JPH09258031A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH09258031A
JPH09258031A JP8093207A JP9320796A JPH09258031A JP H09258031 A JPH09258031 A JP H09258031A JP 8093207 A JP8093207 A JP 8093207A JP 9320796 A JP9320796 A JP 9320796A JP H09258031 A JPH09258031 A JP H09258031A
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reflection
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Masuji Tazaki
益次 田崎
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Fine Rubber Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板に反射材を印刷することなく、導光板
に接する反射面を形成し、均一に照明がなされるように
する。 【解決手段】 透明なゴム弾性体からなる導光板の光放
射面と反対側の面に反射板3を重ね合わせ、その両者が
密着している密着部と、密着していない非密着部とを設
け、光源から遠くなるほど、「密着部の面積/非密着部
の面積」の比率を増大させる。前記密着部においては導
光板と反射板との間に空気層が存在しないので、光の損
失は生じないため、反射率が高くなる。他方、前記非密
着部においては導光板と反射板との間に空気層が存在す
るので、大きな光の損失が生じるため、反射率は低くな
る。よって、光源から遠くなるほど導光板により導光さ
れる光量が減少する傾向を補償し、被照明体を均一に照
明できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から導光板を
介して被照明体に光を導く照明装置に係り、特にバック
ライト光源から発せられた光を液晶パネルに導く液晶表
示装置のバックライト用照明装置等に好適な導光板およ
び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピューターの液
晶パネルディスプレイ、液晶テレビジョンの液晶パネル
ディスプレイ等の液晶表示装置においては、冷陰極管
(蛍光管)等のバックライト光源から発せられた光を均
一に液晶パネルへ導くために、従来より一般に、バック
ライト光源と液晶パネルとの間に樹脂またはガラスから
なる透明な導光板が設置されている。
【0003】しかしながら、従来のこの種の照明装置に
おいては、導光板の各部から液晶パネルに向かって放射
される照明光の光量分布を見ると、光源に近い側ほど光
量が多く、光源から遠い側ほど光量が少なくなる傾向が
あり、液晶パネルを均一に照明できないという問題があ
った。
【0004】従来、この問題を解決する対策の一つとし
て、導光板の光放射面と反対側の面に反射材をドット状
に印刷し、かつ光源から遠くなるほど、反射材が印刷さ
れていない非印刷部の面積に対する前記ドット状の反射
材印刷部の面積の比率(反射材印刷部の面積/非印刷部
の面積)を増大させることにより、光源から遠くなるほ
ど反射率が高くなるようにして、均一に照明がなされる
ようにすることも行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように樹脂またはガラスからなる導光板に反射材をドッ
ト状に印刷する従来技術では、(イ)反射材として用い
ることができる材料が限定され、必ずしも反射性能等が
優れた反射材を用いることができない、(ロ)一層の印
刷では反射材を十分な厚さに印刷できず、光が透過して
しまうので、何層も印刷を繰り返す必要がある、(ハ)
印刷品質にバラツキが生じやすく、安定して高品質の製
品を得るのは困難である、等の問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、本発明の一つの目的は、導光板に反射材を印
刷することなく、導光板の光放射面と反対の面側に反射
面を形成し、均一に照明がなされるようにすることがで
きる照明装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、反射材として使用で
きる材料の選択範囲を広くすることができる照明装置を
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、安定して高品質の製
品を得ることができる照明装置を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の本発明において
は、導光板を透明なゴム弾性体により構成し、この導光
