JPH09260754A - 半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置及び半導体レーザ励起固体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置及び半導体レーザ励起固体レーザ装置

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JPH09260754A
JPH09260754A JP8072659A JP7265996A JPH09260754A JP H09260754 A JPH09260754 A JP H09260754A JP 8072659 A JP8072659 A JP 8072659A JP 7265996 A JP7265996 A JP 7265996A JP H09260754 A JPH09260754 A JP H09260754A
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state laser
excitation
semiconductor laser
laser rod
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Shuichi Fujikawa
周一 藤川
Tetsuo Kojima
哲夫 小島
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的外乱に対しても強く組立調整が簡単で
あり高効率で高品質なレーザビームを安定して発生させ
るとともに、大出力化が容易な半導体レーザ励起固体レ
ーザ増幅装置及びそれを用いた半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置を得ることが課題である。 【解決手段】 レーザビームの光軸に沿って延び、内部
に活性媒質を含む固体レーザロッド1と、固体レーザロ
ッド1を両端で支える側板12と、固体レーザロッド1
を包囲し、内部に冷却媒体を収納するフローチューブ2
と、中心の穴に固体レーザロッド1を貫通して配置され
た平板状の基板9および固体レーザロッド1の側方より
励起光を照射する励起光源3で構成される励起モジュー
ル100と、固体レーザロッド1に沿って配列された複
数の励起モジュール100を相互に連結しさらに側板1
2に固定するため連結固定手段15,16とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体レーザ励
起固体レーザ増幅装置及び半導体レーザ励起固体レーザ
装置に関するもので、特にその励起部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図28は、例えば文献(Solid-State La
ser Engineering, Springer-Verlag,348頁)に示されて
いる従来の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置に用い
られる励起モジュールの構成図である。図において、5
は発光部4を図28の左方向に向けて三角柱状のヒート
シンク5の一側面に固定された2個の半導体レーザアレ
イである。また、34は半導体レーザアレイ3より出射
した励起光を集光するための円筒レンズ、そして301
はヒートシンク5の温度調整を行うための電気冷却器、
さらに302はヒートシンク5および電気冷却器301
を介し、半導体レーザアレイ3より熱を取り除くための
熱交換器である。
【0003】熱交換器302には、冷却水が循環してお
り、ヒートシンク5を介して半導体レーザアレイ3と熱
交換を行う。熱交換器302とヒートシンク5との間に
挟まれて電気式冷却器301が設置されているので、電
気式冷却器301を用いてヒートシンク5を冷却すれ
ば、熱交換器302に循環させる冷却水の温度を変化さ
せることなく、半導体レーザアレイ3の温度を速やかに
調整することができる。
【0004】ヒートシンク5には、2個の半導体レーザ
アレイ3が同一方向に固定されている。半導体レーザア
レイ3の発光部4の正面には円筒レンズ34が固定され
ており、発光部4を出射した励起光は円筒レンズ34に
より集光される。また、ヒートシンク5と熱交換機30
2によって挟み込むように電気冷却器301が設置され
ており、電気冷却器301を用いてヒートシンク5の温
度調整を行うことにより、半導体レーザアレイ3から出
射される励起光の波長を調整することができる。ヒート
シンク5、半導体レーザアレイ3、円筒レンズ34、電
気冷却器301、熱交換機302の構成要素から1個の
励起モジュール90が構成されている。
【0005】図29は図28の構成の励起モジュール9
0が固体レーザロッド1およびフローチューブ2と共に
支持板303に固定された様子を示す斜視図である。こ
の構成においては、1本の固体レーザロッド1に対して
4個の励起モジュール90がその周囲に設置されてい
る。そして、各励起モジュール90はヒートシンク5の
端面を支持板303に固定されて、一端を支持されて取
り付けられている。そして、4個の励起モジュール90
に固定されている各半導体レーザアレイ3の発光部4
は、いずれも固体レーザロッド1の方向に向けられてお
り、発光部4を出射した励起光は、円筒レンズ34によ
り固体レーザロッド1の断面内において集光点が生ずる
よう作用を受ける。従って固体レーザロッド1の周囲に
はフローチューブ2が設けられており、固体レーザロッ
ド1とフローチューブ2との間に形成される空間に冷却
媒質が流され、固体レーザロッド1の冷却が行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザ励
起固体レーザ増幅装置およびそれを用いた半導体レーザ
励起固体レーザ装置は、上記のように構成されていたた
め、1個の励起モジュールからは1個の励起光照射方向
しか得れないという問題点があった。このため固定レー
ザロッド1の励起分布の均一化を図るため、複数の方向
より励起光を照射する場合には、照射方向の数に応じた
複数の励起モジュールを用意しなければならないという
問題点があった。
【0007】また半導体レーザ励起固体レーザ装置の大
出力化を図るためには、固体レーザロッド1に沿って、
励起モジュールに設置される半導体レーザアレイ3の数
を増やすが、そのためには、ヒートシンク5を固体レー
ザロッド1に沿って長尺にしなければならなかった。そ
して、固体レーザロッド1の長手方向に対し均一な励起
分布を得るためには、すべての半導体レーザアレイ3と
固体レーザロッド1との間隔を一定に保つ必要があるた
め、装置が大型化すればするほど励起モジュール90の
作製、組立に対し高い精度が要求されるという問題点が
あった。
【0008】また励起モジュールは、一端でのみ支持さ
れているため、振動等の機械的外乱が生じた場合、半導
体レーザアレイ3と固体レーザロッド1との間の距離が
容易に変化し、安定した増幅特性ならびにレーザ出力を
維持することが困難であるという問題点があった。また
同時に固体レーザロッド1中の励起分布の均一性も損ね
るため、レーザビームの品質も低下してしまうという問
題点もあった。
【0009】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、機械的外乱に対しても強く、組立、
調整が簡単であり、さらに高効率で高品質なレーザビー
ムを安定して発生させるとともに、大出力化が容易な半
導体レーザ励起固体レーザ増幅装置、及びそれを用いた
半導体レーザ励起固体レーザ装置を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体レーザ
励起固体レーザ増幅装置においては、レーザビームの光
軸に沿って延び、内部に活性媒質を含む固体レーザロッ
ドと、固体レーザロッドを両端で支える側板と、固体レ
ーザロッドを包囲して設けられ、内部に固体レーザロッ
ドを冷却する冷却媒体が流されるフローチューブと、中
心に穿孔された穴に固体レーザロッドを貫通して配置さ
れた平板状の基板および基板に固定するための手段によ
り固定され固体レーザロッドの側方より励起光を照射す
る少なくとも1個の励起光源で構成される励起モジュー
ルと、固体レーザロッドに沿って配列された複数の励起
モジュールを相互に連結しさらに側板に固定するため連
結固定手段とを備えている。
【0011】請求項2の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、複数の励起モジュールは、固体レー
ザロッドを中心軸として、所定の角度をもって順次角度
をずらしながら連結される。
【0012】請求項3の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光源の設置部位が、励起光源を
冷却するための手段を兼ねる。
【0013】請求項4の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光源と固体レーザロッドとの間
に、励起光を集光もしくは伝送する手段が設けられてい
る。
【0014】請求項5の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光を通過させる開口を有し、固
体レーザロッドを包囲して設けられた反射面を有する集
光器を備えている。
【0015】請求項6の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、反射面が拡散反射面である。
【0016】請求項7の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、集光器が励起光源を固定する手段を
兼ねる。
【0017】請求項8の半導体レーザ励起固体レーザ装
置においては、レーザビームの光軸に沿って延び、内部
に活性媒質を含む固体レーザロッドと、固体レーザロッ
ドを両端で支える側板と、固体レーザロッドを包囲して
設けられ、内部に固体レーザロッドを冷却する冷却媒体
が流されるフローチューブと、中心に穿孔された穴に固
体レーザロッドを貫通して配置された平板状の基板およ
び基板に固定するための手段により固定され固体レーザ
ロッドの側方より励起光を照射する少なくとも1個の励
起光源で構成される励起モジュールと、固体レーザロッ
ドに沿って配列された複数の励起モジュールを相互に連
結しさらに側板に固定するため連結固定手段と、固体レ
ーザロッドの一端に備えられた部分反射鏡と、固体レー
ザロッドの他端に備えられた全反射鏡とを備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の半導体レーザ励起固体レ
