JPH09261698A - 交換装置 - Google Patents

交換装置

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JPH09261698A
JPH09261698A JP8064198A JP6419896A JPH09261698A JP H09261698 A JPH09261698 A JP H09261698A JP 8064198 A JP8064198 A JP 8064198A JP 6419896 A JP6419896 A JP 6419896A JP H09261698 A JPH09261698 A JP H09261698A
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JP
Japan
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processing
request signal
standby system
data
general
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JP8064198A
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English (en)
Inventor
Toshio Murai
俊雄 村井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汎用のCPUハードウエアや汎用のOSを使用
して制御系の2重化を図ることができ、しかも交換処理
を全く中断することなく運用系の切り替えを実現できる
交換装置を提供する。 【解決手段】現用系の処理中の処理要求信号に対するシ
ングルスレッド処理が終了し、次の処理要求信号に対す
る処理を開始するまでに、該現用系のプロセッサの内部
状態を記憶するデータ領域のデータをコピーして凍結
し、この凍凍結したデータを待機系に転送して、該待機
系のプロセッサの内部状態を記憶するデータ領域にコピ
ーし、上記凍結したデータを待機系に転送した後に現用
系で処理された処理要求信号にその処理された時間およ
び処理の順番を付して待機系に通知し、この通知した処
理要求信号に基づき待機系において現用系で行われた処
理と同一の処理を行なわせ、これに対応して該待機系の
プロセッサのデータ領域のデータを更新し、上記通知し
た処理要求信号のうちで待機系おける処理が未処理の処
理要求信号の数が処理のしきい値以下になった時点で現
用系の処理を待機系の処理に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御系が2重化
されて現用系と待機系として動作し、端末や局線から入
力された処理要求信号や内部的に生成された処理要求信
号に対してシングルスレッド処理を行う交換装置に関
し、特に、交換処理を全く中断することなく運用系の切
り替えを実現できるようにした交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御系が2重化されて現用系と待
機系として動作する交換装置としては図5に示す構成が
知られている。
【0003】この図5に示す交換装置は、標準電話機4
1が接続される音声端末インターフェース(STTI)
51、ディジタル多機能電話機42−1が接続されるデ
ータ端末インターフェース(DSTI)52−1、公衆
網43に接続される局線トランクインターフェース(C
OTI)53および網インターフェース(IPRI)5
4、ディジタル多機能電話機42−2が接続されるデー
タ端末インターフェース(DSTI)52−2を有して
おり、上記音声端末インターフェース(STTI)5
1、データ端末インターフェース(DSTI)52−
1、局線トランクインターフェース(COTI)53、
網インターフェース(IPRI)54、データ端末イン
ターフェース(DSTI)52−2との間で、通話路ハ
イウェイ61、制御路ハイウェイ62−1〜62−nを
用いた交換制御を行うものである。
【0004】また、その制御系は、メインCPU(MC
PU)10および複数のローカルCPU(LCPU)1
1−1〜11−nを含む複数のプロセッサ群を用いた第
1の制御系と、メインCPU(MCPU)20および複
数のローカルCPU(LCPU)21−1〜21−nを
含む複数のプロセッサ群を用いた第1の制御系メインC
PU(MCPU)20を含む第2の制御系とが設けられ
