JPH09259895A - 固体電解質型燃料電池の電極基板 - Google Patents
固体電解質型燃料電池の電極基板Info
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- JPH09259895A JPH09259895A JP8090014A JP9001496A JPH09259895A JP H09259895 A JPH09259895 A JP H09259895A JP 8090014 A JP8090014 A JP 8090014A JP 9001496 A JP9001496 A JP 9001496A JP H09259895 A JPH09259895 A JP H09259895A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 SOFCに使用する、強度が高く電極の活性
も高い燃料極支持体の構造を明らかにする。 【解決手段】 固体電解質の両側面に空気極と燃料極を
形成してなる固体電解質型燃料電池に使用される燃料極
基板であって、強度と導電性の高い第一の層1と、電極
反応性が高い第二の層2から形成されることを特徴とし
ている。 【効果】 燃料極支持体を2層構造とすることで、基板
に要求される複数の物性を満足させるものであり、これ
によって強度が高く、発電特性の面でも優れたSOFC
セルの実現を図るもので、産業上、大きな利点を得るこ
とができる。
も高い燃料極支持体の構造を明らかにする。 【解決手段】 固体電解質の両側面に空気極と燃料極を
形成してなる固体電解質型燃料電池に使用される燃料極
基板であって、強度と導電性の高い第一の層1と、電極
反応性が高い第二の層2から形成されることを特徴とし
ている。 【効果】 燃料極支持体を2層構造とすることで、基板
に要求される複数の物性を満足させるものであり、これ
によって強度が高く、発電特性の面でも優れたSOFC
セルの実現を図るもので、産業上、大きな利点を得るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は固体電解質型燃料電池の
電極基板、更に詳細には固体電解質型燃料電池の支持体
として使用される燃料極基板の構造に関するものであ
る。
電極基板、更に詳細には固体電解質型燃料電池の支持体
として使用される燃料極基板の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】固体電解質型燃料電池(以下、SOFCと
略)は、一般的に、酸素イオンの選択透過性を有する物
質を固体電解質とし、この電解質の両側に2つの電極
(空気極と燃料極)を配置することで構成されている。
電解質としては、酸素イオン透過性を持った材料とし
て、酸化ジルコニウムに酸化イットリウムを添加して結
晶構造の安定化を図った安定化ジルコニア(YSZ)が
使用されている。そして、空気極には、ペロブスカイト
構造でランタンの一部をアルカリ土類金属で置換したラ
ンタンマンガナイト(La1-x(M)x)yMnO3(M:
アルカリ土類金属)が、また燃料極としては、YSZと
ニッケル金属の混合物を焼結させたニッケルジルコニア
サーメットが用いられている。
略)は、一般的に、酸素イオンの選択透過性を有する物
質を固体電解質とし、この電解質の両側に2つの電極
(空気極と燃料極)を配置することで構成されている。
電解質としては、酸素イオン透過性を持った材料とし
て、酸化ジルコニウムに酸化イットリウムを添加して結
晶構造の安定化を図った安定化ジルコニア(YSZ)が
使用されている。そして、空気極には、ペロブスカイト
構造でランタンの一部をアルカリ土類金属で置換したラ
ンタンマンガナイト(La1-x(M)x)yMnO3(M:
アルカリ土類金属)が、また燃料極としては、YSZと
ニッケル金属の混合物を焼結させたニッケルジルコニア
サーメットが用いられている。
【0003】SOFCの構造としては、例えば図2に示
すように、電解質をセル(一個の発電単位のこと)の支
持体として、その両側に両電極を形成するものがある。
すなわち、固体電解質21の両側に空気極22と燃料極
23を設けて単セル20とした構造を有するものであ
る。なお、図2中、24はインタコネクタ、27は燃料
通路、28は空気通路を示す。
すように、電解質をセル(一個の発電単位のこと)の支
持体として、その両側に両電極を形成するものがある。
すなわち、固体電解質21の両側に空気極22と燃料極
23を設けて単セル20とした構造を有するものであ
る。なお、図2中、24はインタコネクタ、27は燃料
通路、28は空気通路を示す。