板の光放射面と反対側の面に反射板を重ね合わせ、導光
板と反射板との間に、その両者が密着している密着部
と、密着していない非密着部とを設け、光源から遠くな
るほど前記非密着部の面積に対する前記密着部の面積の
比率(密着部の面積/非密着部の面積)が増大するよう
にする。
【0011】これにより、光源から光入射面を通して導
光板に入射した光の一部は反射板で反射されて光放射面
から導光板外に放射され、反射板を経ることなく光放射
面から導光板外に放射される光とともに液晶パネルを照
明する。ここで、前記密着部においては導光板と反射板
との間に空気層が介在されていないので、光の損失は生
じないため、光の反射率が高くなる。他方、前記非密着
部においては導光板と反射板との間に空気層が介在され
るので、この空気層の存在による導光板の表面反射によ
って大きな光の損失が生じるため、光の反射率は低くな
る。そして、光源から遠くなるほど、非密着部の面積に
対する密着部の面積の比率(密着部の面積/非密着部の
面積)が増大するようになっているので、光反射板の反
射率は全体として光源に近いほど低く、光源から遠くな
るほど高くなる。これにより、前記のように光源から遠
くなるほど導光板により導光される光量が減少する傾向
を補償し、液晶パネル等の被照明体を均一に照明でき
る。
【0012】なお、もし導光板を従来通り樹脂またはガ
ラスで構成したとすると、樹脂およびガラスは硬いた
め、導光板と反射板の凸部とを密着させることは困難で
あり、その両者の間に必ず間隙、すなわち空気層が全体
的に生じてしまい、密着部を形成することができない。
しかるに、本発明においては、導光板がゴム弾性を有す
る透明なゴム弾性体からなるので、導光板と反射板とを
密着し、この両者間に空気層が介在しない密着部を形成
できる。
【0013】また、この第一の本発明においては、従来
のように反射材を導光板に印刷を行わなくてよいので、
反射板として使用できる材料の選択範囲が広く、反射性
能等が優れた材料を選択することができる。また、印刷
を用いなくてよいので、安定して高品質の製品を得るこ
とが可能になる。
【0014】なお、導光板に透明または白色のインクを
肉厚に印刷し、導光板と反射板とが重ね合わされたと
き、インク部分においては該インク部分を介して導光板
と反射板とが密着されて密着部が構成される一方、イン
クが存在しない部分においては導光板と反射板とが密着
せず、非密着部が構成されるようにしてもよいが、この
場合も、印刷は導光板の方ではなく、反射板の方にする
ので、導光板に印刷するより容易で、安定して高品質の
製品を得ることができる。
【0015】第二の本発明においては、導光板を透明な
ゴム弾性体により構成し、この導光板の光放射面と反対
側の面に反射板を重ね合わせ、この反射板の導光板に対
向する面の反射率が前記光源から遠くなるほど高くなる
ようにする。
【0016】この場合も、光源から光入射面を通して導
光板に入射した光の一部は反射板の導光板に対向する面
に入射して光放射面側に反射される。そして、導光板に
対向する面の反射率が前記光源から遠くなるほど高くな
るようにされているので、前記のように光源から遠くな
るほど導光板により導光される光量が減少する傾向を補
償し、液晶パネル等の被照明体を均一に照明できる。
【0017】この第二の本発明においても、従来のよう
に導光板に印刷行わなくてよいので、反射板(反射材)
に使用できる材料の選択範囲が広く、反射性能の優れた
反射板(反射材)を使用することができる。また、反射
板に反射材を印刷する場合も、従来のように導光板に反
射材を印刷するよりも容易に印刷可能なので、安定して
高品質の製品を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、液晶表示装置の
バックライト用照明装置およびその導光板に適用した実
施例について説明する(ただし、本発明は、液晶表示装
置のバックライト用照明装置および導光板以外の照明装
置および導光板にも適用できるものである)。
【0019】
【実施例】図1および2は、本発明の第一実施例を示
し、1は蛍光管等の円筒状の冷陰極管からなる光源、2
は透明なゴム弾性体からなる導光板である。
【0020】本発明において前記透明なゴム弾性体とし
て使用できる物質は極めて多種類に及ぶが、例えば、シ
リコーンゴム、アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、イソプレンゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、ポ
リスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱
可塑性エラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱可塑
性エラストマー、塩素化ポリスチレン系熱可塑性エラス
トマー、液状ポリイソプレンもしくは液状ポリブタジエ