ーザ増幅装置を示す横断面図である。また図2は部分的
な縦断面図である。図28に示した従来の半導体レーザ
励起固体レーザ増幅装置と同一または相当部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。図1において、12
は下板14に立設して設けられた一対の側板である。側
板12は、固体レーザロッド1の両端部を各々の主面に
設けられた穴に貫通させて、固体レーザロッド1を支持
している。2は固体レーザロッド1の周囲に配置された
フローチューブである。フローチューブ2は、円筒状を
なし固体レーザロッド1を長手方向にわたって全体的に
包囲する。フローチューブ2の両端部もまた側板12に
よって支持されている。51は側板12に設けられた例
えば純水等の冷却媒体を供給するための流入口、52は
冷却媒体が排出される流出口である。流入口51より供
給された冷却媒体は、固体レーザロッド1とフローチュ
ーブ2との間で形成される空間を流れ、その間に固体レ
ーザロッド1を直接冷却する。フローチューブ2を通過
した冷却媒体は流出口52から排出される。
【0019】9は外縁全体にわたって主面と直角に突設
された円形フランジが形成され、中央に穴が形成された
基板である。複数の基板9が、中央の穴に固体レーザロ
ッド1およびフローチューブ2を貫通されて、同一の向
きに積層されて配列されている。各基板9の主面には、
中央の穴を中心にして4個の固定用ブロック10が、9
0゜づつ離れて等間隔に配置されて固定されている。3
は複数の発光素子が直線状に配置されてなる励起光源で
ある半導体レーザアレイである。4個の半導体レーザア
レイ3は、各々ヒートシンク5を介し固定用ブロック1
0に固定されている。固定用ブロック10は、励起光源
である半導体レーザアレイ3を固定するための手段を構
成している。各半導体レーザアレイ3は、各々その発光
部4を固体レーザロッド1方向に向けて、固体レーザロ
ッド1の中心軸を回転軸とし互いに90゜の角度をなす
よう固定されている。基板9と基板9の主面に固定され
た固定用ブロック10、半導体レーザアレイ3およびヒ
ートシンク5は、1個の励起モジュール100を構成し
ている。
【0020】11は基板9のフランジ部に主面と直角に
穿設された連結用貫通穴である。また、13は側板12
の主面に穿設された固定用貫通穴である。複数の励起モ
ジュール100が、各々基板9のフランジ部に穿設され
た連結用貫通穴11にボルト15を貫通され、さらにボ
ルト15を側板12にナット16によって締結され、互
いに連結された状態で側板12に固定されている。ボル
ト15およびナット16は、固体レーザロッド1に沿っ
て配列された複数の励起モジュール100を相互に連結
しさらに側板12に固定する連結固定手段を構成してい
る。固体レーザロッド1に沿って連結された4個の励起
モジュール100は全体で励起部を構成している。
【0021】本実施の形態に示す半導体レーザ励起固体
レーザ増幅装置においては、1個の励起モジュール10
0中には4個の半導体レーザアレイ3が固定用ブロック
10を介し基板9に固定されている。また基板9の中央
部を固体レーザロッド1およびフローチューブ2が貫通
する構成となっている。そして、基板9に固定された4
個の半導体レーザアレイ3の発光部4は、何れも固体レ
ーザロッド1が設置されている基板中央方向に向けられ
ている。半導体レーザアレイ3より発せられた励起光は
固体レーザロッド1に照射され、固体レーザロッド1の
励起を行なう。励起された固体レーザロッド1中には、
励起光の波長、活性媒質の原子構造に応じた特定のエネ
ルギー準位間で反転分布が生じ、この準位間のエネルギ
ー差に相当した波長を有する光が、固体レーザロッド1
内を通過する際に増幅作用を受け光強度が増大する。
【0022】基板9の外縁部は中央部に比べ厚みの増し
た円形フランジ状となっており、等画間隔に4個の連結
用貫通穴11が設けられている。側板12上の固定用貫
通穴13は、励起モジュール100の連結用貫通穴11
に対応した位置に設けられており、基板9に設けられた
連結用貫通穴11と側板12に設けられた固定用貫通穴
13とにボルト15が通され、ナット16を用いて締め
付られることにより、各々の励起モジュール100相互
間が連結され、そして側板12に固定される。
【0023】本実施の形態においては、励起モジュール
100を構成する基板9に連結用貫通穴11が設けら
れ、その連結用貫通穴11にボルト15が通されナット
16で側板12に締結されるので、固体レーザロッド1
に沿って、複数の励起モジュール100が、正規設置位
置に対し、高精度で簡易かつ堅固に連結、固定される。
また、連結用貫通穴11により励起モジュール100の
設置位置、角度が規定されるため、励起部の組立、調整
が容易になるばかりでなく、機械振動等の外乱が生じた
場合であっても、励起モジュール100の正規設置位
置、設置角度からのずれをボルト15と連結用貫通穴1
1との直径差の範囲内に抑えることができ、安定した増
幅特性を得ることができ、ひいては安定したレーザ出力
を得ることができる。
【0024】また本実施の形態に示すように、励起モジ
ュール100を構成する基板9に、連結用貫通穴11等
の励起モジュールどうしを連結する機構をもうければ、
励起部を構成する励起モジュール100の数を容易に増
減せしめることが可能となり、目標とする増幅特性もし
くはレーザ出力に応じ、連結する励起モジュール100
の数を調整することができる。
【0025】さらにまた本実施の形態の励起モジュール
100は、単一の基板9上に4個の半導体レーザアレイ
3および固定用ブロック10を設置する構成としている
ため、4個の半導体レーザアレイ3の位置関係を常に一
定に保つことが可能で、機械振動等の外乱が生じた場合
も、励起光源である4個の半導体レーザアレイの正規設
置位置、設置角度からのずれを抑制することができ、安
定かつ均一に固体レーザロッド1の励起を行うことがで
きる。
【0026】また本実施の形態の半導体レーザ励起固体
レーザ増幅装置は、側板12を用いて固体レーザロッド
1、フローチューブ2および複数の励起モジュール10
0を固定する構成としているため、固体レーザロッド
1、フローチューブ2および励起モジュール100を互
いに正確な位置関係で簡易に設置することが可能であ
る。
【0027】さらにまた同一の側板12によって固体レ
ーザロッド1、フローチューブ2および励起モジュール
100が固定されているため、固体レーザロッド1、フ
ローチューブ2および励起モジュール100の位置関係
を常に一定に保つことができ、振動等の外乱が生じた場
合であっても、固体レーザロッド1、フローチューブ2
および励起モジュール100相互間の正規設置位置、設
置角度からのずれを抑制することができ、さらに固体レ
ーザロッド1およびフローチューブ2に対し励起モジュ
ール100が機械的負荷を加えることがないので、装置
の信頼性が著しく向上するばかりでなく、安定した増幅
特性、ひいては安定したレーザ出力を得ることができ
る。
【0028】本実施の形態においては、基板9に4個の
連結用貫通穴11を設けた例を示したが、基板9に設け
る連結用貫通穴11の数はこれに限るものではない。例
えば、連結用貫通穴11の数を3個とすれば、組立工程
を減少させることができるし、また4個以上の連結用貫
通穴11を設ければ、より堅固に励起モジュール100
間の連結が可能になる。
【0029】実施の形態2.図3は本発明の半導体レー
ザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す横断面図であ
る。また図4は部分的な断面図である。図において、1
7は円筒形で中心に貫通穴を有するスペーサである。本
実施の形態で示す半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置
の構成においては、励起モジュール101は基板9、固
定用ブロック10、半導体レーザアレイ3およびヒート
シンク5に加え、スペーサ17から構成されている。
【0030】本実施の形態における基板9の形状は、実
施の形態1のものとは異なり外縁部は厚みが増した円形
フランジ状とはなっておらず、平板により形成されてい
る。連結用貫通穴11に対応した位置にスペーザ17が
設置されており、基板9に設けられた連結用貫通穴1
1、スペーサに設けられた貫通穴、側板12に設けられ
た固定用貫通穴13がそれぞれボルト15に貫通され、
ナット16を用いて締め付けられている。そして、励起
モジュール101相互間の連結、および側板12への固
定がされている。励起モジュール101の間隔はスペー
サ17により規定される。
【0031】本実施の形態においても実施の形態1と同
様、4個の励起モジュール101が固体レーザロッド1
に沿って直列に配置されている。励起光源である半導体
レーザアレイ3の基板9上での固定方法および側板12
によってされる固体レーザロッド1およびフローチュー
ブ2の固定方法については、実施の形態1の構成と同様
である。
【0032】本実施の形態においては、励起モジュール
101を構成する基板9を平板で形成し、励起モジュー
ル100の間隔を貫通穴を有するスペーサ17で規定す
る構成としたので、実施の形態1と同様な効果が得られ
るばかりでなく、基板9の作製および基板9上での半導
体レーザアレイ3の固定作業が容易になる。また基板9
の周囲にフランジを設ける必要がないので励起モジュー
ルの軽量化を図ることができる。連結用貫通穴11並び
にスペーサ17の数は4個に限ることがないことは言う
までもない。
【0033】実施の形態3.図5は本発明の半導体レー
ザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す横断面図であ
る。また図6は部分的な断面図である。図において、1
8および19は励起モジュール102を構成する基板9
の外縁部に形成された円形フランジ上に設けられたザグ
リ付き連結用貫通穴と連結用ネジ穴である。また20は
側板12に設けられたザグリ付き固定用貫通穴、21は
各励起モジュール102および側板12を連結、固定す
るための連結固定手段である六角穴付きボルトである。
励起光源である半導体レーザアレイ3の基板9への固定
方法については、実施の形態1と同様である。
【0034】本実施の形態においても、励起モジュール
102は基板9、固定用ブロック10および半導体レー
ザアレイ3から構成され、4個の励起モジュール102
が固体レーザロッド1に沿って直列に配置されている。
【0035】図6に示されるように、基板9上に設けら
れたザグリ付き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴1