【0004】一方の電極をセルの支持体とし、その表面
に電解質と他の電極を形成するがある。たとえば燃料通
路27を形成した燃料極基板26に固体電解質21を設
け、更に空気極22を積層したもの単セル20とした構
造である。なお図中、25は空気極基板を示す。
に電解質と他の電極を形成するがある。たとえば燃料通
路27を形成した燃料極基板26に固体電解質21を設
け、更に空気極22を積層したもの単セル20とした構
造である。なお図中、25は空気極基板を示す。
【0005】
【発明が解決する課題】上述の二方式が一般に知られて
おり、各電極に酸素と水素を流すことで化学反応が進行
し、発電が行われる。ところで、SOFCの各部材は、
先に示したようなセラミックス材料であり、その導電率
は金属に比べると非常に小さい。とりわけ、電解質は各
材料の中でも導電率が最も低いので、セルの抵抗を低減
し実用的な発電特性を得るためには、電解質部での抵抗
の低減が必須である。電解質として使用されているYS
Zの導電率には、温度の上昇につれて導電性が向上する
特性があり、高い導電率を得るために約1000℃とい
う温度が使用条件に選定されている。しかし、このよう
な温度としても、その導電率はまだ小さく、電解質の厚
みを低減させないと電解質の抵抗による電圧降下が大き
く実用的な性能を持ったセルの実現は困難である。
おり、各電極に酸素と水素を流すことで化学反応が進行
し、発電が行われる。ところで、SOFCの各部材は、
先に示したようなセラミックス材料であり、その導電率
は金属に比べると非常に小さい。とりわけ、電解質は各
材料の中でも導電率が最も低いので、セルの抵抗を低減
し実用的な発電特性を得るためには、電解質部での抵抗
の低減が必須である。電解質として使用されているYS
Zの導電率には、温度の上昇につれて導電性が向上する
特性があり、高い導電率を得るために約1000℃とい
う温度が使用条件に選定されている。しかし、このよう
な温度としても、その導電率はまだ小さく、電解質の厚
みを低減させないと電解質の抵抗による電圧降下が大き
く実用的な性能を持ったセルの実現は困難である。
【0006】すなわち、良好な発電特性を有するSOF
Cの実現のためには、電解質の厚みをおさえ電解質部で
の電圧降下を低減させることが必要である。このような
見地からすると、前者のように電解質がセル全体を支え
るような構造では、電解質に機械的強度を付与する必要
があることから極端な薄膜は使用できず、少なくとも、
500μm程度の厚みが必要である。このため、電解質
部での抵抗の低減は基本的に困難である。一方、どちら
か一方の電極がセルの支持体となる後者のセルでは、導
電率が電解質材料の1000〜10000倍も大きい電
極材料がセルを支えるので、支持体の厚みにはあまり制
限がなく、数mmの厚みの電極基板の使用も可能であ
る。これによって導電率と強度が高いセルの支持基板が
得られ、電解質はこの基板表面に数〜数10μmの厚み
で形成することができるので、抵抗が低く発電特性の高
いセルの実現が可能となる。
Cの実現のためには、電解質の厚みをおさえ電解質部で
の電圧降下を低減させることが必要である。このような
見地からすると、前者のように電解質がセル全体を支え
るような構造では、電解質に機械的強度を付与する必要
があることから極端な薄膜は使用できず、少なくとも、
500μm程度の厚みが必要である。このため、電解質
部での抵抗の低減は基本的に困難である。一方、どちら
か一方の電極がセルの支持体となる後者のセルでは、導
電率が電解質材料の1000〜10000倍も大きい電
極材料がセルを支えるので、支持体の厚みにはあまり制
限がなく、数mmの厚みの電極基板の使用も可能であ
る。これによって導電率と強度が高いセルの支持基板が
得られ、電解質はこの基板表面に数〜数10μmの厚み
で形成することができるので、抵抗が低く発電特性の高
いセルの実現が可能となる。
【0007】ところで、電極をセルの支持体とする方式
のセルでは、支持体となる電極としては空気極と燃料極
の2つが考えられる。しかし、両者の焼結体の強度を比
較すると、燃料極焼結体の強度の方が空気極焼結体より
も約3倍程度大きく、さらに材料価格について見ると燃
料極は空気極の約1/3であり、セル作製上、および経
済性の観点から燃料極材料の方が、セルの支持体として
有利であると考えられる。
のセルでは、支持体となる電極としては空気極と燃料極
の2つが考えられる。しかし、両者の焼結体の強度を比
較すると、燃料極焼結体の強度の方が空気極焼結体より
も約3倍程度大きく、さらに材料価格について見ると燃
料極は空気極の約1/3であり、セル作製上、および経
済性の観点から燃料極材料の方が、セルの支持体として
