JP2005011689A - 導光板及び面発光装置及び液晶表示装置 - Google Patents

導光板及び面発光装置及び液晶表示装置 Download PDF

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孝一 山本
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Abstract

【課題】コントラストを向上させることが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネル20と液晶表示パネル20の表示面20a側に配置された面発光装置10とを具備してなり、面発光装置10には、光源13及び光源13からの光を内部に導入するとともに当該光を出射面12bから出射させる導光板12が備えられ、少なくとも導光板12の出射面12bが弾性部材で形成され、弾性部材からなる出射面12bが液晶表示パネル20の表示面20aに密着されていることを特徴とする液晶表示装置1を採用する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光板及び面発光装置及び液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フロントライトは照明能力に優れた効率的な面発光光源であり、従来から液晶表示パネルの照明手段として好適に用いられている。一般的にフロントライト(面発光装置)は、光源と導光板とから構成されており、このフロントライトを液晶表示パネルの照明に用いる場合には、導光板を液晶表示パネルの表示面側に空気層を介して配置させるのが通常の手段である。
【0003】
しかしながら、導光板と液晶表示パネルの間に介在する空気層にて反射光が発生し、この反射光によってコントラストの低下を招いて視認性が大きく低下する問題があった。即ち、光源から発した光は、導光板内部を伝搬して導光板の出射面から空気層に出射され、この出射光が液晶表示パネルに照射されるが、光の一部が出射面と空気層の界面で反射され、この反射光によって黒表示の輝度が高くなり、白表示と黒表示の輝度比で表されるコントラストが低下してしまうという問題があった。
【0004】
また、導光板を液晶表示パネルに密着させようとしても、導光板や液晶表示パネルのガラス基板に僅かな反りがあるため、完全に密着させるのは困難であった。
【0005】
そこで、特許文献1には、導光板と液晶表示パネルとの間に接着層を介在させることにより、コントラストを改善させた液晶表示装置が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−326903号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載された液晶表示装置では、導光板と接着層との界面、または接着層と液晶表示パネルとの界面の双方で反射光が生じる可能性があり、必ずしもコントラストを向上させる手段として最適なものではなかった。
また、特許文献1に記載された液晶表示装置では、接着層の内部に気泡が生じる場合があり、たとえ接着層を用いたとしても導光板と液晶表示パネルを完全に密着させるのは困難な状況であった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、コントラストを向上させることが可能な導光板、面発光装置及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の導光板は、板状の本体の一面側に、該本体内部を伝搬する光を反射させる反射面が設けられ、前記本体の他面側には前記反射面により反射された光を出射させる出射面が設けられ、少なくとも前記出射面が弾性部材で形成されていることを特徴とする。
【0010】
上記の構成によれば、出射面が弾性部材で形成されているので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させることができ、導光板と液晶表示パネルとの界面で反射光が生じるおそれがなく、コントラストを向上させることができる。
【0011】
本発明の導光板においては、前記本体の全体が弾性部材で形成されていることが好ましい。
また、本発明の導光板においては、弾性部材及び硬質部材が積層されて前記本体が構成され、前記弾性部材に前記出射面が設けられ、前記硬質部材に前記反射面が設けられていてもよい。
【0012】
上記のいずれの場合も、出射面が弾性部材で形成されるので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させ、導光板と液晶表示パネルとの界面での反射光の発生を防止して、コントラストを向上させることができる。
また、弾性部材と硬質部材を積層させて形成した導光板は、硬質部材が補強材として機能するので、導光板の取り扱いが容易になり、液晶表示パネルに容易に密着させることができる。
【0013】
また、本発明の導光板は先に記載の導光板であり、前記反射面には、前記光の伝搬方向に傾斜された緩斜面部と前記光の伝搬方向の反対方向に傾斜されて前記緩斜面部よりも急な傾斜角度を有する急斜面部とから構成される複数の溝が、前記光の伝搬方向に沿って連続して設けられ、前記緩斜面部の傾斜角度θが1°以上5°以下の範囲とされ、前記急斜面部の傾斜角度θが40°以上45°以下の範囲とされ、前記溝のピッチが50μm以上300μm以下の範囲とされていることを特徴とする。