9は、固体レーザロッド1と中心を同じくした同一円上
に60゜の角度をなして交互に配置されている。このた
め基板9上に設けられた3個のザグリ付き連結用貫通穴
18の中心を結んで形成される三角形および3個の連結
用ネジ穴19の中心を結んで形成される三角形は、3辺
の長さが等しい正三角形をなし互いに合同となる。また
ザグリ付き連結用貫通穴18のザグリ径は、連結用ネジ
穴に対応した六角穴付きボルト21のボルト頭の直径よ
り大きくされ、またザグリ深さはボルト頭の高さより深
くされている。
【0036】励起モジュール102相互間の連結は、図
5に示すように図の左端の励起モジュール102の連結
用ネジ穴19に、次の励起モジュール102のザグリ付
き連結用貫通穴18の位置が合致され、六角穴付きボル
ト21を用いて順次右方へ締結されている。基板9の外
縁部に設けられたザグリ付き連結用貫通穴18および連
結用ネジ穴19は、固体レーザロッド1と中心を同じく
した同一円上に設置されているため、固体レーザロッド
1と励起光源である半導体レーザアレイ3の位置関係を
常に一定に保つことができる。また側板12上には基板
9の外縁部に設けられたザグリ付き連結用貫通穴18お
よび連結用ネジ穴19と同じ位置関係を有する複数のザ
グリ付き固定用貫通穴20が設けられており、両端の基
板9が側板12に密接され、連結用ネジ穴19上に位置
するザグリ付き固定用貫通穴20に、六角穴付きボルト
21が貫通されて、基板9と励起モジュール102の結
合が行なわれる。
【0037】本実施の形態においては、複数の励起モジ
ュール102が直列に配置された際にも、個々の励起モ
ジュール102が隣り合う励起モジュール102と堅固
に連結、固定されているため、機械振動等外乱に対する
耐性を更に高めることができる。また組立時に励起モジ
ュール102を1つずつ連結していく行程を経るため、
組立精度の向上を図ることができる。さらに、多数の励
起モジュール102を連結する際にも長尺のボルトを使
用する必要はなく、また励起モジュール102どうしの
連結を予め行い、最終的に励起部と側板12との結合を
行うという組立手順が可能となるため、励起部の独立性
が向上し、例えば励起部の交換作業等の負荷を低減させ
ることができる。
【0038】本実施の形態では、基板9に設けられたザ
グリ付き連結用貫通穴18と連結用ネジ穴19が、固体
レーザロッド1と中心を同じくした同一円上に60゜の
角度をなして交互に均等に配置される構成を示したが、
ザグリ付き連結用貫通穴18と連結用ネジ穴19の数は
これに限るものではなく、同一円上に設けられ、ザグリ
付き連結用貫通穴18の中心を結んで形成される多角形
と、連結用ネジ穴19の中心を結んで形成される多角形
が合同であれば、本実施の形態と同様、半導体レーザア
レイ3と固体レーザロッド1との位置関係を一定に保つ
ことができ、また隣り合う励起モジュール102相互を
堅固に連結、固定することができる。
【0039】実施の形態4.図7は本発明の半導体レー
ザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュー
ルの横断面図である。図において、22は平板で形成さ
れた基板9の外縁部に設置された環状の連結用フラン
ジ、23および24は基板9の外縁部に連結用フランジ
22を固定する際に使用するフランジ固定用ネジ穴およ
びフランジ固定用貫通穴である。また25は連結用フラ
ンジ22と基板9を結合する皿ネジである。励起光源で
ある半導体レーザアレイ3の基板9への固定方法につい
ては、実施の形態1と同様である。また連結用フランジ
22には実施の形態3と同様の構成のザグリ付き連結用
貫通穴18と連結用ネジ穴19が設けられており、各々
励起モジュールの連結方法については実施の形態3にお
いて示した方法と同様である。
【0040】本実施の形態の励起モジュール103の構
成は、実施の形態1および実施の形態3の構成とは異な
り、ザグリ付き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴1
9が設けられている連結用フランジ22と基板9とは一
体ではなく、基板9の外縁部に設けられたフランジ固定
用貫通穴24と、連結用フランジ22に設けられた固定
用ネジ穴23とが、皿ネジ25により締結され、基板9
と連結用フランジ22が結合されている。
【0041】本実施の形態においては、半導体レーザア
レイ3は平板状の基板9に固定され、その後、基板9が
連結用フランジ22に装着されるので、実施の形態3の
構成と同じく連結用フランジ23に設けられたザグリ付
き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴19を用いて、
励起モジュール103相互間での強固な連結が可能とな
るばかりでなく、基板9が平板状なので、半導体レーザ
アレイ3の基板9への取付け作業が容易になる。
【0042】本実施の形態では、基板9の外縁部にフラ
ンジ固定用貫通穴24を設け、他方、連結用フランジ2
2にフランジ固定用ネジ穴23を設ける構成としていた
が、基板9側にフランジ固定用ネジ穴を設け、連結用フ
ランジ22側にフランジ固定用貫通穴を設け、連結用フ
ランジ22側より基板9をネジ止めする構成としても同
様な効果が得られることはいうまでもない。
【0043】また本実施の形態では、連結用フランジ2
3にザグリ付き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴1
9を設けた構成を示したが、ザグリ付き連結用貫通穴1
8および連結用ネジ穴19の代わりに、実施の形態1の
構成と同様の連結用貫通穴11を連結用フランジ23に
設け、連結用貫通穴11を介しボルト15およびナット
16を用いて励起モジュール相互間の連結および側板1
2への固定を行う構成としても同様な効果が得られる。
【0044】実施の形態5.図8は本発明の半導体レー
ザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュー
ルの横断面図である。図において、本実施の形態の励起
モジュール104においては、基板9上に設置した固定
用ブロック10に光軸8と平行に2個の半導体レーザア
レイ3が重ねて固定されている。その他の構成について
は、実施の形態4と同様である。1個の固定用ブロック
10に複数の半導体レーザアレイ3が固定されているの
で、固体レーザロッド1の単位長さに対する装着可能な
半導体レーザアレイ3の数を増やすことができる。そし
て、基板9の外縁部に設けたザグリ付き連結用貫通穴1
8および連結用ネジ穴19を用いて励起モジュール相互
間の強固な連結が可能となるばかりでなく、同一の増幅
性能を維持しながら半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置全体の小型化を図ることができる。
【0045】本実施の形態においては、2個の半導体レ
ーザアレイ3が光軸8と平行に固定ブロック10に固定
されたが、固定ブロック10に固定される半導体レーザ
3の数はこれに限ることはない。
【0046】実施の形態6.図9は本発明の半導体レー
ザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュー
ルの正面図である。本実施の形態の励起モジュール10
5においては、基板9の外縁部にある円形フランジ上に
は、90゜毎に離れて配置された4個で1組をなす3組
の連結用貫通穴11a、11b、11cが設けられてい
る。3組の連結用貫通穴11a、11b、11cの何れ
の連結用貫通穴も同一円上に設けられている。そして、
連結用貫通穴11bは連結用貫通穴11aに対し反時計
回りに22.5゜の位置、また連結用貫通穴11cは連
結用貫通穴11bに対し反時計回りに22.5゜の位置
に設けられている。励起光源である半導体レーザアレイ
3の基板9への固定方法については、実施の形態1と同
様である。本実施の形態の励起モジュール105が実際
に半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置内に設置された
際には、図9に示す励起モジュール105の中央部を、
紙面に垂直な向きに固体レーザロッド1およびフローチ
ューブ2が貫通する構成となる。
【0047】本実施の形態においては、1番目の励起モ
ジュール105と2番目の励起モジュール105の2個
の励起モジュールが連結される際に、第1の励起モジュ
ール105においては連結用貫通穴11aが使用され、
第2の励起モジュール105においては連結用貫通穴1
1bが用いられて連結される。連結の方法は実施の形態
1と同じく、ボルト15が貫通されて連結される。その
ため、1番目の励起モジュール105の半導体レーザア
レイ3の設置方向と2番目の励起モジュール105の半
導体レーザアレイ3の設置方向は、固体レーザロッド1
の中心軸を中心として22.5゜だけずれる。
【0048】図10は本実施の形態の1番目の励起モジ
ュール105、2番目の励起モジュール105および3
番目の励起モジュール105の3個の励起モジュールを
連結したときの、1番目の励起モジュール105中にあ
る半導体レーザアレイ3a、2番目の励起モジュール1
05中にある半導体レーザアレイ3bおよび3番目の励
起モジュール105中にある半導体レーザアレイ3cの
それぞれの設置位置を示す模式図である。
【0049】本実施の形態においては、励起モジュール
105相互間の堅固な連結が容易になるばかりでなく、
隣接する励起モジュール105を異なる設置角度で連結
することができるため、多方向から固体レーザロッド1
に対し励起光を照射し、固体レーザロッド1内での励起
分布の均一性を向上させることができる。
【0050】本実施の形態では、基板9の外縁部に2
2.5゜の間隔で連結用貫通穴11を設けた構成を示し
たが、連結用貫通穴11を配置する角度間隔及び配置す
る数はこれに限るものではなく、連結する励起モジュー
ルの数、励起モジュール内に固定する半導体レーザアレ
イの配置に応じて、最適な励起分布となるよう選定すれ
ばよい。
【0051】実施の形態7.図11は本発明の半導体レ
ーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュ
ールの側面図である。また図12は正面図である。図に
おいて、26は励起モジュール106の側面に設けられ
た設置角度の基準とするマーク、27はマーク26から
のずれ角を示すスケール、28は基板9の外縁部の円形
フランジ上に設けられた弧形の長穴である。励起光源で
ある半導体レーザアレイ3の基板9への固定方法につい
ては、実施の形態1と同様である。本実施の形態の励起
モジュール106が実際に半導体レーザ励起固体レーザ
増幅装置内に設置された際には、図12に示す励起モジ