有利であると考えられる。
【0008】一方、燃料極は、先にも述べたように、現
在、ニッケルジルコニアサーメットが用いられている
が、この材料の物性は、使用するYSZと酸化ニッケル
粉末の粒径や混合量、さらに焼結条件によって影響され
る。SOFCのセルの支持体として使用される燃料極基
板には、電極活性(多孔度、金属ニッケルの分布による
反応界面)、機械的強度、導電性を兼ねた焼結体である
ことが要求される。従って、燃料極を支持体としたセル
を作製するためには、上記のような物性を満足する焼結
体の実現が必要である。しかし、出発材料、作製条件を
パラメータとして焼結体を作製し、この焼結体の物性と
パラメータの関係を明らかにするためには膨大な作業が
必要であり、このようなセルの作製に必要な燃料極基板
は得られていなかった。
在、ニッケルジルコニアサーメットが用いられている
が、この材料の物性は、使用するYSZと酸化ニッケル
粉末の粒径や混合量、さらに焼結条件によって影響され
る。SOFCのセルの支持体として使用される燃料極基
板には、電極活性(多孔度、金属ニッケルの分布による
反応界面)、機械的強度、導電性を兼ねた焼結体である
ことが要求される。従って、燃料極を支持体としたセル
を作製するためには、上記のような物性を満足する焼結
体の実現が必要である。しかし、出発材料、作製条件を
パラメータとして焼結体を作製し、この焼結体の物性と
パラメータの関係を明らかにするためには膨大な作業が
必要であり、このようなセルの作製に必要な燃料極基板
は得られていなかった。
【0009】そこで本発明では、SOFCに使用する、
強度が高く電極の活性も高い燃料極支持体の構造を明ら
かにする。
強度が高く電極の活性も高い燃料極支持体の構造を明ら
かにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明本発明の固体電解質型燃料電池の電極基板
は、固体電解質の両側面に空気極と燃料極を形成してな
る固体電解質型燃料電池に使用される燃料極基板であっ
て、強度と導電性の高い第一の層と、電極反応性が高い
第二の層から形成されることを特徴としている。
め、本発明本発明の固体電解質型燃料電池の電極基板
は、固体電解質の両側面に空気極と燃料極を形成してな
る固体電解質型燃料電池に使用される燃料極基板であっ
て、強度と導電性の高い第一の層と、電極反応性が高い
第二の層から形成されることを特徴としている。
【0011】すなわち電極材料で構成された支持体がセ
ル自身を機械的に支える構造のSOFCに使用される燃
料極の構造に関するもので、強度と導電率が高い材料か
らなる第一の層と、第一の層に重ねて形成される反応性
の高い材料からなる第二の層によってセルの支持体とな
る燃料極基板を作製し、次に、この反応性の高い材料か
らなる第二の層の表面に電解質、さらに空気極を形成さ
せてセルを作製し、これによって強度が高く発電特性に
も優れたSOFCセルを実現するものである。
ル自身を機械的に支える構造のSOFCに使用される燃
料極の構造に関するもので、強度と導電率が高い材料か
らなる第一の層と、第一の層に重ねて形成される反応性
の高い材料からなる第二の層によってセルの支持体とな
る燃料極基板を作製し、次に、この反応性の高い材料か
らなる第二の層の表面に電解質、さらに空気極を形成さ
せてセルを作製し、これによって強度が高く発電特性に
も優れたSOFCセルを実現するものである。
【0012】本発明の特徴は、酸化ニッケル粉末と平均
粒径50μm以下のイットリア安定化ジルコニア粉末の
混合物の焼結体からなる第一の層と、この層の上に設け
られる、酸化ニッケル粉末と平均粒径5μm以下のイッ
トリア安定化ジルコニア粉末との混合物の焼結体からな
る第二の層で燃料極基板を作製し、この第二の層に重ね
て固体電解質層と空気極層を形成するもので、これによ
ってセルの支持体となる部分に関してはセルの支持と導
電体として作用するようにし、電極反応に主に関与する
部分については電極活性の高い材料を層状に配置してお
り、これによって強度と反応性ともに優れたSOFCを
低コストで実現することを目的としている。
粒径50μm以下のイットリア安定化ジルコニア粉末の
混合物の焼結体からなる第一の層と、この層の上に設け
られる、酸化ニッケル粉末と平均粒径5μm以下のイッ
トリア安定化ジルコニア粉末との混合物の焼結体からな
る第二の層で燃料極基板を作製し、この第二の層に重ね
て固体電解質層と空気極層を形成するもので、これによ
ってセルの支持体となる部分に関してはセルの支持と導
電体として作用するようにし、電極反応に主に関与する
部分については電極活性の高い材料を層状に配置してお