【0014】
傾斜角度θ、θ及びピッチの範囲を上記のようにすることで、コントラストをより高めることが可能になる。
【0015】
次に、本発明の面発光装置は、先のいずれかに記載の導光板と、該導光板の側端面側に配置されて該側端面から導光板内部に光を照射させる光源とを具備してなることを特徴とする。この構成によれば、出射面が弾性部材で形成されているので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させることができ、導光板と液晶表示パネルとの界面で反射光が生じるおそれがなく、コントラストを向上させることができる。
【0016】
更に、本発明の液晶表示装置は、液晶表示パネルと該液晶表示パネルの表示面側に配置された面発光装置とを具備してなり、前記面発光装置には、光源及び該光源からの光を内部に導入するとともに当該光を出射面から出射させる導光板が備えられ、少なくとも前記導光板の出射面が弾性部材で形成され、弾性部材からなる前記出射面が前記液晶表示パネルの表示面に密着されていることを特徴とする。
【0017】
上記の構成によれば、出射面が弾性部材で形成されているので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させることができ、導光板と液晶表示パネルとの界面で反射光が生じるおそれがなく、コントラストを向上させることができる。
【0018】
また、本発明の液晶表示装置においては、前記導光板の一面側に導光板内部を伝搬する光を反射させる反射面が設けられ、他面側に前記反射面により反射された光を出射させる前記出射面が設けられていることが好ましい。
【0019】
また、本発明の液晶表示装置においては、前記導光板全体が弾性部材で形成されていることが好ましい。
また、本発明の液晶表示装置においては、弾性部材及び硬質部材が積層されて前記導光板が構成され、前記弾性部材に前記出射面が設けられ、前記硬質部材に前記反射面が設けられていてもよい。
【0020】
上記のいずれの場合も、出射面が弾性部材で形成されるので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させ、導光板と液晶表示パネルとの界面での反射光の発生を防止して、コントラストを向上させることができる。
【0021】
また、本発明の液晶表示装置は先に記載の液晶表示装置であり、前記反射面には、前記光の伝搬方向に傾斜された緩斜面部と前記光の伝搬方向の反対方向に傾斜されて前記緩斜面部よりも急な傾斜角度を有する急斜面部とから構成される複数の溝が、前記光の伝搬方向に沿って連続して設けられ、前記緩斜面部の傾斜角度θが1°以上5°以下の範囲とされ、前記急斜面部の傾斜角度θが40°以上45°以下の範囲とされ、前記溝のピッチが50μm以上300μm以下の範囲とされていることを特徴とする。
【0022】
傾斜角度θ、θ及びピッチの範囲を上記のようにすることで、コントラストをより高めることが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。図1には本実施形態の液晶表示装置の斜視図を示し、図2には図1のA−A線に対応する断面模式図を示し、図3には図2に示した液晶表示装置の要部の拡大断面模式図を示す。尚、図1〜図3は液晶表示装置の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の液晶表示装置の寸法関係とは異なっている。
【0024】
図1及び図2に示すように、本実施形態の液晶表示装置1は、液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20の表示面20a側に配置された、液晶表示パネル20を照明するためのフロントライト(面発光装置)10とから概略構成されている。フロントライト10は透明な導光板12と光源13とから構成されており、光源13は、導光板12に光を導入する側端面12aに配設されている。また、導光板12は弾性部材で形成されており、導光板12の出射面12bが液晶表示パネル20の表示面20aに密着されている。
【0025】
液晶表示パネル20は、液晶層23を挟持して対向するガラスなどからなる第1基板21と、第2基板22をシール材24で接合一体化した構成である。第1基板21の液晶層23側の面には、有機膜28とこの有機膜28上に形成されて入射した光を反射させるための金属の反射膜29とからなる反射層(反射体)25と、表示回路26が順に積層されている。また、第2基板22の液晶層23側の面には、表示回路27が形成されている。このように、液晶表示パネル20は、外部から入射した光を反射させるための反射層25を備えた反射型の液晶表示パネルとされている。
【0026】
表示回路26および27は、図示されていないが液晶層23を駆動するための透明導電膜等からなる電極層や液晶層23の配向を制御するための配向膜等を含むものである。また、場合によってはカラー表示を行うためのカラーフィルタなどを有する構成であってもよい。
【0027】
反射層25は、表面に凹凸形状が形成されたアクリル系樹脂等からなる有機膜28上に、アルミニウムや銀などの高反射率の金属膜からなる反射膜29がスパッタ法などにより形成されている。あるいは、この反射膜29と有機膜28を覆うようにシリコーン系樹脂などからなる平坦化膜を形成して構成してもよい。