ており、この第1の制御系および第2の制御系は、互い
アクセス可能な系間共有メモリ31を有する2重化制御
部(MISC)32に接続され、それぞれ現用系(アク
ト系)または待機系(スタンバイ系)を構成する2重系
として構成されている。
【0005】ここで、第1の制御系は、上記メインCP
U(MCPU)10と上記複数のローカルCPU(LC
PU)11−1〜11−nを用いて分散CPUシステム
として構成されており、上記メインCPU(MCPU)
10、上記複数のローカルCPU(LCPU)11−1
〜11−n、この交換装置の交換制御を行うタイムスイ
ッチ12、外部記憶装置としてのディスク14およびド
ラム15を制御する外部記憶装置制御部(DDCC)1
3、共有メモリ16を具備している。
【0006】また第2の制御系も、上記第1の制御系と
同様に、上記メインCPU(MCPU)20と上記複数
のローカルCPU(LCPU)21−1〜21−nとを
用いて分散CPUシステムとして構成されており、上記
メインCPU(MCPU)20、上記複数のローカルC
PU(LCPU)21−1〜21−n、この交換装置の
交換制御を行うタイムスイッチ22、外部記憶装置とし
てのディスク24およびドラム25を制御する外部記憶
装置制御部(DDCC)23、共有メモリ26を具備し
ている。
【0007】そして、第1の制御系のメインCPU1
0、複数のローカルCPU11−1〜11−n、タイム
スイッチ12、外部記憶装置制御部(DDCC)13、
共有メモリ16および第2の制御系のメインCPU2
0、複数のローカルCPU21−1〜21−n、タイム
スイッチ22、外部記憶装置制御部(DDCC)23、
共有メモリ26はそれぞれ内部バス17および27を介
して互いアクセス可能な系間共有メモリ31を有する2
重化制御部(MISC)32に接続されている。
【0008】また、この2重化制御部(MISC)32
は、PBX内部接点インターフェース(I/F)として
メインCPU(MCPU)10および20に接続される
とともに、音声端末インターフェース(STTI)5
1、データ端末インターフェース(DSTI)52−
1、局線トランクインターフェース(COTI)53、
網インターフェース(IPRI)54、データ端末イン
ターフェース(DSTI)52−2に接続されている。
【0009】なお、図1において、メインCPU(MC
PU)10および20は、この交換装置全体の交換接続
処理を制御するものであり、また、ローカルCPU(L
CPU)11−1〜11−nおよび21−1〜21−n
は、上記音声端末インターフェース(STTI)51、
データ端末インターフェース(DSTI)52−1、局
線トランクインターフェース(COTI)53、網イン
ターフェース(IPRI)54、データ端末インターフ
ェース(DSTI)52−2の各ポート毎に配設され、
端末毎の処理とグループの処理を行うものである。
【0010】また、ディスク14、24およびドラム1
5、25には、この交換装置を制御するためのプログラ
ムや、課金、処理履歴データが格納されている。
【0011】また、この交換装置において、制御系の2
重化のための第1の制御系(現用系)および第2の制御
系(待機系)の指示信号やこの交換装置の内部信号は2
重化制御部(MISC)32を経由して各系のメインC
PU(MCPU)10および20に伝えられる。
【0012】また、上記音声端末インターフェース(S
TTI)51、データ端末インターフェース(DST
I)52−1、局線トランクインターフェース(COT
I)53、網インターフェース(IPRI)54、デー
タ端末インターフェース(DSTI)52−2には、各
インターフェースの種別毎にポートプロセッサ(PP)
を配設しており、ここで、複数回線のインターフェース
制御を行い、その制御信号を制御路ハイウェイ62−1
〜62−n経由でローカルCPU(LCPU)11−1
〜11−nおよび21−1〜21−nに送る。
【0013】なお、上記ローカルCPU(LCPU)1
1−1〜11−nおよび21−1〜21−nにはそれぞ
れポートプロセッサインタフェース(PP I/F)が
設けられており、このポートプロセッサインタフェース
(PP I/F)により上記ポートプロセッサ(PP)
からの制御信号のインタフェースを行う。
【0014】また、各端末や各トランクを接続する通話
路ハイウェイ61はタイムスイッチ12および22に接
続されている。
【0015】すなわち、図5に示す従来の構成において
は、第1の制御系および第2の制御系がハードウエア的
に共有され、両方の制御系からアクセスできる系間共有