り、これによって強度と反応性ともに優れたSOFCを
低コストで実現することを目的としている。
【0013】本発明においては、前述のように第1の層
として平均粒径50μm以下のイットリア安定化ジルコ
ニアを使用するのが好ましい。特に平均粒径5〜50μ
mであるのがよい。平均粒径が50μmを越えると、焼
結しにくくなるおそれがあるからである。
として平均粒径50μm以下のイットリア安定化ジルコ
ニアを使用するのが好ましい。特に平均粒径5〜50μ
mであるのがよい。平均粒径が50μmを越えると、焼
結しにくくなるおそれがあるからである。
【0014】第2の層としては平均粒径5μmのイット
リア安定化ジルコニア粉末を用いるのが好ましい。特に
平均粒径0.5〜5μmのものがよい。平均粒径5μm
を越えると電極反応性が劣る恐れがある。
リア安定化ジルコニア粉末を用いるのが好ましい。特に
平均粒径0.5〜5μmのものがよい。平均粒径5μm
を越えると電極反応性が劣る恐れがある。
【0015】また、第1の層及び第2の層の酸化ニッケ
ルの添加量は30〜70重量%であるのが好ましい。3
0重量%未満であると、特に第1の層においては、導電
性が小さくなり過ぎる恐れがあり、一方、70重量%を
越えると、焼結がしにくくなり、また特に第1の層にお
いては強度の低下を生じて好ましくない結果を生じる恐
れがる。
ルの添加量は30〜70重量%であるのが好ましい。3
0重量%未満であると、特に第1の層においては、導電
性が小さくなり過ぎる恐れがあり、一方、70重量%を
越えると、焼結がしにくくなり、また特に第1の層にお
いては強度の低下を生じて好ましくない結果を生じる恐
れがる。
【0016】これまで、SOFCの支持体として使用さ
れる燃料極の構造・組成に関する具体的な提案は行われ
ていない。
れる燃料極の構造・組成に関する具体的な提案は行われ
ていない。
【0017】
【実施例】図1に本発明によるSOFCセルの構造(断
面)を示す。1は強度が高い材料からなる第一の層、2
は反応性の高い第二の層、3が電解質、4が空気極であ
る。本発明のセルは、まず第一に2層構造の燃料極焼結
体を作製し、この表面に緻密な電解質層を形成し、さら
に、空気極を形成することで作製される。
面)を示す。1は強度が高い材料からなる第一の層、2
は反応性の高い第二の層、3が電解質、4が空気極であ
る。本発明のセルは、まず第一に2層構造の燃料極焼結
体を作製し、この表面に緻密な電解質層を形成し、さら
に、空気極を形成することで作製される。
【0018】以下、本発明の2層構造の燃料極基板につ
いて、実施例により具体的な内容を示す。ここでは、ま
ず、基板の主要部となる、導電率と強度が高い、第一の
電極層を形成する。この第一の電極層の形成には、粒径
10〜40μmのイットリア安定化ジルコニア粉末と粒
径1μm以下の酸化ニッケル粉末を原料に使用した。粒
径10〜40μmのイットリア安定化ジルコニア粉末
は、市販の粉末を熱処理して作製した。この粉末に、粒
径1μm以下の酸化ニッケル粉末を混合し、エタノール
を加えた後ボールミルで混合し、サーメットの原料粉末
を作製した。ここで作製した原料粉末は、酸化ニッケル
粉末の混合量を、50と60重量%とした2種類であ
る。次に、この原料粉末にPVA系バインダを添加して
プレス成形(50×50mm角)し、この後1400℃
で焼結した。作製した焼結後の基板の大きさは、40×
40mm、厚さ5mmである。このように作製した燃料
極基板の各物性は、以下のとおりであった。なお、ここ
では、比較のため第2の層として使用される燃料極につ
いても物性を示した。
いて、実施例により具体的な内容を示す。ここでは、ま
ず、基板の主要部となる、導電率と強度が高い、第一の
電極層を形成する。この第一の電極層の形成には、粒径
10〜40μmのイットリア安定化ジルコニア粉末と粒
径1μm以下の酸化ニッケル粉末を原料に使用した。粒
径10〜40μmのイットリア安定化ジルコニア粉末
は、市販の粉末を熱処理して作製した。この粉末に、粒
径1μm以下の酸化ニッケル粉末を混合し、エタノール
を加えた後ボールミルで混合し、サーメットの原料粉末
を作製した。ここで作製した原料粉末は、酸化ニッケル
粉末の混合量を、50と60重量%とした2種類であ
る。次に、この原料粉末にPVA系バインダを添加して
プレス成形(50×50mm角)し、この後1400℃
で焼結した。作製した焼結後の基板の大きさは、40×
40mm、厚さ5mmである。このように作製した燃料
極基板の各物性は、以下のとおりであった。なお、ここ
では、比較のため第2の層として使用される燃料極につ
いても物性を示した。
【0019】
【0020】このように、第一の電極層となる電極の物
