬合条1の挟持片5の挿入溝8および収容孔7よ
りも厚大な形状に形成してなる請求項1、2または3記
載の気水密性咬合ファスナー。 - 【請求項5】 雌咬合条1における両挟持片5の外形
は、基台部4から漸次縮小し、先端に外面へ突出する係
止部6を突設し、雄咬合条2における舌片9の中程に鍵
形の掛止片11を設け、該掛止片11の先端に内向状の
掛止部12を突設して掛止凹部13を形成してなる請求
項1、2または4記載の気水密性咬合ファスナー。 - 【請求項6】 雌咬合条1における両挟持片5の外面は
基台部4から水平状に延出され、内面の基部に収容孔
7、その先端側に三角状の係止凹部17と係止部6とを
連設し、雄咬合条2は舌片9の先端に係合頭部10、そ
の内方に三角状の掛止部12を設けてなる請求項1、2
または4記載の気水密性咬合ファスナー。 - 【請求項7】 雌咬合条1における一方の挟持片5の外
面が基台部4から水平状に延出され、内面の基部に収容
孔7、その先端側に三角状の係止凹部17と係止部6と
を連設し、他方の挟持片5の外面は基台部4から漸次縮
小的に傾斜し、その先端側に係止凹部17と係止部6と
を連設し、雄咬合条2は舌片9の先端に係合頭部10、
中間の一面に掛止部12、他面に鍵状の掛止片11を設
け、該掛止片11の先端に内向状の掛止部12を突設し
て掛止凹部13を形成してなる請求項1、3または4記
載の気水密性咬合ファスナー。 - 【請求項8】 取付片15、16を雌咬合条1、雄咬合
条2の係合面に対し直交状に配設してなる請求項1、
2、3、4、5、6または7記載の気水密性咬合ファス
ナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7554696A JPH09262111A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 気水密性咬合ファスナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7554696A JPH09262111A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 気水密性咬合ファスナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262111A true JPH09262111A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13579313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7554696A Pending JPH09262111A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 気水密性咬合ファスナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09262111A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008517676A (ja) * | 2004-10-25 | 2008-05-29 | アブソルート クロージャー イノベーションズ インコーポレイテッド | 織物または他の材料との間のシールを形成する装置 |
JP2015016018A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | シーアイ化成株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2019202792A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社生産日本社 | 嵌合具付き袋 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7554696A patent/JPH09262111A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008517676A (ja) * | 2004-10-25 | 2008-05-29 | アブソルート クロージャー イノベーションズ インコーポレイテッド | 織物または他の材料との間のシールを形成する装置 |
JP2015016018A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | シーアイ化成株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
JP2019202792A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 株式会社生産日本社 | 嵌合具付き袋 |
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