JPH09259845A - 円筒形密閉式電池及びその製造法 - Google Patents

円筒形密閉式電池及びその製造法

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JPH09259845A
JPH09259845A JP8064579A JP6457996A JPH09259845A JP H09259845 A JPH09259845 A JP H09259845A JP 8064579 A JP8064579 A JP 8064579A JP 6457996 A JP6457996 A JP 6457996A JP H09259845 A JPH09259845 A JP H09259845A
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JP
Japan
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battery
lid
gasket
cylindrical sealed
caulking
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Pending
Application number
JP8064579A
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English (en)
Inventor
Takahisa Toritsuka
高久 鳥塚
Mikio Oguma
幹男 小熊
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒形密閉式電池におけるガスケット2の圧縮
力の低下を抑制して、カシメ部分の耐漏液性向上を向上
させる。 【解決手段】蓋体1は正極端子を兼ねるものであり、上
板32と下板31の間に安全弁が配置されてなる。蓋体
1の周縁をガスケット2で包み込み、発電要素を収納し
た負極端子兼用の電池缶1の開口段部11に前記蓋体3
を配置する。電池缶1の開口端縁のカシメにより蓋体3
を固着し、ガスケット2を電池缶1と蓋体3の間で圧縮
する。電池缶1の開口端縁はカシメにより電池缶側壁と
ほぼ直角になるまで折曲げられている。カシメ部におけ
る蓋体1の外周の厚さaは中央よりの一段高くなった部
分の厚さbよりも薄くなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形密閉式電池
に関し、特に電池缶開口に蓋体をカシメにより固着した
カシメ部の構造に関する。また、その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形密閉式電池のカシメ部の構
造については、その部分の耐漏液性向上のために様々な
検討がされてきた。例えば、図3に示すように立上がり
壁の外側径を上になるほど大きくして肉厚を厚くし上端
では立上がり壁の外側径を小さくして薄肉にした円環状
のガスケット2を用意する。そして、開口部分が上端に
なるほど外側に拡げられた電池缶1の開口段部11に前
記ガスケット2を配置し、図4に示すように電池缶1の
開口端縁のカシメにより蓋体1を固着する(特開平3−
283257号公報)。上記技術では、ガスケット2
は、これを電池缶1と蓋体3の間に介在させカシメ加工
したときに最も大きい圧縮力をかけたい箇所で肉厚が厚
くなっている。こうすることによって、圧縮されたガス
ケットの反発弾性力を大きくしてガスケットの電池缶な
らびに蓋体への密着力を高めて、耐漏液性の向上を高め
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術を採用して
も、ガスケットの反発弾性力を長期にわたって維持する
には不十分である。圧縮力の高い箇所でガスケットがす
べりやずれを起こして圧縮力の低い箇所へ移動し、圧縮
力の高い箇所の圧縮力の低下を招くからである。本発明
が解決しようとする課題は、円筒形密閉式電池におい
て、電池缶と蓋体の間にあって、電池缶の開口端縁のカ
シメにより圧縮されているガスケットの圧縮力の低下を
抑制して、カシメ部分の耐漏液性向上を向上させること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る円筒形密閉
式電池は、電池缶の開口にガスケットを介して配置され
た蓋体3が電池缶1の開口端縁のカシメにより固着さ
れ、ガスケット2が電池缶1と蓋体3の間で圧縮された
状態の構造に適用される。上記課題を解決するために、
カシメ部における蓋体3上面と電池缶1との間隔が、蓋
体3中央側で狭く蓋体3外周側で広くなっている。同様
に、蓋体3下面と電池缶1との間隔が、蓋体3中央側で
狭く蓋体3外周側で広くなっている。電池缶1は正極・
負極の一方の端子を兼ね、蓋体3は他方の端子を兼ねて
いる。
【0005】電池缶1と蓋体3の間に介在したガスケッ
ト2は、電池缶1と蓋体3の間を電気的に絶縁する作用
をする。また、ガスケット2は、電池缶1の開口端縁の
カシメにより圧縮され、電池缶1と蓋体3に密着してカ
シメ部分の液密性を高める作用をする。圧縮されたガス
ケット2はすべりやずれを起こしやすく、電池缶1と蓋
体3のいずれにも接触していない自由端6へと移動して
圧縮力が低下しやすい。しかし、本発明におけるよう
に、カシメ部における蓋体3上面と電池缶1との間隔な
らびに蓋体3下面と電池缶1との間隔が、蓋体3中央
側、すなわち、ガスケットの自由端6で狭くなっていれ
ば、圧縮されたガスケット2の自由端6への移動は少な
くなる。これによって、圧縮されたガスケット2の圧縮
力を解放するための逃げ場がなくなり、反発弾性力を長
期にわたって維持することができる。
【0006】次に、本発明に係る円筒形密閉式電池の製
造法は、上記の円筒形密閉式電池のカシメ部を、カシメ
加工後に電池缶1外周から中心に向かって加圧する工程
を経るものである。このような工程を経ることによっ
て、カシメ部のガスケット2の圧縮力は一層高まる。そ
して、圧縮されたガスケット2の自由端6への移動は抑
制されているので、ガスケット2のより高い反発弾性力
を長期にわたって維持することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】中央側で厚く外周側で薄い厚さの
蓋体を用い、当該蓋体と電池缶の間にポリアミド製やポ
リプロピレン製のガスケットを介在させて、電池缶1の
開口端縁のカシメ加工を行なう。これにより、カシメ部
における蓋体上面と電池缶との間隔ならびに蓋体下面と
