JPH09259121A - かな漢字変換システム及びかな漢字変換方法 - Google Patents

かな漢字変換システム及びかな漢字変換方法

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JPH09259121A
JPH09259121A JP8063358A JP6335896A JPH09259121A JP H09259121 A JPH09259121 A JP H09259121A JP 8063358 A JP8063358 A JP 8063358A JP 6335896 A JP6335896 A JP 6335896A JP H09259121 A JPH09259121 A JP H09259121A
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JP
Japan
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kana
external
dictionary
external dictionary
kanji conversion
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Application number
JP8063358A
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Inventor
Shigemi Nakazato
茂美 中里
Yuichiro Saito
裕一郎 斉藤
Takahiro Suzuki
孝弘 鈴木
Hirofumi Goto
浩文 後藤
Kunihiro Sakamoto
国博 坂本
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かな漢字変換による文書作成の際に、最適な外
部辞書を、操作負担を増加させることなく利用すること
を可能にする。 【解決手段】かな漢字変換の結果を用いて文書作成エデ
ィタにより文書作成するもので、かな漢字変換による文
書の作成のために入力された読みに基づいて、かな漢字
変換辞書とは異なる記憶媒体に記録された外部辞書40
から、読みに対応する情報を検索する外部辞書検索部3
8と、外部辞書40から検索された情報を、表示画面中
に設けられた外部辞書検索用ウィンドウ中に表示させる
外部辞書検索MMI部34と、外部辞書検索MMI部3
4によって外部辞書検索用ウィンドウ中に表示された情
報中から選択された情報を、かな漢字変換の結果に代え
て文書作成エディタに与える制御部10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語ワードプロ
セッサやパーソナルコンピュータ上で実現されるかな漢
字変換システム及びかな漢字変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、日本語ワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータ等上で実現されるかな漢字変換シス
テムは、かな漢字変換用に構成された辞書(かな漢字変
換辞書)を用いて、入力された文字列(読み)を変換し
ている。
【0003】ところで、パーソナルコンピュータ等で
は、例えばCD−ROM、ICカード等に内蔵された汎
用の辞書(以下、外部辞書)を参照する機能を設けられ
たものがある。例えば、外部辞書には、CD−ROMに
格納された国語辞書、人名辞書、英和・和英辞書、用例
辞書等がある。これらの外部辞書に対して、外部辞書検
索機能を用いて検索対象を指示することによって、表示
画面上に検索対象とする情報を表示させることができ
る。
【0004】一般に、前述のような外部辞書は、各種情
報をユーザに対して提供(表示)するためのもので、外
部辞書検索用の独立した機能によって情報が読み出され
る。また、何れの辞書から情報を読み出して表示させる
かは、ユーザからの明示的な指示によって選択されてい
る。外部辞書検索機能は、ユーザからの指示に応じて選
択された辞書を対象として、指定されたキーワード(文
字列等)をもとに検索を行ない、該当する情報を読み出
す。
【0005】例えば、かな漢字変換を用いた文書の作成
中に、文書中に外部辞書の内容を引用するなどのために
外部辞書検索機能を利用する場合には、文書作成のため