ン等、またはこれらの物質のうちの2以上のものを混合
した混合物等が使用でき、これらの物質にその本来の透
明性を阻害する添加剤を添加しないか、またはその添加
量を少なくすることにより、必要な透明度を有するゴム
弾性体を得ることができる。
【0021】前記導光板2の一端面(図における左端
面)は、空間を介して光源1に対向されて光入射面2b
とされている。前記導光板2の一面(図における上面)
は、図示しない液晶パネルに対向されて、光放射面2a
とされている。前記導光板2のの光放射面2aと反対側
の面2cは、平面状とされていてこの面2cには反射板
3が重ね合わされている。前記反射板3は、例えば金属
粉を混入した樹脂、または金属被膜を表面に形成された
樹脂板等により構成できる。図2の拡大断面図に示され
るように、前記反射板3の導光板2に対向する面(図に
おける上面)3aには、凸部4aと凹部4bとからなる
凹凸が設けられており、凸部4aはドット状に多数設け
られている。そして、前記光源1から遠くなるほど、凹
部4bの面積に対する凸部4aの面積の比率(凸部4a
の面積/凹部4bの面積)が増大するようになってい
る。
【0022】前記反射板3の凸部4aの表面は鏡面とさ
れており、導光板2の光放射面2aと反対側の面2cに
密着されて該面2cとの間に密着部を構成する一方、凹
部4bは該面2cとの間に間隙を介して対向され、該面
2cとの間に非密着部を構成している。したがって、光
源1から遠くなるほど、非密着部の面積に対する密着部
の面積の比率(密着部の面積/非密着部の面積)が増大
するようになっている。
【0023】この照明装置においては、光源1から光入
射面2bを通して導光板2に入射した光の一部は反射板
3で反射されて光放射面2aから導光板2外に放射さ
れ、反射板3を経ることなく光放射面2aから導光板2
外に放射される光とともに液晶パネルを照明する。ここ
で、前記密着部においては導光板2と反射板3との間に
空気層が介在されていないので、光の損失は生じないた
め、光の反射率が高くなる。他方、前記非密着部におい
ては導光板2と反射板3との間に空気層が介在されるの
で、この空気層の存在による導光板2の表面反射によっ
て大きな光の損失が生じるため、光の反射率は非常に低
くなる。そして、光源1から遠くなるほど、非密着部の
面積に対する密着部の面積の比率(密着部の面積/非密
着部の面積)が増大するようになっているので、光反射
板3の反射率は全体として光源1に近いほど低く、光源
1から遠くなるほど高くなる。これにより、前記のよう
に光源1から遠くなるほど導光板2により導光される光
量が減少する傾向を補償し、液晶パネルを均一に照明で
きる。
【0024】なお、もし導光板2を従来通り樹脂または
ガラスで構成したとすると、樹脂およびガラスは硬いた
め、導光板2と反射板3の凸部4aとを密着させること
は困難であり、その両者の間に必ず間隙、すなわち空気
層が全体的に生じてしまい、密着部を形成することがで
きない。しかるに、本実施例においては、導光板2がゴ
ム弾性を有する透明なゴム弾性体からなるので、前述の
ように導光板2と反射板3の凸部4aとを密着し、この
両者間に空気層が介在しない密着部を形成できる。
【0025】また、この照明装置においては、従来のよ
うに反射材を導光板2に印刷するのではなく、反射板3
を導光板2に重ね合わせるので、反射板3として使用で
きる材料の選択範囲が広く、反射性能等の優れた材料を
選択することができる。また、印刷を用いないので、安
定して高品質の製品を得ることができる。
【0026】図3は本発明の第二実施例を示す。本実施
例においては、前記第一実施例とは逆に、反射板3の導
光板2に対向する面3aは平面状とされる一方、導光板
2の光放射面2aと反対側の面2cに凸部5aと凹部5
bとからなる凹凸が設けられている。前記凸部5aはド
ット状に多数設けられており、光源1から遠くなるほ
ど、凹部5bの面積に対する凸部5aの面積の比率(凸
部5aの面積/凹部5bの面積)が増大するようにされ
ている。
【0027】前記導光板は前記第一実施例と同様に透明
なゴム弾性体からなる。前記反射板3の導光板2に対向
する面3aはその全面を鏡面とされている。前記導光板
2の凸部5aは反射板3の面3aに密着されて該面3a
との間に密着部を構成する一方、凹部5bは該面3aと
の間に間隙を介して対向され、該面3aとの間に非密着
部を構成している。したがって、前記第一実施例と同様
に、光源1から遠くなるほど、非密着部の面積に対する
密着部の面積の比率(密着部の面積/非密着部の面積)
が増大し、前記第一実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0028】図4は本発明の第三実施例における導光板
2を、反射板(図示せず)に重ね合わせる前の状態にお
いて示す。本実施例においては、導光板2に設けられる
凸部5aの表面が球面状(完全な球面状でなくてもよ
い)とされている。他の構成は前記第二実施例と同様で