ュール106の中央部を、紙面に垂直な向きに固体レー
ザロッド1およびフローチューブ2が貫通する構成とな
る。
【0052】本実施の形態の励起モジュール106にお
いては、基板9の外縁部に中心が同一な弧形の4個の長
穴28が設けられている。そして励起モジュール106
相互間の連結は、長穴28にボルトが貫通されて連結さ
れる。各励起モジュール105相互間の連結および側板
12への固定は、実施の形態1と同様にボルト15およ
びナット16で締結されて行われる。
【0053】本実施の形態においては、隣接する励起モ
ジュール106相互間の設置角度を連続的に変化させる
ことができるので、励起分布の微妙な調整が可能とな
る。また基板9に設けられた弧形の4個の長穴28は中
心が同一なため、励起モジュール106の設置角度によ
らず、固体レーザロッド1と半導体レーザアレイ3の位
置関係を一定に保つことができる。更に励起モジュール
106の側面に、励起モジュールの角度基準となるマー
ク26とマーク26からのずれ角を示すスケール27を
有しているため、隣り合う励起モジュールの相対的な設
置角度の差を即座に認知することができ、各励起モジュ
ール相互間の設置角度の設定が容易になる。
【0054】本実施の形態においては、励起モジュール
の基板9に4個の弧形長穴28を設置した例を示した
が、基板9に設ける長穴28の数はこれに限るものでは
ない。
【0055】実施の形態8.図13は本発明の半導体レ
ーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュ
ールの正面図である。本実施の形態においては、基板9
の外縁部にある円形フランジ上に120゜毎に離れて配
置された3個で1組をなす3組のザグリ付き連結用貫通
穴18a、18b、18cおよび連結用ネジ穴19が設
けられている。各ザグリ付き連結用貫通穴18a、18
b、18cおよび連結用ネジ穴19は同一円上に設けら
れている。また、3組のザグリ付き連結用貫通穴のうち
の1組であるザグリ付き連結用貫通穴18aと連結用ネ
ジ穴19とは、60゜の角度をなして交互に配置されて
いる。そして、ザグリ付き連結用貫通穴18bは、ザグ
リ付き連結用貫通穴18aに対し反時計回りに22.5
゜の位置、ザグリ付き連結用貫通穴18cは、ザグリ付
き連結用貫通穴18bに対し反時計回りに22.5゜の
位置に配置されている。このためザグリ付き連結用貫通
穴18a及び18b並びに18cが、それぞれ3個の中
心を結んで形成される三角形は3辺の長さが等しい正三
角形となる。またこれらの三角形は3個の連結用ネジ穴
19の中心を結んで形成される正三角形と合同となる。
【0056】励起光源である半導体レーザアレイ3の基
板9への固定方法については、実施の形態1と同様であ
る。本実施の形態の励起モジュール107が実際に半導
体レーザ励起固体レーザ増幅装置内に設置された際に
は、励起モジュール107の中央部を、紙面に垂直な向
きに固体レーザロッド1およびフローチューブ2が貫通
する構成となる。
【0057】本実施の形態の励起モジュール107相互
間の連結は、実施の形態3の構成と同じ方法で連結さ
れ、一方の励起モジュール107の連結用ネジ穴19の
位置に、もう一方の励起モジュール107のザグリ付き
貫通穴18a、18b、18cのいずれかの位置が合致
され、六角穴付きボルトを用いて両励起モジュール10
7が締結される。本実施の形態の励起モジュール107
は、22.5゜の間隔で3組のザグリ付き連結用貫通穴
18a、18b、18cが設けられているので、連結に
使用するザグリ付き連結用貫通穴を3組のうちから選択
することにより、隣接する励起モジュール107相互間
の設置角度差を22.5゜の間隔で設定することができ
る。
【0058】本実施の形態においては、隣接する励起モ
ジュール107相互間の連結を堅固に行うことができる
ばかりでなく、連結に使用するザグリ付き連結用貫通穴
を18a、18b、18cの3組より選択することによ
って隣接する励起モジュール107間の設置角度を変化
させることができるので、多方向より固体レーザロッド
1の励起を行うことができ、固体レーザロッド1内での
励起分布の均一性を向上させることができる。
【0059】実施の形態9.図14は本発明の半導体レ
ーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジュ
ールの正面図である。実施の形態8においては、基板9
の外縁部に22.5゜の間隔で3個で一組をなすザグリ
付き連結用貫通穴18a、18b、18cが設けられた
が、本実施の形態においては、3個で一組をなすザグリ
付き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴19a、19
b、19cが設置されている。ザグリ付き連結用貫通穴
18および連結用ネジ穴19a、19b、19cは同一
円上に設けられており、ザグリ付き連結用貫通穴18お
よび3組の連結用ネジ穴のうちの1組である連結用ネジ
穴19aは、60゜の角度をなして交互に配置されてい
る。連結用ネジ穴19bは19aに対し反時計回りに2
2.5゜の位置、また連結用ネジ穴19cは19bに対
し反時計回りに22.5゜の位置に配置されている。こ
のため連結用ネジ穴18a及び18b並びに18cが、
それぞれ3個の中心を結んで形成される三角形は3辺の
長さが等しい正三角形となる。またこれらの三角形は3
個の連結用貫通穴18の中心を結んで形成される正三角
形と合同となる。
【0060】励起光源である半導体レーザアレイ3の基
板9への固定方法については、実施の形態1と同様であ
る。本実施の形態の励起モジュール108が実際に半導
体レーザ励起固体レーザ増幅装置内に設置された際に
は、励起モジュール108の中央部を、紙面に垂直な向
きに固体レーザロッド1およびフローチューブ2が貫通
する構成となる。
【0061】本実施の形態においては、励起モジュール
108相互間の連結において、22.5゜の間隔で設け
られた3組の連結用ネジ穴19a、19b、19cから
任意の連結用ネジ穴が選択され、それにザグリ付き連結
用貫通穴18が合致され、六角穴付きボルトで締結され
る。そのため、隣接する励起モジュール108相互間の
堅固な連結が可能になるのと同時に、隣接する励起モジ
ュール108間の設置角度を22.5゜の間隔をもって
変化させることができるので、多方向より励起光を固体
レーザロッド1に照射することができ、固体レーザロッ
ド1内の励起分布の均一化を図ることができる。
【0062】本実施の形態および前記の実施の形態8で
は、22.5゜の間隔で設けられたザグリ付き連結用貫
通穴を18a、18b、18c、あるいは連結用ネジ穴
19a、19b、19cが設けられたが、これらを配置
する角度間隔及び数はこれに限るものではなく、連結さ
れる励起モジュールの数、励起モジュール内に固定する
半導体レーザアレイの配置に応じ、使用目的に対し最適
な励起分布となるよう選定されればよい。
【0063】本実施の形態および前記の実施の形態8に
おいては、一組の連結用ネジ穴に対し設置角度の異なる
複数組のザグリ付き連結用貫通穴が設けられた構成、あ
るいは一組のザグリ付き連結用貫通穴に対し設置角度の
異なる複数組の連結用ネジ穴が設けられた構成である
が、設置角度の異なる複数組のザグリ付き連結用貫通穴
と設置角度の異なる複数組の連結用ネジ穴が同一の基板
上に設けられれば、本実施の形態あるいは実施の形態8
と同様な効果が得られる。そして、更に励起モジュール
の設置角度の選択技を増やすこともできる。
【0064】実施の形態10.図15は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。また図16は断面図である。本
実施の形態の励起モジュール109の構成は、実施の形
態4の場合と同じく、平板で形成された基板9の外縁部
に連結用フランジ22が設置された構成となっている。
基板9の外縁部には、90゜毎に離れて配置された4個
で一組をなす3組のフランジ固定用貫通穴24a、24
b、24cが設けられている。一方、連結用フランジ2
2には、基板9に設けられたフランジ固定用貫通穴24
aと合致する位置4ヶ所にフランジ固定用ネジ穴23が
設けられている。そして、フランジ固定用貫通穴24a
を介し、皿ネジ25を用いて、基板9と連結用フランジ
22とが結合されている。
【0065】各フランジ固定用貫通穴24a、24b、
24cおよびフランジ固定用ネジ穴23はいずれも同一
円上に設置されており、基板9に設けられたフランジ固
定用貫通穴24bはフランジ固定用貫通穴24aに対し
反時計回りに22.5゜の位置、フランジ固定用貫通穴
24cはフランジ固定用貫通穴24bに対し反時計回り
に22.5゜の位置に配置されている。このためフラン
ジ固定用貫通穴24a及び24b並びに24cが、それ
ぞれ4個の中心を結んで形成される四角形は互いに合同
となる。励起光源である半導体レーザアレイ3の基板9
への固定方法については、実施の形態1と同様である。
【0066】本実施の形態に係る励起モジュール109
が実際に半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置内に設置
された際には、励起モジュール109の中央部を、紙面
に垂直な向きに固体レーザロッド1およびフローチュー
ブ2が貫通する構成となる。また連結用フランジ22に
はザグリ付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴1
9が設けられており、励起モジュール109の連結方法
については実施の形態3と同様である。
【0067】本実施の形態の励起モジュール109にお
いては、基板9に22.5゜の角度間隔をもって3組の
フランジ固定用貫通穴24a、24b、24cが設けら
れているので、基板9と連結用フランジ22の連結に際
し、使用するフランジ固定用貫通穴を選択することによ
り、連結用フランジ22に対する基板9の設置角度を2
2.5゜の角度間隔で設定することができる。そのため
本実施の形態の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置に
おいては、複数の励起モジュール109が連結されて使
用される際には、各励起モジュール109の連結用フラ
ンジ22に対する基板9の設置角度が変化されることに
より、多方向から固体レーザロッド1に励起光を照射す
ることが可能となり、固体レーザロッド1内の励起分布
の均一性を向上させることができる。また連結用フラン
ジ22には、ザグリ付き連結用ザグリ穴18および連結
用ネジ穴19が設けられているので、隣接する励起モジ
ュール109相互間の堅固な連結が可能である。
【0068】本実施の形態においては、基板9に22.
