JPH09259998A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH09259998A
JPH09259998A JP8063051A JP6305196A JPH09259998A JP H09259998 A JPH09259998 A JP H09259998A JP 8063051 A JP8063051 A JP 8063051A JP 6305196 A JP6305196 A JP 6305196A JP H09259998 A JPH09259998 A JP H09259998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit block
silicone rubber
plate
recess
pressing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8063051A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Takayama
直亮 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP8063051A priority Critical patent/JPH09259998A/ja
Publication of JPH09259998A publication Critical patent/JPH09259998A/ja
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IC等の特性試験等に際して、回路ブロック
上面の凸部の形状及び位置にかかわらず、かつ、良好な
放熱性を維持した状態で特性試験等を行うことを可能に
する。 【解決手段】 プレート上に搭載された回路ブロック1
0を上方からプレートに対して押さえつける熱伝導性の
良好な押え部材9に形成されている凹陥部9aに放熱性
シリコ−ンゴム11を埋め込む。このシリコ−ンゴム1
1によって、回路ブロック10に凸部10aがある場合
であっても、回路ブロック10に対して均一に押圧力を
及ぼすことができる。また、シリコ−ンゴム11は放熱
性に優れているため、試験時に発生する熱はシリコ−ン
ゴム11を介して押え部材9に流れ、回路ブロック10
に滞留する熱は少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路(以下、単
に「IC」と呼ぶ)の特性試験等を行う際に用いられる
ICソケットに代表されるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】大量生産されるICやLSIの良否その
他の特性は特性試験装置を用いて検査されるが、その特
性試験装置にICやLSIを装填するに際しては、試験
対象であるICやLSIをいわゆるICソケットに装着
した状態で特性試験装置への装填が行われる。図2及び
図3に従来のICソケットの一例を示す。図2はICソ
ケットを開いた状態の斜視図、図3はICソケットを閉
じた状態の縦断面図である。
【0003】図2に示すように、ICソケットはベース
部材1と、ベース部材1の一端においてベース部材1に
対して回動自在に取り付けられているカバー部材2とか
らなる。ベース部材1にはICを搭載するための矩形状
のフローティングボード3がベース部材1に対して上下
動自在に支持されている。ボード3の中央の四角形部分
3aを囲む周囲部分3bには網目状に孔が形成されてお
り孔の下方にはコンタクトピン4(図3参照)が配置さ
れている。
【0004】図2に示すように、カバー部材2の先端に
はロックレバー5、基端付近にはロックレバー6(図3
参照)がそれぞれカバー部材2に対して回動自在に設け
られており、これらのロックレバー5,6がベース部材
1の両端に形成されている突状部7,8に係合すること
により、カバー部材2をベース部材1に対して閉じた状
態を維持することができるようになっている。
【0005】カバー部材2のほぼ中央には、熱伝導性を
有した押え部材9がベース部材1のボード3に対応する
位置に軸支されて遊動的に取り付けられている。押え部
材9は放熱性の良い金属、例えば、アルミニウムからつ
くられており、その中央には四角形状の凹陥部9aが形
成されている。また、押え部材9の周囲からはパッド部
9bが四方に延びている。カバー部材2をベース部材1
に対して閉じたときに、凹陥部9aはフローティングボ
ード3の四角形部分3aを覆い、パッド部9bはボード
3の周囲部分3bを覆うように構成されている。
【0006】ICの特性検査(例えば、バーン・イン・
テスト)に際しては、高温のテスト環境と共に、ICそ
のものからかなりの量の熱が放出されるため、その熱に
よって、ICソケット、電気素子を配した回路ブロック
10あるいはICそのものが熱変形や誤作動を起こすこ
とがある。ICソケットや回路ブロック10が熱変形を
起こすと、プレート底面のボールグリッド10b(図1
参照)とコンタクトピン4との間の接触が悪化するなど