ある。前記第二実施例のように凸部5aの表面が平面状
とされている場合は、その中央部分における接触圧が低
下し、反射板3の表面3aに良好に密着されないことが
あるが、本実施例においては、凸部5aの表面が球面状
とされており、導光板2と反射板3とを重ね合わせたと
き凸部5aが反射板に押圧されて平面状に変形するよう
になっているので、凸部5aを反射板により良好に密着
できる。
【0029】図5は本発明の第五実施例を示す。本実施
例においては、透明なゴム弾性体からなる導光板2の光
放射面2aと反対側の面2cおよびこの面2cに対向す
る反射板3の面3aは、いずれも平面状とされており、
面3aには、ソフトタイプ、ハードタイプ等の液状シリ
コーンからなる透明または白色のインク15が該インク
15の層が肉厚となって該面3aから盛り上がるように
印刷されている。前記インク15部分はドット状に多数
印刷されており、光源1から遠くなるほど、インク15
の存在しない部分の面積に対するインク15部分の面積
の比率(インク15部分の面積/インク15の存在しな
い部分)が増大するようにされている。
【0030】本実施例においては、導光板2と反射板3
とが重ね合わされたとき、インク15部分においては該
インク15部分を介して導光板2と反射板3とが密着さ
れて密着部が構成される一方、インク15が存在しない
部分においては導光板2と反射板3とが密着せず、非密
着部が構成される。したがって、本実施例においても、
前記各実施例と同様に、光源(図示せず)から遠くなる
ほど、非密着部の面積に対する密着部の面積の比率(密
着部の面積/非密着部の面積)が増大する。これによ
り、前記各実施例と同様に、光源1から遠くなるほど導
光板2により導光される光量が減少する傾向を補償し、
液晶パネルを均一に照明できる。また、印刷は導光板2
の方ではなく、反射板の方にするので、導光板に印刷す
るより容易で、安定して高品質の製品を得ることができ
る。
【0031】図6は本発明の第五実施例を示す。本実施
例においては、反射板3の導光板(図示せず)に対向す
る面は平面状とされているが、該面3aには、図6に示
されるように、鏡面部6と粗面部7とが設けられてい
る。前記粗面部7はシポ加工、梨地加工等の粗面加工に
より形成することができる。前記鏡面部6はドット状に
多数設けられており、光源(図示せず)から遠くなるほ
ど、粗面部7の面積に対する鏡面部6の面積の比率(鏡
面部6の面積/粗面部7の面積)が増大するようにされ
ている。前記導光板は前記各実施例と同様に透明なゴム
弾性体からなる。そして、この導光板の光放射面と反対
側の面も平面状とされており、導光板と反射板3とが重
ね合わされることにより、鏡面部6と導光板との間に密
着部が構成される一方、粗面部7と導光板との間に非密
着部が構成される。したがって、前記各実施例と同様
に、光源から遠くなるほど、非密着部の面積に対する密
着部の面積の比率(密着部の面積/非密着部の面積)が
増大し、前記各実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0032】なお、本実施例とは逆に、導光板2の光放
射面と反対側の面の方に鏡面部と粗面部とを設け、導光
板2と反射板3とが重ね合わされることにより、導光板
2の鏡面部と反射板3との間に密着部が構成される一
方、導光板2の粗面部と反射板3との間に非密着部が構
成されるようにしてもよい。
【0033】図7は本発明の第六実施例を示す。本実施
例においては、反射板3の導光板(図示せず)に対向す
る面3aは平面状とされているが、該面3aには、ゴム
弾性のないシリコーン被膜等の硬い被膜をコーティング
してなるコーティング部8と、前記被膜をコーテイング
されておらず、鏡面とされた非コーティング部9とが設
けられている。前記非コーティング部9はドット状に多
数設けられており、光源1から遠くなるほど、コーティ
ング部8の面積に対する非コーティング部9の面積の比
率(非コーティング部9の面積/コーティング部8の面
積)が増大するようにされている。なお、図では、便宜
上、コーティング部8における前記被膜の厚さを誇張し
て実際より厚く描いている。
【0034】前記導光板は前記各実施例と同様に透明な
ゴム弾性体からなる。そして、この導光板の光放射面と
反対側の面も平面状とされており、導光板と反射板3と
が重ね合わされることにより、非コーティング部9は導
光板に密着されて密着部を構成する一方、硬い被膜が形
成されているコーティング部8は導光板に密着しないの
で、非密着部を構成する。したがって、前記各実施例と
同様に、光源(図示せず)から遠くなるほど、非密着部
の面積に対する密着部の面積の比率(密着部の面積/非
密着部の面積)が増大し、前記各実施例と同様の作用効
果を得ることができる。
【0035】図8は本発明の第七実施例を示す。本実施
例においては、反射板3の導光板(図示せず)に対向す
る面3aは平面状とされているが、該面3aには、図8
に示されるように、白色等とされた反射率の高い高反射