に入力される文字列とは別に、外部辞書を検索するため
のキーワードとする文字列等を入力する必要がある。そ
して、外部辞書検索機能によって提供された外部辞書の
内容(例えば文章、単語等)を作成中の文書に引用する
ために、表示された情報を参照しながら、表示されてい
る文書の内容を、かな漢字変換によって入力して文書を
作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のかな
漢字変換システムを用いて文書の作成を行なう場合に
は、外部辞書検索機能によって外部辞書から必要な情報
の提供を受けて、その提供された内容を参照することが
できた。
【0007】しかしながら、外部辞書検索機能によって
外部辞書を利用するためには、ユーザが明示的に使用す
る辞書を特定する必要があった。すなわち、使用される
辞書は固定であって、一度、辞書を設定してしまうと設
定辞書からでないと検索を行なうことができず、必要な
情報を得ることができないこともある。また、複数の辞
書が選択可能な場合には、必要な情報が得やすくなるも
のの、常時、全ての辞書が検索対象となり、また複数の
辞書を検索する順番等について何等考慮されていないた
めに、検索に多くの時間を要してしまうことがあった。
【0008】また、外部辞書検索機能は独立した機能で
あって、かな漢字変換による文書の作成のための操作と
は別に、情報検索のための操作が必要がある。本発明は
前記のような事情を考慮してなされたもので、かな漢字
変換による文書作成の際に、最適な外部辞書を、操作負
担を増加させることなく利用することが可能なかな漢字
変換システム及びかな漢字変換方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された読
みに対して、かな漢字変換辞書を用いてかな漢字変換し
て文書を作成するかな漢字変換システムにおいて、前記
かな漢字変換の結果を用いて文書作成のための編集を行
なう文書編集手段と、前記かな漢字変換による文書の作
成のために入力された読みに基づいて、前記かな漢字変
換辞書とは異なる記憶媒体に記録された外部辞書から、
前記読みに対応する情報を検索する外部辞書検索手段
と、前記外部辞書検索手段によって前記外部辞書から検
索された情報を、表示画面中に設けられた外部辞書検索
用ウィンドウ中に表示させる外部辞書検索制御手段と、
前記外部辞書検索制御手段によって外部辞書検索用ウィ
ンドウ中に表示された情報中から選択された情報を、前
記かな漢字変換の結果に代えて前記文書編集手段に与え
る制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】このような構成によれば、かな漢字変換に
よって所望する変換候補が得られなかった場合には、か
な漢字変換による文書作成のために入力された情報(読
み)をもとに、外部辞書を検索して情報が取得される。
また、かな漢字変換による文書作成のために入力された
情報(読み)をもとにしているため、外部辞書検索のた
めの特別な操作を必要としない。さらに、外部辞書検索
用ウィンドウ中で任意に指定することで外部辞書中の情
報を文書作成に容易に引用できる。
【0011】また、前記かな漢字変換における変換方法
に応じて検索対象とすべき外部辞書と、前記かな漢字変
換による変換対象とする読みの品詞に応じて検索対象と
すべき外部辞書を選択的に設定する設定機能を有し、前
記外部辞書検索手段は、前記かな漢字変換による文書の
作成のために入力された読みに基づいて、前記設定機能
によって設定された外部辞書に対して検索することを特
徴とする。
【0012】このような構成により、外部辞書検索機能
の設定を行なっていれば、かな漢字変換における状況、
すなわち変換方法や変換対象とする読みの品詞等に応じ
た最適な外部辞書が選択されて検索が行われるため、毎
回、検索対象とする外部辞書を指定する操作は不要であ
る。
【0013】また、前記設定機能は、複数の外部辞書が
設定された場合に、それぞれの外部辞書に対する優先度
を設定し、前記外部辞書検索手段は、設定された優先度
に応じて外部辞書に検索を行ない、検索対象とする情報
が外部辞書から得られなかった場合に、検索対象とする
外部辞書を切り替えることを特徴とする。
【0014】このような構成により、外部辞書の全てを
常時、検索対象とするのではなく、頻度情報により設定
される優先度に基づいて、外部辞書が選択されて情報の