メモリ31を設けることにより、現用系と待機系との切
り換えに際しては、第1の制御系と第2の制御系との間
のデータの移行を行っていた。
【0016】しかし、このように専用のハードウエアを
介して系の2重化を図る従来の交換装置においては交換
装置に特有のハードウエア機構を必要とし、汎用のオペ
レーティングシステム(OS)や汎用のCPUハードウ
エアを使用することはできず、更にハードウエア機構が
複雑になるという問題があった。
【0017】そこで、図6に示すように、ソフトウエア
で制御系の2重化を図る交換装置も提案されている。
【0018】この図6に示す構成は、メインCPU(M
CPU)10、複数のローカルCPU(LCPU)11
−1〜11−n、タイムスイッチ12、外部記憶装置と
してのディスク14およびドラム15を制御する制御部
(DDCC)13、共有メモリ16を具備する第1の制
御系と、メインCPU(MCPU)20、複数のローカ
ルCPU(LCPU)21−1〜21−n、タイムスイ
ッチ22、外部記憶装置としてのディスク24およびド
ラム25を制御する制御部(DDCC)23、共有メモ
リ26を具備する第2の制御系とを、2重化制御部(M
ISC)30で接続して制御系の2重化を図っている。
【0019】この図6に示す構成においては、例えば、
現用系である第1の制御系の交換処理で呼の状態が変化
すると、その状態を2重化制御部(MISC)30を経
由して待機系である第2の制御系に知らせることにより
現用系と待機系とでソフトウエア的に状態を保つように
構成している。
【0020】しかし、このソフトウエア的に状態を保つ
構成においては、すべての状態を知らせるために、状態
が増える度にこれに1つ1つ対応しなければならないの
で、状態数の増加に対応するのが極めて難しく、一般的
な処理方法では対応できないという問題ある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとく、従来の
制御系の2重化を図る交換装置においては、 1)第1の制御系および第2の制御系でハードウエア的
に共有される系間共有メモリ31を設ける 2)ソフトウエアで制御系の2重化を図る ものがあるが、1)のものにおいては、交換装置特有の
ハードウエア機構を必要とし、汎用のオペレーティング
システム(OS)や汎用のCPUハードウエアを使用す
ることはできず、更にハードウエア機構が複雑になると
いう問題があり、また2)のものにおいては、すべての
状態を知らせるために、状態が増える度にこれに1つ1
つ対応しなければならないので、状態数の増加に対応す
るのが極めて難しく、一般的な処理方法では対応できな
いという問題あった。
【0022】そこで、この発明は、汎用のCPUハード
ウエアや汎用のOSを使用して制御系の2重化を図るこ
とができ、しかも交換処理を全く中断することなく運用
系の切り替えを実現できる交換装置を提供することを目
的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、制御系が2重化されて現用系と待機系
として動作し、端末や局線から入力された処理要求信号
や内部的に生成された処理要求信号に対してシングルス
レッド処理を行う交換装置において、前記現用系の内部
状態を示すデータを凍結する凍結手段と、前記凍結手段
により凍結されたデータを前記待機系に転送する転送手
段と、前記転送手段により前記データを前記待機系に転
送した後に、前記現用系で処理された処理要求信号をそ
の処理に係わる情報を付して前記待機系に通知する通知
手段と、前記通知手段により通知された処理要求信号に
基づき前記待機系において前記現用系で行われた処理と
同一の処理を行なわせ、これに対応して該待機系の内部
状態を示すデータを更新する更新手段と、前記通知手段
により通知された処理要求信号の前記待機系における未
処理の処理要求信号の数が所定の処理のしきい値以下に
なった時点で、前記現用系の処理を前記待機系の処理に
切り替える切替手段とを具備することを特徴とする。
【0024】ここで、前記凍結手段は、前記現用系の処
理中の処理要求信号に対するシングルスレッド処理が終
了し、次の処理要求信号に対する処理を開始するまで
に、該現用系のプロセッサの内部状態を記憶するデータ
領域のデータをコピーして凍結するように構成すること
ができる。
【0025】また、前記転送手段は、前記凍結手段によ
り凍結されたデータを前記待機系に転送するとともに、
該データを前記待機系のプロセッサの内部状態を記憶す
るデータ領域にコピーするように構成することができ