部10と黒色等とされた反射率の低い低反射部11とが
設けられている。前記高反射部10はドット状に多数設
けられており、光源(図示せず)から遠くなるほど、低
反射部11の面積に対する高反射部10の面積の比率
(高反射部10の面積/低反射部11の面積)が増大す
るようにされている。このような高反射部10および低
反射部11を有する反射板3は、例えば、該反射板3の
表面の素地を高反射部10とし、低反射部11の方を前
記素地上に印刷等により形成したり、逆に反射板3の表
面の素地を低反射部11とし、高反射部10の方を前記
素地上に印刷等により形成する等の方法によって作成で
きる。
【0036】前記導光板は前記各実施例と同様に透明な
ゴム弾性体からなる。そして、導光板の光放射面と反対
側の面も平面状とされており、導光板と反射板3とが互
いに重ね合わされており、これにより導光板と反射板3
とは全面的に密着している。
【0037】本実施例においても、光源から導光板に入
射した光の一部は反射板3に入射するが、高反射部10
に入射した光は該高反射部10で反射されて光放射面か
ら導光板外に放射されて液晶パネルを照明する一方、低
反射部11においてはほとんど反射されないかまたは全
く反射されない。ここにおいて、光源から遠くなるほ
ど、低反射部11の面積に対する高反射部10の面積の
比率(密着部の面積/非密着部の面積)が増大するよう
になっているので、反射板3の反射率は全体として光源
に近いほど低く、光源から遠くなるほど高くなる。これ
により、前記のように光源から遠くなるほど導光板によ
り導光される光量が減少する傾向を補償し、液晶パネル
を均一に照明できる。
【0038】また、本実施例においても、従来のように
反射材を導光板に印刷するのではなく、導光板に重ね合
わされる反射板3に高反射部10を設けるので、反射板
3および高反射部10に使用できる材料の選択範囲が広
く、高反射部10の反射性能等を優れたものにすること
ができる。また、高反射部10または低反射部11を印
刷によって形成する場合でも、従来のように導光板に反
射材を印刷するよりも容易に印刷できるので、安定して
高品質の製品を得ることができる。
【0039】なお、前記各実施例においては、導光板2
の光放射面2aと反対側の面2cは光放射面2aと平行
とされているが、本発明においては、導光板の光放射面
と反対側の面を、光源から遠ざかるほど高くなって行く
ように傾斜させたり、舟底型等としてもよいまた、前記
各実施例においては、密着部または高反射部10の方を
ドット状に設けているが、非密着部または低反射部11
の方をドット状に設けてよい。また、密着部、高反射
部、非密着部および(または)低反射部を縞状等に設け
てもよい。さらに、前記第七実施例のように反射板3自
体の反射率を変化させる場合は、高反射部10と低反射
部11とを画然と設けず、光源1から遠くなるほど反射
板3の反射率が連続的に高くなるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、(a)導光板に
反射材を印刷することなく、導光板の光放射面と反対の
面側に反射面を形成し、均一に照明がなされるようにす
ることができる、(b)反射材として使用することがで
きる材料の選択範囲が広くなる、(c)安定して高品質
の製品を得ることができる、等の優れた効果を得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照明装置の第一実施例を示す断面
図である。
【図2】前記第一実施例の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の第二実施例の要部を示す拡大断面図で
ある。
【図4】本発明の第三実施例における導光板を、反射板
(図示せず)に重ね合わせる前の状態において示す拡大
断面図である。
【図5】本発明の第四実施例の要部を示す拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の第五実施例における反射板の導光板に
対向される面を示す平面図である。
【図7】本発明の第六実施例における反射板の要部を示
す拡大断面図である。
【図8】本発明の第七実施例における反射板の導光板に
対向される面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 導光板 2a 導光板の光放射面 2c 導光板の光放射面と反対側の面 3 反射板 3a 反射板の導光板に対向される面 4a 凸部 4b 凹部 5a 凸部 5b 凹部 6 鏡面部 7 粗面部 8 コーティング部 9 非コーティング部 10 高反射部 11 低反射部 15 インク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源から発せられた光を導
    光する導光板とを有してなる照明装置において、前記導
    光板は透明なゴム弾性体からなり、この導光板の光放射