取得が行われるため、必要最低限の処理時間しか要しな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
かな漢字変換システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、かな漢字変換システムは、制御部1
0、入力部12、出力部14、検索結果保管部16、か
な漢字変換システム部20、及び外部辞書(CD−RO
M等)検索部22によって構成されている。
【0016】制御部10は、外部辞書を利用した、かな
漢字変換による文書作成を制御するもので、入力部12
から入力された文字(読み)に対して、かな漢字変換シ
ステム部20における通常のかな漢字変換処理、及び外
部辞書検索部22を用いた外部辞書の情報を利用したか
な漢字変換処理を制御し、処理結果を出力部14に出力
する。また、制御部10は、出力部14によって例えば
ディスプレイ装置の表示画面上に設定されるウィンドウ
と、ウィンドウに対応する機能とを関連づけて制御す
る。さらに、かな漢字変換システム部20による変換結
果を用いて文書作成を行なう文書作成エディターが制御
部10のもとで機能している。
【0017】入力部12は、かな漢字変換による文書作
成のための文字(読み)や、システムの実行すべき処理
を指示するコマンド等の入力に用いられる。入力部12
は、キーボードやマウス等の入力デバイスからの入力を
制御するもので、表示画面中に設けられたコマンドを表
わすアイコン等に対するポインティングによるコマンド
入力や、キーボードの特定のキー(ファンクションキー
等)に割り当てられた機能の起動を指示するコマンド入
力等を制御している。
【0018】出力部14は、制御部10の制御のもとで
実行される、かな漢字変換システム部20によるかな漢
字変換の結果や、外部辞書検索部22による外部辞書に
対する検索結果の提示等を行なう。出力部14は、例え
ばディスプレイ装置の表示画面上において、制御部10
による制御のもとで、実行する機能(文書作成エディタ
ー、外部辞書検索機能等)に応じた任意のウィンドウを
設定し、機能の実行による処理結果を対応するウィンド
ウ中に表示させる。
【0019】検索結果保管部16は、外部辞書検索部2
2によって外部辞書に対して検索した結果(検索結果)
を保管するためのものである。かな漢字変換システム部
20は、入力部12から入力された文字(読み)に対し
てかな漢字変換を行なうことにより文書作成を行なう。
かな漢字変換システム部20には、かな漢字変換部3
0、及びかな漢字変換辞書32が設けられている。
【0020】かな漢字変換部30は、入力部12から入
力された文字(読み)の情報を制御部10を介して入力
し、かな漢字変換辞書32を参照して、読みに対応する
変換結果を求める。この際、かな漢字変換部30は、入
力された読みに対して、複数の変換候補が得られる場合
には、それらも全て求める。
【0021】かな漢字変換辞書32は、かな漢字変換部
30によるかな漢字変換の際に参照されるもので、入力
部12から入力される読みと、対応する変換結果とが対
応づけられて登録されている。かな漢字変換辞書32
は、かな漢字変換の専用の辞書であって他の用途には用
いない。
【0022】外部辞書検索部22は、外部辞書検索機能
を実現するもので、検索対象の指示、例えばキーワード
をもとに外部辞書を検索して、指示に応じた情報を読み
出して提供する。外部辞書検索部22は、一般的な外部
辞書検索機能として、指示に応じた情報を検索して提供
する処理の他、かな漢字変換システム部20によるかな
漢字変換のために外部辞書に対する検索を行なって、か
な漢字変換の変換候補として情報を提供する、かな漢字
変換と連動する処理の実行が可能である。
【0023】外部辞書検索部22には、外部辞書検索M
MI部34、検索辞書判定部36、外部辞書検索部3
8、及び外部辞書40が設けられている。外部辞書検索
MMI(マンマシンインタフェース)部34は、かな漢
字変換と連動して外部辞書検索を行なうために必要な外
部辞書検索機能の設定を、ユーザからの指示を入力して
行なう。外部辞書検索MMI部34は、ユーザが外部辞
書検索機能の設定を行なうためのマンマシンインタフェ
ース、すなわち外部辞書検索機能の設定用の画面を制御
部10を介して出力部14によって表示させ、この表示
画面上での指示を入力部12及び制御部10を介して入
力する。
【0024】検索辞書判定部36は、かな漢字変換と連