性は酸化ニッケルの添加量によっても若干変わるが、導
電率は1000以上となり、さらに、多孔度を維持した
ままで曲げ強度の向上を図ることができた。なお、この
電極のガス透過係数は、窒素ガスを用いた室温での測定
によれば10-4(cc/cm・sec(g/cm2)c
m2)オーダの値であった。すなわち、本焼結体はセル
の支持体として必要な強度も大きくなり、その上で、充
分な導電率と多孔度も有しており、反応場へのガスの供
給を充分に行うことができ、また電流を流す際の抵抗も
小さいことがわかる。
性は酸化ニッケルの添加量によっても若干変わるが、導
電率は1000以上となり、さらに、多孔度を維持した
ままで曲げ強度の向上を図ることができた。なお、この
電極のガス透過係数は、窒素ガスを用いた室温での測定
によれば10-4(cc/cm・sec(g/cm2)c
m2)オーダの値であった。すなわち、本焼結体はセル
の支持体として必要な強度も大きくなり、その上で、充
分な導電率と多孔度も有しており、反応場へのガスの供
給を充分に行うことができ、また電流を流す際の抵抗も
小さいことがわかる。
【0021】次に、上で述べた方法で作製した第一の層
となる基板の表面に、反応性が高い第2の燃料極層を形
成した。ここで第2の燃料極層に使用した電極の材料
は、市販のYSZ粉末(平均粒径1μm)に酸化ニッケ
ル粉末を添加したものである。この材料系の場合、YS
Z、酸化ニッケル粉末ともに極めて細かく分散するの
で、所定の導電率を得るため、酸化ニッケルの添加量を
60wt%として作製した。この粉末にポリエチレング
リコールとエタノールを加えてスラリー状物質を作製
し、これを先に作製した酸化ニッケル添加量50wt%
の材料からなる第一の燃料極層の基板表面に塗布した。
そして、スラリーを乾燥後、1300℃で焼き付けて第
2の電極層を形成した。形成した電極層の厚みは約50
μmである。なお、この材料によって電極焼き付けと同
一の条件で作製した焼結体の導電率は、表1にも示した
ように300S/cm(水素中、1000℃)である。
となる基板の表面に、反応性が高い第2の燃料極層を形
成した。ここで第2の燃料極層に使用した電極の材料
は、市販のYSZ粉末(平均粒径1μm)に酸化ニッケ
ル粉末を添加したものである。この材料系の場合、YS
Z、酸化ニッケル粉末ともに極めて細かく分散するの
で、所定の導電率を得るため、酸化ニッケルの添加量を
60wt%として作製した。この粉末にポリエチレング
リコールとエタノールを加えてスラリー状物質を作製
し、これを先に作製した酸化ニッケル添加量50wt%
の材料からなる第一の燃料極層の基板表面に塗布した。
そして、スラリーを乾燥後、1300℃で焼き付けて第
2の電極層を形成した。形成した電極層の厚みは約50
μmである。なお、この材料によって電極焼き付けと同
一の条件で作製した焼結体の導電率は、表1にも示した
ように300S/cm(水素中、1000℃)である。
【0022】次に、このように作製した2層構造の燃料
極基板を使用したセルの発電特性を確認するため、電解
質と空気極を形成し発電試験用セルを作製した。電解質
の材料には、酸化イットリウムを8モル%添加して結晶
構造の安定化を図った酸化ジルコニウム(YSZ)を使
用し、溶射法によって第2の層の表面に厚み約200μ
mで膜状に作製し、次に、このYSZ膜の上に空気極を
形成した。空気極の形状もスラリーの塗布と焼き付けに
よって行い、平均粒径1μmのLa0.8Sr0.2MnO3
を原料として、燃料極の第2の層を形成したときと同一
の条件でスラリーを作製し、塗布・乾燥後1200℃で
焼き付けた。このセルにより、1000℃で各電極に酸
素ガスと水素ガスを供給し発電特性を求めた。なお、比
較のため、第一の層、および第二の層のみの材料からな
る基板を使用したセルも、同一の条件で作製し、発電試
験を行った。この結果、各セルについて以下のような最
大出力密度が確認された。
極基板を使用したセルの発電特性を確認するため、電解
質と空気極を形成し発電試験用セルを作製した。電解質
の材料には、酸化イットリウムを8モル%添加して結晶
構造の安定化を図った酸化ジルコニウム(YSZ)を使
用し、溶射法によって第2の層の表面に厚み約200μ
mで膜状に作製し、次に、このYSZ膜の上に空気極を
形成した。空気極の形状もスラリーの塗布と焼き付けに
よって行い、平均粒径1μmのLa0.8Sr0.2MnO3
を原料として、燃料極の第2の層を形成したときと同一
の条件でスラリーを作製し、塗布・乾燥後1200℃で
焼き付けた。このセルにより、1000℃で各電極に酸
素ガスと水素ガスを供給し発電特性を求めた。なお、比