    面と反対側の面に反射板が重ね合わされており、前記導
    光板と前記反射板との間にはその両者が密着している密
    着部と、密着していない非密着部とが設けられ、前記光
    源から遠くなるほど前記非密着部の面積に対する前記密
    着部の面積の比率(密着部の面積/非密着部の面積)が
    増大するようになっていることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記密着部または非密着部がドット状に
    設けられている請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記反射板の前記導光板に対向する面に
    凹凸を設け、この凹凸の凸部が前記密着部を構成する一
    方、凹部が前記非密着部を構成するようにした請求項1
    または2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記導光板の光放射面と反対側の面に凹
    凸を設け、この凹凸の凸部が前記密着部を構成する一
    方、凹部が前記非密着部を構成するようにした請求項1
    または2記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記反射板の前記導光板に対向する面
    に、透明または白色のインクを該インク層が肉厚になる
    ように印刷し、このインク部が前記密着部を構成する一
    方、インク非存在部が前記非密着部を構成するようにし
    た請求項1または2記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記反射板の前記導光板に対向する面に
    鏡面部と粗面部とを設け、前記鏡面部が前記密着部を構
    成する一方、前記粗面部が前記非密着部を構成するよう
    にした請求項1または2記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記導光板の光放射面と反対側の面に鏡
    面部と粗面部とを設け、前記鏡面部が前記密着部を構成
    する一方、前記粗面部が前記非密着部を構成するように
    した請求項1または2記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記導光板の光放射面と反対側の面に、
    ゴム弾性のない硬い被膜をコーテイングしてなるコーテ
    ィング部と、該被膜をコーティングされていない非コー
    ティング部とを設け、前記コーティング部が前記非密着
    部を構成する一方、前記非コーテイング部が前記密着部
    を構成するようにした請求項1または2記載の照明装
    置。
  9. 【請求項9】 光源と、この光源から発せられた光を導
    光する導光板とを有してなる照明装置において、前記導
    光板は透明なゴム弾性体からなり、この導光板に反射板
    が重ね合わされており、前記反射板の前記導光板に対向
    する面の反射率が前記光源から遠くなるほど高くされて
    いることを特徴とする照明装置。
  10. 【請求項10】 前記反射板の前記導光板に対向する面
    に反射率の高い高反射部と反射率の低い低反射部とが設
    けられており、前記光源から遠くなるほど前記低反射部
    の面積に対する前記高反射部の面積の比率(高反射部の
    面積/低反射部の面積)が増大するようになっている請
    求項9記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記高反射部または低反射部がドット
    状に設けられている請求項10記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記透明なゴム弾性体は、シリコーン
    ゴム、アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、イソ
    プレンゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、ポリスチレ
    ン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エ
    ラストマー、1,2−ポリブタジエン系熱可塑性エラス
    トマー、塩素化ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、
    液状ポリイソプレンもしくは液状ポリブタジエン、また
    はこれらの物質のうちの2以上の物質を混合した混合物
    からなる請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,
    10または11記載の照明装置。
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