動する処理を実行する際に、かな漢字変換によって文書
を作成するために入力された文字(読み)をもとに、か
な漢字変換における変換方法、あるいは品詞に基づい
て、外部辞書40に格納された外部辞書が複数あれば最
適な外部辞書を判定する。
【0025】外部辞書検索部38は、検索辞書判定部3
6によって判定された外部辞書を対象として検索を行な
い、かな漢字変換によって文書を作成するために入力さ
れた読みを検索対象として該当する情報を読み出す。
【0026】外部辞書40は、CD−ROMやICカー
ド等の記憶媒体に記憶されるもので、姓名辞書、人名辞
書、国語辞書、用例辞書、外来語辞書等が登録されてい
る辞書である。1つの辞書が登録されていても良い。
【0027】次に、本実施形態のかな漢字変換システム
におけるかな漢字変換の動作について、図2に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。まず、入力部12
から文書作成機能の起動が指示されると、制御部10
は、文書作成エディターを起動すると共に、キーボード
の漢字キーが押下されることによってかな漢字変換シス
テム部20を起動して、かな漢字変換ONにする(ステ
ップC1,C2)。また、制御部10は、出力部14に
よって表示される表示画面上に文書作成用ウィンドウを
設定する(図8参照)。
【0028】文書作成の処理(ステップC3)は、図3
に示すフローチャートに従って実行される。すなわち、
かな漢字変換部30は、入力部12から入力された文字
(読み)を制御部10を介して入力し(ステップD
1)、かな漢字変換辞書32を参照してかな漢字変換を
行なう(ステップD2)。
【0029】通常、かな漢字変換によって、入力された
読みに対して複数の変換候補が得られ、出力部14によ
って表示画面上の所定の位置に、変換候補の一覧を表示
させることができる。第1位の変換候補が所望する変換
結果でない場合、この変換候補の一覧から特定の変換結
果を選択することができる。
【0030】ここで、かな漢字変換の結果が未知語(す
なわち変換候補が得られなかった)場合や、変換候補中
に所望する変換結果が含まれていなかった場合には、か
な漢字変換システム部20から外部辞書検索部22を起
動することができる(ステップD3)。ただし、かな漢
字変換がONされた後、外部辞書検索機能の設定が行な
われていない場合には、この設定を少なくとも1回は行
なう必要がある(ステップC4,C5,C6)。
【0031】なお、変換候補中に所望する変換結果が含
まれていなかったことは、変換候補一覧中の変換候補
を、カーソルキー等の操作に応じて一通り全部提示して
も、特定の変換候補が選択されなかった場合に、目的と
する変換候補が得られなかったものと判別する。
【0032】外部辞書検索機能の設定が行なわれていな
い場合、すなわちかな漢字変換に連動して実行される外
部辞書検索の際の検索対象とする外部辞書が指定されて
いない場合には、外部辞書検索機能の設定処理が起動さ
れる。なお、外部辞書検索機能の設定処理は、外部辞書
検索が必要な場合に起動されるだけではなく、キーボー
ドの特定のキー(ファンクションキー)に割り当てられ
たキーによる指示により、任意のタイミングで起動し、
意図的に予め設定しておくこともできる。また、CD−
ROM等の記憶媒体が交換された場合にも、先の設定内
容が破棄されるので、改めて外部辞書検索機能の設定処
理を行なう必要がある。
【0033】外部辞書検索機能の設定は、例えば図4に
示すフローチャートの手順に従って実行される。まず、
ユーザから入力部12を介して外部辞書検索機能の設定
の処理の起動が指示されると、制御部10は、外部辞書
検索部22の外部辞書検索MMI部34を起動する。
【0034】外部辞書検索MMI部34は、外部辞書検
索機能の設定用のマンマシンインタフェースを提供す
る。ここでは、外部辞書検索機能を、かな漢字変換とど
のように連動させるか、すなわち検索対象とする外部辞
書をどのように決定するかを表わす外部辞書利用法が選
択される。本実施形態においては、かな漢字変換に対し
て、変換方法対応、あるいは品詞対応によって検索対象
とする外部辞書を決定する。
【0035】ここで、外部辞書利用法として変換方法対
応が選択されたものとする。変換方法対応は、かな漢字
変換システム部20における変換方法、すなわち単漢字
変換、カタカナ変換、姓名変換、固有名詞変換、人名変
換等に応じて外部辞書を選択するものである。