る。
【0026】また、前記通知手段は、前記現用系で処理
された処理要求信号をその処理された時間および処理の
順番を付して前記待機系に通知するように構成すること
ができる。
【0027】また、前記更新手段は、前記待機系のプロ
セッサの内部状態を記憶するデータ領域のデータを更新
するように構成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。
【0029】図1は、この発明に係る交換装置の一実施
例を示したものである。なお、図1において図5に示し
た従来の交換装置と同様の機能を果たす部分には図5に
用いた符号と同一の符号を付してその詳細説明は省略す
る、図1に示したこの実施例の交換装置においては、交
換機の固有の制御を行う固有制御装置100と、汎用の
制御を行う汎用制御装置300とで第1の制御系を構成
し、交換機の固有の制御を行う固有制御装置200と、
汎用の制御を行う汎用制御装置400とで第2の制御系
を構成している。
【0030】そして、固有制御装置100、汎用制御装
置300、固有制御装置200、汎用制御装置400の
間はイーサネット500を介して互いに接続されてい
る。
【0031】また、上記第1の制御系と上記第2の制御
系との間には2重化制御部(MISC)30が設けられ
ており、この2重化制御部(MISC)30は、PBX
内部接点インターフェース(I/F)としてメイン固有
制御装置100および200に接続されるとともに、音
声端末インターフェース(STTI)51、データ端末
インターフェース(DSTI)52−1、局線トランク
インターフェース(COTI)53、網インターフェー
ス(IPRI)54、データ端末インターフェース(D
STI)52−2に接続されている。
【0032】ここで、固有制御装置100は、交換機の
タイムスイッチとして機能するタイムスイッチ部(TS
W)101、各ポートプロセッサ(PP)とのインター
フェイスとして機能するポートプロセッサインターフェ
イス部(PP I/F)102、交換機固有の制御信号
のインターフェイスとして機能する交換機インターフェ
イス部(PBX I/F)103、CPU(中央演算装
置)およびROM(リードオンリィメモリ)およびRA
M(ランダムアクセスメモリ)等を有し、この固有制御
装置100の動作を制御する固有制御部104、イーサ
ネット500とのインターフェイスとして機能するイー
サネットインターフェイス部(Ether Net I
/F)105を有している。
【0033】同様に、固有制御装置200も、交換機の
タイムスイッチとして機能するタイムスイッチ部(TS
W)201、各ポートプロセッサ(PP)とのインター
フェイスとして機能するポートプロセッサインターフェ
イス部(PP I/F)202、交換機固有の制御信号
のインターフェイスとして機能する交換機インターフェ
イス部(PBX I/F)203、CPU(中央演算装
置)およびROM(リードオンリィメモリ)およびRA
M(ランダムアクセスメモリ)等を有し、この固有制御
装置200の動作を制御する固有制御部204、イーサ
ネット500とのインターフェイスとして機能するイー
サネットインターフェイス部(Ether Net I
/F)205を有している。
【0034】また、汎用制御装置300は、交換機の動
作を制御するためのPBXソフトウエアを格納するPB
Xソフトウエア部301、この汎用制御装置300の基
本動作を制御するオペレーションシステム部(OS)3
02、イーサネット500とのインターフェイスとして
機能するイーサネットインターフェイス部(Ether
Net I/F)303、CPU(中央演算装置)お
よびROM(リードオンリィメモリ)およびRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)等を有し、この汎用制御装置3
00の動作を制御する汎用制御部304、外部記憶装置
としてのディスク14およびドラム15とのインターフ
ェイスとして機能するインターフェイス部(IF)30
5を有している。
【0035】同様に、汎用制御装置400も、交換機の
動作を制御するためのPBXソフトウエアを格納するP
BXソフトウエア部401、この汎用制御装置400の
基本動作を制御するオペレーションシステム部(OS)
402、イーサネット500とのインターフェイスとし
て機能するイーサネットインターフェイス部(Ethe
r Net I/F)403、CPU(中央演算装置)
およびROM(リードオンリィメモリ)およびRAM