【0028】
反射層25はカラーフィルタを含む構成としても良く、その場合には、前記反射膜29の直上にカラーフィルタを形成することが好ましい。このような構成とするならば、光の反射面にカラーフィルタを配置することができるので、色ずれや視差を低減して高品位のカラー表示が可能である。
【0029】
フロントライト10は、導光板12と光源13とから構成されている。光源13は、導光板12に光を導入する側端面12aに配設されている。光源13は、導光板12の側端面12aに取り付けられた棒状のバー導光体13aと、バー導光体13aの両端に取り付けられた発光素子13b、13bから構成されている。バー導光体13aは、発光素子13b、13bから照射された光を伝搬させて、導光板12の側端面12aに向けて出射できるようになっている。尚、発光素子13b、13bとしては、発光ダイオード、冷陰極管、有機EL素子等を例示できる。また、バー導光体13a自体を発光ダイオード、冷陰極管、有機EL素子等に置き換えることで、発光素子13b、13bを省略することもできる。
【0030】
導光板12は、液晶表示パネル20の表示領域の前面側(表示面20a)に配置されて光源13から出射された光を液晶表示パネル20に照射するものであり、平板状の透明な本体12dから構成されている。図2に示すように、本体12dの側端面12aには光源13が配設されており、この側端面12aを介して光源13から出射された光が本体12d内部に導入されるようになっている。本体12dの他面(液晶表示パネル20側の面)は、液晶表示パネル20を照明するための光が出射される出射面12bとされており、この出射面12bと反対側の一面(導光板12の外面)は、本体12dの内部を伝搬する光の方向を変えるための反射面12cとされている。また、出射面12bの全面が液晶表示パネル20の表示面20aに密着されている。
【0031】
出射面12bは、液晶表示パネル20に密着して液晶表示パネル20を照明するための光が出射される面であり、表面粗さ(Ra)が10nm以下の平滑な面とされている。また反射面12cには、本体12d内部を伝搬する光を反射させて伝搬方向を変えるために、くさび状の溝14が、所定のピッチでストライプ状に複数形成されている。この溝14は、出射面12bに対して傾斜して形成された緩斜面部14aと、この緩斜面部14aに連続して形成され、緩斜面部14aよりも急な傾斜角度で形成された急斜面部14bとからなり、それぞれの溝14の形成方向は、導光板12の側端面12aに平行となるように揃えられている。
【0032】
導光板の本体12dを構成する弾性部材としては、例えばゴム状、ゼリー状のような柔らかいものが好ましく、シリコーン系樹脂やアクリル系樹脂を用いることができる。また、弾性部材は、屈折率が1.4〜1.6程度のものが好ましい。屈折率をこの範囲にすることで、出射面12bと液晶表示パネル20の表示面20aとの界面における反射光の発生を防止することができる。
【0033】
導光板の本体12dを上記のような弾性部材で構成することにより、導光板12を液晶表示パネル20に押し付けるだけで、出射面12bを軟らかく変形させて表示面20aに追従させながら密着させることができる。これにより、導光板12と液晶表示パネル20との間に空気層が介在することがなく、導光板12の出射面12bを反射する反射光が発生することがない。これにより、液晶表示パネル20の黒表示の輝度が低くなり、白表示と黒表示の輝度比で表されるコントラストを高めることができる。
【0034】
即ち、図3に示すように、本体12dの内部を伝搬する光16は、図示左側に配置された図示略の光源から出射されて本体12dの内面で反射されながら本体12dの内部を伝搬する。図3に示す反射面12cに形成された溝14は、緩斜面部14aと急斜面部14bとから構成されている。緩斜面部14aは光の伝搬方向(光源から離れる方向)に傾斜されており、一方、急斜面部14bは緩斜面部14aの傾斜方向と反対方向に傾斜している。
【0035】
この構成により、本体12d内部を伝搬してきた光は、急斜面部14bによって液晶表示パネル20側に反射され、出射面12b及び表示面20aからなる界面を通過して液晶表示パネル20内部に照射される。照射された光は液晶層23を透過して反射体25により反射され、液晶層23を再度透過し、更に導光板12を透過して出射される。このとき、導光板12の出射面12bを反射する反射光が発生しないため、液晶表示パネル20の黒表示の輝度が低くなり、白表示と黒表示の輝度比で表されるコントラストを高めることができる。
【0036】
尚、緩斜面部14aの傾斜角θは、1°以上5°以下とされ、急斜面部14bの傾斜角θは、40°以上45°以下とされている。また、溝14のピッチPは、50μm以上300μm以下とされている。傾斜角θ,θ及びピッチPが上記の範囲とされることにより、液晶表示装置のコントラストをより高めることができる。また、傾斜角θ,θおよびピッチPがこのような範囲に設定されていることにより、出射面12bから出射される光量を、出射面12bの面内において均一とすることができ、また導光板12の反射面12c側に輝線を生じることの無いフロントライトを実現できる。
【0037】