【0036】外部辞書検索機能の設定処理が起動される
と、外部辞書検索MMI部34は、例えば図5に示すよ
うな、外部辞書選択メニューをマンマシンインタフェー
スとして提供する。そのために、外部辞書検索MMI部
34は、外部辞書40を検索して、現在利用している記
憶媒体(例えばCD−ROM)に登録されている外部辞
書を求めて、その外部辞書名の一覧を提示させる。
【0037】ユーザは外部辞書選択メニューから、例え
ばマウス等を用いて、かな漢字変換と連動させて外部辞
書を利用する際に検索対象となる外部辞書(1つでも複
数であっても良い)を選択する(ステップA3)。すな
わち、変換方法に対して特定の外部辞書を選択すること
により、各変換方法によって用いられるかな漢字変換辞
書32(各変換方法に用いられる一部)と、外部辞書と
が関連づけられる。
【0038】ここで、複数の外部辞書が選択された場合
には、頻度順辞書設定処理を行なう必要がある(ステッ
プA4)。頻度順辞書設定処理については後述する。一
方、外部辞書利用法として品詞対応が選択されたものと
する。品詞対応は、かな漢字変換システム部20におけ
るかな漢字変換によって変換対象となった文字列の品詞
に応じて外部辞書を選択するものである。
【0039】外部辞書検索MMI部34は、品詞対応を
選択した場合も、変換方法対応の場合と同様にして、図
5に示すような外部辞書選択メニューを提示し、かな漢
字変換と連動させて外部辞書を利用する際に検索対象と
なる外部辞書(1つでも複数であっても良い)を選択す
る(ステップA5)。すなわち、品詞の動詞、あるいは
名詞のように、任意の品詞に対して検索対象とする特定
の外部辞書が設定される。
【0040】ここで、複数の外部辞書が選択された場合
には、頻度順辞書設定処理を行なう必要がある(ステッ
プA6)。頻度順辞書設定処理は、複数の外部辞書のう
ち検索対象とする優先順位を決定するためのもので、図
6に示すフローチャートに従って実行される。ここで
は、頻度情報によって優先度が管理される。
【0041】まず、外部辞書検索MMI部34は、外部
辞書40が複数の外部辞書を持つ記憶媒体であるか、あ
るいはステップA3,A5において複数の外部辞書が選
択されたかを調べる(ステップB1)。ここで、1つの
外部辞書しか存在しない場合には、頻度情報を付ける必
要がないので、そのまま終了する。
【0042】複数の外部辞書がある場合には、ユーザか
らの指示に応じて、各外部辞書に対して頻度情報を付け
る(ステップB2,B3)。この際、外部辞書検索MM
I部34は、ステップA3あるいはA5において選択さ
れた外部辞書、または現在使用している記憶媒体中に存
在する外部辞書に対して、頻度情報を設定するためのマ
ンマシンインタフェースを提供する(図示せず)。
【0043】ここでは、頻度情報が示す頻度値が大きい
程、優先度が高いものとする。外部辞書検索MMI部3
4は、マンマシンインタフェースを介して、外部辞書に
対して指定された頻度情報を、例えば図7に示すような
頻度テーブルによって、各外部辞書と対応づけて管理す
る(ステップB4)。また、ユーザから全ての外部辞書
に対して頻度情報が指定されなかった場合には、指定さ
れなかった外部辞書について、それまでのアクセス回数
(検索対象となった情報が読み出された回数)を頻度情
報として設定する。また、初期段階では全ての外部辞書
のアクセス回数が0であるので、例えばカタログファイ
ルに並んでいる順番を設定しても良い。なお、カタログ
ファイルは、例えばCD−ROMなどの記憶媒体で、内
蔵された外部辞書のファイル名が収められたファイルで
ある。
【0044】また、何れの外部辞書に対しても頻度情報
の指定がなされなかった場合には、外部辞書検索MMI
部34は、全ての外部辞書に対して、それまでのアクセ
ス回数(検索対象となった情報が読み出された回数)を
頻度情報として設定する(ステップB3,B5)。
【0045】外部辞書検索MMI部34は、以降に実行
される、かな漢字変換に連動する外部辞書検索の際の外
部辞書へのアクセスに応じて、図7に示す頻度テーブル
に対して、順次、頻度情報を更新する。
【0046】外部辞書検索機能の設定が行なわれると、
外部辞書検索MMI部34は、図8に示すように、外部
辞書検索ウィンドウを、文書作成用のウィンドウとは別
に設定する。外部辞書検索ウィンドウは、外部辞書検索
部22によって独立した機能として実行する際に設けら