較のため、第一の層、および第二の層のみの材料からな
る基板を使用したセルも、同一の条件で作製し、発電試
験を行った。この結果、各セルについて以下のような最
大出力密度が確認された。
【0023】
【0024】このように、本発明のセルでは、0.5W
/cm2の出力密度が得られた。これに対し、第一の層
の材料のみからなる基板を使用したセル、および第二の
材料のみからなる基板を使用したセルでは、各々0.
3、0.45W/cm2の最大出力密度であった。
/cm2の出力密度が得られた。これに対し、第一の層
の材料のみからなる基板を使用したセル、および第二の
材料のみからなる基板を使用したセルでは、各々0.
3、0.45W/cm2の最大出力密度であった。
【0025】これら2つのセルの出力密度が、本発明の
セルよりも低い理由は、以下のとおりと考えられる。ま
ず、第一の層の材料のみからなる基板を使用したセルで
は、この材料が燃料極として作用するが、この材料系の
場合、機械的強度と導電性は良好であるが、ニッケル金
属の分散は、粒径の大きいYSZ粒子間に限定されてし
まうため電解質との界面におけるニッケル金属の分布が
妨げられ、反応に必要とされる電極活性が必ずしも高く
はないと考えられる。
セルよりも低い理由は、以下のとおりと考えられる。ま
ず、第一の層の材料のみからなる基板を使用したセルで
は、この材料が燃料極として作用するが、この材料系の
場合、機械的強度と導電性は良好であるが、ニッケル金
属の分散は、粒径の大きいYSZ粒子間に限定されてし
まうため電解質との界面におけるニッケル金属の分布が
妨げられ、反応に必要とされる電極活性が必ずしも高く
はないと考えられる。
【0026】一方、第二の層の材料のみからなる基板を
使用したセルでは、粒径の大きなYSZ粒は存在しない
ためにYSZとニッケル金属の分散状況は良好になり、
電解質界面における反応性は高い。その一方で、基板の
多孔性が低いので、発電反応が生じる電解質との界面ま
での燃料ガスの拡散や、生成した水の排出が妨げられ、
発電特性が低くなっている。また、表2に示した物性か
らもわかるように、第一の層の焼結体の曲げ強度は第2
の層に比べて低く、このままセルの支持体として使用す
るには不利である。一方、本発明のセルでは、発電反応
が進行する電解質界面近傍には、反応性の高い第二の層
を配し、燃料ガス等の拡散や導電性が要求される部分
は、これらの特性に優れる第一の層で構成している。こ
の結果、基板表面から発電部までの燃料ガスの拡散が円
滑に進んで反応性に富んだ電解質界面における発電反応
が良好に進行し、また、発電で生成した水の除去も支障
なく進み、良好な発電特性が得られたものと考えられ
る。
使用したセルでは、粒径の大きなYSZ粒は存在しない
ためにYSZとニッケル金属の分散状況は良好になり、
電解質界面における反応性は高い。その一方で、基板の
多孔性が低いので、発電反応が生じる電解質との界面ま
での燃料ガスの拡散や、生成した水の排出が妨げられ、
発電特性が低くなっている。また、表2に示した物性か
らもわかるように、第一の層の焼結体の曲げ強度は第2
の層に比べて低く、このままセルの支持体として使用す
るには不利である。一方、本発明のセルでは、発電反応
が進行する電解質界面近傍には、反応性の高い第二の層
を配し、燃料ガス等の拡散や導電性が要求される部分
は、これらの特性に優れる第一の層で構成している。こ
の結果、基板表面から発電部までの燃料ガスの拡散が円
滑に進んで反応性に富んだ電解質界面における発電反応
が良好に進行し、また、発電で生成した水の除去も支障
なく進み、良好な発電特性が得られたものと考えられ
る。
【0027】以上示したように、今回作製した燃料基板
が発電特性の向上に多大な寄与をしていることが確認さ
れた。なお、ここで、第一の層、および第二の層に使用
した燃料電極の熱膨張係数は、いずれも約12×10-6
(1/℃:室温〜1000℃間)であり、大きな差はな
かった。このため、発電実験に供したセルは、試験終了
後も第一の層と第二の層での剥離は発生しなかった。ま
た、電解質として使用したYSZの熱膨張係数は、約1
0×10-6(1/℃:室温〜1000℃間)であり、燃
料極とは多少の差を有している。しかし、この程度の差
は発電試験に際して、YSZの剥離等を引き起こすこと
はなかった。
が発電特性の向上に多大な寄与をしていることが確認さ
れた。なお、ここで、第一の層、および第二の層に使用
した燃料電極の熱膨張係数は、いずれも約12×10-6
(1/℃:室温〜1000℃間)であり、大きな差はな
かった。このため、発電実験に供したセルは、試験終了
後も第一の層と第二の層での剥離は発生しなかった。ま