の弊害を生じる。このため、良好な放熱性を確保すべ
く、押え部材9をアルミニウムでつくることが行われて
いた。
【0007】以上のような構成を有するICソケットは
以下のようにして用いられる。まず、カバー部材2を開
けた状態で、検査対象である電気部品を配した回路ブロ
ック10(図3参照)をボード3の上に搭載する。プレ
ート10cの底面には、その中心部を除いた周囲の領域
にボール状のグリッド10b(図1参照)がアレイ状に
配設されており、これらのボールグリッド10bがボー
ド3の周囲部分3bの網目状の孔にそれぞれ載置される
ようになっている。
【0008】次いで、カバー部材2をベース部材1に対
して閉じ、二つのロックレバー5,6をベース部材1の
突状部7,8に係合させ、カバー部材2をベース部材1
に対して固定する。カバー部材2が固定されることによ
って、ボード3にはプレート10cを介して上方から押
圧力が作用することになり、ボード3はベース部材1に
対して下動する。ベース部材1が下動することによっ
て、周囲部分3bにのみ配設されているコンタクトピン
4がボード3よりも上方に位置することになり、プレー
ト10cの底面に配設されているボールグリッド10b
と接触する。
【0009】この後、コンタクトピン4を介して回路ブ
ロック10に所定の電流を流し、あるいは、所定の電圧
を作用させ、回路ブロック10が所望の特性を有してい
るか否かについての検査が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなICソケ
ットを用いてICの検査を行う場合、押え部材9でプレ
ート10cをボード3上に確実に押さえ付けておくこと
が要求される。プレート10cに対する押え部材9の押
圧力が小さいと、プレート10cがボード3から浮いて
しまい、コンタクトピン4とプレート10c底面のボー
ルグリッド10bとの接触が悪くなり、検査に支障をき
たすことがあるからである。
【0011】このため、回路ブロック10の上面にIC
素子等の高さの関係で凸部10a(図3参照)が形成さ
れているような場合を考慮して押え部材9による所定の
押圧力を確保するため、従来、押え部材9には所定の深
さの凹陥部9aが設けられていた。
【0012】しかしながら、押え部材9に凹陥部9aを
形成すると、押え部材の凹陥部9aに滞留した熱が回路
ブロック10に還流され、プレート10cそのものが反
ってしまうようなことがあった。プレート10cに反り
が生じると、プレート10cとボード3との間に隙間を
生じ、プレート底面のボールグリッド10bとコンタク
トピン4との間の接触が悪くなり、特性検査に支障が生
じるとともに、回路ブロックの製品としての価値も低下
してしまう結果となる。
【0013】本発明はこのような従来のICソケットが
有していた問題点に鑑みてなされたものであり、上面に
凸部を有するICその他の電気素子の特性試験に際し
て、ICの上面の凸部の形状及び位置にかかわらず、か
つ、良好な放熱性を維持した状態で特性試験を行うこと
を可能にするICソケットその他のコネクタを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るコネクタは、プレート上に搭載された
一つ又は二つ以上の電気素子からなる回路ブロックを収
容する凹陥部と、閉蓋時には前記プレートに配設された
前記電気素子のリード端子を該リード端子に対応するコ
ンタクトピンに圧接させるパッド部とを有する熱伝導性
を有した押え部材を備えたコネクタにおいて、前記押え
部材の前記凹陥部に、閉蓋時に前記回路ブロックの表面
と前記凹陥部の底面との間に生じる空間を少なくとも部
分的に満たし得る放熱性弾性体を設けたことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るコネクタの一
実施形態を示す。なお、本実施形態に係るコネクタにお
いては、押え部材以外の構造は図2及び図3に示した従
来のICソケットと同様であるため、図1には押え部材
及びその下方に配置される回路ブロックのみを示してあ
る。
【0016】本実施形態に係るコネクタにおいては、図
1に示すように、押え部材9の凹陥部9aに緩衝材とし
て放熱性に優れたシリコ−ンゴム11が埋め込まれてい
る。シリコ−ンゴム11は、例えばJIS−A及びショ
アーAともに5以下と低硬度のものを用いれば、柔らか
く、粘着性に富んでいるので好適である。
【0017】シリコ−ンゴム11は押え部材9の凹陥部
9aの全体を満たすように配設してもよく、あるいは、
凹陥部9aの一部にのみ配設してもよい。シリコ−ンゴ
ム11を凹陥部9aの一部にのみ配設する場合には、ボ
ード3上に搭載された回路ブロック10に対する押え部
材9からの押圧力が均等になるように、シリコ−ンゴム
11の配設面積及び厚さを決定する必要がある。
【0018】図1は、押え部材9の凹陥部9aの全体で
はなく、凹陥部9aの一部にシリコ−ンゴム11を配設
した例を示す。図1に示すように、シリコ−ンゴム11
は回路ブロック10の全面にわたって配設されていない