(ランダムアクセスメモリ)等を有し、この汎用制御装
置400の動作を制御する汎用制御部404、外部記憶
装置としてのディスク24およびドラム25とのインタ
ーフェイスとして機能するインターフェイス部(IF)
405を有している。
【0036】ここで、この実施例の交換装置において
は、制御系の2重化のための第1の制御系(現用系)お
よび第2の制御系(待機系)の指示信号や交換機の内部
信号等の交換機固有の制御信号は、2重化制御部(MI
SC)30から固有制御装置100の交換機インターフ
ェイス部103および固有制御装置200の交換機イン
ターフェイス部203に伝えられる。
【0037】固有制御装置100および200は、この
交換機固有の制御信号を受けるとその固有制御部104
および204でそれぞれイーサネット500のフレーム
に構成し直し、固有部処理要求信号としてイーサネット
500を介して汎用制御装置300および400に送り
出す。
【0038】汎用制御装置300および400は、この
固有部処理要求信号をイーサネット500を介して受け
とると、この固有部処理要求信号の処理を実行し、その
処理結果を固有制御装置100および200に送り返
す。
【0039】固有制御装置100および200では、こ
の汎用制御装置300および400からの処理結果に対
応してタイムスイッチ部(TSW)101および201
の制御およびポートプロセッサインターフェイス部10
2および202を介する各ポートプロセッサに対する制
御信号の送信処理を行い、これにより交換制御を実現す
る。
【0040】次に、この交換装置において、制御系を現
用系から待機系に切り換える場合の処理について説明す
る。
【0041】図2は、現用系における処理要求信号の流
れを示したものである。ここでは固有制御装置100お
よび汎用制御装置300からなる第1の制御系が現用系
として選択されている場合を示している。
【0042】図2において、固有制御装置100から汎
用制御装置300に送られた固有部処理要求信号および
汎用制御装置300で内部的に発生されるタイムアウト
等の内部処理要求信号は、汎用制御装置300のPBX
ソフトウエア部301に格納されたPBXソフトウエア
により実現される処理要求キューに順次蓄積され、この
処理要求キューに蓄積された処理要求信号は処理要求キ
ューの優先順に要求信号処理プログラムにより処理され
る。
【0043】この状態で、図1に示した2重化制御部
(MISC)30から制御系の切換え要求信号が発生し
たとすると、汎用制御装置300では、現在処理してい
る処理要求信号の処理を終了し次第、図2に示した要求
信号処理プログラムによりPBXソフトウエア部301
に格納されたPBXソフトウエアのうちの呼処理データ
に関連する呼処理状態データ領域の部分をコピーしてそ
の時点の呼処理の状態を保存し、この保存した呼処理状
態データ領域のデータを汎用制御装置400のPBXソ
フトウエア部401に転送して、この呼処理状態データ
領域の部分をコピーした時点の現用系である汎用制御装
置300の状態を待機系である汎用制御装置400の状
態に反映するようにする。
【0044】図3は、上記処理を概念的に示したもので
ある。すなわち、図3において、現用系である汎用制御
装置300のPBXソフトウエア部301および待機系
である汎用制御装置400のPBXソフトウエア部40
1は、それぞれ、呼処理の状態を記憶する呼処理状態デ
ータ領域部、固定データを記憶する固定データ領域部、
プログラムを記憶するプログラム領域部を有しており、
現用系である汎用制御装置300は、2重化制御部(M
ISC)30からの制御系の切換え要求信号を受信する
と、その時点におけるPBXソフトウエア部301の呼
処理状態データ領域部のデータをコピーすることにより
このデータを一旦凍結し、この凍結した呼処理状態デー
タ領域部のデータを待機系である汎用制御装置400の
PBXソフトウエア部401に転送して汎用制御装置3
00の状態を待機系である汎用制御装置400の状態に
反映させ、これにより現用系である汎用制御装置300
と待機系である汎用制御装置400は全く同一の状態で
固有制御装置100からの処理要求信号の処理を行うこ
とができる態勢を作る。
【0045】そして、この現用系である汎用制御装置3
00と待機系である汎用制御装置400が全く同一の状
態で固有制御装置100からの処理要求信号の処理を行
うことができる態勢が作られると、その後現用系である
汎用制御装置300は、図2に示した処理要求キューに
蓄積された処理要求信号を処理を行う毎に、この処理さ