れる場合と見掛け上同じであるが、かな漢字変換と連動
して起動された場合には、制御部10によって内部的に
関連づけられて管理される。
【0047】一方、検索辞書判定部36は、外部辞書検
索MMI部34によって設定された外部辞書検索機能の
設定内容に基づいて、外部辞書40の検索対象とする外
部辞書を判定する。すなわち、検索辞書判定部36は、
外部辞書利用方法が変換方法対応であるか品詞対応であ
るか、及び複数の外部辞書のうち設定された頻度情報の
頻度値が最も高い外部辞書はどれであるかを判別する。
【0048】外部辞書検索部38は、検索辞書判定部3
6によって判定された外部辞書に対して検索を行なう
(ステップC8)。外部辞書検索処理は、例えば図9に
示すフローチャートに従って実行される。
【0049】外部辞書検索部38は、かな漢字変換によ
って文書を作成するために入力された文字(読み)をも
とに、検索対象とする外部辞書を検索した結果、該当す
る情報の候補が得られなかった場合には、検索辞書判定
部36によって判定される次に頻度情報の高い外部辞書
に検索対象を変更して検索を行なう(ステップE1,E
3)。
【0050】外部辞書検索部38は、外部辞書から該当
する情報の候補が得られた場合には外部辞書検索MMI
部34、制御部10を介して、出力部14によって検索
結果を外部辞書検索用ウィンドウ(検索結果ウィンド
ウ)に表示させる(ステップC9)。この際、検索結果
は、検索結果保管部16に保管される。
【0051】外部辞書検索用ウィンドウが設定されてい
る状態では、外部辞書検索機能がアクティブとなってお
り、外部辞書検索用ウィンドウを用いた任意の処理が可
能である。ここで、外部辞書検索用ウィンドウにおいて
表示される外部辞書から得られた情報から目的の候補が
見付かった場合には、検索終了の指示を入力して外部検
索処理を終了する(ステップE2)。また、さらに他の
外部辞書から情報を得たい場合などで外部辞書検索の継
続が指示されると、外部辞書検索部38は、頻度情報に
基づく次の外部辞書を検索して、該当する情報を読み出
し、外部辞書検索用ウィンドウにおいて提供することが
できる。この場合、読み出された情報は、検索結果保管
部16に前回の検索結果に付け加えて保管される。
【0052】ここで、外部辞書検索処理の結果、外部辞
書検索用ウィンドウに表示された情報中に、かな漢字変
換の変換結果として必要とする情報があれば、マウス等
によって指示することにより出力先、つまり文書作成エ
ディタに出力して文書作成用ウィンドウ中の文書作成位
置に入力することができる。
【0053】すなわち、外部辞書検索用ウィンドウ中の
必要とする情報を指定する指示が入力部12を介して入
力されると、制御部10は、検索結果保管部16から該
当する情報を読み出して文書作成エディタに与えて、外
部辞書検索機能の実行のために非アクティブになってい
た文書作成エディタをアクティブにする。
【0054】外部辞書検索機能によって得られた情報
は、文書作成エディタにより文書作成位置に入力され、
かな漢字変換部30によるかな漢字変換の結果として用
いられる。
【0055】以後、継続して文書作成を行なう場合に
(ステップC3)、かな漢字変換によって所望する変換
候補が得られなかった場合には、外部辞書検索部22を
利用して外部辞書から必要な情報の取得が行なわれる。
既に、外部辞書検索機能の設定が行なわれている後は、
改めて辞書選択処理を行なう必要がなく(ステップC
5,C6,C7)、外部辞書検索MMI部34に設定さ
れた内容に基づいて、外部辞書検索処理が行なわれる。
そのために、ステップC5では、外部辞書検索を行なう
か否かが判別されている。また、かな漢字変換と連動し
た外部辞書検索が可能な状態では、表示画面中には外部
辞書検索用ウィンドウ(かな漢字変換と連動して利用で
きる)が設定されている。
【0056】また、外部辞書検索用ウィンドウ中の「終
了」ボタンがマウス等によって指定されることによっ
て、意図的に外部辞書検索機能を終了させて、かな漢字
変換システム部20によるかな漢字変換のみによって、
文書作成を行なうこともできる(ステップC4)。
【0057】以下、具体的な例について簡単に説明す
る。例えば、かな漢字変換システム部20側で、かな漢
字変換辞書32の姓名変換用の辞書をもとにした姓名変
換を行なった結果、変換候補が得られなかった場合、外
部辞書検索部22によって自動的に複数の辞書から構成
される外部辞書40の中の姓名辞書、人名辞書を優先度