た、電解質として使用したYSZの熱膨張係数は、約1
0×10-6(1/℃:室温〜1000℃間)であり、燃
料極とは多少の差を有している。しかし、この程度の差
は発電試験に際して、YSZの剥離等を引き起こすこと
はなかった。
【0028】このように、本発明によれば強度と導電率
が高く多孔性にも富んだ第一の電極層をベースに、この
うえに重ねて反応性の高い第2の燃料極層を形成し、セ
ルの支持体を形成している。この結果、高い強度と反応
性を有するSOFCセルの作製が可能になる。
が高く多孔性にも富んだ第一の電極層をベースに、この
うえに重ねて反応性の高い第2の燃料極層を形成し、セ
ルの支持体を形成している。この結果、高い強度と反応
性を有するSOFCセルの作製が可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、強度と
導電率が高く多孔性にも富んだ燃料極焼結体を第一の層
とし、このうえに重ねて反応性の高い材料からなる第2
の燃料極層を形成したものをセルの支持体としている。
SOFCのセルを作製する際に使用される電極支持基板
には、強度、導電率、多孔性、電極反応性が要求されて
いるが、これまでこのような種々の要求物性を全て満足
した基板の作製は困難であり、何れかの要求は達成され
ていなかった。このため、電極としての反応性を優先さ
せると、基板の機械的な強度が低下して使用中に破損し
たり、また、強度を優先させると電極の活性が低下し、
充分な発電特性を持ったセルは実現されていなかった。
導電率が高く多孔性にも富んだ燃料極焼結体を第一の層
とし、このうえに重ねて反応性の高い材料からなる第2
の燃料極層を形成したものをセルの支持体としている。
SOFCのセルを作製する際に使用される電極支持基板
には、強度、導電率、多孔性、電極反応性が要求されて
いるが、これまでこのような種々の要求物性を全て満足
した基板の作製は困難であり、何れかの要求は達成され
ていなかった。このため、電極としての反応性を優先さ
せると、基板の機械的な強度が低下して使用中に破損し
たり、また、強度を優先させると電極の活性が低下し、
充分な発電特性を持ったセルは実現されていなかった。
【0030】本発明は、燃料極支持体を2層構造とする
ことで、基板に要求される複数の物性を満足させるもの
であり、これによって強度が高く、発電特性の面でも優
れたSOFCセルの実現を図るもので、産業上、大きな
利点を得ることができる。
ことで、基板に要求される複数の物性を満足させるもの
であり、これによって強度が高く、発電特性の面でも優
れたSOFCセルの実現を図るもので、産業上、大きな
利点を得ることができる。
【図1】本発明の燃料極基板を用いたセルの断面構造。
【図2】従来の固体電解質型燃料電池の構造例。
【図3】従来の固体電解質型燃料電池の構造例。
【符号の説明】 1 第一の燃料極層 2 第二の燃料極層 3 電解質層 4 空気極層 20 単セル 21 固体電解質 22 空気極 23 燃料極 24 インタコネクタ 25 空気極基板 26 燃料極基板 27 燃料通路 28 空気通路
Claims (4)
- 【請求項1】 固体電解質の両側面に空気極と燃料極を
形成してなる固体電解質型燃料電池に使用される燃料極
基板であって、強度と導電性の高い第一の層と、電極反
応性が高い第二の層から形成されることを特徴とする固
体電解質型燃料電池の電極基板。 - 【請求項2】 請求項1に記載された電極基板であっ
て、第一の層と第二の層が、各々、イットリア安定化ジ
ルコニア粉末と酸化ニッケル粉末の混合物の燒結体で構
成されていることを特徴とする固体電解質型燃料電池の
電極基板。 - 【請求項3】 請求項2に記載された電極基板に使用さ
れるイットリア安定化ジルコニア粉末の平均粒径が、第
一の層の形成に使用されるものでは50μm以下であ
り、第二の層の形成に使用されるものでは5μm以下で
あることを特徴とする固体電解質型燃料電池の電極基
板。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載された電極基板
であって、酸化ニッケル粉末の含有量が30〜70重量
%であることを特徴とする固体電解質型燃料電池の電極