5゜の角度間隔をなして4個で一組をなす3組のフラン
ジ固定用貫通穴24a、24b、24cが設けられ、連
結用フランジ側には1組の連結用ネジ穴23が設けられ
た構成であるが、基板9側に1組の連結用貫通穴24が
設けられ、連結用フランジ22側に複数組の連結用ネジ
穴23が設けられた構成としても同様な効果が得られる
ことはいうまでもない。また連結用フランジ22側にフ
ランジ固定用貫通穴24が設けられ、基板9側にフラン
ジ固定用ネジ穴23が設けられ、連結用フランジ22側
よりフランジ固定用貫通穴24を介し、基板9が固定さ
れる構成としてもよい。
【0069】本実施の形態においては、基板9に4個で
一組をなし22.5゜の角度間隔をもって配置された3
組のフランジ固定用貫通穴24a、24b、24cが設
けられたが、複数組のフランジ固定用貫通穴24もしく
は連結用ネジ穴23が設置される際の角度間隔はこれに
限るものではない。
【0070】実施の形態11.図17は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。また図18は断面図である。図
において29は基板9の外縁部に設けられた弧形のフラ
ンジ固定用長穴である。本実施の形態の励起モジュール
110も実施の形態10と同様に、平板で形成された基
板9の外縁部に連結用フランジ22が固定される構成と
なっている。励起光源である半導体レーザアレイ3の基
板9への固定方法については、実施の形態1と同様であ
る。本実施の形態に係る励起モジュール110が、実際
に半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置内に設置された
際には、励起モジュール110の中央部を、紙面に垂直
な向きに固体レーザロッド1およびフローチューブ2が
貫通する。また連結用フランジ22にはザグリ付き連結
用貫通穴18および連結用ネジ穴19が設けられてお
り、励起モジュール100相互間の連結方法について
は、実施の形態3と同様である。
【0071】本実施の形態の励起モジュール110にお
いて、基板9の外縁部に設けられた4個のフランジ固定
用長穴29は、何れも中心が同一円上に位置するよう形
成されている。連結用フランジ22には4ヶ所にフラン
ジ固定用ネジ穴23が設けられており、フランジ固定用
長穴29を介し皿ネジ25を用いて基板9の外縁部に連
結用フランジ22が固定される。
【0072】本実施の形態においては、結合用フランジ
22に対する基板9の設置角度を、固体レーザロッド1
と励起光源である半導体レーザアレイ3の位置関係を一
定に保ったまま連続的に変化させることができるので、
励起分布の微妙な調整が可能となる。また基板9の外縁
部には基板9の角度基準を示すマーク26が設けられ、
また結合用フランジ22には基板9に設けられたマーク
26と対向する位置に、角度を表すスケール27が設け
られているため、結合フランジ22に対する基板9の設
置角度を即座に認知することができ、基板9の設置角度
の調整が容易になる。連結用フランジ22には、ザグリ
付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴19が設け
られているので、隣接する励起モジュール間の堅固な連
結が可能であることはいうまでもない。
【0073】本実施の形態においては、基板9の外縁部
に、中心が同一円上に位置するフランジ固定用長穴29
が設けられ、連結用フランジ22にフランジ固定用ネジ
穴23が設けられた構成を示したが、連結用フランジ2
2に中心が同一円上に位置するフランジ固定用長穴29
が設けられ、基板9の外縁部に、フランジ固定用ネジ穴
23が設けられ、連結用フランジ22側よりフランジ固
定用長穴29を介し基板9が固定されても、結合用フラ
ンジ22に対する基板9の設置角度を、固体レーザロッ
ド1と励起光源である半導体レーザアレイ3の位置関係
を一定に保ったまま連続的に変化させることができる。
【0074】本実施の形態および前記実施の形態10の
励起モジュールにおいては、励起モジュール間の連結方
法は、連結用フランジ22上に設けたザグリ付き連結用
ザグリ穴18および連結用ネジ穴19を利用する実施の
形態3と同様な方法を示したが、励起モジュール間の連
結方法はこれに限るものではなく、例えば連結用フラン
ジ22に連結用貫通穴が設けられた方法でもよい。
【0075】また連結用フランジ22に、実施の形態6
乃至実施の形態9で示した励起モジュール間の設置角度
を変更する手段を付加すれば、固体レーザロッド1に対
する励起光の入射角度の調整範囲を更に拡張することが
できる。
【0076】実施の形態12.図19は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。また図20は断面図である。図
中、30で示す点線は固定ブロック10の内部に形成さ
れた冷却水路、31は冷却水路30内に冷却水を流入す
ためのチューブ継手、32は冷却水を供給するチューブ
を励起モジュール内に導入するため連結用フランジ22
の側面に設けられたチューブ導入口である。本実施の形
態に係る励起モジュール111が実際に半導体レーザ励
起固体レーザ増幅装置内に設置された際には、励起モジ
ュール11の中央部を、紙面に垂直な向きに固体レーザ
ロッド1およびフローチューブ2が貫通する構成とな
る。
【0077】本実施の形態の励起モジュール111にお
いては、固定ブロック10に半導体レーザアレイ3がヒ
ートシンクを介すことなく直接固定され、半導体レーザ
アレイ3と固定ブロック3中を流れる冷却水との温度差
で生じる熱伝導により、半導体レーザアレイ3が冷却さ
れる。冷却水路30は、励起光源である半導体レーザア
レイ3を冷却するための手段を構成している。本実施の
形態の励起モジュール111においては、平板で形成さ
れた基板9の外縁部に連結用フランジ22を固定する構
成が採用されており、連結用フランジ22に設けられた
ザグリ付き連結用貫通穴18および連結用ネジ穴19を
用いて、励起モジュール111相互間の連結が行われ
る。
【0078】本実施の形態においては、固定ブロック1
0が励起光源である半導体レーザアレイ3の冷却装置を
兼ねる。そして、固定ブロック10以外にヒートシンク
等半導体レーザアレイ3を冷却するための手段を設置す
る必要がないので、励起モジュールの小型化を図ること
が可能となるばかりでなく、励起モジュールの組立も容
易になる。加えて連結用フランジ22には、ザグリ付き
連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴19が設けられ
ているので、隣接する励起モジュール111相互間の堅
固な連結が可能である。
【0079】本実施の形態では、平板で形成された基板
9の外縁部に連結用フランジ22が固定される構成であ
るが、外縁部にフランジが一体に形成された基板を使用
しても、同様な効果が得られることはいうまでもない。
また励起モジュール間の連結には、連結用貫通穴を使用
する実施の形態1と同様な方法が用いられてもよい。ま
た実施の形態6乃至実施の形態11と同様な構成の励起
モジュール、もしくは励起モジュール内の基板の設置角
度が可変となるような構成の励起モジュールが用いられ
てもよい。
【0080】実施の形態13.図21は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。前記実施の形態12において
は、励起光源である半導体レーザアレイ3を基板9上に
固定するための固定ブロック10に冷却流路が設けら
れ、それにより半導体レーザアレイ3が冷却される構成
であった。しかし、本実施の形態の励起モジュール11
2においては、基板9の内部に冷却水路30が設けられ
ており、そして基板3に励起光源である半導体レーザア
レイ3が、固定ブロックを使用することなく直接固定さ
れる構成となっている。そして、半導体レーザアレイ3
と基板9中を流れる冷却水との温度差で生じる熱伝導に
より半導体レーザアレイ3が冷却される。冷却水路30
は、励起光源である半導体レーザアレイ3を冷却するた
めの手段を構成している。また基板3の外縁部には4個
の連結用貫通穴11が設けられている。
【0081】実施の形態の励起モジュール112におい
ては、固定ブロック並びにヒートシンクを使用すること
なく、半導体レーザアレイ3を基板9上に固定し冷却す
ることが可能となるので、励起モジュールの構成は更に
簡素となり組立が容易となる。また基板9の外縁部には
連結用貫通穴11が設けられているため、連結用貫通穴
11を介しボルトおよびナットを用いて複数の励起モジ
ュールを連結、固定することが可能である。
【0082】本実施の形態では、基板3の外縁部に連結
用貫通穴11が設けられたが、実施の形態3で示したよ
うに基板3の外縁部にザグリ付き連結用貫通穴および連
結用ネジ穴が設けられ、六角穴付きボルトを用いて隣接
する励起モジュール相互間が連結されてもよい。また実
施の形態6乃至実施の形態9で示したように励起モジュ
ールの設置角度が可変となる構成が用いられてもよい。
【0083】実施の形態14.図22は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。図中、33は半導体レーザアレ
イ3の発光部4より出射された励起光、34は半導体レ
ーザ3を出射した励起光33の広がり角を補正するため
に設けられた光軸8に対し直角な方向にレンズ作用を有
する平凸の円筒レンズである。円筒レンズ34は、半導
体レーザアレイ3より出射された励起光の発散角を減少
させ、固体レーザロッド1まで効率よく励起光を伝送す
るための手段を構成している。励起光源である半導体レ
ーザアレイ3の基板9への固定方法については、実施の
形態1と同様である。また基板9の外縁部にはザグリ付
き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴19が設けら
れており、励起モジュール113の連結方法については
実施の形態3と同様である。
【0084】一般に半導体レーザアレイ3を出射した励
起光の発散角は通常数100mradに達するため、半導体
レーザアレイ3と固体レーザロッド1間の距離が長くな
ると、固体レーザロッド1を臨む立体角よりも外側に出
射された励起光成分は、固体レーザロッド1には入射し
得ず励起には寄与しない。このため励起光の利用効率は
著しく低下する。本実施の形態においては、基板9に光
軸8に対し垂直な方向にレンズ作用を有する円筒レンズ
34を設けているので、励起光33の発散角を光軸8に
対し垂直な方向に補正し、発散角を低減せしめ、励起光
33の利用効率を向上させる。また励起光の発散角と比
較しNA(Numerical Aperture)値の十分大きな円筒レン
ズ34を使用すれば、半導体レーザアレイ3と固体レー
ザロッド1との間の低損失な励起光33の伝送を実現す
ることができる。一方、光軸8と平行な励起光33の発
散角成分については、固体レーザロッド1の長手方向と
発散方向が一致するため無視して差し支えない。