に従って検索を行ない情報を取得する(変換方法対応の
場合)。
【0058】また、同様にある単語をかな漢字変換した
結果、ユーザが意図した変換候補が得られなかった場合
に、その単語の品詞が動詞ならば用例辞書、名詞ならば
国語辞書を対象として外部辞書検索部22によって検索
し、必要な情報を取得する(品詞対応の場合)。
【0059】図10(a)には、かな漢字変換と連動し
て外部辞書検索して得られる、外部辞書検索用ウィンド
ウ中に表示される情報の一例を示している。また、図1
0(b)は、その際に、かな漢字変換システム部20に
よるかな漢字変換によって得られた変換候補の一例を示
している(表示画面中の下部において表示される)。
【0060】例えば、読み「かんじ」を入力することに
よって、本来「莞爾」という変換結果が必要であったに
もかかわらず、かな漢字変換システム部20によるかな
漢字変換によって変換候補が得られなかったとする。こ
の場合、外部辞書検索処理が行なわれ、外部辞書検索用
ウィンドウ中に図10(a)に示すような情報が提供さ
れる。ユーザは外部辞書検索用ウィンドウ中から、「莞
爾」の項目をマウス等によって選択すると、内部的に制
御部10により「莞爾」(見出し部分)が文書作成エデ
ィタに出力され、文書作成に用いられる。
【0061】一般に、CD−ROMやICメモリは、か
な漢字変換用のかな漢字変換辞書32よりも大容量であ
って多くの情報が登録されている。また、図10(a)
に示すように、見出し(読み)と対応する漢字だけが登
録されているのではなく、その意味情報等も含まれてい
る。前述した実施形態においては、見出しに対応する漢
字の部分を文書作成エディタに出力するものとしている
が、外部辞書検索用ウィンドウ中に提示される情報が制
御部10によって管理されているため、意味情報を文書
作成エディタに出力して、文書作成に引用することもで
きる。
【0062】このようにして、かな漢字変換によって所
望する変換候補が得られなかった場合には、かな漢字変
換による文書作成のために入力された情報(読み)をも
とに、外部辞書を検索して情報を取得することができる
ので、外部辞書検索のための特別な操作が不要であり、
また外部辞書検索用ウィンドウ中で任意に指定すること
で外部辞書中の情報を文書作成に容易に引用することが
できるので、効率的な文書作成が可能である。
【0063】また、外部辞書検索機能を利用する際、検
索対象とする外部辞書を毎回指定する必要なく、1度、
外部辞書検索機能の設定を行なっていれば、かな漢字変
換における状況、すなわち変換方法や変換対象とする読
みの品詞等に応じた最適な外部辞書が選択されて検索が
行われるので、毎回、検索対象とする外部辞書を指定は
必要がない。
【0064】また、選択した外部辞書の全てを常時、検
索対象とするのではなく、頻度情報により設定される優
先度に基づいて、外部辞書が選択されて情報の取得が行
われるため、必要最低限の処理時間で処理可能である。
また、検索対象とする外部辞書の選択も、変換方法対
応、あるいは品詞対応などを指定することができるの
で、より適切な外部辞書が利用され、情報の提供がなさ
れる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、か
な漢字変換による文書作成の際に、最適な外部辞書を、
操作負担を増加させることなく利用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるかな漢字変換システ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態のかな漢字変換システムにおけるか
な漢字変換の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】文書作成処理の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図4】外部辞書検索機能の設定動作を説明するための
フローチャート。
【図5】表示画面中の外部辞書選択メニューの一例を示
す図。
【図6】頻度順辞書設定処理の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図7】頻度順辞書設定処理によって設定される頻度テ
ーブルの一例を示す図。
【図8】表示画面中の文書作成用のウィンドウと外部辞
書検索ウィンドウの一例を示す図。