電池缶1との間隔が、蓋体中央側で狭く、蓋体外周側で
広くなった構成を実現する。
【0008】より具体的には、図1に示した要部の縦断
面図のように、中央側で厚く外周側で薄い厚さの蓋体3
を上板32と下板31の一体化により構成する。すなわ
ち、上板32と下板31に中央側で高くなる円形の段差
を設け、下板31の周縁を上板32の周縁にカシメ加工
すると共に溶接する。このように構成した蓋体3の外周
の厚さ(図1における厚さa)は0.9mm、中央よりの
一段高くなった部分の厚さ(図1における厚さb)は
1.8mmである。蓋体3は正極端子を兼ねるものであ
り、上板32と下板31の間に安全弁4が配置されてい
る。蓋体3の周縁をポリアミド製のガスケット2(厚さ
0.5mm)で包み込み、アルカリ性電解液を含む発電要
素を収納した負極端子兼用の電池缶1の開口段部11に
前記蓋体3を配置する。そして、電池缶1の開口端縁の
カシメにより蓋体3を固着し、ガスケット2を電池缶1
と蓋体3の間で圧縮する。電池缶1の開口端縁はカシメ
により電池缶側壁とほぼ直角になるまで折曲げられてい
る。
【0009】このような構成により、ガスケット2の自
由端6では、蓋体3上面と電池缶1との間隔ならびに蓋
体3下面と電池缶1との間隔が狭くなっている。
【0010】別の発明の実施の形態では、電池缶1の開
口端縁を電池缶1側壁と直角をなす角度以上に折曲げる
カシメ加工を行なう。これにより、カシメ部の断面が蟻
ほぞ穴形状になり、カシメ部における蓋体3上面と電池
缶1との間隔ならびに蓋体3下面と電池缶1との間隔
が、蓋体3中央側で狭く、蓋体3外周側で広くなった構
成を実現する。
【0011】カシメ部全体をその外周方向、つまり図1
における横方向から加圧する工程を、上記カシメ部作製
以降に行うことにより、更にガスケット2と電池缶1及
び蓋体3との緊密性が高まる。それを実現するには、例
えばカシメ部作製後、図2に示すような内径が元のカシ
メ部径よりも0.2mm程度小さいスリーブ4にカシメ
部を通し、いわゆる縮径の操作を行う。
【0012】
【実施例】上述した、縮径操作を施さずに図1の構造を
有するアルカリ蓄電池(以下、実施例1と略記する)
と、図1の構造を有し、更に縮径操作を施したアルカリ
蓄電池(以下、実施例2と略記する)と、図4の構造の
封口部構造を有するアルカリ蓄電池(以下、従来例と略
記する)について耐漏液試験を実施した。それぞれの電
池の仕様、構造はカシメ部を除いては同じにした。試験
方法は、前記実施例1、実施例2及び従来例の電池を周
囲温度60℃、湿度90%の状態で30日間放置した
後、電池外側の自由端6付近にクレゾールレッド試薬を
塗布し、色の変化を目視にて観察し、アルカリ溶液が電
池外部に漏洩しているかどうか確認するものである。表
1に実施例及び従来例の電池それぞれ15個ずつ試験に
供した内の漏液した個数を示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1から明らかなように、本発明の封口部
を有することにより漏液を抑制することができた。
【0015】
【発明の効果】本発明により、封口部における漏液を抑
制できる円筒形密閉式電池を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒形密閉式電池の封口部の縦断面図
である。
【図2】本発明の円筒形密閉式電池の封口部を縮径する
様子を示す図である。
【図3】従来のガスケットの縦断面図である。
【図4】従来の円筒形密閉式電池の封口部の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1.電池缶 11.開口段部 2.ガスケット 3.蓋体 31.下板 32.上板 4.安全弁 5.スリーブ 6.自由端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池缶(一方の端子を兼ねる)の開口にガ
    スケットを介して配置された蓋体(他方の端子を兼ね
    る)が電池缶の開口端縁のカシメにより固着され、ガス
    ケットが電池缶と蓋体の間で圧縮された状態にある円筒
    形密閉式電池において、 カシメ部における蓋体上面と電池缶との間隔ならびに蓋
    体下面と電池缶との間隔が、蓋体中央側で狭く、蓋体外
    周側で広くなっていることを特徴とする円筒形密閉式電
    池。
  2. 【請求項2】中央側で厚く外周側で薄い厚さの蓋体によ
    り、カシメ部における蓋体上面と電池缶との間隔ならび
    に蓋体下面と電池缶との間隔が、蓋体中央側で狭く、蓋
    体外周側で広くなっている請求項1記載の円筒形密閉式
    電池。
  3. 【請求項3】中央側で厚く外周側で薄い厚さの蓋体が、
    上板と下板の一体化からなり、上板と下板に中央側で高
    くなる円形の段差を設けたものである請求項2記載の円
    筒形密閉式電池。
  4. 【請求項4】断面が蟻ほぞ穴形状である電池缶開口端縁
    のカシメ形状により、カシメ部における蓋体上面と電池
    缶との間隔ならびに蓋体下面と電池缶との間隔が、蓋体
    中央側で狭く、蓋体外周側で広くなっている請求項1記
    載の円筒形密閉式電池。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの円筒形密閉式電
    池のカシメ部を、カシメ加工後に電池缶外周から中心に
    向かって加圧することを特徴とする円筒形密閉式電池の
    製造法。
JP8064579A 1996-03-21 1996-03-21 円筒形密閉式電池及びその製造法 Pending JPH09259845A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283795A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型電池
JP2011187337A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Hitachi Vehicle Energy Ltd 非水電解液円筒型電池

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JP2001283795A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型電池
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