更に、上述したように、本体12d内部を伝搬してきた光は急斜面部14bによって液晶表示パネル20側に反射されるが、この光は本体12d内部を伝搬するに従って徐々に減衰する。従って、導光板12全体から均一な輝度の光を出射させるためには、光源13から離れた側における急斜面部14bの反射面積を、光源13に近い急斜面部14bの反射面積よりも大きくすることが好ましい。具体的には、溝14の長手方向と直交する方向に沿う急斜面部14bの長さを、光源13に近い側で短くし、光源から離れた側で長くすることが好ましい。より具体的には、光源13に隣接する急斜面部14bの長さを、他の急斜面部14bの長さの半分程度にすることが好ましい。導光板12をこのように構成することで、導光板12全体から均一な輝度の光を出射させることができ、コントラストを均一にすることができる。
【0038】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面を参照して説明する。図4には本実施形態の液晶表示装置の断面模式図を示し、図5には図4に示した液晶表示装置の要部の拡大断面模式図を示す。尚、図4及び図5は液晶表示装置の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の液晶表示装置の寸法関係とは異なっている。また、図4及び図5に示す構成要素のうち、図1〜図3に示す構成要素と同一の構成要素には、図1〜図3と同一の符号を付してその説明を省略、若しくは簡単に説明する。
【0039】
図4及び図5に示すように、本実施形態の液晶表示装置51は、液晶表示パネル20と、この液晶表示パネル20の表示面20a側に配置された、液晶表示パネル20を照明するためのフロントライト(面発光装置)60とから概略構成されている。フロントライト60は透明な導光板62と光源13とから構成されており、光源13は、導光板62に光を導入する側端面62aに配設されている。
【0040】
また、導光板62は弾性部材63及び硬質部材64で形成されている。弾性部材63に出射面62bが設けられ、硬質部材64に反射面62cが設けられている。そして、導光板62の出射面62bが液晶表示パネル20の表示面20aに密着されている。
【0041】
フロントライト60を構成する導光板62は、液晶表示パネル20の表示領域の前面側(表示面20a)に配置されて光源13から出射された光を液晶表示パネル20に照射するものであり、平板状の透明な本体62dから構成されている。図4に示すように、本体62dの側端面62aには光源13が配設されており、この側端面62aを介して光源13から出射された光が本体62d内部に導入されるようになっている。本体62dの他面(液晶表示パネル20側の面)は、液晶表示パネル20を照明するための光が出射される出射面62bとされており、この出射面62bと反対側の一面(導光板62の外面)は、本体62dの内部を伝搬する光の方向を変えるための反射面62cとされている。また、出射面62bの全面が液晶表示パネル20の表示面20aに密着されている。
【0042】
導光板62の出射面62bは、液晶表示パネル20に密着して液晶表示パネル20を照明するための光が出射される面であり、表面粗さ(Ra)が10nm以下の平滑な面とされている。また反射面62cには、本体62d内部を伝搬する光を反射させて伝搬方向を変えるために、くさび状の溝14が、所定のピッチでストライプ状に複数形成されている。この溝14は、出射面62bに対して傾斜して形成された緩斜面部14aと、この緩斜面部14aに連続して形成され、緩斜面部14aよりも急な傾斜角度で形成された急斜面部14bとからなり、それぞれの溝14の形成方向は、導光板62の側端面62aに平行となるように揃えられている。
【0043】
導光板の本体62dは、出射面62bを構成する弾性部材63と、弾性部材63上に積層されて反射面62cを構成する硬質部材64から構成されている。弾性部材63としては、第1の実施形態と同様に、シリコーン系樹脂やアクリル系樹脂などの透明樹脂を用いることができる。本実施形態では弾性部材63に硬質部材64を積層するため、硬質部材64が補強材に役割を果たす。
【0044】
次に硬質部材43としては、例えばアクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明樹脂や、ガラスなどを用いることができる。また、具体的な例を挙げるならば、特に限定されるものではないが、アートン(商品名:JSR社製)や、ゼオノア(商品名:日本ゼオン社製)などを好適なものとして挙げることができる。
【0045】
また、弾性部材63の弾性率と硬質性部材64の弾性率の関係については、弾性部材63の弾性率を硬質性部材より小さくすることが好ましい。更に、弾性部材63の屈折率は1.4〜1.6程度のものが好ましく、硬質部材64の屈折率は1.4〜1.6程度のものが好ましく、弾性部材63及び硬質性部材64の屈折率は同じであることが好ましい。弾性部材63の屈折率を上記の範囲にすることで、出射面62bと液晶表示パネル20の表示面20aとの界面における反射光の発生を防止することができる。また、弾性部材63及び硬質性部材64の屈折率を同じにすることで、弾性部材63と硬質性部材64との境界面における反射光の発生を防止できる。
【0046】
また、図5に示すように、弾性部材63の厚みtと硬質性部材64の厚みtの関係については、弾性部材63を硬質性部材より厚くすること(t>t)が好ましい。弾性部材63を硬質部材64よりも厚くすることで、導光板62を液晶表示パネル20に密着させる際の作業性を高めることができる。
【0047】