【0085】本実施の形態においては、励起光源である
半導体レーザアレイ3、および半導体レーザアレイ3よ
り出射される励起光33の発散角を低減させるための光
学要素である円筒レンズ34の両者が、励起モジュール
を構成する基板9上に固定されているため、半導体レー
ザアレイ3と円筒レンズ34の位置関係を励起モジュー
ル113の設置位置、角度によらず常に一定に保つこと
ができる。
【0086】また基板9の外縁部には連結用貫通穴11
が設けられているので、複数の励起モジュール113を
連結する場合であっても、連結用貫通穴11を介しボル
トおよびナットを用いてこれらを締結すれば、励起モジ
ュール相互間を正確な位置に堅固に固定することがで
き、励起モジュール毎の励起分布のばらつきを抑えるこ
とができる。
【0087】本実施の形態では、半導体レーザアレイ3
より出射される励起光33の発散角を低減するための光
学素子として円筒レンズ34が使用される構成例を示し
たが、基板9上に設置する光学素子はこれに限るもので
はなく、例えば球面レンズを用いられ、励起光の光軸に
対し垂直な方向、平行方向両者の発散角が低下される構
成としても、励起光の利用効率の低下を防ぐことができ
る。要は励起光の発散角を低下せしめ固体レーザロッド
への伝送が可能な光学素子が設置されればよい。
【0088】更に、円筒レンズ34と励起光源である半
導体レーザアレイ3間の距離が可変となる機構が設けら
れれば、固体レーザロッド1の直径に応じて、励起光3
3の発散角を調整することができる。
【0089】実施の形態15.図23は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。図中、34は光軸に直角な方向
にレンズ作用を有する平凸形状からなる第1の円筒レン
ズ、35も同様に光軸に直角な方向にレンズ作用を有す
る平凸形状からなる第2の円筒レンズである。円筒レン
ズ34,35は、半導体レーザアレイ3より出射された
励起光を集光する手段を構成している。励起光源である
半導体レーザアレイ3の基板9への固定方法について
は、実施の形態1と同様である。また基板9の外縁部に
はザグリ付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴1
9が設けられており、励起モジュール114の連結方法
については実施の形態3と同様である。
【0090】本実施の形態において、第1の円筒レンズ
34は、第1の円筒レンズ34と励起光源である半導体
レーザアレイ3の発光部4のなす距離が、第1の円筒レ
ンズ34の焦点距離と等しくなるよう基板9に固定され
ており、第2の円筒レンズ35は、第2の円筒レンズ3
5と固体レーザロッド1の中心のなす距離が、第2の円
筒レンズ35の焦点距離と等しくなるよう基板9に固定
されている。このため半導体レーザアレイ3の発光部4
と固体レーザロッド1の中心は光軸8に垂直な方向に関
し転写の関係にある。なお本実施の形態においては、固
体レーザロッド1の中心と光軸8が一致する構成とされ
ている。
【0091】本実施の形態においては、励起光源である
半導体レーザアレイ3の発光部4と固体レーザロッド1
の中心部が光軸1に垂直な方向に関し転写の関係となる
よう、第1の円筒レンズ34および第2の円筒レンズ3
5からなる光学系が同一の基板9上に設置されているの
で、励起光の利用効率を低下させることなく固体レーザ
ロッド1の中心部を集中的に励起することが可能とな
り、ビーム径の小さい高品質なビームモードを優先的に
増幅することができる。また第1の円筒レンズ34およ
び第2の円筒レンズ35に励起光33の発散角に比べ十
分大きなNA(Numerical Aperture)値を有するレンズが
使用されれば、半導体レーザアレイ3と固体レーザロッ
ド1間の低損失な励起光33の伝送が実現される。
【0092】本実施の形態においても前記実施の形態1
4の構成と同じく、励起光源である半導体レーザアレイ
3と第1の円筒レンズ34及び第2の円筒レンズ35か
らなる光学系の両者を、励起モジュール114を構成す
る同一の基板9上に設置しているため、半導体レーザア
レイ3と励起光33を伝送するための光学系との位置関
係を、励起モジュール114の設置位置、角度によらず
常に一定に保つことができる。また基板9の外縁部に設
けられているザグリ付き連結用ザグリ穴18および連結
用ネジ穴19が使用されて、励起モジュール間の連結が
行われるので、隣接する励起モジュール114どうしの
設置位置および角度を正確に指定することができ、複数
の励起モジュール114を連結し使用する場合において
も、励起モジュール114毎の励起分布のばらつきが抑
えられる。
【0093】本実施の形態では、半導体レーザアレイ3
の発光部4と固体レーザロッド1の中心部が転写関係と
なる構成を示したが、複数の半導体レーザアレイ3を用
いて固体レーザロッドの励起を行う場合には、発光部4
の転写位置が固体レーザロッド1の中心部から一定距離
ずらす構成とされることにより、励起光33の利用効率
が低下することなく、励起分布の均一化が図られる。
【0094】実施の形態16.図24は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。図中、36は固体レーザロッド
1の周囲を取り囲むよう基板9上に設置され、固体レー
ザロッド1と対向する内面に励起光波長における全反射
処理が施された筒状の反射面を有する集光器、37は集
光器36の内部に励起光33を導入するための導入スリ
ットである。本実施の形態においては半導体レーザアレ
イ3の発光部4と集光器36の導入スリット37が転写
関係となるよう、第1の円筒レンズ34並びに第2の円
筒レンズ35が基板9上に設置されている。そして、第
1、第2の円筒レンズとも光軸8に垂直な方向に対しレ
ンズ作用を有している。半導体レーザアレイ3の基板9
への固定方法については、実施の形態1と同様である。
また基板9の外縁部にはザグリ付き連結用ザグリ穴18
および連結用ネジ穴19が設けられており、励起モジュ
ール115の連結方法については実施の形態3と同様で
ある。
【0095】本実施の形態においては、半導体レーザア
レイ3の発光部4を、第1の円筒レンズ34および第2
の円筒レンズ35を用いて、集光器36の導入スリット
37上へ転写する構成としているため、光学的には、導
入スリット37上に半導体レーザアレイ3の発光部4を
設置したことと等価になる。そのため、第1の円筒レン
ズ34および第2の円筒レンズ35に励起光33の発散
角に比べ十分大きなNA(Numerical Aperture)値を有す
るレンズが使用されれば、半導体レーザアレイ3と固体
レーザロッド1との間の低損失な励起光33の伝送が実
現される。そして半導体レーザアレイ3を出射した励起
光33のほとんどが集光器36内に導入される。
【0096】集光器36内に導入された励起光33はフ
ローチューブ2を通過し、固体レーザロッド1に入射し
て固体レーザロッド1の励起を行う。また励起光の発散
により直接固体レーザロッド1に入射することのない励
起光成分は、固体レーザロッド1の周囲を囲うように配
置された全反射処理を施された反射面を有する集光器3
6の内面で全反射を1回、もしくは複数回繰り返すこと
により進行方向を変え、固体レーザロッド1に入射す
る。また一旦固体レーザロッド1に入射した励起光のう
ち、吸収されずに再度固体レーザロッド1外へ出射した
励起光成分は、集光器36の内面で全反射を1回、もし
くは複数回繰り返すことにより進行方向を変え、再び固
体レーザロッド1内に入射する。
【0097】本実施の形態においては、固体レーザロッ
ド1の周囲に、内面に励起光波長において全反射処理が
施された集光器36が設けられてる。そのため、固体レ
ーザロッド1に直接入射しない励起光や固体レーザロッ
ド1に一旦入射したのち吸収されずに出射した励起光
も、集光器36内面で1回もしくは複数回反射を繰り返
し、進行方向を変化されることにより、固体レーザロッ
ド1内に入射せしめ固体レーザロッド1の励起に有効に
利用することができるので、励起効率の向上を図ること
ができる。
【0098】本実施の形態においては、励起光源である
半導体レーザアレイ3、半導体レーザアレイ3より出射
した励起光3を集光器36の導入スリット37まで伝送
する第1の円筒レンズ34および第2の円筒レンズ35
からなる光学系、集光器36が何れも同一の基板9に設
置されているので、半導体レーザアレイ3と励起光33
を伝送するための光学系並びに集光器36との位置関係
を、励起モジュール115の設置位置、角度によらず常
に一定に保つことができる。
【0099】また基板9の外縁部に設けられているザグ
リ付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴19が使
用されて、励起モジュール115相互間の連結が行われ
るので、隣接する励起モジュール115相互間の設置位
置および角度を正確に指定することができ、複数の励起
モジュール115が連結されて使用される場合において
も、励起モジュール115毎の励起分布のばらつきが抑
制される。
【0100】本実施の形態においては、励起光源である
半導体レーザアレイ3から集光器36までの励起光の伝
送に、第1の円筒レンズ34および第2の円筒レンズ3
5からなる転写光学系が利用されたが、励起光33の発
散が導入スリット37の開口幅と同等になる距離まで、
半導体レーザアレイ3の発光部4と集光器36の導入ス
リット37が近接されて配置されてもよく、必ずしも光
学系を設置しなくてもよい。
【0101】実施の形態17.図25は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。図中、36は固体レーザロッド
1の周囲を取り囲むよう基板9に固定され、固体レーザ
ロッド1と対向する内面が拡散反射面で構成された例え
ばセラミックからなる反射面を有する集光器、38は集
光器36の内部に励起光33を導入するため設けた導入
口、39は集光器36内に励起光を導光するため導入口
38内に固定された端面に励起光33の反射防止処理を
施された光導波板である。半導体レーザアレイ3の基板
9への固定方法については、実施の形態1と同様であ
る。また基板9の外縁部にはザグリ付き連結用ザグリ穴
18および連結用ネジ穴19が設けられており、励起モ
ジュール116の連結方法については実施の形態3と同
様である。
【0102】本実施の形態においては、半導体レーザア
レイ3は、励起光33の発散と光導波板39の端部で形
成される開口が同程度なる距離まで、半導体レーザアレ
イ3の発光部4を、光導波板39の端部に、近接されて
基板9に固定されている。そして光導波板39の端部に
は反射防止処理が施されているため、半導体レーザアレ
イを出射した励起光33のほとんどを光導波板38内に
入射させることができる。
【0103】光導波板39内に入射した励起光33のう
ち、光導波板39の入射側端面より臨んだ出射側端面の