れた処理要求信号をその処理時刻をつけて待機系である
汎用制御装置400に転送する。
【0046】そして、待機系である汎用制御装置400
では、現用系である汎用制御装置300から転送された
処理要求信号とその処理時刻に基づき待機系である汎用
制御装置400のPBXソフトウエア部401に格納さ
れたPBXソフトウエアにより実現される処理要求キュ
ーの状態を現用系である汎用制御装置300の処理要求
キューの状態と同一に保ち、現用系である汎用制御装置
300がから転送された処理要求信号とその処理時刻を
用いて処理時刻の調整を行い、現用系である汎用制御装
置300と全く同一の処理を行っていく。
【0047】これによって、現用系である汎用制御装置
300で呼処理状態データ領域部のデータの凍結を行っ
た後の汎用制御装置300における要求信号の処理は待
機系である汎用制御装置400においても全く同一に再
現され、現用系である汎用制御装置300と待機系であ
る汎用制御装置400とにおける処理はそれぞれ全く同
じ状態で同期することになる。
【0048】図4は、この状態を概念的に示したもので
ある。図4において、現用系である固有制御装置100
から汎用制御装置300に送られた処理要求信号および
汎用制御装置300の処理要求キューから取り出された
処理要求信号は、それぞれその処理時刻、処理順番が付
されて待機系である汎用制御装置400に転送される。
【0049】そして、現用系である汎用制御装置300
から転送された固有制御装置100からの処理要求信号
は、待機系である汎用制御装置400の処理要求キュー
に加えられ、また現用系である汎用制御装置300から
転送された汎用制御装置300の処理要求キューから取
り出された処理要求信号は待機系である汎用制御装置4
00の要求信号処理プログラムで処理されて、その結
果、現用系である汎用制御装置300と待機系である汎
用制御装置400とでは全く同じ状態で同期して同一の
処理を行うことになる。
【0050】この状態において、待機系である汎用制御
装置400では、現用系である汎用制御装置300から
転送されてくる汎用制御装置300で処理された処理要
求信号の数を監視し、この処理要求信号の数が所定のし
きい値を下回った時点で、現用系である汎用制御装置3
00の処理を停止させ、固有制御装置100と汎用制御
装置300との通信を停止させ、現用系と待機系との切
換え処理を行う。
【0051】これにより、現用系であった固有制御装置
100と汎用制御装置300とからなる第1の制御系に
代わって固有制御装置200と汎用制御装置400とか
らなる第2の制御系が現用系になり、以後は、固有制御
装置200から送出された処理要求信号が汎用制御装置
400に送られ、汎用制御装置400の処理要求キュー
に順次蓄積されることになる。
【0052】そして、この新たに現用系となった汎用制
御装置400では、まず、この制御系の切換えを行った
時点で旧現用系である汎用制御装置300で既に処理さ
れた処理要求信号の処理を全て行い、その後は新しい現
用系である汎用制御装置400の処理要求キューにした
がって処理を続行することになる。
【0053】このようにして、この実施例の交換装置に
おいては処理の中断が全く生じることなく現用系から待
機系への切換えを行うことができ、全ての呼を救済でき
る制御系の切換えが可能になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、現
用系と待機系との切換えに際して現用系の内部状態を示
すデータを凍結し、この凍結されたデータを待機系に転
送し、該データの転送の後に、現用系で処理された処理
要求信号をその処理に係わる情報を付して待機系に通知
し、この通知された処理要求信号に基づき待機系におい
て現用系で行われた処理と同一の処理を行なわせ、これ
に対応して該待機系の内部状態を示すデータを更新し、
上記通知された処理要求信号の待機系における未処理の
処理要求信号の数が所定の処理のしきい値以下になった
時点で、現用系の処理を待機系の処理に切り替えるよう
に構成したので、汎用のCPUハードウエアや汎用のO
Sを使用して制御系の2重化を図ることができ、しかも
交換処理を全く中断することなく全ての呼を救済して運
用系の切り替えを実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る交換装置の一実施例を示したグ
ロック図。
【図2】図1に示した実施例における現用系における処
理要求信号の流れを示した概念図。
【図3】図1に示した実施例において運用系の切換え要