基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090014A JPH09259895A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 固体電解質型燃料電池の電極基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8090014A JPH09259895A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 固体電解質型燃料電池の電極基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259895A true JPH09259895A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13986846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8090014A Pending JPH09259895A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 固体電解質型燃料電池の電極基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09259895A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074159A1 (fr) * | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | Cellule unitaire d'un accumulateur plat a electrolyte solide et empilement de piles comprenant cette cellule unitaire |
JP2002260677A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-13 | Kyocera Corp | 固体電解質型燃料電池セルおよび燃料電池 |
JP2003092113A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Toto Ltd | 固体電解質型燃料電池燃料極膜およびその製造方法 |
JP2004503054A (ja) * | 2000-06-30 | 2004-01-29 | フオルシュングスツェントルム ユーリッヒ ゲーエムベーハー | 温度安定な導電性を有する電極を製造する方法 |
JP2005514748A (ja) * | 2002-01-09 | 2005-05-19 | アッシュテセラミックス ソシエテ アノニム | Sofcpen |
JP2012209266A (ja) * | 2010-03-30 | 2012-10-25 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 金属酸化物−イットリア安定化ジルコニア複合体を含む固体酸化物燃料電池 |
JP2014067692A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-04-17 | Ngk Insulators Ltd | 燃料電池セル |
JP2014216297A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 日本特殊陶業株式会社 | 燃料電池用単セル,燃料電池,および燃料電池用単セルの製造方法 |
JP2015032427A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | 日本特殊陶業株式会社 | 固体酸化物形燃料電池、及び固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
JP2016207630A (ja) * | 2015-04-24 | 2016-12-08 | 株式会社村田製作所 | メタルサポート固体酸化物形燃料電池およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8090014A patent/JPH09259895A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074159A1 (fr) * | 1999-05-31 | 2000-12-07 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | Cellule unitaire d'un accumulateur plat a electrolyte solide et empilement de piles comprenant cette cellule unitaire |
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