立体角よりも、発散角の小さな励起光成分は、光導波板
39中をそのまま透過し集光器36内に到達する。そし
て光導波板39の外部に接する例えば接着剤等の材料よ
りも、屈折率が十分高い例えばサファイア等の材料を用
いて、光導波板39が作製されるので、入射側端面より
臨んだ出射側端面の立体角よりも大きな発散角を有する
励起光成分についても、光導波板39の側面において全
反射されるため、低損失で集光器36内部に導くことが
できる。
【0104】集光器36内に導光された励起光33は、
フローチューブ2を通過して固体レーザロッド1に入射
し固体レーザロッド1の励起を行う。励起光の発散によ
り直接固体レーザロッド1に入射することのない励起光
成分も、固体レーザロッド1の周囲を囲うように配置さ
れた集光器36の内面で拡散反射し、その一部もしくは
全部が固体レーザロッド1に入射する。また一旦固体レ
ーザロッド1に入射した励起光のうち、吸収されずに再
度固体レーザロッド1外へ出射した励起光成分も集光器
36の内面で拡散反射し、その一部もしくは全部が、再
び固体レーザロッド1内に入射する。
【0105】本実施の形態において、固体レーザロッド
1の周囲に設けられた集光器36の内面は拡散反射面で
構成されるので、集光器36内面での拡散反射作用によ
り、固体レーザロッド1内部において容易に均一な励起
分布を得ることができるばかりでなく、励起効率を向上
させることができる。また本実施の形態においては、励
起光源である半導体レーザアレイ3と集光器36が同一
の基板9上に設置されており、また励起光33を集光器
36内で導光する光導波板39は集光器36の導入口3
8に固定されているので、半導体レーザアレイ3と励起
光33を伝送するための光導光板39並びに集光器36
との位置関係を、励起モジュール116の設置位置、角
度によらず常に一定に保つことができる。
【0106】さらに基板9の外縁部に設けられているザ
グリ付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ穴19が
使用されて、励起モジュール116相互間の連結が行わ
れるので、隣接する励起モジュール116相互間の設置
位置および角度を正確に指定することができ、複数の励
起モジュール116が連結されて使用される場合におい
ても、励起モジュール116毎の励起分布のばらつきが
抑制される。
【0107】本実施の形態においては、半導体レーザア
レイ3より出射した励起光を、直接光導波板39内に入
射させる構成を示したが、実施の形態16と同様に転写
光学系を使用し、半導体レーザアレイ3の発光部4を光
導波板39の端部に転写する構成としてもよい。また光
ファイバーを用いて励起光を導入口38を介し励起光を
集光器36内に伝送する構成とすれば、光導波板39を
使用する必要がなくなるばかりか、半導体レーザアレイ
3の設置精度を緩和し、励起モジュールの組立を容易に
することができる。
【0108】本実施の形態および実施の形態16では、
励起モジュールを構成する基板に、内面に励起光波長に
おける全反射処理を施された集光器、および内面が拡散
反射面で形成された集光器を設置したが、集光器の構成
はこれに限るものではなく、要は固体レーザロッドに直
接入射しなかった励起光成分、もしくは固体レーザロッ
ドに一旦入射したものの吸収されなかった励起光成分の
進行方向を変化させ、固体レーザロッドの励起に再利用
可能なもとする構成を有する集光器が、励起モジュール
を構成する基板上に設置されればよい。
【0109】実施の形態18.図26は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置の他の例を示す励起モジ
ュールの正面図である。本実施の形態においては、励起
光源である4個の半導体レーザアレイ3をそれぞれ基板
9上に固定するための4個の固定用ブロック10が、励
起効率の向上を図るための集光器を兼ねる。すなわち、
集光器が励起光源である半導体レーザアレイ3を固定す
る手段を兼ねる。4個の固定用ブロック10の先端部に
位置する固体レーザロッド1及びフローチューブ2と対
向する面は、フローチューブ2の形状及び大きさに合わ
せて円弧状に形成されており、励起光波長に合わせて全
反射処理が施されている。
【0110】4個の固定用ブロック10の先端部が突き
合わされて基板9に固定されることにより、円形の断面
形状を有する管状の集光器が形成される。また固定用ブ
ロック10上の半導体レーザアレイ3の発光部4と対向
する位置には、光導波板39が固定されており、半導体
レーザアレイ3より出射した励起光33が、4個の固定
用ブロック10から構成された集光器内に導光される。
また基板9の外縁部にはザグリ付き連結用ザグリ穴18
および連結用ネジ穴19が設けられている。励起モジュ
ール117の連結方法については実施の形態3と同様で
ある。
【0111】本実施の形態においては、励起光源である
半導体レーザアレイ3を基板9へ固定するための固定用
ブロック10が集光器を兼ねるので、励起効率の向上を
図るための集光器を備えた励起モジュール117におい
て、部品点数の低減を図ることができ、励起モジュール
117の安価な製造が可能となるばかりでなく、組立工
程も簡易にすることができる。
【0112】また固定ブロック10が集光器を兼ねてお
り、励起光源である半導体レーザアレイ3並びに励起光
を導光するための光導波板39が固定ブロック10上に
固定されているため、半導体レーザアレイ3の設置時
に、励起光を集光器内へ低損失に導くための位置調整が
容易になる。更に励起光源と集光器が一体化した構成で
あるため、機械振動等の外乱が発生した際にも、励起光
源である半導体レーザアレイ3、励起光を導光する光導
波板39、集光器間での位置ズレが生じにくく、安定し
た増幅性能を維持することができる。基板9の外縁部に
設けたザグリ付き連結用ザグリ穴18および連結用ネジ
穴19を使用して、励起モジュール117相互間を連結
した際の効果は、前記実施の形態16および17と同様
である。
【0113】本実施の形態においては、固定ブロック1
0の先端部に位置する固体レーザロッド1及びフローチ
ューブ2と対向し集光器をなす円弧状の面に、励起波長
に応じた全反射処理を施す構成について示したが、例え
ば固定ブロックをセラミックで形成し、集光器をなす円
弧状の面を拡散反射面としても同様な効果が得られるば
かりでなく、固体レーザロッド内において更に均一な励
起分布を得ることができる。
【0114】また、本実施の形態においては4個の固定
ブロックで形成される集光器の断面形状が、円形となる
構成を示したが、集光器の断面形状はこれに限るもので
はなく、例えば4個の固定ブロックで形成される集光器
の断面形状を矩形とすれば、固定ブロックの製作を容易
にすることができる。
【0115】また実施の形態16乃至18では、励起モ
ジュールを構成する基板上に集光器を設置し、また基板
の外縁部に設けたザグリ付き連結用貫通穴および連結用
ネジ穴を用いて、隣接する励起モジュールどうしを連結
する構成を示したが、励起モジュールの連結方法はこれ
に限るものではなく、実施の形態1と同様に連結用貫通
穴を設け、ボルトおよびナットを用いて締結してもよ
い。
【0116】実施の形態19.図27は本発明の半導体
レーザ励起固体レーザ装置を示す横断面図である。上記
の実施の形態1乃至実施の形態18においては、半導体
レーザ励起固体レーザ増幅装置としての構成について述
べてきたが、本実施の形態においては、半導体レーザ励
起固体レーザ増幅装置を用いた半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置について述べる。
【0117】たとえば実施の形態3と同様の構成の励起
モジュール102を有する半導体レーザ励起固体レーザ
装置200は、部分反射鏡40および全反射鏡41が、
固体レーザロッド1の前後に位置するよう下板14上か
ら立設されている。そのため、励起された固体レーザロ
ッド1中で発生する自然放出光は、光共振器内で往復さ
れ増幅する。そして、指向性の揃ったレーザビーム42
として取り出される。すなわち、これは、半導体レーザ
励起固体レーザ装置として使用することができる。部分
反射鏡40および全反射鏡41は光共振器を構成してい
る。
【0118】本実施の形態においては、半導体レーザ励
起固体レーザ装置として使用する際の半導体レーザ励起
固体レーザ装置200の構成は、上記実施の形態1乃至
実施の形態18の何れの構成が用いられてもよい。
【0119】尚、上記のいずれの実施の形態において
も、単一励起モジュールにおいては、光軸に垂直な4方
向から、固体レーザロッドに対し、半導体レーザアレイ
より発生した励起光を照射する構成を示したが、励起光
源である半導体レーザアレイの数および励起光の照射方
向はこれに限るものではなく、固体レーザロッドに対し
側方より励起光を照射することが可能な構成であればよ
い。
【0120】また上記のいずれの実施の形態において
も、励起光源には複数の発光素子を直線状に配置した半
導体レーザアレイを使用した例を示したが、単一の発光
素子を有する半導体レーザを励起光源として使用しても
同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0121】
【発明の効果】請求項1の半導体レーザ励起固体レーザ
増幅装置においては、レーザビームの光軸に沿って延
び、内部に活性媒質を含む固体レーザロッドと、固体レ
ーザロッドを両端で支える側板と、固体レーザロッドを
包囲して設けられ、内部に固体レーザロッドを冷却する
冷却媒体が流されるフローチューブと、中心に穿孔され
た穴に固体レーザロッドを貫通して配置された平板状の
基板および基板に固定するための手段により固定され固
体レーザロッドの側方より励起光を照射する少なくとも
1個の励起光源で構成される励起モジュールと、固体レ
ーザロッドに沿って配列された複数の励起モジュールを
相互に連結しさらに側板に固定するため連結固定手段と
を備えているので、複数の励起モジュールを正規設置位
置、設置角度に対し高精度で簡易かつ堅固に連結、固定
することができ、そして、複数の励起光源の位置関係を
一定に保つことができ、増幅性能の向上が容易になるば
かりでなく、機械振動等の外乱が生じた場合も、励起モ
ジュールの正規設置位置、設置角度からのずれおよび複
数の励起光源の位置関係のずれを抑制することができる
ので、安定した増幅性能、ひいては安定したレーザ出力
を得ることができる。
【0122】請求項2の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、複数の励起モジュールは、固体レー
ザロッドを中心軸として、所定の角度をもって順次角度
をずらしながら連結されるので、隣接する励起モジュー
ルの固体レーザロッドに対する励起光の照射角度が異な
るよう励起モジュールを設置することができ、固体レー
ザロッド内の励起分布の均一化を図ることができる。