求信号が発した時における処理を説明するための概念
図。
【図4】図1に示した実施例において運用系の切換え要
求信号が発した後における処理を説明するための概念
図。
【図5】従来の交換装置の一例を示すブロック図。
【図6】従来の交換装置の他の例を示すブロック図。
【符号の説明】
14、24 ディスク 15、25 ドラム 30 2重化制御部(MISC) 41 標準電話機 42−1、42−2 ディジタル多機能電話機 43 公衆網 51 音声端末インターフェース(STTI) 52−1、52−2 データ端末インターフェース
(DSTI) 53 局線トランクインターフェース(COTI) 54 網インターフェース(IPRI) 61 通話路ハイウェイ 62 制御路ハイウェイ 100、200 固有制御装置 101、201 タイムスイッチ部(TSW) 102、202 ポートプロセッサインターフェイス
部(PP I/F) 103、203 交換機インターフェイス部(PBX
I/F) 104、204 固有制御部 105、205 イーサネットインターフェイス部
(Ether NetI/F) 300、400 汎用制御装置 301、401 PBXソフトウエア部 302、402 オペレーションシステム部(OS) 303、403 イーサネットインターフェイス部
(Ether NetI/F) 304、404 汎用制御部 305、405 インターフェイス部(IF)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御系が2重化されて現用系と待機系と
    して動作し、端末や局線から入力された処理要求信号や
    内部的に生成された処理要求信号に対してシングルスレ
    ッド処理を行う交換装置において、 前記現用系の内部状態を示すデータを凍結する凍結手段
    と、 前記凍結手段により凍結されたデータを前記待機系に転
    送する転送手段と、 前記転送手段により前記データを前記待機系に転送した
    後に、前記現用系で処理された処理要求信号をその処理
    に係わる情報を付して前記待機系に通知する通知手段
    と、 前記通知手段により通知された処理要求信号に基づき前
    記待機系において前記現用系で行われた処理と同一の処
    理を行なわせ、これに対応して該待機系の内部状態を示
    すデータを更新する更新手段と、 前記通知手段により通知された処理要求信号の前記待機
    系における未処理の処理要求信号の数が所定の処理のし
    きい値以下になった時点で、前記現用系の処理を前記待
    機系の処理に切り替える切替手段とを具備することを特
    徴とする交換装置。
  2. 【請求項2】 前記凍結手段は、 前記現用系の処理中の処理要求信号に対するシングルス
    レッド処理が終了し、次の処理要求信号に対する処理を
    開始するまでに、該現用系のプロセッサの内部状態を記
    憶するデータ領域のデータをコピーして凍結することを
    特徴とする請求項1記載の交換装置。
  3. 【請求項3】 前記転送手段は、 前記凍結手段により凍結されたデータを前記待機系に転
    送するとともに、該データを前記待機系のプロセッサの
    内部状態を記憶するデータ領域にコピーすることを特徴
    とする請求項1記載の交換装置。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、 前記現用系で処理された処理要求信号をその処理された
    時間および処理の順番を付して前記待機系に通知するこ
    とを特徴とする請求項1記載の交換装置。
  5. 【請求項5】 前記更新手段は、 前記待機系のプロセッサの内部状態を記憶するデータ領
    域のデータを更新することを特徴とする請求項1記載の
    交換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6597657B1 (en) 1999-01-08 2003-07-22 Nec Corporation Unit and method for duplex call control for SVC connection
JP2006157078A (ja) * 2004-10-29 2006-06-15 Oki Electric Ind Co Ltd Ip−pbxシステムおよびその呼制御サーバ間のデータ更新方法

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