が、例えば、回路ブロック10の全面の上方投影面積の
少なくとも70%にわたってシリコ−ンゴム11が配設
されるようにすれば、押え部材9によって良好な押圧力
を回路ブロック10に対して作用させることができる。
【0019】本実施形態に係るコネクタにおいては、押
え部材9の凹陥部9aにシリコ−ンゴム11を配設した
ことにより以下のような効果が生じる。まず、回路ブロ
ック10の上面に凸部10aがある場合であっても、回
路ブロック10に対して均一に押え部材9から押圧力を
作用させることができる。特に、回路ブロック10の凸
部10aの形状及び位置にかかわりなく、押え部材9か
らの押圧力を均一にすることができる。
【0020】また、シリコ−ンゴム11は放熱性に優れ
ているため、バーン・インなどの特性試験時に発生する
熱はシリコ−ンゴム11を介して押え部材9に流れ、回
路ブロック10に滞留する熱量は極めて少なくなる。こ
のため、試験時に発生する熱によるプレート10cの変
形を防止することができ、ひいては、特性試験の確実性
を増すことができる。
【0021】なお、本実施形態においては、シリコ−ン
ゴム11を押え部材9に配設したが、シリコ−ンゴム1
1に代えて、熱伝導性に優れた弾性体であれば、どのよ
うなものでも用いることができる。
【0022】また、シリコ−ンゴムその他の弾性体を押
え部材9の凹陥部9aに設ける方法も任意である。例え
ば、予め押え部材9の凹陥部9aの形状に合わせた形に
成形した弾性体を凹陥部9aに接合させてもよいし、あ
るいは、シリコ−ンゴムその他のゴム類を用いる場合に
は、生ゴムを押え部材9の凹陥部9aに埋め込み、バー
ン・イン・テストその他の特性試験時のテスト環境温度
や発生する熱により、凹陥部9a内で架橋させ、成形す
るようにしてもよい。
【0023】以上実施例では、ICソケットをICブロ
ックの特性試験に用いるものとして説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく実装用のICソケット
にも適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコネク
タによれば、ICその他の電気素子を配設した回路ブロ
ックの上面に形成されている凸部の形状及び位置にかか
わりなく、押え部材を介して電気素子等に均一に荷重を
加えることができる。また、熱伝導性に優れた弾性体を
用いているため、放熱性に優れ、本コネクタ内に搭載さ
れた電気素子等が特性試験時に発生する熱によって変形
することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るコネクタの一実施形態の部
分的な断面図である。
【図2】図2は従来のコネクタの斜視図である。
【図3】図3は従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 1a 放熱部材 2 カバー部材 2a 放熱部材 3 ボード 4 コンタクトピン 5 ロックレバー 6 ロックレバー 7 突状部 8 突状部 9 押え部材 9a 凹陥部 9b パッド部 10 回路ブロック 10a 凸部 10b ボールグリッド 10c プレート 11 シリコ−ンゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレート上に搭載された一つ又は二つ以上
    の電気素子からなる回路ブロックを収容する凹陥部と、
    閉蓋時には前記プレートに配設された前記電気素子のリ
    ード端子を該リード端子に対応するコンタクトピンに圧
    接させるパッド部とを有する熱伝導性を有した押え部材
    を備えたコネクタにおいて、前記押え部材の前記凹陥部
    に、閉蓋時に前記回路ブロックの表面と前記凹陥部の底
    面との間に生じる空間を少なくとも部分的に満たし得る
    放熱性弾性体を設けたことを特徴とするコネクタ。
JP8063051A 1996-03-19 1996-03-19 コネクタ Pending JPH09259998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084354A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Japan Aviation Electronics Industry Limited コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084354A1 (ja) * 2003-03-20 2004-09-30 Japan Aviation Electronics Industry Limited コネクタ
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CN100359760C (zh) * 2003-03-20 2008-01-02 日本航空电子工业株式会社 连接器

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