【図9】外部辞書検索処理の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】かな漢字変換による変換候補と外部辞書検索
機能による検索結果の表示の一例を示す図。
【符号の説明】
10…制御部 12…入力部 14…出力部 16…検索結果保管部 20…かな漢字変換システム部 22…外部辞書検索部 30…かな漢字変換部 32…かな漢字変換辞書 34…外部辞書検索MMI部 36…検索辞書判定部 38…外部辞書検索部 40…外部辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 裕一郎 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ ェアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝弘 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ ェアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 後藤 浩文 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ ェアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 坂本 国博 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ ェアエンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された読みに対して、かな漢字変換
    辞書を用いてかな漢字変換して文書を作成するかな漢字
    変換システムにおいて、 前記かな漢字変換の結果を用いて文書作成のための編集
    を行なう文書編集手段と、 前記かな漢字変換による文書の作成のために入力された
    読みに基づいて、前記かな漢字変換辞書とは異なる記憶
    媒体に記録された外部辞書から、前記読みに対応する情
    報を検索する外部辞書検索手段と、 前記外部辞書検索手段によって前記外部辞書から検索さ
    れた情報を、表示画面中に設けられた外部辞書検索用ウ
    ィンドウ中に表示させる外部辞書検索制御手段と、 前記外部辞書検索制御手段によって外部辞書検索用ウィ
    ンドウ中に表示された情報中から選択された情報を、前
    記かな漢字変換の結果に代えて前記文書編集手段に与え
    る制御手段とを具備したことを特徴とするかな漢字変換
    システム。
  2. 【請求項2】 前記かな漢字変換における変換方法に応
    じて検索対象とすべき外部辞書と、前記かな漢字変換に
    よる変換対象とする読みの品詞に応じて検索対象とすべ
    き外部辞書を選択的に設定する設定機能を有し、 前記外部辞書検索手段は、前記かな漢字変換による文書
    の作成のために入力された読みに基づいて、前記設定機
    能によって設定された外部辞書に対して検索することを
    特徴とする請求項2記載の漢字変換システム。
  3. 【請求項3】 前記設定機能は、複数の外部辞書が設定
    された場合に、それぞれの外部辞書に対する優先度を設
    定し、 前記外部辞書検索手段は、設定された優先度に応じて外
    部辞書に検索を行ない、検索対象とする情報が外部辞書
    から得られなかった場合に、検索対象とする外部辞書を
    切り替えることを特徴とする請求項2記載の漢字変換シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 入力された読みに対して、かな漢字変換
    辞書を用いてかな漢字変換して文書を作成する際に、 前記かな漢字変換による文書の作成のために入力された
    読みに基づいて、前記かな漢字変換辞書とは異なる記憶
    媒体に記録された外部辞書から、前記読みに対応する情
    報を検索し、 この検索された情報を、表示画面中に設けられた外部辞
    書検索用ウィンドウ中に表示させ、 前記外部辞書検索用ウィンドウ中に表示された情報中か
    ら選択された情報を、かな漢字変換の結果に代えて文書
    作成に用いることを特徴とするかな漢字変換方法。
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