【0123】請求項3の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光源の設置部位が、励起光源を
冷却するための手段を兼ねるので、励起モジュールを構
成する部品点数を低減し組立が容易になるばかりでな
く、励起モジュールの小型化を図ることができる。
【0124】請求項4の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光源と固体レーザロッドとの間
に、励起光を集光もしくは伝送する手段が設けられてい
るので、励起光源から固体レーザロッドまでの低損失な
励起光の伝送が可能となる。
【0125】請求項5の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、励起光を通過させる開口を有し、固
体レーザロッドを包囲して設けられた反射面を有する集
光器を備えているので、励起光源から発っせられた励起
光の固体レーザロッドの励起に対する利用効率を向上さ
せることができる。
【0126】請求項6の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、反射面が拡散反射面であるので、固
体レーザロッドの入射しない励起光や、一旦固体レーザ
ロッドに入射したのち固体レーザロッドを出射した励起
光は、集光器内面で拡散反射する。そのため、励起光分
布の均一性を格段に向上させることができる。
【0127】請求項7の半導体レーザ励起固体レーザ増
幅装置においては、集光器が励起光源を固定する手段を
兼ねるので、部品点数の低減を図ることができるので、
励起モジュールの安価な製造が可能となるばかりでな
く、組立工程も簡易にすることができる。また励起光源
は集光器に固定されるので、励起光を集光器内へ導くた
めの、励起光源と集光器の位置調整が容易となる。
【0128】請求項8の半導体レーザ励起固体レーザ装
置においては、レーザビームの光軸に沿って延び、内部
に活性媒質を含む固体レーザロッドと、固体レーザロッ
ドを両端で支える側板と、固体レーザロッドを包囲して
設けられ、内部に固体レーザロッドを冷却する冷却媒体
が流されるフローチューブと、中心に穿孔された穴に固
体レーザロッドを貫通して配置された平板状の基板およ
び基板に固定するための手段により固定され固体レーザ
ロッドの側方より励起光を照射する少なくとも1個の励
起光源で構成される励起モジュールと、固体レーザロッ
ドに沿って配列された複数の励起モジュールを相互に連
結しさらに側板に固定するため連結固定手段と、固体レ
ーザロッドの一端に備えられた部分反射鏡と、固体レー
ザロッドの他端に備えられた全反射鏡とを備えているの
で、高効率で高品質なレーザビームを安定して発生させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置を示す横断面図である。
【図2】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置を示す部分的な縦断面図である。
【図3】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す横断面図である。
【図4】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す部分的な断面図である。
【図5】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す横断面図である。
【図6】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す部分的な断面図である。
【図7】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す励起モジュールの横断面図である。
【図8】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す励起モジュールの横断面図である。
【図9】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図10】 半導体レーザアレイの設置位置を示す模式
図である。
【図11】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの側面図である。
【図12】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図13】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図14】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図15】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図16】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの断面図である。
【図17】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図18】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの断面図である。
【図19】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図20】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの断面図である。
【図21】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図22】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図23】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図24】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図25】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図26】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ増幅
装置の他の例を示す励起モジュールの正面図である。
【図27】 本発明の半導体レーザ励起固体レーザ装置
を示す横断面図である。
【図28】 従来の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装
置に用いられる励起モジュールの構成図である。
【図29】 励起モジュールが固体レーザロッドおよび
フローチューブと共に支持板に固定された様子を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 固体レーザロッド、2 フローチューブ、3 半導
体レーザアレイ(励起光源)、9 基板、12 側板、
15 ボルト(連結固定手段)、16 ナット(連結固
定手段)、21 六角穴付きボルト(連結固定手段)、
30 冷却水路(励起光源を冷却するための手段)、3
4,35 円筒レンズ(励起光を集光する手段)、36
集光器(反射板)、40 部分反射鏡、41 全反射
鏡、100〜117 励起モジュール、200 半導体
レーザ励起固体レーザ装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームの光軸に沿って延び、内部
    に活性媒質を含む固体レーザロッドと、 上記固体レーザロッドを両端で支える側板と、 上記固体レーザロッドを包囲して設けられ、内部に該固
    体レーザロッドを冷却する冷却媒体が流されるフローチ
    ューブと、 中心に穿孔された穴に上記固体レーザロッドを貫通して
    配置された平板状の基板および該基板に固定するための
    手段により固定され該固体レーザロッドの側方より励起
    光を照射する少なくとも1個の励起光源で構成される励
    起モジュールと、 上記固体レーザロッドに沿って配列された複数の上記励
    起モジュールを相互に連結しさらに上記側板に固定する
    ため連結固定手段とを備えたことを特徴とする半導体レ
    ーザ励起固体レーザ増幅装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の励起モジュールは、上記固体
    レーザロッドを中心軸として、所定の角度をもって順次
    角度をずらしながら連結される請求項1記載の半導体レ
    ーザ励起固体レーザ増幅装置。
  3. 【請求項3】 励起光源の設置部位が、励起光源を冷却
    するための手段を兼ねる請求項1または請求項2記載の
    半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置。
  4. 【請求項4】 上記励起光源と固体レーザロッドとの間
    に、励起光を集光もしくは伝送する手段が設けられた請
    求項1乃至請求項3のいずれか記載の半導体レーザ励起
    固体レーザ増幅装置。
  5. 【請求項5】 上記励起光を通過させる開口を有し、該
    固体レーザロッドを包囲して設けられた反射面を有する
    集光器を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか記載の
    半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置。
  6. 【請求項6】 上記反射面が拡散反射面である請求項5
    記載の半導体レーザ励起固体レーザ増幅装置。
  7. 【請求項7】 上記集光器が上記励起光源を固定する手
    段を兼ねる請求項5または請求項6記載の半導体レーザ
    励起固体レーザ増幅装置。
  8. 【請求項8】 レーザビームの光軸に沿って延び、内部
    に活性媒質を含む固体レーザロッドと、 上記固体レーザロッドを両端で支える側板と、 上記固体レーザロッドを包囲して設けられ、内部に該固
    体レーザロッドを冷却する冷却媒体が流されるフローチ
    ューブと、 中心に穿孔された穴に上記固体レーザロッドを貫通して
    配置された平板状の基板および該基板に固定するための
    手段により固定され該固体レーザロッドの側方より励起
    光を照射する少なくとも1個の励起光源で構成される励
    起モジュールと、 上記固体レーザロッドに沿って配列された複数の上記励
    起モジュールを相互に連結しさらに上記側板に固定する
    ため連結固定手段と、 上記固体レーザロッドの一端に備えられた部分反射鏡
    と、 上記固体レーザロッドの他端に備えられた全反射鏡とを
    備えた半導体レーザ励起固体レーザ装置。
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