導光板62の出射面62bを弾性部材63で構成することにより、導光板62を液晶表示パネル20に押し付けるだけで、出射面62bを軟らかく変形させて表示面20aに追従させながら密着させることができる。これにより、導光板62と液晶表示パネル20との間に空気層が介在することがなく、導光板62の出射面62bを反射する反射光が発生することがない。これにより、液晶表示パネル20の黒表示の輝度が低くなり、白表示と黒表示の輝度比で表されるコントラストを高めることができる。
【0048】
また、弾性部材63に硬質部材64を積層することで、硬質部材64が補強材として機能し、これにより導光板62の取り扱いが容易になり、液晶表示パネル20に容易に密着させることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の液晶表示装置によれば、導光板の出射面が弾性部材で形成されているので、出射面を液晶表示パネルに隙間なく密着させることができ、導光板と液晶表示パネルとの界面で反射光が生じるおそれがなく、コントラストを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である液晶表示装置を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に対応する断面模式図。
【図3】図2に示した液晶表示装置の要部を示す拡大断面模式図。
【図4】本発明の第2の実施形態である液晶表示装置を示す断面模式図。
【図5】図4に示した液晶表示装置の要部を示す拡大断面模式図。
【符号の説明】
1、51…液晶表示装置、10…フロントライト(面発光装置)、12、62…導光板、12a、62a…側端面、12b、62b…出射面(他面)、12c、62c…反射面(一面)、12d…本体(弾性部材)、13…光源、14…溝、14a…緩斜面部、14b…急斜面部、20…液晶表示パネル、20a…表示面、62d…本体、63…弾性部材、64…硬質部材、θ、θ…傾斜角度

Claims (10)

  1. 板状の本体の一面側に、該本体内部を伝搬する光を反射させる反射面が設けられ、前記本体の他面側には前記反射面により反射された光を出射させる出射面が設けられ、少なくとも前記出射面が弾性部材で形成されていることを特徴とする導光板。
  2. 前記本体の全体が弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 弾性部材及び硬質部材が積層されて前記本体が構成され、前記弾性部材に前記出射面が設けられ、前記硬質部材に前記反射面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  4. 前記反射面には、前記光の伝搬方向に傾斜された緩斜面部と前記光の伝搬方向の反対方向に傾斜されて前記緩斜面部よりも急な傾斜角度を有する急斜面部とから構成される複数の溝が、前記光の伝搬方向に沿って連続して設けられ、前記緩斜面部の傾斜角度θが1°以上5°以下の範囲とされ、前記急斜面部の傾斜角度θが40°以上45°以下の範囲とされ、前記溝のピッチが50μm以上300μm以下の範囲とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の導光板。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の導光板と、該導光板の側端面側に配置されて該側端面から導光板内部に光を照射させる光源とを具備してなることを特徴とする面発光装置。
  6. 液晶表示パネルと該液晶表示パネルの表示面側に配置された面発光装置とを具備してなり、前記面発光装置には、光源及び該光源からの光を内部に導入するとともに当該光を出射面から出射させる導光板が備えられ、少なくとも前記導光板の出射面が弾性部材で形成され、弾性部材からなる前記出射面が前記液晶表示パネルの表示面に密着されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記導光板の一面側には導光板内部を伝搬する光を反射させる反射面が設けられ、他面側には前記反射面により反射された光を出射させる前記出射面が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記導光板全体が弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 弾性部材及び硬質部材が積層されて前記導光板が構成され、前記弾性部材に前記出射面が設けられ、前記硬質部材に前記反射面が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  10. 前記反射面には、前記光の伝搬方向に傾斜された緩斜面部と前記光の伝搬方向の反対方向に傾斜されて前記緩斜面部よりも急な傾斜角度を有する急斜面部とから構成される複数の溝が、前記光の伝搬方向に沿って連続して設けられ、前記緩斜面部の傾斜角度θが1°以上5°以下の範囲とされ、前記急斜面部の傾斜角度θが40°以上45°以下の範囲とされ、前記溝のピッチが50μm以上300μm以下の範囲とされていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の液晶表示装置。
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